ワインの購入動向について調査したデータが日経Bizアカデミーに掲載されています(ワイン1本当たり購入額「増えた」37% - コンシューマーズ・アイ : 日経Bizアカデミー)。

調査は2014年10月に行っており、前回は2年前の2012年に行っているようです。ただし、タイトルにある1本当たりの購入額の変化については、記事中では示されていないので、もうちょっとデータを出してくれたらなあという感じがします。

調査対象は20代~60代の男女1000人で男女各年代100人ずつになっているようです。ランダムサンプリングでしょうから、ネット調査としては対象はあまり偏っていないことが想像されます。

1カ月に飲むワインの平均本数は20代~50代は30代が落ち込んでいる以外はあまり変わらず、60代が突出して多くなっています。時間的および金銭的余裕があることが大きいのでしょう。

とはいえ、1本当たりの購入額は1000円未満が全体の47.3%。年収800万円以上の世帯で見ても34.0%を占めています。全体の9割以上が2000円未満ですが、年収800万円以上の世帯では2000円以上のワインを買う人が17.0%とかなり多くなっています。

国別に見ると日本が43.5%と圧倒的に多いです。ちょっと意外な感じもしましたが、1000円未満の「国産ワイン」というと、実際には果汁やマストを日本に運んで、日本で醸造しているものもかなり含まれそうです。

米国は1.9%と8位。寂しいですね。これが10%に達するくらいになってほしいと思います。