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Date: 2010/0228 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2010年冬の福箱は明日の発売まで。現在米国ワインのセットは一つだけ出ています。

中身はソーターのブリュット・ロゼにカレラのミルズ,マクマニス・ファミリーのピノとカベルネとヴィオニエ。底値をざっと考えるとソーター4000円,ミルズ5000円,その他1500円。ざっと1万3500円相当が1万500円ですからかなり安いです。

Date: 2010/0226 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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蒸留酒の中では泡盛は芳醇さや味わいなど好きな部類に入りますが,世の大部分の泡盛はアルコール度数が25度や35度。やや薄く物足りなく感じることが多いです。

先日開けた「瑞泉原酒 五十三度」は瑞泉酒造が限定で作っている,全く水で薄めていない蒸留したままのお酒。アルコール度数が43度を超えているので泡盛ではなく「原料用アルコール」と分類されています。

芯の通った香ばしさはさすがのもの。そのまま舌に乗せるとさすがに焼けつくような感じがありますが,ロックで少し置いておいて氷となじんでくると味わいもかなりのレベルであることが分かります。

きっと10年くらい置いておいたら,もっとまろやかになってすばらしいでしょうね。泡盛好きであれば試す価値は(萌え泡盛よりは)高いでしょう。

Date: 2010/0224 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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毎年恒例のPremiere Napa Valleyオークションが2月20日開催されました。昨年は不況の真っ只中,1/3ほどの減収(それでも過去4番目)の約150万ドルの売上でしたが,今回は200万ドル。2008年までの水準に復帰しました。

6月に開催されるAuction Napa Valleyとは対照的に,Premiere Napa Valleyは完全に業者を対象としたオークション。ワイナリはオークション用に特別なロットを作り,ショップやレストランなどが試飲した上で,プレミア付きのワインとして売るために購入します。ラベルも毎年オークションデザインの専用のものが用意されます。

今回の最高額ロットはShaferのカベルネで5ケース3万7000ドル。前回の最高8万ドル(5ケースのScarecrow)から大分下がりました。なお,この8万ドルで落札した中川ワイン販売は今回も13ロットを落札して総額2位でした。日本からはこのほかDean & Deluca Japan,Tokyo American Clubが落札しています。

Napa Valley Vintnersのサイトでは今回のロットそれぞれの落札者や,落札者ごとのこれまでの落札ロット履歴(中川Dean & Deluca JapanTokyo American Club)といった情報も見られます。

参加された日本人(ワイン通訳の方だそうです)のブログもあります(速報!! プリミアナパヴァレー バレルオークション参加速報 プリミア ナパヴァレー ひとりごと。。速報!! ★プリミアナパヴァレー バレルオークション結果★)。この方,CWGでワイン通訳になることを決意されたとのことで,もしかするとどこかでお会いしているかもしれませんね。
Date: 2010/0224 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先月,派手なカリフォルニアワイン・セールをやってくれたパリ16区が今月は実店舗11周年記念ということで全品10%オフのセールをしています。

カリフォルニアワインのページ

先月のセール品も,残っているものは同じ価格で出ていますから,そうでなくても現地価格だったのがさらに安くなります。シェイファーのメルローなんて4500円です。超レア物のデュモルやサクソンも強力お勧め。

Date: 2010/0223 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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Costco(コストコ)で買ったワインです。価格は確か1580円。米国で買っても17ドル前後するワインですから,かなりお買い得。

カリフォルニアのこの価格帯のピノとしては珍しく,ジャミーさが全くなく酸味を中心にした構成。イチゴやラズベリーなどの赤系の果実も感じます。かといって薄くもなくこれはいいですね。単体で飲むより食事と合わせたいワインです。

Costco行ったらとりあえずこれ買っとけって感じです。とはいえ先週行ったときは,これでなく1000円を切るピノ(ミラソーのもの)を買ってみています。こちらも近々トライしてみましょう。
Date: 2010/0222 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Ridgeのブログに同ワイナリのフラグシップ・ワインMonte Belloの垂直テイスティングの記録が載っています(Tasting Notes: 15-Vintage Monte Bello Vertical! (Milestone and Milestones!) 4488: A Ridge Blog)。

新しいものは2005年,一番古いものは1968年! 意外だったのは1980年代のワインが,甲乙付けがたいほどどれもよかったこと。この中には,一般的にはBad Vintageとして知られている1988,1989年も含まれています。

結論としては「Ridge Monte Belloは最低20年経ってから飲もうね」でしょうか。
Date: 2010/0222 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日記事を書いたガロの偽ピノ問題ですが,同じ会社からピノを輸入しているConstellation Brandsは「うちのは偽物ではない」という立場を主張し続けています。

2009年に問題が明るみに出たのが,Constellation BrandsはSieur d’Arquesから輸入した2008年ものを出荷するタイミング。Constellationは独自にエキスパートによる試験を行い,ピノであるという確証を得たとのことです。

日本人の感覚だと,もし偽ピノでないと言われても,疑わしいものはやめておくというのが普通のような感じがしますが,このあたりはさすが大企業というべきでしょうか。
Date: 2010/0221 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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「みちのく岩手のワイン屋 竹澤」の「福箱」でオー・ボン・クリマのイザベルやカレラのライアンが入ったセットが格安です。現時点で2箱。買うなら悩まずにどうぞ。

2007年のイザベルと2006年のライアンのほか,マクマニス・ファミリーのピノも入ってます。残り2本はブルゴーニュ。カリフォルニアの3本で実売価格が1万円強といったところですが,5本で送料込み1万1500円ですから,ブルゴーニュをおまけと考えても損はありません。

2010冬・福箱No103 ピノ・ノワール5本セット

Date: 2010/0219 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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フランスのブドウ栽培者など12人が,ガロにピノノワールだとして偽のワインを売った罪で有罪になりました。最大15万6600ユーロの罰金に,半年の服役が課せられるとのことです(Decanter誌の記事)。

この事件はガロが2006年~2008年にRed Bicycletteという名前で販売したワインに偽ワインが混入したというもの。Pinot Noirに安いMerlotやSyrahを混ぜたものが使われたようです。1800万本のワインに影響するというのだからかなりの規模です。
Date: 2010/0218 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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クイチャーパラダイス三線教室のクサノさんに教えてもらった話題です。沖縄は石垣島の請福酒造。これまでも樫樽で熟成した泡盛や,完全無濾過の泡盛(これは本当においしくて僕はリピート購入しています),「花粉症に効く」泡盛などユニークな泡盛を出してきましたが,今回はなんと「萌え」がテーマ。

「琉Q伝説!もえちん」は、一部の沖縄県民の脳内から生まれた妄想(架空の)アニメ番組。

ヤンバルクイナ並の天然キャラ「もえちん」こと喜屋武萌波を中心に、愛と涙(なだ)と笑いとちゃーがんじゅーと命(ぬち)どぅ宝と最後に「萌え」がチャンプルーになった物語なのです。

というのが簡単な紹介。1本に1枚トレーディングカードがついていて,全部で10種類というからコンプリートするには10本飲まないと(笑)。

果たして売れるのでしょうか?



Date: 2010/0217 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2月決算というのは日本では珍しい気がしますが,ともかく毎年2月に行う柳屋の決算セールが始まりました。いつもと同じものが安くなるというよりも,決算セール用に特別のお買得ワインをそろえてくるのがここの特徴。今回は特に1000円以下のものが3種類あるなどお財布に優しい構成です。

個人的にはKenwoodの「White Table」(880円)が気になっております。ソヴィニョン・ブラン60%でシャルドネ40%。2000円以下の白で納得できるものって案外少ないので。

決算セールはこちら
Date: 2010/0216 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Robert ParkerのTwitterアカウントに日本語版が登場しました。もちろんパーカー自身が日本語でつぶやいているわけではなくパーカーがつぶやいたものの翻訳を載せています。

人力によるボットみたいなものと思えばいいのでしょうけど,ちょっと気持ち悪いですね。ちなみに先日紹介したマイパーカーと同じ,日本語のパーカーサイトを運営している会社がやっているようです。


AndyのTwitterアカウント
(フォロー/アンフォローはご自由に)
Date: 2010/0216 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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SFクロニクル紙の記事によると,Murphy-Goodeの「理想の仕事」で勝利したHardy Wallace氏がこのほど任期を終え,新たな仕事を見つけたそうです。

新しい仕事はNatural Process Alliance社のマーケティングとセールス担当。Natural Process Allianceは年産800ケースというごく小規模なワイナリ。自然派のワイン作りをしています。

Murphy-GoodeのオーナーであるJackson Family WinesはWallace氏に残ってほしかったようですが,意外な転身でした。
Date: 2010/0215 Category: イベント
Posted by: Andy
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WORD UPというワインメーカー・イベントが2月21日にサンフランシスコのFort Mason Centerで開かれます。

正式名称は「Winemakers of the Richmond District, Upper-panhandle and Presidio」というこのイベント,August WestのEd Kurtzmanなどサンフランシスコに居を構えるワインメーカーが中心になっています(Caleraなんかも入ってるけど)。

お近くの方,たまたま旅行や出張でSFに行かれる方,いかがでしょうか。
Date: 2010/0213 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Au Bon Climatのワインの中でも密かに(?)人気が高いのがシャルドネのニュイ・ブランシュ。最初は「新樽200%」を売りにしたワインでしたが,最近はバランスのとれたワインを最初からめざしているようです。有名なBien Nacidoと自社のLe Bon Climatの畑のブドウを使っています。

ワインピークスの週末限定アウトレットで,この2004年が税込み2680円という通常価格の約半額で出ています。ワイナリ価格でも35ドル。ラベルに難ありのものですが,激安です。14日の23時59分まで。一人1本限定です。

Date: 2010/0212 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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久しぶりにAugust Westを飲もうかと,なんとなく手に取った1本だったのですが,後から考えたらこのワイナリの最初のヴィンテージでした。ちょっともったいなかったかな。

2003年秋にパーカーの掲示板でLoringのBrian Loringがお勧めしていたのがここを知った最初でした。
If you've been happy with my recommendations for Roar and Sea Smoke, then I'd advise you to be on the lookout for August West. This is the new venture by Ed Kurtzman, of Testarossa fame.

Ed is one of my idols in the Cali Pinot world, and he's teamed up with Gary Franscioni to make wine from Gary's Rosella's Vineyard. The first release will be out soon... the 2002 Rosella's Pinot Noir. Ed was kind enough to share a bottle with us (my bottling team) the other night at the Hitching Post. And it was everything I'd expect from Ed and Gary.

これでメーリングリストに申し込んでワインを購入したのでした。日本からの注文は初めてだとEdさんがちょっとびっくりしていたのを覚えています。それから早くも6年ですね。

ワインは開けたてはやや酸味が勝った印象。ブルゴーニュのようにきれいな酸が出てきていますが,全体的にはちょっと要素がばらけてしまったような感じもあります。ちょっと落ちてきたのかなあと思ったのですが,三日目にはふくよかさもでてきて,ぐんと良くなりました。これを飲んでカリフォルニアと思う人は少ないかも,と思うくらい酸が伸びてきます。もう2,3年置いておくともっと良かったかもしれません。

改めてAugust Westの実力を知ったような気がします。

↓若くてももちろんおいしいです

オーガスト ウェスト ピノ・ノワール "ロゼラズ・ヴィンヤード" サンタルチアハイランズ 2007
Date: 2010/0211 Category: 技術系
Posted by: Andy
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ぱんなさんに教えてもらった折り紙で作る本(下のビデオ参照)。かわいいしそんなに難しくないので,来週末に子どもが出た幼稚園で開催されるイベントで小学校低学年向けに教えようかと思っています。

とはいえ,教えるためには折図が必要。手で描くのは大変なので,折りながら写真を撮って作ろうとしています。ですが,これもなかなか大変。その手のソフトがないのでOpenOfficeのDrawを使っているところ,2ページ目に入ったら重くて画像のサイズを変えるだけで1分くらい止まってしまいます。解像度が高すぎるのかとは思うものの,直すのも面倒。何かこの手に強いソフトはないですかねえ。
折り紙本
Date: 2010/0211 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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楽天のAUTHORITY Styleの3周年記念セール共同購入でEOSのPetite Sirah Cupa Grandisが2940円で出ています。なんと税込み送料込み。6種類のワインが提供されていますがそのうちの一つです。

EOSといえば7~8年前にもプティ・シラーがちょっとしたブームになったプティ・シラーのスペシャリスト。当時のは現在ワイナリ価格で18ドルのレギュラーものでしたが,今回は同ワイナリの最上級ワイン。ワイナリ価格で60ドル。米国内でもほとんど流通していないレアものです。

共同購入の締切は19日の9時59分。今なら試しに買ってみてテイスティングしてから追加するのも可能かも。あーでも限定45本なので売り切れたら悪しからず。

共同購入のページ

Date: 2010/0211 Category: グルメ
Posted by: Andy
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最近,ちょっと縁があってハイボールをときどき飲むようになりました。ワインは開けると3日くらいかけて飲まないといけないので,少しだけ飲みたいといったときにはちょっと重かったりすることがあります。酎ハイ系も何回か試しましたが,甘くて食事には合わないことが多く。その点,純粋なハイボールはドライなので,応用範囲が広いです。

このように

最初から缶になったものもありますが,

と,ウイスキーとソーダ,グラスがセットになったものもあります。缶は楽ですが,自分で作るのもなかなか楽しいです。注意点としてはソーダやグラスはなるべく冷やしておくこと。ぬるいとすぐに炭酸が飛んでしまいます。

ハイボールはブームになってテレビにも取り上げられてました。面白いものです。
Date: 2010/0209 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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サンフランシスコにワイナリを構えていたCrushpadがナパに引っ越すことになりました。最大の理由は「顧客にワイン作り以外の経験を提供しやすくする」ことだそう。例えば畑作業や他のブドウ栽培者やワインメーカーなどの講習などを考えているとか。テイスティング・ルームも構えるそうです。

場所はOak KnollのSilverado Trail Wine Studioというところ。回りを元々Premier Pacific VineyardsというCrushpadへの最大のブドウ提供者である会社が持っているものだそうです。

これまでのような小規模ロットだけでなく,大容量でのワイン作りも行うとのこと。より低価格のサービスをラインナップに入れるためだそうです。

ベイエリアの人たちは行くのが遠くなりますね。
Date: 2010/0208 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Robert ParkerでさえワインよりもSuper Bowlが気になる今日ですが,ここではオレゴンのピノAtoZを紹介します。日本のみならず,米国でもコストパフォーマンスの高いピノ・ノワールのリストに最近必ず入ってくるのがこのワイン。常備しておくと安心なタイプ。

Wassys'系列のパシフィック ワイン セラーズでは2月限定で2割引,税込み2520円になっています。ピノだけじゃなく,AtoZ全部2割引でピノグリは1848円,ロゼは1999円とこのあたりもお買い得。

パシフィックワインセラーズにおけるAtoZのワイン一覧


Date: 2010/0205 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Advocate誌の会員専用ページにHarlan Estateの垂直テイスティングの記事が掲載されています。っていうのを今日書こうと思っていたら,たまたまカリフォルニアワインあらかるとでそのネタが使われてしまったので,目先を変えて過去のレイティングと今回のレイティングを比較してみたいと思います。

一応,断っておくとパーカーは今回のテイスティング,ヴィンテージ順に古い方からテイスティングしています。ブラインドではなく,ランダムでもないので,過去のレイティングやコメントを自ら参考にしてつけている可能性はないわけではないと思います。なお,今回に限らずパーカーは基本的にブラインドでのテイスティングはしていません。ブラインドでもそうでなくても評価は変わらないと自ら言っています。

Harlan Vertical

これがこれまでのWine Advocate誌におけるレイティングとの比較です。ポイント2点上昇が3回(1992,1999,2005),1点上昇は3回(1995,2000,2003),代わらなかったのが6回(1994,1997,2002,2004,2006,2007)。かつて100点を付けていた4ヴィンテージのうち3ヴィンテージが変化なしです。1点減ったのが1998,2001の2回,2点下がったのが1991,1993年。そして7点下がったのが1996年。

こう見るとほとんどがプラスマイナス2点以内に入っているわけで,パーカーさすがです。逆に言うとプラスマイナス2点までは実質的な差はないと言ってもいいのかもしれません。

また,明らかに結果が悪くなった1996年については
Of all the wines in the tasting, this is the only wine that gave me cause for concern about its future evolution. It was more narrowly constructed than any other wine in the tasting, including some of the more “troublesome” vintages on paper. Too much alcohol poked through the fruit component, but even more worrisome was the astringency of the tannins.

とかなり辛辣ですが,直後には「While this sounds like a negative review, that is not the case at all.」と微妙なフォローを入れています。

それにしてもHarlanの点の高さもすごいですね。トータルを平均してどちらも96点台,2001年以降なら98点に近いです。というわけで結論は「ハーラン飲みたい」でした。では。
Date: 2010/0204 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でSiduriのAdam LeeがNobyブランドで出しているピノ・ノワール製白ワインを売っています。Wine Spectator誌では90点ついてますから,単なる際物ではないようです。ワイン会などでブラインドで出したら100%当たらないでしょうね(嫌がられるような気がしますが)。日ごろブラインドでいじめられている相手に出すのがいいのでは(笑)。

冗談はさておき,325ケースとレア物でもあり,唯一無二といってもいいようなものなので,(追記:AZやNZにもあるそうです)好事家の方はぜひ。

なお,即納分は既に売り切れとのことで2月25日以降の発送になるそうです。

ノヴィ ピノ・ノワール "ブラン・ド・ピノ" ウィラメットヴァレー 2008

Date: 2010/0203 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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(2/3)売り切れ後再入荷してたので上げときます。

takuyaさんが脱サラして始めたインポーターilovecalwine, Inc.。そこが扱うAugust WestのRosella's Vineyard Pinot Noir 2007が柳屋に入荷しています。従来の柳屋での価格より2000円以上安くなっています。

当ブログの古い読者の方はご存知だと思いますが,August Westは僕の一番好きなワイナリの一つでもあります。Rosella'sは特にハズレがないワイン。正規輸入が始まったことはうれしいことです。何飲んだらいいか分からない人はとりあえずこれ飲んだらいいと思います。ワインメーカーのEd Kurtzmanはパーカーの掲示板でのピノノワールのワインメーカー人気投票堂々の1位です。

オーガスト ウェスト ピノ・ノワール "ロゼラズ・ヴィンヤード" サンタルチアハイランズ 2007
Date: 2010/0203 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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TorのChardonnay Durell 2007がカリフォルニアワインあらかるとで6480円という格安で出ています。米国での流通価格が60ドルくらいなので,かなり近い線に来ています。ただし通常ロットよりも澱(おり)が多い訳あり品だとのこと。家庭用でどうぞ。ただし現時点で残り1本です。

Date: 2010/0202 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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W. Blake Gray氏がジンファンデルの祭典ZAPの報告を書いています(The Gray Market Report: Wines to look for at ZAP)。

お勧めのワインもさることながら,興味深かったのは文末のメモ。RosenblumのKent RosenblumはワイナリをDiageoに売ってしまい,現在は娘さんとRock Wallというワイナリでワインを作っているそうです。Gray氏によるとRosenblumよりもおいしいとか。ZAPではRosenblumのブースに立っていたそうですが,これからはRock Wallの方が注目かもしれません。
Date: 2010/0202 Category: グルメ
Posted by: Andy
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炊飯器ではここやmixiでいろいろな方にコメントいただきました。ありがとうございました。結局三洋の「おどり炊き」を買いました。

ときどき蒸気機関車みたいな音を立てて炊きますが,それほどびっくりするようなことはなく,蒸気も全く問題なかったです。ひとつだけ誤算だったのは,一番売りの「熟うま」コースは無洗米では利用できなかったこと。吸水が違うからですかねえ。ま,普通に炊いても十文おいしいです。今までの炊飯器もかなりよかったですが,今度の方がお米の粒が輝いている感じです。

炊飯器が来たのと直接関係ありませんが,ほうぼうで話題の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」もようやくゲット。ご飯に乗せて食べてみましたが,おいしいですねえ。でもこれは取り過ぎが怖い。おかずがないときの備えにしておいた方がよさそうです。冷奴とかに乗せてもおいしそうです。

Date: 2010/0201 Category: 技術系
Posted by: Andy
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「My Parker」というiPhoneのアプリケーションが出ていて,Wine Advocate誌のコンテンツ,いわゆる「パーカーポイント」をiPhoneから簡単に調べられます。このソフトについてAppBankさんに寄稿しました(My Parker: ワイン界最大の権威があなたの秘書になる。無料。286)。

詳しくはそちらを読んでほしいのですが,ここでは記事を書いてから開発元からもらった情報を補遺として記しておきます。

My Parker,現在のところWine Advocate誌の最新号である#186(2009年12月22日発行)のコンテンツは入っていませんが,近々アップデートで入るそうです。今後は,Wine Advocate誌発行後1週間で英語データを追加,1カ月で日本語データを追加する予定だそうです。また,現在のところコンテンツの10%くらいを日本語化していますが,将来は100%になる予定だとのこと。

僕の場合,ブログで引用することが多いためPCでアクセス出来ないと困るから,これに完全に乗り換えることはできないのですが,普通の人ならWine Advocate誌よりも安く使えて検索も速いのでおすすめです。
Date: 2010/0201 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Cork'dのサイトにtakuyaさんが輸入を始めたLamborn FamilyのオーナーであるMike Lambornのインタビューが載っています(Cork’d strolls the vineyards with Mike Lamborn of Lamborn Family Vineyards Cork)。

Lambornというと,Heidi Barrettがワインメーカーをしていることで注目を受けていますが,インタビューによるとMikeはワイン作りにはノータッチ,Heidiに全権を委ねているようで,HeidiもそのあたりがLambornを引き受けた理由のようです。

また,このワイナリ,Zinfandelに毎年ニックネームを付けていますが,その理由も書かれています。最新ヴィンテージは「Yee-Haw」。亡くなったお父さんの口癖だったそうです。

全般に農夫らしい朴訥さが出たインタビューでした。
Date: 2010/0201 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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ときどきコメントをくださるSEIさんにお誘いを受け,ワイン会に行ってきました。メンバーはそのほかSEIさんのお知り合い二人に,ローヌ池田さん,shuzさん
ねこさんという濃い人達。SEIさんとローヌ池田さんの持っているワインの数だけで卒倒してしまいそうなすごさです。レストランは三軒茶屋のAKさん。

ウェルカムワインはいきなりブラインドで。白でシャルドネではないですよ,ということでしたが,全然分からず。答えはドーブネのアリゴテ。ヴィンテージは96? 言われてみるとなるほど,という気もしないではないですが,ブラインドであたるはずはないです。

その後はKrugの1988年,KistlerのChardonnay Cuvee Cathleen 1996,Kistler Pinot Noir Cuvee Natalie 2006,SaxumのProprietary Red James Berry Vineyard 2005までが前半戦。すべてWine Advocate誌では95点前後取っているすごいワインばかりです。

Krug…おいしいです。これだけ飲んでいたいような感じ。Kistlerのシャルドネは若干難しいワイン。おいしいのですが時間が経っている割には熟成した雰囲気がそれほど出てきていないような感じがありました。それもKistlerらしいところなのかもしれません。一方,若いNatalieはさすが。Kistlerのピノだなあという味。骨格がきちんとして隙がない感じ(わけわかな感想ですみません,この程度のことしか書けないので)。Saxumは僕の持参ワイン。Syrah70%のローヌ系ブレンド。この日はローヌの大家がいらっしゃるので持っていったものです。自画自賛ですが,これもおいしい。ちょっと美味しすぎるくらい。するする飲めて,あんまりシラーっぽさはないかもしれません。KistlerやSaxumは,料理のトリッパにもよく合ってました。

ワイン

この後はブルゴーニュのオンパレード。最初はMichel Bonnefondのリュショット・シャンベルタン。池田さんによると,ちょっとブレタノマイセス(ブレット)が感じられるということ。いわゆる馬小屋臭の元だそうですが,言われないと欠陥ではなく個性なのかなと思ってしまいそうです。次はNoellatのニュイサンジョルジュ。さらにデュジャックのClos de la Roche 97,ルソーのClos de la Roche 99と続きます。

この中ではルソーが抜群。クリアで酸が伸びてくる感じ。ブルゴーニュだなあというワインです。すばらしい。

さらに最後にデザートワインを二つ。どちらもニュージーランドの貴腐ワインでSpy ValleyのリースリングとPegasus BayのChardonnayです。

全部で11本。デザートワインはハーフなので実質10本分ですが,7人でこれだけ。ちょっと容量オーバーです。その割には二日酔いもなく,たっぷり寝てすっきり起きられました。みなさんありがとうございました。