足掛け4年目になるこのタイトル(一回目,2回目,3回目)。バレンタインは「愛の日」ということで,毎年ハートラベルのワインを性懲りも無く真摯に紹介しています。
今回は,デザートワイン専門のワイナリ「クアディ」の「エリジウム」。エリジウムはギリシャ語で天国という意味らしいので,まさにバレンタインデーにぴったりでしょう。これだったら男性から女性に渡すのもおしゃれなのでは。
デザートワイン,どう飲むのがいいかちょっと悩ましいところもありますが,デザートですからやっぱりメインが終わった後に,冷やしたものを小さめのグラスで飲むのがいいと思います。アイスクリームにかけて食べるという人もいますね。
今回は,デザートワイン専門のワイナリ「クアディ」の「エリジウム」。エリジウムはギリシャ語で天国という意味らしいので,まさにバレンタインデーにぴったりでしょう。これだったら男性から女性に渡すのもおしゃれなのでは。
デザートワイン,どう飲むのがいいかちょっと悩ましいところもありますが,デザートですからやっぱりメインが終わった後に,冷やしたものを小さめのグラスで飲むのがいいと思います。アイスクリームにかけて食べるという人もいますね。
Appleが長らく噂されていたタブレット型端末「iPad」をついに発表しました。いろいろな人が賛否さまざまな意見を書いていますが,僕は敢えてマルチタスクについて書いてみたいと思います。
マルチタスクについては,要らないという意見(その1,その2)や,なきゃだめだという意見などさまざま出ています。僕はマルチタスク欲しい派です。
端末の用途をブラウジングとプロダクティビティと大別すると,iPhoneやiPod touchはブラウジングがメインです。iPhoneで書くといえば簡単なメモや短いメール,Twitterの書き込みくらいでしょう。
iPadは大画面を使ったブラウジングが魅力とはいえ,ブラウジングだけであれば,iPhoneのサイズでもこなせます。iPadで大きな差が出るのはプロダクティビティの部分でしょう。iWorkの価格が9.99ドルというのもそれを後押しすると思います。マルチタスク要らない派のAppbankのentrypostman氏も「きっと問題なく長文の返信もできそうです」とか「iPadでさっと絵を書いて送れたり」とかがメリットだろうと書いているので,この意見はそれほど的外れではないだろうと思います。
プロダクティビティの基本は実は「コピペ」です。特に今の世の中,ブラウザとの間でコピペを一回もしないで文章を作るなんてことはありえないくらいです。著作権違反を勧めているわけではありません。例えば,この記事を書くときでも,リンク先のURLは手打ちなんてありえませんし,固有名詞を間違えないようにするためにもコピペはひんぱんに使います。そのたびにアプリケーションを終了してブラウザ起動して,なんてことはやってられません。メール書くときだって,コピペしなくたって,ブラウザで何か確認したいというようなことは当たり前にあると思います。
もっとちょっとしたことでもアプリケーション切り替えは欲しくなることがよくあります。例えば,先日iPhoneでTwitterにベーグルを食べたことをつぶやこうとして,ベーグルのつづりはbagleかbagelかが分からず,手が止まってしまいました。そのときはえいやでbagleにしてしまったのですが,bagelが正解でした。こんなのもTwitterを終了せずに,辞書アプリを使えたらすぐ分かることです。数字を確認するために電卓使いたいとか,メールで人と約束するときにはスケジュールみたいとか,ほかにもいろいろあります。そういえばシングルタスク時代のMac OSには普通のアプリを終了しないで起動できる小アプリ「デスクアクセサリ」というのがありました。
iPadをiPadらしく使うには,マルチタスクはやっぱり欲しかったなあと思うのですが,どうでしょうか。
マルチタスクについては,要らないという意見(その1,その2)や,なきゃだめだという意見などさまざま出ています。僕はマルチタスク欲しい派です。
端末の用途をブラウジングとプロダクティビティと大別すると,iPhoneやiPod touchはブラウジングがメインです。iPhoneで書くといえば簡単なメモや短いメール,Twitterの書き込みくらいでしょう。
iPadは大画面を使ったブラウジングが魅力とはいえ,ブラウジングだけであれば,iPhoneのサイズでもこなせます。iPadで大きな差が出るのはプロダクティビティの部分でしょう。iWorkの価格が9.99ドルというのもそれを後押しすると思います。マルチタスク要らない派のAppbankのentrypostman氏も「きっと問題なく長文の返信もできそうです」とか「iPadでさっと絵を書いて送れたり」とかがメリットだろうと書いているので,この意見はそれほど的外れではないだろうと思います。
プロダクティビティの基本は実は「コピペ」です。特に今の世の中,ブラウザとの間でコピペを一回もしないで文章を作るなんてことはありえないくらいです。著作権違反を勧めているわけではありません。例えば,この記事を書くときでも,リンク先のURLは手打ちなんてありえませんし,固有名詞を間違えないようにするためにもコピペはひんぱんに使います。そのたびにアプリケーションを終了してブラウザ起動して,なんてことはやってられません。メール書くときだって,コピペしなくたって,ブラウザで何か確認したいというようなことは当たり前にあると思います。
もっとちょっとしたことでもアプリケーション切り替えは欲しくなることがよくあります。例えば,先日iPhoneでTwitterにベーグルを食べたことをつぶやこうとして,ベーグルのつづりはbagleかbagelかが分からず,手が止まってしまいました。そのときはえいやでbagleにしてしまったのですが,bagelが正解でした。こんなのもTwitterを終了せずに,辞書アプリを使えたらすぐ分かることです。数字を確認するために電卓使いたいとか,メールで人と約束するときにはスケジュールみたいとか,ほかにもいろいろあります。そういえばシングルタスク時代のMac OSには普通のアプリを終了しないで起動できる小アプリ「デスクアクセサリ」というのがありました。
iPadをiPadらしく使うには,マルチタスクはやっぱり欲しかったなあと思うのですが,どうでしょうか。
Wine Spectatorの記事によるとHarlan Estateが隣にあったワイナリDiamond Oaksを買収したそうです。ワイナリとその周辺の土地,4エーカーのカベルネ・ソヴィニヨン,2エーカーのオリーブ畑が含まれます。ただ,ブランドやワインの在庫には興味がないとか。はっきりしてますね。
この土地をこれからどうするかは決まっていないとのこと。他に買われるのであれば自分のところで買っておこうという感じのようです。この不況でも自信たっぷり。さすがです。
この土地をこれからどうするかは決まっていないとのこと。他に買われるのであれば自分のところで買っておこうという感じのようです。この不況でも自信たっぷり。さすがです。
Wassys'とその系列のパシフィックワインセラーズがラベル不良品のセールを始めています。もちろん現品限り。売り切れ御免。早い者勝ち。
Wassys'の一覧ページ
パシフィックワインセラーズの一覧ページ
一覧で売り切れになっていても,個別ページでは大丈夫な場合もあります。よく確認してください。Wassys'ではクラインやコッポラ,パシフィックワインセラーズではAtoZのピノとかキム・クロフォードのソビニョン・ブランとか,ヘスのカベルネとか気になるところです。
Wassys'の一覧ページ
パシフィックワインセラーズの一覧ページ
一覧で売り切れになっていても,個別ページでは大丈夫な場合もあります。よく確認してください。Wassys'ではクラインやコッポラ,パシフィックワインセラーズではAtoZのピノとかキム・クロフォードのソビニョン・ブランとか,ヘスのカベルネとか気になるところです。
かわばた酒店でAu Bon ClimatのIsabelleやKnoxなどが現地価格より安く出ています。特にイザベルは米国で45ドル以上するのが3980円。一昔前は1万円していたワインですから隔世の感があります。3000円台なら超お買い得と言っていいと思います。おすすめ。
ワインSNSの提供や,CellarTrackerとの提携してのマーケットプレイス・サービスなど,いわゆる「Wine 2.0」系サービスの中でも話題が豊富だったVinfolioが経営危機にさらされています。僕としても注目していたサービスだったので,残念なことです。
今後はSherwood Partnersを管財人としてビジネスの継続を目指していますが,マーケットプレイスにワインを預けていたユーザーがややパニックに陥るなど,混乱はしばらく続きそうです。
今後はSherwood Partnersを管財人としてビジネスの継続を目指していますが,マーケットプレイスにワインを預けていたユーザーがややパニックに陥るなど,混乱はしばらく続きそうです。
NFLネタをちょっと引っ張ります。米国のセレブリティがワインを出すのは珍しくありませんが,NFL出身者もご多分に漏れません。Joe MontanaはBeringerのEd Sbragiaとワインを作っていましたが,ナパの豪邸を売り払う(売れたのかな?)など,最近はあまり熱心ではない様子。
一方,気合を入れて取り組んでいるのがDrew Bledsoe。ブレッドソーといっても覚えている人は少ないかもしれませんが,元New England Patriotsのクォーターバックで弱小チームだったPatriotsをプレーオフの常連にまで引き上げた立役者です。スーパーボウルにも2回出場し,スターターだった一回目は敗北,Bradyに取って代わられた2回目は勝利しています。そのBledsoe,元々はワイン産地として知られるワシントンのWalla Wallaの出身。幼なじみで,ワシントンの有名ワイナリLeonettiのワインメーカーであるChris Figginsをコンサルティング・ワインメーカーとして迎えてDoublebackというワイナリをWalla Wallaに開きました。最初のワインである2007年のCabernet Sauvignonは今年80ドルで発売する予定。Wine Advocate誌では91-94という高評価を得ています。
さて,最後に登場するのは我らがDan Marino。Dan Marino Foundationという団体を通じてチャリティ向けにVintage 13(13はDan Marinoの背番号)というワインを売っています。
下はレストランでチャリティ・イベントを開いてこのワインをお披露目したときにもの。かっこいいなあ。Dan the Man。
一方,気合を入れて取り組んでいるのがDrew Bledsoe。ブレッドソーといっても覚えている人は少ないかもしれませんが,元New England Patriotsのクォーターバックで弱小チームだったPatriotsをプレーオフの常連にまで引き上げた立役者です。スーパーボウルにも2回出場し,スターターだった一回目は敗北,Bradyに取って代わられた2回目は勝利しています。そのBledsoe,元々はワイン産地として知られるワシントンのWalla Wallaの出身。幼なじみで,ワシントンの有名ワイナリLeonettiのワインメーカーであるChris Figginsをコンサルティング・ワインメーカーとして迎えてDoublebackというワイナリをWalla Wallaに開きました。最初のワインである2007年のCabernet Sauvignonは今年80ドルで発売する予定。Wine Advocate誌では91-94という高評価を得ています。
さて,最後に登場するのは我らがDan Marino。Dan Marino Foundationという団体を通じてチャリティ向けにVintage 13(13はDan Marinoの背番号)というワインを売っています。
下はレストランでチャリティ・イベントを開いてこのワインをお披露目したときにもの。かっこいいなあ。Dan the Man。
ネタバレですので続きで書きます。
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1月17日は米国のファースト・レディーであるミシェル・オバマの誕生日でした。オバマ大統領がその誕生日祝いに選んだレストランはワシントンDCのNora。そこでSpottswoodeのソヴィニョン・ブランを開けたそうです(元記事)。
Noraはオーガニックの料理で知られており,Spottswoodeも1985年以来有機農法で造られています。そのあたりが選ばれた理由のようです。
Noraはオーガニックの料理で知られており,Spottswoodeも1985年以来有機農法で造られています。そのあたりが選ばれた理由のようです。
古くからの知り合いが先日ブログに書いていた美人ママサラダが気になってます。
ということをTwitterでつぶやいたところ,さっそくのりこさんが「昨夜美人ママサラダ作った。好評でしたよ」とのこと。
レシピは「里芋をつぶしといて、梅をたたいといて、里芋を梅・おかか・ゴマ・しょうゆであえて、刻んだ小ネギとのりをぱらぱらっとかける。これだけ!」とのことで,のりこさんは里芋を「皮をむいて一口大に切ってチンしてから軽く潰し」たそうです。
お試しあれ。といいつつ自分ではまだ作ってないんだけど(爆)。
なお,美人ママについてのお問い合わせには答えかねますのでご了承のほどを(笑)。
ということをTwitterでつぶやいたところ,さっそくのりこさんが「昨夜美人ママサラダ作った。好評でしたよ」とのこと。
レシピは「里芋をつぶしといて、梅をたたいといて、里芋を梅・おかか・ゴマ・しょうゆであえて、刻んだ小ネギとのりをぱらぱらっとかける。これだけ!」とのことで,のりこさんは里芋を「皮をむいて一口大に切ってチンしてから軽く潰し」たそうです。
お試しあれ。といいつつ自分ではまだ作ってないんだけど(爆)。
なお,美人ママについてのお問い合わせには答えかねますのでご了承のほどを(笑)。
パリ16区のカリフォルニアワイン・セールにデュモルが登場しています。普段からここはデュモルの品揃えと値段では楽天一ですが,以下の5つは普段よりも割り引いています。ピノは割り引いても米国の価格よりちょっと高いくらいですが,シャルドネは現地価格。お安いです。
デュモルのシャルドネはカリフォルニアの中でも間違いなくトップクラスの一つ。個人的にはKistlerよりこっちが好きかも。
そういえばデュモルって輸入停止とかって話もあったような気がするんだけどどうなってるんんでしょ? インポーター2社あったのかな?
デュモルのシャルドネはカリフォルニアの中でも間違いなくトップクラスの一つ。個人的にはKistlerよりこっちが好きかも。
そういえばデュモルって輸入停止とかって話もあったような気がするんだけどどうなってるんんでしょ? インポーター2社あったのかな?
先日紹介し損なったソーターのブリュット・ロゼが柳屋で注文可能になっています。ただし出荷は2月2日から。下のリンクは「購入できません」になっているかもしれませんが,楽天のAPIの制限を緩和するため1日1回しかチェックしないようにしているためです。ページ開いてご確認ください。今回も本数はそんなにないと思うので,迷っている方はお早めにポチっとすることをおすすめしておきます。
ところで,柳屋のメルマガでロバート・パーカーがこのワインについて『私がこれまで試飲した国内(US産)泡のベスト作の1つ。』と言ったと書いてあるんだけど,これって先日引用したTwitterのつぶやきのことかな?
ところで,柳屋のメルマガでロバート・パーカーがこのワインについて『私がこれまで試飲した国内(US産)泡のベスト作の1つ。』と言ったと書いてあるんだけど,これって先日引用したTwitterのつぶやきのことかな?
昨年末からセールに登場することが多かったWilliams Selyem。「無茶安いWilliams Selyem」という記事で「輸入業者の撤退でなければいいのですが,うれしい半面ちょっと心配でもあります」と私も書いていたのですが,柳屋のメルマガによると案の定輸入中止とのことです。
それで,ということで柳屋ではレア物の「ロキオリ・リヴァーブロック・ヴィンヤード」を30%オフで売っています。とはいえ1万9800円というのは米国の120ドル平均と比べると,大分高いのですが。
残念だなあ。
ウィリアムズ セリエム ピノノワール
"ロキオリ・リヴァーブロック・ヴィンヤード" ルシアンリバーヴァレー 2005
それで,ということで柳屋ではレア物の「ロキオリ・リヴァーブロック・ヴィンヤード」を30%オフで売っています。とはいえ1万9800円というのは米国の120ドル平均と比べると,大分高いのですが。
残念だなあ。
ウィリアムズ セリエム ピノノワール
"ロキオリ・リヴァーブロック・ヴィンヤード" ルシアンリバーヴァレー 2005
家の炊飯器の内釜コーティングが大分ぼろぼろになってきたので,買い替えを検討しています。現在の候補は象印の「極め炊き NP-NA10」(メーカーサイト,kakaku.com)と,三洋電機の「おどり炊き ECJ-LK10」(メーカーサイト,kakaku.com)。どちらも実売3万円くらいの機種です。
三洋のおどり炊きは,美味しく炊けるという噂を聞きますが,かなり激しく蒸気が出るというところがちょっと不安(こちらに動画あり)。一方,象印の方は,「冷めてもおいしい」炊き方などもできるようで,「おいしいお弁当を持たせたい」という親心に訴えます(笑)。
ただ,三洋だとマルチ調理コースという温度設定自由なコースがあるので,ピザ生地の発酵とかさせるときは便利そうだなという気も。
どっちがいいでしょうねえ?
三洋のおどり炊きは,美味しく炊けるという噂を聞きますが,かなり激しく蒸気が出るというところがちょっと不安(こちらに動画あり)。一方,象印の方は,「冷めてもおいしい」炊き方などもできるようで,「おいしいお弁当を持たせたい」という親心に訴えます(笑)。
ただ,三洋だとマルチ調理コースという温度設定自由なコースがあるので,ピザ生地の発酵とかさせるときは便利そうだなという気も。
どっちがいいでしょうねえ?
昨日「泡」の話で登場したTony Soter。元々はナパでさまざまなワイナリのワインメーカーとして活躍した人でした。有名なAraujoやDalla Valleもかつては彼の顧客。いわゆるカルトの多くが彼と接点を持っていました。しかし,Soterが一番作りたかったのはピノ・ノワール。そこで自身のワイナリEtudeを設立して,ピノやカベルネを作るようになったのです。
ただ,Etudeもナパという立地のためか,ピノではそこそこの評価を得ても,やはりもてはやされたのはカベルネ。そのせいかどうか分かりませんが,彼はワイナリを売却して,オレゴンにSoter Vineyardsを構えることになったのでした(Etudeにも一応在籍しているようです)。
このSoterがオレゴンは主としてピノ・ノワールを作っているのですが,その中でも新しいブランドとして独り立ちさせようとしているのがNorth Valley Pinot Noir。前置きが長くなりましたが,これが米国とほぼ同じ価格で出ているというのが今日の骨子です。
米国ではリリース価格が30ドルで,実売もそれくらいが多数。それが今回は税込みで2980円という安さ(パリ16区にて)。Soterが力を入れているワインであり,Wine Advocate誌でもJay Millerが90点を付けています。どちらかというと親しみやすいピノのようです。
ただ,Etudeもナパという立地のためか,ピノではそこそこの評価を得ても,やはりもてはやされたのはカベルネ。そのせいかどうか分かりませんが,彼はワイナリを売却して,オレゴンにSoter Vineyardsを構えることになったのでした(Etudeにも一応在籍しているようです)。
このSoterがオレゴンは主としてピノ・ノワールを作っているのですが,その中でも新しいブランドとして独り立ちさせようとしているのがNorth Valley Pinot Noir。前置きが長くなりましたが,これが米国とほぼ同じ価格で出ているというのが今日の骨子です。
米国ではリリース価格が30ドルで,実売もそれくらいが多数。それが今回は税込みで2980円という安さ(パリ16区にて)。Soterが力を入れているワインであり,Wine Advocate誌でもJay Millerが90点を付けています。どちらかというと親しみやすいピノのようです。
2009シーズのNFLのプレーオフも残すところチャンピオンシップ・ゲームとスーパーボウルだけになりました。これまでの各試合をテレビ観戦した感想と,残りの予想を書いてみたいと思います。
これから見る人もいるかもしれないので,本文は続きで。
これから見る人もいるかもしれないので,本文は続きで。
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昨秋はめずらしく泡の出物がほとんどなく,クリスマスくらいしか泡を開けない我が家ですら在庫を吐き出す状況になってしまっていました(えーと,シャンドンのブラン・ド・ノワールは格安になっていて,これはいつか書こうと思いながら忘れ去られていました。このワインはいずれ)。
先日,柳屋でソーターのBrut Rose 2005が格安で出ており,自分の分は確保したものの,ここでも書こうと思っていたのをこれもまたすっかり忘れていました。今見たら売り切れ。そりゃそうだよね。米国で最安48ドルが税抜き4980円ですから,現地価格です。
このワイン,Wine Advocate誌では93点。レビュアのJay Millerは「It would be a fascinating experiment to place it in a blind tasting with Louis Roederer Cristal Rose and Dom Perignon Rose.」と,シャンパーニュでも3万円は下らないような高級品となぞらえています。
さらに,今日Robert ParkerもTwitterでこうつぶやいていました。
というわけで,やっぱり紹介しておくんだったなと改めて思う次第。たまに追加入荷されることもあるので,リンクは貼っておきます。
先日,柳屋でソーターのBrut Rose 2005が格安で出ており,自分の分は確保したものの,ここでも書こうと思っていたのをこれもまたすっかり忘れていました。今見たら売り切れ。そりゃそうだよね。米国で最安48ドルが税抜き4980円ですから,現地価格です。
このワイン,Wine Advocate誌では93点。レビュアのJay Millerは「It would be a fascinating experiment to place it in a blind tasting with Louis Roederer Cristal Rose and Dom Perignon Rose.」と,シャンパーニュでも3万円は下らないような高級品となぞらえています。
さらに,今日Robert ParkerもTwitterでこうつぶやいていました。
というわけで,やっぱり紹介しておくんだったなと改めて思う次第。たまに追加入荷されることもあるので,リンクは貼っておきます。
全米最大のじゃんけんトーナメントを開いていたことで知られるRoshamboワイナリ。オーナーのナオミ・ブリリアントの強烈な個性でも知られていますが,2006年末にはワイナリを売却,その後はバスをテイスティング・ルームに使うなどの活動をしてきました。しかし,The Press Democratの記事によると,ワイナリ再健をあきらめ,オーガニックの農場としてやっていくことになったのだそう。
ワイナリのサイトも既に農場のものに変わっています。バスはまだ置いてあるそうですが,今後どうするかは決まっていないようです。ワイナリをやめるのは,ワイン作りは好きだったけど売るのは好きでなかったからだとのこと。まあ,これも一つの道でしょうね。
ワイナリのサイトも既に農場のものに変わっています。バスはまだ置いてあるそうですが,今後どうするかは決まっていないようです。ワイナリをやめるのは,ワイン作りは好きだったけど売るのは好きでなかったからだとのこと。まあ,これも一つの道でしょうね。
当ブログでもおなじみのSHIP2UのかんちゃんとゆみたちがCrushpadで作るワインが0906。このワインが麻布十番のCWGで飲めるようになりました(満を持して、日本上陸! - California Wine Garden)。
2008のSonoma Coast Two Pisces Vineyard Pinot Noirで今はお披露目価格の9060円。CWGの菅原さんは「私が個人的に買い占める前に飲まないと一生の不覚ですよ!」と言っています(2008 0906の感想 - California Wine Garden)。
Two Pisces(ツー・パイシーズ)という畑は聴き慣れないと思いますが「10エーカーのTwo Pisces Vineyardは、Petalumaの南西の端に位置しています。Sonoma郡のこの地域は、Petaluma Gapを通して注がれる非常に冷涼な潮風と霧によって、同郡の他の地域より気温が低くなっています。適度の降雨量と涼しい気候は、高品質のピノ・ノワールを栽培するのに適しています」(クラッシュパッドの説明文より)とのことです。
2008のSonoma Coast Two Pisces Vineyard Pinot Noirで今はお披露目価格の9060円。CWGの菅原さんは「私が個人的に買い占める前に飲まないと一生の不覚ですよ!」と言っています(2008 0906の感想 - California Wine Garden)。
Two Pisces(ツー・パイシーズ)という畑は聴き慣れないと思いますが「10エーカーのTwo Pisces Vineyardは、Petalumaの南西の端に位置しています。Sonoma郡のこの地域は、Petaluma Gapを通して注がれる非常に冷涼な潮風と霧によって、同郡の他の地域より気温が低くなっています。適度の降雨量と涼しい気候は、高品質のピノ・ノワールを栽培するのに適しています」(クラッシュパッドの説明文より)とのことです。
California Sustainable Winegrowing Allianceが「持続可能」(Sustainable)なワイン造りについてワイナリの認証を始めることになりました。
SFクロニクルの記事によると,今回の認証はかなり緩いもので,伝統的なワイン造りをしているワイナリであればほぼ問題なく通ってしまうものだとか。それでも最初からバーを上げるよりはみんなが参加しやすいものを目指しているとのことです。
ただ,既にLodi Rulesなど,今回の認証よりも厳しい条件で始めているところもあります。また,どちらかというと大企業の方が取り組みやすく,小さいワイナリにとっては報告書を作成する負担が大きいことからW. Blake Gray氏もかなり悲観的な意見を表明しています。
個人的には不完全なものであっても,まずは始めるということが大事だと思います。良くしていく機会はこれから十分にあるでしょう。日本のワイナリはどうなんでしょう?
SFクロニクルの記事によると,今回の認証はかなり緩いもので,伝統的なワイン造りをしているワイナリであればほぼ問題なく通ってしまうものだとか。それでも最初からバーを上げるよりはみんなが参加しやすいものを目指しているとのことです。
ただ,既にLodi Rulesなど,今回の認証よりも厳しい条件で始めているところもあります。また,どちらかというと大企業の方が取り組みやすく,小さいワイナリにとっては報告書を作成する負担が大きいことからW. Blake Gray氏もかなり悲観的な意見を表明しています。
個人的には不完全なものであっても,まずは始めるということが大事だと思います。良くしていく機会はこれから十分にあるでしょう。日本のワイナリはどうなんでしょう?
こればっかり続いて申し訳ないと思ってます。今日は別の記事もきっと書きますので許してね。ワインセラーパリ16区のカリフォルニアワインセールですが,最後の第5弾はマルティネッリのジンファンデルGiuseppe & Luisa。
このワイン,先月
柳屋で税抜き5980円で出ているのを紹介しましたが,今回は税込みで5480円と,さらに1割ほど安くなっています。ちなみにwine-searcherで調べた最安は59.99ドル。今の円高レートで計算してもそれより安い。
以下はこのワインの紹介として前の記事から再掲。
カリフォルニアのフルボディ系のZinfandelの双璧がTurleyとMartinelliだと思っています。Martinelliの Zinfandelの中で最もレアかつ高価なのがJackass Hill,その次がJackass Vineyard。Giuseppe & Luisaは3番目という位置付けですが,Wine Advocateのレイティングで見ると1998年から2007年まで90点を下回ったことがなく,この2007年も93点。同期間でJackass Hillの最低点は94(2007年は96),Jackassは91(2007年は95)なので,確かに3番目なのですが,それにしてもハイクオリティを続けています。Jackassが日本で売られるときは1万5000円くらいになるので,Giuseppe & Luisaの安さが分かると思います。レアものなのでワイン会などに持っていくのにもいいと思います。
パーカーのコメントを載せておきます。
このワイン,先月
柳屋で税抜き5980円で出ているのを紹介しましたが,今回は税込みで5480円と,さらに1割ほど安くなっています。ちなみにwine-searcherで調べた最安は59.99ドル。今の円高レートで計算してもそれより安い。
以下はこのワインの紹介として前の記事から再掲。
カリフォルニアのフルボディ系のZinfandelの双璧がTurleyとMartinelliだと思っています。Martinelliの Zinfandelの中で最もレアかつ高価なのがJackass Hill,その次がJackass Vineyard。Giuseppe & Luisaは3番目という位置付けですが,Wine Advocateのレイティングで見ると1998年から2007年まで90点を下回ったことがなく,この2007年も93点。同期間でJackass Hillの最低点は94(2007年は96),Jackassは91(2007年は95)なので,確かに3番目なのですが,それにしてもハイクオリティを続けています。Jackassが日本で売られるときは1万5000円くらいになるので,Giuseppe & Luisaの安さが分かると思います。レアものなのでワイン会などに持っていくのにもいいと思います。
パーカーのコメントを載せておきます。
The dark ruby/purple-tinged 2007 Zinfandel Giuseppe & Luisa offers sweet aromas of plums, roasted meats, pepper, kirsch, roasted herbs, and figs. This deep, dense, full-bodied effort is a singular, hedonistic style of Zinfandel that should provide immense pleasure over the next 5-6 years.
パリ16区のシェイファーセールは昨日のシャルドネとメルローで終わらず,今日はカベルネ・ソヴィニョンのスタンダード版One Point FiveとシラーのRelentlessです。Relentlessはデビューの1999年と2000年がいずれも4本ずつ。値段はいずれも税込み6980円。
シラーはあまり人気のないブドウ品種で,僕もあまり飲んだことがありませんが,その中ではこのシェイファーのRelentlessはAraujoのシラーと並んで記憶に残るおいしさでした。ちなみにAraujoのシラーは日本では安くても2万円近くします。もし,シラーを試してみたいと思っているならこれはお勧め。
ちなみにWAでは99年Relentlessは93点,2000年は92点。
シラーはあまり人気のないブドウ品種で,僕もあまり飲んだことがありませんが,その中ではこのシェイファーのRelentlessはAraujoのシラーと並んで記憶に残るおいしさでした。ちなみにAraujoのシラーは日本では安くても2万円近くします。もし,シラーを試してみたいと思っているならこれはお勧め。
ちなみにWAでは99年Relentlessは93点,2000年は92点。
誕生日にKosta Browne Pinot Noir Sonoma Coast 2005をあけてみました。実は初コスタ・ブラウン。
このワインを買ったころは,国内にはほとんど流通していなかったこのワインですが,最近では単一畑のものもときには見られるようになり,一時ほどのレア感はなくなったような気がします。ほかにいいピノがたくさん出てきたことで,これじゃなきゃって感じもなくなりましたし。
典型的なカリフォルニアスタイルのピノ。酸はあまりなく,カシスやブルーベリー系の味わい。ピノとしてはややタンニンが強いですが,いわゆる丸いタンニンで,それでバランスを取っている感じです。すらすら飲めておいしいです。最近は逆にこういうスタイルのものはあまり見かけなくなってしまったような気がするので,ちょっと懐かしさすら感じました。
wine-searcher.comで調べたところ,今でも平均価格は100ドルを超えているようです。確かにおいしいですが,1万円出す味わいかというと個人的にはちょっと微妙ですね。6000円くらいまでならリピートしたい感じです。
このワインを買ったころは,国内にはほとんど流通していなかったこのワインですが,最近では単一畑のものもときには見られるようになり,一時ほどのレア感はなくなったような気がします。ほかにいいピノがたくさん出てきたことで,これじゃなきゃって感じもなくなりましたし。
典型的なカリフォルニアスタイルのピノ。酸はあまりなく,カシスやブルーベリー系の味わい。ピノとしてはややタンニンが強いですが,いわゆる丸いタンニンで,それでバランスを取っている感じです。すらすら飲めておいしいです。最近は逆にこういうスタイルのものはあまり見かけなくなってしまったような気がするので,ちょっと懐かしさすら感じました。
wine-searcher.comで調べたところ,今でも平均価格は100ドルを超えているようです。確かにおいしいですが,1万円出す味わいかというと個人的にはちょっと微妙ですね。6000円くらいまでならリピートしたい感じです。
ワインセラーパリ16区はセールのときには結構思い切った価格を付けることがありますが,今回のセールはかなり安目。三つ目の紹介となります。今日はShaferのRed Shoulder Ranch Chardonnay 2007と,Merlot 2007。どちらも税込み4980円。楽天の中では他に1000円以上の差を付けて最安です(売り切れ除く)。どちらもワイナリ価格48ドルで,それともいい勝負。なお,米国の実売だと30ドル台のところもかなりあるので,ちょっとだけ差があります。
Wine Advocate誌での評価はシャルドネが92点,メルローが90点。シャルドネはシェイファーでは唯一の白ですが,マロラクティック発酵を行っていないもの。ピュアなトロピカルフルーツの味わいが素晴らしい個人的にもお気に入りのシャルドネの一つです。メルローもカリフォルニアのメルローとしては珍しいほど高品質なもの。CWFC発足当時は,よく話題に上ったワインの一つです。どちらもお勧め。
Wine Advocate誌での評価はシャルドネが92点,メルローが90点。シャルドネはシェイファーでは唯一の白ですが,マロラクティック発酵を行っていないもの。ピュアなトロピカルフルーツの味わいが素晴らしい個人的にもお気に入りのシャルドネの一つです。メルローもカリフォルニアのメルローとしては珍しいほど高品質なもの。CWFC発足当時は,よく話題に上ったワインの一つです。どちらもお勧め。
先日,舞台裏について紹介したサンフランシスコ・クロニクル紙のワイン品評会の結果が出ており,W. Blake Gray氏が再度記事を書いています。
結果発表のサイト
Gray氏の記事
その翻訳
気になるのは最もコスト・パフォーマンスが高い(英語ではQPR)ワインとして選ばれたMotos Liberty California Chardonnay 2008。Broncoの新しいワインのようです。このクラスのワインはなかなか日本にははいらないんですけどね。
結果発表のサイト
Gray氏の記事
その翻訳
気になるのは最もコスト・パフォーマンスが高い(英語ではQPR)ワインとして選ばれたMotos Liberty California Chardonnay 2008。Broncoの新しいワインのようです。このクラスのワインはなかなか日本にははいらないんですけどね。
昨日に続いてワインセラーパリ16区のカリフォルニアワインフェアからです。今日はAu Bon ClimatのLos Alamos Vineyard Chardonnayが2480円(税込み)。米国の希望小売価格が25ドルなのでほぼ現地価格です。
25年前にAu Bon Climatがワインを作り始めたまさにその場所のぶどうを使っているとのこと。
25年前にAu Bon Climatがワインを作り始めたまさにその場所のぶどうを使っているとのこと。
何はなくともこれは買うべし!WA96点のスポッツウッドが1万円というタイトルで紹介したスポッツウッドの2005年がパリ16区でなんと税込み8980円です。ちょっと安すぎで,涙目です(笑)。
以下は前回の記事から抜粋。
Wine Adovocate誌による評価では2002年の97点に次ぐ96点という高評価。ロバート・パーカーは次のようにコメントしています。
以前から,パーカーはよくSpottswoodeをマルゴーになぞらえていましたが,今回もマルゴーを引き合いに出しています。カベルネ・ファンでなくても押さえておいていいワインだと思います。
以下は前回の記事から抜粋。
Wine Adovocate誌による評価では2002年の97点に次ぐ96点という高評価。ロバート・パーカーは次のようにコメントしています。
This extraordinary effort exhibits notes of blueberries, cassis, spring flowers, licorice, and forest floor. Beautifully pure and full-bodied with excellent overall harmony as well as superb purity, it reveals a Chateau Margaux-like personality.
以前から,パーカーはよくSpottswoodeをマルゴーになぞらえていましたが,今回もマルゴーを引き合いに出しています。カベルネ・ファンでなくても押さえておいていいワインだと思います。
ワイン関係でTwitter上での有名人というと,Gary VaynerchukやJancis Robinson,James Suckling,Eric Asimov,Oz Clarkeなどがいますが,ロバート・パーカーもついにTwitterを始めました。
1月4日に初めてのつぶやきをしています。
と,最初からあまりやる気が感じられませんが,これまでで11tweetsと,のんびりしたペースで続けています。1月8日には会員向けのメールで公開したおすすめワイン「Layer Cake」についてもつぶやいています。
ちなみにフォロワーの数は現時点で587。上記の多くのワインライターが数千人のフォロワーですから,立ち上がりのペースとしては悪くないかもしれません。ただ,Gary Vaynerchukの84万7347と比べたら段違い。オンライン・コミュニケーションについてのスタンスの違いが如実に現れています。
Twitter関連久々なので私のアカウントも挙げておきます。フォロー/アンフォローはご自由に。
1月4日に初めてのつぶやきをしています。
Ok. I'm going to give this a shot. I'm not making any promises about how often or how long I will use it.
と,最初からあまりやる気が感じられませんが,これまでで11tweetsと,のんびりしたペースで続けています。1月8日には会員向けのメールで公開したおすすめワイン「Layer Cake」についてもつぶやいています。
ちなみにフォロワーの数は現時点で587。上記の多くのワインライターが数千人のフォロワーですから,立ち上がりのペースとしては悪くないかもしれません。ただ,Gary Vaynerchukの84万7347と比べたら段違い。オンライン・コミュニケーションについてのスタンスの違いが如実に現れています。
Twitter関連久々なので私のアカウントも挙げておきます。フォロー/アンフォローはご自由に。
カリフォルニア・ワイントピアの著者であり,元サンフランシスコ・クロニクル紙のワインライターだったW. Blake Gray氏が,クロニクルのワイン・コンピティションの舞台裏をブログに書いています。
1本目は事前のアンケートで,試飲したいワインの種類としたくないワインの種類を3種類ずつ問い合わせてきたという話。2本目はピノとシャルドネ審査結果がどのように決まったかというかなり突っ込んだ話。3本目はSauvignon Blancの15~20ドルというのは良い価格帯だったという話。
ありがたいことに1本目と2本目は奥様が日本語にしてくれています。
サンフランシスコ・ワイン日記 : テイスティングしたいワイン・カテゴリー Top3は?
サンフランシスコ・ワイン日記 : ワイン審査、舞台裏のお話し
きっと明日には3本目も日本語訳がでるのではないかと期待中。面白いのでぜひ読んでください。「Silver bullet」なんて初めて知りました。
1本目は事前のアンケートで,試飲したいワインの種類としたくないワインの種類を3種類ずつ問い合わせてきたという話。2本目はピノとシャルドネ審査結果がどのように決まったかというかなり突っ込んだ話。3本目はSauvignon Blancの15~20ドルというのは良い価格帯だったという話。
ありがたいことに1本目と2本目は奥様が日本語にしてくれています。
サンフランシスコ・ワイン日記 : テイスティングしたいワイン・カテゴリー Top3は?
サンフランシスコ・ワイン日記 : ワイン審査、舞台裏のお話し
きっと明日には3本目も日本語訳がでるのではないかと期待中。面白いのでぜひ読んでください。「Silver bullet」なんて初めて知りました。
新年ということで福袋を狙っている人もまだいるだろうと思いますが,カリフォルニアワインあらかるとで売っている9999円送料無料で5本のお買得セットが,以前のものから新しくなりました。
とはいえ,McManisのピノがブラックストーンのメルローに代わっただけなので,大きな変更ではありません。どちらかというとメルローの方が興味が湧かない分,残念な感じもします。それでも現地価格で100ドルは下らないものなのでお買い得感は健在です。
量より質ならLoringのGarys' Pinot Noirが入ったプレミアムセットもあります。個人的にはやっぱりこっちの方がそそられます。
中身を公開していませんが,割と評判よさそうな柳屋の福袋とどちらがいいかはちょっと気になるところです。
とはいえ,McManisのピノがブラックストーンのメルローに代わっただけなので,大きな変更ではありません。どちらかというとメルローの方が興味が湧かない分,残念な感じもします。それでも現地価格で100ドルは下らないものなのでお買い得感は健在です。
量より質ならLoringのGarys' Pinot Noirが入ったプレミアムセットもあります。個人的にはやっぱりこっちの方がそそられます。
中身を公開していませんが,割と評判よさそうな柳屋の福袋とどちらがいいかはちょっと気になるところです。
当ブログでときどき取り上げているAugust Westから2010年春のオファーが来ました。購入したい人はコメントあるいはメールなどでご連絡お願いします。
今回のオファーは2008年のヴィンテージ。
Graham Family Pinot Noir
Rosella's Pinot Noir
Santa Lucia Highlands Pinot Noir
昨年まではシラーとシャルドネがあったのですが,時期が変わったようです。今回は単一畑のピノが42ドル,Santa Lucia Highlandsは30ドル。景気を反映してか昨年の50ドルから安くなっています。少なくとも品質が悪いからというわけではなく,Rosella'sについては「The 2008 August West Rosella’s Vineyard Pinot Noir is arguably the most concentrated Pinot we’ve made so far in our seven vintage history. 」と書かれています。
このほか米国内送料,米国の消費税,日本への送料,日本の関税がかかります。配送は3月ころの予定です。
今回のオファーは2008年のヴィンテージ。
Graham Family Pinot Noir
Rosella's Pinot Noir
Santa Lucia Highlands Pinot Noir
昨年まではシラーとシャルドネがあったのですが,時期が変わったようです。今回は単一畑のピノが42ドル,Santa Lucia Highlandsは30ドル。景気を反映してか昨年の50ドルから安くなっています。少なくとも品質が悪いからというわけではなく,Rosella'sについては「The 2008 August West Rosella’s Vineyard Pinot Noir is arguably the most concentrated Pinot we’ve made so far in our seven vintage history. 」と書かれています。
このほか米国内送料,米国の消費税,日本への送料,日本の関税がかかります。配送は3月ころの予定です。
日本酒はほとんど飲まないのですが,せめて正月くらいは日本人らしく日本酒を飲もうと,毎年1本だけ飲んでいます。今年は「灘」の酒にしてみようと思い,剣菱が作っている黒松剣菱瑞穂というのを買ってみました。もちろん事前知識なし。
最初は燗にしてみたのですが,燗にするとアルコールが目立ってしまい,常温の方がおいしく飲めました。コクや旨みはなかなかのものです。ただ,これに限らないでしょうけど日本酒はアルコール度が高い(これは17度)ので,ちょびちょびとしか飲めません。いわゆるアルコールの「熱」も感じます。
これはこれでおいしかったのですが,やっぱり日本酒は年に1回くらいでいいやとも思ったのでした。
最初は燗にしてみたのですが,燗にするとアルコールが目立ってしまい,常温の方がおいしく飲めました。コクや旨みはなかなかのものです。ただ,これに限らないでしょうけど日本酒はアルコール度が高い(これは17度)ので,ちょびちょびとしか飲めません。いわゆるアルコールの「熱」も感じます。
これはこれでおいしかったのですが,やっぱり日本酒は年に1回くらいでいいやとも思ったのでした。
オーソリティ・スタイルのオークションで,CaleraのRyan,ShaferのHillside Select,ColginのIX Proprietary Redが異常に安く出ています。いずれもオークションとはいえ「即落価格」なので実質その値段での販売です。
Ryanは3980円とほぼ現地価格。格下でセントラル・コーストのブドウをブレンドしたCuvee Vでも3000円台ですから,これは格安です。Hillside Selct 2005の1万9800円は米国での最安とさほど変わらないレベル。国内だと3~4年くらい前の値段の水準です。WA誌では97点。ColginはWA誌で100点ついたアレです。3万9800円というのは米国最安とほぼ同等。このブログでも前に2回紹介していますがいずれも5万円台でした。それでも無闇な値段ではなかったので,今回の安さが分かると思います。
RyanはCalera単一畑の中では一番新しく格も低いので御自宅用,Hillside Select,Colginはどちらもお宝レベル(Opus Oneよりは格上)です。お年玉はたいてどうぞ(笑)。
タイトルにも書きましたが今日(2009年1月5日)の夜9時59分までなので,お見逃しなく。
Ryanは3980円とほぼ現地価格。格下でセントラル・コーストのブドウをブレンドしたCuvee Vでも3000円台ですから,これは格安です。Hillside Selct 2005の1万9800円は米国での最安とさほど変わらないレベル。国内だと3~4年くらい前の値段の水準です。WA誌では97点。ColginはWA誌で100点ついたアレです。3万9800円というのは米国最安とほぼ同等。このブログでも前に2回紹介していますがいずれも5万円台でした。それでも無闇な値段ではなかったので,今回の安さが分かると思います。
RyanはCalera単一畑の中では一番新しく格も低いので御自宅用,Hillside Select,Colginはどちらもお宝レベル(Opus Oneよりは格上)です。お年玉はたいてどうぞ(笑)。
タイトルにも書きましたが今日(2009年1月5日)の夜9時59分までなので,お見逃しなく。
ナパのセントヘレナにTudalというワイナリがあります。私は訪問したことがありますが,ほったて小屋のような小さなワイナリで,ブドウの圧搾機なども旧式のものを使っていました。Cabernet Sauvignonを中心とする畑は,フィロキセラにやられておらず,接木せずに使っているという話を,がんこおやじを絵に描いたようなオーナー,故Arnold Tudal氏からうかがいました。そのTudalが世代交代でワイナリを刷新しているそうです(Tudal Winery revamps | Napa Valley Wine Blog)。
その中心となるのがArnoldの息子であるJohn Tudal。まず,ワインメーカーとしてKirk Vengeを雇いました。彼は自身のVenge Vineyardsのほか,いくつかのワイナリでワインメーカーを努める人気ワインメーカーのひとり。フルボディのワインを好みとしており,これまでのTudalとはちがった方向性が出てくるようです。また,広報を強化するためAlan Goldfarbを雇いました。Alan GoldfarbはSt. Helana Starのライターとしても知られるナパ・ヴァレーでは有名人です。また,テイスティング・ルーム担当としてはDoug Eiseleという人を雇っています。
今後の強化としては寿命が尽きかけているCabernet Sauvignonの植替えがまず第一だそうです。当面は購入したブドウでワインを作ることになるため,その選定をしている段階だとか。
Tudal,古くて地味なワイナリでしたが,それなりの味があっただけに,今度の刷新がどこでもあるようなワイナリにすることでないことを望みたいと思います。
その中心となるのがArnoldの息子であるJohn Tudal。まず,ワインメーカーとしてKirk Vengeを雇いました。彼は自身のVenge Vineyardsのほか,いくつかのワイナリでワインメーカーを努める人気ワインメーカーのひとり。フルボディのワインを好みとしており,これまでのTudalとはちがった方向性が出てくるようです。また,広報を強化するためAlan Goldfarbを雇いました。Alan GoldfarbはSt. Helana Starのライターとしても知られるナパ・ヴァレーでは有名人です。また,テイスティング・ルーム担当としてはDoug Eiseleという人を雇っています。
今後の強化としては寿命が尽きかけているCabernet Sauvignonの植替えがまず第一だそうです。当面は購入したブドウでワインを作ることになるため,その選定をしている段階だとか。
Tudal,古くて地味なワイナリでしたが,それなりの味があっただけに,今度の刷新がどこでもあるようなワイナリにすることでないことを望みたいと思います。
柳屋で日替わりの半額セールをやっています。毎日ワイン2本が半額になります。今日はスプリングマウンテン プロプライエタリーレッド "ミラヴェル・ラ・パルラ・シュヴァリエ" ナパヴァレー 1996が4490円とアイアンストーン カベルネフラン ロダイ 2006が800円。どちらも安いと思います。
半額セール会場
半額セール会場
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年をまたいでしまいましたがトップ10企画の第3弾として2009年に読んだ本からトップ10を挙げていきます。このブログで紹介している本はわずかですが,なんだかんだで年間200冊くらいは読んでいる計算になります。大部分は小説なので,小説が多くなりますが,特に分野は分けずに紹介します。また,2009年に読んだというだけであって,発行はもっと古いものがほとんどです。
で,いきなりなのですが10個に絞れませんでした…トップ15に急遽変更。
15位●あたりまえのこと/倉橋 由美子
敬愛する作家倉橋由美子の最初で最後の文学論。文学論ではないが著者の好む作品を詳しく取り上げた「偏愛文学館」と合わせて読むと,その主張がよりよく分かると思う。
本書は1977年から1979年にかけて雑誌に連載した「小説論ノート」と,1996年から1998年にかけて発表した「小説を楽しむための小説読本」からなりますが,特に面白いのは前半の「小説論ノート」。作者特有の毒を吐きまくっている。抱腹絶倒。
後半は,年を取ってまるくなったのか,あるいは病気で先行きが長くないことを見越してのものか(後書きには「残された飛行時間は予測不能、恐らくはいくばくもないと思われる以上、小説以外の文章を書くことも発表することも、これをもって最後にいたします」と書いている),つまらないものへの言及はやや少なくなる(それでも村上春樹を切って捨てるところなど痛快だが)。
タイトルの「あたりまえのこと」というのは,おそらく「こんな簡単なことも分からないで小説を書いているのですか,あなたたちは」というような他の小説家への痛烈な皮肉なのであろう。
14位●イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき/クレイトン・クリステンセン
エスタブリッシュされた大企業がなぜ滅びるのか。顧客の声を聞くことが新しい技術への移行をかえって妨げてしまうという恐るべき事実を分析している。13位の本と合わせて読むことで,インターネット社会でこれまでの企業が全くもって安泰とは程遠いところにいることがわかるだろう。8年前の本だが今でも読む価値がある。
13位●フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略/クリス・アンダーソン
現在の社会では様々なものの値段が無料か,限りなく無料に近い状態で供されるようになってきている。その代表がインターネットにおける様々な情報や楽曲のデータといったものだ。これらによって,これまでのビジネスモデルが成り立たなくなり,新しいモデルが必要になるさまを分析している。これらの動きは必然であり,多くの企業がその荒波にさらされる。そこから逃げようとしてもその分野で無料で提供する企業が登場した時点で,パラダイムは一変するので,自らそこに挑戦する以外に方法はない。
筆者は無料時代におけるさまざまな儲けの方法を書いているが,昨今の経済状況ではそれも難しくなっている面が大きい。あらゆる意味で今後を考えさせられる。
12位●テンペスト/池上 永一
舞台は幕末のころの琉球王国。孫家の長男として生まれるはずだった子は女の子だった。ショックの父親は名前さえ付けず,その子は3歳のときに自分で真鶴という名を付ける。養子の兄は勉学に不出来で失踪したあと真鶴は自らを宦官だといつわり男として生きることを決意する。それが本書の主人公「孫寧温(そんねいおん)」。
島津と清という強国の狭間で危ういバランスを取りながら生きる道を探す琉球王国。その史実をなぞりながらも破天荒な池上ワールドが展開する大娯楽作。池上永一作品はハチャメチャの度合いが過ぎてしまうところが難点だが,本書は歴史小説的な部分があるためか比較的おとなしめ。一方,本物の男性としても女性としても生きられない主人公の切なさを描くところは涙を誘う。 とにかく退屈することはないので一読あれ。
11位●博士の折り紙夢BOOK/川崎 敏和
2009年は折り紙をずいぶん折った。折り紙というと子供の遊びと思ってしまいがちだが,その奥深さに目覚めた本がこれ。このあと,前川さんの「本格折り紙」などもいろいろ折ったが,川崎さんの本は「どうやって折るか」をものすごく丁寧に解説しているので(中にはある折り紙を折るための練習作品を折る必要があるものも),本格折り紙入門としては最適では。「川崎ローズ」にこだわりたい人には新作の「究極の夢折り紙」もおすすめ。
年をまたいでしまいましたがトップ10企画の第3弾として2009年に読んだ本からトップ10を挙げていきます。このブログで紹介している本はわずかですが,なんだかんだで年間200冊くらいは読んでいる計算になります。大部分は小説なので,小説が多くなりますが,特に分野は分けずに紹介します。また,2009年に読んだというだけであって,発行はもっと古いものがほとんどです。
で,いきなりなのですが10個に絞れませんでした…トップ15に急遽変更。
15位●あたりまえのこと/倉橋 由美子
敬愛する作家倉橋由美子の最初で最後の文学論。文学論ではないが著者の好む作品を詳しく取り上げた「偏愛文学館」と合わせて読むと,その主張がよりよく分かると思う。
本書は1977年から1979年にかけて雑誌に連載した「小説論ノート」と,1996年から1998年にかけて発表した「小説を楽しむための小説読本」からなりますが,特に面白いのは前半の「小説論ノート」。作者特有の毒を吐きまくっている。抱腹絶倒。
後半は,年を取ってまるくなったのか,あるいは病気で先行きが長くないことを見越してのものか(後書きには「残された飛行時間は予測不能、恐らくはいくばくもないと思われる以上、小説以外の文章を書くことも発表することも、これをもって最後にいたします」と書いている),つまらないものへの言及はやや少なくなる(それでも村上春樹を切って捨てるところなど痛快だが)。
タイトルの「あたりまえのこと」というのは,おそらく「こんな簡単なことも分からないで小説を書いているのですか,あなたたちは」というような他の小説家への痛烈な皮肉なのであろう。
14位●イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき/クレイトン・クリステンセン
エスタブリッシュされた大企業がなぜ滅びるのか。顧客の声を聞くことが新しい技術への移行をかえって妨げてしまうという恐るべき事実を分析している。13位の本と合わせて読むことで,インターネット社会でこれまでの企業が全くもって安泰とは程遠いところにいることがわかるだろう。8年前の本だが今でも読む価値がある。
13位●フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略/クリス・アンダーソン
現在の社会では様々なものの値段が無料か,限りなく無料に近い状態で供されるようになってきている。その代表がインターネットにおける様々な情報や楽曲のデータといったものだ。これらによって,これまでのビジネスモデルが成り立たなくなり,新しいモデルが必要になるさまを分析している。これらの動きは必然であり,多くの企業がその荒波にさらされる。そこから逃げようとしてもその分野で無料で提供する企業が登場した時点で,パラダイムは一変するので,自らそこに挑戦する以外に方法はない。
筆者は無料時代におけるさまざまな儲けの方法を書いているが,昨今の経済状況ではそれも難しくなっている面が大きい。あらゆる意味で今後を考えさせられる。
12位●テンペスト/池上 永一
舞台は幕末のころの琉球王国。孫家の長男として生まれるはずだった子は女の子だった。ショックの父親は名前さえ付けず,その子は3歳のときに自分で真鶴という名を付ける。養子の兄は勉学に不出来で失踪したあと真鶴は自らを宦官だといつわり男として生きることを決意する。それが本書の主人公「孫寧温(そんねいおん)」。
島津と清という強国の狭間で危ういバランスを取りながら生きる道を探す琉球王国。その史実をなぞりながらも破天荒な池上ワールドが展開する大娯楽作。池上永一作品はハチャメチャの度合いが過ぎてしまうところが難点だが,本書は歴史小説的な部分があるためか比較的おとなしめ。一方,本物の男性としても女性としても生きられない主人公の切なさを描くところは涙を誘う。 とにかく退屈することはないので一読あれ。
11位●博士の折り紙夢BOOK/川崎 敏和
2009年は折り紙をずいぶん折った。折り紙というと子供の遊びと思ってしまいがちだが,その奥深さに目覚めた本がこれ。このあと,前川さんの「本格折り紙」などもいろいろ折ったが,川崎さんの本は「どうやって折るか」をものすごく丁寧に解説しているので(中にはある折り紙を折るための練習作品を折る必要があるものも),本格折り紙入門としては最適では。「川崎ローズ」にこだわりたい人には新作の「究極の夢折り紙」もおすすめ。
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