日本人関連のワイナリの話題が続きますが,フリーマンのアキコズ・キュベ 2005がPinotReport誌で96点という高得点を得ています。
Ed Kurtzman氏の作るピノにはずれはないですね。すばらしい。フリーマンはエノテカが輸入しているので日本でも入手しやすいです(もう少し安いとさらにいいのですが)。
Ed Kurtzman氏の作るピノにはずれはないですね。すばらしい。フリーマンはエノテカが輸入しているので日本でも入手しやすいです(もう少し安いとさらにいいのですが)。
以前に紹介していますが,2007年2月に行われたPinot Noir世界一を選ぶPinot Noir Shootoutの結果が発表されています。どうして今頃かというと…
ちなみに1位はTR Elliottというワイナリの「Three Plumes」というピノ。ほとんど知られていないワイナリです。このワイン,ワイナリのオンラインショッピングで購入可能です。
あと,気になったのは3位に入っているBogleのRussian River Valley Pinot Noir。なんと13ドルです。テイスティング・ノートを見ると
ということで食事に合いそう。Parkerの掲示板を見ても,QPR(コストパフォーマンスがいい)ピノとしてしばしば名前が挙がっています。生産量1万7000ケースということで,こういうワインはぜひとも日本に入ってきてほしいものです。
追記:ボーグル,入ってますね。でもUS13ドルが2980円はちょっと高いよなあ。この値段ならやっぱりSiduri買います。2000円くらいになってほしいところ。
ということだそうです。私市さんのワインは91点ということで,上位4分の1くらいに入っています。"2月にあったワインイベント、Pinot Noir Shootoutの結果が半年後の夏に出され、そのeMAILが8月頃レベッカに届いた。(なんとアメリカらしい。) そして、レベッカから2ヶ月かかって私に届いた。(彼女が私に連絡をするのを忘れていたので)"
幻ワイン醸造日記 : Pinot Noir Shootout
ちなみに1位はTR Elliottというワイナリの「Three Plumes」というピノ。ほとんど知られていないワイナリです。このワイン,ワイナリのオンラインショッピングで購入可能です。
あと,気になったのは3位に入っているBogleのRussian River Valley Pinot Noir。なんと13ドルです。テイスティング・ノートを見ると
Male: Velvet, raspberry, cherry, and a hint of cola on the nose. Very sexy on palate with a silky texture. Soft – Russian River style, raspberry, cinnamon and allspice. Generous and very satisfying. Nicely balanced and complex. Good with food.
Female: Oak, sweet cinnamon and ripe cherry aromas evolving to nice strawberry, raspberry, cinnamon flavors with nice acidity. Good complexity. Even better with food.
ということで食事に合いそう。Parkerの掲示板を見ても,QPR(コストパフォーマンスがいい)ピノとしてしばしば名前が挙がっています。生産量1万7000ケースということで,こういうワインはぜひとも日本に入ってきてほしいものです。
追記:ボーグル,入ってますね。でもUS13ドルが2980円はちょっと高いよなあ。この値段ならやっぱりSiduri買います。2000円くらいになってほしいところ。
恵比寿で開かれたカリフォルニアワイン グランド テイスティング(ワインインスティテュート主催)に参加してきました。1時間あまりと短い時間で,しかも全くメモも取らなかったため,記憶が曖昧なところもありますが,覚えている範囲で印象を。また,全種類を飲む根性はなかったので,気になるワインをつまみ食いした感じです。
今回は,1000円台~3000円台の割とカジュアルなワインが多かったように思いました。実際に数が出るのはそこでしょうから,あまり高価なワインばかりが並ぶよりも現実的だと思います。とはいえ,「これは掘り出し物だ」というようなワインにも出会わなかったのは事実。どちらかというと定評あるワインのおいしさを確認するようなところがありました。
白で一番おいしかったのはPatz&HallのDutton Ranch。Patz&Hallも久々に口にした気がしますが,相変わらずおいしいです。フレッシュさと芳醇さ,どちらも際立っていました。これと並んであったSaintsburyのChardonnayも同タイプで少しこじんまりしてますが,これもおいしかったです。Saintsburyは定価で3000円そこそこですから大分お買い得。欲を言えばこれが2500円くらい(米国では16~20ドルくらい)で買えると文句の付けようがなくなるのですが。
白ではもっと安いものもいろいろ試飲しましたが,ほかに印象に残ったのはClos LaChanceのunoakedのシャルドネくらいです。Kendall-JacksonのVintner's Reserveも意外においしかったですが。
赤は白以上に,これはというのが難しいところ。割と印象に残ったものを挙げておくと,Benjamin Silverのピノ,バーハム・メンデルソン(Au Bon Climatのジム・クレンデネンがRRVのブドウで作るピノ),Siduri Sonoma County Pinot Noir,SaintsburyのPinot Noir。Fort Rossのピノ。KenwoodのOld Vine Zinfandel。Syrahもいくつか飲みましたが,これというのは… Cabernet系ももう一つ。
知っている方にも何人かお会いしました。東急百貨店の●●さんに,いきなり「痩せましたね」と言われたのにはちょっと笑ってしまいましたが。
今回は,1000円台~3000円台の割とカジュアルなワインが多かったように思いました。実際に数が出るのはそこでしょうから,あまり高価なワインばかりが並ぶよりも現実的だと思います。とはいえ,「これは掘り出し物だ」というようなワインにも出会わなかったのは事実。どちらかというと定評あるワインのおいしさを確認するようなところがありました。
白で一番おいしかったのはPatz&HallのDutton Ranch。Patz&Hallも久々に口にした気がしますが,相変わらずおいしいです。フレッシュさと芳醇さ,どちらも際立っていました。これと並んであったSaintsburyのChardonnayも同タイプで少しこじんまりしてますが,これもおいしかったです。Saintsburyは定価で3000円そこそこですから大分お買い得。欲を言えばこれが2500円くらい(米国では16~20ドルくらい)で買えると文句の付けようがなくなるのですが。
白ではもっと安いものもいろいろ試飲しましたが,ほかに印象に残ったのはClos LaChanceのunoakedのシャルドネくらいです。Kendall-JacksonのVintner's Reserveも意外においしかったですが。
赤は白以上に,これはというのが難しいところ。割と印象に残ったものを挙げておくと,Benjamin Silverのピノ,バーハム・メンデルソン(Au Bon Climatのジム・クレンデネンがRRVのブドウで作るピノ),Siduri Sonoma County Pinot Noir,SaintsburyのPinot Noir。Fort Rossのピノ。KenwoodのOld Vine Zinfandel。Syrahもいくつか飲みましたが,これというのは… Cabernet系ももう一つ。
知っている方にも何人かお会いしました。東急百貨店の●●さんに,いきなり「痩せましたね」と言われたのにはちょっと笑ってしまいましたが。
Wine Library TVのGary VaynerchukがOpus One 2004,Silver Oak Alexander Valley 2003,Ramey Larkmead Cabernet Sauvignon 2005の3本をブラインド・テイスティング(3本のどれかであるということは分かった上でのブラインド)しています。Wine Libraryでの価格はそれぞれ135ドル,51ドル,66ドルという高級カベルネです。
せっかくのブラインドなので結果は見てのお楽しみとしたいところですが,20分も見られないよ,という人も多いと思うので,早く結果を知りたい方はこちらをどうぞ。#338の結果のところです。
ところで,これらの日本での価格を見るとやはりOpus Oneは突出して高いです。日本のショップが「セカンド」と称するOvertureで米国のOpus Oneと同じくらいの価格。レイミーのラークミードは日本に入っているかどうか分かりませんが,ワイナリ価格が同等のダイヤモンド・マウンテン,半額のクラレット,もっと高いジェリコ・キャニオンは入手可能です。クラレットなど,セール品のときはねらい目だと思います。シルバー・オークは昔は好きでしたけどね。思い出は思い出のままにしておいた方がよさそうです。
せっかくのブラインドなので結果は見てのお楽しみとしたいところですが,20分も見られないよ,という人も多いと思うので,早く結果を知りたい方はこちらをどうぞ。#338の結果のところです。
ところで,これらの日本での価格を見るとやはりOpus Oneは突出して高いです。日本のショップが「セカンド」と称するOvertureで米国のOpus Oneと同じくらいの価格。レイミーのラークミードは日本に入っているかどうか分かりませんが,ワイナリ価格が同等のダイヤモンド・マウンテン,半額のクラレット,もっと高いジェリコ・キャニオンは入手可能です。クラレットなど,セール品のときはねらい目だと思います。シルバー・オークは昔は好きでしたけどね。思い出は思い出のままにしておいた方がよさそうです。
オレゴン州でワインのラベルにブドウの品種を記すための規定が少し弱くなります。現行90%以上,その品種を使っていないといけなかったのが,カリフォルニア並みの75%になります。
それから,Pinot Gris,Pinot GrigioについてはこれまでPinot Grisという表記しか認められていなかったのが,Pinot Grigioでもいいということになりました。カリフォルニアなどでは既にPinot Grigioの方がメジャーな名前のような気がするので,これは朗報なのではないでしょうか。
オレゴン州の主な品種であるPinot Noirに関しては,もともとほとんどが100%Pinot Noirで作られているので,この影響はほとんどないでしょう。カベルネのようにブレンドして使うのが主流な品種では,少し影響があるだろうと見られています。"wine-labeling rules for the first time in 30 years — a move that gladdens some, but not all, winemakers."
Local News | Oregon regulators ease rules for wine labeling | Seattle Times Newspaper
それから,Pinot Gris,Pinot GrigioについてはこれまでPinot Grisという表記しか認められていなかったのが,Pinot Grigioでもいいということになりました。カリフォルニアなどでは既にPinot Grigioの方がメジャーな名前のような気がするので,これは朗報なのではないでしょうか。
Firestone売却のニュースは以前に書きましたが,Firestone家の当主であるAdam Firestone氏がその背景についてインタビューに答えています。
Bill Foleyとの交渉は,特にこれのために新たに始めたということではなく,以前のワイナリを売却していらいの付き合いの中で自然に始まったようです。他にも買いたいといってくるところはあったのですが,付き合いやこれまでの経緯(Foleyが買収後のワイナリを大事に運営していること)などからFoleyに決めたとのこと。
ワイナリ・ビジネスというのを知るためにはなかなか興味深い読み物になっていると思います。
簡単に言ってしまえば,Firestoneのワイナリが大きくなりすぎて,家族経営で管理できる範囲を超えてしまったことが売却を決意した理由のようです。その背後にはPaso RoblesやSanta YnezのCurtisなど,もっと小さなオペレーションで運営するワイナリを並行して始めたことや,ブルワリーの成功といったものもあるようです。"In a candid interview with Adam Firestone, the former President of Firestone Family Estates, Dennis Schaefer asks him to reveal why yet another family winery was gobbled up - and what did not get sold in the transaction."
Firestone Vineyard Sold - Santa Ynez Valley
Bill Foleyとの交渉は,特にこれのために新たに始めたということではなく,以前のワイナリを売却していらいの付き合いの中で自然に始まったようです。他にも買いたいといってくるところはあったのですが,付き合いやこれまでの経緯(Foleyが買収後のワイナリを大事に運営していること)などからFoleyに決めたとのこと。
ワイナリ・ビジネスというのを知るためにはなかなか興味深い読み物になっていると思います。
shina_poohさんが,ミシュランのサンフランシスコ,ベイエリア,ワインカントリー版のまとめを掲載されています。
French Laundryはさすがですね。予約の取れないレストランとしても知られています。そういえば前のブログにFrench Laundryで予約を取る技?といった記事を書いたことがありますが,今でもそういうニーズはあるのでしょうか。元ネタは英語のブログですが,また載せてもいいかな?
Napa,Sonomaはほかにもたくさんのレストランが星付きになっています。残念ながらほとんど行ったことありませんが。ただ,HealdsburgのDry Creek Kitchenは星がなくなってしまったそうです。
"世界で最も予約が取りにくいレストランの1つと言われている Napa の覇者 French Laundry は、2年連続堂々の3つ星。同じ Thomas Keller がオーナーを務める Napa の Bouchon は昨年同様1つ星。"
shina_poohな日々@San Francisco。 : No.341 サンフランシスコ版ミシュラン(Michelin Guide San Francisco, Bay Area & Wine Country 2008)
French Laundryはさすがですね。予約の取れないレストランとしても知られています。そういえば前のブログにFrench Laundryで予約を取る技?といった記事を書いたことがありますが,今でもそういうニーズはあるのでしょうか。元ネタは英語のブログですが,また載せてもいいかな?
Napa,Sonomaはほかにもたくさんのレストランが星付きになっています。残念ながらほとんど行ったことありませんが。ただ,HealdsburgのDry Creek Kitchenは星がなくなってしまったそうです。
ジェンセンは速攻で売り切れていましたが,ほかは残っています。今から2~3年以内に飲むなら,ミルズがいいと思います。セレックだったら5年は我慢したいところ。
ところで,カレラといえば「ロマネコンティのクローン」であるという伝説があるわけですが,近年は「Chaloneから入手した」などと,それを否定するような言い方をしているようです。
ただ,2001年ころまではもっと詳しいことを説明しています。
と状況を説明。これを湿ったコットンに包んでコートの中に入れて持ち帰り,友人の畑で接木したとまで述べています。このうち25本が成長して,カレラの苗木になったそうです。
ちなみに,肝心の畑については,この記事でも口をつぐんでいますが,彼が働いたのが「Dujac, DRC, Comte de Vogüé and Clair Dau」であり,このどこかであることは間違いないのでしょう。
では,なぜJosh Jensenはクローンの話をしないようになったのでしょうか。一つには,法律に触れるからということがあると思います。2000年に処罰が強化され,米国の農務省がこの問題を重視する姿勢を見せたことが影響している可能性があります。最悪な場合,畑の木を全部抜くように命令される可能性があるのです。それと,Josh Jensen自身「So many people believe clones are the magic bullet. I don't believe that」と,クローンをさほど重く見ていないことも関係するのかもしれません。
ところで,僕も知らなかったのですが,この記事にはもう一つ興味深い記述があります。カレラの畑のうち,ReedとSelleckは実際にこのクローンが全部使われていますが,一番有名なJensenに関して言えばわずか1/3しか使われていないそうです。残りの2/3はカリフォルニアで調達した苗木だそうです。それでもやっぱりカレラ・ジェンセンは「カリフォルニアのロマネコンティ」なのでしょうか。
ところで,カレラといえば「ロマネコンティのクローン」であるという伝説があるわけですが,近年は「Chaloneから入手した」などと,それを否定するような言い方をしているようです。
ただ,2001年ころまではもっと詳しいことを説明しています。
"In the early 1970s, Jensen spent a couple of years in Burgundy, where he apprenticed himself to several winemakers, including those at Domaine de la Romanée-Conti and Domaine Dujac. "I became quite friendly with the owners," he recounts, "and eventually worked up the courage to ask them for cuttings I could take back to California. This was in 1973, before I had any vineyard land of my own. They said, 'You know what you want and where to find it. Go ahead and make your cuttings, just don't butcher the vines.'" Having secured their blessing, Jensen says that he was "mighty careful what I cut.""
The Wine News Magazine "Suitcase Clones The smugglers' legacy in California's esteemed pinot noir vineyards"
と状況を説明。これを湿ったコットンに包んでコートの中に入れて持ち帰り,友人の畑で接木したとまで述べています。このうち25本が成長して,カレラの苗木になったそうです。
ちなみに,肝心の畑については,この記事でも口をつぐんでいますが,彼が働いたのが「Dujac, DRC, Comte de Vogüé and Clair Dau」であり,このどこかであることは間違いないのでしょう。
では,なぜJosh Jensenはクローンの話をしないようになったのでしょうか。一つには,法律に触れるからということがあると思います。2000年に処罰が強化され,米国の農務省がこの問題を重視する姿勢を見せたことが影響している可能性があります。最悪な場合,畑の木を全部抜くように命令される可能性があるのです。それと,Josh Jensen自身「So many people believe clones are the magic bullet. I don't believe that」と,クローンをさほど重く見ていないことも関係するのかもしれません。
ところで,僕も知らなかったのですが,この記事にはもう一つ興味深い記述があります。カレラの畑のうち,ReedとSelleckは実際にこのクローンが全部使われていますが,一番有名なJensenに関して言えばわずか1/3しか使われていないそうです。残りの2/3はカリフォルニアで調達した苗木だそうです。それでもやっぱりカレラ・ジェンセンは「カリフォルニアのロマネコンティ」なのでしょうか。
日本ではBVといっても知らない人が多いのではないかと思いますが,米国ではBeaulieu Vineyardと言えば,MondaviやGallo,Beringerなどと並ぶ有名ブランド。どこのスーパーにも置いてあるし,フラグシップのGeorges de Latour Private Reserve Cabernet Sauvignonは高級ワインの代名詞的存在でもあります。
そのBVがGeorges de Latourの醸造に特化した設備を2008年の収穫時期までに作ることを発表しました。温度調節付きの醸造タンクや大樽,回転機能付きの小樽のラックなど,さまざまな技術を織り込んだものになるようです。
"Beaulieu Vineyard announced today that it will create a self-contained, state-of-the-art winemaking facility dedicated solely to the production of its flagship wine, Georges de Latour Private Reserve Cabernet Sauvignon, one of Napa Valley’s iconic, benchmark wines."
Napa Valley Register | Beaulieu Vineyard will create facility for iconic reserve wine
そのBVがGeorges de Latourの醸造に特化した設備を2008年の収穫時期までに作ることを発表しました。温度調節付きの醸造タンクや大樽,回転機能付きの小樽のラックなど,さまざまな技術を織り込んだものになるようです。
Wassy'sの在庫一掃セールで,かなり追加のワインが出ていました。とりあえずめぼしいところを挙げておきますが,一押しはAlbanのSyrahでしょうか。「ロバート・パーカーが選ぶ世界の極上ワイン」でも取り上げられているワイナリですが,日本ではほとんど見たことありません。米国でも40ドル以上するので5050円はお買い得だと思います。AraujoのGrappaもレア品です。
さすがにピノなどはあっという間になくなりましたが,まだこれはというのがいくつかあります(主にNO2のページ)。例えば,3000円以下の価格帯が中心なので異常に高く見える17325円のポールホブスのカベルネ。これ,ワイナリ価格が235ドルで,Wine Advocate誌では97点。柳屋では29800円で出て即日売り切れています。ターンブルのオールド・ブル・レッドも国内3000円以上は確実なのが2284円。先日,WSのポイントでコスト・パフォーマンスが高いワインとして紹介したスモーキング・ルーンのカベルネも米国で9ドルなのが1027と,ほぼ同価格です。5000円以上買うと送料無料なのもワインショップにしては珍しく,ありがたいところ。
下のリンクからどうぞ。
下のリンクからどうぞ。
これはつべこべ説明するより見てもらった方が早いです。ただし,どんどん売り切れますので,お早めに。あと,サイトが重いときが多いので辛抱強く。
下のリンクからアウトレットワインのページ(2ページあります)へどうぞ。
下のリンクからアウトレットワインのページ(2ページあります)へどうぞ。
Piero Antinoriと言えば,イタリアのワイン界の巨人として僕でも知っており,最近ではStag's Leap Wine Cellarsの買収にもからんでいますが,彼がかつてAtlas Peakというワイナリを持っていたのはご存知でしょうか。
Atlas Peakはカリフォルニアで最高のSangioveseを作ろうと,自らイタリアの苗木を運んで始めたプロジェクトでしたが,あまりうまくいかず,現在はブランド名だけが残った形になっています。
ですがAntinoriはあきらめず,最初の同志と分かれた後,Atlas Peakのワイナリや畑を購入して新しいプロジェクトを始めました。それがAntica Wineryです。当初は300ケースのChardonnayと1200ケースのCabernetというほそぼそとした形でスタートしています。Sangioveseに関してはあきらめたようです。
Antinoriはワシントン州のCh. Ste. Michelleと提携しており,ワインのほとんどはSte. Michelleを通じてレストランなどに売られるとのこと。
Cabernetはかなりおいしそうです。日本にも入らないでしょうか。
元記事はこちらとこちら。
Atlas Peakはカリフォルニアで最高のSangioveseを作ろうと,自らイタリアの苗木を運んで始めたプロジェクトでしたが,あまりうまくいかず,現在はブランド名だけが残った形になっています。
ですがAntinoriはあきらめず,最初の同志と分かれた後,Atlas Peakのワイナリや畑を購入して新しいプロジェクトを始めました。それがAntica Wineryです。当初は300ケースのChardonnayと1200ケースのCabernetというほそぼそとした形でスタートしています。Sangioveseに関してはあきらめたようです。
Antinoriはワシントン州のCh. Ste. Michelleと提携しており,ワインのほとんどはSte. Michelleを通じてレストランなどに売られるとのこと。
Cabernetはかなりおいしそうです。日本にも入らないでしょうか。
元記事はこちらとこちら。
台湾でブドウ畑に数え切れないほどのミミズが現れ,「地震が来る前兆ではないか」という騒ぎがありました。
畑の持ち主によると,ミミズは200~300kgくらいにはなるのではないかということで,40年前にその畑を買って以来,こんなことは初めてだとのこと。
地震の前兆かと専門家に調べてもらったところ,どうやら台風の影響らしいことが判明。近くの畑ではミミズが現れていないことを知り畑の持ち主もほっと一息ついたとか。
ミミズは湿ったところが好きですが,台風の影響で地下水が増え,湿度が上がりすぎたのが地表に出てきた理由だそうです。
食事中の方,もうしわけありませんでした。
"Taipei - Hundreds of thousands of earthworms appeared in a Taiwan vineyard, prompting the owner to consult an expert out of fear that a strong earthquake might be coming soon, a newspaper said on Monday."
Thousands of earthworms in Taiwan vineyard trigger quake fears : Nature Environment
畑の持ち主によると,ミミズは200~300kgくらいにはなるのではないかということで,40年前にその畑を買って以来,こんなことは初めてだとのこと。
地震の前兆かと専門家に調べてもらったところ,どうやら台風の影響らしいことが判明。近くの畑ではミミズが現れていないことを知り畑の持ち主もほっと一息ついたとか。
ミミズは湿ったところが好きですが,台風の影響で地下水が増え,湿度が上がりすぎたのが地表に出てきた理由だそうです。
食事中の方,もうしわけありませんでした。
「100ドルの価値は10点!?――WSのカベルネ・レイティングより カリフォルニアワインのお勝手口」の記事の最後で紹介した,ポイントvs.価格が一番いいワインのリストの中で国内で入手できるものを紹介しておきます。キャッスル・ロックは今柳屋のお勧めピノでも出ていますが,確かにコスト・パフォーマンスの高さで米国でも評価されているようです。ただ,米国の価格が12ドル程度なのが2400円するのはちょっといかがなものか,という気もします。日本でのお買い得感は6ドル高いステルツナーの方が上ですね。
カーター,メルカ,シュレイダーは日本にはもっと高いものしか入ってきていないようです。
カーター,メルカ,シュレイダーは日本にはもっと高いものしか入ってきていないようです。
カリフォルニアワイン・ファンにはおなじみWassy'sで,急にセールが始まりました。要は在庫整理ということらしいです。「眠ってるワインを膨大なリストから掘り起こして、適当に値付け中です」とのことなので,後からいろいろ増える可能性大です。毎日チェックするのが吉かも。また,売り切れ終了なので,注意してください。とりあえず,今出ているところから,現地価格と比べてもそん色ないものをリストアップしておきます。
takuyaさんも書いていますが,Wine Spectator誌がCalifornia Cabernetのレイティング一覧を公開しています。全部で539種ものワインを載せており,まあこの評価をどう見るかは置いておくとして,なかなかの壮観なのですが,ついでに相関などを調べたくなってしまったわけです。
この539種のワインを価格とポイントでプロットすると次のようなグラフになります。
なんだか分かったような分からないような感じですが,Excelの分析ツールを使って相関分析をした結果が次。
これによると「WSのレイティング=価格×0.039221764+84.15429433」で表現できることになります。つまり価格100ドルの価値はレイティングにするとわずか4点ということ。ただし,決定係数が0.197990898ですから,レイティングの8割は価格以外の要素で決まっていることになります。
ちょっと決定係数が低いので,価格を100ドル未満に絞って,調べなおしてみました。
今度は決定係数が0.240121122と,少し上がりました。計算式の方は
レイティング=価格×0.097550351+81.32840905
となります。1ドルの価値は先ほどの2.5倍くらい上がって100ドルで10点くらい上がる計算です。ちなみに,点数75点以下のワインを除いて計算しなおすと,決定係数は0.3を超え,先ほどより大分説明力が増します(計算式はほぼ同じです)。
というわけで,WSにおいては100ドルの価値は10点というのが妥当なところでしょうか(真に受けないでください,笑)。
ちなみに,調べ物ついでにグラフの上辺に当たるワイン(そのポイント以上のワインで一番安いワインを調べた結果を載せておきます。これが,今回のリストの中では一番コスト・パフォーマンスが高いワインということ。
余談ですが,これ作るのにWSのWebサイトのソースを見たのですが,あまりの汚さに卒倒しそうになりました。XHTML 1.0 Transitionalなのに,タグは大文字と小文字が混在するは,閉じてないタグはたくさんあるはで,これをちゃんと表示するブラウザって偉いなあと思いました(笑)。
この539種のワインを価格とポイントでプロットすると次のようなグラフになります。
なんだか分かったような分からないような感じですが,Excelの分析ツールを使って相関分析をした結果が次。
これによると「WSのレイティング=価格×0.039221764+84.15429433」で表現できることになります。つまり価格100ドルの価値はレイティングにするとわずか4点ということ。ただし,決定係数が0.197990898ですから,レイティングの8割は価格以外の要素で決まっていることになります。
ちょっと決定係数が低いので,価格を100ドル未満に絞って,調べなおしてみました。
今度は決定係数が0.240121122と,少し上がりました。計算式の方は
レイティング=価格×0.097550351+81.32840905
となります。1ドルの価値は先ほどの2.5倍くらい上がって100ドルで10点くらい上がる計算です。ちなみに,点数75点以下のワインを除いて計算しなおすと,決定係数は0.3を超え,先ほどより大分説明力が増します(計算式はほぼ同じです)。
というわけで,WSにおいては100ドルの価値は10点というのが妥当なところでしょうか(真に受けないでください,笑)。
ちなみに,調べ物ついでにグラフの上辺に当たるワイン(そのポイント以上のワインで一番安いワインを調べた結果を載せておきます。これが,今回のリストの中では一番コスト・パフォーマンスが高いワインということ。
CHARLES SHAW Cabernet Sauvignon California 2003 | $2 | 82 |
STEVENOT Cabernet Sauvignon Central Coast Red Rover 2005 | $8 | 84 |
SMOKING LOON Cabernet Sauvignon California 2005 | $9 | 85 |
CASTLE ROCK Cabernet Sauvignon Napa Valley 2005 | $12 | 86 |
STELTZNER Claret Napa Valley 2005 | $18 | 87 |
BONANNO Cabernet Sauvignon Napa Valley 2004 | $20 | 88 |
CONN CREEK Cabernet Sauvignon St. Helena Collins Vineyard 2003 | $28 | 89 |
V. SATTUI Cabernet Sauvignon Napa Valley 2004 | $29 | 90 |
CHIARELLO FAMILY Cabernet Sauvignon Napa Valley Bambino 2004 | $35 | 91 |
MELKA Cabernet Sauvignon Napa Valley CJ 2004 | $45 | 92 |
V. SATTUI Cabernet Sauvignon Napa Valley Morisoli Vineyard 2004 | $48 | 93 |
CLIFF LEDE Cabernet Sauvignon Stags Leap District 2003 | $50 | 94 |
CARTER Cabernet Sauvignon Napa Valley Beckstoffer To Kalon Vineyard H&C 2004 | $65 | 96 |
SCHRADER Cabernet Sauvignon Napa Valley CCS Beckstoffer Vineyards 2004 | $75 | 97 |
余談ですが,これ作るのにWSのWebサイトのソースを見たのですが,あまりの汚さに卒倒しそうになりました。XHTML 1.0 Transitionalなのに,タグは大文字と小文字が混在するは,閉じてないタグはたくさんあるはで,これをちゃんと表示するブラウザって偉いなあと思いました(笑)。
Wine Spectator誌が毎年選出するDistinguished Service Awardとして,2007年はCaymusのChuck WagnerとフランスのChâteau Lynch-BagesのJean-Michel Cazesが選ばれました。
一覧のページに過去の受賞者が載っていますが,1982年に始まったこの賞,当初はChristian BrothersのAlfred Fromn,GalloのErnest & Julio Gallo,Robert Mondavi,Maynard A. Amerine,Andre Tchelistcheffとカリフォルニアワインの偉人が並んでいますが,1990年代からはワールドワイドで選出されるようになっています。ちなみに昨年はPlumpjackのGavin Newsomといった渋いところが選ばれています。いち早くスクリューキャップを採用したことが評価されたのでしょう。
"2007 Distinguished Service Award: Chuck Wagner"
Wine Spectator | Articles | 2007 Distinguished Service Award: Chuck Wagner
一覧のページに過去の受賞者が載っていますが,1982年に始まったこの賞,当初はChristian BrothersのAlfred Fromn,GalloのErnest & Julio Gallo,Robert Mondavi,Maynard A. Amerine,Andre Tchelistcheffとカリフォルニアワインの偉人が並んでいますが,1990年代からはワールドワイドで選出されるようになっています。ちなみに昨年はPlumpjackのGavin Newsomといった渋いところが選ばれています。いち早くスクリューキャップを採用したことが評価されたのでしょう。
LongoriaのFe Ciegaというピノは,まださほど有名ではありませんが,Peter Cargasacchi氏がわざわざテイスティング・ノートを投稿するくらいだから,かなりの実力だと思います。米国の小売価格だと40ドル台前半のところもあるので,価格はちょっと高めですが,飲む価値はありそうです。
オールド・ヴィンテージのワインを中心とする「築地ワインマーケット 古葡萄」で1990年代のカリフォルニアワインがいくつか税別5000円以下とかなり安く出ています。米国で現在流通している価格と同じか,安いかといったところ。
パリ・テイスティングで白ワイントップだったモンテリーナのワインメーカーとして一躍名を馳せたMike Grgichが作ったGrgich Cellars。ここの1995年のカベルネが5000円です。これは米国の市価よりも安いです。ヴィンテージとしては良程度のところ。Wine Spectatorは91点を付けているようです。お勧め。
ウォルト・ディズニーの孫が作ったことで知られるSilveradoの1996 Cabernetは4000円。米国の市場価格もこれくらいです。若い4000円のCabを買うならこっちを選ぶかなあ。まあ,上のワインの方が大分格上だと思います。
カレラのMt. Harlan Chardonnayは4200円。カリフォルニアのこれくらい古いシャルドネはあまり飲んだことありませんが,もしかしたら大ヒットになるかも。
あと,おまけでゆみたちもお気に入りというタンタラの単一畑(ディアバーグ)ピノ。6400円は米国の市価とさほど変わらない値段。ヴィンテージは2005年です。
もう一個おまけでカリフォルニアでもありませんが,このショップで「お買い得大放出コーナー」というのを見たら1万円超のワインばかりでちょっとびっくり。50%引きで4万5000円なんていうのもあります。安いのかどうか僕には判断できません(^^;)。
パリ・テイスティングで白ワイントップだったモンテリーナのワインメーカーとして一躍名を馳せたMike Grgichが作ったGrgich Cellars。ここの1995年のカベルネが5000円です。これは米国の市価よりも安いです。ヴィンテージとしては良程度のところ。Wine Spectatorは91点を付けているようです。お勧め。
ウォルト・ディズニーの孫が作ったことで知られるSilveradoの1996 Cabernetは4000円。米国の市場価格もこれくらいです。若い4000円のCabを買うならこっちを選ぶかなあ。まあ,上のワインの方が大分格上だと思います。
カレラのMt. Harlan Chardonnayは4200円。カリフォルニアのこれくらい古いシャルドネはあまり飲んだことありませんが,もしかしたら大ヒットになるかも。
あと,おまけでゆみたちもお気に入りというタンタラの単一畑(ディアバーグ)ピノ。6400円は米国の市価とさほど変わらない値段。ヴィンテージは2005年です。
もう一個おまけでカリフォルニアでもありませんが,このショップで「お買い得大放出コーナー」というのを見たら1万円超のワインばかりでちょっとびっくり。50%引きで4万5000円なんていうのもあります。安いのかどうか僕には判断できません(^^;)。
南カリフォルニアのワイン栽培地域であるTemecula Valleyで,酔っ払った観光客の多さが問題になっているそうです。1日に訪問するワイナリの数を制限するようにお願いするところまでいっています。
一方,バスやリムジンの運転手としては,設備を壊すなどの問題がなければ,少々にぎやかになったところでそれを止めるのは難しいというのが現実。結局ワイナリに行くというのはそういう楽しみでもあるからです。
ところで,ワイナリ観光のメッカであるナパでは意外にもそういった問題はあまり表面化していないとのこと。多くのワイナリが試飲を有料にしているのがその理由ではないかと,V.SattuiのオーナーDaryl Sattuiは言っています。ただ,おおっぴらには言えないもののリムジンを嫌がっているワイナリオーナーは少なからずいるようです。
みなさんもワイナリ観光行くときは酔っ払いすぎないように気を付けて。米国は日本ほど酔っ払いに寛容ではありませんので。
バスやリムジンで来た観光客は飲酒運転のことを考えなくていいので,際限なく飲んでしまいがち,というのがその原因。大声で騒ぐことで,他の客に不快感を与えるということもあるようです。"In an effort to curb drunkenness, the Temecula Valley Wine Association in southern California is asking people not to visit too many wineries."
American wineries call for curb on drunken visitors - decanter.com - the route to all good wine
一方,バスやリムジンの運転手としては,設備を壊すなどの問題がなければ,少々にぎやかになったところでそれを止めるのは難しいというのが現実。結局ワイナリに行くというのはそういう楽しみでもあるからです。
ところで,ワイナリ観光のメッカであるナパでは意外にもそういった問題はあまり表面化していないとのこと。多くのワイナリが試飲を有料にしているのがその理由ではないかと,V.SattuiのオーナーDaryl Sattuiは言っています。ただ,おおっぴらには言えないもののリムジンを嫌がっているワイナリオーナーは少なからずいるようです。
みなさんもワイナリ観光行くときは酔っ払いすぎないように気を付けて。米国は日本ほど酔っ払いに寛容ではありませんので。
ハートフォード・コートはソノマでもそこそこ高く評価されているワイナリ。ピノだけでも6種類くらい出しており,Land's Edgeはそこでは多分一番普及帯。それでもワイナリ価格で45ドルします(市販では30ドル台前半のところもあります)。CellarTrackerにおける評価もかなり高いものが並んでいます。4790円は,米国の市販価格と比べるとさほどではありませんが,ワイナリ価格より安いのはうれしいところ。
San Sakana Cellarsのご厚意により,ワイン会を開きたいと思います。このところちょっと立て込んでいるので,10/31か11/7あたりを考えています。場所は多分CWGにするでしょう。
ワインは2006 Viognier Catie's Corner,2005 Syrah White Hawk/Los Madres/Trioの計4本。ワイン代はいただかないので,持ち込み料+料理代が費用になります。
また,参加いただいた方には,ブログなどで感想を書くことを条件にさせていただきます。
参加希望の方は,ここへのコメント,メールあるいはmixiのメッセージなどでご連絡ください。ワイン4本なので参加は自分含めて4人までにしたいと思います。
ワインは2006 Viognier Catie's Corner,2005 Syrah White Hawk/Los Madres/Trioの計4本。ワイン代はいただかないので,持ち込み料+料理代が費用になります。
また,参加いただいた方には,ブログなどで感想を書くことを条件にさせていただきます。
参加希望の方は,ここへのコメント,メールあるいはmixiのメッセージなどでご連絡ください。ワイン4本なので参加は自分含めて4人までにしたいと思います。
セントラル・コーストはワイナリの日々を支えるためにあると言われる,収益重視のワイン。外から購入したブドウを使っているので,いわゆる「ロマネ・コンティ」うんぬんとは無関係です。そういうわけで,ちょっとこれまでこのワインは軽視していたのですが,他のワインがいろいろ値上がりする昨今。3000円台ならまあまあではないかという気もしてきました。20ドル代前半という米国の価格を考えるともう少し安いともっとうれしいのですが。2006年からはコルクに代えてガラス栓を使っているということで,その点でも注目です。
二つ前の記事で書いたシドゥーリですが,あの方法でよかったのかどうか,ちょっと反省しているところもあります。ワインショップの誇大広告は堀賢一さんも,しばしば指摘しているところであり,日本のワイン業界が成熟していかない一つの原因にもなっていると思います。例えば「パーカーが94点を付けた」(ヴィンテージの)ワインだとか「パーカーが95点を付けた」(ことがかつて1回あったワイナリの)ワイン,みたいな宣伝です。
今回の場合,そういった意図的なミスリーディングではなく,ソースが英文であったことからの誤解だったと思うのですが,上記のような状況への警鐘といったことが頭に少しあったため,糾弾するような書き方をしてしまいました。もっと先に「誤解ではないか」ということをショップに連絡してから書くべきではなかったかと,少し反省しています。(「少し」というのは柳屋の場合メルマガとWebページの表現が違っていて,Webではあたかも既成事実のように受け取れる表現をしていたことがちょっと引っかかっているからです)
ここを読んでおられる方の意見もお聞きできたらと思います。
今回の場合,そういった意図的なミスリーディングではなく,ソースが英文であったことからの誤解だったと思うのですが,上記のような状況への警鐘といったことが頭に少しあったため,糾弾するような書き方をしてしまいました。もっと先に「誤解ではないか」ということをショップに連絡してから書くべきではなかったかと,少し反省しています。(「少し」というのは柳屋の場合メルマガとWebページの表現が違っていて,Webではあたかも既成事実のように受け取れる表現をしていたことがちょっと引っかかっているからです)
ここを読んでおられる方の意見もお聞きできたらと思います。
ナパでカスタム・クラッシュが増えているそうです。カスタム・クラッシュとはブドウを持ち込んでプレス,醸造,さらには貯蔵やボトリングまで行う設備のこと。ワイナリ設備を持たない小さなワイナリが使います。ワイナリの機器は高価なので,共有のものを使うことでコストが抑えられるわけです。Crushpadも一種のカスタム・クラッシュです。
以前,Wine 2.0という話を書きましたが,ワインの世界でもロングテール(書籍などの世界で小部数のものの積み重ねが一部の大部数のものの部数に匹敵する量になるといわれていること。部数の多いものから棒グラフで並べていくと,右側の低く長い「尻尾」の部分がそういった小部数の積み重ねに相当することから名付いた)が起きているのだと思います。確かにインターネットの掲示板などで話題になるワインは,大量生産のものよりも,マイナーなものが多いですよね。
余談になりますが,こういったロングテールの世界ではワイナリとユーザーが直接取引して購入するスタイルが中心になります。一方で,Wine 2.0の雄の一人であるGary Vaynerchukは,ワインショップ「Wine Library」のディレクタが本職。Wine 2.0でワインショップの位置付けがどう変わっていくのかいかないのか,興味深いところですが,Wine Libraryがこの世界にどう適応してくのかも興味あります。
ナパのカスタム・クラッシュはCrushpadのような素人相手中心のものではなく,ワイナリが顧客。それだけ小さいワイナリが増えているということなのでしょうね。"Custom crush is booming in Napa Valley."
Wines & Vines - News Headlines - Custom Crush Boom in Napa
以前,Wine 2.0という話を書きましたが,ワインの世界でもロングテール(書籍などの世界で小部数のものの積み重ねが一部の大部数のものの部数に匹敵する量になるといわれていること。部数の多いものから棒グラフで並べていくと,右側の低く長い「尻尾」の部分がそういった小部数の積み重ねに相当することから名付いた)が起きているのだと思います。確かにインターネットの掲示板などで話題になるワインは,大量生産のものよりも,マイナーなものが多いですよね。
余談になりますが,こういったロングテールの世界ではワイナリとユーザーが直接取引して購入するスタイルが中心になります。一方で,Wine 2.0の雄の一人であるGary Vaynerchukは,ワインショップ「Wine Library」のディレクタが本職。Wine 2.0でワインショップの位置付けがどう変わっていくのかいかないのか,興味深いところですが,Wine Libraryがこの世界にどう適応してくのかも興味あります。
日本で3000円前後で買えるカリフォルニアのピノで,一番お勧めできるのがSiduriのSonoma County。ややシンプルな気はしますが,失敗のない味だと思います。米国でも20ドル以下のピノではおそらく一番高く評価されているでしょう(米国だと15ドル台
で買えるところもあるので,日本ももうちょっと安いともっとうれしいのですが)。2006年はオーナーのAdam Leeが「1歩か2歩ステップアップした」と自賛するもの。2006年のピノはBrian Loringなどが過去最高といっており,こういう年ほど低価格帯のものまでおいしいのは世の常ですから,期待していいと思います。
ブレンドされるブドウの畑は2005年の7個所から5個所へ。Amber Ridgeが入ったのが注目でしょうか。
というわけで,お勧めできるワインなのは確かなのですが,ショップの紹介で誤解なのか誇大宣伝があるあったのが気になるところ。
このワイン,パーカーの掲示板で91+という点が付いています。ただ,これはあくまでパーカーの掲示板に書き込みをした人が付けたというだけで(それだけなら僕でもできます),パーカー自身が書いたわけではありません。
ちなみに元スレッドはここ。こちらでも別の人が90点を付けています。
柳屋とVin du 268ではこれをパーカー自身のコメントとして扱ってしまっています。おそらくSiduriのWebサイトに「here is a description of the wine by one of the lucky few who has tasted it and posted it on Robert Parker’s Wine Bulletin board」と書いてあったのを誤解したのでしょうけど,ちょっといただけないです。というわけでパーカー云々は気にしないでほしいのですが,それはさておき,お勧めできるワインなのは確かだと思います。
追記:柳屋さん,Vin du 268さん,どちらも「誤解」の部分修正いただいたので,タイトルと文章を一部変更しました。
で買えるところもあるので,日本ももうちょっと安いともっとうれしいのですが)。2006年はオーナーのAdam Leeが「1歩か2歩ステップアップした」と自賛するもの。2006年のピノはBrian Loringなどが過去最高といっており,こういう年ほど低価格帯のものまでおいしいのは世の常ですから,期待していいと思います。
ブレンドされるブドウの畑は2005年の7個所から5個所へ。Amber Ridgeが入ったのが注目でしょうか。
というわけで,お勧めできるワインなのは確かなのですが,ショップの紹介で誤解なのか誇大宣伝が
このワイン,パーカーの掲示板で91+という点が付いています。ただ,これはあくまでパーカーの掲示板に書き込みをした人が付けたというだけで(それだけなら僕でもできます),パーカー自身が書いたわけではありません。
ちなみに元スレッドはここ。こちらでも別の人が90点を付けています。
柳屋とVin du 268ではこれをパーカー自身のコメントとして扱ってしまっていま
追記:柳屋さん,Vin du 268さん,どちらも「誤解」の部分修正いただいたので,タイトルと文章を一部変更しました。
コッポラがSonomaに進出してそろそろ2年。新シリーズ「ディレクターズ・カット」の投入など,動きがいろいろと出ています。その,Sonomaのワイナリでは10月は毎土曜日がイベント。パンプキン・パッチも開かれるなど,かなり家族連れを意識した内容になっているようです。
10/6,13は収穫イベントで,フリーラン・ジュースのテイスティングやクラッシュのツアー。多分フリーラン・ジュースは子供でもテイスティングできるでしょう。
10/20は子供向けのGrape Stomp(Stompは足踏みのこと)。10/27はコスチューム大会やゲームもあるようです。
ワイナリに行きたいけど,家族が行ってくれないというお父さんは,こういうところでポイントかせいでください(笑)。
10/6,13は収穫イベントで,フリーラン・ジュースのテイスティングやクラッシュのツアー。多分フリーラン・ジュースは子供でもテイスティングできるでしょう。
10/20は子供向けのGrape Stomp(Stompは足踏みのこと)。10/27はコスチューム大会やゲームもあるようです。
ワイナリに行きたいけど,家族が行ってくれないというお父さんは,こういうところでポイントかせいでください(笑)。
Crushpadでワインを作ってみたり,ブドウ畑でブドウをいじってみたりしたいなあ,と思っても元手がないのが悩みの種。そういった方にお勧めなのが「Adopt a Grape」というサイト。お金を全くかけずにブドウ畑とワイン作りをした「気」にさせます。
登録時に畑とブロックを選びます。そうすると,毎週アップデートの写真やビデオを送ってきてくれます。
サイト上でもいくつかのビデオが見られますが,画像もきれいで癒されます。
登録時に畑とブロックを選びます。そうすると,毎週アップデートの写真やビデオを送ってきてくれます。
サイト上でもいくつかのビデオが見られますが,画像もきれいで癒されます。
紹介しそびれているものが多いのですが,秋はいろいろイベントが盛んです。10/13~14にソノマの10あまりのワイナリで開かれるSpotlight on Zinfandelはその中でもなんだか変わったものの一つ。
同じ週末の13日,NapaのParaduxxではオープンハウスが開かれます。こちらは1ワイナリで40ドルとちょっとお高いですが,音楽や食事など,いろいろ楽しめそうです。
いきなり「notorious」といってしまうあたりどうなのよ,というところもありますが,イベント自体はいたってまじめなもののようです。参加費も20ドルとお安くなっています。"Taste and explore one of California's most notorious wines - Zinfandel - while mingling with fellow wine lovers and sampling dozens of Zinfandels!"
Heart of Sonoma Valley Wineries
同じ週末の13日,NapaのParaduxxではオープンハウスが開かれます。こちらは1ワイナリで40ドルとちょっとお高いですが,音楽や食事など,いろいろ楽しめそうです。