St. Superyのソーシャル・メディア利用の話を書いたばかりですが,インターネットにはおいしい話がころがっているだけではありません。うまく扱わないことによるトラブルの危険も増えています。

歴代大統領の就任昼食会でふるまわれたことでも知られているソノマのスパークリング・ワイン専業ワイナリKorbel Champagne Cellars。ここは昨年Craigslistの上でセクハラを報告した従業員が罰せられたという内部告発を受けました。ワイナリがこの書き込みをした人物を探ったところ,ワイナリオーナーの娘であるRichie Annのアカウントが使われたことが判明しました。Richie Annは書き込みを否定していますが,父親との間には法廷闘争もあり,インターネットが両者の確執の一つの舞台となったようです(元記事)。

また,St. Superyのところでも言及したMurphy-Goodeの「a Really Goode Job」もまた物議を醸しています。2000人もの応募があったこの求人。投稿したビデオを見た人が投票できるようになっており,Twitter上などで自分のフォロワーに投票を呼びかける候補者などがいろいろ出ました。ところが実際には投票結果は選出にほとんど影響がないことが途中結果発表後に判明し,1位の投票を受けた人などが気まずい思いをしているようです。最終発表は7月21日の予定ですが,何となく最初からケチが付いてしまった感じです(元記事)。