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Date: 2011/0629 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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DuMOLはピノ・ノワールやシャルドネ、シラーを手がけるワイナリ。Marcassinなどと並んで、市場に出回ることが少なく入手困難で知られています。個人的には数年前にワイン会で飲んだシャルドネが忘れられない味の一つ。近年は正式輸入も途絶えてしまったため、もう飲めないかと半ばあきらめていました。

柳屋によると、それがなんと輸入復活。しかも単一畑のChloe 2008が税抜8000円台という安さ。このChloe、Aubertなども購入しているRitchieの畑のもの。Aubertだったらこの倍くらいはしてしまいます。ちょっと興奮して鼻血が出そうになってしまいました(笑)。ちなみに2008 ChloeはWine Advocate誌で95点。パーカーはDuMOLをシャルドネではトップ6に、ピノ・ノワールではトップ12に入るとしています。

昨年はSauvignon Blancのいいものが日本にだいぶ入ってきましたが、今年はもしかするとシャルドネの当たり年かもしれません。前述のAubertや、漢字ラベルになったDiatomなど、すばらしいワインが入ってきています。

今のカリフォルニアのいいシャルドネは、昔のようなコテコテの作りではなく、かなり繊細な味わいを持っています。ぜひ多くの人に試してもらいたいと思います。

DuMOL Chloeのリンクはこちら

Date: 2011/0628 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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コルクとその代替品についての話題は数年前は活発でしたが,最近ではあまり聞かないような気がします。コルク側のブショネ対応が進んだのか,それとも代替品では足りないところがあったのか?それとも当たり前すぎて話題にならなくなったのか?

オーストラリアやニュージーランドと比べると明らかにスクリューキャップの採用率は低い米国ですが,このほどワシントンのHogue Cellarsが全ワインでスクリューキャップを採用すると発表しました。Hogueの生産量は年間57万ケース。中堅どころの中では大きいほうだと思います。

Hogueは2005年から2010年まで研究を重ねた結果として「Saranex」を裏側に貼ったものがベストだと結論を出したようです。これを貼ることで,微妙に空気が通過するようになり,長期の成熟にも向くとのことです。

Date: 2011/0624 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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かわばた酒店でAu Bon Climatのフラグシップのピノ・ノワール「Isabelle」が税抜3000円台という安さで出ています。10年くらい前は1万円くらいするのが当たり前だったことを考えるといい時代になったものです。白ワインのブレンドもの「ヒルデガード」も税抜2880円と安いです。


また、ピノ・ノワールしか在庫ありませんが、コスト・パフォーマンスの高さで人気が上がっているマクマニス・ファミリーも税抜1180円とかなりの安さです。カリフォルニアの1500円以下部門では今一番ではないでしょうか。これもお勧め。

Date: 2011/0623 Category: グルメ
Posted by: Andy
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ワインだけでなくネットショッピングはかなり使っている方だと思いますが、グルメ系はどうしても信用できる限られた店でないとなかなか手が出ません。そんな中でこれまで何回もリピート買いしている店の一つが「Cook&Dine」。ここは湘南を中心に、この店がおいしいと思った商品だけを売っており、今までどれを買ってもはずしたことはありません。

中でも定番の一つが横須賀市佐島にある石川水産の干物。とはいえ値段は高めなのでなかなか買えないのですが、今回は同ショップの10年記念ということで、以下のセットが税抜1299円という安さ。

■ かさご 大(ミッドウェイ沖捕獲・宮城水揚) 約28cm×1枚
■ かます(佐島産) 約26cm×2
■ はなだい(千葉産) 約22cm×1枚
■ 真あじ干物(佐賀産) 約20cm×5枚
■ 真さば干物(佐島産) 半身約23cm×2

500セット限定ですが、干物好きなら、これは絶対にお勧めです。

Date: 2011/0622 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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SonomaのダウンタウンにあるSebastiani Wineryに移転したCrushpadですが,ワイナリ設備に加えてビジター・センターを設立することが表明されており,設計をStrening Architects社が請け負うそうです(Crushpad Hires Strening Architects to Design Innovative Visitor Center Venue at New Sonoma Headquarters)。

Strening Architects社はこれまでRochioliなどのワイナリを作ってきており,サイトを見る限り,シンプルながらモダンな感じの設計を得意としているようです。

Crushpadのビジター・センターではワインの販売,テイスティングのほか,100人規模でのセミナーやブレンディングの体験などができるようになるとのことです。

場所も便利ですし,ソノマのワイナリ観光の一大拠点になっていきそうな気がします。夏以降ソノマに行かれるかたはぜひ。
Date: 2011/0621 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Spectator誌によるとナパのSloanのオーナーのStuart Sloanがワイナリを売却したと発表しました(Napa’s Sloan Estate Sold | News | News & Features | Wine Spectator)。

Sloanは1990年代にDavid Abreuの助けを得てRutherfordに畑を購入しました。最初の2000年のワインはMark Aubertが作り,その後Martha McClellanが後を継ぎました。コンサルタントとしてMichel Rolandも雇っています。2002年のカベルネはWine Spectatorで99点,Wine Advocate誌で100点という高評価を得ました。

Wine Advocate誌では2007年も100点を取っており,21世紀を代表するワイナリの一つとなっていましたが,いったい何があったのでしょうか。
Date: 2011/0621 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアのピノ・シャルドネ・スペシャリストの中でも,ごく一部に注目されているのがソノマのRussian River ValleyにあるChasseur(シャサーあるいはシャスール)。ロバート・パーカーがここのワインはコスト・パフォーマンスが高いと,Twitterで名前を挙げて紹介しており,コスタ・ブラウンなど周囲のワイナリと比べてリーズナブルな価格でワインを出しています。

さらに,日本の価格もかなり安め。単一畑で7000円台,セカンドのカザーだと2000円台という実売価格です。ここのインポーターである協和興材は自動車関連用品の輸入販売が主事業であるためでしょうか?

Wine Advocate誌での評価を見ると,シャルドネでは2007年のLorenzoが95点,ピノでは同年のUminoとRayhillが96点というのが一番の高評価(ちなみにシャルドネは4種,ピノは9種だしています)。

まだここのワインについては評判もさほど出ていないようで,私も飲んだことないのですが,要ウォッチングです。飲んだ方の情報もお待ちしております。



Date: 2011/0619 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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「Savour St. Helena」という新しい共同テイスティング・ルームがナパのSt. Helenaにオープンしました(New wine co-op opens in St. Helena)。場所は649 Main St.。Napa Soap Companyの隣だそうです。

今のところ仮オープンという形で,ワインはAreté Winesのソヴィニョン・ブランとTerroir Napa Valleyの4種に限られていますが,毎週ラインナップを増やしていくとのこと。

特筆すべきなのはオープン時間が長いこと。夜8時まで営業しています。5時にはほとんどのワイナリが閉まってしまうナパにおいては貴重な存在になりそうです。
Date: 2011/0619 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Mondaviの話のついでにワインも紹介しておきましょう。Robert Mondaviを代表するワインといえば,やはりCabernet Sauvignonのリザーブでしょう。Mondaviを代表するというだけでなくBeringerのカベルネ・リザーブと並んで,カリフォルニアのカベルネの代表といっても過言ではないでしょう。Wine Advocate誌で1971年から2007年までほとんどのヴィンテージがテイスティングされているというのも,その証拠の一つといっていいと思います。

そのカベルネ・リザーブの中でもWine Advocate誌で95+と今世紀最高の評価を得ているのが2007年。柳屋に少量入荷しています。Mondavi家の手を離れてしまったワインではありますが,その伝統は守られているようです。

Date: 2011/0619 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Robert Mondaviの3人の子供Michael,Macia,TimがRobert Mondaviにまつわる写真やスピーチ原稿などの資料をUC Davisに寄付しました(UC Davis News & Information :: Mondavi family donates Robert Mondavi Papers to UC Davis University Library)。

資料は全部で40箱以上あるそうで,UC Davisは資料を整理したのち,大学内だけでなく,一般の閲覧もできるようにするとのことです。

Robert Mondaviは私が最も尊敬する人物の一人。Robert Mondavi Wineryが作ったワインの素晴らしさだけでなく,Opus One設立によってフランスの一級のワイナリと台頭の立場であることを示したこと,観光を大事にしたこと,アメリカのライフスタイルにワインを持ち込んだこと,カリフォルニアのワイン業界の旗振り役として皆を鼓舞してきたこと,などなどその貢献の大きさは計り知れないものがあります。このような形で彼の生涯がオープンになることもすごい価値があると思います。

加えて,Robertの死後名前を連ねたことがほとんどない,TimとMichaelが連名になっていることもうれしいことです。
Date: 2011/0617 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2011年は春先から不順な天気に悩まされているカリフォルニアです。通常5月くらいからは雨もなく,晴れ渡る日が続くものですが,今年は未だに天気が安定しません。6月上旬のAuction Napa Valleyは31年の歴史で初の雨,しかも大雨が降ったといいます。ただ,これで今年は悪い年になるのかというと,そう即断したものでもなさそうです(Cool weather, late rain may produce a vintage year for wines - San Jose Mercury News)。

確かに6月上旬の悪天候は収穫量にかなり影響しそうですが,これから安定していけば,よいワインができそうです。
Date: 2011/0615 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Kistler、Marcassin、Peter Michaelと並ぶブルゴーニュ系品種の雄、Aubert(オーベール)が正規輸入され始めました。まずはシャルドネ5種類。Wine Advocate誌(ロバート・パーカー)の評価によれば一番低いRitchie Vineyardですら94-96という高評価。「モンラッシェぽい」(パーカー)というReulingは96-100となっています。正規輸入ですから価格は米国とさほど変わりません。Kistlerに比べるとまだまだ珍しいですから、人気も上がりそうです。

楽天のショップでは柳屋とカリフォルニアワインあらかると、ワインスタイルに入っています。ワインスタイルはセット物で10万超と高いですが、なんと実売2万円を超えるAubertのピノ(2006年のUV Vineyard)がおまけで付いてくるので、かなり割安です。既にカリフォルニアワインあらかるとのReulingは売り切れ。お早めにどうぞ。



Date: 2011/0614 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインには全く関係ありませんが、今月からサマータイムとかやらが始まっております。早く会社に行くのは別にいいのですが、一番困るのが残業時間になると空調が止まってしまうこと。そこで省電力なUSB扇風機を買ったところ、とても具合がいいので、紹介させていただきます。

扇風機といっても普通の丸いタイプではなく、スリムな棒状で、机の上でほとんど場所を取りません。もちろん風力はそれほど強くありませんが、風量は1~3とMAXの4段階。MAXにすれば結構涼しいですし、1だとほのかに風を感じる程度。音もほとんどないのでついていることを忘れてしまいそうです。扇風機の風が苦手な人でもこのレベルなら気にならないと思います。色は白黒ピンク、水色、茶色の5色あります。

おそらく相当売れていて、購入した店では既に前色売り切れ。上記の店では3色18台ありますが、いつまで残っているでしょうか。そういうときには下のリンクをご利用ください。

スリムタワー型USB扇風機GH-USB-FANTWで検索
Date: 2011/0613 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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先日紹介したCh. Igai Takahaがいわき市の復興用にとチャリティで提供していたワイン2種を飲みました。どちらもPalminaで作っているイタリア系品種のワインです。

白のSamurai Bellezioはトカイ・フリウラーノ100%。アルコール度11.5%というのはカリフォルニアでは異例の低さです。華やかで優しいワイン。敢えて言えばViognierに近いような感じ。ほのかな甘みを酸がほどよくバランスを取っています。

赤のNadeshiko BellezioはNebbioloとSangioveseのブレンド。Sangioveseっぽさは表にはあまり現れず,Nebbioloの力強さを感じるワインでした。ただ,パワフルでぐいぐい押してくるというより複雑さを中に保った感じ。おいしいです。こういう味わいはカリフォルニアではかなり珍しいと思います。

Date: 2011/0612 Category: グルメ
Posted by: Andy
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東日本大震災で巨大津波に襲われた宮城県南三陸町で作られたトマトが発売されています。畑の一部はガレキに覆われたものの,残った農地もあり,地元の雇用を考えて新たに4人を雇ってトマトを作っているのだといいます。

トマト自体は化学肥料を使わずに作っているもの。良質の食材だけを売っているショップのものですから,品質は折り紙つきと言っていいでしょう。4kgの共同購入の他,雇用支援金を1100円含んだコース,同じく5100円含んだコースがあります。放射性ヨウ素,セシウムは検出されていません。

宮城県・南三陸町
小野さんの 「完熟・はるちゃんトマト」
Date: 2011/0612 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋にDiatomの2010年シャルドネが入荷してきています。以前の記事で紹介したように,この年から畑名は入れず,ワインの名前を漢字で入れるようになっています。従来から発表されていた「美夜」「波紋」「花偲」に加え米国で秋リリース予定の「鼓動」「風音」という,何も情報が出ていないワインもあります。

価格も従来実売7000円前後だったのが柳屋の価格で4880円~5980円と1000円~2000円程度安くなっています。

ただし,日本への輸入はそれぞれ4ケース。そもそもどれも300ケース未満という少量生産ですから,追加はほとんど望めないでしょう。気になる人は売り切れる前にどうぞ。


Date: 2011/0609 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Decanter誌の記事によると米国の研究で,気候の変化とワインのアルコール度の変化を調べたところ,気温の上昇がアルコール度に寄与したレベルは小さいことが判明したそうです(元記事)。

この研究では1992年から2009年まで約13万本に上るワインを調べ,それと気候変動とを照らし合わせているとのこと。結果として気候から想定されるアルコール度の変化は年間0.05%にとどまるのに対し,アルコール度の上昇は実際には1年あたり1.12%に達していたそうです。

著者によると,まだ測定していない尺度もあるものの,アルコール度の上昇は主に人間によるものと考えている,とのことです。
Date: 2011/0608 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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6月9日9時59分までやっている楽天のお買い物マラソンで、各ショップでセールをやっています。中でもかわばた酒店は普段割引にならないような、ハーランのメイデン、ドミナス、ボー・フレールといったマニア垂涎アイテムがセールに。この機会にどうぞ。

まずはここからお買い物マラソンにエントリーしておきましょう




Date: 2011/0608 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2011年のAuction Napa Valleyが開かれました。メインのチャリティ・オークションの売上は730万ドル。昨年からは100万ドルほど少なかったですが,底堅い売上を維持しました。
Date: 2011/0607 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Ch. Igai TakahaがGreg BrewerのDiatomに醸造してもらっているシャルドネのSamurai Beauty。普通のカリフォルニアのシャルドネの概念を覆すほど繊細でエレガントなワインです。残り少ない数本がカリフォルニアワインあらかるとに入荷していました。本家のVin du 268はまだ在庫ありますが,無くなる前にどうぞ。


Date: 2011/0605 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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最近は世界的にロゼの人気が上がっていると聞きます。国内でもイオンによる「満月ロゼ」(ロゼワインに満月を映し,飲み干すと願いが叶う)というキャンペーンなど,ロゼを手にする機会が増えています。

カリフォルニアのロゼというと,まず思いつくのはWhite Zinfandelですが,最近ではピノベースのものも増えています。CaleraのロゼはWine Advocate誌でも高く評価されていますが,個人的にはCaleraより好きなのがPisoniの子ブランドLuciaが作る「Lucy」のロゼ。ロゼとしては比較的濃い目の色調で,味わいもかなりしっかりしたもの。それでいてロゼのエレガントさももちろんあります。ロゼ好きならぜひ飲んでほしいワイン。


Date: 2011/0604 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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クーポン共同購入サービスLUXAでシャトー・イガイ・タカハのワインが半額で出ています。しかも送料無料で,売上の一部(送料・手数料除くすべて)はフラガール応援でいわき市に寄付するとのこと。枚数制限はなく,ギフト用にも利用できます。6月30日までやっています。

【和の心流れる生粋のカリフォルニアワイン】著名ワイン評論家ロバート・パーカーが認める生産者が造る≪白ワイン、赤ワインのセットが半額。送料込≫被災した人達を励まし続ける「フラガール全国きずなキャラバン」支援キャンペーン。

ワインはPalminaで作っているもの。赤がネッビオーロ75%とサンジョベーゼ25%,白はトカイ・フリウラーノ100%です。

このクーポン共同購入サービスLUXAはこのタイプのサービスの中でもちょっとユニークで,Facebookのアカウントを使ってログインします。また,支払いに「楽天あんしん支払いサービス」が利用できるのも特徴で,楽天に登録してあるクレジットカードや楽天のポイントも利用できます。重要な個人情報を入力しないで済むので,安心して使えます。
Date: 2011/0603 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日,旧蹟Inglenookを取り戻し,マルゴーのワインメーカーをスタッフに迎えたコッポラですが,今度は新Inglenookのワインを50年前の旧Inglenookの時代のスタイルに戻すと表明しています(Francis Ford Coppola to return Inglenook to 'lower alcohol')。

アルコール度を低く,よりフレッシュでバランスを重視して,タンニンを抑え,樽のフレーバーも少なくするといのが,その方向性。一方で畑の灌漑も減らしていくとしています。

気温の上がりがちなナパでバランスが取れたワインを低いアルコール度で,しかも灌漑も少なくして実現するというのは,かなり難しいこと。気持ちは分かるのですが本末転倒に流れないことを期待します。
Date: 2011/0602 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとのラベル欠損品などセールから紹介します。先日紹介したEstanciaは当然もう売り切れ。今の目玉はコングスガードのカベルネです。米国でも200ドル近くするのが1万6800円。ほかには1本限りですがNavarroのLate Harvestのゲヴェルツトラミネールなんかも興味深いところ。




カリフォルニアワインあらかるとというと忘れてはいけないのは、Roar、August Westが揃っていること。特に今はRoarのシャルドネがあります。これは飲んだことありませんが、同じワインメーカーのAugust Westシャルドネが相当おいしいので、これも間違いないでしょう。August Westのピノならコストパフォーマンスが高いSLHもあります。12本までは送料同じなので、どうせ買うなら12本買うのがお勧めです。


Date: 2011/0602 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Spectator誌によると,ジンファンデルで有名なソノマのワイナリ「セゲシオ(Seghesio)」がCrimson Wine Groupに売却されたそうです(Exclusive: Seghesio Family Sells Their Historic Winery | News | News & Features | Wine Spectator)。

ワイナリ設備やブランド,畑,ワインの在庫とほぼすべてが売却されたもよう。ただし,セゲシオ家のメンバーは基本的にワイナリに残ってこれまでどおりの業務をするそうです。

セゲシオ家はソノマではFoppianoに次ぐ古さの家族経営ワイナリでした。Edoardo Segeshioがソノマに来たのは1886年,1895年に自社畑を持ち,2002年に最初のワインを作っています。ただし,1990年代末にいたるまで,基本的には安ワインだけを作っており,1995年に400万ドルの追徴課税を払わなければいけなくなって,初めて品質に目を向けたのだといいます。その後,古木のZinfandelで頭角を表し,今ではWine Spectator誌の年間トップ100常連であり,日本でも人気のあるジンファンデルとなっています。

家族の名前がついたワイナリを手放すというのは,よほどの決断だろうと思いますが,2004年のRobert Mondavi,2007年のDuckhorn,2008年のSebastianiと近年はよく見られるようになりました。

世界的な競争の激化や,相続税の高さなどが家族経営のワイナリを手放す背景にあるようです。

セゲシオのジンファンデルはお勧めです。


Date: 2011/0601 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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北米ワイン・ツーリズム会議というイベントが2011年11月16,17日にナパで開催されることが決まりました(Napa to host major wine conference – North Bay Business Journal - North San Francisco Bay Area, Sonoma, Marin, Napa counties - Archive)。

基調講演はCalifornia Travel and Tourism Commission(CTTC)のプレジデント兼CEOのCaroline Beteta氏。カリフォルニアの旅行業界というのは877億ドルもの規模があるそうなのですが,彼女がトップになってから毎年40億ドルも上がっているとのこと。CTTCのマーケティング予算だけで5000万ドルということですから,びっくりするような規模です。

こちらにも何かおこぼれこないでしょうか(笑)。