Santa Barbaraでワイナリを始めたBill Foleyが次第に北のワイナリを買収していく様子を見ていると、戦国時代の武将が地方から京都に上がっていこうとしていたのを見るような気がするのはぼくだけでしょうか。
そんな与太はさておき、このところ続けざまに買収を発表しているBill Foleyです。現在はソノマのChalk Hillに本拠を置いていますが、11月14日にはAlexander ValleyのLancasterを買収。翌週21日にはCarneros(ソノマ)でRamal East Vineyardを買収しました。
そして27日にはさらに北のLake CountryでLangtry Estateを買収しました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Bill Foley Adds Langtry Estate & Vineyards)。
これからBill Foleyはどこへ向かうのでしょうか?
そんな与太はさておき、このところ続けざまに買収を発表しているBill Foleyです。現在はソノマのChalk Hillに本拠を置いていますが、11月14日にはAlexander ValleyのLancasterを買収。翌週21日にはCarneros(ソノマ)でRamal East Vineyardを買収しました。
そして27日にはさらに北のLake CountryでLangtry Estateを買収しました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Bill Foley Adds Langtry Estate & Vineyards)。
これからBill Foleyはどこへ向かうのでしょうか?
昨年「神の雫」で大きく取り上げられて話題になったDiatomの漢字ラベル・ワイン。このワインの誕生に大きく関わっているのが杉本夫妻です。このブログの読者ならカリフォルニアワインのファンクラブ(CWFC)会長、あるいはCalifornia Wine Gardenの元オーナーであるナパさん夫妻といった方がすぐに分かるかもしれないですね。
この杉本さんのワイナリがCh. igai Takaha。ワイナリといっても自身の畑や醸造設備があるわけではなく、カリフォルニアのワイナリと協力して作るワインです。当初は破綻してしまったCrushpadでワインを作っていましたが、その後、様々なワイナリと直接協力体制を築き上げ、上記のDiatomで作るシャルドネSamurai Beautyなどの傑作を世に出しています。
近年では2012年5月に行われた「日本で飲もう最高のワイン」 でDragon Beauty カベルネ・ソヴィニョン2008が専門家と愛好家両方で最高評価のプラチナを得た唯一のワインとして注目されました。
現在は、Ch. igai Takahaに専念している杉本さん。そのワインをまとめて飲めるパーティが12月20日に神田のG’s Dropで開かれます(詳しくは「【募集】G.G.Wine x Ch. igai Takaha スペシャルクリスマスパーティ!|Girlie Girls Wine_KanaのハッピーワインDiary♪」)。
Samurai Beautyもありますし、Dragon Beatyの新ヴィンテージもあります。パーティをプロデュースするのはG.G. Wineのカナさん。楽しいのは間違いないので、ワインを味わいに来るもよし、クリスマスパーティとして楽しむもよし。ぜひ参加してください。
不肖私Andyも末席に加えさせていただく所存です。
この杉本さんのワイナリがCh. igai Takaha。ワイナリといっても自身の畑や醸造設備があるわけではなく、カリフォルニアのワイナリと協力して作るワインです。当初は破綻してしまったCrushpadでワインを作っていましたが、その後、様々なワイナリと直接協力体制を築き上げ、上記のDiatomで作るシャルドネSamurai Beautyなどの傑作を世に出しています。
近年では2012年5月に行われた「日本で飲もう最高のワイン」 でDragon Beauty カベルネ・ソヴィニョン2008が専門家と愛好家両方で最高評価のプラチナを得た唯一のワインとして注目されました。
現在は、Ch. igai Takahaに専念している杉本さん。そのワインをまとめて飲めるパーティが12月20日に神田のG’s Dropで開かれます(詳しくは「【募集】G.G.Wine x Ch. igai Takaha スペシャルクリスマスパーティ!|Girlie Girls Wine_KanaのハッピーワインDiary♪」)。
Samurai Beautyもありますし、Dragon Beatyの新ヴィンテージもあります。パーティをプロデュースするのはG.G. Wineのカナさん。楽しいのは間違いないので、ワインを味わいに来るもよし、クリスマスパーティとして楽しむもよし。ぜひ参加してください。
不肖私Andyも末席に加えさせていただく所存です。
アリエノール (エレノア)と言っても知らない人が多いと思います。ではシャトー・ラトゥールは? これは聞かずもがなですね。ボルドーの5大シャトーの1つとして、君臨しているワイナリです。
では、キャプサンディは? 2003年に設立された新しいワイナリですから、ワインが世に出てからまだ5年ほど。まだまだ国内では無名だと思いますが、既にWine Advocate誌で2回も100点のワインを出した、超注目株です(詳しくはこちら)。
そして、シャトー・ラトゥールの元醸造長で、現在はキャプサンディのコンサルタントなどを務めているのがアリエノール (エレノア)のオーナーであるドニ・マルベックなのです。
アリエノール、畑はLake Countryというから、またちょっと意表をついています。メルローとカベルネ・フランをほぼ半々という構成は、ラトゥールよりもボルドー右岸のワインを意識しているかのようです。
私もまだ飲んだことないワイナリですが、いろいろ興味深いのは間違いありません。白のソヴィニョン・ブランも作っています。赤は1万円、白は5000円を切りますから、既に高嶺の花かつ希少になってしまったキャプサンディと比べても圧倒的に入手しやすいワインです。ドニ・マルベックがカリフォルニアで何をやりたかったのかうかがい知ることができるかもしれません。
では、キャプサンディは? 2003年に設立された新しいワイナリですから、ワインが世に出てからまだ5年ほど。まだまだ国内では無名だと思いますが、既にWine Advocate誌で2回も100点のワインを出した、超注目株です(詳しくはこちら)。
そして、シャトー・ラトゥールの元醸造長で、現在はキャプサンディのコンサルタントなどを務めているのがアリエノール (エレノア)のオーナーであるドニ・マルベックなのです。
アリエノール、畑はLake Countryというから、またちょっと意表をついています。メルローとカベルネ・フランをほぼ半々という構成は、ラトゥールよりもボルドー右岸のワインを意識しているかのようです。
私もまだ飲んだことないワイナリですが、いろいろ興味深いのは間違いありません。白のソヴィニョン・ブランも作っています。赤は1万円、白は5000円を切りますから、既に高嶺の花かつ希少になってしまったキャプサンディと比べても圧倒的に入手しやすいワインです。ドニ・マルベックがカリフォルニアで何をやりたかったのかうかがい知ることができるかもしれません。
ワイン・インスティテュートの寄付講座としてアカデミー・デュ・ヴァンで開催している「カリフォルニアワインへの誘い」 に参加してきました。講義+試飲にワインのおみやげが1本ついて2100円という超お得なセミナーです。
講師は紫貴あきさん。予想以上に若くてチャーミングです。
最初の1時間が講義で1時間が試飲という構成。1時間でカリフォルニア・ワインをひと通り説明するというのは、なかなか大変ではありますが、最初はクイズから始まり、分かりやすくポイントを押さえて楽しく聴かせる講義はさすがプロと思いました。
試飲のワインは以下のラインナップ。
●Gloria Ferrer Sonoma Brut NV
●Robert Mondavi Fumé Blanc 2009 Napa Valley
●Grgich Hills Chardonnay 2008 Napa Valley
●Dierberg Pinot Noir 2008 Santa Maria Valley
●Napa Cellars Cabernet Sauvignon 2009 Napa Valley
●Ridge Vineyards Geyserville 2008 Sonoma County
小売価格で7000円を超えるGrgich HillsのシャルドネやRidgeのGeyservilleが入るという、かなり贅沢な布陣。先生の話によると、昨年よりもずいぶん良くなっているそうです。
泡と白では個人的な好みはGloria Ferrer。Mondavi Fume BlancとGrgich Hills Chardonnayは今の自分の好みからすると、ちょっと樽が勝った感じでした。
赤はなかなか好勝負。チャーミングなピノのDierbergもよかったし、Napa Cellarsのカベルネも、複雑さはあまりありませんが、カベルネの良さを素直に引き出したワイン。RidgeのGeyservilleはZinfandel(72%含まれている)の良さに他の品種による複雑さも混じったさすがの実力派。
この中では、時間が経つほどにいろいろな魅力が出てくるRidgeに最終的には軍配を上げました。
なお、おみやげのワインのEstanciaのPinot Grigioでした。
この講座、本当にお得ですので、時間がある方はぜひ受けてください。来年の分はまだ空きがあります。
東京校
大阪校
なお、終了後に、こういうブログをやっていますと自己紹介したところ、よく見ていたとのこと。「本物に会えてうれしい」と言われて逆に照れてしまいました。
講師は紫貴あきさん。予想以上に若くてチャーミングです。
最初の1時間が講義で1時間が試飲という構成。1時間でカリフォルニア・ワインをひと通り説明するというのは、なかなか大変ではありますが、最初はクイズから始まり、分かりやすくポイントを押さえて楽しく聴かせる講義はさすがプロと思いました。
試飲のワインは以下のラインナップ。
●Gloria Ferrer Sonoma Brut NV
●Robert Mondavi Fumé Blanc 2009 Napa Valley
●Grgich Hills Chardonnay 2008 Napa Valley
●Dierberg Pinot Noir 2008 Santa Maria Valley
●Napa Cellars Cabernet Sauvignon 2009 Napa Valley
●Ridge Vineyards Geyserville 2008 Sonoma County
小売価格で7000円を超えるGrgich HillsのシャルドネやRidgeのGeyservilleが入るという、かなり贅沢な布陣。先生の話によると、昨年よりもずいぶん良くなっているそうです。
泡と白では個人的な好みはGloria Ferrer。Mondavi Fume BlancとGrgich Hills Chardonnayは今の自分の好みからすると、ちょっと樽が勝った感じでした。
赤はなかなか好勝負。チャーミングなピノのDierbergもよかったし、Napa Cellarsのカベルネも、複雑さはあまりありませんが、カベルネの良さを素直に引き出したワイン。RidgeのGeyservilleはZinfandel(72%含まれている)の良さに他の品種による複雑さも混じったさすがの実力派。
この中では、時間が経つほどにいろいろな魅力が出てくるRidgeに最終的には軍配を上げました。
なお、おみやげのワインのEstanciaのPinot Grigioでした。
この講座、本当にお得ですので、時間がある方はぜひ受けてください。来年の分はまだ空きがあります。
東京校
大阪校
なお、終了後に、こういうブログをやっていますと自己紹介したところ、よく見ていたとのこと。「本物に会えてうれしい」と言われて逆に照れてしまいました。
ウメムラでDominus 1994が税込み27,720円で出ています。もちろん安いワインではありませんが、Wine Advocate誌で99点。Dominusとしては最高の点数を得ています。今のように100点が連発する時代ではないころの99点。おそらく今飲んだら100点が付く可能性が高いのではないでしょうか。ちなみにwine-searcher.comで調べた平均価格は税抜き369ドル。それよりもずっと安い価格です。
10月22日の記事で「この冬にはまずはハーフマラソン、来年にはフルマラソンに挑戦したいと思っています」と書いて1カ月。3月にフルマラソンを走ることにしてしまいました。
走るからにはきちんと走りたい(最後まで歩くことなく走れるようにしたい)と思うので、とりあえず本を2冊読みました。
1つはQちゃんなどを育てた小出義雄監督の「マラソンは毎日走っても完走できない―「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ」。もう1つは100キロなどの長距離の「ウルトラマラソン」のランナーである岩本能史さんの「非常識マラソンメソッド ヘビースモーカーの元キャバ嬢がたった9ヵ月で3時間13分!」です。どちらも新書で30分~1時間もあれば読めてしまうものです。
小出監督の本では「『全力走』で脚に負荷をかけた練習が必要だ」というところに共感しました。
私の場合、長距離のランニングは初心者ですが、学生時代はトレーニングおたくであり、ある程度は理論的なことも理解しているつもりです。
筋肉を成長させるためには、筋肉をいじめないといけないというのが基本であり、マラソンであっても、力を出しきって筋肉をいじめないと成長は望めないということです。分かりやすく、納得もいくものでした。
もう1冊も、タイトルは「非常識マラソンメソッド」となっていますが、トレーニングの内容はビルドアップ走(例えば皇居の周回コースなら1周め28分、2周め27分、3周め25分30秒といった形で尻上がりに速度を上げて走るトレーニング)と峠走(前半は山道をひたすら上り、後半は同じコースを下る)。長距離のジョグよりも、こういった筋肉に負荷をかけたトレーニングを中心にするというもの。
私にとっては非常識というより常識内に入っていたようです。なので、このあたりの“きつい”練習を入れながら走りたいと思います。
走るからにはきちんと走りたい(最後まで歩くことなく走れるようにしたい)と思うので、とりあえず本を2冊読みました。
1つはQちゃんなどを育てた小出義雄監督の「マラソンは毎日走っても完走できない―「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ」。もう1つは100キロなどの長距離の「ウルトラマラソン」のランナーである岩本能史さんの「非常識マラソンメソッド ヘビースモーカーの元キャバ嬢がたった9ヵ月で3時間13分!」です。どちらも新書で30分~1時間もあれば読めてしまうものです。
小出監督の本では「『全力走』で脚に負荷をかけた練習が必要だ」というところに共感しました。
私の場合、長距離のランニングは初心者ですが、学生時代はトレーニングおたくであり、ある程度は理論的なことも理解しているつもりです。
筋肉を成長させるためには、筋肉をいじめないといけないというのが基本であり、マラソンであっても、力を出しきって筋肉をいじめないと成長は望めないということです。分かりやすく、納得もいくものでした。
もう1冊も、タイトルは「非常識マラソンメソッド」となっていますが、トレーニングの内容はビルドアップ走(例えば皇居の周回コースなら1周め28分、2周め27分、3周め25分30秒といった形で尻上がりに速度を上げて走るトレーニング)と峠走(前半は山道をひたすら上り、後半は同じコースを下る)。長距離のジョグよりも、こういった筋肉に負荷をかけたトレーニングを中心にするというもの。
私にとっては非常識というより常識内に入っていたようです。なので、このあたりの“きつい”練習を入れながら走りたいと思います。
Caleraのセントラルコーストのシャルドネとピノ・ノワール、昔は侮っていたものですが、近年の品質向上は素晴らしいものがあります。お手頃価格で安心して飲めるワインの代表格となりました。2010年のピノはWine Spectatorの今年のトップ100に入っています。
そのシャルドネ版が柳屋で安く出ています。訳あり(ラベルにわずかな傷)とはいえ、フルボトル(このワイン、ハーフボトルもあり、安いと思うとハーフなことがあるので注意が必要です)で1000円台は滅多にでない価格。
そのシャルドネ版が柳屋で安く出ています。訳あり(ラベルにわずかな傷)とはいえ、フルボトル(このワイン、ハーフボトルもあり、安いと思うとハーフなことがあるので注意が必要です)で1000円台は滅多にでない価格。
Sonoma Valleyの東端、ナパとの境の山間にMoon MountainというAVAが近々誕生する見込みです(Moon Mountain on course for AVA status | Daily wine news - the latest breaking wine news from around the world | News | decanter.com)。
有名なところだと現在はGalloが所有しているMonte Rosso Vineyardがこの地域にあります。1890年台にZinfandelが植えられ、1938年にはLouis MartiniによってCabernet Sauvignonが植えられています。
有名なところだと現在はGalloが所有しているMonte Rosso Vineyardがこの地域にあります。1890年台にZinfandelが植えられ、1938年にはLouis MartiniによってCabernet Sauvignonが植えられています。
先週はボジョレ・ヌーボーの解禁がありました。あまり興味もないし、お祭り騒ぎに乗るのは苦手なので、もう何年も飲んだことなかったのですが、土曜日に試飲したのがまあまあ美味しかったので、買ってみました。
ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌというところは、調べてみると自然派で、ボジョレ・ヌーボーであるもののマセラシオン・カルボニックを行わないそうです。ヌーボーによくあるバナナ香が苦手なのですが、それがなく、素直にするする飲めるワインでした。
さて、19日は下の子の誕生日で、18日にパーティを開きました。子供のリクエストでカニです。
小ぶりで足折れ混じりですが、本物の松葉ガニです。さすがに肉に甘みがあっておいしかっった。このほか写真には写っていないですが、セコガニでご飯とお味噌汁を作っています。
楽天で、カニを売る店は山ほどありますが、最近はフォーシーズンという店を専ら使っています。ここは、鳥取の境港に店があります。
セコガニや松葉ガニは、漁ができたときにしかないわけですが、ここはお知らせのメールなどで教えてくれるので、スケジュール化しやすいのです。
最後に、ケーキの代わりのホットケーキ
ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌというところは、調べてみると自然派で、ボジョレ・ヌーボーであるもののマセラシオン・カルボニックを行わないそうです。ヌーボーによくあるバナナ香が苦手なのですが、それがなく、素直にするする飲めるワインでした。
さて、19日は下の子の誕生日で、18日にパーティを開きました。子供のリクエストでカニです。
小ぶりで足折れ混じりですが、本物の松葉ガニです。さすがに肉に甘みがあっておいしかっった。このほか写真には写っていないですが、セコガニでご飯とお味噌汁を作っています。
楽天で、カニを売る店は山ほどありますが、最近はフォーシーズンという店を専ら使っています。ここは、鳥取の境港に店があります。
セコガニや松葉ガニは、漁ができたときにしかないわけですが、ここはお知らせのメールなどで教えてくれるので、スケジュール化しやすいのです。
最後に、ケーキの代わりのホットケーキ
柳屋で売り切れていたShafer Relentlessが入荷しています。税抜き6400円。今年のWine Spectator誌Wine of the Yearのワインです。12本限りなのでお早めに!
RichardとSaraleeのKunde夫妻が、畑をKendall-Jacksonのオーナー企業であるJackson Family Winesに売却しました(Kundes selling Saralee's Vineyard and Richard's Grove to Jackson Family Wines)。
畑の名前はRichard's GroveとSaralee's Vineyard。1988年に夫妻が植えた畑で、200エーカーの広さ。45ものワイナリにブドウを売っています。
売却後も各ワイナリとの契約は基本的に継続するとのこと。Kunde夫妻自身も80エーカーのブドウを使い続けるとのことです。また、Kunde夫妻は地元の名士であり、畑で様々なイベントをやっていますが、それも継続するそうです。
なお、ソノマのKunde EstteはRichardの甥と姪によるもので、今回の契約とは直接関係ないそうです。
畑の名前はRichard's GroveとSaralee's Vineyard。1988年に夫妻が植えた畑で、200エーカーの広さ。45ものワイナリにブドウを売っています。
売却後も各ワイナリとの契約は基本的に継続するとのこと。Kunde夫妻自身も80エーカーのブドウを使い続けるとのことです。また、Kunde夫妻は地元の名士であり、畑で様々なイベントをやっていますが、それも継続するそうです。
なお、ソノマのKunde EstteはRichardの甥と姪によるもので、今回の契約とは直接関係ないそうです。
先週、「Terroir 2012」というテロワールについての会議がUC Davisで開かれました。その中の「科学がテロワールについて語るもの、語らないもの」というセッションがあり、ワインの「ミネラル」について土壌とは関係がないという分析結果が示されました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Conference Explores Science of Wine Terroir)。
ワイン作りにおいては、水はけがよく、乾燥した土壌にブドウを植えることによって根が深く伸び、それが地中のミネラル分を吸収して、ワインに「ミネラル」な風味を与えるといったことがよく言われています。
Alex Maltmanという英国の教授によると、ぶどうの樹からワインに入る「ミネラル」はほとんどないに等しく、またこれは「無味」であるということを示しました。ワインにおける「ミネラル」というのは化学成分としてのミネラルではなく、一種のマーケティング用語であるとしています。
会議ではこのほか、「テロワール」においては土地よりも気候の要素が圧倒的に強い」ことや「人の要素も大きい」ことなどが示されました。
なお、これらについてFaviaのオーナーであり著名なワインメーカーのAndy Ericksonは「テロワールは文化的な用語であって科学用語ではなく、証明したりするようなものではないのでは」と言っています。
ワイン作りにおいては、水はけがよく、乾燥した土壌にブドウを植えることによって根が深く伸び、それが地中のミネラル分を吸収して、ワインに「ミネラル」な風味を与えるといったことがよく言われています。
Alex Maltmanという英国の教授によると、ぶどうの樹からワインに入る「ミネラル」はほとんどないに等しく、またこれは「無味」であるということを示しました。ワインにおける「ミネラル」というのは化学成分としてのミネラルではなく、一種のマーケティング用語であるとしています。
会議ではこのほか、「テロワール」においては土地よりも気候の要素が圧倒的に強い」ことや「人の要素も大きい」ことなどが示されました。
なお、これらについてFaviaのオーナーであり著名なワインメーカーのAndy Ericksonは「テロワールは文化的な用語であって科学用語ではなく、証明したりするようなものではないのでは」と言っています。
Wine Spectator誌のWine of the Year、1位が発表されました。
なんとなく、今年はカリフォルニアはないだろうと(昨年カリフォルニアだったし)と思っていたのですが、意外にも割とメジャーなカリフォルニアのワイナリのワインでした。
Shafer Relentless 2008(シェイファーあるいはシェーファー リレントレス)です。品種はシラー。Wine Spectator誌では96点の評価。60ドル。
実はカリフォルニアのシラーで96点以上の評価というのは、結構たくさんあります。例えばCarlisle(カーライル)のソノマ・カウンティなんてわずか25ドルで97点の評価。ただ、Wine of the Yearは入手しやすさも評価の1つに入るため、400ケース弱のこのワインはなかなか上位には入りづらいところがあります。ちなみにリレントレスは3600ケース。
もう1つ付け加えておくと、おととしもカリフォルニアのシラーが1位。そのときはSaxumのJames Berry Vineyardでした。これは67ドルで98点、950ケース。
ShaferのRelentlessもSaxumも本当においしいワインです。私の書いたワイナリ紹介でも「個人的にもナパのシラーとしてはAraujoと並んでベストだと思います」としています。高品質なのにあまり売れないというカリフォルニアのシラーのイメージがこれで払拭されると嬉しいのですが(もしかしたら、シラーが選ばれたことにはそういうちょっと政治的な意図があるのかも?)。
ShaferのRelentlessはもちろん国内に入っていますが、早速売れているのか、楽天では残り2店舗となっています。
なんとなく、今年はカリフォルニアはないだろうと(昨年カリフォルニアだったし)と思っていたのですが、意外にも割とメジャーなカリフォルニアのワイナリのワインでした。
Shafer Relentless 2008(シェイファーあるいはシェーファー リレントレス)です。品種はシラー。Wine Spectator誌では96点の評価。60ドル。
実はカリフォルニアのシラーで96点以上の評価というのは、結構たくさんあります。例えばCarlisle(カーライル)のソノマ・カウンティなんてわずか25ドルで97点の評価。ただ、Wine of the Yearは入手しやすさも評価の1つに入るため、400ケース弱のこのワインはなかなか上位には入りづらいところがあります。ちなみにリレントレスは3600ケース。
もう1つ付け加えておくと、おととしもカリフォルニアのシラーが1位。そのときはSaxumのJames Berry Vineyardでした。これは67ドルで98点、950ケース。
ShaferのRelentlessもSaxumも本当においしいワインです。私の書いたワイナリ紹介でも「個人的にもナパのシラーとしてはAraujoと並んでベストだと思います」としています。高品質なのにあまり売れないというカリフォルニアのシラーのイメージがこれで払拭されると嬉しいのですが(もしかしたら、シラーが選ばれたことにはそういうちょっと政治的な意図があるのかも?)。
ShaferのRelentlessはもちろん国内に入っていますが、早速売れているのか、楽天では残り2店舗となっています。
先日(といってももう2週間近く前になりますが)、久しぶりにバーベキューをしました。バーベキュー場で備え付けのグリルがあるし、メインのシェフが十分に食材を用意してくれていましたが、せっかくなので、このところすっかり出番がなくなっていたバーベキューグリルを引っ張りだし、マッシュルームだの、鶏肉だの、いろいろ焼きました。
日本でバーベキューグリルというと、あまり蓋があるものは使わないような気がしますが、僕は以前から下のようなのを愛用しています。蓋がある方が、特に厚みのある肉を焼くときには、美味しくできると思うからです。
理由はいくつかあります。炎が立ちにくく、じっくり時間をかけて焼くことができること。熱の対流によって四方から熱が加わること、乾燥してパサパサになるのを防ぎやすいこと、煙が充満することで香りつけの効果がよく効くこと。
その代わり、火力は弱くなるので時間はかかります。火力のコントロールもちょっと大変です。なので人数にもよりますが、今回のようにオープンなコンロと併用するのがいいのかな、とおもいます。
ところで、そのあとアリス・ウォータースの「アート オブ シンプルフード」を読んだのですが、バーベキューにも使えそうな料理がいくつかありました。厚みのある肉を焼くときには、最後に肉を休ませてから切ったほうがいい、というのも勉強になりました。
もちろん、バーベキュー的なもの以外にも、いいレシピたくさん載っています。欲を言えば電子書籍やアプリになっているともっと使いやすいのですが。
話を戻しますが、バーベキュー、僕にとっては食べることよりも、火を熾して焼くという行為そのものの方が楽しく感じます。それで、焼いたものを美味しいと言ってもらえると、さらにうれしいものです。やっぱりバーベキューはいいですね。
日本でバーベキューグリルというと、あまり蓋があるものは使わないような気がしますが、僕は以前から下のようなのを愛用しています。蓋がある方が、特に厚みのある肉を焼くときには、美味しくできると思うからです。
理由はいくつかあります。炎が立ちにくく、じっくり時間をかけて焼くことができること。熱の対流によって四方から熱が加わること、乾燥してパサパサになるのを防ぎやすいこと、煙が充満することで香りつけの効果がよく効くこと。
その代わり、火力は弱くなるので時間はかかります。火力のコントロールもちょっと大変です。なので人数にもよりますが、今回のようにオープンなコンロと併用するのがいいのかな、とおもいます。
ところで、そのあとアリス・ウォータースの「アート オブ シンプルフード」を読んだのですが、バーベキューにも使えそうな料理がいくつかありました。厚みのある肉を焼くときには、最後に肉を休ませてから切ったほうがいい、というのも勉強になりました。
もちろん、バーベキュー的なもの以外にも、いいレシピたくさん載っています。欲を言えば電子書籍やアプリになっているともっと使いやすいのですが。
話を戻しますが、バーベキュー、僕にとっては食べることよりも、火を熾して焼くという行為そのものの方が楽しく感じます。それで、焼いたものを美味しいと言ってもらえると、さらにうれしいものです。やっぱりバーベキューはいいですね。
Wine Spectatorの年間トップ100のうち10位から6位が発表されました。今週中に1位まで発表され、来週トップ100が公開されます。
米国のワインでは8位にベリンジャーのカベルネ・ソヴィニョン・リザーブ ナイツ・ヴァレー2009が入っており、7位にはオレゴンのShea(シェイ)のエステート・ピノ・ノワール2009が選ばれました。
ベリンジャーのナイツ・ヴァレーは、同AVAの先駆け的ワイン。コスト・パフォーマンスが抜群に高いワインなので、個々で選ばれたのはさもありなん、といったところです。【修正】選ばれたのはナイツ・ヴァレーではなく、そのリザーブでした。日本にはリザーブは入荷されていません。以下はリザーブでないナイツ・ヴァレーの紹介です。
一番安いWassy'sはヴィンテージ違いでした。
後は、カリフォルニアをあまり扱っていないショップが中心。それもベリンジャーらしいところです。
米国のワインでは8位にベリンジャーのカベルネ・ソヴィニョン・リザーブ ナイツ・ヴァレー2009が入っており、7位にはオレゴンのShea(シェイ)のエステート・ピノ・ノワール2009が選ばれました。
ベリンジャーのナイツ・ヴァレーは、同AVAの先駆け的ワイン。コスト・パフォーマンスが抜群に高いワインなので、個々で選ばれたのはさもありなん、といったところです。【修正】選ばれたのはナイツ・ヴァレーではなく、そのリザーブでした。日本にはリザーブは入荷されていません。以下はリザーブでないナイツ・ヴァレーの紹介です。
一番安いWassy'sはヴィンテージ違いでした。
後は、カリフォルニアをあまり扱っていないショップが中心。それもベリンジャーらしいところです。
Twitter上で聞かれたのですが、そういえばワインの紹介はしていてもショップそのものはあまり書いていないかなあと、たまにはまとめておきます。
まずは、リアルの店舗ですが、最近はあまり使っていません。家の近くにあるので「やまや」をときどき覗く程度。カレラは安いです。以前は麻布十番が会社から徒歩圏だったので、Nissin World Delicatessenでときどき買っていましたが、今は行く機会がなくなってしまいました。
ネットショップではほぼ100%近く楽天に入っている店で買っています。あまり色々なところにクレジットカード情報をばらまきたくないのが1つ。使うのも貯めるのもポイントが魅力なのがもう1つ。
その中でも、今は一番よく使うのが柳屋です。カリフォルニアワインの品ぞろえがいいというのが、もちろん最大の理由ですが、ワインを店頭取り置きにしてくれるのも助かるところ。今はここが会社から徒歩圏なので、送料分節約できます。
次に多いのがカリフォルニアワインあらかるととオンラインWassy's、Vin du 268(ヴァン・ドゥ・にろや)の3店。
あらかるとは、ちょっと珍しいもの、他の店で出てこないようなワインが登場することがあるのが魅力。メルマガのチェックは欠かせません。オンラインWassy'sはブログが面白く、店長さんなど「顔が見える」ことと、値段で頑張っているケースが多いのが魅力です。同じ値段だったら親近感が湧く店で買いたいですよね。
Vin du 268も「顔が見える」ショップの1つ。DiatomやCh. Igai Takahaなど、自社輸入や自社醸造のワインが魅力です。珍しいところではニュージーランドで一部のファンに熱狂的に支持されているMuddy Waterなども扱っています。
後は散発に買うところが中心。ワイン・地酒 TODAは特売コーナーでびっくりするような値段のものが登場することがあります。
かわばた酒店もセールが魅力。毎日曜日のサンデーセールが人気です。
パリ16区は、以前はDuMol、Saxumなど一部のワインがものすごく安く、よく使いました。
Authority Styleは、去年だったか一昨年だったか、カレラの値段が一番安く、よく使いました。
ほかにも色々買ったことある店ありますが、まずはこのあたりでいかがでしょうか。
まずは、リアルの店舗ですが、最近はあまり使っていません。家の近くにあるので「やまや」をときどき覗く程度。カレラは安いです。以前は麻布十番が会社から徒歩圏だったので、Nissin World Delicatessenでときどき買っていましたが、今は行く機会がなくなってしまいました。
ネットショップではほぼ100%近く楽天に入っている店で買っています。あまり色々なところにクレジットカード情報をばらまきたくないのが1つ。使うのも貯めるのもポイントが魅力なのがもう1つ。
その中でも、今は一番よく使うのが柳屋です。カリフォルニアワインの品ぞろえがいいというのが、もちろん最大の理由ですが、ワインを店頭取り置きにしてくれるのも助かるところ。今はここが会社から徒歩圏なので、送料分節約できます。
次に多いのがカリフォルニアワインあらかるととオンラインWassy's、Vin du 268(ヴァン・ドゥ・にろや)の3店。
あらかるとは、ちょっと珍しいもの、他の店で出てこないようなワインが登場することがあるのが魅力。メルマガのチェックは欠かせません。オンラインWassy'sはブログが面白く、店長さんなど「顔が見える」ことと、値段で頑張っているケースが多いのが魅力です。同じ値段だったら親近感が湧く店で買いたいですよね。
Vin du 268も「顔が見える」ショップの1つ。DiatomやCh. Igai Takahaなど、自社輸入や自社醸造のワインが魅力です。珍しいところではニュージーランドで一部のファンに熱狂的に支持されているMuddy Waterなども扱っています。
後は散発に買うところが中心。ワイン・地酒 TODAは特売コーナーでびっくりするような値段のものが登場することがあります。
かわばた酒店もセールが魅力。毎日曜日のサンデーセールが人気です。
パリ16区は、以前はDuMol、Saxumなど一部のワインがものすごく安く、よく使いました。
Authority Styleは、去年だったか一昨年だったか、カレラの値段が一番安く、よく使いました。
ほかにも色々買ったことある店ありますが、まずはこのあたりでいかがでしょうか。
米Amazon.comでのワイン販売がついに始まりました。現在のところ、12州とワシントンDCが宅配の対象となっています。
ワインは9万種ほどが準備されているようです。今のサイトではあまり魅力を感じませんが、今後どうなっていくのか要注目です。
ワインは9万種ほどが準備されているようです。今のサイトではあまり魅力を感じませんが、今後どうなっていくのか要注目です。
ハリケーンSandyの影響で遅れているものの来週からWine Spectatorのトップ100が発表されます。
柳屋がトップ100確実とみなしているのがLuciaのピノ・ノワール2010。AVAもので同誌94点。同地域のワインでこれまで最高得点は意外に低く95点。有名なPisoniのPisoniは最高92点とこれもちょっと意外。この中でAVAものでの94点は光ります。
トップ100は堅いでしょうけど、どこまで上位に行くでしょうか? 10位台くらいはあり得るような気もします。
柳屋がトップ100確実とみなしているのがLuciaのピノ・ノワール2010。AVAもので同誌94点。同地域のワインでこれまで最高得点は意外に低く95点。有名なPisoniのPisoniは最高92点とこれもちょっと意外。この中でAVAものでの94点は光ります。
トップ100は堅いでしょうけど、どこまで上位に行くでしょうか? 10位台くらいはあり得るような気もします。
故Robert Mondaviの弟であるPeter Mondaviが11月8日、98歳の誕生日を迎えました(Wine legend celebrates birthday)。
見た限りではまだかくしゃくとしています。Robertが亡くなったとき95歳だったことを考えると、Peterの方がかなり元気そうです。来年にはCharles Krugを買い取ってから70年になります。
RobertとPeterの人生を比べると、言うまでもなくRobertの方が派手です。カリフォルニアワイン全体への貢献という面でもRobertが圧倒しています。が、晩年に自身のワイナリを手放さないといけなかったこと、息子たちが不仲であること、などを考えると、どっちが幸せかという点では意見が分かれそうです。
見た限りではまだかくしゃくとしています。Robertが亡くなったとき95歳だったことを考えると、Peterの方がかなり元気そうです。来年にはCharles Krugを買い取ってから70年になります。
RobertとPeterの人生を比べると、言うまでもなくRobertの方が派手です。カリフォルニアワイン全体への貢献という面でもRobertが圧倒しています。が、晩年に自身のワイナリを手放さないといけなかったこと、息子たちが不仲であること、などを考えると、どっちが幸せかという点では意見が分かれそうです。
ePubで発売していた「無敵のカリフォルニア・ワイン講座《ナパ編》 」にKindle版を追加しました。
Amazon.co.jp: Kindle ダイレクト・パブリッシング: 本の詳細情報の編集
内容はこれまでと同じとはいえ、見慣れたAmazonの画面に出てくるというのは、それなりの感慨があります。
手順を簡単に紹介します。
まずはKindle Digital Publishingに自分のアカウントを登録します。通常のAmazonのIDが利用できます。
次に本の情報を登録していきます。
タイトル、ふりがな(ローマ字も)、版、内容紹介などと入れていき、表紙データをアップロードします。長辺が1000ピクセル以上で推奨は2500ピクセルといから、かなり大きな画像が必要です。今回はePub版の表紙画像が長辺1024ピクセルだったので、それを流用しました。
コンテンツファイルはePub版をそのまま流し込みました。
変換が終わるとPC用のPreviewerでチェックします。
最後はロイヤリティと価格の設定です。ロイヤリティは35%と70%から選択できますが、日本では35%だけが適用されます。
米国などで適用できる70%のロイヤリティの場合は売上から配信コスト(1Mバイトあたり0.15ドル)を引いた分の7割が著者の取り分になります。また、価格は2.99~9.99ドルに設定する必要があります。
今回は配信コストが1ドルだったので、価格を5ドルとすると70%の方が取り分が多くなるので、そちらを選んでいます。
価格はAmazon.com(米国)の価格を使って他の国も自動設定できます。今回は日本の価格だけ500円に設定し、後は自動にしました。
設定終了後半日ちょっとで販売開始のメールが来ました。それから半日で2冊売れています。ありがとうございます。
なお、Amazon.co.jpのURLのco.jp部分をcomにすると、Amazon.comの販売ページに行きます。
Amazon.co.jp: Kindle ダイレクト・パブリッシング: 本の詳細情報の編集
内容はこれまでと同じとはいえ、見慣れたAmazonの画面に出てくるというのは、それなりの感慨があります。
手順を簡単に紹介します。
まずはKindle Digital Publishingに自分のアカウントを登録します。通常のAmazonのIDが利用できます。
次に本の情報を登録していきます。
タイトル、ふりがな(ローマ字も)、版、内容紹介などと入れていき、表紙データをアップロードします。長辺が1000ピクセル以上で推奨は2500ピクセルといから、かなり大きな画像が必要です。今回はePub版の表紙画像が長辺1024ピクセルだったので、それを流用しました。
コンテンツファイルはePub版をそのまま流し込みました。
変換が終わるとPC用のPreviewerでチェックします。
最後はロイヤリティと価格の設定です。ロイヤリティは35%と70%から選択できますが、日本では35%だけが適用されます。
米国などで適用できる70%のロイヤリティの場合は売上から配信コスト(1Mバイトあたり0.15ドル)を引いた分の7割が著者の取り分になります。また、価格は2.99~9.99ドルに設定する必要があります。
今回は配信コストが1ドルだったので、価格を5ドルとすると70%の方が取り分が多くなるので、そちらを選んでいます。
価格はAmazon.com(米国)の価格を使って他の国も自動設定できます。今回は日本の価格だけ500円に設定し、後は自動にしました。
設定終了後半日ちょっとで販売開始のメールが来ました。それから半日で2冊売れています。ありがとうございます。
なお、Amazon.co.jpのURLのco.jp部分をcomにすると、Amazon.comの販売ページに行きます。
Schrader Cellarsといえば、今や並居る“カルトワイン“を押しのけて、ナパのカベルネNo.1の座をほしいままにしているワイナリです。なにしろ2006~2008まで3ヴィンテージ連続でWine Advocate誌の100点を2本ずつ取っているのです。
ここのワインメーカーであるThomas Rivers Brownが最初に修行したワイナリがジンファンデルで名を馳せたTurley Wine Cellars。ThomasはSchrader以外に、Howell MountainのZinfandelやカベルネで高く評価されるOutpostのワインメーカーも努めており、Zinfandelの名手でもあるのです。
そのShraderのZinfandel部門がVieux-Os(ヴューゾ)。なんと、Turleyの最高峰の1つだったBlack SearsのZinfandelを作っています。Howell Mountainにあり、現在の樹齢は90年強という古木の畑。同じくTurleyが手がけていたTofanelliの畑もあります。
TurleyのBlack Searsだと安くて1万5000円くらいしたものですが、Vieux-Osは7000円台。ほぼ半額とそのスペックを考えたらお買い得です。
ここのワインメーカーであるThomas Rivers Brownが最初に修行したワイナリがジンファンデルで名を馳せたTurley Wine Cellars。ThomasはSchrader以外に、Howell MountainのZinfandelやカベルネで高く評価されるOutpostのワインメーカーも努めており、Zinfandelの名手でもあるのです。
そのShraderのZinfandel部門がVieux-Os(ヴューゾ)。なんと、Turleyの最高峰の1つだったBlack SearsのZinfandelを作っています。Howell Mountainにあり、現在の樹齢は90年強という古木の畑。同じくTurleyが手がけていたTofanelliの畑もあります。
TurleyのBlack Searsだと安くて1万5000円くらいしたものですが、Vieux-Osは7000円台。ほぼ半額とそのスペックを考えたらお買い得です。
シャンパーニュの製法の中で、二次発酵後に瓶内のオリを取り除く作業をデゴルジュマンといいます。これが製法の最終段階です。この後の熟成については諸説あるのですが、5段階に分けた興味深い記事がありました(Discovering the Effects of Post-Disgorgement Maturation | Enobytes)。
この記事の著者はブルーノ・パイヤール、ピエール・ジモネといったシャンパーニュのプロデューサーを訪れたことから熟成についてより考えるようになったとのことです。
5段階の最初の6カ月ではフレッシュな柑橘系の味わいが中心となり、それから3年半はバラなどの花の香りが中心的になります。
4年から7年の第3段階では、色がだんだん濃くなっていき、スパイスやはちみつ、アーモンド、ヘーゼルナッツといった味わいが出てきます。
8年から10年ではトーストやオレンジ・マーマレードの味わいが中心になってきます。
最後の10年以上の段階ではジンジャーブレッドやロースト、はちみつなどのニュアンスが出てくるそうです。
家にある一番古いスパークリングワインは1991年のもの。同じように熟成しているとしたら最後の段階に入っていると見られます。遠からず飲もうと思っているので楽しみです。
この記事の著者はブルーノ・パイヤール、ピエール・ジモネといったシャンパーニュのプロデューサーを訪れたことから熟成についてより考えるようになったとのことです。
5段階の最初の6カ月ではフレッシュな柑橘系の味わいが中心となり、それから3年半はバラなどの花の香りが中心的になります。
4年から7年の第3段階では、色がだんだん濃くなっていき、スパイスやはちみつ、アーモンド、ヘーゼルナッツといった味わいが出てきます。
8年から10年ではトーストやオレンジ・マーマレードの味わいが中心になってきます。
最後の10年以上の段階ではジンジャーブレッドやロースト、はちみつなどのニュアンスが出てくるそうです。
家にある一番古いスパークリングワインは1991年のもの。同じように熟成しているとしたら最後の段階に入っていると見られます。遠からず飲もうと思っているので楽しみです。
ワイン2つ、まとめて紹介します。
1つは毎年、ごくわずかだけ出回るクリスマス用のエッチングワイン。クロ・デュ・ヴァルが作るものです。本当に少数しかないので、買うならお早めに。なお、3種類あるデザインのうち、スノーマンは既に売り切れ。リースも残り2本。12月お届けのサンタが5本というのが現状です。
もう1つはSeghesioのZinfandel 2010 Home Ranch。先日飲んだワインの2010年版です。2009年のものはWine Spectator誌で95点。これは同誌のWine of the Yearでトップ10に入ることまちがいなし、あわよくば1位かも、と思ったのですが、結果は12位。ちょっと肩透かしだったものです。
2010年のものは同誌で92点。Wine of the Yearは難しそうですが、いいワインであることは間違いありません。これも残り少ないのでお早めに。
1つは毎年、ごくわずかだけ出回るクリスマス用のエッチングワイン。クロ・デュ・ヴァルが作るものです。本当に少数しかないので、買うならお早めに。なお、3種類あるデザインのうち、スノーマンは既に売り切れ。リースも残り2本。12月お届けのサンタが5本というのが現状です。
もう1つはSeghesioのZinfandel 2010 Home Ranch。先日飲んだワインの2010年版です。2009年のものはWine Spectator誌で95点。これは同誌のWine of the Yearでトップ10に入ることまちがいなし、あわよくば1位かも、と思ったのですが、結果は12位。ちょっと肩透かしだったものです。
2010年のものは同誌で92点。Wine of the Yearは難しそうですが、いいワインであることは間違いありません。これも残り少ないのでお早めに。
Wine Advocate誌の203号が発表されました。カリフォルニアは「バリュー・ワイン」(コスト・パフォーマンスの高いワインのこと)の特集でロバート・パーカーがレビューしています。
パーカーは冒頭で「そこそこの価格帯で素晴らしい品質のワインということで言うとカリフォルニアは西欧の大部分や、南アフリカ、オーストラリアなどに比べて大きく見劣りする」といっています。
実際、今回レビューした62のワインのうち、90点以上はわずか6本。同じ号のスペインワインでは81本中90点以上は38本。明らかにスペインワインの方が低価格帯では評価が高いようです。
コスト・パフォーマンスのいいワイン、カリフォルニアももっと頑張ってほしいものです。
パーカーは冒頭で「そこそこの価格帯で素晴らしい品質のワインということで言うとカリフォルニアは西欧の大部分や、南アフリカ、オーストラリアなどに比べて大きく見劣りする」といっています。
実際、今回レビューした62のワインのうち、90点以上はわずか6本。同じ号のスペインワインでは81本中90点以上は38本。明らかにスペインワインの方が低価格帯では評価が高いようです。
コスト・パフォーマンスのいいワイン、カリフォルニアももっと頑張ってほしいものです。
みなさんのナパのイメージって何でしょう? Opus One? Robert Mondavi? Harlan Estate?
ナパはカベルネ・ソヴィニョンを中心にすばらしいワインをたくさん生み出していますが、一方で、カリフォルニアのワイン地域の中では際立ってスノッブなイメージがあります。一時期の収穫を極端に遅くするブームなど、流行に流される面があったり、濃すぎたり樽が強すぎたりといった、カリフォルニアワインのネガティブな印象に一番近いのもナパかもしれません。
そういった印象を打ち破るような新世代が芽生え始めているという記事がありました(A New Wave in Napa Valley | Outside the Bottle with Talia Baiocchi | Blogs | Wine Spectator)。
ここに出てくる若者たちは、それぞれがそれぞれの夢を持ち、流行に流されることなく自分のワインを作ろうとしています。
例えばKetan Modyは31歳。ダイアモンド・マウンテンの頂上にワンルームのキャビンを建てて住んでいます。樹齢50年の株仕立てのカベルネ・ソヴィニョンの畑からワインを作ろうとしています。
「農業のマンハッタン」と自嘲するほど土地が高いのが難点ではありますが、新世代がナパをどう変えていくのか面白いですね。
ナパはカベルネ・ソヴィニョンを中心にすばらしいワインをたくさん生み出していますが、一方で、カリフォルニアのワイン地域の中では際立ってスノッブなイメージがあります。一時期の収穫を極端に遅くするブームなど、流行に流される面があったり、濃すぎたり樽が強すぎたりといった、カリフォルニアワインのネガティブな印象に一番近いのもナパかもしれません。
そういった印象を打ち破るような新世代が芽生え始めているという記事がありました(A New Wave in Napa Valley | Outside the Bottle with Talia Baiocchi | Blogs | Wine Spectator)。
ここに出てくる若者たちは、それぞれがそれぞれの夢を持ち、流行に流されることなく自分のワインを作ろうとしています。
例えばKetan Modyは31歳。ダイアモンド・マウンテンの頂上にワンルームのキャビンを建てて住んでいます。樹齢50年の株仕立てのカベルネ・ソヴィニョンの畑からワインを作ろうとしています。
「農業のマンハッタン」と自嘲するほど土地が高いのが難点ではありますが、新世代がナパをどう変えていくのか面白いですね。
Wine Spectatorから「Insider」レポートが遅れる旨メールが来ました。
ペンシルバニア州では州が、酒類の販売を禁じているという報道があります。
なお、ニューヨーク州のロング・アイランドにはワイナリが多数ありますが、収穫後であり、大きな被害はなかったようです。
ペンシルバニア州では州が、酒類の販売を禁じているという報道があります。
なお、ニューヨーク州のロング・アイランドにはワイナリが多数ありますが、収穫後であり、大きな被害はなかったようです。
マスター・ソムリエ試験といえば、世界で200人弱しか受かっていない、ワイン業界の最難関の資格です。その試験に挑戦する4人の若いソムリエを映しだしたノンフィクション映画「Somm」が11月7日、Napa Valley Film Festivalで上映されます。その後9日、11日にも再映があります('Somm' to debut at Napa film festival)。
この映画、これまで秘中とされてきたマスター・ソムリエ試験のプロセスを映し出しています。ソノマのワイナリも出てくるということで、気になります。
この映画、これまで秘中とされてきたマスター・ソムリエ試験のプロセスを映し出しています。ソノマのワイナリも出てくるということで、気になります。
SOMM Documentary Trailer 1 from Forgotten Man Films on Vimeo.