仕事で旧知のインフォテリア平野社長(ブログ,Twitter)にお誘いをいただき,都内のカリフォルニアワインの聖地の一つと言われる新橋の「ワイン蔵」に行ってきました。
結構高い店なのかなと思っていたのですが,ワインの値段は案外リーズナブル。フルボトルで5000円程度からあります。カリフォルニア専門というだけあってさすがに品揃えもすばらしいです。料理もボリュームは控えめながらオードブル系や各種チーズなど,かなり美味でした。
平野さんに実際にお会いするのはかなり久しぶりだったのですが,日ごろからTwitterでいろいろやり取りしていることもあり,ちょっとはしゃぎすぎなくらい,楽しませていただきました。
さて,飲んだワインは3本。GirardのChardonnay,MartinelliのMoonshine Ranch Pinot Noir,EtudeのNapa Valley Cabernet Sauvignonです。GirardのChardonnayは飲みやすくするする入ってしまうワイン。ここのワインは手堅くて好きです。
MartinelliのMoonshine Ranchはピノの中でふと目が留まって頼んだのですが,よくも悪くもMartinelliでした。奥深さはあるのですが,砂糖を煮詰めたような甘さは賛否分かれるところでしょう。
EtudeのCabernet Sauvignonは僕の一番好きなカベルネの一つ。2002年のNapa Valleyはパーカーのレイティングで91点とそれほど高いわけではありませんが,香りの深さ,やわらかさ,奥行き,バランスいずれも満足できるものでした。
結構高い店なのかなと思っていたのですが,ワインの値段は案外リーズナブル。フルボトルで5000円程度からあります。カリフォルニア専門というだけあってさすがに品揃えもすばらしいです。料理もボリュームは控えめながらオードブル系や各種チーズなど,かなり美味でした。
平野さんに実際にお会いするのはかなり久しぶりだったのですが,日ごろからTwitterでいろいろやり取りしていることもあり,ちょっとはしゃぎすぎなくらい,楽しませていただきました。
さて,飲んだワインは3本。GirardのChardonnay,MartinelliのMoonshine Ranch Pinot Noir,EtudeのNapa Valley Cabernet Sauvignonです。GirardのChardonnayは飲みやすくするする入ってしまうワイン。ここのワインは手堅くて好きです。
MartinelliのMoonshine Ranchはピノの中でふと目が留まって頼んだのですが,よくも悪くもMartinelliでした。奥深さはあるのですが,砂糖を煮詰めたような甘さは賛否分かれるところでしょう。
EtudeのCabernet Sauvignonは僕の一番好きなカベルネの一つ。2002年のNapa Valleyはパーカーのレイティングで91点とそれほど高いわけではありませんが,香りの深さ,やわらかさ,奥行き,バランスいずれも満足できるものでした。
飲みかけのワインを保存する画期的なバッグという記事で紹介した「プラティ・プリザーブ」を試したいと思って,Alysianのシャルドネを開けました。この季節,赤ワインは冷蔵庫に入れなくても大丈夫なので,白ワインにしたかったというのがChardonnayを開けた理由です。今回は,日・月・金という変則的な飲み方をしました。
Gary Farrellが自分の名を冠したワイナリを売却して始めたAlysian。シャルドネとピノ・ノワールを作っていますが,シャルドネは自社のCresta Ridge Vineyardのもの。畑はソノマのGreen Valleyにあります。
ワインは開けたてはスケールの大きさを感じるものの,ちょっと閉じ加減の印象。これから花開くのか,そのまま終わってしまうのか微妙な感じ。翌日もその印象はあまり変わりません。金曜日になると,さすがに熟成したトロリとした感じがでてきて,正直香りは落ち気味ですが,崩れる一歩手前のおいしさがありました。ポテンシャルはありそうなワインです。
さて,プラティ・プリザーブ,開けかけのワインをこれに入れて空気を抜き,冷蔵庫にしまいます。なんといっても冷蔵庫の中でかさばらないのがいいです。横置きも可能なのでちょっとした隙間でも入ってしまいます。これまで開けかけのワインを冷蔵庫に入れるのはかなり大変だったので画期的。ただし,風情はないですね。あと,洗った後なかなか水滴が落ちません。外に干すなどするほうがいいのかも。
Gary Farrellが自分の名を冠したワイナリを売却して始めたAlysian。シャルドネとピノ・ノワールを作っていますが,シャルドネは自社のCresta Ridge Vineyardのもの。畑はソノマのGreen Valleyにあります。
ワインは開けたてはスケールの大きさを感じるものの,ちょっと閉じ加減の印象。これから花開くのか,そのまま終わってしまうのか微妙な感じ。翌日もその印象はあまり変わりません。金曜日になると,さすがに熟成したトロリとした感じがでてきて,正直香りは落ち気味ですが,崩れる一歩手前のおいしさがありました。ポテンシャルはありそうなワインです。
さて,プラティ・プリザーブ,開けかけのワインをこれに入れて空気を抜き,冷蔵庫にしまいます。なんといっても冷蔵庫の中でかさばらないのがいいです。横置きも可能なのでちょっとした隙間でも入ってしまいます。これまで開けかけのワインを冷蔵庫に入れるのはかなり大変だったので画期的。ただし,風情はないですね。あと,洗った後なかなか水滴が落ちません。外に干すなどするほうがいいのかも。
カリフォルニア・ワイントピアの著者であるW. Blake Gray氏がブログでマクマニス・ファミリーについて書いています。
McManis Familyのワインは日本では1000円台の半ば,米国では10ドル前後で売られています。Galloなどのナショナル・ブランドが力を入れる激戦地です。常識的に考えて大量生産がコスト削減につながり,品質確保にもつながるため大企業が有利な領域ですが,マクマニス・ファミリーは家族経営のワイナリでありながら,他ブランドに見劣りしないワインを作っています。
写真を見てもいかにも農夫の一家という感じです。個人的にはお母さんの二の腕の太さにしびれました(笑)。
ファミリーの本拠地はセントラル・ヴァレーのRipon。こことそこから少し北に位置するLodiのブドウを主に使ってワインを作っています。65%が自社畑,35%が購入ブドウだとのこと。作っているワインが赤6種,白2種でカベルネの生産量が11万ケースということなので全体ではおそらく50万~100万ケースといったところでしょう。
ブレイク氏の記事によると白はいまいち,赤は全般によく,特に2008年はMerlotがよかったとのこと。Merlotの評価が90点で,Pinot Noirが88点なので,ピノも悪くなさそうです。「この3倍以上の価格でもっとずっとまずいピノを飲んだこともある」とブレイク氏は書いています。
メルロー飲んでみたいと思ったのですが,残念ながら売り切れのようです。カベルネとピノは試してみたいです。
McManis Familyのワインは日本では1000円台の半ば,米国では10ドル前後で売られています。Galloなどのナショナル・ブランドが力を入れる激戦地です。常識的に考えて大量生産がコスト削減につながり,品質確保にもつながるため大企業が有利な領域ですが,マクマニス・ファミリーは家族経営のワイナリでありながら,他ブランドに見劣りしないワインを作っています。
写真を見てもいかにも農夫の一家という感じです。個人的にはお母さんの二の腕の太さにしびれました(笑)。
ファミリーの本拠地はセントラル・ヴァレーのRipon。こことそこから少し北に位置するLodiのブドウを主に使ってワインを作っています。65%が自社畑,35%が購入ブドウだとのこと。作っているワインが赤6種,白2種でカベルネの生産量が11万ケースということなので全体ではおそらく50万~100万ケースといったところでしょう。
ブレイク氏の記事によると白はいまいち,赤は全般によく,特に2008年はMerlotがよかったとのこと。Merlotの評価が90点で,Pinot Noirが88点なので,ピノも悪くなさそうです。「この3倍以上の価格でもっとずっとまずいピノを飲んだこともある」とブレイク氏は書いています。
メルロー飲んでみたいと思ったのですが,残念ながら売り切れのようです。カベルネとピノは試してみたいです。
ワイン価格の上限は50ドルという記事を昨日アップしたばかりですが,逆に1ケースで3万ドルという超高級ワインを造るというのがKendall-Jackson(Kendall-Jackson Offers Customized Blends For the Wine Lover Who Has Everything)。
注文をする人は,Kendall-JacksonのワインメーカーであるRandy Ullom氏と三日間にわたってテイスティングをして好みを確かめます。Ullom氏はその結果を元に独自のブレンドを行い,オリジナルのラベルを貼ったワインを作るというもの。収益の一部はチャリティにまわすとか。
興味ある人はcustomwine@kjmail.comまで。
注文をする人は,Kendall-JacksonのワインメーカーであるRandy Ullom氏と三日間にわたってテイスティングをして好みを確かめます。Ullom氏はその結果を元に独自のブレンドを行い,オリジナルのラベルを貼ったワインを作るというもの。収益の一部はチャリティにまわすとか。
興味ある人はcustomwine@kjmail.comまで。
Silicon Valley Bankが作成したワイン業界レポートによると,米国におけるワイン価格の上限は,今回の不況以降50ドルになっているとのことです。
ワイン業界がこれまでずっとターゲットにしてきたのはいわゆる「ベビー・ブーマー」世代。第二次世界大戦後,1960年代半ばまで(僕も入ってますね,^^;)に生まれた世代です。
2008年からの不況はこの世代を直撃し(分かります,^^;;),50ドルのワインでさえ通常の購入では論外の域に達してしまったといいます。
この状況に対応するため,ワイナリは40ドル以下の領域にもっと力を注ぐべきだとしています。
これまでいろいろなことを言われつつも基本的には値上げ方向にしか動いていなかったカリフォルニアのワイン業界。今度こそは本当に方向展開するのでしょうか。
"The era of the US$100-plus bottle may be over"
US wineries must adjust to new $50 ceiling: report - decanter.com - the route to all good wine
ワイン業界がこれまでずっとターゲットにしてきたのはいわゆる「ベビー・ブーマー」世代。第二次世界大戦後,1960年代半ばまで(僕も入ってますね,^^;)に生まれた世代です。
2008年からの不況はこの世代を直撃し(分かります,^^;;),50ドルのワインでさえ通常の購入では論外の域に達してしまったといいます。
この状況に対応するため,ワイナリは40ドル以下の領域にもっと力を注ぐべきだとしています。
これまでいろいろなことを言われつつも基本的には値上げ方向にしか動いていなかったカリフォルニアのワイン業界。今度こそは本当に方向展開するのでしょうか。
Wassy's系のパシフィック ワイン セラーズでカレラがセントラル・コーストものを中心に安くなっています。さらに11月27日金曜日の9時59分までは楽天ポイントが10倍,つまり実質1割引であり,12月29日注文までは1万円以上あるいは4本以上の購入で送料がただといろいろお得。
各ワインで一番お買い得感がありそうなのはセントラル・コースト・シャルドネの1764円(税込み)。カレラらしいシャープな酸の効いた,この価格帯ではなかなかいいシャルドネだと思います。
セントラル・コーストに自社畑をブレンドしているキュヴェVは2625円(税込み)。普通のセントラル・コーストの2980円より安くなっています。
ジェンセン2006は税込み9180円。ポイント10倍を考えたら実質8000円台の下の方。
同ショップではWS誌年間6位のシャペレーや,サイドウェイズに登場したリンマーも安いです。合わせて買うならチャンスかも。
各ワインで一番お買い得感がありそうなのはセントラル・コースト・シャルドネの1764円(税込み)。カレラらしいシャープな酸の効いた,この価格帯ではなかなかいいシャルドネだと思います。
セントラル・コーストに自社畑をブレンドしているキュヴェVは2625円(税込み)。普通のセントラル・コーストの2980円より安くなっています。
ジェンセン2006は税込み9180円。ポイント10倍を考えたら実質8000円台の下の方。
同ショップではWS誌年間6位のシャペレーや,サイドウェイズに登場したリンマーも安いです。合わせて買うならチャンスかも。
3連休に久々に行ったコストコ(コスコ)多摩境店。ワインの品揃えが少し変わっていました。めぼしいのはまずEstanciaのPinot Noir 2007が1400円台だったこと。米国の価格は16ドルくらいです。Napa Stationのカベルネは1800円台。これも米国では20ドル以上なので,現地価格以下といってもいいレベル。カベルネは最近あまり飲まないので買いませんでしたが,1500円でこのクラスのまともなピノが飲めるのはありがたいです。
ワイン外では,いつも買うさくら鶏の胸肉がついに2kgで500円台になっていたのがちょっとびっくり。いつものように半分はから揚げ,半分は鶏ハムに。今回のから揚げはわれながら上出来でした。
ワイン外では,いつも買うさくら鶏の胸肉がついに2kgで500円台になっていたのがちょっとびっくり。いつものように半分はから揚げ,半分は鶏ハムに。今回のから揚げはわれながら上出来でした。
Wine 2.0という言葉が出てきてからもう3年くらいになるでしょうか。このところ,Wine 2.0自体も第1世代から第2世代に移りつつあるような気がしています。
そもそもWine 2.0とは何か,ということですが,根底にあるのはCGM(consumer generated media)だったと思います。例えばCrushpadでワインを作ったり,さまざまなWineブログが登場してユーザーがワインを評価するようになったり,Gary VaynerhukのWine Library TVのような新興勢力が出てきたりといった,ことがその代表として挙げられます。
ところが,この半年~1年ほどの動きを見ていると,動きの中心がまたワイナリーに戻りつつあるような気がしてきます。ワイナリーが顧客との直接対話を志向するのがその中心です。メディアとして使われるのは主としてFacebookとTwitter。
Facebookの場合は,そのワイナリの「Fan」を増やすことによって,双方向のコミュニケーション充実を計るというのが主な使い方のようです。一方,Twitterの場合は,ワイナリによってもまだ試行錯誤しているという感じが多く見受けられます。
Twitterは,その性質上,ストック型の情報,例えばイベントの告知のようなものにはあまり向かないところがあると思います。イベント告知に使うなら,別のところにランディング・ページがあり,そこへのリンクをTwitter上で繰り返しつぶやくことでようやく広がるといった程度の効果に思えます。
Twitterの場合は,そのような告知効果よりもワイナリにより親しみを感じてもらうような目的で使うほうが効果が大きそうです。その代表がBonny DoonのRandahl Grahmでしょう。一方で,オフィシャルなコメントに終始するTwitterアカウントではおそらく効果はあまりないのではないかと思います。Twitterの方が使い方が難しいなというのが,今のところの感想です。
ちなみに,まだまだ抜けがたくさんありますがワイナリのリストをTwitterの上で作ってみました。一覧を見るとナパのワイナリが大半です。なんだかんだいいつつ,ナパが観光面でリードしていることの一つの現れのようなkなあ,とという感じです。
そもそもWine 2.0とは何か,ということですが,根底にあるのはCGM(consumer generated media)だったと思います。例えばCrushpadでワインを作ったり,さまざまなWineブログが登場してユーザーがワインを評価するようになったり,Gary VaynerhukのWine Library TVのような新興勢力が出てきたりといった,ことがその代表として挙げられます。
ところが,この半年~1年ほどの動きを見ていると,動きの中心がまたワイナリーに戻りつつあるような気がしてきます。ワイナリーが顧客との直接対話を志向するのがその中心です。メディアとして使われるのは主としてFacebookとTwitter。
Facebookの場合は,そのワイナリの「Fan」を増やすことによって,双方向のコミュニケーション充実を計るというのが主な使い方のようです。一方,Twitterの場合は,ワイナリによってもまだ試行錯誤しているという感じが多く見受けられます。
Twitterは,その性質上,ストック型の情報,例えばイベントの告知のようなものにはあまり向かないところがあると思います。イベント告知に使うなら,別のところにランディング・ページがあり,そこへのリンクをTwitter上で繰り返しつぶやくことでようやく広がるといった程度の効果に思えます。
Twitterの場合は,そのような告知効果よりもワイナリにより親しみを感じてもらうような目的で使うほうが効果が大きそうです。その代表がBonny DoonのRandahl Grahmでしょう。一方で,オフィシャルなコメントに終始するTwitterアカウントではおそらく効果はあまりないのではないかと思います。Twitterの方が使い方が難しいなというのが,今のところの感想です。
ちなみに,まだまだ抜けがたくさんありますがワイナリのリストをTwitterの上で作ってみました。一覧を見るとナパのワイナリが大半です。なんだかんだいいつつ,ナパが観光面でリードしていることの一つの現れのようなkなあ,とという感じです。
今年の9位はMerry EdwardsのSauvignon Blancでした。年間トップ10にSauvignon Blanc,特にカリフォルニアのが入るというのは僕の記憶ではこれまでなかったと思います。WSで96点。生産量があまり多くないものでトップ10に入るのも珍しいです。定価は29ドルですが,既にプレミアムが付いています。
昨年のdancyuワイン大賞で5000円以下のピノ・ノワールとして一番だったカレラのマウント・ハーラン・キュベ。酸が物足りないなど,不満点がないわけではないですが,3000円台で買えるピノ・ノワールとしてはトップ・クラスだと思ってます。よく熟した赤系の果実の風味は,特にカリフォルニアのピノ好きにはマッチするでしょう(このワイン,通常のカレラよりだいぶカリフォルニアっぽい感じがします)。
今回も味わいには大きな変化はなく,楽しめるワインでした。おそらく熟成させて飲むよりも,若いうちに果実味を楽しんだ方がいいワインだろうと思います。香りもよく,娘が通りかかったときに「いい香り~,グレープ・ジュースが飲みたい」と叫んでいました。酒飲みになりそうです(笑)。
今回も味わいには大きな変化はなく,楽しめるワインでした。おそらく熟成させて飲むよりも,若いうちに果実味を楽しんだ方がいいワインだろうと思います。香りもよく,娘が通りかかったときに「いい香り~,グレープ・ジュースが飲みたい」と叫んでいました。酒飲みになりそうです(笑)。
ひところに比べたら価格も入手しやすさもずいぶんましになったKosta Browne。とはいえ,いまだにレア銘柄であるのは確かですが。2007年のSonoma Coast Pinot NoirはWSで95点。年間4位だそうです。柳屋では税込みで9114円。なかなかお得な方です。現時点で4本ありますが,多分明日には売り切れるでしょう。お早めに
Wine Spectator誌の年間トップ100が会員向けに公開されたようです。1位はColumbia CrestのReserve Cabernetだとか。このワイン,昔飲んだときにコスト・パフォーマンスの高さに舌を巻いたものですが,さすがですね。
6位にはChappellet Signature Cabernet Sauvignon 2006が入ったそうです。いまどきのカベルネにしては,そこそこの値段。早めに買ったほうがいいかもしれません。
6位にはChappellet Signature Cabernet Sauvignon 2006が入ったそうです。いまどきのカベルネにしては,そこそこの値段。早めに買ったほうがいいかもしれません。
昨晩は,2000年代を代表するNFLの2チームIndianapolis Colts対New England Patriots戦を観戦していました。Coltsにとっては今シーズンの全勝を続けられるかどうか,Patriotsにとってはプレーオフをホームゲームで開けるかどうかに大きく影響する大一番です。試合は前評判に違わぬハイレベルのものでした。
(以下ネタバレあり)
(以下ネタバレあり)
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Gary Vaynerchukの運営するCinderella Wineは,毎日1種類だけ超特売のワインを売るサイトです(以前も紹介しました)。
ここで今日,RidgeのZinfandel Lytton Springs 2006が出ています。値段はなんと18.88ドル。もちろんフルボトルです。
Ridgeのリストプライスが38.99ドルで,実売価格は30ドル前後というのがいいところなので,これは無茶安。というか日本の値段は高すぎです。
リッジのワイン,おいしくいし思い出もいろいろあるのですが,大塚食品の価格政策が強すぎるのか,日本だと高くて買えないんですよねえ… せっかく経営権を持っているのだから,日本においしくてリーズナブルな価格のワインを持ってくる方向の努力もしてほしいと思うのですが。
ここで今日,RidgeのZinfandel Lytton Springs 2006が出ています。値段はなんと18.88ドル。もちろんフルボトルです。
Ridgeのリストプライスが38.99ドルで,実売価格は30ドル前後というのがいいところなので,これは無茶安。というか日本の値段は高すぎです。
リッジのワイン,おいしくいし思い出もいろいろあるのですが,大塚食品の価格政策が強すぎるのか,日本だと高くて買えないんですよねえ… せっかく経営権を持っているのだから,日本においしくてリーズナブルな価格のワインを持ってくる方向の努力もしてほしいと思うのですが。
Decanter誌によると,ソノマのカリストガ近辺(ナイツ・ヴァレーあたり)にあるジョー・モンタナの家が売りに出されているそうです。価格は4900万ドル! この3分の1で売れたとしてもソノマ郡ではもっとも高価な不動産ということになるとか。
ワインセラーとテイスティング・ルームがあるのはもちろんナイツ・ヴァレーとMount Saint Helenaを一望する展望塔があったり,池や小川,射撃場,ゲストハウス,プール,スパ,ジム,オリーブ畑とリゾートホテルのような充実ぶり。メインの家は9700平方フィート(約900平米)とどれも桁違いです。モンタナは2003年からここに住んでいましたが,現在は南カリフォルニアにいるそうです。
50億円くらい,お金があまっている人はいかがでしょう(笑)。
ワインセラーとテイスティング・ルームがあるのはもちろんナイツ・ヴァレーとMount Saint Helenaを一望する展望塔があったり,池や小川,射撃場,ゲストハウス,プール,スパ,ジム,オリーブ畑とリゾートホテルのような充実ぶり。メインの家は9700平方フィート(約900平米)とどれも桁違いです。モンタナは2003年からここに住んでいましたが,現在は南カリフォルニアにいるそうです。
50億円くらい,お金があまっている人はいかがでしょう(笑)。
780円のお買い得カベルネとして,このブログでもお勧めしたジェシーズ・グローブのカベルネ・ソヴィニョン ロウダイ2003を飲みました。
ナパあたりに比べると気温の高いロウダイ産のためか,やや過熟気味で甘みを感じるカベルネです。シンプルな味わいですが,2003年産ですが,熟成しているというよりまだ元気はつらつ。全体として780円という購入価格からすれば十二分なものがあります。例えば,Woodbridgeのカベルネあたりでは,これほどの果実味は得られませんし,タイプとしてやや似ていると思われるYellow TailのShirazあたりと比べても,間違いなくこちらを選ぶと思います。
ただ,1000円台後半のHahnあたりと比べるとややシンプル過ぎ,1000円台前半のCycles Gladiatorあたりと比べるならば,好き好きといったところでしょうか。
とりあえず,ショップにはまだありますし6本買うと同梱12本まで送料無料なので,送料代わりに注文しても損はないでしょう。
ナパあたりに比べると気温の高いロウダイ産のためか,やや過熟気味で甘みを感じるカベルネです。シンプルな味わいですが,2003年産ですが,熟成しているというよりまだ元気はつらつ。全体として780円という購入価格からすれば十二分なものがあります。例えば,Woodbridgeのカベルネあたりでは,これほどの果実味は得られませんし,タイプとしてやや似ていると思われるYellow TailのShirazあたりと比べても,間違いなくこちらを選ぶと思います。
ただ,1000円台後半のHahnあたりと比べるとややシンプル過ぎ,1000円台前半のCycles Gladiatorあたりと比べるならば,好き好きといったところでしょうか。
とりあえず,ショップにはまだありますし6本買うと同梱12本まで送料無料なので,送料代わりに注文しても損はないでしょう。
アポロ13号やスペースシャトル・コロンビアなど宇宙開発における失敗やチェルノブイリやもんじゅなど原子力発電の事故を中心に,大事故の原因や教訓を分かりやすく解説している。
特に大事だと思われたのは原子力発電などの隠蔽体質は事故を大きくする元であることや,失敗だからだめということではなく,失敗から何を学び取るかが大事だということ。そういった評価をすることが一番難しそうだ。
失敗の科学 ~世間を騒がせたあの事故の’’失敗’’に学ぶ
書評/サイエンス
特に大事だと思われたのは原子力発電などの隠蔽体質は事故を大きくする元であることや,失敗だからだめということではなく,失敗から何を学び取るかが大事だということ。そういった評価をすることが一番難しそうだ。
失敗の科学 ~世間を騒がせたあの事故の’’失敗’’に学ぶ
- 技術評論社
- 1659円
書評/サイエンス
Frog's Leap Wineyは映画では麻有子が働いているワイナリとして登場しています。ワイナリのシーンも2,3ありました。
蛙のジャンプという変わった名前のこのワイナリ,食用蛙を育てていたところにワイナリを作ったことから名付けられました。もちろん,設立した1981年当時既に名を馳せていたStag's Leapのパロディといった面もあります。このようにちょっとしたユーモアを忘れないところがここの特徴でもあり,Webサイトにもそれがよく現れています。
ワイン作りでは早くから有機栽培に取り組んでおり,現在はLEEDでGoldの認証を受けています。地熱利用や太陽光発電にも積極的に取り組むなど,環境重視を積極的に打ち出していることでも定評があります。
ワインのフラグシップはカベルネ・ブレンドの「Rutherford」ですが,個人的にはここのワインはSauvignon BlancやMerlot,Zinfandelといった王道をちょっと逸れたところにいいものがあると思っています。飲み飽きないおいしいワインを造るワイナリです。
ワイナリの建物も昔ながらの赤く塗られた倉庫のようなところで,ちょっと田舎っぽさを残しています。私が訪問したときは地元の女の子がガイド役をしており,なんだかほほえましかったのを覚えています。映画ではちょっと都会的な感じもしましたが,素朴でいいワイナリです。
蛙のジャンプという変わった名前のこのワイナリ,食用蛙を育てていたところにワイナリを作ったことから名付けられました。もちろん,設立した1981年当時既に名を馳せていたStag's Leapのパロディといった面もあります。このようにちょっとしたユーモアを忘れないところがここの特徴でもあり,Webサイトにもそれがよく現れています。
ワイン作りでは早くから有機栽培に取り組んでおり,現在はLEEDでGoldの認証を受けています。地熱利用や太陽光発電にも積極的に取り組むなど,環境重視を積極的に打ち出していることでも定評があります。
ワインのフラグシップはカベルネ・ブレンドの「Rutherford」ですが,個人的にはここのワインはSauvignon BlancやMerlot,Zinfandelといった王道をちょっと逸れたところにいいものがあると思っています。飲み飽きないおいしいワインを造るワイナリです。
ワイナリの建物も昔ながらの赤く塗られた倉庫のようなところで,ちょっと田舎っぽさを残しています。私が訪問したときは地元の女の子がガイド役をしており,なんだかほほえましかったのを覚えています。映画ではちょっと都会的な感じもしましたが,素朴でいいワイナリです。
「AUTHORITY style」でカレラ2006をセールしています。目玉はジェンセンが税込み9180円,セレックが税込み9800円といったところでしょうか。ライアンも税込み4725円と最安の部類です。
バリューワインとして定評があるTalusのカベルネとシャルドネ,ピノノワールがリカーMORISAWAでいずれも700円台で出ています。現地価格が7~8ドル台ですから,ほぼ同価格といっていいでしょう。なお,ピノはカリフォルニアではなくフランスから輸入したブドウで作っており,カベルネ,シャルドネはいずれもローダイです。
コージー・ミステリと言われるような軽いタッチのミステリ。主人公はウェイトレスで生計をたてている売れない女優ニッキィ。ひょんなことからナパ・バレーの有名ワイナリのオーナーに認められてワイナリで働くよう申し出をうける。これ以上はないほどのすばらしいところと思いきや,次々と起こる殺人事件の発見者となり…
やたら美男子ばかり出てくるので,ハーレクイン・ロマンスみたいなのかと思ったら意外にも最後までミステリとして読ませてくれた。途中で出てくる料理のレシピはすばらしくおいしそう。そこが一番の魅力かも。ワイン関係の訳語はちょっと…なところもあるけど,まあ許せる範囲か。というわけでワイン好きなら,というよりおいしいもの好きならそこそこ楽しめるのではないでしょうか。
おいしいワインに殺意をそえて
書評/ミステリ・サスペンス
やたら美男子ばかり出てくるので,ハーレクイン・ロマンスみたいなのかと思ったら意外にも最後までミステリとして読ませてくれた。途中で出てくる料理のレシピはすばらしくおいしそう。そこが一番の魅力かも。ワイン関係の訳語はちょっと…なところもあるけど,まあ許せる範囲か。というわけでワイン好きなら,というよりおいしいもの好きならそこそこ楽しめるのではないでしょうか。
おいしいワインに殺意をそえて
- ミシェル・スコット/青木 千鶴
- 早川書房
- 819円
書評/ミステリ・サスペンス
柳屋によるとサクサムが輸入停止になってしまうそうです。サクサムといえばこのブログでも何回も紹介していますが,米国と日本の価格が完全に逆転している珍しい例。米国ではレアアイテムで100ドル超えが当たり前の状況なのですが,日本では大部分のワインが1万円以下で売られています。
これまでがんばってきたインポーターはえらいと思うのですが,WAで100点を取ったことにより,ついに米国需要を優先するということで日本への輸入が打ち切られてしまうとのこと。
というわけで柳屋で現品限り放出価格で出ています。ここのワインを多く扱っていたパリ16区も遠からず売り切れるでしょうから,手に入れたい方はお早めに。
これまでがんばってきたインポーターはえらいと思うのですが,WAで100点を取ったことにより,ついに米国需要を優先するということで日本への輸入が打ち切られてしまうとのこと。
というわけで柳屋で現品限り放出価格で出ています。ここのワインを多く扱っていたパリ16区も遠からず売り切れるでしょうから,手に入れたい方はお早めに。
セブン-イレブンがカリフォルニアワインを日本と米国で同時発売しました。名前はヨセミテ・ロード(Yosemite Road)。カベルネ・ソヴィニョンとシャルドネがあり,どちらも日本では598円(セブンプレミアムからワイン新発売! | セブン-イレブン・ジャパン),米国では3.99ドルです。瓶詰め前のワインを日本に輸送し,日本で瓶詰めすることで,コストを抑えたそうです。
ワインの製造はThe Wine Group。世界第3位のワイン製造会社でCorbett CanyonやGlen Ellenといったブランドを持っています(どちらも米国では安ワインでそこそこ定評があるブランド)。1年間で日米合計300万本の売上を狙っているとのこと。
598円でどれくらいの味わいかは試してみたいですが,禁酒明けにこのワインではちょっと悲しいので,きっと最初は料理酒として使うだろうと思います。
ワインの製造はThe Wine Group。世界第3位のワイン製造会社でCorbett CanyonやGlen Ellenといったブランドを持っています(どちらも米国では安ワインでそこそこ定評があるブランド)。1年間で日米合計300万本の売上を狙っているとのこと。
598円でどれくらいの味わいかは試してみたいですが,禁酒明けにこのワインではちょっと悲しいので,きっと最初は料理酒として使うだろうと思います。
映画の中で鈴木京香演じる麻有子が小日向文世演じる道雄とワインを受け取りに行ったワイナリがNewtonです。このとき受け取ったワインがここのフラグシップであるPuzzle。このワインはちょっとしたブームになったこともあり,本ブログでもときどき取り上げています(記事1,記事2)。
パズルのほか,メルローやシャルドネでも有名で,Robert Parkerの評価も高いこのワイナリ,Peter Newtonが1977年に設立しました(Peterは2008年に81歳でなくなりました)。Peterは今でも人気の高いワイナリの一つであるSterlingの創設者でもあり1977年に同ワイナリをコカコーラに売却して当時はまだワイナリのほとんどなかったSpring Mountainにワイナリを構えたのでした。
現在のニュートンの立役者といえるのがPeterの奥さんだったSu Hua Newton。大変な才人で「臨床・産業心理学の学位の他、医学博士号"Dr."の称号を持つ元ロンドン大学の助教授でもあり、かつてはシャネルのモデルであったことも」(以上カリフォルニアワインあらかるとより)あるとのこと。もっともナパの歴史の本を読むと,彼女はワインを理解せずPeter Newtonを虚栄心に駆り立てた悪妻として描かれているので人間どこでどうなるか分からないものです。
彼女の美意識はワイナリの庭園にも現れており,その一端は映画でもうかがえます。一度は行ってみたいワイナリの一つです。
パズルのほか,メルローやシャルドネでも有名で,Robert Parkerの評価も高いこのワイナリ,Peter Newtonが1977年に設立しました(Peterは2008年に81歳でなくなりました)。Peterは今でも人気の高いワイナリの一つであるSterlingの創設者でもあり1977年に同ワイナリをコカコーラに売却して当時はまだワイナリのほとんどなかったSpring Mountainにワイナリを構えたのでした。
現在のニュートンの立役者といえるのがPeterの奥さんだったSu Hua Newton。大変な才人で「臨床・産業心理学の学位の他、医学博士号"Dr."の称号を持つ元ロンドン大学の助教授でもあり、かつてはシャネルのモデルであったことも」(以上カリフォルニアワインあらかるとより)あるとのこと。もっともナパの歴史の本を読むと,彼女はワインを理解せずPeter Newtonを虚栄心に駆り立てた悪妻として描かれているので人間どこでどうなるか分からないものです。
彼女の美意識はワイナリの庭園にも現れており,その一端は映画でもうかがえます。一度は行ってみたいワイナリの一つです。
zoukさんはさすが,初回に見に行かれたようです。
当ブログでは,サイドウェイズ応援ということで,今週は映画に登場したワイナリの紹介などつらつらとしてみたいと思っています。
まずは宮殿のような建物でひときわ目立つDarioush(ダリオッシュ,あるいはダリオーシュ)。このビジター・センターは2004年にオープンしたまだ新しいもので,オーナーのDarioush Khalediがイラン人であることから,ペルシャの宮殿を模して作られたそうです。
ワインもかなり高く評価されており,2005年には業者向けのPremiere Napa Valley Auctionで,9番目に高価で落札された実績を持っています。
ここのワインの中心は映画にも出てきたSignature Cabernet Sauvignon。2005年はWine Spectator誌で92点を得ています。2006年の価格は80ドル。
ワイナリでは25ドルで5種類のワインを味わえる「Portfolio Tasting」のほか,毎週金土日だけ限定で開催している「By Invitation Only」というツアーもあり,こちらは一人150ドル。オーナー自ら案内してくれるそうです。
当ブログでは,サイドウェイズ応援ということで,今週は映画に登場したワイナリの紹介などつらつらとしてみたいと思っています。
まずは宮殿のような建物でひときわ目立つDarioush(ダリオッシュ,あるいはダリオーシュ)。このビジター・センターは2004年にオープンしたまだ新しいもので,オーナーのDarioush Khalediがイラン人であることから,ペルシャの宮殿を模して作られたそうです。
ワインもかなり高く評価されており,2005年には業者向けのPremiere Napa Valley Auctionで,9番目に高価で落札された実績を持っています。
ここのワインの中心は映画にも出てきたSignature Cabernet Sauvignon。2005年はWine Spectator誌で92点を得ています。2006年の価格は80ドル。
ワイナリでは25ドルで5種類のワインを味わえる「Portfolio Tasting」のほか,毎週金土日だけ限定で開催している「By Invitation Only」というツアーもあり,こちらは一人150ドル。オーナー自ら案内してくれるそうです。