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Date: 2009/1231 Category: 技術系
Posted by: Andy
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iPhoneでよく使うアプリ・サイト10選という記事を書いたのが7月,それから5ヶ月あまりで,使うアプリもだいぶ入れ替わっています。

まずはドックから。
Dock

標準アプリの「メール」以外は全部入れ替わっています。
左端のTwittelatorは多分起動頻度が一番大きいもの。高機能なTwitterクライアントです。

GMateMailは複数アカウントに対応したGMaillのビューワ。便利です。

EasyCameraはカメラのアプリ。普通より解像度は低くなりますが,シャッター音なしでパシャパシャ取れるのがメリット。解像度が低いのもブログなどに載せるのにはかえって好都合で,食事写真などに使っています。

ここまでがトップ3。

4位はmixi mini browser。前回はドック入りしていましたが,今ははずれています。でもmixi見るのには便利なので比較的よく使っています。サポートが終了してしまうのと,mixiが年明けにデザイン変更を予定しているため,使えなくなる恐れが高いのが困ったところ。

5位はSugarSync(前回7位)。もっぱら写真をPCに送るのに使っています。

6位はDropBox。使う目的はSugarSyncと同じです。こちらの方が機能はちょっと低いですが,その分アクセスしやすいのがメリット。

7位にはEnjoy Sudoku Dailyを挙げておきます(前回6位)。Sudokuアプリは基本的にこれだけ使っています。

8位はMadden NFL 10。アメフトのゲームです。面白い。

9位はFastweet 2K。前回はドック入りでした。Twitterクライアントで2000件ほどタイムラインを読み込む機能があるので,長期間見ていなかったときなどに重宝します。

10位は悩みましたが大辞泉にしておきます。最近のアップデートでずいぶん使い勝手が向上しました。

前回のトップ10と共通するのは4アプリ。結構入れ替わっています。
Date: 2009/1230 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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・10位 10年経ちましたもうじき
 「カリフォルニアワインの玄関口」を始めたのが1999年の8月。CWFCよりちょっと前でした。石の上にも3年といいますが,なんとか10年やってきました。ブログ中心にしたのが2003年なので,それから数えても6年。始めた頃は「ホームページ」作りがちょっとしたブームのような感じで,ワインサイトもいろいろできていました。今の飲み仲間はそのころ知り合った方々が結構います。ただ,サイトを順調に続けているのはshuzさんとか安師範さんくらいでしょうか。

・9位 神の雫ドラマ初回の感想
 ドラマ,いまいちでしたね。遠峰一青のエキセントリックな演技がわずかな見物でしたが,回を追うごとに普通になっていってしまい,最後の方はぐずぐずでした。ただ,紹介されたワインは結構売れたそうです。

・8位 ワイントレイン20周年
 上の順位で出てくる「神の雫」カリフォルニア編でもワイントレインが出てきましたが,今年は20周年であり,日本向けのプロモーションも力が入ってきているようでした。

・7位 BondのMatriarchがヒット
 2008年はSine Qua Nonが日本正式入荷+WA100点でプチブームになりましたが,2009年はそれほど大きなものはなかったようです。その中では中川ワイン販売が正式輸入を始めたBond(Harlanオーナーの手がける別ブランド)が現地価格並の価格で目を引きました。特に最廉価のMatriarchはWAを初めとしたメディアでの評価も高く,1万円程度の価格でちょっとしたヒットになりました。秋にはHarlanのセカンドMaidenの輸入も始まりましたが,それまでとそれほど値段が変わらなかったので,いまいち話題になりませんでした。

・6位 新グッズエアレータープラティパス・プリザーブ
 前半はワイン・エアレーターの記事が結構よく登場しました。秋に紹介したプラティパス・プリザーブはプチブームになっています。ほかにも新しいグッズをいくつか紹介しました。

・5位 カリフォルニアワイン本Dummiesワイントピア
 久々のカリフォルニアワイン本として,W. ブレイク・グレイ,石川真美夫妻による「カリフォルニア・ワイントピア」が登場しました。米国で出た「California Wine for Dummies」もなかなかよくまとまった好著でした。

・4位 ソーシャルメディアTwitterVinfolioとCellarTrackerマーフィーグッドの「理想の仕事」TwitterブームSt.Supery
 TwitterやワインのiPhoneアプリ,SNSなどいろいろな動きがありました。この分野,記事への反応は少なく,相変わらずTwitterでの日本のワイン関連の情報はあまりありませんが,個人的には重要な分野だと思っています。

・3位 不況Kendall-JacksonなどWineCaskSFクロニクル
 不況関連の記事は,上に挙げた以外にもたくさんありました。今回の不況がこれまでと違うのは,ワインの購入価格が明らかに下がったこと。ワイナリ側も対応をよぎなくされるようです。

・2位 サイドウェイズ日本版オフィシャルガイド
 日本版のサイドウェイズが公開されました。興行成績はあまり奮わなかったようですが,This is itと公開時期が重なったのは不運でしたね。映画自体は悪くないと思うので,DVDになったら買ってやってください。オフィシャルガイドには私も記事を書いています。

・1位 神の雫でカリフォルニア1回目2回目
 神の雫で遠峰一青がカリフォルニアに行きました。突っ込みどころ満載の1回目,2回目の感想は,かなりのビューを集め,2ちゃんのスレッド名にまで取り上げられました。

以上,ワイン関係の10大ニュースをまとめました。余力があったら年内に,iPhone関係,読書関係もまとめたいと思います。
Date: 2009/1229 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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SFクロニクル紙が恒例のWinery of the YearとWinemakers to Watchを発表しています。Winery of the YearはPeay。Pinot Noir専業ワイナリで、ワインメーカーのVanessa Wongは数年前にWinemakers to Watchに選ばれています。以前は日本にも輸入されていましたが最近は見かけないようです。

Winemakers to WatchはDrewのJason DrewとMatthiassonのSteve Matthiasson。DrewもPinot Noirのワイナリ。Matthiassonは白ワインのブレンドを得意としています。
Date: 2009/1228 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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このブログでも何度か紹介しているプラティ(プラティパス)・プリザーブ(Platypus Preserve)が好評です。うちでも重宝していますし(今日も1本冷蔵庫に入っています),うえはらさんかんちゃんも激賞。

なかでもうえはらさんはいきなり5本分を買ってしまったという盛り上がりよう。僕も買い足したいと思っています。

写真代わりにアフィリエイトリンクは貼っておきますが,まとめ買いするなら,Amazon.comで買ってShip2uで配送してもらうのが良いだろうと思いますです。

Date: 2009/1228 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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パリ16区でShafer Hillside Select Cabernet Sauvignon 2005が税込2万2800円で出ています。現時点で2本限り。米国の価格も平均238ドル(税抜き)ですから,現地価格並というか,もっと安いくらい。

Shafer Hillside Selectと言えば,カリフォルニアのカベルネで,トップ集団の一つ。明らかにOpus Oneよりは1ランク上のワインです。「勝負ワイン」としてどうぞ。ちなみにWA誌では97点。パーカーは,今でも飲めるけど25年以上熟成可能だと言っています。

パリ16区でもう一つ見つけた「目玉」がマルティネッリ マスカット アレクサンドリア ジャッカス・ヒル 2002。ハーフボトルで2680円のデザートワイン。米国でも市場価格は40ドルくらいします。Jackass Hillといえば先日マルティネッリのジンファンデルのときにも,名前を紹介したMartinelli最高の畑。この畑何がすごいって,斜度が60度という一般的に言えば絶壁にブドウを植えているのです。ロバ(Jackass)でなきゃ昇り降りできないというので,この名前が付いたとか。そこの100年以上の樹齢のMuscatでできたデザートワイン。パーカーは92点を付けていますが「this pretty, exceptionally pure Muscat needs to be drunk during its first 1-2 years of life to take advantage of its amazing perfume.」ということなので,最高の時期は過ぎているかもしれません。

最後におまけですが,柳屋にDuMolのPinot Noir Finnが入っています。2006年はWAで92点。ともかくレアであることだけは確かです。

Date: 2009/1228 Category: グルメ
Posted by: Andy
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仕事納めの日は大体そばを食べに行くことにしているのですが,今年は白金に10月に開店した「手打ちそば佶更(きっこう)」に行きました。前にワイン好きのお友達さんと行こうとしたときはたまたま閉まっていて,再チャレンジとなりました。

白金といえば「三合庵」という名店がありますが,そこからわずか数十メートルという立地。ちなみに三合庵はただいま改装工事中。かきいれ時の年末だというのに余裕です。

カウンターで10席程度の小さな店です。頼んだのはかき揚げそば(1100円)。

かき揚げそば

そばの量は並。三合菴と比べたら1.5倍くらいでしょうか。香りよく,切れもあり,おいしいそばです。濃いめのつゆもなかなか。さらに特筆できるのがかき揚げ。薄目の衣で数種類の野菜と小エビが入っており,カラッとおいしく揚がっています。

白金という物価が高いエリアで,この値段でこのレベルのそばを出すはなかなか良心的です。後で調べたら立川から移転してきた店だとか。がんばってほしいものです。
Date: 2009/1228 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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このところセールでウイリアムズ・セリエムがちょこちょこ出てきています。輸入業者の撤退でなければいいのですが,うれしい半面ちょっと心配でもあります。

和泉屋では2005年のRussian River Valley Pinot NoirとBacigalupi Zinfandelが合わせて1万2000円(税抜き,送料込み)。東北から中国地方までは「あす楽」対応なので年内に入手できます。

このワイン,ワイナリ価格はPinotが42ドル,Zinfandelが45ドルですが,実勢価格はピノが56ドル程度,Zinが66ドル程度。ほぼ現地価格といっていい安さです。

ちなみにWine Advocate誌ではZinfandelの方だけレイティングが出ており92点。Robert Parkerは「ブルゴーニュ・スタイルのジンファンデル」と称しています。ちょっと面白い。

Date: 2009/1227 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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TwitterでPinot ReportのGregory WalterがFreeman Sonoma Coast Pinot Noir 2006を褒めてました。
Twitterへのリンク
年末年始で飲みたいワインの一つ。

Date: 2009/1226 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとで半端物のセールをやっています。Brewer-Cliftonのシャルドネが5740円など現地価格より安くなっているものもあります。ただしキャップ損傷など,見た目の欠陥があるものもあるようなのでご自宅用でどうぞ。年末の買い置きによさそうです。狙いをつけていたNewton Puzzleなどは売切れてしまいました。おはやめに。

メインのページ

LuciaやSiduriはこちら

Merryvale
Date: 2009/1225 Category: グルメ
Posted by: Andy
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我が家のクリスマスイブは,そんなに凝ったことは毎年しません。骨付き鶏ももにオードブル,バケットといったところです。鶏もデパ地下などで売っているようなものが多いですが,今年は青葉台で人気の鶏肉屋「とりたつ」で買ってみました。

ここは人気なので予約していないと買えません。やや小ぶりですが,飴色の皮がとてもおいしく,普段鶏の皮を残す上の子もぺろっと平らげていました。あとはコストコのスモークサーモンに,シュガーレディのタンスモーク,とりたつの肉団子,それにサラダ。こうやって書いてみると結構いいものを出してますね(笑)。バケットはこどもの国の「シエスタ」で買いましたが,実はバケットに限ってはシエスタよりもサンジェルマンの方が好きだったりします。

ワインはいつものようにIron HorseのWedding Cuvee。セラーの最後の在庫でした。今年は売り出しなかったなあ…来年は何を調達するか考えておかないといけません。

ケーキは最近近所では一番気に入っているコンディトライ・ノイエスで。ここはウィーン菓子のお店でザッハトルテが有名ですが,今回はピスタチオの記事にチョコレート入りのクリーム,ダーク・チェリーも入ったケーキにしてみました。これはかなりおいしかったです。
ケーキ
Date: 2009/1225 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアのシャルドネで今トップというとどこのワイナリでしょう。Kistler? Peter Michael? Marcassin? いろいろ意見はあると思いますが,例えばWine Advocate誌のレイティング(全部Robert Parkerによる)で2005年以降のヴィンテージ,98点以上というワインに限定するとわずか6本。Aubert Rulling 2005,Marcassin Marcassin 2005(以上2本が99点),Aubert Lauren 2005,Kongsgaard The Judge 2005,Kongsgaard The Judge 2007,Sine Qua Non Mr K 2005(以上98点,The Judge 2007は98+)となっています。Sine Qua Nonはデザートワインなので,それを除くとAubertとKongsgaardが2本ずつ,Marcassinが1本。ワイン名まで特定するならThe Judgeが目立ちます。

ただMarcassin Marcassinは過去4回99点を取っており,WAでは過去12回で1995年の90点を除くとすべて96点以上とやはりすごい点数。The JudgeはWAで6回評価されており2006年の93点を除くと97点以上。甲乙付けがたいと見るのがいいでしょうか。

前置きが長くなりましたが,柳屋にThe Judgeが2004~2007年まで入っています。2007年が2万6800円,後は3万9800円と,値段もすごいのですが,値段がどうこうよりもとにかくトップのワインを揃えたいというのであれば,いいチャンスでしょう。ちなみに2007年の2万6800円はお買い得とまでは言えないものの,まあまあの値段です。


Date: 2009/1224 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Press Democrat紙の記事によると,ソノマ・カウンティがワイン・ラベルのルールを変えることを検討しているそうです(Made in Sonoma County)。

ソノマには現在12のAVAがありますが,ラベルにAVA名例えばRussian River Valleyと入った場合,Sonomaという文字は入らなくなります。そこで,それらのAVAワイン名を付ける場合にSonomaという文字も強制的に入れさせようというのが今回の提案です。実は既にナパではそれが実現しており,AVA名の文字との差が1mm以下の文字の大きさでNapa Valleyと入れることになっています。これがNapaというブランド構築に大きく役立っていると見られることが,今回の提案につながったようです。

ただし,SonomaにはこれまでもSonoma Coast,Sonoma Valley,Sonoma Mountain,Northern SonomaといったSonomaを一部に含んだAVAがあり,それらのAVAからは反対意見が出そうだとのこと。Sonomaの場合,地域差も大きいことから,簡単には決まらないような気がします。
Date: 2009/1223 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Advocate誌の最新号(通巻186号)が発表されました。年末恒例の北カリフォルニア特集(主にナパのカベルネ)で2007年のワインを中心に評価が出ています。

2007年はカベルネに限らず押しなべて評価が高くなりそうな年ですが,予想に違わず100点が6本も出ています。

Kapcsandy Family Winery Cabernet Sauvignon State Lane Vineyard
Scarecrow Cabernet Sauvignon
Schrader Cellars Cabernet Sauvignon Ccs
Schrader Cellars Cabernet Sauvignon Old Sparky
Dana Estates Cabernet Sauvignon Lotus Vyd
Colgin IX Proprietary Red Estate
というのがそのリスト。ヴィンテージはどれも2007年。

カプサンディ(キャプサンディ)は昨年急上昇したワイナリ。スケアクロウ,シュレーダーと新世代のワイナリが並びます。Danaは初めて聞きましたが,これまでWAで評価されている10ワインのうち4本が95点以上の高評価を付けている新星です。今年,Wine SpectatorでもWineries to Watchに選ばれており,今後人気が高まりそうです。

Colgin IXは2006年に続いて2年連続の100点。Harlan Estateの2001-2002年に次ぐ快挙です。20世紀末にカルトと言われたワイナリの中でも一歩抜けた存在になったと言ってもいいかもしれません。ちなみにHarlanは97-100,Screaming Eagleは96-98+,Dalla Valle Mayaは95-97でした。

このほかなじみのあるワインでいうと,先日2006年を紹介したSpottswoodeは99点と過去最高。これがもしこれまでどおりの価格で国内で売られたら目玉になるでしょう。実は昨日SFgateの記事でもSpottswoode2007を絶賛していて気になっていたところでした。Dominus 2007は98点という高評価。Dominusもこのところ1万円あたりの価格が定着しているので期待したいところ。Opus Oneは2007は95+でしたが2006は93と前年評価より下がっています。今買うなら2005年?



このDominusはちょっと異常に安いです。今一番お買い得かも。ストーリーのあるワインなので,どこに出しても恥ずかしくないだろうし。
Date: 2009/1222 Category: イベント
Posted by: Andy
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ブロガーが集まるイベントなどに,参加したことはなかったのですが,ネタフルkogureさんと,交流ができたことから,モダンシンタックスと共催の忘年会「モダフルナイト」に出席してきました。

ほぼ100%の出席者がiPhoneユーザーでありTwitterユーザーであるというのは予想していたことではありますが,すごいことです。初めてFollow Youを使ってiPhone間でTwitterのフォロー交換をしてみましたが,通信環境の問題か,エラーが頻発してなかなか大変でした。イベントの主催者があらかじめ,これとかBumpとか入れておくように,とかって指示しておいてくれるともっとやりやすいのかな,などともちょっと思いました(知り合い同士が多いから要らないのかな?)。

店はスプリッツアオヤマ。サントリー系のウイスキーPRのための店だそうで,ハイボールなどが飲み放題。どれも飲みやすくて後に残りませんでした。料理もなかなかおいしい。

kogureさん以外は知り合いはいないだろうと思っていたら,かつての同僚に会ったりしてちょっとびっくり。また,同じテーブルにいた人も,こういうイベント初参加だと言っていましたが,話をしているうちにAppBankのBBSで一番活発なスレッド取り仕切っている方だと知ってこれもびっくり。いろんな出会いがあるもんです。

なかなかイベントに出席する機会はありませんが,こういうのもいいものだなと思いました。
Date: 2009/1222 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Dr. Vino's wine blogで,ワイン界においてこの10年を代表するのは誰かという投票を受け付けています(Vote now! Wine Person of the Decade [the Naughties] | Dr Vino)。

候補にノミネートされているのは以下の8人(組)。
・John Casella
・Fred Franzia
・Paul Giamatti
・Shin & Yoko Kobayshi
・Eric LeVine
・Robert Parker
・Terry Theise
・Gary Vaynerchuk

…なにやら日本人らしい名前がありますが…。記事を読んでみると神の雫の作者とあります。神の雫の原作は「亜樹直」(あぎ・ただし)となっていますが,ご存知の方も多いように実際には姉弟で書いています。その名前が樹林伸・ゆう子。投票の名前は二重に間違ってますが,まあいいでしょう。

ほかの7人のうちRobert ParkerとGary Vaynerchukについては今さら説明不要だと思うので,他の5人を簡単に紹介しておきます。John CasellaはオーストラリアでYellow Tailを作った人。Fred FranziaはBronco Wine Companyのオーナー。Two Buck Chuck(Charles Shaw)の生みの親です。Paul Giamattiはサイドウェイズの主役Milesを演じた人です。この人の一声でMerlotが売れなくなりました。Eric LeVineはCellarTrackerの創始者,Terry Theiseはシャンパーニュのインポーターとして有名な人だそうです。

個人的にはWine-Searcherの創始者あたりも入ってほしかった感じがしますが,ニュージーランドなので外れたのでしょうか(Yellow Tailは入ってますけど)。

ちなみに僕はGaryveeとEric LeVineで悩んだ結果Garyveeに投票しました。



Date: 2009/1222 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でMartinelliのZinfandel Giuseppe & Luisa 2007が税抜き5980円で出ています。毎年国内入荷されるワインですが,日本の価格の方が米国よりも安いという貴重なワインの一つなのでありがたくいただきましょう。

カリフォルニアのフルボディ系のZinfandelの双璧がTurleyとMartinelliだと思っています。MartinelliのZinfandelの中で最もレアかつ高価なのがJackass Hill,その次がJackass Vineyard。Giuseppe & Luisaは3番目という位置付けですが,Wine Advocateのレイティングで見ると1998年から2007年まで90点を下回ったことがなく,この2007年も93点。同期間でJackass Hillの最低点は94(2007年は96),Jackassは91(2007年は95)なので,確かに3番目なのですが,それにしてもハイクオリティを続けています。Jackassが日本で売られるときは1万5000円くらいになるので,Giuseppe & Luisaの安さが分かると思います。レアものなのでワイン会などに持っていくのにもいいと思います。

パーカーのコメントを載せておきます。
The dark ruby/purple-tinged 2007 Zinfandel Giuseppe & Luisa offers sweet aromas of plums, roasted meats, pepper, kirsch, roasted herbs, and figs. This deep, dense, full-bodied effort is a singular, hedonistic style of Zinfandel that should provide immense pleasure over the next 5-6 years.


Date: 2009/1222 Category: 技術系
Posted by: Andy
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コルクを抜かないワインサーバー「ソムリアート」とか,飲み残しワインを保存するバッグ「プラティ・プリザーブ」を紹介してきましたが,ユーロカーブからもホームワインバー「SOWINE」という製品が出ています。



ワインは最大2本収納でき(長期保存用ではありません),それぞれについて赤ワイン用の16~18℃,白ワイン用の8~10℃に温度を設定出来ます。12℃のセラーから出したワインの場合,赤ワインで3時間,白ワインで1.5時間でその温度になるとか。

それだけでなく真空ポンプの機能を備えることで開けてしまったワインの品質を維持します。

温度管理してくれるのはありがたいですね。見た目もかなりカッコいいです。置く場所があれば(笑)。

定価は6万9300円。セラー専科では今14%引きで送料込みで5万9850円です。ちょっと高いですがクリスマスプレゼントにしたら感激されるかもしれません。
Date: 2009/1221 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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バックナンバーなので入手にちょっと時間がかかってしまいましたが,東洋経済の12月5日号に載っていた「バリューワイン最前線2010」という記事を読みました。

全体としては,割と当たり前のことを書いていますが,文章が良くないし,フランスなど「伝統国」を上に見ているところが不必要に現れています。例えば次の一節。

通常,ワインはその年のブドウの出来や収穫量と需要などによって価格が決まる。対して新興国ワインの場合,毎年ワインに使えるブドウを一定量確保できるため,価格変動要素が少ない。


流して読んでしまいそうですが,前半では主に高級ワインにあてはまることが書かれているのに対して,後半ではこの記事の中心である「バリューワイン」について書かれています。つまり,比較の対象にならないものを比較したような文になっています。

この少し後に出てくる
「ボルドーはカベルネやメルローが中心だが,そのあたりは世界中で造られている。生産量でもブルゴーニュの10倍と圧倒的に多い」
というのも意味不明な文章です。

次のページでは「1000円以下“安ウマ”ワインの実態」として「木で香りづけ」とか「酸素注入」といったテクニックが使われていることが半ば揶揄するような調子で書かれています。

たとえば豊かな香りに欠かせない「樽香」。オーク樽などでワインを熟成させないと出せない香りだが,「プールいっぱいに溜められたワインの中に,木のチップや粉を投げ込んで香りをつける」(業界関係者)。酵母を安定させるためにボンベで酸素を加えたり,粉末でタンニンを加えることもあるというから驚きだ。


木の樽の代わりに「オークチップ」を使う手法は確かに安ワインでは一般的に使われているようですが,今の技術では木の樽と遜色ないレベルという話も聞きます。また,酸素を加えるテクニックは必ずしも安ワインだけのものではなく「ミクロビュラージュ」としてボルドーあたりでもかなり使われている手法だと思います。

また,フランスの味が時代遅れだという声に対して
あるフランス人のワインバイヤーは「ニューワールドワインはまるで加工食品。本来,ブドウの味を生かした農産物であるべき」と痛烈に批判する。

とあります。このようにここかしこにニューワールドを下に見る意識が現れています。

それに対して「輸入濃縮果汁」と使って作られる「国産ワイン」に対しては
低価格かつ国内産という安心感が,安定した人気を誇っている。

と微塵の批判もありません。

なんだかなあ。
Date: 2009/1218 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Spectatorの記事によると,米オバマ大統領のノーベル平和賞受賞パーティではMondaviとカナダのInniskillinのワインが供されたそうです。

モンダヴィはRobert Mondavi Cabernet Sauvignon 2005,イニスキリンはInniskillin Vidal Niagara Peninsula Ice Wine Oak-Aged 2003です。

現行ヴィンテージだとするとOakvilleかな?

Date: 2009/1218 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Dutton Ranchが1万1800円,Vine Hillが1万2800円,Hudsonが1万2800円,いずれも税込み,ヴィンテージは2006です。いずれも米国の価格と比べると特に安いわけではありませんが,国内としてはかなり安いと思います。

本数少ないので売り切れる前にどうぞ。

Date: 2009/1216 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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結婚記念日に開けたワインです。といっても米国の実売で30ドル弱,日本で4000円台~5000円台くらいのワインですから,デイリーワインより1ランク上といったところのものです。

色はかなり濃いですが,濃厚というほどではなく,グラスを通してわずかに光が感じられるくらい。鉛筆の芯やインクのような香り。カシスやブラックペッパーの味わい。教科書的なカリフォルニアのカベルネ・ソヴィニョンと言ってもいいと思います。

感動するようなワインではなかったですが,ちょっといいワインとしてはよくまとまっていると思います。



いくらで買ったのか調べてみたら,ワインインスタイル(現iwine.jp)のアウトレット・セールで3000円弱だったことが判明。これはいい買い物でした。
Date: 2009/1215 Category: 技術系
Posted by: Andy
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コルクを抜かずにワインを注ぐことができるワインサーバー「ソムリアート」」という記事がGIGAZINEに出ていました。コルクを抜かずに細い管ををコルクに通し,窒素ガスと置き換えるかたちでワインをグラスに注ぐ仕組みのようです。

製品名は「ソムリアート」。価格は17万8500円。

同じように窒素ガスとの置換で空気に触れないでワインを注ぐ仕組みを取ったものとして,かつてワインバーdecfiveで使われていたwhynotがあります。whynotは業務用だけで4本あるいは6本をセットするようになっていますが,ソムリアートは1本なので個人でも買いやすいかもしれません。

ギミック好きな方には受けそうです。

ただ,ワインは空気に触れずに酸化しなければそれでOKということもありません。特に白ワインだったら供する温度も大きな問題です。そのあたりを考えると先日紹介したプラティ・プリザーブの方が,現実的には便利なような気がします。

Date: 2009/1214 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパでは今年,ブドウが売れない栽培者が続出しているようです(A shaky grape market | Napa Valley Register)。

記事ではDiageoとの10年契約が切れて毎年の契約に切り替わった栽培者が,売り先を見つけられずに困っているという話やAllied Grape Growersに販売を委託さいたものの売り先が見つからないといったエピソードが掲載されています。

ただ,Alliedに言わせると状況は少し違うとのこと。売り先はないわけではなく,値段が釣り合わないのだ,と。

実際には栽培者ごとそれぞれのストーリーがあるのだと思いますが,全般的にはブドウは余り気味であり,バルクで売られる分が増えているのは間違いないようです。

2008年に始まった不況以来,50ドルのワインの売れ行きは激減し,25ドルが新しいプライス・ポイントになってきています。Andy Beckstofferによると,50ドルのワインと25ドルのワインではブドウのセレクションや樽の利用など,大きな違いが生じるとのことで,ブドウ栽培者もその状況に合わせた作り方が今後必要になるようです。
Date: 2009/1214 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとで5本9999円のお買い得セットが出ています。中身はWorthyのSophia's Cuvee 2003,Jessie's GroveのRoyal Tee 2002,SebastianiのSonoma County Chardonnay 2007,SimiのSonoma County Sauvignon Blanc 2008,McManisのPinot Noir 2008です。

米国での概ねの実売価格は順番に30ドル,40ドル,10ドル,10ドル,15ドルといったところ。100ドルは下回らないものですので,現地価格といっていいでしょう。安いものがSebastianiやSimi,先日紹介したMcManisと比較的定評のあるワイナリのものなので安心して買えると思います。

以前紹介したプレミアムセットもまだあります。こちらは本数は1本少ないですがLoringのGarys'が入っているので,量より質を求めるなら間違いなくこちらです。Loringはおいしいよ。

Date: 2009/1213 Category: グルメ
Posted by: Andy
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白金高輪駅から直結している高輪区民センターには図書館が入っているので週に1回くらいは利用しています。ここの2階にレストランがあるのですが,公共施設にありがちな例で,値段はそこそこなものの,どうしてこんな味にしてしまうんだろうといったものを出して今した。

そのレストランが秋にリニューアルしてから劇的においしくなりました。ビストロkif-kifという名前で,ランチのビーフカレー(750円)など,この値段では感が得られないような味です。最近ランチ・メニューにリゾットが加わったので食べてみたところ,これも絶品でした。

「料理通信」を見ていたら,この店が載っており,それを読んでなるほど,と納得しました。8月まで白金高輪にあったトラッフルのシェフが開いた店だったのです。トラッフルといえばトリュフのリゾットで有名だった店。リゾットがおいしいわけです。

今度は夜も行ってみたいなあと思いました(閉店が早いのではなかな難しそうですが)。
Date: 2009/1213 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今のようにPinot Noirがブームになる以前,2000年ころのカリフォルニアのピノで頂点に立つワイナリの一つがWilliams-Selyemでした。店頭ではまず見かけないしあっても150ドル以上,メーリング・リストも数年待ちという状況で訪問すら受け付けてもらえなかったことを覚えています。

その後オーナーが代わって品質維持が危ぶまれたものの,うまく切り抜けて今でも品質の高いピノを作っていることは周知の通り。今でも日本ではRochioliやDehlingerと並んでRRVの高嶺の花状態が続いています。

そのWilliams-Selyemが珍しくセールで出ています。しかもいずれもほぼ現地価格あるいはそれ以下という安さ。しかも送料込み。これはピノファンなら買いでしょう。まず,2005年のWeir VineyardはWine-Searcherでの平均価格が85ドルに対して6000円。Ferringtonは2004,2006がいずれも8465円に対して88ドル,98ドル,Westside Road Neighborsは2004~2006がいずれも9334円に対して82ドル,90ドル,101ドルです。


Date: 2009/1213 Category: 読書感想
Posted by: Andy
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書店で「ワインT-BOOK―ワインの選び方、愉しみ方がわかる」というムックを見ていたら,メルロー(Merlot)の語源は鳥のつぐみ(フランス語でmerle)だということが載っていました。色がにているからだということだそうです。1970年のシャトー・ムートン・ロートシルトのラベルはシャガールの作品でつぐみがブドウをついばむところが描かれていますが,これは意識したものなのでしょうかねえ。

そういえば知り合いのお子さんにもいたような。Merlotの子? ご両親はMerlot好きだったかな? サンテミリオンのワインは好きだったような気がするけどやっぱりメルロー係数が高いからだろうか,などということをつらつら考えてしまった土曜の午後でした。



↑某マッキーがたくさん出ていました。

Date: 2009/1211 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Opus Oneの2013年の情報はこちらの記事で

年末になるとオーパス・ワンで検索してくる人が増えてきます。今も昔も日本における一番有名なカリフォルニアのワイナリであり,ムートンとの合弁ということで,どこの有象無象が作っているのか分からない純カリフォルニアのワイナリよりも,日本のワイン好きにとっては憧れやすいのでしょう。

一方で,純カリフォルニア・ワインのファンにとってはオーパス・ワンは必ずしもカリフォルニアを代表するワインではありません。例えばカベルネ系のワインで言えば,HarlanやColgin,Araujo,Shafer Hillside Selectなどの方が遥かに高く評価されており,「オーパス・ワンを飲んでカリフォルニアってたいしたことないな」とは思って欲しくないというのが本音でしょう。

[補遺]この記事を書いた2009年ころは、こういった認識が多かったのですが、その後、オーパス・ワンの評価はどんどん上がっています。上記のハーランやコルギンなど、確かにより高い評価のワインはありますが、それらのほとんどは数千ケースの下の方(1ケースは12本)という生産量。1万ケースを大幅に上回るオーパス・ワンとは一桁違います。この生産量にしてはオーパス・ワンは非常に高い評価となっています。特にオーパス・ワンの2013年は評論家のジェームズ・サックリングが2016年のベストワインに選ぶなど、評判のいいワインです。(2017年3月)

とはいえ,Opus Oneがカリフォルニアワインの知名度アップに多大な貢献をしてきたのは事実であり,これまでことさらに過小評価してきた面もないとは言えないような気がします。

そこでここではOpus Oneについてのよくありそうな質問に勝手に答えるという形で,カリフォルニアワインになじみのない人でもOpus Oneについて正しく理解してもらおうと思います。

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Date: 2009/1210 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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フランシス・フォード・コッポラ監督のワイナリが,コルクとボトルのメーカーである米Vinocor USA社を訴えたそうです(Coppola Sues Cork and Bottle Maker over Not-So-Fine Wines)。

理由は,同社の製品によって5万5000ケースのワインが損なわれたこと。ワインはコッポラの「Encyclopedia」シリーズのもので,三角フラスコのようなユニークな形状のボトルを使っています。コルクではなくスクリューキャップのボトルです。

コッポラがVinocorに払ったボトルやスクリューキャップ,パッケージング代は68万5000ドルに上っていたそうです。それがボトルの欠けや変形,低品質のスクリューキャップによって,全5万5000ケースが酸化してしまったということで,憤懣やるかたないようです。Vinocor側は今のところコメントしていないようです。

Date: 2009/1209 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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さすがに12月になるとセール情報が目に付きます。あまり踊らされないようにはしているのですが,今回は安いです。コリソン(Corison)というワイナリ名は聞いたことがある人が多いと思いますが,Cabernet Sauvignon Kronos Vineyardというここの単一畑はあまり知られていないように思います。

30年以上の樹齢のブドウを使い,収量は1エーカー当たり1~1.5トンという低さでワイナリのリリース価格で約100ドルです。実売平均も100ドルを超えるこのワインの2001年のものがパリ16区で6980円。Kronosじゃない方のカベルネも4980円で,リリース価格の70ドルを下回っているのですが,このKronosの場合,現在ワイナリで売っている価格はなんと200ドル。1本限定になっているのですから,これはお買い得。ちなみにStephan Tanzerが91+の点を付けています(Tanzerはあまり高得点を付けないので90点を超えるとかなりのものです)。

ワインはレベル高いと思いますが,ワイナリがそれほど有名なわけではないので,自宅のここぞというとき用という感じでしょうか。もちろんクリスマスにもいいと思います。あ,ちなみにこの価格は12月13日の23時55分までなので,購入はお早めに。



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Date: 2009/1208 Category: ワイナリ訪問
Posted by: Andy
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RidgeのブログにMonte Belloの雪景色の写真が10点ほど掲載されています。冬気分満点。

麓のシリコンバレーで雪が降ることはほとんどないような気がしますが,Monte Belloでは雪は珍しくないのでしょうか。
Date: 2009/1208 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Enthusiast誌も2009年のトップ100を公表していました(Top 100 Wines of 2009 | Articles | Wine Enthusiast Magazine)。昨年はトップ100もセラー保存用,バリューワイン,普通のと三つ発表していましたが,今年のリストは一つのようです。その方がわかりやすくていいと思います。

発表記事にもありますが,今年の特徴はついにこれまで数年「buzz wine」だったピノノワールがブレークしたこと。1位はCambriaのJulia's Vineyardで,このほかトップ50に9本のワインが入っています(昨年はトップ50に4本)。紹介したばかりのDrewのFog-Eaterも44位に入っていたり,同じくSFクロニクルでリストされていたRoarのRosella'sが入っていたりと,ピノに関しては結構SFクロニクルと意見が一致しているような感じもします。

また,これも先日紹介したばかりのBondのMatriarchは98点で年間4位。「ハーラン・エステートに非常によく似たストラクチャを持っており,見方によってはHarlanより上でさえある。少なくとも今飲むならハーランよりおいしい」と絶賛しています。

Date: 2009/1208 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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SFクロニクル紙が2009年のトップ100ワインを公表しました。基本的に米国西海岸のワインだけが対象です。

時勢を反映してか,30ドル以下のワインというのに特設ページを設けています。
2008 Alma Rosa Santa Barbara County Chardonnay ($19)
2007 Amavi Cellars Walla Walla Valley Syrah ($28)
2008 Brander Santa Ynez Valley Sauvignon Blanc ($15)
2007 Calera Central Coast Pinot Noir ($24)
2007 Cep Sonoma Coast Pinot Noir ($24) [Peay]
2008 Chateau Ste. Michelle Columbia Valley Riesling ($10)
NV Domaine Chandon Brut Classic California ($22)
2008 Foxglove Central Coast Chardonnay ($14) [Varner]
2007 Mount Eden Vineyards Wolff Vineyard Edna Valley Chardonnay ($20)
2006 Novelty Hill Columbia Valley Cabernet Sauvignon ($25)
2007 Once Wines the Table Napa Valley Cabernet Sauvignon ($28) [Evening Land]
2007 Ridge Three Valleys Sonoma County ($22)
NV Roederer Estate Anderson Valley Brut ($23)
12008 Qupé Santa Ynez Valley Marsanne ($18)
NV Schramsberg Mirabelle Brut ($23)
2007 Tablas Creek Cotes de Tablas Paso Robles Red Wine ($25)
2008 Tercero the Outlier Santa Barbara County Gewurztraminer ($18)

日本で入手しやすいものだとなんといってもカレラのセントラル・コースト・ピノノワール2007ですね。セントラル・コーストは外の畑から購入したブドウを使っていますが,自社のブドウをブレンドした「キュヴェV」も日本市場では売られていて,価格はどちらも2000円台後半~です。米国では実売20ドルを切ると思いますが,日本の価格も悪くありません。



このリストを見ると,スパークリング・ワインはあまり値段が上がっておらず,相対的にお買い得になってきている感じがします。シャンパーニュハウスの系列のワイナリの場合,輸出用のブランド名を変えることが多いので,内容が正確に同じかどうかは分かりませんが,シャンドンやロデレール,シュラムスバーグいずれも国内で販売しています。



ピノでは国内にも入っているDrewのFog Eaterがかなりのいいコメントを付けてもらっています。ただし評価は2007年もので,国内で売っている2006年とはヴィンテージ違い。Au Bon ClimatのKnox Alexanderも高評価を得ています。

Date: 2009/1207 Category: 技術系
Posted by: Andy
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先月,小学校の同窓会があり,そのときの写真を中心にスライドショー(フォトムービー)のDVDを作りました。スライドショーやそのDVDを作るのはこの1年で3回目ですが,少しずつ理解も進んで上手に作れるようになってきたと思います。これから卒業式シーズンなどで,同じようなことをする人は多いと思いますので,まとめておきます。

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Date: 2009/1206 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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キタザワにBondのMatriarch 2005が入荷しています。今年春に中川ワイン販売で日本への輸入を始め,1万円強というかなりお買い得な価格でちょっとしたブームになったワイン。今回は税込みでも1万円切ってます。米国での実売が125ドル~ですから,完全にそれを下回っています。

今飲んでもおいしいワイン(パーカーは2008年暮れに「already delicious」と書いています)なので,クリスマス・ディナー用に備えていてもいいワインだと思います。



Date: 2009/1206 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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CalistogaがついにAVA(American Viticultural Area)に認められました。2007年夏に認定作業が中断してから2年半,ようやくの決着です。

問題になっていたのはCalistoga EstatesとCalistoga Cellarsという,Calistogaを冠したワイナリがあり,どちらもCalistogaのブドウを使っていなかったことです。

今回の認定においては両ワイナリに3年間の猶予が与えられ,その間にブランド名を変える必要があるとのことです。
Date: 2009/1203 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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昨日の記事でも書きましたが,カリフォルニアワインあらかるとで3000円台で買ったローリングのGarys'を飲みました。

色はピノ・ノワールとしてはかなり濃いめ。すみれやいちごの香り。味わってみると,酸が豊かなことに驚かされます。といっても酸っぱいのではなく,色の濃さから想像されるような甘さがないことにです。非常にバランスがよく,飲みやすいワイン。これはおいしいです。
Date: 2009/1202 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインの品揃えはそれほどよくないので,紹介する機会のなかったショップですが,楽天の店を閉めるそうで大部分の品が表示価格から3割引になっています。

リンク先はカリフォルニアワインの一覧です

フランシスカンやシミあたりははずれのないワイナリで結構安くなると思います。TurleyのPesentiも4000円台になりますからかなり安いですね。ここのショップの品揃え的には高いものよりも2000~3000円台あたりを中心に見たほうがよさそうです。
Date: 2009/1202 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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LoringのGarys'とClos Pepeを税抜きですが3000円台というとんでもない価格で提供して驚かせてくれたカリフォルニアワインあらかるとが,セットものでLoringを復活させています。



このセット,Loringが目玉なのは間違いないところですが,その他のワインもおまけというにはもったいないレベルです。Jessie's GroveのZinはワイナリの定価が42ドル,WorthyのSophia's Cuveeが米国での実売が30ドル程度,Tutuが13ドルくらい。米国で買っても1万円は超えてしまいます。しかも送料込み。同梱12本まで送料無料です。

ところで,たまたまですが,週末からこのLoringのGarys'飲んでます。Garys'ってちょっと濃すぎる気がすることがあるのでPisoni関係の3畑(Pisoni,Garys',Rosella's)の中で個人的には一番評価が低かったのですが,これはおいしいです。昨日スポッツウッドを買ってしまったばかりなのでセットを購入するかどうか悩んでいます。
Date: 2009/1201 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でSpottswoodeのEstate Cabernet Sauvignon 2005が税抜き9900円で出ています。Spottswoodeは普段から日本の価格が安めになっていますが,これはWine-Searcher.comで見る最安でさえ110ドルなので激安といっていい部類です。

Wine Adovocate誌による評価では2002年の97点に次ぐ96点という高評価。ロバート・パーカーは次のようにコメントしています。

This extraordinary effort exhibits notes of blueberries, cassis, spring flowers, licorice, and forest floor. Beautifully pure and full-bodied with excellent overall harmony as well as superb purity, it reveals a Chateau Margaux-like personality.


以前から,パーカーはよくSpottswoodeをマルゴーになぞらえていましたが,今回もマルゴーを引き合いに出しています。カベルネ・ファンでなくても押さえておいていいワインだと思います。