カリフォルニアワインあらかるとでDominusの1994年が出ています。WA誌で99点というDominus史上最高の点数を取っており,名実ともに1990年代のカリフォルニアを代表するワインの一つと言っていいと思います。
実はこのワイン,前にも同じ価格で出ていて「Dominus 1994,高いけど価値はあります カリフォルニアワインのお勝手口」として紹介しています。今回,どうしてこういうタイトルを付けたのかというと,米国の価格です。100ドル台からあるんですよね。カリフォルニアワインあらかるとの同じページに出ていて同じくWAで99点のFisher Wedding Vineyardもそう。
いろいろ見ていくと,お買い得度という点(米国価格比で安い)で優れているのはFutoあたり。これは米国でも300ドルくらいの市場価格。日本は結構安いです。
結局何がいいたいかというと,Dominusの1994年って米国の値段が安すぎるんじゃないのってこと。米国は熟成したワインのニーズが日本より低いんでしょうか? 僕なんかはぽっと出のFutoに3万円払うんなら,Dominus 1994に6万円払うほうがずっといいと思いますが。
あ,それからFisherのWedding Vineyard。これは飲み頃が2040年ころまでになっている恐るべきワインです。1997年に結婚した人はこれ買っておいて金婚式に開けるというのがいいと思います。そんな先まで,と思う人は若すぎるの覚悟で銀婚式に開けましょう。
実はこのワイン,前にも同じ価格で出ていて「Dominus 1994,高いけど価値はあります カリフォルニアワインのお勝手口」として紹介しています。今回,どうしてこういうタイトルを付けたのかというと,米国の価格です。100ドル台からあるんですよね。カリフォルニアワインあらかるとの同じページに出ていて同じくWAで99点のFisher Wedding Vineyardもそう。
いろいろ見ていくと,お買い得度という点(米国価格比で安い)で優れているのはFutoあたり。これは米国でも300ドルくらいの市場価格。日本は結構安いです。
結局何がいいたいかというと,Dominusの1994年って米国の値段が安すぎるんじゃないのってこと。米国は熟成したワインのニーズが日本より低いんでしょうか? 僕なんかはぽっと出のFutoに3万円払うんなら,Dominus 1994に6万円払うほうがずっといいと思いますが。
あ,それからFisherのWedding Vineyard。これは飲み頃が2040年ころまでになっている恐るべきワインです。1997年に結婚した人はこれ買っておいて金婚式に開けるというのがいいと思います。そんな先まで,と思う人は若すぎるの覚悟で銀婚式に開けましょう。
Zinfandelの記事でRidgeについて書いたばかりですが,ショッキングなニュースがありました(元記事)。
Ridgeの顔といえばワインメーカーのPaul Draperですが,マーケティングなどで32年間Ridgeで勤め,2001年から社長になっていたのがDonn Reisen氏。彼がPortola Valleyというところで自身の車の中で亡くなっているのが発見されました。自殺に間違いないとのこと(拳銃で自身を撃ったようです)。
Ridgeのサイトには以下のように載っています。
自殺の理由などは明らかになっていませんが,同僚が自殺の恐れがあると,Santa Clara郡に連絡してきたのがきっかけで見つかったということなので,事前に何かあったようです。
何はともあれ,ご冥福をお祈りします。
Ridgeの顔といえばワインメーカーのPaul Draperですが,マーケティングなどで32年間Ridgeで勤め,2001年から社長になっていたのがDonn Reisen氏。彼がPortola Valleyというところで自身の車の中で亡くなっているのが発見されました。自殺に間違いないとのこと(拳銃で自身を撃ったようです)。
Ridgeのサイトには以下のように載っています。
Donn Reisen, loving husband, devoted son, brother and uncle, President of Ridge Vineyards, passed away Monday morning January 26th.
Donn's gift of humor and his ability to forge long lasting relationships, touched everyone he came into contact with. Hundreds of people across the world, inside and outside the wine industry, loved him.
We will all miss him. He left the world a better place for having lived.
A memorial service celebrating his life is planned for a future date.
If you would like to share your thoughts and stories about Donn you may send an email to condolences@ridgewine.com.
自殺の理由などは明らかになっていませんが,同僚が自殺の恐れがあると,Santa Clara郡に連絡してきたのがきっかけで見つかったということなので,事前に何かあったようです。
何はともあれ,ご冥福をお祈りします。
1月はZinfandelの月。カリフォルニアのワイン・イベントの中でも最大のものの一つであるZAP(Zinfandel Advocates and Producers)のイベントが開かれる月です。
とはいえこのところZinfandelについてはちょっと盛り上がりを欠いているというのが正直なところ。1990年代後半に一世を風靡したTurleyもいまや以前のような入手困難銘柄という感じでもないですし,価格も割と落ち着いています。「Zinfandelの3R」なんていう言葉もほとんど死語に近いような感じです。個人的にはZinfandelを飲む頻度がむしろ増えているくらいなのにあまり記事で取り上げることもありません。
そんなこんなでZAPが開かれるよということも何となく記事に書きそびれていたのですが,Parkerの掲示板に私の気持ちを揶揄するかのように「Syrah Is Pretty Good - But Zin Is Better」というスレッドができていました。
このスレッドも「小盛り上がり」といったところでとどまっていますが,
という2文が主流の意見を代表しているようです。普段飲みのワインとしてはZinはいいのですが,Sine Qua NonのAtlantis SyrahがWAで100点を取ったように,「すごい」ワインや人気殺到で入手できないワインはZinよりもSyrahにかなり寄っている感じがします。
Zinはこれからどうなるんでしょうね,と思う睦月でした。
ところで件のスレッドで高品質のZinの例として何回か登場しているのがRidgeとCarlisle(カーライル)。
Ridgeはご存知の方が多いと思いますが,オーナーは大塚製薬で日本にもそこそこコンスタントに入荷しています。ただ,価格統制が厳しいのか,日本での値段が高いのが残念なところ。またCarlisleは日本にはほとんど入ってきていません。Carlisleが出てくる前に米国で人気があったOutpostも同様。このあたりが手ごろな価格で入荷したりすると,また日本におけるZinの立ち位置も変わるのではないか,なんて思うのですが。
とはいえこのところZinfandelについてはちょっと盛り上がりを欠いているというのが正直なところ。1990年代後半に一世を風靡したTurleyもいまや以前のような入手困難銘柄という感じでもないですし,価格も割と落ち着いています。「Zinfandelの3R」なんていう言葉もほとんど死語に近いような感じです。個人的にはZinfandelを飲む頻度がむしろ増えているくらいなのにあまり記事で取り上げることもありません。
そんなこんなでZAPが開かれるよということも何となく記事に書きそびれていたのですが,Parkerの掲示板に私の気持ちを揶揄するかのように「Syrah Is Pretty Good - But Zin Is Better」というスレッドができていました。
このスレッドも「小盛り上がり」といったところでとどまっていますが,
The average Zin is better than the average Syrah.
But the best Syrahs are better than the best Zins.
という2文が主流の意見を代表しているようです。普段飲みのワインとしてはZinはいいのですが,Sine Qua NonのAtlantis SyrahがWAで100点を取ったように,「すごい」ワインや人気殺到で入手できないワインはZinよりもSyrahにかなり寄っている感じがします。
Zinはこれからどうなるんでしょうね,と思う睦月でした。
ところで件のスレッドで高品質のZinの例として何回か登場しているのがRidgeとCarlisle(カーライル)。
Ridgeはご存知の方が多いと思いますが,オーナーは大塚製薬で日本にもそこそこコンスタントに入荷しています。ただ,価格統制が厳しいのか,日本での値段が高いのが残念なところ。またCarlisleは日本にはほとんど入ってきていません。Carlisleが出てくる前に米国で人気があったOutpostも同様。このあたりが手ごろな価格で入荷したりすると,また日本におけるZinの立ち位置も変わるのではないか,なんて思うのですが。
Crushpadがナパにあるフルサービスのカスタム・クラッシュ・サービス「Bin to Bottle」との提携を発表しました。Bin to Bottleは2006年に設立された新しいカスタム・クラッシュ・ワイナリですが,従来のカスタム・クラッシュと異なり,流通や法的文書の整備,e-コマースなど,ワイナリの業務全般を請け負うというユニークなところです。CrushpadのMichael Brill CEOは次のように語っています。
商用ワイナリ向けのサービスはCrushpadのビジネスの7割を占めているとのことで,今後はここがビジネスの核になっていきそうな感じです。
"Choosing to partner with Bin to Bottle was probably the easiest decision we've ever made. Their proven capabilities, flexibility and 100% commitment to their customer success is a great cultural fit for us. I know our existing larger clients and the new clients we attract are in good hands."
Crushpad And Bin To Bottle Partner To Create 'Winery in a Box'
商用ワイナリ向けのサービスはCrushpadのビジネスの7割を占めているとのことで,今後はここがビジネスの核になっていきそうな感じです。
ワイン業界において「偽造」はなかなか明るみには出ませんが,オークションなど二次的な市場においては常に問題になっています。Wine Spectator誌によると二次市場において偽造ボトルの割合は5%に達するとのことです。ソノマの人気ワイナリKosta Browneも偽造ボトルに手を焼いており,その対策として米Kodak社のTRACELESSというシステムを導入したそうです(
KODAK TRACELESS System for Anticounterfeiting Helps Kosta Browne Winery Protect its Brand and Customers - MarketWatch)。
このシステム,色もなければ匂いもない特殊な素材をインクなどに混ぜて使い,一種の「透かし」を入れます。専用のPen Readerを使うことで,この透かしを調べて偽造ボトルかどうかを確認できるというわけです。
エンドユーザーが直接調べる手段がないのがちょっと疑問ですが,おそらくはクリスティーズやザッキーズあるいはWineBidなどのオークション・ハウスがリーダーを導入して検査することになるのでしょう。
あとはボトルは本物で中身をすげかえたようなものが問題として残りそうです。
偽造ボトルに関心がある方には下記の本がお勧めです。
KODAK TRACELESS System for Anticounterfeiting Helps Kosta Browne Winery Protect its Brand and Customers - MarketWatch)。
このシステム,色もなければ匂いもない特殊な素材をインクなどに混ぜて使い,一種の「透かし」を入れます。専用のPen Readerを使うことで,この透かしを調べて偽造ボトルかどうかを確認できるというわけです。
エンドユーザーが直接調べる手段がないのがちょっと疑問ですが,おそらくはクリスティーズやザッキーズあるいはWineBidなどのオークション・ハウスがリーダーを導入して検査することになるのでしょう。
あとはボトルは本物で中身をすげかえたようなものが問題として残りそうです。
偽造ボトルに関心がある方には下記の本がお勧めです。
Sine Qua Nonのかなりレアものと見られるセットなどいくつかを紹介します。
まず,昨年初めて日本に正式入荷し,その直後にWAで100点を取ったAtlantisシラーですが,まだわずかに残っています。
それよりもさらにレアだと思われるのが,このAtlantisのSyrahと,同じくWAで98点だったAtlantisグルナッシュのマグナムのセットというのが出ています。25万円とさすがの価格ですが,米国でも1000ドルとか1500ドルといった価格でしか見つかりませんから,決して割高ではないと思います。
シン・クア・ノンはデザートワインの評価も高いのですが,アイスマン,ノーブルマン,ストローマンという3種全部をそろえたセットがあります。
アイスマン2003はGewurztraminerベース。WAでは96点。畑の植え替えにより最終ヴィンテージとなったものです(アイスマンは2006で復活していますが,Viognierに代わっています)。
ノーブルマン2002はシャルドネ・ベースでWA94点。ストローマン2002はセミヨン・ベースでWA98点。Robert Parkerも驚嘆するでき。
「目が飛び出る」ってどんなワインなんだろうと思ってしまいます(笑)。
最後はおとなしく,The Bootという白ワインとブルゴーニュのプリューレ・ロックとのセット物。市場価格で見るとプリューレ・ロックだけで2万円を超えるようなので,これはなかなか割安です。
まず,昨年初めて日本に正式入荷し,その直後にWAで100点を取ったAtlantisシラーですが,まだわずかに残っています。
それよりもさらにレアだと思われるのが,このAtlantisのSyrahと,同じくWAで98点だったAtlantisグルナッシュのマグナムのセットというのが出ています。25万円とさすがの価格ですが,米国でも1000ドルとか1500ドルといった価格でしか見つかりませんから,決して割高ではないと思います。
シン・クア・ノンはデザートワインの評価も高いのですが,アイスマン,ノーブルマン,ストローマンという3種全部をそろえたセットがあります。
アイスマン2003はGewurztraminerベース。WAでは96点。畑の植え替えにより最終ヴィンテージとなったものです(アイスマンは2006で復活していますが,Viognierに代わっています)。
ノーブルマン2002はシャルドネ・ベースでWA94点。ストローマン2002はセミヨン・ベースでWA98点。Robert Parkerも驚嘆するでき。
The virtually perfect 2002 Mr. K. The Strawman boasts astounding statistics. Aged 30 months in barrel, with only 7.2% alcohol, it carries 482 grams per liter of residual sugar (half the wine), and 7.8 grams per liter of acidity. It is simply off the charts. Sexy, eye-popping, palate-staining stuff, it is like liquefied honey with extraordinary complexity, aromatics yet freshness and delineation. I simply do not understand how this wine was made given the technical numbers and its amazing sugar. It is neither heavy nor cloying, and is a remarkable tour de force created by two Austrian geniuses.
「目が飛び出る」ってどんなワインなんだろうと思ってしまいます(笑)。
最後はおとなしく,The Bootという白ワインとブルゴーニュのプリューレ・ロックとのセット物。市場価格で見るとプリューレ・ロックだけで2万円を超えるようなので,これはなかなか割安です。
サンタ・バーバラでワインショップといえば100%確実に名前が挙がるのが「Wine Cask」。毎年春にSanta Barbara地域のワインの試飲会を開催しており,Wine Spectatorなどのメディアもサンタ・バーバラ地域の出来を判断するのに,この試飲会を使っています。
そのオーナーであるDoug Margerum氏が自身で作るワインが「Margerum」。そのピノが税抜き2000円台で柳屋で出ています。ワイナリの公式ページにも出ていない希少品だとのこと。
そのオーナーであるDoug Margerum氏が自身で作るワインが「Margerum」。そのピノが税抜き2000円台で柳屋で出ています。ワイナリの公式ページにも出ていない希少品だとのこと。
ちょっと前のニュースですが,ワインのソーシャル・ネットワーキング・サイトSnoothが100万ドルの資金調達に成功したそうです。
Google Trendsで調べてみると,Snoothは,ライバルであると思われるCork'd(かつては独立したワインのSNSだったが,Gary Vaynerchukに買収された)を割とあっさりと抜き,セラー管理サービスのCellar TrackerやオンラインワインショッピングでトップのWine.comとほぼ同じ,あるいはこれらを抜きそうなところまで来ていることが分かります。
Snoothの主な収益はユーザーのデータをワイナリやワイン業者に提供することで得ているようです。
元記事には「それにしてもSnoothなどという名前でWine.comのような主軸ドメインと渡り合っているのは驚くべきことだ」と書いてありますが,これには同感。トラフィックを集めるというのはそれだけ使うユーザーにとって魅力があるということなのでしょう。実は僕もアカウントだけ取って全く使っていなかったので,ちょっと試してみたいと思います。
Google Trendsで調べてみると,Snoothは,ライバルであると思われるCork'd(かつては独立したワインのSNSだったが,Gary Vaynerchukに買収された)を割とあっさりと抜き,セラー管理サービスのCellar TrackerやオンラインワインショッピングでトップのWine.comとほぼ同じ,あるいはこれらを抜きそうなところまで来ていることが分かります。
Snoothの主な収益はユーザーのデータをワイナリやワイン業者に提供することで得ているようです。
元記事には「それにしてもSnoothなどという名前でWine.comのような主軸ドメインと渡り合っているのは驚くべきことだ」と書いてありますが,これには同感。トラフィックを集めるというのはそれだけ使うユーザーにとって魅力があるということなのでしょう。実は僕もアカウントだけ取って全く使っていなかったので,ちょっと試してみたいと思います。
購入単価をいかに低くするかを競う「底値道」を追求するシリコンバレーの「かもくん」が紹介していたワインエアレーター。米Amazon.comでの評価が非常に高いようなのでちょっと気になって調べてみました。Parkerの掲示板で1000以上書き込んでいるようなかなりのマニアでも使っている人は結構いるようです。楽天で紹介しているページによるとAcacia, Alpha Omega, Andretti, Atalon, Beringer, Bouchaine, Beaulieu Vineyard, Charles Krug, Cliff Lede, Cline, Clos Pegase, Cosentino, Domaine Carneros, ELAN, Envy, Folia Deux, Freemark, Hope & Grape, Kendall-Jackson, Landmark, Karkham, Meridian, Merryvale, Moon Mountain, Napa Cellars, Napa Wine Company, Provenance, Peju Province, Perry Creek, Regusci, Revana, Robert Mondavi, Sterling, St. Clement, Summers, Trincheroをテイスティング・ルームで使っているとか(さすがにこれだけあると知らないワイナリもいくつかありますね)。
デキャンティング・ポアラーはちょっと今一感がありましたが,これは案外悪くないかもしれません。日本のAmazon.co.jpでも売っています。楽天より高いですが送料無料です。
ただ,米国と比べると随分高いですね。米Amazon.comでは32.30ドルでしかも4to3(三つの値段で四つ買える)が適用できるので,一つ当たり24.225ドル。今の為替(88.5円/ドル)だとわずか2144円です。
米国でほかに3人購入者を集めて買って送ってもらうのが安上がりかも(笑)。(かもくんならここで大きさと送料を調べて載せそうですが,そこまで根性ないのでやめておきます)
参考までに楽天も掲載
【追記】最安でない店を紹介していたので別のショップに買えました。こんなことでは底値道は成り立ちません。ちなみにこちらのショップは1万円以上で送料無料なので,二つ買えばAmazonより安くなります。
デキャンティング・ポアラーはちょっと今一感がありましたが,これは案外悪くないかもしれません。日本のAmazon.co.jpでも売っています。楽天より高いですが送料無料です。
ただ,米国と比べると随分高いですね。米Amazon.comでは32.30ドルでしかも4to3(三つの値段で四つ買える)が適用できるので,一つ当たり24.225ドル。今の為替(88.5円/ドル)だとわずか2144円です。
米国でほかに3人購入者を集めて買って送ってもらうのが安上がりかも(笑)。(かもくんならここで大きさと送料を調べて載せそうですが,そこまで根性ないのでやめておきます)
参考までに楽天も掲載
【追記】最安でない店を紹介していたので別のショップに買えました。こんなことでは底値道は成り立ちません。ちなみにこちらのショップは1万円以上で送料無料なので,二つ買えばAmazonより安くなります。
1月20日に行われた米国のObama新大統領の就任式昼食会で,Duckhornのワイン2種類とKorbelのスパークリング・ワインが振舞われたそうです。
読売新聞の記事によるとシーフード・シチューに合わせてDuckhorn Sauvignon Blanc Napa Valley 2007が出され,メインディッシュに合わせてDuckhornがAnderson Valleyで作るGoldeneyeのピノ・ノワール(2005年)が出されたそうです。
またデザートにあわせたのはKorbelの“Special Cuvee”。これで就任ランチでは7回連続の登場だそうです(個人的には「Champagne」を名乗るメーカーを選ぶのはどうかという気がしますが)。
読売新聞の記事によるとシーフード・シチューに合わせてDuckhorn Sauvignon Blanc Napa Valley 2007が出され,メインディッシュに合わせてDuckhornがAnderson Valleyで作るGoldeneyeのピノ・ノワール(2005年)が出されたそうです。
またデザートにあわせたのはKorbelの“Special Cuvee”。これで就任ランチでは7回連続の登場だそうです(個人的には「Champagne」を名乗るメーカーを選ぶのはどうかという気がしますが)。
これは早い者勝ちだと思います。現時点で残り27本ですが,すぐ売りきれるでしょう。USピノ好きなら逃す手はありません。なんとあのCargasacchiのCargasacchiが税抜き4980円です。しかも日本輸入停止による在庫処分ということなので,今後はもっと入手困難になります。お金があったら買い占めたいくらい。
スポッツウッドの2005 エステート・カベルネはWAで96点と2002年の97点に続く高得点。米国で130ドル程度なのがパリ16区で税込み1万2800円です。以前柳屋で紹介したのより1700円くらい安く,文句なくお勧めです。
日本で,これくらい高評価で1万円台前半で入手できるというと,ほかにはたまにドミナスが出てくるくらいでしょうか。お買い得です。
紹介ついでに同じくパリ16区で出ているフォーマンのカベルネも割とお買い得。米国で80ドルが8990円。WAでの評価は93+。先日紹介したニュートンのパズルはWA94-96で6000円から7000円くらいですから,そちらの方がお買い得ですが,人によってはDavid AbreuのワインメーカーでもあるFormanに魅力を感じるかも。あ,そういえばRick Formanはかつてニュートンのワインメーカーでもありました。
日本で,これくらい高評価で1万円台前半で入手できるというと,ほかにはたまにドミナスが出てくるくらいでしょうか。お買い得です。
紹介ついでに同じくパリ16区で出ているフォーマンのカベルネも割とお買い得。米国で80ドルが8990円。WAでの評価は93+。先日紹介したニュートンのパズルはWA94-96で6000円から7000円くらいですから,そちらの方がお買い得ですが,人によってはDavid AbreuのワインメーカーでもあるFormanに魅力を感じるかも。あ,そういえばRick Formanはかつてニュートンのワインメーカーでもありました。
「築地ワイン・マーケット 古葡萄」で米国のワインが格安で出ています。Domaine CarnerosのLe Reveという最高級のスパークリングが5600円。これは米国でも70ドルくらいなので,それより安いです。また,オレゴンのDomaine Drouhinのフラグシップのピノ「Laurene」も現地価格60ドルが6600円と,かなり安めです。ちなみにLaurene 2005はWine Advocate誌で93点という高評価です。2027年まで持つと書かれているのでかなりの長熟型のようです。
今年最初のワインは四恩醸造のローズ「橙」でしたが,今度は「赤」を飲んでみました。
マスカット・ベリーAが主体だというこのワイン,色は国産の赤にしては濃い目。ちょっと赤紫がかっています。香りはあまりありません。味わいはブルーベリーのよう。タンニンは少なく,ほどよい酸味。なかなかバランスがいいワインだと思いました。これも橙と同様,単体で飲むよりも料理と合わせるワインだと思います。どちらかというと橙よりこちらが好きです。
マスカット・ベリーAが主体だというこのワイン,色は国産の赤にしては濃い目。ちょっと赤紫がかっています。香りはあまりありません。味わいはブルーベリーのよう。タンニンは少なく,ほどよい酸味。なかなかバランスがいいワインだと思いました。これも橙と同様,単体で飲むよりも料理と合わせるワインだと思います。どちらかというと橙よりこちらが好きです。
原作を見てますが,エピソードも原作ほぼそのままだし,あまり違和感はなかったです。突然の花畑のシーンが変という声もあるようですが,原作もそうですし。亀梨君も軽すぎる気はしましたが,原作もそうですし(社会人にしてはひ弱すぎる感じもしましたけどねえ)。
ただ「みやび」ちゃんだけはいただけなかったですね。確かにミーハーで蓮っ葉な感じは原作でもありますが,もうちょっと品というか芯が欲しかったです。
初回は,代わりというか最初のエピソードで本仮屋ユイカさんが出ていましたが,そっちの方が好感度はかなり大。というか,彼女のソムリエール姿が漫画「ソムリエール」の樹カナそっくり。そっちをドラマ化してほしいなあ,なんて思ってしまいました。
ただ「みやび」ちゃんだけはいただけなかったですね。確かにミーハーで蓮っ葉な感じは原作でもありますが,もうちょっと品というか芯が欲しかったです。
初回は,代わりというか最初のエピソードで本仮屋ユイカさんが出ていましたが,そっちの方が好感度はかなり大。というか,彼女のソムリエール姿が漫画「ソムリエール」の樹カナそっくり。そっちをドラマ化してほしいなあ,なんて思ってしまいました。
麻布十番のCWGのランチに今年初めて行ってきました。みやじ豚の誘惑に負けず,今日はヘルシーにベジタブル・プレート。
今日はかぼちゃのポタージュ,ベイビーリーフのグリーンサラダ,雑穀米に写真のプレートです。
かぼちゃのポタージュは寒い日にぴったり。体が温まります。グリーンサラダにはマリネされた大根(カブ?)が入っていて,酸味がGood。
プレートは手前から時計回りに,キッシュ,百合根,根菜のマリネ,ザワークラウト,人参の2種類のマリネ。
キッシュはほうれん草?が入っておりちょっと癖のある味。全体にあっさりした味のプレートの中でいいアクセントになります。ほっくりした百合根もおいしい。また,根菜は名前が分からないもの(一つは紅芯大根だと聞きました)がいろいろ。これは野菜好きな人はぜひ食べるべきですね。野菜全部分かったらすごいと思います。
野菜,おいしいよ,野菜。
今日はかぼちゃのポタージュ,ベイビーリーフのグリーンサラダ,雑穀米に写真のプレートです。
かぼちゃのポタージュは寒い日にぴったり。体が温まります。グリーンサラダにはマリネされた大根(カブ?)が入っていて,酸味がGood。
プレートは手前から時計回りに,キッシュ,百合根,根菜のマリネ,ザワークラウト,人参の2種類のマリネ。
キッシュはほうれん草?が入っておりちょっと癖のある味。全体にあっさりした味のプレートの中でいいアクセントになります。ほっくりした百合根もおいしい。また,根菜は名前が分からないもの(一つは紅芯大根だと聞きました)がいろいろ。これは野菜好きな人はぜひ食べるべきですね。野菜全部分かったらすごいと思います。
野菜,おいしいよ,野菜。
ワインショップがあまりにも「神の雫」だらけなので,便乗企画です。といっても第1回に登場したというルイ・ジャドのシャブリ を紹介するのでは,このブログの意味がないので,一応カリフォルニアしばりということで(笑)。
FermentationにSonoma Valleyのお勧めレストランが出ていました。地元の人の意見なので,かなり参考になりそうです。
SonomaはNapaと比べると全体に広大で,ちょっと分かりにくいところがありますが,これによるとSonoma Plaza近辺とGlen Ellenの近辺にかなり固まっていることが分かります。ロマンティックに行くならSaffron,ワイワイガヤガヤ系だとSchellville Grill,BlueGrass Bar & Grill,グルメ追求系だとCafe La Hayeといった感じでしょうか。どれもおいしそうです。
こういったリストのHealdsburgやSanta Rosa辺りのものもあるとSonomaを一通りカバーできていいですね。
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SonomaはNapaと比べると全体に広大で,ちょっと分かりにくいところがありますが,これによるとSonoma Plaza近辺とGlen Ellenの近辺にかなり固まっていることが分かります。ロマンティックに行くならSaffron,ワイワイガヤガヤ系だとSchellville Grill,BlueGrass Bar & Grill,グルメ追求系だとCafe La Hayeといった感じでしょうか。どれもおいしそうです。
こういったリストのHealdsburgやSanta Rosa辺りのものもあるとSonomaを一通りカバーできていいですね。
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割れないグラスというのを以前紹介しましたが,実際には「相当割れにくいグラス」であって,ガラス製である以上割れないと言い切ることはできなかったのですが,もっと割れにくいピクニックなど持ち運びにも適したグラスがありました。
govinoというこのグラス,実はプラスチック(ペットボトル素材)製です。クリスタルに近い特性のものを新たに開発したようです。洗って再利用可能ですが,素材的に長く使い続けることはできません。リサイクル可能なので使用前に調べて寿命だと思ったらリサイクルしてくれとのことです。
Oakville Groceryほかナパ・ソノマ近辺のショップではいろいろなところで扱っています。また,Wally'sなどでオンライン購入も可能です。日本でもDean & Delucaで扱っているということなので,今度見てみたいと思います。
今年の地引網(あるのかな?)ではこのグラスを使ってワンランクアップ(何を?)目指したいと思います(笑)。
【追記】渋谷のDean&Delucaには置いてなかったです。今度は品川に行ってみます。
【追記2】品川のDean&Delucaにありました。480円です。
govinoというこのグラス,実はプラスチック(ペットボトル素材)製です。クリスタルに近い特性のものを新たに開発したようです。洗って再利用可能ですが,素材的に長く使い続けることはできません。リサイクル可能なので使用前に調べて寿命だと思ったらリサイクルしてくれとのことです。
Oakville Groceryほかナパ・ソノマ近辺のショップではいろいろなところで扱っています。また,Wally'sなどでオンライン購入も可能です。日本でもDean & Delucaで扱っているということなので,今度見てみたいと思います。
今年の地引網(あるのかな?)ではこのグラスを使ってワンランクアップ(何を?)目指したいと思います(笑)。
【追記】渋谷のDean&Delucaには置いてなかったです。今度は品川に行ってみます。
【追記2】品川のDean&Delucaにありました。480円です。
国際宇宙ステーションでの滞在中にスペースシャトル「コロンビア」の事故によって,帰る手段が失われてしまったアメリカ人二人,ロシア人一人の宇宙飛行士たちの話を中心にしたノンフィクション。「本の雑誌」が2008年のノンフィクション1位に選んでいる。
いかにもアメリカの良質ノンフィクションといった作り。宇宙飛行士達の生い立ちから宇宙ステーションに行くまでのことや,米国とロシアの宇宙滞在計画の歴史などを丹念に追う。実は話の中心は米ロの対立と協調であり,宇宙ステーションからの帰還それ自体は核ではあるものの,全体に占める比重は意外に少ない。
宇宙飛行士3人がそれぞれ魅力的な人物であり,それがシビアな状況を扱う本書を明るいものにしている。
宇宙もののノンフィクションでは以前立花隆の「宇宙からの帰還」を読んだことがあるが,こちらは様々な宇宙飛行士へのインタビューから宇宙に出るということが人間の心理にどういう影響を与えるかを探るという,非常に日本的なノンフィクション。話の深さではこちらに軍配が上がりそうだ。
いかにもアメリカの良質ノンフィクションといった作り。宇宙飛行士達の生い立ちから宇宙ステーションに行くまでのことや,米国とロシアの宇宙滞在計画の歴史などを丹念に追う。実は話の中心は米ロの対立と協調であり,宇宙ステーションからの帰還それ自体は核ではあるものの,全体に占める比重は意外に少ない。
宇宙飛行士3人がそれぞれ魅力的な人物であり,それがシビアな状況を扱う本書を明るいものにしている。
宇宙もののノンフィクションでは以前立花隆の「宇宙からの帰還」を読んだことがあるが,こちらは様々な宇宙飛行士へのインタビューから宇宙に出るということが人間の心理にどういう影響を与えるかを探るという,非常に日本的なノンフィクション。話の深さではこちらに軍配が上がりそうだ。
年末に出た記事ですが,なんとなく紹介しそびれていたので,忘れないうちに一応書いておきます。
SFクロニクルが2008年のおまとめとしてレビューしたワインと与えた星の数を分野ごとに一覧できるよう紹介しています。
三ツ星以上は太字になっています。やっぱりピノ・ノワールが圧倒的に多いです。このブログで紹介したものもいくつかありますが,RoesslerのBrisaなどは日本でも購入できます。また,カベルネで三ツ星の新進ワイナリStar Laneは米国価格が54ドルで日本でも5000円台。お買い得です。
SFクロニクルが2008年のおまとめとしてレビューしたワインと与えた星の数を分野ごとに一覧できるよう紹介しています。
三ツ星以上は太字になっています。やっぱりピノ・ノワールが圧倒的に多いです。このブログで紹介したものもいくつかありますが,RoesslerのBrisaなどは日本でも購入できます。また,カベルネで三ツ星の新進ワイナリStar Laneは米国価格が54ドルで日本でも5000円台。お買い得です。
かわばた酒店でカリフォルニアとオレゴンのピノのスペシャルセットが出ています。かなりお買い得で送料無料,6セット限定です。
内容はオー・ボン・クリマ イザベル(Au Bon Climat Isabelle)2006,カレラ リード(Calera Reed)2005,ソーター ミネラル・スプリングズ(Soter Mineral Springs)2006,ニコルス ビエン・ナシード(Nichols Bien Nacido)1999。
この中で一番評価が高そうなのがSoterのMineral Springs。WA誌(オレゴンのレビュアはJay Miller,以前はPierre Rovani)ではSoterで一番高得点の93点を取っています。
内容はオー・ボン・クリマ イザベル(Au Bon Climat Isabelle)2006,カレラ リード(Calera Reed)2005,ソーター ミネラル・スプリングズ(Soter Mineral Springs)2006,ニコルス ビエン・ナシード(Nichols Bien Nacido)1999。
この中で一番評価が高そうなのがSoterのMineral Springs。WA誌(オレゴンのレビュアはJay Miller,以前はPierre Rovani)ではSoterで一番高得点の93点を取っています。
The 2006 Pinot Noir Mineral Springs has an especially expressive bouquet with floral notes, pain grille, damp earth, black raspberry, and blueberry. On the palate, the wine is layered, bordering on opulent. The savory, ripe, spicy dark fruit flavors persist into a lengthy, velvety textured finish. Give it 2-3 years and drink it from 2011 to 2020.
読売新聞の記事によると,QuintessaやFranciscan,チリのコンチャ・イ・トロなどのオーナーであるAgustin Huneeus(アガスティン・ヒュネイアス)氏がソノマ・コーストのFlowersに出資するそうです。
大会社による買収ではないので,急に何かが変わることはないだろうと思いますが,Flowersも苦戦しているということでしょうか?
大会社による買収ではないので,急に何かが変わることはないだろうと思いますが,Flowersも苦戦しているということでしょうか?
iwine.jp(旧ワイン・イン・スタイル)で1月14日までセールをやっています。セット商品を除く全商品が15%オフ。会員価格からも割引があります。「 キャンペーンコードを入れてください 」というところで「2009wine」と入れることでセール価格になります。
ここはショップというよりインポータで,扱っているワインは自社輸入物。サイクルズ・グラディエーターやハーン,スモーキング・ルーンといったコスト・パフォーマンスの高さで人気があるワイナリや,有名なコッポラ(もちろんソフィアも),人気かつ入手困難なメルヴィル,ブリュワー・クリフトンなどもあります。個人的に気に入っているジラードもここの扱い。
セール割引を使うと,例えばWAで96点を取ったBrewer-CliftonのChardonnay Mount Carmel 2006が通常税込み8925円のところ7586円に,会員価格の8032円は6827円になります。楽天最安のカリフォルニアワインあらかるとより22%も安くなります。米国の最安である65ドル(税抜き)と比べても遜色ありません。この機会にぜひどうぞ。なお1万円以上購入で送料無料になります。
ここはショップというよりインポータで,扱っているワインは自社輸入物。サイクルズ・グラディエーターやハーン,スモーキング・ルーンといったコスト・パフォーマンスの高さで人気があるワイナリや,有名なコッポラ(もちろんソフィアも),人気かつ入手困難なメルヴィル,ブリュワー・クリフトンなどもあります。個人的に気に入っているジラードもここの扱い。
セール割引を使うと,例えばWAで96点を取ったBrewer-CliftonのChardonnay Mount Carmel 2006が通常税込み8925円のところ7586円に,会員価格の8032円は6827円になります。楽天最安のカリフォルニアワインあらかるとより22%も安くなります。米国の最安である65ドル(税抜き)と比べても遜色ありません。この機会にぜひどうぞ。なお1万円以上購入で送料無料になります。
神楽坂のレストラン「s.l.o」(スロー,麻布十番CWGの姉妹店)が今月3周年を迎えるということでCh. igai takahaのワインが安いです。
2007 Ch. igai Takaha, Sonoma Coast, Sprit Rock Vyd, Jewel Wish
2007 Ch. igai Takaha, Santa Lucia highland, Sleepy Hollow Vyd, Long Life Riku
の2種類のシャルドネが4980円。
2007 Ch. igai Takaha, Sonoma, Russian River Valley, Amber Ridge, Divine Wish
2007 Ch. igai Takaha, Sonoma Coast, Split Rock Vyd, Divine Wish
2007 Ch. igai Takaha, Santa Lucia highland, Sleepy Hollow Vyd, Charming Wing
の3種類のピノが5980円。
この値段,Vin du 268の販売価格と一緒。送料も持ち込み料も要らないのだから実質的にはもっと安いです。
1月限定,予約客のみなので,必ず予約して行ってください。
TEL 03-6806-1206
PS. さらにディナーで使った場合,利用金額の30%をディナー・クーポンとして還元してくれるそうです(予約のみ)。
PS. もう一つ追加で,月火水のディナーではコルケージ(持ち込み料)が無料になるそうです(条件あり,予約のみ)
いいなあ,行きたいなあ,今月はどう考えても行けないんですけど,しくしく。
2007 Ch. igai Takaha, Sonoma Coast, Sprit Rock Vyd, Jewel Wish
2007 Ch. igai Takaha, Santa Lucia highland, Sleepy Hollow Vyd, Long Life Riku
の2種類のシャルドネが4980円。
2007 Ch. igai Takaha, Sonoma, Russian River Valley, Amber Ridge, Divine Wish
2007 Ch. igai Takaha, Sonoma Coast, Split Rock Vyd, Divine Wish
2007 Ch. igai Takaha, Santa Lucia highland, Sleepy Hollow Vyd, Charming Wing
の3種類のピノが5980円。
この値段,Vin du 268の販売価格と一緒。送料も持ち込み料も要らないのだから実質的にはもっと安いです。
1月限定,予約客のみなので,必ず予約して行ってください。
TEL 03-6806-1206
PS. さらにディナーで使った場合,利用金額の30%をディナー・クーポンとして還元してくれるそうです(予約のみ)。
PS. もう一つ追加で,月火水のディナーではコルケージ(持ち込み料)が無料になるそうです(条件あり,予約のみ)
いいなあ,行きたいなあ,今月はどう考えても行けないんですけど,しくしく。
毎年お正月だけは日本酒を買うのですが,今年はワイン。ただ,カリフォルニアではなく日本のワインにしてみました。四恩醸造の「ローズ 橙」というワインです。
四恩醸造は2007年にできた新しいワイナリですが,注目のワイナリの一つであるようです。実はここの母体となっている幼稚園は我が家の近くにあり,以前から気になっていました。2007年醸造のものは売り切れで買えなかったため2008年のものが出てきたときに購入したのでした。
このワイン,甲州種を使った白ワインですが,醸造時に果皮を漬け込むことによってオレンジがかっています。さらにノンフィルターでややにごりもあります。四恩醸造では今年の白は全部このような作りにしたため「橙ワイン」と呼んでいます。
肝心の味ですが,開けた初日は芳しいものではありませんでした。えぐみや苦味が前面に出ており,香りもとぼしく,うまみを感じません。おそらくセラーから出したてで飲んだため温度が高かったのでしょう。1日冷蔵庫に入れておいたところ,二日目は大分おいしく飲めました。柑橘系のえぐみや苦味が若干ありますが,初日と違って嫌味ではなく個性の一つ。全体にまとまりが出てきました。おせち料理との相性も悪くありません。単体で飲むより料理と合わせる方がよさそうです。アルコール度数が低めなので,飲みやすいです。
一方,今年の初「カリフォルニア」ワインはRavenswoodのVintner's Blend Cabernet Sauvignonでした。先日Zinfandelを飲みましたが,それよりもカベルネの方が大分好印象。ボリューム感があって値段以上においしいカベルネです。次からもZinfandelではなくカベルネにしようと思います。
四恩醸造は2007年にできた新しいワイナリですが,注目のワイナリの一つであるようです。実はここの母体となっている幼稚園は我が家の近くにあり,以前から気になっていました。2007年醸造のものは売り切れで買えなかったため2008年のものが出てきたときに購入したのでした。
このワイン,甲州種を使った白ワインですが,醸造時に果皮を漬け込むことによってオレンジがかっています。さらにノンフィルターでややにごりもあります。四恩醸造では今年の白は全部このような作りにしたため「橙ワイン」と呼んでいます。
肝心の味ですが,開けた初日は芳しいものではありませんでした。えぐみや苦味が前面に出ており,香りもとぼしく,うまみを感じません。おそらくセラーから出したてで飲んだため温度が高かったのでしょう。1日冷蔵庫に入れておいたところ,二日目は大分おいしく飲めました。柑橘系のえぐみや苦味が若干ありますが,初日と違って嫌味ではなく個性の一つ。全体にまとまりが出てきました。おせち料理との相性も悪くありません。単体で飲むより料理と合わせる方がよさそうです。アルコール度数が低めなので,飲みやすいです。
一方,今年の初「カリフォルニア」ワインはRavenswoodのVintner's Blend Cabernet Sauvignonでした。先日Zinfandelを飲みましたが,それよりもカベルネの方が大分好印象。ボリューム感があって値段以上においしいカベルネです。次からもZinfandelではなくカベルネにしようと思います。
ワイナリー和泉屋でカリフォルニアの白ワイン3本セットが現地価格以下の格安で出ています。なんとSine Qua Non入り。2セット限定なのでお早めに。
セットはSine Qua NonのBoots 2000とPatz & HallのChardonnay Alder Springs 2000のマグナム,KistlerのMcCrea 2006。米国の実勢価格でそれぞれ200ドル,150ドル,100ドル。合計約450ドルが税抜き4万円です。
WAのレイティングでみるとBootsはなく,Patz & HallのAlder Springs 2000が94点,Kistler McCreaが93-94。Alder Springsの飲み頃は2005年ころまでとなっていますが,マグナムですし,Robert Parker自身「it will undoubtedly last even longer.」と書いているのでまだまだ楽しめるでしょう。Patz & Hallのラインナップの中でも一番長熟型であり,非常に複雑なワインです。
セットはSine Qua NonのBoots 2000とPatz & HallのChardonnay Alder Springs 2000のマグナム,KistlerのMcCrea 2006。米国の実勢価格でそれぞれ200ドル,150ドル,100ドル。合計約450ドルが税抜き4万円です。
WAのレイティングでみるとBootsはなく,Patz & HallのAlder Springs 2000が94点,Kistler McCreaが93-94。Alder Springsの飲み頃は2005年ころまでとなっていますが,マグナムですし,Robert Parker自身「it will undoubtedly last even longer.」と書いているのでまだまだ楽しめるでしょう。Patz & Hallのラインナップの中でも一番長熟型であり,非常に複雑なワインです。
いつもは年内にやっているのですが,なんとなく書き忘れていたので,今更になってしまいますが,一応2008年の10大ニュースを挙げておきます。
10位●Sine Qua Non日本に正式入荷,WA100点で「フィーバー」
Sine Qua Nonは生産量が少なく,日本へは並行輸入の形でかなり高額なものが一部入って来るだけだったので,知る人ぞ知るに近いワイナリだったと思います。それがAtlantisが輸入代理店から正規ルートで入ってきたうえ,Wine Advocate誌でRobert Parkerがそのシラーに100点を付けたので一気に話題になりました。インタビュー記事なども紹介する機会がありました。
9位●COPIA破綻
経営状態が良くなさそうなのは,たまに聞こえてくるニュースでも明らかだったわけですが,いざ破綻となると,鳴り物入りでできたときを思い出し,時代の変遷を感じずにはいられません。
8位●「サイドウェイ」日本語版撮影
これはどちらかというと今年に期待するネタですね。ナパでサイドウェイの日本語版を撮影しているということで,鈴木京香などがロケに行っていたようです。俳優ネタは検索で結構飛んできます。
7位●Montelena買収騒動
ナパの名門Chateau MontelenaをボルドーのCosが買収するという話が持ち上がりました。背景にあるのはユーロ高。米国の退潮を感じさせるニュースだったわけですが,その後経済は二転三転。結局契約の金額を払えなかったようで,買収の話は頓挫してしまいました。それが明らかになる前日に読売新聞がCosの代表者のインタビューを掲載して,ちょっとまぬけなことになってしまいました。
6位●Wine Advocate誌に日本・アジア担当が着任
Lisa Perrotti-Brownさんがアジア担当になりました。他の地域の担当と異なり,その地域のワインを紹介するというより,アジアで流通している欧州や米州などのワインを紹介したり,アジアのレストランや料理とワインの紹介など,ワインライフ的なものが今のところ中心のようです。
5位●Crushpad快進撃続く
Crushpadが順調に伸びているようです。米国ではユーザーから900万ドルを調達したなんていうニュースもありましたし,一昨年の話になりますが,日本支社も誕生して,島田紳助などがワインを作っています。今年もいろいろな形でニュースに登場しそうです。
4位●採用相次ぐ太陽光発電
世界的に見ると,米国は太陽光発電など再生可能エネルギーの利用には熱心でない国なわけですが,カリフォルニアのワイナリでは「Sustainable」なワイン作りの一環として相変わらず人気があります。原油価格が一時と比べると随分下がっているなど逆風もありますが,政権も変わることだし,この流れは止まらないだろうと思っています。
3位●Caleraの好調続く
2007年に突如復権したCaleraですが,一時の人気ではなく何回も話題になりました。特にDancyuのワイン大賞に選ばれたMt. Harlan Pinot Noir 2006はあっという間に市場から消えてしまいました。あまり話題にはなりませんでしたが,このワイン,実は2種類あるということも判明しました。
2位●Wine Spectator偽レストラン問題で名を下げる
Wine Spectator誌がRestaurant Awardで架空のレストランを掲載してしまったことが明らかになりました。その後の対応も高飛車なもので,同賞の重みは紙のように軽くなってしまいました。
1位●Robert Mondavi逝去
ナパを代表する偉人だったRobert Mondaviが亡くなりました。このところの衰えは顕著でしたが,やはり亡くなるとなると感無量です。Robert Mondaviがワイナリを売却せざるを得なくなった理由の一つが,さまざまな寄付によるものだったことが明らかになり,その代表格のCOPIAが破綻してしまったことも哀れを誘います。
10位●Sine Qua Non日本に正式入荷,WA100点で「フィーバー」
Sine Qua Nonは生産量が少なく,日本へは並行輸入の形でかなり高額なものが一部入って来るだけだったので,知る人ぞ知るに近いワイナリだったと思います。それがAtlantisが輸入代理店から正規ルートで入ってきたうえ,Wine Advocate誌でRobert Parkerがそのシラーに100点を付けたので一気に話題になりました。インタビュー記事なども紹介する機会がありました。
9位●COPIA破綻
経営状態が良くなさそうなのは,たまに聞こえてくるニュースでも明らかだったわけですが,いざ破綻となると,鳴り物入りでできたときを思い出し,時代の変遷を感じずにはいられません。
8位●「サイドウェイ」日本語版撮影
これはどちらかというと今年に期待するネタですね。ナパでサイドウェイの日本語版を撮影しているということで,鈴木京香などがロケに行っていたようです。俳優ネタは検索で結構飛んできます。
7位●Montelena買収騒動
ナパの名門Chateau MontelenaをボルドーのCosが買収するという話が持ち上がりました。背景にあるのはユーロ高。米国の退潮を感じさせるニュースだったわけですが,その後経済は二転三転。結局契約の金額を払えなかったようで,買収の話は頓挫してしまいました。それが明らかになる前日に読売新聞がCosの代表者のインタビューを掲載して,ちょっとまぬけなことになってしまいました。
6位●Wine Advocate誌に日本・アジア担当が着任
Lisa Perrotti-Brownさんがアジア担当になりました。他の地域の担当と異なり,その地域のワインを紹介するというより,アジアで流通している欧州や米州などのワインを紹介したり,アジアのレストランや料理とワインの紹介など,ワインライフ的なものが今のところ中心のようです。
5位●Crushpad快進撃続く
Crushpadが順調に伸びているようです。米国ではユーザーから900万ドルを調達したなんていうニュースもありましたし,一昨年の話になりますが,日本支社も誕生して,島田紳助などがワインを作っています。今年もいろいろな形でニュースに登場しそうです。
4位●採用相次ぐ太陽光発電
世界的に見ると,米国は太陽光発電など再生可能エネルギーの利用には熱心でない国なわけですが,カリフォルニアのワイナリでは「Sustainable」なワイン作りの一環として相変わらず人気があります。原油価格が一時と比べると随分下がっているなど逆風もありますが,政権も変わることだし,この流れは止まらないだろうと思っています。
3位●Caleraの好調続く
2007年に突如復権したCaleraですが,一時の人気ではなく何回も話題になりました。特にDancyuのワイン大賞に選ばれたMt. Harlan Pinot Noir 2006はあっという間に市場から消えてしまいました。あまり話題にはなりませんでしたが,このワイン,実は2種類あるということも判明しました。
2位●Wine Spectator偽レストラン問題で名を下げる
Wine Spectator誌がRestaurant Awardで架空のレストランを掲載してしまったことが明らかになりました。その後の対応も高飛車なもので,同賞の重みは紙のように軽くなってしまいました。
1位●Robert Mondavi逝去
ナパを代表する偉人だったRobert Mondaviが亡くなりました。このところの衰えは顕著でしたが,やはり亡くなるとなると感無量です。Robert Mondaviがワイナリを売却せざるを得なくなった理由の一つが,さまざまな寄付によるものだったことが明らかになり,その代表格のCOPIAが破綻してしまったことも哀れを誘います。
当ブログでときどき取り上げているAugust Westから2009年春のオファーが来ました。購入したい人はコメントあるいはメールなどでご連絡お願いします。
今回のオファーは2007年のヴィンテージ。
Graham Family Pinot Noir
Rosella's Pinot Noir
Rosella's Syrah
Rosella's Chardonnay
で,ピノが50ドル,シラーとシャルドネが42ドルです。このほか米国内送料,米国の消費税,日本への送料,日本の関税がかかります。配送は3月の予定です。
注●SyrahとChardonnayは締め切りました。
今回のオファーは2007年のヴィンテージ。
Graham Family Pinot Noir
Rosella's Pinot Noir
Rosella's Syrah
Rosella's Chardonnay
で,ピノが50ドル,シラーとシャルドネが42ドルです。このほか米国内送料,米国の消費税,日本への送料,日本の関税がかかります。配送は3月の予定です。
注●SyrahとChardonnayは締め切りました。
12月は前半かなり飛ばして記事を書きました。季節柄ランキング関係が中心で,ニュースネタはややさぼりがちになってしまいましたが。クリスマス以降は,年末のばたばたで記事も少なくアクセスも減っています。さて,12月のアクセスを見てみましょう。
今月は記事をたくさん書いた割には,ここに残ったのは8位と9位の二つだけでした。8位の記事はトラックバックを打ったはてなからのアクセスが多くありました。
一方,年間のアクセスですが,やはり定番記事が上位に来ます。
1. 【保存版】ブショネのワインを救う方法
2. カレラ ジェンセンあります
3. Ridge/Lytton Springs
4. まとめ:飛行機内のワイン持込と箱について
5. Robert Mondavi Winery
6. Calera Wine
7. とんかつ やまいち@淡路町
8. Foodyn CMS開発日誌 - REST化についての考察(まとめ)
9. カレラ ジェンセン情報
10. SAVOY@麻布十番のピザ
1. 【保存版】ブショネのワインを救う方法
2. カレラ ジェンセンあります
3. Robert Mondavi Winery
4. まとめ:飛行機内のワイン持込と箱について
5. ラデュレ@日本橋三越のマカロン
6. Ridge/Lytton Springs
7. Calera Wine
8. モンテッソーリ教育とWeb2.0(笑),おそらくは日本以外で
9. USスパークリングのお勧め
10. カレラ・マウント・ハーラン・キュベ・ピノ・ノワール2006飲みました
今月は記事をたくさん書いた割には,ここに残ったのは8位と9位の二つだけでした。8位の記事はトラックバックを打ったはてなからのアクセスが多くありました。
一方,年間のアクセスですが,やはり定番記事が上位に来ます。
1. 【保存版】ブショネのワインを救う方法
2. カレラ ジェンセンあります
3. Ridge/Lytton Springs
4. まとめ:飛行機内のワイン持込と箱について
5. Robert Mondavi Winery
6. Calera Wine
7. とんかつ やまいち@淡路町
8. Foodyn CMS開発日誌 - REST化についての考察(まとめ)
9. カレラ ジェンセン情報
10. SAVOY@麻布十番のピザ