ハーシュ・ヴィンヤーズのジャスミン・ハーシュがインスタグラムに面白いストーリーをアップしていたので紹介します(ブログへの掲載許可はいただいています)。
ハーシュ・ヴィンヤードのブロック6には3種類のピノ・ノワールのクローンが植わっていますが、それによるヴェレゾン(色付き)の違いを見ています。これら3種のクローンはどれも1995年に植えたものでルートストックも同じ(3309)です。土壌やスロープの向きは多少違いがありますが、実質的にこれ以上比較の条件が整っているものはあまりないでしょう。
2枚めの写真はDijonクローンの114。一番ヴェレゾンが進んでいて7月27日時点では5粒に1粒くらいでヴェレゾンが始まっています。
ブロック6の中央はポマールとヴェーデンスウィル(でいいのかな?、綴はWädenswil)。ここはまだヴェレゾンが始まっていません。これらに比べると前に見た114は収穫量もずっと多いとのこと。
ブロック6で一番多いのがスワン・クローン。一番丘の上にあるブロック6Dではまだヴェレゾンは始まっておらず、丘の中腹の6fでは少しだけ始まっています。
写真はすべて列の中間。朝日が当たる、通路から見て西側のブドウを撮っています。
ブロック6はハーシュの「ウエストリッジ」で中核となるブロック。
最後はブロック6から見たブロック9。
ハーシュ・ヴィンヤードのブロック6には3種類のピノ・ノワールのクローンが植わっていますが、それによるヴェレゾン(色付き)の違いを見ています。これら3種のクローンはどれも1995年に植えたものでルートストックも同じ(3309)です。土壌やスロープの向きは多少違いがありますが、実質的にこれ以上比較の条件が整っているものはあまりないでしょう。
2枚めの写真はDijonクローンの114。一番ヴェレゾンが進んでいて7月27日時点では5粒に1粒くらいでヴェレゾンが始まっています。
ブロック6の中央はポマールとヴェーデンスウィル(でいいのかな?、綴はWädenswil)。ここはまだヴェレゾンが始まっていません。これらに比べると前に見た114は収穫量もずっと多いとのこと。
ブロック6で一番多いのがスワン・クローン。一番丘の上にあるブロック6Dではまだヴェレゾンは始まっておらず、丘の中腹の6fでは少しだけ始まっています。
写真はすべて列の中間。朝日が当たる、通路から見て西側のブドウを撮っています。
ブロック6はハーシュの「ウエストリッジ」で中核となるブロック。
最後はブロック6から見たブロック9。
「カリフォルニアワインの玄関口」が2019年8月15日で20周年を迎えることになり、記念にパーティを開催することになりました。
日時:2019年8月15日19時~22時
場所:ワイン蔵tokyo
東京都港区新橋2-15-11 橘ビル6F
TEL:03-5251-3710
会費:1万円
当日は1999年のインシグニアなどを提供させていただきます。
定員は20名です。
参加されたい方はFacebook、Twitterなどでコンタクトください。すでに半分近くが埋まっていますのでお早めにどうぞ。
開催にあたってはアステリア株式会社の平野洋一郎社長、ワイン蔵tokyoのオーナー、中川正光さんにご尽力いただきました。まことにありがとうございます。
ちなみに、サイトのデザイン、昔はこんなのでした。懐かしいですねえ。
ブログの前身になったのが2001年にオープンした「コラム」というコーナー。自作CGIを使ってオンラインで投稿して自動的にインデックスも作る仕組みになっていました。
初代ブログの「Memorandam」というコーナーは、一応まだ消さずに置いてあります(PHPでエラーが出ていますが)。これが2003年の3月から2004年の3月まで。
そして2004年4月に「お勝手口」をオープン。2006年に、ホスティングの会社がデータを全部削除という大チョンボをやったのをきっかけに、玄関口とお勝手口をシステム的に統合しました。約2年分のブログデータが完全になくなってしまったのが悲しいところです。
サイトをオープンしたころは、いわゆる「ホームページ」の第1次ブームでいろいろなワインサイトがありましたが、現在まで続いているものはほとんどないようです。
その中でも「安ワイン道場」さんはほとんど変わらないデザインでずっと続いていて、尊敬に値すると思っています。道場主さんには一度お会いしたいと思いながらこれまで機会なし。
日時:2019年8月15日19時~22時
場所:ワイン蔵tokyo
東京都港区新橋2-15-11 橘ビル6F
TEL:03-5251-3710
会費:1万円
当日は1999年のインシグニアなどを提供させていただきます。
定員は20名です。
参加されたい方はFacebook、Twitterなどでコンタクトください。すでに半分近くが埋まっていますのでお早めにどうぞ。
開催にあたってはアステリア株式会社の平野洋一郎社長、ワイン蔵tokyoのオーナー、中川正光さんにご尽力いただきました。まことにありがとうございます。
ちなみに、サイトのデザイン、昔はこんなのでした。懐かしいですねえ。
ブログの前身になったのが2001年にオープンした「コラム」というコーナー。自作CGIを使ってオンラインで投稿して自動的にインデックスも作る仕組みになっていました。
初代ブログの「Memorandam」というコーナーは、一応まだ消さずに置いてあります(PHPでエラーが出ていますが)。これが2003年の3月から2004年の3月まで。
そして2004年4月に「お勝手口」をオープン。2006年に、ホスティングの会社がデータを全部削除という大チョンボをやったのをきっかけに、玄関口とお勝手口をシステム的に統合しました。約2年分のブログデータが完全になくなってしまったのが悲しいところです。
サイトをオープンしたころは、いわゆる「ホームページ」の第1次ブームでいろいろなワインサイトがありましたが、現在まで続いているものはほとんどないようです。
その中でも「安ワイン道場」さんはほとんど変わらないデザインでずっと続いていて、尊敬に値すると思っています。道場主さんには一度お会いしたいと思いながらこれまで機会なし。
先月、シェーファー・ヴィンヤーズのオーナーであるダグ・シェーファーが約1年半ぶりに来日し、ランチに招待いただきました。今年3月に創設者のジョン・シェーファーが亡くなり、延期になっていたものです。
シェーファーについてはアカデミー・デュ・ヴァンのセミナーでも単独で取り上げており、フラッグシップのヒルサイドセレクトを含む、現行ヴィンテージの全ワインをその際に試飲しています。今回はそれに加えてヒルサイドセレクトのオールド・ヴィンテージまでいただくことができました。なお、店は丸の内の「モートンズ・ザ・ステーキハウス」。米国のシカゴで40年ほどの歴史を持つレストランです。
シャルドネのレッドショルダー・ランチは樽発酵、樽熟成。新樽と木製の樽と同サイズのステンレスの樽を使います。除梗はなし、収穫は夜に行います。マロラクティック発酵しないので、さわやかさを保ちながら、ナパらしい果実味の豊かさを味わえる上質なシャルドネです。シェーファーのラインアップ中、唯一の白ですが、やや過小評価されているような気がします。
その次はTD-9。日本でも人気が高かったメルローの後継となるワイン。シェーファーとしてはメルローは生産量も品質も安定しないことが多く、毎年一定量を造るのが悩みの種でした。そこでメルローをベースとしながらもメルローと名乗るのをやめることで、より安定した品質と量のワインを造ることにしたのがこのTD-9。前回ダグ・シェーファーが来日したときがちょうどこのワインのデビュー時期でしたが、すっかりラインアップに溶け込んだ感じがします。果実のふくよかさと酸味のバランスよく、柔らかい味わい。これだけは購入ブドウを含んでいますが75%ほどは自社畑のブドウだそうです。
次はカベルネ・ソーヴィニヨンのレギュラー版であるワン・ポイント・ファイブ。この名前はダグ・シェーファーが創設者のジョン・シェーファーから見れば2代目ですが、実際にはワイナリーの比較的初期から携わってシェーファーをもり立ててきたことから1.5世代目という意味を込めています。なお、ダグ・シェーファーは2人の奥さんとの間に5人の子供がいますが、一人もワインビジネスには携わっていません。そこは無理強いしない方針だとのことですが、将来を考えるとちょっと残念な気もします。このワイン、とても安定してレベルの高いワインです。1万5000円前後というのは決して安くはないですが、1万円台のナパ・カベルネ・ソーヴィニヨンとして、お薦めできるワイン。
その次はシラーのリレントレス。シェーファーの顔といえば、ダグ・シェーファーですが、長年ワイン造りを担っているのはイライアス・フェルナンデスという人。ダグ・シェーファーのUCデーヴィスの数年後輩ですが、イライアスの方が成績はずっと上だったとのこと。シェーファーは、初期を除くとワインの失敗作がほとんどないのも特徴だと思っているのですが、その品質の安定性も彼なしではできなかったことでしょう。その妥協しない厳しい姿勢から命名したのがこのシラーです。タンニンと果実味、酸のバランスが素晴らしい。カリフォルニアのシラーは、やや甘めの果実味爆弾方向の造りのものがやや目立ちますが、これはもっとローヌっぽいシラーです。
最後はフラグシップのヒルサイドセレクト3本。2014年、2009年、そして2000年です。
個人的に一番と思ったのは2014年。果実味豊かで酸がきれいに伸びてくるのとストラクチャーがしっかりしていることが特徴。カベルネ・ソーヴィニヨン100%のワインとして最高のワインの一つだと思います。ボルドーブレンドのワインはまたその良さがありますが、これだけ美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンを飲むと、ブレンドする意味はないのではないかと思ってしまうこともあります。
2009年はちょうど熟成が始まった感じ。スパイス感がいい感じです。
2000年は複雑さがかなり出てきています。料理に合わせるという意味では2014年よりいいかもしれません。ヒルサイドセレクトは熟成力も十分にあることを改めて感じました。
ところで、シェーファーは2015年頃からTD-9とシャルドネでDiamという合成コルクを使っています。これの成果について聞いてみたところ、素晴らしく満足しているそうです。ヒルサイドセレクトにも使う可能性があるのか質問したら、予定はあるとのこと。当初からヒルサイドセレクトでも一部をDiamにして熟成などを検証しているそうで、ここ数年のうちにはヒルサイドセレクトを含めてDiamに変わる可能性が高そうです。トップクラスのカリフォルニアのワイナリーで全面的に合成コルクを使うのは初めてかもしれません。
シェーファーについてはアカデミー・デュ・ヴァンのセミナーでも単独で取り上げており、フラッグシップのヒルサイドセレクトを含む、現行ヴィンテージの全ワインをその際に試飲しています。今回はそれに加えてヒルサイドセレクトのオールド・ヴィンテージまでいただくことができました。なお、店は丸の内の「モートンズ・ザ・ステーキハウス」。米国のシカゴで40年ほどの歴史を持つレストランです。
シャルドネのレッドショルダー・ランチは樽発酵、樽熟成。新樽と木製の樽と同サイズのステンレスの樽を使います。除梗はなし、収穫は夜に行います。マロラクティック発酵しないので、さわやかさを保ちながら、ナパらしい果実味の豊かさを味わえる上質なシャルドネです。シェーファーのラインアップ中、唯一の白ですが、やや過小評価されているような気がします。
その次はTD-9。日本でも人気が高かったメルローの後継となるワイン。シェーファーとしてはメルローは生産量も品質も安定しないことが多く、毎年一定量を造るのが悩みの種でした。そこでメルローをベースとしながらもメルローと名乗るのをやめることで、より安定した品質と量のワインを造ることにしたのがこのTD-9。前回ダグ・シェーファーが来日したときがちょうどこのワインのデビュー時期でしたが、すっかりラインアップに溶け込んだ感じがします。果実のふくよかさと酸味のバランスよく、柔らかい味わい。これだけは購入ブドウを含んでいますが75%ほどは自社畑のブドウだそうです。
次はカベルネ・ソーヴィニヨンのレギュラー版であるワン・ポイント・ファイブ。この名前はダグ・シェーファーが創設者のジョン・シェーファーから見れば2代目ですが、実際にはワイナリーの比較的初期から携わってシェーファーをもり立ててきたことから1.5世代目という意味を込めています。なお、ダグ・シェーファーは2人の奥さんとの間に5人の子供がいますが、一人もワインビジネスには携わっていません。そこは無理強いしない方針だとのことですが、将来を考えるとちょっと残念な気もします。このワイン、とても安定してレベルの高いワインです。1万5000円前後というのは決して安くはないですが、1万円台のナパ・カベルネ・ソーヴィニヨンとして、お薦めできるワイン。
その次はシラーのリレントレス。シェーファーの顔といえば、ダグ・シェーファーですが、長年ワイン造りを担っているのはイライアス・フェルナンデスという人。ダグ・シェーファーのUCデーヴィスの数年後輩ですが、イライアスの方が成績はずっと上だったとのこと。シェーファーは、初期を除くとワインの失敗作がほとんどないのも特徴だと思っているのですが、その品質の安定性も彼なしではできなかったことでしょう。その妥協しない厳しい姿勢から命名したのがこのシラーです。タンニンと果実味、酸のバランスが素晴らしい。カリフォルニアのシラーは、やや甘めの果実味爆弾方向の造りのものがやや目立ちますが、これはもっとローヌっぽいシラーです。
最後はフラグシップのヒルサイドセレクト3本。2014年、2009年、そして2000年です。
個人的に一番と思ったのは2014年。果実味豊かで酸がきれいに伸びてくるのとストラクチャーがしっかりしていることが特徴。カベルネ・ソーヴィニヨン100%のワインとして最高のワインの一つだと思います。ボルドーブレンドのワインはまたその良さがありますが、これだけ美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンを飲むと、ブレンドする意味はないのではないかと思ってしまうこともあります。
2009年はちょうど熟成が始まった感じ。スパイス感がいい感じです。
2000年は複雑さがかなり出てきています。料理に合わせるという意味では2014年よりいいかもしれません。ヒルサイドセレクトは熟成力も十分にあることを改めて感じました。
ところで、シェーファーは2015年頃からTD-9とシャルドネでDiamという合成コルクを使っています。これの成果について聞いてみたところ、素晴らしく満足しているそうです。ヒルサイドセレクトにも使う可能性があるのか質問したら、予定はあるとのこと。当初からヒルサイドセレクトでも一部をDiamにして熟成などを検証しているそうで、ここ数年のうちにはヒルサイドセレクトを含めてDiamに変わる可能性が高そうです。トップクラスのカリフォルニアのワイナリーで全面的に合成コルクを使うのは初めてかもしれません。
カレラのロゼ「ヴァン・グリ・オブ・ピノ・ノワール」2017年が国内入荷しています。ヴィナスのアントニオ・ガッローニも「洗練されていてシルキー、純粋で品があるロゼ」と激賞するワイン。生産は毎年されていますが、日本にはときどきしか入荷していません。今回も割当制で、ショップへの追加入荷はなさそうです。夏の暑いときに冷やして飲むのにもいいワインだと思います。個人的にもお薦めのロゼの一つです。
こちらのロゼも甲乙つけがたいレベル。なんとピゾーニのロゼです。
こちらのロゼも甲乙つけがたいレベル。なんとピゾーニのロゼです。
先月「ペタルマ・ギャップの優良生産者のシャルドネが現地価格以下」という記事で紹介したケラー・エステート。今度は2012年の熟成ピノ・ノワールが現地価格以下になっています。
強風で知られるペタルマ・ギャップで冷涼感あるワインを造るワイナリーです。
通常価格が7000円のところが税抜き3680円。ワイン・サーチャーでは平均42ドルですから、それよりも2割近く安くなっています。相当のお買い得品です。
シャルドネもまだ売っています。基本的に在庫限りの商品なのでお早めにどうぞ。
ちなみに、今年これまでの掘り出し物といえば、アルタ・マリアは捨てがたいところです。
カベルネ・ソーヴィニヨンでは「アリル」。125ドルのワインが8000円台という超破格。私も試飲しましたが、100ドル台が納得の品質です。
強風で知られるペタルマ・ギャップで冷涼感あるワインを造るワイナリーです。
通常価格が7000円のところが税抜き3680円。ワイン・サーチャーでは平均42ドルですから、それよりも2割近く安くなっています。相当のお買い得品です。
シャルドネもまだ売っています。基本的に在庫限りの商品なのでお早めにどうぞ。
ちなみに、今年これまでの掘り出し物といえば、アルタ・マリアは捨てがたいところです。
カベルネ・ソーヴィニヨンでは「アリル」。125ドルのワインが8000円台という超破格。私も試飲しましたが、100ドル台が納得の品質です。
7月頭に閉店したディーン&デルーカのナパのセント・ヘレナ店の後継がワインショップになることが判明しました(Gary’s Wine & Marketplace coming to former Dean & DeLuca space in St. Helena | Local News | napavalleyregister.com)。
ワインショップはゲイリーズ・ワイン・アンド・マーケットプレイス。ニュージャージーに4つの店舗を持っており、これが5軒目となります。ディーン&デルーカ時代よりもワインのラインアップを充実させるとのこと。ナパのワインが中心になりますが、アルザスやロワール、ブルゴーニュなどのワインも置くとのこと。
ゲイリーズとの契約はディーン&デルーカの閉店前に決まっていたとのこと。土地の権利は、以前ディーン&デルーカのオーナーだった故レスリー・ラッドの遺族が所有を続けているそうです。
新しいショップのオープンは9月の予定。
ワインショップはゲイリーズ・ワイン・アンド・マーケットプレイス。ニュージャージーに4つの店舗を持っており、これが5軒目となります。ディーン&デルーカ時代よりもワインのラインアップを充実させるとのこと。ナパのワインが中心になりますが、アルザスやロワール、ブルゴーニュなどのワインも置くとのこと。
ゲイリーズとの契約はディーン&デルーカの閉店前に決まっていたとのこと。土地の権利は、以前ディーン&デルーカのオーナーだった故レスリー・ラッドの遺族が所有を続けているそうです。
新しいショップのオープンは9月の予定。
ナパのプレミアムなワイナリー、プリド・ウォーカー(Pulido-Walker)がヨントヴィルに畑と居宅を購入しました(Mark Pulido and Donna Walker purchased Yountville estate vineyard ...)。購入元はカーサ・ピエナ(Casa Piena)というワイナリーで、以前サンフランシスコ49ersのオーナーだったカーメン・ポリシーの夫妻が所有していました。
実はこの2つのワイナリーはどちらもトーマス・リヴァース・ブラウンがワインメーカーという共通点があります。さらに、どちらもメンディング・ウォールズというワイナリーで醸造しています(ここもトーマス・リヴァース・ブラウンがワインメーカー)。プリド・ウォーカーはソノマやナパなどに大きな被害をもたらした2017年の火事で家をマウント・ヴィーダーにあった家を失っており、再建を目指していましたが、それをあきらめてヨントヴィルに移り住みます。
カーサ・ピエナは長期リース契約があるため、今後もヨントヴィルの畑からワインを作ります。また、プリド・ウォーカーも同じ畑からカベルネ・ソーヴィニヨンを造る予定です。
プリド・ウォーカーは2010年に創設されたワイナリー。ワインメーカーのトーマス・リヴァース・ブラウンが持つセントヘレナのパネク・ヴィンヤード、プリチャードヒルのメランソン・ヴィンヤードから高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンを造っています。
実はこの2つのワイナリーはどちらもトーマス・リヴァース・ブラウンがワインメーカーという共通点があります。さらに、どちらもメンディング・ウォールズというワイナリーで醸造しています(ここもトーマス・リヴァース・ブラウンがワインメーカー)。プリド・ウォーカーはソノマやナパなどに大きな被害をもたらした2017年の火事で家をマウント・ヴィーダーにあった家を失っており、再建を目指していましたが、それをあきらめてヨントヴィルに移り住みます。
カーサ・ピエナは長期リース契約があるため、今後もヨントヴィルの畑からワインを作ります。また、プリド・ウォーカーも同じ畑からカベルネ・ソーヴィニヨンを造る予定です。
プリド・ウォーカーは2010年に創設されたワイナリー。ワインメーカーのトーマス・リヴァース・ブラウンが持つセントヘレナのパネク・ヴィンヤード、プリチャードヒルのメランソン・ヴィンヤードから高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンを造っています。
先日、日本輸入が始まったカトレヤを紹介しましたが、そのワインメーカーであるビビアナ・ゴンザレス・レーヴの名を高めたのがパルメイヤーと、そのソノマコーストでのブランドであるウェイフェアラーです。そのウェイフェアラーのピノ・ノワール2015がワイン・エンスージアスト誌で99点に到達しました。
ちなみに同誌でピノ・ノワールの100点はこれまで3本。99点も3本しかありません。
個人的にもここ数年で試飲したピノ・ノワールの中でもポテンシャルの高さではトップクラスのワイナリーです。
まだ樹齢も比較的若いですし、これからますますよくなる可能性が高いと思います。
ちなみに、前ヴィンテージのピノ・ノワール「トラベラー」は98点。これはいわゆるスーツケース・クローンのワインで、非常に長熟型。エキゾチックな味わいのワインです。熟成させるならスタンダード版よりも上だと思います。
ちなみに同誌でピノ・ノワールの100点はこれまで3本。99点も3本しかありません。
個人的にもここ数年で試飲したピノ・ノワールの中でもポテンシャルの高さではトップクラスのワイナリーです。
まだ樹齢も比較的若いですし、これからますますよくなる可能性が高いと思います。
ちなみに、前ヴィンテージのピノ・ノワール「トラベラー」は98点。これはいわゆるスーツケース・クローンのワインで、非常に長熟型。エキゾチックな味わいのワインです。熟成させるならスタンダード版よりも上だと思います。
メリヴェール(Merryvale)が、傘下のスターモント(Starmont)のワイナリーとしてナパのカーネロスに持っていた施設が先日売却され、ダックホーン傘下のマイグレーションのワイナリー兼テイスティング・ルームになることが明らかになりました(Duckhorn to Open Winery for Migration at former Starmont Winery in ...)。
メリヴェールは7月5日にオルシ(Orsi)家に施設を売却しており、今回はオルシ家がダックホーンにリースする形になりますが、売却も視野にいれているとのこと。
ダックホーンはこの施設でマイグレーションの醸造も行う予定。また、ワイナリーの周囲に9エーカーのシャルドネの畑があり、将来はそれもマイグレーションに使う予定だそうです。
一方、スターモントの醸造はセント・ヘレナのメリヴェールに移り、販売などもこれまで通りだとのことです。
マイグレーションはダックホーン傘下で冷涼な地域のピノ・ノワールとシャルドネに特化したワイナリー。当初はアンダーソン・ヴァレーのゴールデンアイのセカンド的位置付けでしたが、現在は独立してソノマ・コーストやロシアン・リバー・ヴァレー、サンタ・マリア・ヴァレーなどのブドウからワインを作っています。
メリヴェールは7月5日にオルシ(Orsi)家に施設を売却しており、今回はオルシ家がダックホーンにリースする形になりますが、売却も視野にいれているとのこと。
ダックホーンはこの施設でマイグレーションの醸造も行う予定。また、ワイナリーの周囲に9エーカーのシャルドネの畑があり、将来はそれもマイグレーションに使う予定だそうです。
一方、スターモントの醸造はセント・ヘレナのメリヴェールに移り、販売などもこれまで通りだとのことです。
マイグレーションはダックホーン傘下で冷涼な地域のピノ・ノワールとシャルドネに特化したワイナリー。当初はアンダーソン・ヴァレーのゴールデンアイのセカンド的位置付けでしたが、現在は独立してソノマ・コーストやロシアン・リバー・ヴァレー、サンタ・マリア・ヴァレーなどのブドウからワインを作っています。
メンドシーノから、ソノマ、ナパを通りヨロ郡に抜ける州道128を「シーニック・ハイウェイ」に指定することが決まりました(Newsom signs bill to name Route 128 as a Scenic Highway | Local News | napavalleyregister.com)。2020年1月1日から施行されます。
シーニック・ハイウェイとは景観のすばらしい道に付ける指定で、道沿いの郡には景観の保護などが求められます。1963年に定められたものだとのこと。
ナパでは北のソノマからカリストガに入り、ハイウェイ29をラザフォードまで南下して、東に抜け、レイク・ヘネシーから東に抜けていきます。
シーニック・ハイウェイに指定されると、道路標識に写真のようなポピーのマークを入れられます。
シーニック・ハイウェイとは景観のすばらしい道に付ける指定で、道沿いの郡には景観の保護などが求められます。1963年に定められたものだとのこと。
ナパでは北のソノマからカリストガに入り、ハイウェイ29をラザフォードまで南下して、東に抜け、レイク・ヘネシーから東に抜けていきます。
シーニック・ハイウェイに指定されると、道路標識に写真のようなポピーのマークを入れられます。
中国原産のSpotted Lanternflyという昆虫の被害が米国で広がっています(Looming insect invasion threatens California wine and avocados | University of California)。
日本語では「ビワハゴロモ(琵琶羽衣)」という優雅な名前のある虫ですが、蜜を分泌し、それがカビの素になったり、ありなどの他の害虫を引き寄せるなどの問題を起こします。米国では東海岸から生息域を拡大しており、カリフォルニアに到達するのも時間の問題と考えられています。
現在、対策として考えられているのが、同じく中国原産の寄生ハチを使う方法。とても小さなハチでLanternflyの卵の中に卵を産み付け、中身を食べてしまうのだといいます。
このハチが他の昆虫に悪影響がないかどうかを調べて、対策に使う方針ですが、調べるのに3年ほどかかる見込み。それまでに害が広がらないことを期待します。
日本語では「ビワハゴロモ(琵琶羽衣)」という優雅な名前のある虫ですが、蜜を分泌し、それがカビの素になったり、ありなどの他の害虫を引き寄せるなどの問題を起こします。米国では東海岸から生息域を拡大しており、カリフォルニアに到達するのも時間の問題と考えられています。
現在、対策として考えられているのが、同じく中国原産の寄生ハチを使う方法。とても小さなハチでLanternflyの卵の中に卵を産み付け、中身を食べてしまうのだといいます。
このハチが他の昆虫に悪影響がないかどうかを調べて、対策に使う方針ですが、調べるのに3年ほどかかる見込み。それまでに害が広がらないことを期待します。
ビビアナ・ゴンザレス・レーヴは今カリフォルニアで最も注目されているワインメーカーの一人です。2014年と2015年にはワイン・エンスージアスト誌が選ぶ「40歳以下の40人」に選ばれ、2015年にはSFクロニクルのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれています。
2012年から2017年にはナパの名門パルメイヤー(Pahlmeyer)でワインメーカーを務め、2017年には2015年のシャルドネがワイン・スペクテーターの年間9位に選ばれています。さらに、パルメイヤーがソノマ・コーストで始めたウェイフェアラー(Wayfarer)では、シャルドネ、ピノ・ノワールでどちらもワイン・アドヴォケイトで最高97+という高得点を獲得。一躍トップクラスのピノ・ノワールの一角に名乗りを挙げました。
残念ながらパルメイヤー/ウェイフェアラーは2017年までで退任してしまいましたが、彼女の個人プロジェクトとしてやっているカトレヤ(Cattleya)が日本に輸入されてきています。ワイン・アドヴォケイトでは、こちらもシャルドネで最高95点、ピノ・ノワールで96点、シラーで97点と高い評価。ちなみにカトレヤは彼女の生まれ故郷である南米コロンビアの国花です。
今回輸入されたのはピノ・ノワール キュベ・ナンバー・ワン2017。ワイン・アドヴォケイトでは95点の評価です。ロシアン・リバー・ヴァレーのグリーン・ヴァレーに属する地域の畑のブドウを使っています。生産量はわずか127ケース。日本への輸出枠を確保してくれたのが奇跡のようなワインです(当然、ワイナリーでは売り切れ)。
しかも価格も税込みで8000円台、税別なら7000円台です。アドヴォケイトで95点以上のピノ・ノワールとなるとまず1万円超えは堅いところで、この価格はバーゲンといえます(実際、アドヴォケイトで2016年、2017年のピノ・ノワールで95点以上のものを検索すると、このワインは安い方から2番めになります)。
書きそびれましたが、彼女のご主人はピゾーニ・エステートのジェフ・ピゾーニという大物カップル。夫婦で造るシェアード・ノーツというワイナリーのソーヴィニヨン・ブランもむちゃくちゃ美味しいらしく、そちらも興味しんしんです。
2012年から2017年にはナパの名門パルメイヤー(Pahlmeyer)でワインメーカーを務め、2017年には2015年のシャルドネがワイン・スペクテーターの年間9位に選ばれています。さらに、パルメイヤーがソノマ・コーストで始めたウェイフェアラー(Wayfarer)では、シャルドネ、ピノ・ノワールでどちらもワイン・アドヴォケイトで最高97+という高得点を獲得。一躍トップクラスのピノ・ノワールの一角に名乗りを挙げました。
残念ながらパルメイヤー/ウェイフェアラーは2017年までで退任してしまいましたが、彼女の個人プロジェクトとしてやっているカトレヤ(Cattleya)が日本に輸入されてきています。ワイン・アドヴォケイトでは、こちらもシャルドネで最高95点、ピノ・ノワールで96点、シラーで97点と高い評価。ちなみにカトレヤは彼女の生まれ故郷である南米コロンビアの国花です。
今回輸入されたのはピノ・ノワール キュベ・ナンバー・ワン2017。ワイン・アドヴォケイトでは95点の評価です。ロシアン・リバー・ヴァレーのグリーン・ヴァレーに属する地域の畑のブドウを使っています。生産量はわずか127ケース。日本への輸出枠を確保してくれたのが奇跡のようなワインです(当然、ワイナリーでは売り切れ)。
しかも価格も税込みで8000円台、税別なら7000円台です。アドヴォケイトで95点以上のピノ・ノワールとなるとまず1万円超えは堅いところで、この価格はバーゲンといえます(実際、アドヴォケイトで2016年、2017年のピノ・ノワールで95点以上のものを検索すると、このワインは安い方から2番めになります)。
書きそびれましたが、彼女のご主人はピゾーニ・エステートのジェフ・ピゾーニという大物カップル。夫婦で造るシェアード・ノーツというワイナリーのソーヴィニヨン・ブランもむちゃくちゃ美味しいらしく、そちらも興味しんしんです。
柳屋にサンドラーのシャルドネ、チャールズ・ハインツ・ヴィンヤードが入荷しています。
サンドラーはオーガスト・ウエストなどで知られるワインメーカー、エド・カーツマンの個人プロジェクト。2000年代にはロバート・パーカーの掲示板でピノ・ノワールのワインメーカーの投票の一番人気だった実力派ワインメーカーです。フリーマンの初代ワインメーカーで、アキコさんの師匠でもあります。
ピノ・ノワールで知られるエド・カーツマンですが、シャルドネも実は得意。オーガスト・ウエストではサンタルシアハイランズのロゼラズ・ヴィンヤードから、とても美味しいシャルドネを作っています(個人的にも以前は毎年買っていたワインでした)。
そして、サンドラーで作っているシャルドネはなんとチャールズ・ハインツ。フリーマンのシャルドネ涼風にもブレンドされている、ソノマ・コーストの人気の畑です。
チャールズ・ハインツの単一畑のシャルドネだと、リトライやデュモルのイソベル、チャールズ・ハインツ自身のワイナリーと、そうそうたる名前が並んでいずれも1万円超え。ちなみに、入手できないスパークリング・ワインとして知られるウルトラマリンもチャールズ・ハインツのブドウを使っていますがこれももちろん1万円超え。
その中でこのサンドラーのシャルドネは7000円ですからかなりお買い得です。
今年の春に試飲しましたが、高級感ある仕上がりでした。クオリティは1万円クラスと遜色ないと思います。これはお薦め。
よかったらこちらも。
サンドラーはオーガスト・ウエストなどで知られるワインメーカー、エド・カーツマンの個人プロジェクト。2000年代にはロバート・パーカーの掲示板でピノ・ノワールのワインメーカーの投票の一番人気だった実力派ワインメーカーです。フリーマンの初代ワインメーカーで、アキコさんの師匠でもあります。
ピノ・ノワールで知られるエド・カーツマンですが、シャルドネも実は得意。オーガスト・ウエストではサンタルシアハイランズのロゼラズ・ヴィンヤードから、とても美味しいシャルドネを作っています(個人的にも以前は毎年買っていたワインでした)。
そして、サンドラーで作っているシャルドネはなんとチャールズ・ハインツ。フリーマンのシャルドネ涼風にもブレンドされている、ソノマ・コーストの人気の畑です。
チャールズ・ハインツの単一畑のシャルドネだと、リトライやデュモルのイソベル、チャールズ・ハインツ自身のワイナリーと、そうそうたる名前が並んでいずれも1万円超え。ちなみに、入手できないスパークリング・ワインとして知られるウルトラマリンもチャールズ・ハインツのブドウを使っていますがこれももちろん1万円超え。
その中でこのサンドラーのシャルドネは7000円ですからかなりお買い得です。
今年の春に試飲しましたが、高級感ある仕上がりでした。クオリティは1万円クラスと遜色ないと思います。これはお薦め。
よかったらこちらも。
昨日はアカデミー・デュ・ヴァンで「続カリフォルニアの名門ワイナリー」第4回オーパス・ワンでした。
今回こそは余裕を持って準備しようと思いつつ、結局前日も睡眠時間3時間。なかなか思うようにはできないものです。
試飲はオーパス・ワン2ヴィンテージ(2012と2015)に加え、オーヴァチュア、それからオーパス・ワンの隣の畑だったり、オーパス・ワンと同じくらい美味しいなどと言われたことのあるワイン2種(フランシスカンとナパハイランズ)の計5種をブラインドで。
オーパス・ワンの3つのワインとそれ以外を分けるのは、予想以上に簡単でしたが、オーパス・ワン2015とオーヴァチュアが難しかったです。
2015はまだタンニンがかなり固く、今飲むならオーヴァチュアの方が飲みやすく感じます。なので、オーヴァチュアをオーパス・ワン2015と思った人が多く、一番人気もオーヴァチュアでした。
個人的にも、昔オーヴァチュア飲んだときはオーパス・ワンとの差の大きさに驚いたのですが、今回は逆に差の小ささに驚きました。とはいえオーヴァチュアはノンヴィンテージなので、今がたまたまいいだけかもしれませんが。
熟成させるのでなければ、十分おすすめできると思います。
高級食品やワインストアとして有名なDean & Delucaのナパのセント・ヘレナのショップが閉店しました(St. Helena’s Dean & DeLuca store closes | Local News | napavalleyregister.com)。
先週、独立記念日の休暇としてクローズしたのですが、その後完全に閉店したことが判明しました。
最近、ディーン&デルーカに商品を納めている店への支払いが滞っているという噂が出ており、米国内の店は42店舗から18店舗へと大きく数を減らしています。
ディーン&デルーカは2014年にタイのペース・デベロップメントが買収しており、現在は同社の傘下にあります。日本など海外のライセンスも含まれています。
先週、独立記念日の休暇としてクローズしたのですが、その後完全に閉店したことが判明しました。
最近、ディーン&デルーカに商品を納めている店への支払いが滞っているという噂が出ており、米国内の店は42店舗から18店舗へと大きく数を減らしています。
ディーン&デルーカは2014年にタイのペース・デベロップメントが買収しており、現在は同社の傘下にあります。日本など海外のライセンスも含まれています。
ソノマのドライクリークを中心に、古木の畑を多く持っているセゲシオが輸入元変更になり、わずかですが在庫が3割引の特価で出ています。
特価になっているのはコルティナ・ジンファンデルの2015年。ワイン・アドヴォケイトでは93点、ワイン・スペクテーターでは94点と高評価のワイン。なお、このワインの畑は1972年に植えられたものが中心なので、50年弱。ヒストリック・ヴィンヤード・ソサイエティに登録する条件は樹齢50年以上なので、古木と呼ぶにはまだちょっと若いです。
特価になっているのはコルティナ・ジンファンデルの2015年。ワイン・アドヴォケイトでは93点、ワイン・スペクテーターでは94点と高評価のワイン。なお、このワインの畑は1972年に植えられたものが中心なので、50年弱。ヒストリック・ヴィンヤード・ソサイエティに登録する条件は樹齢50年以上なので、古木と呼ぶにはまだちょっと若いです。
Amazonで直輸入ワインが2割引のセールになっています。「レジで割引」なので、商品ページに表示されている価格からの2割引。カートに入れて、決済に進むと割引価格が提示されます。
カートに入れて、チェックアウトに進むとこうなります。
ちゃんと割引されているのが分かります。
2割引ワインはこちらから
残念ながらカリフォルニアワインは入っておりません。
カートに入れて、チェックアウトに進むとこうなります。
ちゃんと割引されているのが分かります。
2割引ワインはこちらから
残念ながらカリフォルニアワインは入っておりません。
先日、シャルボノの記事を載せたところ、日本にも輸入されているというお話を聞きました。その一つが、今回紹介するカルダー(Calder)ワイン・カンパニー(Calder Wine Company)。
創設者のロイ・ウィリアムズはフロッグス・リープのジョン・ウィリアムズの息子。オーガニックとドライ・ファーミング(灌漑なしの栽培)にこだわった父の志を引き継ぎ、ナパなどの無灌漑の畑、しかもカリフォルニアではマイナーな品種にこだわってワインを作っています。
現在は、シャルボノのほか、プティ・シラー、カリニャン、リースリング、シュナン・ブランのワインを作っています。
シャルボノはカリストガにあるメイヤー・ファミリーの畑。50年近く前にイングルヌックのために植えられた畑です。温暖なカリストガは熟すのに時間がかかるシャルボノに最適な土地だとのこと。また、リースリングはラザフォードにあるフロッグス・リープが借りて栽培も手がけている畑のもの。ロイ・ウィリアムズも畑仕事を手伝っているそうです。
なお、日本のインポーターはラ・ラングドシェン。フロッグス・リープのインポーターでもあります。
創設者のロイ・ウィリアムズはフロッグス・リープのジョン・ウィリアムズの息子。オーガニックとドライ・ファーミング(灌漑なしの栽培)にこだわった父の志を引き継ぎ、ナパなどの無灌漑の畑、しかもカリフォルニアではマイナーな品種にこだわってワインを作っています。
現在は、シャルボノのほか、プティ・シラー、カリニャン、リースリング、シュナン・ブランのワインを作っています。
シャルボノはカリストガにあるメイヤー・ファミリーの畑。50年近く前にイングルヌックのために植えられた畑です。温暖なカリストガは熟すのに時間がかかるシャルボノに最適な土地だとのこと。また、リースリングはラザフォードにあるフロッグス・リープが借りて栽培も手がけている畑のもの。ロイ・ウィリアムズも畑仕事を手伝っているそうです。
なお、日本のインポーターはラ・ラングドシェン。フロッグス・リープのインポーターでもあります。
ジンファンデルの古木の畑に関連した記事をいくつか書いていますが、今回はそれを支えるワインを紹介します。
古木の畑を守っていくことは重要ですが、どうしても植え替えが必要なこともあります。例えば木が病気になってしまったりとか。
植え替えをすると、そのあと何十年かは古木のワインに使えなくなってしまいます。そこで、若い木のブドウだけを集めて作るワインが必要になるのです。
ターリーは、ジンファンデル「ジュヴナイル」としてターリーのワインの中では最安で売られています。最新ヴィンテージの2017は、ワイン・アドヴォケイトで91+、ワイン・スペクテーターでは92点という高い評価です。
ベッドロックは「シュバング!(Shebang)」というノンヴィンテージ、品種名も書かないワインで若木のブドウを使っています。最近、ジャンシス・ロビンソンが「カリフォルニアのエッセンス」とこのワインを評しています。ちょい甘で気軽に飲めるワインです。
古木の畑を守っていくことは重要ですが、どうしても植え替えが必要なこともあります。例えば木が病気になってしまったりとか。
植え替えをすると、そのあと何十年かは古木のワインに使えなくなってしまいます。そこで、若い木のブドウだけを集めて作るワインが必要になるのです。
ターリーは、ジンファンデル「ジュヴナイル」としてターリーのワインの中では最安で売られています。最新ヴィンテージの2017は、ワイン・アドヴォケイトで91+、ワイン・スペクテーターでは92点という高い評価です。
ベッドロックは「シュバング!(Shebang)」というノンヴィンテージ、品種名も書かないワインで若木のブドウを使っています。最近、ジャンシス・ロビンソンが「カリフォルニアのエッセンス」とこのワインを評しています。ちょい甘で気軽に飲めるワインです。
ソノマの冷涼なグリーン・ヴァレーやソノマ・コーストなどのシャルドネやピノ・ノワールを作るフリーマン。その共同オーナーでありワインメーカーでもあるアキコさんが来日、新製品を含むワインを飲みながら、日本食を味わう機会を得ました。
場所は広尾の「こうもと」というお蕎麦やさん。場所も、店の構えも隠れ家という言葉がぴったりくるような店です。
最初のワインは「涼風」シャルドネ2017。ちょうど日本に届いたばかりのワインです。フリーマンが作る唯一の白ワインで、2013年のものがオバマ大統領時代に安倍首相を招いた公式晩餐会で使われたことでも知られています。ハインツ・ランチのブドウが35%、KRランチ(旧キーファー・ランチ)が28%のほか、リンマーが26%とサービー(Searby)が11%となっています。サービーはチャーリー・ハインツが栽培している畑です。
樽発酵、樽熟成で新樽率は10%。
名前の通り、余韻の長い酸があり、とても冷涼感のあるシャルドネ。「きれい」という言葉が似合います。白い花の香り、パイナップル、洋梨の風味。トロピカルフルーツの味わいはごくわずかで上品さを保っています。
次のワインはソノマ・コースト ピノ・ノワール2016。このヴィンテージから自社畑ユーキのブドウが半分使われています。後はペタルマギャップのケラー・エステート。キャンベル・ランチは故ユリシス・ヴァルデスが栽培していた畑だとのこと。
オープントップの容器で5日間低温浸漬。フリーランとプレスの果汁を分けて発酵。熟成は28%新樽で11ヶ月。
バランスの取れたワイン。ややダークなフルーツとスパイス感があります。酸もきれい。
合わせた料理は前八寸で、とうもろこしすり流し、おぼろ豆腐雲丹わさび餡かけ、だし巻き天ぷら、鱧焼き霜造り梅肉醤油。前2つはシャルドネ、後ろ2つはピノ・ノワールに合わせて。和食のデリケートさを壊さないきれいさがワインにあるので、いい感じに料理と味わえました。
3つめのワインはロシアン・リバー・ヴァレー ピノ・ノワール2016。フリーマンのラインアップの中で一番チャーミングなワインで、このワインを嫌いという人はいない、とアキコさん。「このワインを嫌いという人はいない」というのはアキコさんの師匠であるエド・カーツマンのワインを飲むときにいつも私が感じていたことで、図らずも同じセリフがアキコさんから聞かれたのが面白かったです。
とはいえアキコさんのワインはエド・カーツマンと比べて、もっとエレガントで旨味を強く感じるタイプ。より日本人の口には合っているかもしれません。 ダーク・チェリーの風味がロシアン・リバー・ヴァレーらしい感じです。 フリーマンのワインの入門にもいいワインだと思います。
ロシアン・リバー・ヴァレーの畑は36%が自社のグロリア、23%がプラット、17%がKRランチと4分の3は単一畑で使ってもおかしくないような畑です。ワイン造りはソノマ・コーストと同様です。
料理は鮎の塩焼き。ワタの苦味とピノ・ノワールは素晴らしい組み合わせの一つです。
次は自社の単一畑のワインが2つ。グロリア・エステート2016とユーキ・エステートです。
グロリア・エステートは前述のようにロシアン・リバー・ヴァレーのAVA。2012年から単一畑でボトリングしています。UCデーヴィス系のクローンではなく、スワンやカレラなどのクローンを使用。かなりの急斜面で斜面の向きもさまざまだとのこと。
ロシアン・リバー・ヴァレーのワインと比べて、オレンジの風味や赤系の果実味がしっかりしており、旨味もより強く感じられます。
もう一つの単一畑はアキコさんの甥から名前を取ったユーキ・エステート。グロリアよりも海に近いところにあり、非常に冷涼な畑です。AVAもロシアン・リバー・ヴァレーではなくソノマ・コーストになります。グロリアと比べると最高気温で10℃、最低気温で5℃ほども違うとのこと。涼しいところなので収量が安定するUCデーヴィス系のディジョン・クローンを主に使っています。グロリア以上に斜面がきつく最大斜度は20度ほどもあるとのこと。2010年に急斜面の畑の開発は禁止されたので、今からは作れない畑だそうです。
また、ここは涼しく熟成も遅いため収穫も最後になります。フリーマンでは醸造用のタンクを使い回す必要があることから、基本的には培養酵母を使うことが多いのですが、このワインだけは最後なので天然酵母で時間をかけて発酵させているとのことです。また、ここは完全に除梗しますが、後から梗だけ足すこともあるそうです。
果実味よりも出汁系の旨味の味わいが印象的なワイン。酸がきれいで、非常にエレガント。試飲会で試飲したときには、やや複雑味が足りないかと思ったのですが、時間がたったせいもあるのか非常にいい感じのバランスに仕上がってきています。
2本の単一畑に合わせた料理は合鴨のロースと、うなぎの押し寿司。鴨とピノ・ノワールも鉄板の組み合わせ。うなぎもおいしいです。
最後のワインはピノ・ノワール アキコズ・キュベ2015。これはフリーマンのピノ・ノワールの中から一番いいと思うブレンドをアキコさんやエド・カーツマンなどが作り、その中からベストのものを選んで作るキュベ。これまで毎年アキコさんのものが選ばれていますが、エドさんのが選ばれることがあったら「エドズ・キュベ」になるはずです。
とにかく香りが素晴らしいワイン。複雑さもバランスもいい。単一畑の2種を飲んで素晴らしいと思いましたが、アキコズ・キュベを飲んだらやっぱりこちらが上だと感じます。
料理は手打ちそばに飛騨牛の花山椒佃煮。山椒とピノ・ノワールもすごくよく合う組み合わせなので、おいしくないはずがないです。
フリーマンのワイン、日本に輸出されているのは生産量の3%程度。半分はメーリング・リストで残りの大半はレストランに入っているそうです。米国にもしっかりと根を下ろしています。
フリーマンのワインはどれもレベルが高く、エドさん譲りの親しみやすさとアキコさんならではの気品を併せ持っています。このレベルのワインが日本人の手によって作り出されているというのは、同じ日本人として誇らしく思いますし、もっと日本の多くの人にも飲んでほしいワインだと思います。
場所は広尾の「こうもと」というお蕎麦やさん。場所も、店の構えも隠れ家という言葉がぴったりくるような店です。
最初のワインは「涼風」シャルドネ2017。ちょうど日本に届いたばかりのワインです。フリーマンが作る唯一の白ワインで、2013年のものがオバマ大統領時代に安倍首相を招いた公式晩餐会で使われたことでも知られています。ハインツ・ランチのブドウが35%、KRランチ(旧キーファー・ランチ)が28%のほか、リンマーが26%とサービー(Searby)が11%となっています。サービーはチャーリー・ハインツが栽培している畑です。
樽発酵、樽熟成で新樽率は10%。
名前の通り、余韻の長い酸があり、とても冷涼感のあるシャルドネ。「きれい」という言葉が似合います。白い花の香り、パイナップル、洋梨の風味。トロピカルフルーツの味わいはごくわずかで上品さを保っています。
次のワインはソノマ・コースト ピノ・ノワール2016。このヴィンテージから自社畑ユーキのブドウが半分使われています。後はペタルマギャップのケラー・エステート。キャンベル・ランチは故ユリシス・ヴァルデスが栽培していた畑だとのこと。
オープントップの容器で5日間低温浸漬。フリーランとプレスの果汁を分けて発酵。熟成は28%新樽で11ヶ月。
バランスの取れたワイン。ややダークなフルーツとスパイス感があります。酸もきれい。
合わせた料理は前八寸で、とうもろこしすり流し、おぼろ豆腐雲丹わさび餡かけ、だし巻き天ぷら、鱧焼き霜造り梅肉醤油。前2つはシャルドネ、後ろ2つはピノ・ノワールに合わせて。和食のデリケートさを壊さないきれいさがワインにあるので、いい感じに料理と味わえました。
3つめのワインはロシアン・リバー・ヴァレー ピノ・ノワール2016。フリーマンのラインアップの中で一番チャーミングなワインで、このワインを嫌いという人はいない、とアキコさん。「このワインを嫌いという人はいない」というのはアキコさんの師匠であるエド・カーツマンのワインを飲むときにいつも私が感じていたことで、図らずも同じセリフがアキコさんから聞かれたのが面白かったです。
とはいえアキコさんのワインはエド・カーツマンと比べて、もっとエレガントで旨味を強く感じるタイプ。より日本人の口には合っているかもしれません。 ダーク・チェリーの風味がロシアン・リバー・ヴァレーらしい感じです。 フリーマンのワインの入門にもいいワインだと思います。
ロシアン・リバー・ヴァレーの畑は36%が自社のグロリア、23%がプラット、17%がKRランチと4分の3は単一畑で使ってもおかしくないような畑です。ワイン造りはソノマ・コーストと同様です。
料理は鮎の塩焼き。ワタの苦味とピノ・ノワールは素晴らしい組み合わせの一つです。
次は自社の単一畑のワインが2つ。グロリア・エステート2016とユーキ・エステートです。
グロリア・エステートは前述のようにロシアン・リバー・ヴァレーのAVA。2012年から単一畑でボトリングしています。UCデーヴィス系のクローンではなく、スワンやカレラなどのクローンを使用。かなりの急斜面で斜面の向きもさまざまだとのこと。
ロシアン・リバー・ヴァレーのワインと比べて、オレンジの風味や赤系の果実味がしっかりしており、旨味もより強く感じられます。
もう一つの単一畑はアキコさんの甥から名前を取ったユーキ・エステート。グロリアよりも海に近いところにあり、非常に冷涼な畑です。AVAもロシアン・リバー・ヴァレーではなくソノマ・コーストになります。グロリアと比べると最高気温で10℃、最低気温で5℃ほども違うとのこと。涼しいところなので収量が安定するUCデーヴィス系のディジョン・クローンを主に使っています。グロリア以上に斜面がきつく最大斜度は20度ほどもあるとのこと。2010年に急斜面の畑の開発は禁止されたので、今からは作れない畑だそうです。
また、ここは涼しく熟成も遅いため収穫も最後になります。フリーマンでは醸造用のタンクを使い回す必要があることから、基本的には培養酵母を使うことが多いのですが、このワインだけは最後なので天然酵母で時間をかけて発酵させているとのことです。また、ここは完全に除梗しますが、後から梗だけ足すこともあるそうです。
果実味よりも出汁系の旨味の味わいが印象的なワイン。酸がきれいで、非常にエレガント。試飲会で試飲したときには、やや複雑味が足りないかと思ったのですが、時間がたったせいもあるのか非常にいい感じのバランスに仕上がってきています。
2本の単一畑に合わせた料理は合鴨のロースと、うなぎの押し寿司。鴨とピノ・ノワールも鉄板の組み合わせ。うなぎもおいしいです。
最後のワインはピノ・ノワール アキコズ・キュベ2015。これはフリーマンのピノ・ノワールの中から一番いいと思うブレンドをアキコさんやエド・カーツマンなどが作り、その中からベストのものを選んで作るキュベ。これまで毎年アキコさんのものが選ばれていますが、エドさんのが選ばれることがあったら「エドズ・キュベ」になるはずです。
とにかく香りが素晴らしいワイン。複雑さもバランスもいい。単一畑の2種を飲んで素晴らしいと思いましたが、アキコズ・キュベを飲んだらやっぱりこちらが上だと感じます。
料理は手打ちそばに飛騨牛の花山椒佃煮。山椒とピノ・ノワールもすごくよく合う組み合わせなので、おいしくないはずがないです。
フリーマンのワイン、日本に輸出されているのは生産量の3%程度。半分はメーリング・リストで残りの大半はレストランに入っているそうです。米国にもしっかりと根を下ろしています。
フリーマンのワインはどれもレベルが高く、エドさん譲りの親しみやすさとアキコさんならではの気品を併せ持っています。このレベルのワインが日本人の手によって作り出されているというのは、同じ日本人として誇らしく思いますし、もっと日本の多くの人にも飲んでほしいワインだと思います。
シャルボノ(Charbono)というブドウをご存知でしょうか。カリフォルニアではもはや絶滅寸前といってもいいくらいの量しか残っていません。栽培面積はわずかに76エーカー。ナパのカベルネの21万エーカーと比べてごくわずかです。このブドウに取り組むワイナリーを紹介した記事がありました(The fight to keep alive Charbono, Napa’s nearly extinct heritage grape - SFChronicle.com)。
シャルボノの畑が一番残っているのはナパのカリストガで、ナパには45エーカーの畑が残っています。しかし、シャルボノの取引価格はカベルネ・ソーヴィニヨンの半分以下。経済的な面ではシャルボノを作る理由はありません。
原産地はフランスのサヴォワで、19世紀末ころに米国に持ち込まれたと見られています。このブドウが一番メジャーなのはアルゼンチンで、アルゼンチンではもっぱらボナルダと呼ばれています(イタリアのボナルダとは無関係とのこと)。
ブドウの色は濃く、非常に強いタンニンがあるのが特徴とのこと。一方で、熟しても糖度が上がりにくいため、アルコール度数は13%台にとどまるそうです。色の濃さとアルコール度数の低さのために、ブレンドで使われることが多くなっています。かの「プリズナー」もシャルボノをブレンドしていたワインの一つですが、ブレンド率は年々下がっているそうです。ボニー・ドゥーンのカサ・デル・ソルもシャルボノをブレンドに使っています。
シャルボノに熱心なワイナリーの一つがイングルヌック(Inglenook)。年間4000ケースとそこそこの量のシャルボノを作っています。このほかロバート・フォーリー(Robert Foley)も比較的熱心に作っており、リッジもカリストガのトファネリ・ヴィンヤードのブドウでシャルボノを作り始めました。
なお、魅力の一つは価格で、例えばフォーリーのカベルネ・ソーヴィニヨンは200ドルするのに対し、シャルボノは38ドル。そのあたりからこのブドウに興味を持つ人もいるそうです。
さすがに日本に輸入されているシャルボノのワインはなさそうです(プリズナーなどブレンドものはありますが)。アルゼンチンのボナルダを紹介しておきます。
シャルボノの畑が一番残っているのはナパのカリストガで、ナパには45エーカーの畑が残っています。しかし、シャルボノの取引価格はカベルネ・ソーヴィニヨンの半分以下。経済的な面ではシャルボノを作る理由はありません。
原産地はフランスのサヴォワで、19世紀末ころに米国に持ち込まれたと見られています。このブドウが一番メジャーなのはアルゼンチンで、アルゼンチンではもっぱらボナルダと呼ばれています(イタリアのボナルダとは無関係とのこと)。
ブドウの色は濃く、非常に強いタンニンがあるのが特徴とのこと。一方で、熟しても糖度が上がりにくいため、アルコール度数は13%台にとどまるそうです。色の濃さとアルコール度数の低さのために、ブレンドで使われることが多くなっています。かの「プリズナー」もシャルボノをブレンドしていたワインの一つですが、ブレンド率は年々下がっているそうです。ボニー・ドゥーンのカサ・デル・ソルもシャルボノをブレンドに使っています。
シャルボノに熱心なワイナリーの一つがイングルヌック(Inglenook)。年間4000ケースとそこそこの量のシャルボノを作っています。このほかロバート・フォーリー(Robert Foley)も比較的熱心に作っており、リッジもカリストガのトファネリ・ヴィンヤードのブドウでシャルボノを作り始めました。
なお、魅力の一つは価格で、例えばフォーリーのカベルネ・ソーヴィニヨンは200ドルするのに対し、シャルボノは38ドル。そのあたりからこのブドウに興味を持つ人もいるそうです。
さすがに日本に輸入されているシャルボノのワインはなさそうです(プリズナーなどブレンドものはありますが)。アルゼンチンのボナルダを紹介しておきます。