Derbes(ダービース)のシャルドネRussian River Valleyの2003年が3000円台の格安で出ています。以前,同ヴィンテージのCarnerosを飲みましたが(ビストロキフキフでトリュフリゾットとワイン),かなり熟成した魅力が出ているワインでした。
果実のフレッシュさを求める人にはあまり合わないワインだと思いますが,しっかりした料理にも合うワインなので,これからの宴会シーズンに向けて役に立つことがあるかもしれません。
果実のフレッシュさを求める人にはあまり合わないワインだと思いますが,しっかりした料理にも合うワインなので,これからの宴会シーズンに向けて役に立つことがあるかもしれません。
2本同時に飲んだわけではなくて,Loringの方を報告し忘れていました。
Loringを開けたときの選んだ理由はただ単に,「コルクを開けるのが面倒だったのでスクリューキャップのワインを探した」というだけ。つまり,あまり期待値を強く持って飲んだわけではないのですが,これがおいしかった。今まで飲んだLoringのワインの中ではピカイチでした。
Loringのピノは2000年代初頭の「おいしければいいじゃん」的なスタイルから,バランスが取れたスタイルへだんだん移りつつあるような気がしているのですが,反面これまでの魅力がちょっと薄れてきてしまったような中途半端感もなきにしもあらず,というのがこれまでの自分的な評価でした。このKeefer Ranchは抑えるところは抑えながらも魅力をきっちり出してきていて実においしいピノでした。LoringがよかったのかKeefer Ranchが良かったのか。
ちなみにこのワイン,ワイナリの特別セールでわずか20ドルで買ったもの。大バーゲンでした。
もう一つのEOSはPetite Sirahとしては悪くないできだったと思いますが,いかんせん,自分がこういう濃い甘ワインはあまり欲していなかった感じがしました。もっとおいしく飲んであげられるシチュエーションで開ければよかったです。ごめんなさい。
Loringを開けたときの選んだ理由はただ単に,「コルクを開けるのが面倒だったのでスクリューキャップのワインを探した」というだけ。つまり,あまり期待値を強く持って飲んだわけではないのですが,これがおいしかった。今まで飲んだLoringのワインの中ではピカイチでした。
Loringのピノは2000年代初頭の「おいしければいいじゃん」的なスタイルから,バランスが取れたスタイルへだんだん移りつつあるような気がしているのですが,反面これまでの魅力がちょっと薄れてきてしまったような中途半端感もなきにしもあらず,というのがこれまでの自分的な評価でした。このKeefer Ranchは抑えるところは抑えながらも魅力をきっちり出してきていて実においしいピノでした。LoringがよかったのかKeefer Ranchが良かったのか。
ちなみにこのワイン,ワイナリの特別セールでわずか20ドルで買ったもの。大バーゲンでした。
もう一つのEOSはPetite Sirahとしては悪くないできだったと思いますが,いかんせん,自分がこういう濃い甘ワインはあまり欲していなかった感じがしました。もっとおいしく飲んであげられるシチュエーションで開ければよかったです。ごめんなさい。
ワインを飲むと頭が痛くなったり鼻が詰まったりする人がいます。その原理についてはよく分かっていなかったのですが,アレルゲンが発見されたというニュースがありました(Mysterious allergen in wine that causes headaches, stuffy noses identified)。
ワインによるアレルギーは8%程度の人で起こるそうで,そのうち1%分は二酸化硫黄由来のものであることが判明していましたが,残る7%については分かっていませんでした。今回,醸造中に自然に発生するグリコプロテイン(砂糖コーティングされたタンパク質)が関係しているらしいことが分かったそうです。
今回,イタリアのシャルドネから28種のグリコプロテインが発見されたとのことで,その中には今回初めて見つかったものもあったとか。その構造が既知のアレルゲンと似ているそうです。
本ブログでは以前「赤ワインによる頭痛を防ぐ方法を発見?」という記事を載せたこともあります。今回との関係は不明です。
ワインによるアレルギーは8%程度の人で起こるそうで,そのうち1%分は二酸化硫黄由来のものであることが判明していましたが,残る7%については分かっていませんでした。今回,醸造中に自然に発生するグリコプロテイン(砂糖コーティングされたタンパク質)が関係しているらしいことが分かったそうです。
今回,イタリアのシャルドネから28種のグリコプロテインが発見されたとのことで,その中には今回初めて見つかったものもあったとか。その構造が既知のアレルゲンと似ているそうです。
本ブログでは以前「赤ワインによる頭痛を防ぐ方法を発見?」という記事を載せたこともあります。今回との関係は不明です。
実は1カ月くらい前から中国語の勉強を始めています。これまで月に10~20冊くらい読書をしていますが,その時間(つまり通勤電車)を主に利用して勉強することになります。一応来年の春に中国語検定の準4級あるいは4級を受けるつもりです。
きっかけの一つは子供たちが英検やら漢検やらをこの秋に受け,妻も漢検を受けるから僕もどうかと打診されたこと。どうせ勉強するのなら,もっと実用的(漢検を受けるとしたら準1級で,普通には使わないような漢字をたくさん覚えないといけない)な中国語にしようと思ったこと。もう一つは,実際に仕事で中国語を扱わないといけないケースが増えていること。後者は読めさえすればいいので,辞書ソフトや自動翻訳,さらにはGoogleの画像検索などを使ってある程度は用が足ります。ただ,どうせだったらちゃんと勉強したいというのもあります。
きっかけの一つは子供たちが英検やら漢検やらをこの秋に受け,妻も漢検を受けるから僕もどうかと打診されたこと。どうせ勉強するのなら,もっと実用的(漢検を受けるとしたら準1級で,普通には使わないような漢字をたくさん覚えないといけない)な中国語にしようと思ったこと。もう一つは,実際に仕事で中国語を扱わないといけないケースが増えていること。後者は読めさえすればいいので,辞書ソフトや自動翻訳,さらにはGoogleの画像検索などを使ってある程度は用が足ります。ただ,どうせだったらちゃんと勉強したいというのもあります。
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かわばた酒店でCalera Ryan 2007とAu Bon ClimatのKnox Alexanderという二つの著名ピノがどちらも3000円台で出ています。どちらもかなりの安値です。
Ryan2007は以前飲んでいますが,3000円台なら文句なくオススメできるクオリティでした。Wine Advocate誌では93点。
Au Bon ClimatのKnox Alexanderはイサベルと並ぶフラグシップ。イサベルがオーナーであるJim Clendenen氏の娘の名前であるのに対し,こちらは息子の名前。世評では娘の方が息子より可愛いのではないかとも言われていますが,私も近年のものは飲んだことがないので評価できません。こちらは税抜3350円という安さ。
どちらを選ぶか悩ましいところですが,この値段なら両方買っても7000円ですから,それが正解かもしれません(笑)。
Ryan2007は以前飲んでいますが,3000円台なら文句なくオススメできるクオリティでした。Wine Advocate誌では93点。
Au Bon ClimatのKnox Alexanderはイサベルと並ぶフラグシップ。イサベルがオーナーであるJim Clendenen氏の娘の名前であるのに対し,こちらは息子の名前。世評では娘の方が息子より可愛いのではないかとも言われていますが,私も近年のものは飲んだことがないので評価できません。こちらは税抜3350円という安さ。
どちらを選ぶか悩ましいところですが,この値段なら両方買っても7000円ですから,それが正解かもしれません(笑)。
iPhone4が出てもう半年近くたちますが,ついに3Gから乗り換えました。元々今回は「白を待とう」というつもりだったのですが,来年まで延期になりいい加減待ちくたびれたというのが今さら買い換えた理由です。とりあえず予約してみようかと近所のソフトバンクショップに行ったところ,在庫があるとのことですぐに機種変更できました。
iTunesで古いiPhoneのバックアップを取り,新しいiPhoneでそれを復元することで基本的には移行もすんなり行きましたがいくつか問題になるところもありました。
標準のメールなどいくつかのアプリはWebサービスにアクセスするためのパスワードなどを再設定する必要がありましたが,大きな問題はなし。ただ,画面の設定(アプリのアイコン配置)はちょっと困りました。
アプリのアイコン配置もバックアップと復元で移行できるという話もあるのですが,僕の場合はだめでした。もしかすると一度だけiTunes上でアイコン配置を設定してみたことがあるのが影響しているのかもしれません。せっかく5ページに集約したアイコンがまた,てんでばらばらになってしまっています。
フォルダー機能を使ってアイコンをまとめていったところ,いくつか入っているはずのアプリが入っていないことに気付きました。「乗換案内」や「デジタル大辞泉」などよく使うアプリがなくなっていたので結構こまります。
結局iTunes上で一回そのアプリをはずして一回同期を取り,あらためてそのアプリを利用するというチェックを記入し,同期しなおしたら,気づいていなかったアプリも含めて復活しました。
どうやら11画面を越えてしまって同期されていなかったような感じです。なにはともあれ無事に動いているようです。
iTunesで古いiPhoneのバックアップを取り,新しいiPhoneでそれを復元することで基本的には移行もすんなり行きましたがいくつか問題になるところもありました。
標準のメールなどいくつかのアプリはWebサービスにアクセスするためのパスワードなどを再設定する必要がありましたが,大きな問題はなし。ただ,画面の設定(アプリのアイコン配置)はちょっと困りました。
アプリのアイコン配置もバックアップと復元で移行できるという話もあるのですが,僕の場合はだめでした。もしかすると一度だけiTunes上でアイコン配置を設定してみたことがあるのが影響しているのかもしれません。せっかく5ページに集約したアイコンがまた,てんでばらばらになってしまっています。
フォルダー機能を使ってアイコンをまとめていったところ,いくつか入っているはずのアプリが入っていないことに気付きました。「乗換案内」や「デジタル大辞泉」などよく使うアプリがなくなっていたので結構こまります。
結局iTunes上で一回そのアプリをはずして一回同期を取り,あらためてそのアプリを利用するというチェックを記入し,同期しなおしたら,気づいていなかったアプリも含めて復活しました。
どうやら11画面を越えてしまって同期されていなかったような感じです。なにはともあれ無事に動いているようです。
日本ではあまり出回っていないOutpostのZinfandel(とカベルネ)が輸入元40%オフセールで安くでています。Zinfandelは米国でも40ドル台のが税抜4480円ですからかなり安いです。WAで93点。Outpostは98年設立の新しいワイナリ。Zinfandelなどが2000年代半ばから高評価を得ています。ショップの説明書きによると今回のセールはちょっとアクシデンタルなもののようでもあるので,気になる方はお早めに。
ナパの老舗ワイナリの一つであるCosentinoが経営破綻し,既に従業員は解雇,操業をストップしています(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Cosentino Closes Last Two Wineries)。
近日,売り先を発表できるだろうとのことですが,噂ではWilliam Foleyが買うのではないかという話が出ているようです。Highway29沿いの好立地にあるワイナリですから買い手がつかないことはないと思うのですが…
ちなみにWilliam Foley氏は今年経営破綻したEOSも買い取っています。今そういう資金力と実行力を持っているのが彼くらいしかいないという背景もありそうです。
近日,売り先を発表できるだろうとのことですが,噂ではWilliam Foleyが買うのではないかという話が出ているようです。Highway29沿いの好立地にあるワイナリですから買い手がつかないことはないと思うのですが…
ちなみにWilliam Foley氏は今年経営破綻したEOSも買い取っています。今そういう資金力と実行力を持っているのが彼くらいしかいないという背景もありそうです。
19日が下の子の誕生日。1日遅れの20日に誕生日会をしました。そのためにローストポークに初挑戦。備忘録として書いておきます。
肉はハナマサで100g109円くらいの肩ロース1.3kg。もちろん4人で食べきれる量ではありません。1回で食べきるつもりなら800gくらいでよさそうです。
まず,晩のうちに塩胡椒とスパイスを表面にすりこみました。味が染みやすいよう,フォークでぶすぶす穴を開けています。周りにオリーブオイルをなでつけてビニール袋に入れます。ちょっと失敗したのはこのときにブロックそのままでやってしまったこと。ちょっと1切れが大きすぎて熱を通すのも味を染ませるのも難しいので途中で半分に切りましたが,最初から分けておけばよかったです。
当日の午後,表面の塩をぬぐって(本当は1回洗ったほうがいいのかも),アップルジュースを入れ,ビニール袋に空気が入らないよう固く絞って炊飯器の調理機能を使って熱を入れます。しかけたまま外出しないといけなかったので,若干温度を低めの69℃で1時間にしたのですが,結果的にはちょっと赤い血がのこってしまったので72~73℃くらいにしておいた方が良かったような気がします。
一応ソースも作りましたがなくてもよかったかも。子供たちはそのまま食べてました。
ソースはバルサミコ酢大さじ2に赤ワイン大さじ2,それにビニール袋の中の肉汁+アップルジュースを大さじ1くらい,後から醤油と最初に入れたオリーブオイルの残りを加えて煮詰めます。肉汁をもっと多く入れてバルサミコをちょっと減らした方がよかったかも。ちょっと酢のつんとした感じが残りましたがそれなりにおいしくはなりました。
付け合せの野菜は玉ねぎ2個とジャガイモ2個,人参1本を輪切りにしてオーブントースター用の皿に並べ(面倒なのでオーブントースターにしましたが,もちろんオーブンでもいいです),塩をふりかけ,オリーブオイルをかけて230℃くらいで20分程度焼きました。ブロッコリーははやりのシリコンスチーマーで1分強。
写真の色がかなり赤いのは,エフェクトのせいです。じっさいはもっとピンクな感じです。
とにかく肉がやわらかくできたのは成功です。脂のところはちょっと食べにくいので,肩ロースよりも普通のロースの方がよかったかも。ヒレ肉だったらさらにいいだろうと思います。
またなにかのときに挑戦してみましょう。
肉はハナマサで100g109円くらいの肩ロース1.3kg。もちろん4人で食べきれる量ではありません。1回で食べきるつもりなら800gくらいでよさそうです。
まず,晩のうちに塩胡椒とスパイスを表面にすりこみました。味が染みやすいよう,フォークでぶすぶす穴を開けています。周りにオリーブオイルをなでつけてビニール袋に入れます。ちょっと失敗したのはこのときにブロックそのままでやってしまったこと。ちょっと1切れが大きすぎて熱を通すのも味を染ませるのも難しいので途中で半分に切りましたが,最初から分けておけばよかったです。
当日の午後,表面の塩をぬぐって(本当は1回洗ったほうがいいのかも),アップルジュースを入れ,ビニール袋に空気が入らないよう固く絞って炊飯器の調理機能を使って熱を入れます。しかけたまま外出しないといけなかったので,若干温度を低めの69℃で1時間にしたのですが,結果的にはちょっと赤い血がのこってしまったので72~73℃くらいにしておいた方が良かったような気がします。
一応ソースも作りましたがなくてもよかったかも。子供たちはそのまま食べてました。
ソースはバルサミコ酢大さじ2に赤ワイン大さじ2,それにビニール袋の中の肉汁+アップルジュースを大さじ1くらい,後から醤油と最初に入れたオリーブオイルの残りを加えて煮詰めます。肉汁をもっと多く入れてバルサミコをちょっと減らした方がよかったかも。ちょっと酢のつんとした感じが残りましたがそれなりにおいしくはなりました。
付け合せの野菜は玉ねぎ2個とジャガイモ2個,人参1本を輪切りにしてオーブントースター用の皿に並べ(面倒なのでオーブントースターにしましたが,もちろんオーブンでもいいです),塩をふりかけ,オリーブオイルをかけて230℃くらいで20分程度焼きました。ブロッコリーははやりのシリコンスチーマーで1分強。
写真の色がかなり赤いのは,エフェクトのせいです。じっさいはもっとピンクな感じです。
とにかく肉がやわらかくできたのは成功です。脂のところはちょっと食べにくいので,肩ロースよりも普通のロースの方がよかったかも。ヒレ肉だったらさらにいいだろうと思います。
またなにかのときに挑戦してみましょう。
ここしばらくお伝えしていたように,11/19は世界同時開催のジンファンデル・デーでした。私は予告通りClineのZinfandelを開けました。
Twitterを見る限り,かなりの書き込みが「#zinfandel」でされていたのでイベントとしてはそこそこ成功したのでしょうただ,残念ながら日本からの投稿は数えるほどしかありませんでした。不徳のいたすところであります。
ただ,いろいろな意味で問題点が浮かび上がってきた感じがしました。まずイベントそれ自体ですが,アナウンスされたのが11月5日。2週間というのはあまりにも短すぎます。例えばワインショップがそれようにワインを仕込むのだって時間がかかるし,ワイン会を開こうとするにもやや時間不足です。
また,イベントを「Global」とするのであれば,いくらなんでもボジョレー・ヌーボー解禁日の翌日というのはちょっとなーと思うところです。
次に,ジンファンデルを取り巻く状況です。今回イベント用にジンファンデルを買いに行って思ったのですが,ジンファンデルってちょっと買いにくい感じがします。一つは,ジンファンデルの特徴それ自体といってもいいのかもしれませんが,スタイルが多様すぎること。例えば,頂点(あるいはそれに近いワイン)がイメージしやすいシャルドネやカベルネ,ピノ・ノワールなどと比べて行き着く先がイメージしにくい感じがします。
ジンファンデルは2000円台,3000円台という比較的買いやすい価格帯にいろいろなワインがあり,それはいいことだと思うのですが,その先に目標とするところが見つけにくい。先日紹介したTurleyは目標の一つかもしれませんが,ちょっと独自すぎてほかのワイナリからの目標にはなりにくい感じがします。
Zinfandelを盛り立てていくには,もうちょっといろんなことが必要なのではないかと思う次第です。
Twitterを見る限り,かなりの書き込みが「#zinfandel」でされていたのでイベントとしてはそこそこ成功したのでしょうただ,残念ながら日本からの投稿は数えるほどしかありませんでした。不徳のいたすところであります。
ただ,いろいろな意味で問題点が浮かび上がってきた感じがしました。まずイベントそれ自体ですが,アナウンスされたのが11月5日。2週間というのはあまりにも短すぎます。例えばワインショップがそれようにワインを仕込むのだって時間がかかるし,ワイン会を開こうとするにもやや時間不足です。
また,イベントを「Global」とするのであれば,いくらなんでもボジョレー・ヌーボー解禁日の翌日というのはちょっとなーと思うところです。
次に,ジンファンデルを取り巻く状況です。今回イベント用にジンファンデルを買いに行って思ったのですが,ジンファンデルってちょっと買いにくい感じがします。一つは,ジンファンデルの特徴それ自体といってもいいのかもしれませんが,スタイルが多様すぎること。例えば,頂点(あるいはそれに近いワイン)がイメージしやすいシャルドネやカベルネ,ピノ・ノワールなどと比べて行き着く先がイメージしにくい感じがします。
ジンファンデルは2000円台,3000円台という比較的買いやすい価格帯にいろいろなワインがあり,それはいいことだと思うのですが,その先に目標とするところが見つけにくい。先日紹介したTurleyは目標の一つかもしれませんが,ちょっと独自すぎてほかのワイナリからの目標にはなりにくい感じがします。
Zinfandelを盛り立てていくには,もうちょっといろんなことが必要なのではないかと思う次第です。
shuzさんの真似をしたわけではありませんが,買い物向けのコネタがちょっと溜まったので放出しておきます。
まず柳屋では「アウトレット大・処分市」としてラベル不良品などの割引セールをしています。ShaferのOne Point Fiveが5980円などいい感じです。
ワインショップ フィッチではStag's LeapのCask 23が珍しくセールで出ています。1万5800円というのは国内では見たことないような価格。ただ,このワインの評価,WAでは87点なのでカリフォルニア的な濃いワインよりもエレガントなワインを好む人の方に向いていると思います。
カリフォルニアワインあらかるとではカレラがセール。ライアン2007(WA93点)の3980円はWine Authorityにちょっと負けていますが,セントラル・コースト・ピノ2008(WAで90点)の2130円というのは抜群のやすさ。リードの5980円も多分安いですが,これは2006年なので要注意。僕だったら2007のミルズ(WA95点)6750円を選びます。
WS誌のWine of the Yearになった2007年のSaxum James Berry Proprietary Redはもう日本には入らないと思いますが,2006は昨日紹介したものがあります。WAで95点と少し落ちますがそれでも米国では100ドルを軽く超えるワイン。この値段で入手できることはもうないだろうと思います。僕もこれは1本入手しておきました。
最後にPisoniやAugust Westの輸入元であるilovecalwineのオンラインショップで11月22日まで1周年記念セールをやっています。「オススメ」マークが付いたワインは20%引きになっているとのこと。例えばAugust West Rosella's Vineyard Pinot Noir 2007は6216円。レアモノのAugust West Rosella's Vineyard Chardonnay 2008も5040円です。
まず柳屋では「アウトレット大・処分市」としてラベル不良品などの割引セールをしています。ShaferのOne Point Fiveが5980円などいい感じです。
ワインショップ フィッチではStag's LeapのCask 23が珍しくセールで出ています。1万5800円というのは国内では見たことないような価格。ただ,このワインの評価,WAでは87点なのでカリフォルニア的な濃いワインよりもエレガントなワインを好む人の方に向いていると思います。
カリフォルニアワインあらかるとではカレラがセール。ライアン2007(WA93点)の3980円はWine Authorityにちょっと負けていますが,セントラル・コースト・ピノ2008(WAで90点)の2130円というのは抜群のやすさ。リードの5980円も多分安いですが,これは2006年なので要注意。僕だったら2007のミルズ(WA95点)6750円を選びます。
WS誌のWine of the Yearになった2007年のSaxum James Berry Proprietary Redはもう日本には入らないと思いますが,2006は昨日紹介したものがあります。WAで95点と少し落ちますがそれでも米国では100ドルを軽く超えるワイン。この値段で入手できることはもうないだろうと思います。僕もこれは1本入手しておきました。
最後にPisoniやAugust Westの輸入元であるilovecalwineのオンラインショップで11月22日まで1周年記念セールをやっています。「オススメ」マークが付いたワインは20%引きになっているとのこと。例えばAugust West Rosella's Vineyard Pinot Noir 2007は6216円。レアモノのAugust West Rosella's Vineyard Chardonnay 2008も5040円です。
Wine Spectator誌の年間トップ10が発表になっています。かつてはこれで上位に入るとショップから消えてしまうほどの影響力がありましたが,近年は何が上位だったのかさっぱり記憶に残らなくなってしまいました。それでも,この手のものの中ではやっぱり影響度の強い方なのでしょう。
以下がトップ10
1位:Saxum James Berry Vineyard Paso Robles 2007
2位:Two Hands Shiraz Barossa Valley Bella’s Garden 2008
3位:Peter Michael Chardonnay Sonoma County Ma Belle-Fille 2008
4位:Revana Cabernet Sauvignon St. Helena 2007
5位:Altamura Cabernet Sauvignon Napa Valley 2007
6位:Paul Hobbs Pinot Noir Russian River Valley 2008
7位:Schild Shiraz Barossa 2008
8位:Fontodi Colli della Toscana Centrale Flaccianello 2007
9位:CARM Douro Reserva 2007
10位:Clos des Papes Châteauneuf-du-Pape White 2009
1位はSaxumのJames Berry Vineyard Proprietary Red 2007。WS誌で98点,WAでは100点がついた高評価ワイン。WS誌のトップワインは入手しやすさも評価対象になるためあまり生産量が少ないものは選ばれない傾向があるのですが,これは1000ケースを切っています。
Saxumのワイン,一時期は5000円台から6000円台前半という安さで日本で売られていましたが,米国での人気が高いため,入荷量が減ってしまい,今ではほとんど見られなくなったのが残念です。僕も飲んだのは今回の2年前のヴィンテージのものだけですが,実においしいワインでした。2007年はさすがにありませんが,古いヴィンテージならまだいくつか見つかるようです。お金があったら買い占めたい。
3位はピーターマイケルのシャルドネ。マ・ベル・フィールの2008。これも別ヴィンテージなら日本でそれほど高くなく入手できます。
6位のポール・ホッブスも国内で6000円台で買えるワイン。このあたりの選択はWSらしいところです。
というわけで1位から6今でのうち5つがカリフォルニアというちょっとめずらしいでき。
以下がトップ10
1位:Saxum James Berry Vineyard Paso Robles 2007
2位:Two Hands Shiraz Barossa Valley Bella’s Garden 2008
3位:Peter Michael Chardonnay Sonoma County Ma Belle-Fille 2008
4位:Revana Cabernet Sauvignon St. Helena 2007
5位:Altamura Cabernet Sauvignon Napa Valley 2007
6位:Paul Hobbs Pinot Noir Russian River Valley 2008
7位:Schild Shiraz Barossa 2008
8位:Fontodi Colli della Toscana Centrale Flaccianello 2007
9位:CARM Douro Reserva 2007
10位:Clos des Papes Châteauneuf-du-Pape White 2009
1位はSaxumのJames Berry Vineyard Proprietary Red 2007。WS誌で98点,WAでは100点がついた高評価ワイン。WS誌のトップワインは入手しやすさも評価対象になるためあまり生産量が少ないものは選ばれない傾向があるのですが,これは1000ケースを切っています。
Saxumのワイン,一時期は5000円台から6000円台前半という安さで日本で売られていましたが,米国での人気が高いため,入荷量が減ってしまい,今ではほとんど見られなくなったのが残念です。僕も飲んだのは今回の2年前のヴィンテージのものだけですが,実においしいワインでした。2007年はさすがにありませんが,古いヴィンテージならまだいくつか見つかるようです。お金があったら買い占めたい。
3位はピーターマイケルのシャルドネ。マ・ベル・フィールの2008。これも別ヴィンテージなら日本でそれほど高くなく入手できます。
6位のポール・ホッブスも国内で6000円台で買えるワイン。このあたりの選択はWSらしいところです。
というわけで1位から6今でのうち5つがカリフォルニアというちょっとめずらしいでき。
日本海側でカニ漁が解禁になったということで,以前から気になっていた「セコガニ」を注文してみました。セコガニとはズワイガニのメスのこと。松葉ガニや越前ガニといったブランドになっている雄がにと比べてずっと小さいですが,内子や外子が楽しめるのと,比較的値段もお手軽なのがいいところです。解禁期間は2カ月間だけとのことです。
今回頼んだのは1kgのパック。写真のようにセコガニが8個入っていました。ゆでたものではなく生です。
もっと小さいかと覚悟していましたが,案外立派です。まだ動いているのもいます(真水に浸けておくと死んでしまうそうです)。
タワシでよく洗い,2匹は味噌汁に,2匹は炊き込みご飯,残りの4匹は茹でて食べました。味噌汁や炊き込みご飯は生カニだからこそできること。
さすがに身は多くありませんが,ご飯の上にさらに内子やカニミソを載せて食べたら絶品です。
いつもは輸入物のカニしか買っていないのですが,たまには旬のものをちゃんと食べるのもいいものです。
ちなみに買ったのはこちら。送料込みで2980円ですから安いです。
今回頼んだのは1kgのパック。写真のようにセコガニが8個入っていました。ゆでたものではなく生です。
もっと小さいかと覚悟していましたが,案外立派です。まだ動いているのもいます(真水に浸けておくと死んでしまうそうです)。
タワシでよく洗い,2匹は味噌汁に,2匹は炊き込みご飯,残りの4匹は茹でて食べました。味噌汁や炊き込みご飯は生カニだからこそできること。
さすがに身は多くありませんが,ご飯の上にさらに内子やカニミソを載せて食べたら絶品です。
いつもは輸入物のカニしか買っていないのですが,たまには旬のものをちゃんと食べるのもいいものです。
ちなみに買ったのはこちら。送料込みで2980円ですから安いです。
今回は飲んだことないものにしてみようと,クラインのAncient Vines Zinfandel 2008にしました。クラインはシラーとかZinfandelでも何も形容詞が付かないものは飲んだことありますが,Ancient Vinesシリーズは未経験。値段も2000円台前半と割と安いです。クラインは比較的地味なワイナリですが,コストパフォーマンスの高いワインを作っているので,それなりに期待できるのではと思っています。
先週の餃子に続いて今週はシュウマイを作りました。粉物修行ということで,というのは本当は嘘で,シュウマイの皮をたくさん買っちゃったからつくってくれというリクエストに応えただけです。
上に貝柱を炒めたのを載せています。レシピはやはりウー・ウェンさんの本から。
焼売は閉じなくていいので餃子より簡単に作れます。具も割とシンプル。今回は使わなかったですが,エビとか少し入れるだけで急に豪華な感じになりますし。蒸すので脂を使わないのも○。最近はルクレなど電子レンジ用の蒸し器もいろいろありますから,本格的な蒸し器を持っていなくても作れると思います(うちではレミパンの蒸し台を使ってます)。
これで下の2冊と合わせて3冊ウー・ウェンさんの粉物関係の本を読んだので一旦総括しておきます。
まず,「北京小麦粉料理」は餃子だけでなく麺類も含めた粉物全般を手作りするための本。料理の幅広さでいえばこれが圧倒的に一番です。ただ,これはつくらないかなあと思うのがやや多いのはそれと裏腹なところ。
逆に「家族をつなぐ餃子の時間」は餃子に特化した内容。餃子そのものだけでなく,餃子鍋などの応用編もかなりあります。餃子を極めるならこれ。
「餃子・春巻・焼売」は半分がさまざまな餃子で,後は春巻,生春巻,焼売,揚げ焼売となっています。手作りの皮だけでなく,市販の皮を使ったものもかなり載っています。アスパラガスの揚げ生春巻きとか,おつまみっぽいのでおいしそうなのがかなりありました。自分的にはこれが一番役立ちそうです。
上に貝柱を炒めたのを載せています。レシピはやはりウー・ウェンさんの本から。
焼売は閉じなくていいので餃子より簡単に作れます。具も割とシンプル。今回は使わなかったですが,エビとか少し入れるだけで急に豪華な感じになりますし。蒸すので脂を使わないのも○。最近はルクレなど電子レンジ用の蒸し器もいろいろありますから,本格的な蒸し器を持っていなくても作れると思います(うちではレミパンの蒸し台を使ってます)。
これで下の2冊と合わせて3冊ウー・ウェンさんの粉物関係の本を読んだので一旦総括しておきます。
まず,「北京小麦粉料理」は餃子だけでなく麺類も含めた粉物全般を手作りするための本。料理の幅広さでいえばこれが圧倒的に一番です。ただ,これはつくらないかなあと思うのがやや多いのはそれと裏腹なところ。
逆に「家族をつなぐ餃子の時間」は餃子に特化した内容。餃子そのものだけでなく,餃子鍋などの応用編もかなりあります。餃子を極めるならこれ。
「餃子・春巻・焼売」は半分がさまざまな餃子で,後は春巻,生春巻,焼売,揚げ焼売となっています。手作りの皮だけでなく,市販の皮を使ったものもかなり載っています。アスパラガスの揚げ生春巻きとか,おつまみっぽいのでおいしそうなのがかなりありました。自分的にはこれが一番役立ちそうです。
今週金曜日のZinfandel Dayに向けてWine Library TVのGary Vaynerchukによるブラインドテイスティングのビデオを紹介します。
取り上げられたZinfandelは以下の4本。
Bogle ZinfandelCalifornia Red Zinfandel
2008 Seghesio Sonoma Zinfandel
2006 Louis Martini Monte Rosso Zinfandel Gnarly Vines
2007 Outpost Zinfandel Howell Mountain
この中で知名度で言えばRobert Parkerが93点を付けているOutpostが一番でしょう。しかし,Gary Vaynerchukはあまりビッグなワインは好まない傾向があるため,評価は大分違ったものになりました。
接戦を制したのはSeghesioのSonoma Zinfandel。日本でも割と入手しやすいこのワインが選ばれたのはちょっと嬉しいような感じです。Wine Spectatorの年間トップ100常連でもあり,なんというかはずさないワインですね。
取り上げられたZinfandelは以下の4本。
Bogle ZinfandelCalifornia Red Zinfandel
2008 Seghesio Sonoma Zinfandel
2006 Louis Martini Monte Rosso Zinfandel Gnarly Vines
2007 Outpost Zinfandel Howell Mountain
この中で知名度で言えばRobert Parkerが93点を付けているOutpostが一番でしょう。しかし,Gary Vaynerchukはあまりビッグなワインは好まない傾向があるため,評価は大分違ったものになりました。
接戦を制したのはSeghesioのSonoma Zinfandel。日本でも割と入手しやすいこのワインが選ばれたのはちょっと嬉しいような感じです。Wine Spectatorの年間トップ100常連でもあり,なんというかはずさないワインですね。
先日紹介したRavenswoodや,大塚製薬のRidgeあたりが米国のZinfandelの地位を向上させた功労者ですが,Robert Parkerが高く評価するZinfandelと言えばTurleyにMartinelliがあります。どちらもビッグでアルコール度が高いだれもがパーカー的と思うようなワイン。年中飲みたいと思うワインではありませんが,たまに飲む分には分かりやすいはっきりとしたおいしさで,これはこれでまたよいかなと思います。そういえば某氏は昔,Turleyは名古屋の「味噌煮込みうどんに合う」と言っていました。
MartinelliのGiuseppe & Luisaは高評価の割には国内の価格が安く,狙い目ではあるのですが,入荷量も少なく,いつでも入手できるワインではありません。Turleyもそうそうに売り切れることが多いですが,入荷量も結構あるようで,探せばそこそこ見つかります。ここはZinfandelだけでも30種以上作っているので,名前を覚えるのが困難ですが,比較的入手しやすく,味もそこそこなのがOld VinesやJuvenileという畑の名前が付いていないもの。大体5000円前後。
単一畑ではDogtownやDuarte,Rattlesnakeなどが比較的低価格。ただし評価もそこそこ。価格は1万円以下。
評価が高くて価格も高いのがHayne,Black Searsなど。1万5000円前後になります。
Turleyの世界を味わうには安い価格帯のものでいいと思いますが,Hayneも一度は飲んでみたいものです。
以下のリストではセダーマンは新しく使い始めた畑で,割とコスト・パフォーマンスは高そうです。Dusiの2006は米国で100ドル以上しますから,お買い得度は高いです。
MartinelliのGiuseppe & Luisaは高評価の割には国内の価格が安く,狙い目ではあるのですが,入荷量も少なく,いつでも入手できるワインではありません。Turleyもそうそうに売り切れることが多いですが,入荷量も結構あるようで,探せばそこそこ見つかります。ここはZinfandelだけでも30種以上作っているので,名前を覚えるのが困難ですが,比較的入手しやすく,味もそこそこなのがOld VinesやJuvenileという畑の名前が付いていないもの。大体5000円前後。
単一畑ではDogtownやDuarte,Rattlesnakeなどが比較的低価格。ただし評価もそこそこ。価格は1万円以下。
評価が高くて価格も高いのがHayne,Black Searsなど。1万5000円前後になります。
Turleyの世界を味わうには安い価格帯のものでいいと思いますが,Hayneも一度は飲んでみたいものです。
以下のリストではセダーマンは新しく使い始めた畑で,割とコスト・パフォーマンスは高そうです。Dusiの2006は米国で100ドル以上しますから,お買い得度は高いです。
ナパを舞台にした「Vines」というソープ・オペラ(軽いドラマ)の企画があり,ホラー映画「リング」の監督である中田秀夫氏やプロデューサーの一瀬隆重氏が絡んでいるようです(NBC develops supernatural soap opera for Napa)。
このドラマはナパに移住してきた家族が古いぶどうの樹にかけられた危険な魔力に巻き込まれるといったストーリーだとか。
ナパでは1980年代に「Falcon Crest」というテレビドラマの撮影がありましたが,その再来を期待する向きもあるとのこと。
このドラマはナパに移住してきた家族が古いぶどうの樹にかけられた危険な魔力に巻き込まれるといったストーリーだとか。
ナパでは1980年代に「Falcon Crest」というテレビドラマの撮影がありましたが,その再来を期待する向きもあるとのこと。
昨日の記事でも書いたように,2011年のカリフォルニアワイン名誉の殿堂入りをする5人が決まりました(Welcome the Vintners Hall of Fame 2011 class - Jon Bonn�)。
うち二人は現役のワインメーカーで,一人は昨日紹介したJoel Peterson。Ravenswoodの創始者であり,単一畑のジンファンデルのパイオニアでもあります。Zinfandelの有名なプロデューサとして4Rとか5RといったRで始まるワイナリのリストがしばしば登場しますが,そこにかならず取り上げられる名前でもあります。
もう一人はSutter HomeとTrincheroのオーナーであるBob Trinchero。Sutter HomeはWhite Zinfandelの創始者であり,奇しくも今回はジンファンデル・イヤーという感じです。
3人目は学術分野でUC Davisの教授であるVernon Singleton氏。バレル・エイジングやタンニンの研究で知られている人だそうです。
残りの二人は「パイオニア」部門で10年以上前になくなっている二人が選ばれました。一人はChaloneのRichard Graff,もう一人はSebastianiのAugust Sebastiani。
授与式は来年2月21日,ナパのCIA at Greystoneで行われます。
うち二人は現役のワインメーカーで,一人は昨日紹介したJoel Peterson。Ravenswoodの創始者であり,単一畑のジンファンデルのパイオニアでもあります。Zinfandelの有名なプロデューサとして4Rとか5RといったRで始まるワイナリのリストがしばしば登場しますが,そこにかならず取り上げられる名前でもあります。
もう一人はSutter HomeとTrincheroのオーナーであるBob Trinchero。Sutter HomeはWhite Zinfandelの創始者であり,奇しくも今回はジンファンデル・イヤーという感じです。
3人目は学術分野でUC Davisの教授であるVernon Singleton氏。バレル・エイジングやタンニンの研究で知られている人だそうです。
残りの二人は「パイオニア」部門で10年以上前になくなっている二人が選ばれました。一人はChaloneのRichard Graff,もう一人はSebastianiのAugust Sebastiani。
授与式は来年2月21日,ナパのCIA at Greystoneで行われます。
カリフォルニアワインあらかるとでRavenswoodの単一畑「Barrisia」が税抜き2800円という安さで出ています。米国で買っても50ドルするワイン。これは安いです。輸入元が単一畑ものをやめるのが理由なようなので,あまり喜べることではないのですが,ともかく安いものは安い。今後は入手がさらに困難になるでしょうから,買うなら今のうちがいいだろうと思います。
別に記事で取り上げる予定ですが,RavenswoodのJoel Petersonは2011年のカリフォルニアワイン名誉の殿堂にも選ばれた傑人。先日紹介したように,息子さんもがんばっているようです。カリフォルニアのジンファンデルの功労者の一人であることは間違いありません。
19日のジンファンデル・デー用にいかがでしょう?
別に記事で取り上げる予定ですが,RavenswoodのJoel Petersonは2011年のカリフォルニアワイン名誉の殿堂にも選ばれた傑人。先日紹介したように,息子さんもがんばっているようです。カリフォルニアのジンファンデルの功労者の一人であることは間違いありません。
19日のジンファンデル・デー用にいかがでしょう?
ジンファンデル・デーの記事について,Zinfandel Streetという通りがあるよ,ほかにもワインな名前がたくさんというタレコミを某氏からいただきました。調べてみると確かに11個(なぜかGamayだけ二つ)もありました。
面白いですね。どんな人が名付けたのか気になります。
せっかくなので(?),場所がどこかは伏せておきます(調べたらすぐに分かるだろうと思いますが)。見つけてみてください。
面白いですね。どんな人が名付けたのか気になります。
せっかくなので(?),場所がどこかは伏せておきます(調べたらすぐに分かるだろうと思いますが)。見つけてみてください。
Zinfandelの普及団体ZAPがソーシャルメディアのアントレプレナーであるR. Christian Oggenfussと組んで11月19日に初の#Zinfandel Dayを開催します(First Annual #Zinfandel Day November 19)。正確には米国太平洋時間の0:01~23:59までということで日本時間にすると11/19 17:01~11/20 16:59。世界同時開催のイベントです。
メインとなるのは参加するワイナリにおけるスペシャル・イベントですが,世界同時という以上,ユーザーも独自にイベントをたてて積極的に参加できます。具体的にはMeetupのページからイベントを登録すればいいようです。既にTokyoというイベントも一つ立っていますが,内容は何も書かれていないしオーガナイザーも決まっていないようです。
あなたもぜひイベントを立ててみてはいかがでしょう。
【独り言】
…今家にジンファンデル1本しかない…しかも18年もののRidgeというかなり危険なシロモノ(笑)。19日までに何か調達するかな…
メインとなるのは参加するワイナリにおけるスペシャル・イベントですが,世界同時という以上,ユーザーも独自にイベントをたてて積極的に参加できます。具体的にはMeetupのページからイベントを登録すればいいようです。既にTokyoというイベントも一つ立っていますが,内容は何も書かれていないしオーガナイザーも決まっていないようです。
あなたもぜひイベントを立ててみてはいかがでしょう。
【独り言】
…今家にジンファンデル1本しかない…しかも18年もののRidgeというかなり危険なシロモノ(笑)。19日までに何か調達するかな…
理由がなんだったか全然憶えていないのですが,数週間前から餃子を皮から作りたくなって,先日の日曜日にようやく実行しました。
とはいえ,準備なしで始めたので作り始めてから足りないものがいろいろ発見。冷蔵庫に切れていることが滅多にない豚ひき肉がなかったため,急遽牛丼用の牛肉を細かく切って具にしたり。
なんだかんだで時間が押したので餃子を包んだのはもっぱら娘です。手作りの皮は伸びるのでヒダが作り易い。
水餃子は予想以上に小振りで(茹でたら大分膨らみましたが),具がだいぶ余ったので,これも急遽普通の餃子の皮を買ってきてもらって焼き餃子も作成。こちらは両脇を閉じない形にしたので具が沢山入ります。
最後に小麦粉を溶いたのを流しこんで羽根つきの餃子に(写真では羽部分がほとんど写っていませんが)。
ちょっと余るかなあと思ったら4人で全部食べちゃいました。僕でもかなり満腹だったので子供たちははち切れそうだったのでは。
餃子の皮のレシピはウー・ウェンさんの本を見ました。
とはいえ,準備なしで始めたので作り始めてから足りないものがいろいろ発見。冷蔵庫に切れていることが滅多にない豚ひき肉がなかったため,急遽牛丼用の牛肉を細かく切って具にしたり。
なんだかんだで時間が押したので餃子を包んだのはもっぱら娘です。手作りの皮は伸びるのでヒダが作り易い。
水餃子は予想以上に小振りで(茹でたら大分膨らみましたが),具がだいぶ余ったので,これも急遽普通の餃子の皮を買ってきてもらって焼き餃子も作成。こちらは両脇を閉じない形にしたので具が沢山入ります。
最後に小麦粉を溶いたのを流しこんで羽根つきの餃子に(写真では羽部分がほとんど写っていませんが)。
ちょっと余るかなあと思ったら4人で全部食べちゃいました。僕でもかなり満腹だったので子供たちははち切れそうだったのでは。
餃子の皮のレシピはウー・ウェンさんの本を見ました。
Sonoma Wine Companyが米Cogenra社が開発した新しい太陽光利用システムを採用し,そのお披露目には前英首相のトニー・ブレアが出席して褒め讃えました(Sonoma Wine Company unveils new solar system with help of Tony Blair - Wine Business News)。
この新しい太陽光利用システムは太陽光発電と太陽熱を使った給湯器用の温水作りを同時に行うというもので,従来よりも太陽光の利用効率が5倍になるといいます。最大80%のエネルギーが利用出来るということで,本当にそれだけ利用出来るのであれば確かにすごいことです。
トニー・ブレアは首相をやめた後は気候変動の防止に力を注いでいるようで,第二のアル・ゴアを狙っているのかもしれません。
この新しい太陽光利用システムは太陽光発電と太陽熱を使った給湯器用の温水作りを同時に行うというもので,従来よりも太陽光の利用効率が5倍になるといいます。最大80%のエネルギーが利用出来るということで,本当にそれだけ利用出来るのであれば確かにすごいことです。
トニー・ブレアは首相をやめた後は気候変動の防止に力を注いでいるようで,第二のアル・ゴアを狙っているのかもしれません。
Wine Enthusiast誌が2010年のトップ100を発表しました。PDFでダウンロードできます。
写真はトップ100の最初のページなのですが,何かおかしくないですか?
そうです。「5位」がありません。ほかのページに載っているのかと調べてもありません…
結果そのものより幻の5位が気になる今日この頃です。
写真はトップ100の最初のページなのですが,何かおかしくないですか?
そうです。「5位」がありません。ほかのページに載っているのかと調べてもありません…
結果そのものより幻の5位が気になる今日この頃です。
有名なカロン・セギュールを初めとして,ハートマークがラベルについたワインはいくつかあります。その中でもメッセージのストレートさでは抜群なのがクロ・デュ・ヴァルのエッチング・ボトル。
なんといってもハートマークの下が「Just for You」なのですから,これは恋人か配偶者かあるいはその候補か,さもなければ片想いの相手にでもあげるしかありません。飲み終わった後も,インテリアとして飾っておけるようなデザインです。
中身はクロ・デュ・ヴァルのカベルネ・ソヴィニョン2006ですから,味の方も十分まともです。
なんといってもハートマークの下が「Just for You」なのですから,これは恋人か配偶者かあるいはその候補か,さもなければ片想いの相手にでもあげるしかありません。飲み終わった後も,インテリアとして飾っておけるようなデザインです。
中身はクロ・デュ・ヴァルのカベルネ・ソヴィニョン2006ですから,味の方も十分まともです。
SFクロニクルのサイトに昨日書いたばかりのContinuumについて詳しい記事が出ていました(Continuum Estate the latest Mondavi family twist)。
これによると2005年,2006年のワインで使っていたブドウの出所はTo-Kalon Vineyardだそうです。今までOakvilleのどこかとしかしていなかったのではないかと思います。MondaviのConstellation買収の契約の一部(おそらく口約束のようなもの)で,To-KalonのブドウをTimが使えるということになっていたようです。ただ,Constellation側としてはそれをあまり続けたくないことが次第に明らかになり,新しいブドウのソースが必要だったというのがプリチャードヒルに畑を買った理由だったようです。
現行リリースの2007年はプリチャードヒルのブドウを使った最初の年でもありますが,その比率はまだ15%。メインはTo-Kalonです。これが2008年には自社畑が70%,2009年に90%になるとのこと。
また,Continuumのワイン作りの一つの目標が近隣にあるDalla ValleのMayaというのも初耳でした。カベルネ・フランを20%以上入れているというのが,その現れだとか。
Continuumに興味がある人は必読の記事です。
これによると2005年,2006年のワインで使っていたブドウの出所はTo-Kalon Vineyardだそうです。今までOakvilleのどこかとしかしていなかったのではないかと思います。MondaviのConstellation買収の契約の一部(おそらく口約束のようなもの)で,To-KalonのブドウをTimが使えるということになっていたようです。ただ,Constellation側としてはそれをあまり続けたくないことが次第に明らかになり,新しいブドウのソースが必要だったというのがプリチャードヒルに畑を買った理由だったようです。
現行リリースの2007年はプリチャードヒルのブドウを使った最初の年でもありますが,その比率はまだ15%。メインはTo-Kalonです。これが2008年には自社畑が70%,2009年に90%になるとのこと。
また,Continuumのワイン作りの一つの目標が近隣にあるDalla ValleのMayaというのも初耳でした。カベルネ・フランを20%以上入れているというのが,その現れだとか。
Continuumに興味がある人は必読の記事です。
カルト・ワインがブームになってから早10年。今さらカルトなんていうと笑われそうな気もするのですが,それでも毎年のように「次のカルト」といった記事が出てくるのはそれだけこの言葉に分かりやすい魅力があったからなのでしょうね。というわけで,今回はGary Vaynerchukが運営するCork'dのシニア・エディタが書いた記事です(3 wineries with the potential for cult status)。
取り上げられているのはBedrock Wine,Continuum,Evening Land Vineyards。
おそらくこの中で知名度が一番高いのはContinuumでしょう。故Robert Mondaviの次男のTim Mondaviのワイナリで,未亡人のMargritやTimの姉も参加しています。2007年に買い取ったプリチャードヒルの畑はRobertも見に行ったことがあるとのことで,Mondavi直系のワイナリと言えます。作っているのはボルドー系のブレンド一つだけ。評論家の評価も高く,日本でも現在はOpus Oneよりもやや高い価格ながら,すぐに売り切れるワインの一つとなっているようで,カルトという言葉が適切かどうかは別として,現在のところ順調に進んでいる感じがします。
後の二つのうちBedrockはRavenswoodのJoel Petersonの息子であるMorgan Twain-Petersonのワイナリ。この人はすごい人で5歳のときには既に香りだけでピノとメルローを区別することができ,さらにはピノ・ノワールのワインを作り始めたそうです。
It Takes a Village to raise a Winemakerというブログの記事によると,この年,彼はGevrey-Chambertinのワインの香りに魅せられ,父親にピノを作りたいと頼んだのだそうです。父Joelは,ピノは努力に見合わないからと,それを拒否。そこで彼はSangiacomo VineyardのAngelo Sangiacomoのところに,母親がイタリア旅行で集めた数千リラを持っていき,結局タダで500kgのピノをもらったそうです。しかもそれは1986年から2001年まで続き,「Vino Bambino」という名前でいくつかのレストランに入っているそうです。
既にMaster of Wineの試験にも受かり,論文を執筆中だという彼のワイナリBedrockはピノも作るもののメインはシラー。これは確かに気になりますね。
三つめのワイナリEvening Landはブルゴーニュの「コント・ラフォン」のDominique Lafonが出資しているオレゴンのワイナリでピノとシャルドネを作っています。Wine & Spirits誌は2009年のWinery of the Yearに選んでいるとのこと。
ここも全然知らなかったのでへーと思って読んでいたのですが,実は既にエノテカが輸入しているようです。
ちなみにオレゴンは2008が素晴らしいと聞いているので,それが出るときは狙い目かもしれません。
取り上げられているのはBedrock Wine,Continuum,Evening Land Vineyards。
おそらくこの中で知名度が一番高いのはContinuumでしょう。故Robert Mondaviの次男のTim Mondaviのワイナリで,未亡人のMargritやTimの姉も参加しています。2007年に買い取ったプリチャードヒルの畑はRobertも見に行ったことがあるとのことで,Mondavi直系のワイナリと言えます。作っているのはボルドー系のブレンド一つだけ。評論家の評価も高く,日本でも現在はOpus Oneよりもやや高い価格ながら,すぐに売り切れるワインの一つとなっているようで,カルトという言葉が適切かどうかは別として,現在のところ順調に進んでいる感じがします。
後の二つのうちBedrockはRavenswoodのJoel Petersonの息子であるMorgan Twain-Petersonのワイナリ。この人はすごい人で5歳のときには既に香りだけでピノとメルローを区別することができ,さらにはピノ・ノワールのワインを作り始めたそうです。
It Takes a Village to raise a Winemakerというブログの記事によると,この年,彼はGevrey-Chambertinのワインの香りに魅せられ,父親にピノを作りたいと頼んだのだそうです。父Joelは,ピノは努力に見合わないからと,それを拒否。そこで彼はSangiacomo VineyardのAngelo Sangiacomoのところに,母親がイタリア旅行で集めた数千リラを持っていき,結局タダで500kgのピノをもらったそうです。しかもそれは1986年から2001年まで続き,「Vino Bambino」という名前でいくつかのレストランに入っているそうです。
既にMaster of Wineの試験にも受かり,論文を執筆中だという彼のワイナリBedrockはピノも作るもののメインはシラー。これは確かに気になりますね。
三つめのワイナリEvening Landはブルゴーニュの「コント・ラフォン」のDominique Lafonが出資しているオレゴンのワイナリでピノとシャルドネを作っています。Wine & Spirits誌は2009年のWinery of the Yearに選んでいるとのこと。
ここも全然知らなかったのでへーと思って読んでいたのですが,実は既にエノテカが輸入しているようです。
ちなみにオレゴンは2008が素晴らしいと聞いているので,それが出るときは狙い目かもしれません。