カリフォルニアの昨年のブドウ収穫量を報告する「クラッシュ・レポート」の暫定版が公開されました。

過去のレポート
カリフォルニアのブドウ収穫、2020年は大幅減少し過去10年で最少
カリフォルニアワイン、供給過剰で2019年は収穫量減少
2018年のカリフォルニアのワイン用ブドウ収穫量は過去最高
2017年の収穫量は2016年から微増
2年ぶりに400万トンを超えた2016年の収穫

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2020年は山火事の影響で収穫はかなり少なく2021年は385万8841トンと前年を8.7%上回りました。
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1トン当たりの価格で見ると赤ワインが圧倒的に高く、前年よりもかなりあがり、2年ぶりに1000ドルを超えました。
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品種別に見ると、シャルドネが1番を続けています。カベルネ・ソーヴィニヨンとの差はわずかに0.7ポイントですが。ジンファンデルが増えて全体の3位になりました。白ワイン用ではシャルドネの次はフレンチ・コロンバード、ピノ・グリ、マスカット・オブ・アレキサンドリアとなります。ソーヴィニヨンはその次です。
マイナー品種を見るとアルバリーニョやマルヴァジア・ビアンカなどはかなり増えています。とはいえまだ桁は違いますが、これらの品種のブームがどう定着するか、気になっています。