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Date: 2008/0831 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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日本のワインがよくなってきたという話はよく聞きますが,正直に言ってなかなか飲む機会がないものです。今年亡くなった富永敬俊教授が携わってできたこのワイン,実は百貨店で駐車料金をただにするために買ったものでした。

国産ワインでしばしば不満に感じるのは,甘く緩んだ味わいに思えてしまうところ。しかし,このワインは酸がはっきりくっきり主張しており,味わいがシャープです。かといって酸っぱいだけのワインでもなく果実味もあります。

これで2000円強なら十分です。また買おう。

Date: 2008/0828 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sがピノ専門ショップとして立ち上げたピノノワール・オンラインで,カリフォルニアのセールをしています。全品送料無料なので1本でも試せます。一番お買い得なのはMartinelliのZio Tony RanchとSeven Mulesの2004。7200円というのはどちらも米国の実勢価格より安いです。

Caleraも安くなっていますがワイナリ価格が50ドルのReed 2005が8880円になっているのよりはワイナリ価格25ドルのシャルドネMt. Harlanが3500円の方がお買い得度は上です。

Carneros Creekのリザーブ・ピノ2006は37%オフで3129円というのはちょっと元の値段が高い感じがします。米国の実勢価格は15ドル程度。これ買うならがんばってマルティネッリ買う方が魅力があります。

Date: 2008/0828 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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今年亡くなったRobert Mondaviの長男Michael Mondaviが「M」という自身のワインを今秋リリースすることが明らかになりました。100%カベルネ・ソヴィニョンのワインで価格は199ドル。MichaelはFolio Fine Wine Partnersというワインの輸入やプロデュース,マーケティングをする会社をRobert Mondavi Wineryの売却後に始めており,今回のワインもそこを通して売ることになります。
M

畑はAtlas PeakのFoss ValleyにあるAnimo Vineyard。MichaelがRobert Mondavi在籍時の1998年に買った畑。植え替えのために2004年は満足するレベルに至らず,2005年のものが最初のヴィンテージになります。ワインメーカーはMichael自身と息子のRob。Michaelがワイン作りを自らするのは1974年以来というから約30年ぶりです。娘のDinaがラベルやパッケージデザインを担当したということです。
Date: 2008/0828 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sのセールで90年代ものが出ていることを書いたばかりですが,柳屋では90年代(一部80年代あるいは2000年)のものばかりを集めたセールを始めました。

オールド・ヴィンテージ・セール

シャルドネなどもあり,カリフォルニアのシャルドネがどれだけ熟成力があるのか気になるところ。個人的に気になったのは白ではパッツ・アンド・ホールのアルダー・スプリングス・シャルドネ2000とロキオリのエステート・シャルドネ1998。Patz & HallのAlder Springsはこのワイナリのシャルドネの中でも一番長熟型なので,これはまだまだいけそうな気がします。



赤ではシルバー・オークのナパ・ヴァレー1989とモンダヴィのリザーブ・カベルネ1996。Silver Oakは熟成力があるのかどうか疑問視されることもありますが,ナパ・ヴァレーものはアレキサンダー・ヴァレーよりも長熟型なので20年でも行けるだろうという気がします(WAでの表現は「at least a decade」となっています)。

一方,Mondaviは鉄板でしょう。1996年といえばOpus Oneも高い評価を得たMondavi絶頂の年ですし。ちょっと気になるのは1996年のCabernet Reserveには30 Anniversaryというのが付くのと付かないのがあること。付くほうはWAで95点。飲み頃は2005-2030とまだまだ若いワイン。付かないほうは2002-2025とちょっと短くなりますが,それでもまだ「early」とされてますから,まだまだセラーに置いておきたいものです。

Date: 2008/0827 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sの8周年セールでバイロンのモニュメント・ヒル・ピノ・ノワール 1998が7000円と,米国で見つかる80ドルよりも安くなっています。カリフォルニアで10年経ったピノを飲む経験はあまりありませんが,この価格で飲めるのは大いにチャンスだと思います。

なお,3万円以上は送料無料とのこと。ほかにもコリソンのカベルネやBeringerのカベルネ・リザーブなど1990年代のワインに出物があります。

Date: 2008/0826 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマのHealdsburgにあるJordan Vineyardがこの9月,顧客向けのポイント・プログラムを開始すると発表しました(Jordan Vineyard & Winery Offers Customers One-of-a-Kind Loyalty Program - MarketWatch)。

顧客は1ドルごとに3ポイントを取得します。最低4500ポイント,すなわち1500ドルからポイントを使えます。例えば4500ポイントではテイスティングとツアー4人分,プライベート・テイスティングとオードブル2人分,イベントチケット2人分から選べます。一番上の15万ポイントでは「Ultimate Wine Country Gateway」としてゲスト・コテージ2泊,プライベート・ダイニングでの4コースのディナー(Jordanのワイン付き),Jordan湖での釣り,島でのランチョン,専属運転手によるドライブが4人分得られます。詳しくはこちら

登録に資格はなく,サイトで登録すればいいようです。
Date: 2008/0825 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋で「レーヴェンスウッド ジンファンデル "オールド・ヴァイン" ロダイ 2005」が格安です。米国の店頭価格が11~19ドルなので,税抜き1500円は現地価格と言っていいでしょう。柳屋では格下なのに値段が上になってしまった「ヴィントナーズ・ブレンド」の扱いを一時停止してこちらを売り込んでいます。ただし60本限定ということなので,買うなら早めに頼んだほうがいいかもしれません。

Lodi(現地の発音はロウダイ)はMondaviのWoodbridge本拠地があるところ。高品質でリーズナブルな価格のZinfandelも輩出しています。

Date: 2008/0822 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Spectator誌Executive EditorのThomas Matthews氏が同誌の掲示板に「Wine Spectator Has Been Scammed」(Wine Spectatorは詐欺にあった)と題して,今回の問題について何があったのか説明しています。

Matthews氏はまず,掲載するすべてのレストランを訪問してはいないこと(これは以前にも明らかになっていたことですが),ワインリストを公正に評価していること,レストランから得られたワイン・リストは実在して現実にあっていると想定していること,を明らかにしています。

一方で,それらを確かめるために,①レストランに数回電話した(そのたびに留守番電話が現在閉まっていると言っていた),②レストランをググり(原文はGoogling),それがミラノに実在する場所であることを確認した(こういうときストリート・ビューがあったらよかったのにね),③レストランがメニューリストを載せたWebサイトのリンクを送ってきた,④「Chowhound」というサイトで2008年1月~8月の間このレストランに行った経験を書いていた人たちがいたのを確認した,とのこと。

また,ワインリストについて,非常に評価が低いワインを載せていた旨書かれていたわけですが,実際にはリストに掲載されていたワインは256本あり,そのうち15本だけが80点以下であったとのことです。ちなみに53本が90点以上102本が80点以上,139本はWine Spectatorにレビューなしでした。

これらのことから,詐欺には誰でも引っかかる可能性があり,破廉恥な人間が32年の名声を持つ雑誌を攻撃できてしまった,Wine Spectatorは今後はもっと注意深くするであろうとしています。また,今回の「詐欺事件」が他の賞を取ったレストランを貶めるものではないと締めています。

Wine Spectatorのフォーラムでは同誌に好意的な意見が相次いでいますが,実在確認が直接店を訪問していないというのはやはりどうなのかと思います。ワイン・リストにしてもWine Spectatorに提出したものと実際に店にあるものとの整合性を見るわけではないし,客が提出されたリストを見られるわけでもないのだから,いくらでも嘘をかけます。レストラン評論家の友里征耶さんも,日本のミシュランで「ワインリスト偽装」があるのではないかと問題提起していますが,店を訪問しているミシュランでさえ,こういうことが起こるのに,Wine Spectatorの方法であれば,店側はやりたい放題です。せめて,提出されたワインリストや値段をWS誌のWebに掲載するなどの公明性がひつようなのではないかと思います。
Date: 2008/0822 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sの8周年セールでシェーファーのシラー(リレントレス),カベルネ(ワン・ポイント・ファイブ),シャルドネ(レッド・ショルダー・ランチ)が格安で出ています。どれも米国の小売価格最低ライン+1000円くらいですから,かなりお買い得です。

Date: 2008/0820 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Vinographyに載っていた記事です。Wine Spectator誌のレストラン・アワードについては以前から「ワイン・リストを評価しているだけで意味がない」と言われてきましたが,ワイン・リストでさえ禄に見ていないという失態が明らかになりました。

Wines & Vinesに詳しい記事
が掲載されていますが,Robin Goldsteinという研究者がAmerican Society for Wine Economistsで発表したところによると,Wine Spectator誌がどのようにレストランの賞を決めるのかに不審を抱き,イタリアに架空のレストランをでっちあげて登録したそうです。メニューとワインリストも架空のもの。偽のWebサイトも作りました。さらにワインリストではWine Spectatorで非常に低く評価されたイタリアワインをそろえました。その結果,Award of Excellenceの賞を取ってしまったというのです。

Wine Spectator誌は今のところ,コメントを拒んでいるそうですが,「地に墜ちた」とはまさにこのことでしょう。
Date: 2008/0819 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパソノマで今年の収穫についてのコメントが出ています。

今年は4月に過去最大とも言われる霜の被害があったことで,ナパやソノマ,Mendocinoにおける収量については当初から減ることが予想されていました。

一方で夏からは天候もよく,順調に生育しているようです。

ワインの価格が上がりそうなのはちょっと心配ですが,いいワインがたくさんできてほしいものですね。
Date: 2008/0818 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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SF Chronicle紙にMendocinoのお勧めピノの記事が出ていました。温暖化のせいか,好みの変化のせいか,Mendocinoやオレゴンなど北の方のピノに以前よりも惹かれるものがあるように感じています。

とはいえ,今のところあまり知らない名前が並んでいるリストではあります。その中で目に付いたのはMacPhail。最近注目のピノの一つです。Wightman House Vineyardという単一畑のもので3.5星という非常に高い評価が付いています。SF Chronicleは最高四つ星の採点ですが,3.5以上はめったに出ません。
It's wildly earthy, almost evoking a Bonnes Mares in its ferocity, but with plenty of sweet, deep cherry and currant to match. Savory notes of dried leaf and meat add more interest. It's intense and nearly flawless, if in short supply (192 cases).

と,これはかなりおいしそうです。日本でもわずかながら売っています。



このほかにはPinot Daysのレポート記事で紹介したFoursightが2.5星。ここはこれから伸びてきそうな予感がします。日本にも入れてください>インポータ様
Date: 2008/0818 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Vinographyに載った記事からですが,Meyer,Bonnyという名前でピンと来る人は,ちょっと古くからのカリフォルニアワイン・ファンではないかと思います。これじゃ分からないという人は「Justin Meyer」ではどうでしょう。

うーん,これでもまだ難しいかな? ではRay Duncanと言えば?

そう,「Life is Cabernet」のキャッチフレーズで一世を風靡したSilver Oakの創設者がJustin MeyerとRay Duncan。Bonny's VineyardはSilver Oakのフラグシップとして1991年までワインが作られていた畑です。

Justin Meyerが自身の趣味のポート・ワインを作るためのワイナリとして作ったのがMeyer Familyで,Justin亡き後は息子のMattが後を継いでいます。Bonny's Vineyardも1999年に全部植え替え,2003年にMeyer Familyから新たなワインとして作られることになりました。

American Oakの樽を100%使い,34カ月そこで熟成させるといったスタイルはまさにSilver Oak。13.19%といったアルコール度の低さもSilver Oak仕込みです。

かつてSilver Oakのファンだったものとして,Bonny's Vineyardは憧れのワインの一つでしたし,飲んだことがあるBonny’s Vineyardのワインもその期待を裏切らないものでした。それが今また復活するというのは,なんだかうれしいことです。Vinographyのレビューは9~9.5という得点。期待が持てそうです。
Date: 2008/0817 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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WA誌で100点がついてあっという間に売り切れてしまったSine Qua NonのAtlantis Syrah。柳屋に少数再入荷しています。



ついでに入手困難さではAtlantisの上をいくかもしれないコスタ・ブラウンの単一畑ピノも入っています。


Date: 2008/0814 Category: イベント
Posted by: Andy
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Crushpadが8月22日と8月23日に,「VIP Harvest Dinner」と称した非常にユニークなディナー・パーティを開催します。

料理を作るのはSan FranciscoでDissident Chef(異端シェフ)という異名を名乗って活動する人(本名不詳)。Wolfgang Puckの元などで25年の経験があるそうです。このシェフの作る料理はSubCulture Diningと呼んでおり,その日限りのメニューによるもの(こちらにはレビューあり)。VIP Harvest Dinnerでは10皿以上の料理が登場するようです。

また,ワインはCrushpadの創設者であるMichael Brillのセレクション。自身のセラーから「古過ぎたり,高得点過ぎたり,レア過ぎる」ワインを提供するということ。50年を過ぎたイタリアワインやパーカー100点ワイン,レアなデザートワインなどが予定されているとのこと。

時間は夜7時から深夜まで。最大30人という本当にスペシャルなディナーです。一生に一回,二日行けば2回のこのディナー,だれかに行ってきてほしいものです。なお,チケットは200ドル。内容から考えたら格安だと思います。

詳しくはこちらから。
Date: 2008/0813 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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NZソヴィニョン・ブランでも高品質で知られるDog Pointを飲みました。3000円程度で買えるレギュラーのキュベです。

アサヒ・スーパードライのCMに「コクがあるのにキレがある」というコピーがありましたが,このワインもまさにそれ。鋭い酸で飲み口は極めてさわやかですが,香りや味わいは薄っぺらでなくしっかりしています。

これは夏向きのワインですね。デイリーに飲むにはちょっと高いのだけが難点。これで後1000円安ければ言うことないのですが,欲張りすぎでしょうか。

Date: 2008/0813 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でDominusのオールド・ヴィンテージを8月18日午前10時までの限定で予約販売しています。目玉はなんといっても1994年。Wine Advocate誌で99点を取っており,1991年の同ワインと並んで1990年代前半を代表するカリフォルニアワインと呼んでも過言ではないでしょう。

Date: 2008/0813 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2004年,2005年と3000円台という破格の値段だった同ワインですが,2006年は4000円台の後半からと,大分値上がりしました。とはいえ,米国の小売価格が40~55ドルですから,現地価格と同等かそれ以下と言ってもいい安さであることは変わりません。

ただし,このシャルドネ,カリフォルニアには珍しいほどの長熟型。ロバート・パーカーが2007年に1991年の同ワインを飲んだときもすばらしかったそうです(このワインはかつてWAで92点を取っています)。今のワインも,買ってすぐ飲んでは真価が分からないでしょう。少なくとも5年くらいは置くつもりで買った方がいいと思います。そういう点を考えると,値上がりした最新ヴィンテージに飛びつくより,残っている前ヴィンテージを買う方が値段も安く賢明だと思います。Wassy'sには1999年ヴィンテージのものもあり,これはまさに飲み頃に入っていると思います(パーカーのレビューでは飲み頃は7~10年,レイティングは91)。

1999年(WA91)


2005年(WA96)


2006年
Date: 2008/0812 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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VinographyのPinot Daysの記事で9点以上を取ったワインの中から国内で売っているものを紹介しておきます。ヴィンテージまで同じものだけに限定しています。

約9.5点という最高評価を得た6本の中ではDerbesのLes Pinots 2004というピノ・ノワールとピノ・ムニエのブレンドとCalera Ryan 2005が購入可能です。ライアンの5700円というのは割と安い値段だと思います。

9~9.5点ではフリーマンのアキコズ・キュベ2006,Calera Mills 2005があります。

約9点のグループではフリーマンのノーマルの2006,セインツベリーのBrown Ranch 2006,メルヴィルのエステート・ピノ2006,パパピエトロ・ペリーのLeras Family 2006。
Date: 2008/0812 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワイン・ブログの老舗で,イベントごとに詳細なレポートを報告しているVinographyに,ようやく6月のPinot Daysの記事が掲載されました。著者のAlder氏に子供が産まれたため,資料を整理する時間がなかなか取れなかったということです。

記事ではPinot Daysの総評として,2006年のヴィンテージについて考察しています。結論として2006年は当初2005年よりだいぶいいと思われたが実際にはやや弱いヴィンテージであり,特にソノマ・コーストやRussian River Valleyのワインにはvolatile acidity(VA=揮発酸,詳しくは幻ワインの私市さんの記事を参照)を感じることが多かった,とのことです。
"I'm especially excited about the 2006 wines from the Santa Rita Hills and Santa Maria Valley, which seem to be excellent and certainly worth pursuing in greater depth."

The Best Pinot Noir in California?: Tasting at Pinot Days 2008 - Vinography: A Wine Blog

と,Santa Rita HillsやSanta Maria Valleyには比較的いいものが多く,2002~2003ヴィンテージのころ目立った過度の熟成やアルコール度の高いものは少なくなったとのこと。

また,Best Valuesとして挙げているコスト・パフォーマンスの高いワインは以下の14本。
2005 Ladd Cellars Pinot Noir, Russian River Valley. Score: between 9 and 9.5. Cost: $30.
2004 Fort Ross Vineyard Pinotage, Sonoma Coast. Score: between 9 and 9.5. Cost: $32.
2006 Patton Valley Vineyard Pinot Noir, Willamette Valley, Oregon. Score: between 9 and 9.5. Cost: $35.
2006 Joseph Swan "Saralees Vineyard" Pinot Noir, Russian River Valley. Score: between 9 and 9.5. Cost: $35.
2006 Mary Elke Pinot Noir, Anderson Valley. Score: around 9. Cost: $26
2006 W.H. Smith Pinot Noir, Sonoma Coast. Score: around 9. Cost: $28
2006 Joseph Swan "Cuvee de Trois" Pinot Noir, Russian River Valley. Score: around 9. Cost: $28
2006 Copain "Tous Ensemble" Pinot Noir, Anderson Valley. Score: around 9. Cost: $30
2006 Fort Ross Vineyard "Symposium" Pinot Noir, Sonoma Coast. Score: around 9. Cost: $32
2006 Eno Wines "Never Say Never" Pinot Noir, Santa Lucia Highlands. Score: around 9. Cost: $32
2006 Melville Pinot Noir, Santa Rita Hills. Score: around 9. Cost: $32
2006 Eric Kent "Windsor Oaks" Pinot Noir, Russian River Valley. Score: around 9. Cost: $33
2006 Byron Kosuge "The Shop" Pinot Noir, Carneros. Score: around 9. Cost: $33
2006 Londer Pinot Noir, Anderson Valley. Score: around 9. Cost: $35

先日紹介したMelvilleのピノも入っています。このほか高得点のワインにはCalera Ryanの2005(9.5点),FreemanのAkiko's Cuvee 2006(9~9.5点)などがあります。
Date: 2008/0811 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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柳屋でMartinelliのZio Tony Ranch Pinot Noir 2005が限定24本6980円で出ています。米国の小売価格で67ドル~なのでそれよりも安いです。柳屋のページにはWine Spectatorで92点と書いてありますが,ちなみにWine Advocate誌では91点です。
The 2005 Pinot Noirs also showed well, with the 2005 Pinot Noir Zio Tony Ranch dark ruby with notes of pomegranate, sweet and sour cherries, a hint of spice, and a medium to full-bodied, concentrated palate. This wine (585 cases) should age nicely for up to a decade.

いつも書いていますが,マルティネッリのピノは人によって好き嫌いが結構分かれます。濃いピノが好きな人ははまりますが,エレガントなピノが好みの人はやめておいた方が無難です。それから,カリフォルニアのピノとしては長熟型で,リリース直後より4~5年経ってからの方がおいしく飲めます。そのあたりも納得できる人にはいい買い物でしょう。
Date: 2008/0810 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sの別プロジェクトでニュージーランドやオーストラリア,一部カリフォルニアのワインを売っているパシフィック・ワイン・セラーズでラベル不良ワインの30%オフセールをやっています。中身は通常のものと同じなので自宅用にお勧めです。カリフォルニアはあまり出ていませんが,ニュージーランドのキム・クロフォードなど有名どころもあります。

ラベル不良ワイン30%オフセール
Date: 2008/0808 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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最近飲んだワインからワイン・イン・スタイルのセールで買った2本を報告します。

リトル・レベル・ピノノワールはオーストラリアのピノ。オーストラリアのピノはたぶん初めてです。イチゴやチェリーなどの味わいのかわいい系ピノ。気軽に飲むタイプのワインです。2000円弱の値段は昨今では貴重ですが,昨年までよく飲んでいたレックス・ゴライアスが1300円くらいだったのと比べると,ちょっとコスト・パフォーマンスが低く感じます。ただ,ジャミーではないのでジャミーなピノが苦手な人でも大丈夫だと思います。



一方,いまやサンタ・リタ・ヒルズを代表するワイナリの一つになったメルヴィルのエステート・ピノノワール2006。スミレなどの花の香りがかなりいいです。味わいはややタンニンが強く,苦味を感じますが,後から果実味のやわらかさがやってきます。甘みは少なく,おそらくこれを飲んでカリフォルニアだと思う人は少ないのでは。高級なピノの迫力はありませんが,バランスの取れたいいピノだと思います。今回は2000円台という破格の値段だったので大満足。

Date: 2008/0808 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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神楽坂のレストランs.l.o(スロー)で「真夏の夜の夢」と題して8月17日まで,ワインを大幅値下げして提供しています(詳しくはこちら)。

なんといっても最大の目玉はKongsgaardのシャルドネ。カリフォルニアのシャルドネ最高峰の一つJudgeではありませんが,Wine Advocate誌では94点。米国で120ドル以上,国内では別ヴィンテージ(2005)で1万4000円程度するのが1万1850円という激安です(リンク先は1万2850円となっていますが50%引きの1万1850円が正しいそうです)。ちなみにロバート・パーカーのコメントは
The 2004 Chardonnay shows that wonderful liquified rockiness, as if someone took a couple of boulders, threw them in a Cuisinart, and was able to extract some liquid, interwoven with tangerine oil, nectarine, quince, pear, and popcorn and honey. Quite layered, full-bodied, but with terrific acidity and vibrancy, this is a sensational Chardonnay that is set for 8-10 years of life.

2003のポートフォリオもワインショップでは2万5000円以上するのが22050円。ご存知の方も多いと思いますが,ワインメーカーはOpus One全盛期のワインメーカーだったGenevieve Janssenss氏。ラベルはご主人が描いています。

20%引きアイテムの中でも2003のStag's Leap Fayが1万2700円,2001のShafer Relentlessが1万円など市価や米国のショップ価格と変わらない値段のものが見つかります。お盆期間も営業中だそうなので,ぜひどうぞ。「売り切れごめん」なので,お目当てのワインがある場合は,在庫を確認の上訪れた方がいいと思います。

なお,「お勝手口を見た」,「Andyさんのブログを見た」などと伝えると,更なるメリットが…

ということはありませんが,おいしい自家製パンがお代わりできます(伝えなくてもできます,^^;)。
Date: 2008/0807 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ドンキー・アンド・ゴートというのはワイナリらしからぬ名前ですが,2001年に設立されたバークレーにある夫婦経営の小さなワイナリです。ブドウ畑の作業に活躍するロバが,一日の疲れをヤギとともに癒すという相携える姿を夫婦の協力になぞらえた名前だとのこと。人工的なテクニックを極力使わないことをモットーとするこのワイナリが,シャルドネの酸味を残すために古くからあるが珍しい方法を採用したそうです(Natural Winemaker, A Donkey and Goat Winery, Uses Ancient Technique for Chardonnay Acidification)。

これは,7月に熟しきっていない酸っぱいブドウを収穫し,そのジュース「Ver Jus」を後で酸味の調整に使うというもの。このワイナリが契約しているモントレーのBrosseauの畑では,シャルドネが完熟したときに望むだけの酸が残っていないことから採用を思いついたそうです。元々は夫妻がフランスでワイン作りの修行中にローヌのワインメーカーに教わった方法だとか。

なかなか面白いですね。できるワインに興味があります。

このワイナリ,日本には入っていないかと思ったら,わずかながらあるようです。下記のロゼは米国の価格で20ドル弱なので,結構割安です。
Date: 2008/0806 Category: 読書感想
Posted by: Andy
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ワインの雑学をクイズ仕立てにした本です。筆者の葉山考太郎氏は軽い書き口が持ち味ですが,そのスタイルとうまく合っており,これまで氏の本は立ち読みで済ませてきた(「パリスの審判」を除く)私も思わず買ってしまいました。

クイズの内容は,まともです。シャンパーニュ系のクイズが多いのは氏の好みからだと思いますが,カリフォルニアのクイズもところどころにでてきており「忘れているわけではない」とアピールしているかのようです(笑)。入門編でもいきなり「1本のワインは何房のブドウでできる?」と結構難問(僕はこの問題,間違えました)。「師範級」ではパリ試飲会で赤白の二位はそれぞれ何という問題もあります(これも分かりませんでした)。

軽く読めるし,ワイン会のときのうんちくネタ(周りの人が読んでないときに限る)にもなります。退屈なワイン入門書を買うよりよほど役に立つでしょう。欲を言えば税込み1470円なんていう半端な額でなく1500円にしてくれたら,Amazonも楽天も送料無料になるのですが。講談社さんにはネット時代値付けをもっと考えてもらいたいものです。


Date: 2008/0805 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Spectator誌の記事によると,高品質の単一畑Syrahを何種類も作っているPax Wine Cellarsが仲間割れし,ワインメーカーのPax Mahleがワイナリを去りました。後任はHdVでアシスタント・ワインメーカーをしていたTyler Thomas。

Pax Mahleが2000年にワイナリを作ったときに資金援助をして55%の株式を持ったのがコネチカット州の投資家Joe Donelan。ワイン・コレクターとしても知られている人です。ここ数ヶ月,両者の意見が合わず,Pax Mahleはブランド買収を狙ったものの,結局逆に解雇されてしまったということのようです。DonelanはMahle夫妻を訴えているそうですが,その詳細は分かりません。

Pax Mahleは今後Forestvilleにワイナリを構え,CabernetやChardonnay,Nebbiolo,Syrahなどを作っていく計画だとか。

Paxというのはラテン語で「平和」という意味ですが,とんだことになったものです。

ちなみに楽天で見つかるのは以下の2本。どちらも現地価格より大幅に安いです。
Date: 2008/0804 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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暑い日が続きますが,皆さんお元気でしょうか。僕は梅雨の間はSauvignon Blancモードだったのですが,なぜだか梅雨明けからは赤ワインが飲みたくなっています。昨日はMelvilleのPinot。ちょっと苦味があって大人のピノの雰囲気があります。詳しくは後日。

というわけで,Vin du 268でオレゴン・ピノのセットが安いのがかなり気になっています。4本で10500円と書いてありますが,消費税も送料もコミコミです。送料にはクール便の分も含まれているという有難さ。しかも4本のピノのワイナリ価格の合計は約93ドル(約というのは1本は古いヴィンテージの価格しか出ていないため)。ほぼ同等といっていい安さです。

夏の暑さにはカリフォルニアのピノよりも,どこかしらひんやりとした感じがするオレゴンのピノの方が向いているかもしれません。これはお勧め。



以下は,別に記事を書くほどのことでもないので余談。柳屋で今月フランシスカンが安くなっているようですが,税込みで2800円台の店もあります。1本当たり294円お得。柳屋は6本買うと送料無料ですが,こちらはクール便で840円なので6本買ったときでもこちらの方が安くなります。1,2本買ってお店にピックアップに行く場合だけ柳屋の方がお得という計算です。
Date: 2008/0802 Category: 技術系
Posted by: Andy
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早速ですが今月の個別記事で読まれたものトップ10を挙げます。
1. 【保存版】ブショネのワインを救う方法
2. 最近飲んだワイン――Sea Smoke Pinot Noir Ten 2003
3. Ridge/Lytton Springs
4. ビル・ゲイツ引退に思うこととスティーブ・ジョブズ
5. カレラ ジェンセンあります
6. まとめ:飛行機内のワイン持込と箱について
7. 【しつこく上げ】ワインインスタイルでアウトレットセール,かなりお買い得
8. 【続報】シン・クア・ノン アトランティス100点とWA177
9. [更新]コスタ・ブラウン1万円切り,早い者勝ち
10. TN:失敗,オーボンクリマ ピノノワール "モンティノア・ヴィンヤード" 1999


1位の「ブショネのワインを救う方法」は先月の4位から上昇しました。どこかのブログで紹介されたためのようです。2位は先月検索語で上位になった「Sea Smoke Ten」で検索されたものです。何かでSea Smokeが紹介されたのでしょうか。元ネタは不明です。3番のLytton Springsは例によってカレーの記事を見に来たものと思われます。順位は先月と同じ。まことに相すみません。

4位は7月1日に書いた記事。このブログは基本はですます調を使っているのですが,こういった記事になるとどうしてもである調でないとうまく書けません。最近ある人と話をしたときにも思ったのですが,1980年代ころのAppleやMicrosoftのことって案外知らない人が多いのかなという気がします。5位は先月1位の記事。相変わらずコンスタントに読まれています。6位は先月と同じ。

7位はワイン・イン・スタイルのセールの記事。同じ記事を追記して2回ほどトップに引き上げたので,その効果が出ているのだと思います。8位も珍しくワイン紹介系の記事。WAで100点というのが効いているのでしょうね。さすがに#177の発表後数日で売り切れたようです。なお,今見て気が付いたのですが,同じWine Advocateで100点でもデザートワインのKストローマンの方はまだ売れ残っています。このシリーズは終了することになるそうなので,希少価値は増すかもしれません。9位もワイン紹介系でこれも人気のコスタ・ブラウン。これまた今見て気付いたのですが,Wassy'sではまだKosta Broweのソノマコースト・ピノ・ノワール2006が残っています。税込み8000円台という破格の値段なのにどうしたのでしょうか。

10位はこんな記事が上位に入ってしまって恥ずかしい限り。「失敗」というのにインパクトがあったのでしょうか。

トップ10中6本は今月の記事。結構がんばっていると言ってもいいかもしれません。
Date: 2008/0801 Category: グルメ
Posted by: Andy
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サンフランシスコ版のミシュラン・ガイドで唯一三ツ星を得ているのがナパのYountvilleにあるフレンチ・ランドリー。最近そこに行った方が写真を公開しています。通常のテイスティング・メニューは9品程度にシェフから2~3品おまけが付くといった感じのようですが,常連客には18品といったおまかせがあるようです。なお,ここはトーマス・ケラーのレストランとして知られていますが現在のシェフは韓国系アメリカ人のCorey Leeという人です。
"What a wonderful meal. A tasting menu should have an integral integrity, a symphony of sorts. We all love different composers so obviously there are different strokes for different folks. But Corey Lee does know our tune so well, that it is a supreme privilege to have a French laundry Corey Lee meal."

French Laundry -July 2008 Refined Palate

というのがその方の感想。写真はややピンボケ気味ですが,おいしそうです。また,鱧や雲丹,鰻を食材として使っており,日本からの影響も感じられます。

なお,参考までに古川享さんのブログに載ったレポートのリンクも紹介しておきます(その1その2その3その4その5)。