ジンファンデルだけでワインパーティをしましょうというお誘いに乗り「Zin Fun Day 2020」と呼ぶパーティに参加してきました。
zin fun day
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集まったのはなんと60人。一人1本ワイン持ち込み(主催者に依頼もあり)で、こんなに多くのジンファンデルを一度に飲んだのはじめてというくらいジンファンデルが集まりました。
ワイン

主催したのはワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」で講師をしている谷口晋一郎さん。というわけで集まったメンバーの多くは生徒さんなどレコール関係で、「アカデミー・デュ・ヴァン」の私にとってはちょっとアウェイ(笑)。

ただ、谷口さんとは前から知り合いであり、私のことも会の最初の方で皆さんに紹介してもらったので、非常に楽しく時間を過ごすことができました。

私が持っていったのは「2015 スリー ライヴ・オーク ジンファンデル コントラ・コスタ・カウンティ」。コントラ・コスタのワイナリー「スリー(Three)」の単一畑もので、ここのワインの中では比較的高級なワインです(といっても希望小売価格4700円)。

スリーについては以前「100年超の畑のワインが3000円! 歴史伝えるワイナリー「スリー」」で詳しく書いています。

コントラ・コスタの北東部の海近くは深い砂地でフィロキセラがいないところ。そのおかげで1885年に自根で植えられたジンファンデル(フィールド・ブレンドでカリニャン、マタロ(ムールヴェードル)、プチ・シラーなども)がまだ生きているというとても貴重な場所です。ジンファンデルらしい、レッド・プラム、ラズベリー、ブルーベリーなどの果実味に、花の香りやナツメグ、シナモンなど軽いスパイス、エレガントさもあってとてもいいジンファンデルです。飲んでいただいた方々にも、好評でした。
持ち込みワイン
並べて撮ったのはベッドロックの「エヴァンジェーロ ヘリテージ・レッド・ワイン」。実はこれもコントラ・コスタのワインです。甘やかさのあるスリーとは対照的に、ベッドロックらしい複雑味のあるシリアスなワイン。これもさすがに美味しく、個人的にはスリーとこのベッドロックがこの日のベストでした(手前味噌ですみません)。

それ以外にも、国内最後の在庫だというマサイアソンのジンファンデルだったり、ターリーのホワイト・ジンファンデルなど、レア物もいろいろ。久しぶりに飲んだマルティネリのジュゼッペ・アンド・ルイーザは昔のイメージと一変。むちゃくちゃエレガントなスタイルになっていてびっくりしました。最初はこれはどうなんだろうと思いましたが、時間が経つにつれて複雑さがでてきて、そのあたりはさすが。

ただ一つ残念だったのは、これだけジンファンデルが集まったのに、「ジンファンデルの3R」のワインが一つもなかったこと。ローゼンブラム(Rosenblum)は日本にほとんど入ってきていないし、レイヴェンズウッド(Ravenswood)は近年ちょっと品質どうなのか、というところもありますが、リッジ(Ridge)がなかったのは寂しい。次回はリッジ持っていこうかと思った次第です。

それにしても楽しい会をありがとうございました。