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Date: 2007/1130 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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米国と日本とで実売価格が逆転しているSea Smoke。2004年ヴィンテージまではBotella,Southing,Tenと3種入荷していましたが,2005年はこれまでのところSouthingしか日本市場では見かけていません。米国内の需要が大きいので出荷が絞られたのでしょうか。価格は昨年並み。評価はWine SpectatorとInternational Wine Cellarsでいずれも90点台です。ちなみにWassy'sには大人気だった2004が残っています。これは本当にお買い得かつ貴重かも。

Date: 2007/1129 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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San Francisco Chronicle紙が2007年の西海岸のワイン,トップ100を発表しました(TOP 100 WINES / The Best of the West)。

100本の内訳はスパークリング7本,シャルドネ8本,その他の白ワイン14本,ロゼ3本,ピノ・ノワール18本,シラーなどローヌ系12本,カベルネ・ソヴィニョン14本,メルロー7本,ボルドー・ブレンド3本,ジンファンデル4本,その他赤6本,デザートワイン4本。

ピノが一番多いというのが,時代を反映していますが,全体に選ばれているワインは,新興ワイナリよりも,ある程度歴史を持っているところ,価格や生産量など,それなりに入手しやすいものが中心になっているように見えます。

いくつか目に付いたところをピックアップすると,Steve CliftonのPalminaから「2006 Palmina Honea Vineyard Santa Ynez Valley Tocai Friuliano」が選ばれています。Ed KurtzmanのSandlerの「2003 Terre Rouge High Slopes Sierra Foothills Syrah」というのもちょっとマニアックな選択。Pinotではオレゴンやメンドシーノなど北の方のワインが割と多く,数年前に数多く選ばれたRosella'sは全く入っていません。またCaleraからMt. Harlan CuveeとRyanが選ばれ,Au Bon ClimatのIsabelleも選ばれていました。

カベルネでは50ドル以下が中心ながら,100ドル以上のものでDominus,Spottswoode,Rubiconと懐メロ風の名前が登場。このあたりのワインは値上げの波に乗らず,100ドル近辺をキープしているのは好感が持てます。
Date: 2007/1128 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Decanter誌の記事によると,ガーギッチ・ヒルズが持続的ワイン作りの実践でワインツーリズムの賞を受賞したとのことです。

この賞はGreat Wine Capitalsという団体が2004年から毎年発表しているもの。「Architecture, Parks and Gardens」,「Art and Culture」,「Innovative Wine Tourism Experiences」,「Accommodation」,「Wine Tourism Restaurants」,「Wine Tourism Services」,「Sustainable Wine Tourism Practices」という7分野について各国から受賞者を選び,そこからGlobal Winnerを分野ごとに選びます。つまりGrgich HillsはSustainable Wine Tourism Practicesという分野でトップとみなされたことになります。

このほか米国で受賞したのはDarioushMumm NapaConstantMartini HouseAuberge du Soleil

この中で興味深いのがInnovative Wine Tourism賞を取ったConstant。スイス軍で使われる「ピンツガウアー」というクルマに乗ったツアーを提供しているそうです。景色もすばらしそうです。
Date: 2007/1128 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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人気がないらしいジンファンデルですが,比較的安価でまあまあの品質のものが手に入りやすいという意味では,割と重宝する品種だと思います。これもその1本。Ravenswood(カタカナ表記はレイヴェンズウッド,レーヴェンズウッドなど)のLodiは同ワイナリがCountyシリーズと呼ぶ中級レベルのもの。別ヴィンテージものは飲んだことがありますが,スパイスと甘み,酸味のバランスがよく,飲みやすくておいしいワインでした。ワイナリ価格15ドルで,リテールでは11ドルくらいでもありますが,税抜き1000円台は健闘している価格でしょう。

Date: 2007/1128 Category: グルメ
Posted by: Andy
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みかみかが「ブリオッシュが好きだ」というので,最近慣れないブリオッシュを食べてみたりしているのですが,昨日は久々に渋谷(注:本当は三線の練習で月2回行っているのですが,そのときは教室以外行かないので行ったうちに入れません)に行ったのでVironに立ち寄ってみました。

買ったのは「へそ」が付いた形の普通のブリオッシュと,ホワイトチョコとクランベリーが入ったという「パンブリオッシュ・ショコラブラン・キャンヌベルジュ」。

まずは後者から。クランベリーの酸味と,そこはかとないチョコレートの甘みの組み合わせが面白いです。生地が案外ぱさぱさで,その点はちょっと残念。おいしいけどもう一回買うかと言われるとう~ん。

一方普通のブリオッシュは,小ぶりながら濃厚。ふわふわで口に入れるとバターの香りが広がります。これはおいしい。あっという間になくなってしまって残念でした。今度は大きいの買ってみようか(笑)。

Vironにはあと,ブリオッシュ生地を平らにして砂糖をまぶして焼いたものもありました。また機会があったらそちらも試してみましょう。
Date: 2007/1127 Category: 技術系
Posted by: Andy
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今度はAdSenseではありません。Analyticsというサイト分析ツールの方です。
キーワード「お尽缄庚」て何?
10位なんだけど(-_-)

きっと「お勝手口」か何かだと思いますが。
もうちょっとしっかりしてください。
Date: 2007/1126 Category: 技術系
Posted by: Andy
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これまでのところ24人の方にご協力いただきました。結果を一挙ご報告,としたいところなのですが,グラフを作ろう,とかやっていたら手間がかかってかかって…

というわけで小出しにしていきます。フラッシュでグラフを作るツールを使ってみたのですが,結局うまくいかず。今回はビットマップで貼っておきますが,次回以降で再挑戦してみます(^^;)。

で,何から出そうかと思ったのですが,やはりここは一番顕著なところからということで「好きな赤ワインのブドウ品種は何ですか?」という質問の回答から。

chart1

とにかくピノ・ノワールの圧勝です。24人中19人が1番と答えました。2番目はカベルネ・ソヴィニョン。この二つが2強なのは間違いないところですが,これほど差がつくとは思っていませんでした。次は意外に健闘したメルロー。ややマイナーながらシラー系が続きます。

カリフォルニアのブドウとして知られるジンファンデルは意外に不人気,カベルネ・フランも今ひとつでした。
Date: 2007/1126 Category: 音楽系
Posted by: Andy
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このところ,なぜか懐かしくなって聞いているのが山口百恵。さすがに30年近く(彼女の活動期間は73年~80年)も経っているだけあって,アレンジや演奏には古臭さを感じるところもありますが,歌の魅力は変わらないものです。

当時「山口百恵は菩薩である」なんていう本も出たわけで「時代と寝た女」などとも言われたのですが,改めて聞いていると,なるほど,というところもあります。この本は未読ですが,山口百恵は多くの男性がこうあってほしい,と思う姿を提供していたのだなと。

彼女の曲というと,まず思い浮かぶのが「プレイバックPart2」や「絶体絶命」といった当時で言う「ツッパリ系」の歌。今風に言うならツンデレの「ツン」のところ。一方で,乙女座宮で「ついていく」女を歌ったり,美サイレントでは「じらすのは じらすのは 楽しいですか」と,ちょっとマゾヒスティックな要素まで入ってきたりして。つまりツンデレの「デレ」系。

結局,昔も今も男はツンデレに弱いのではないかと思った,引きこもりの三連休だったわけです(笑)。

Date: 2007/1122 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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日本では「自然派ワイン」ブームがありますが,米国でもBiodynamicなワインが少しずつ注目を集め始めているようです。先日はサンフランシスコで,シンポジウムも開かれました。ともすれば「牛の角に水晶の粉を詰めて埋める」といった魔術的な面がクローズアップされて「うさんくさい」と思っている人が米国ではまだ多いようですが,それでもBiodynamics(ビオディナミの英語表記)を実践する人は増えているようです。
"Do Biodynamically Grown Grapes Make Better Wine?"

Biodynamic grapes - America

例えば,Bonny DoonのRandall Grahmがその一人。Randall Grahmというと奇天烈な言動が有名ですが,意外?にも彼は「テロワリスト」であり,「テロワールとバイオダイナミクスは相性がいい」と言っています。彼は最近Cardinal Zin,Big HouseといったBonny Doonの人気ブランドを売却してしまいましたが,それはバイオダイナミクスに注力するためだそうです。

ちなみに,Wine Alchemyというサイトにバイオダイナミクスを実践している生産者の一覧がありますが,米国は23でうちカリフォルニアは18。さすがにフランスは多くて206も載っています(日本はゼロ)。カリフォルニアの一覧は以下の通り

Araujo Estate
Benziger
Bonny Doon
Bonterra (Butler & McNab Ranches only)
Ceago Vinegarden
Everett Ridge
Frey
Frogs Leap
Golden Vineyards
Jeriko Estate
Joseph Phelps
Masut (Calpella)
Patianna
Porter Creek Vineyards
Purisima Mountain Vineyards
Quintessa
Robert Sinskey
Topolos
Date: 2007/1121 Category: イベント
Posted by: Andy
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昨年も紹介していますが,11月22日のThanksgivingはワイナリもほとんどしまってしまいます。ただ,観光客が多く訪れるナパではいくつか開いているワイナリもあるということが,The Cork Boardに出ていました。

一方,翌日からの三日間は皆が旅行に行ったり街に繰り出す日。ワイナリ訪問も盛んです。有名かつ人気なのは24回目にもなるSonomaのHoliday Open House。20を超えるワイナリが参加します。

もうちょっと先のAlexander ValleyではRobert Youngなど六つのワイナリがオープン・ハウスをします

今からでも間に合うのでぜひどうぞ。
Date: 2007/1121 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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一つ目は昨年も安く売られたロドニー・ストロングのシンメトリー。ワイナリ価格が55ドルで米国の小売価格でも40ドル台。それが3000円前後なので激安と言ってもいいでしょう。



二つ目はニュートンのカベルネ・アンフィルタード2002。ワイナリ価格は60ドルですが,米国の小売価格は40ドル程度と米国でもまあまあ安いです。日本では4000円前後と,為替などを考えたらもっと安くなっています。Wine Advocate誌91点,Wine Enthusiast誌92点と評論家の評価も高いです。パーカーは「the wine reveals plum, anise, and underbrush notes in the mouth, good acidity, firm tannin, but loads of concentration as well as impressive complexity」と書いています。



ただ,柳屋の
そして考えてみてください。パーカー氏は今作品に【91点】をつけましたが、それはあくまで$60での話。今回の税別3,980円を$換算すれば$36ほどになるでしょうか。果たして氏がこのワインを$36と捉えた時、一体どれほどのスコアが与えられていたのか…。
というコメントはいかがなものか。パーカーは価格やワイナリ名はレイティングに反映していないと明記しているので。柳屋だけにケチを付けるのではありませんが,日本のワインショップにはこうした「足元の甘さ」がときどき見られるのが残念なことです。

ちょっと脱線しましたが,三つ目は同じNewtonのザ・パズル。ニュートンのフラグシップのボルドー・ブレンドで,ブレンド比率は毎年変わります。2002年は35%Cabernet Franc,33%Cabernet Sauvignon,23%Merlot,9%Petit Verdot。Wine Advocate誌では93点という高評価です。パーカーは「This tannic, full-bodied, structured 2002...is easily the equivalent of a top-notch second or third-growth Bordeaux.」と書いています。これはワイナリ価格75ドルですが,米国でも45ドルくらいで売っているところがあります。5696円は評価と合わせて考えたら十分お買い得でしょう。


Date: 2007/1121 Category: 技術系
Posted by: Andy
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PollDaddyというところのサービスを使っていますが,よくできています。

今月一杯くらい置いておくのでよろしく~
Date: 2007/1120 Category: 技術系
Posted by: Andy
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質問は10問。ちょっとチェックするのが大変なのもありますが,5分くらいで答えられると思います。賞品は何もありませんが,ふるってご回答を! 下の「アンケートを開く」からお願いします。




<HTML版>アンケートを開く
Date: 2007/1119 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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この季節は,どうしてもワインの紹介に偏りがちになってしまいます。それだけショップ側も力を入れる時期だからというのもありますが。

ソノマのRussian River ValleyにあるMuellerのPinot Noir Emily's Cuvee 2003は2006年のWine Spectator誌54位。同誌で93点を得ています。ワイナリ価格で40ドルするので4980円はお買い得でしょう。



それから今年2位のリッジのシャルドネは柳屋に再入荷していました。

Date: 2007/1118 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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お買い得ワインの紹介ばかり続いてすみませんが,柳屋でCargasacchiのSanta Rita Hillsが入っています。Cargasacchi(カーガサキなのか,カルガサキなのか,カルガサッキなのか,はたまたカーガサッキか,それともカガサッキなのかカタカナで書くのは結構悩ましいです)といえば,Santa Rita Hillsでも有名な畑であり,オーナーのPeter Cargasacchiは,質へのこだわりを強く持つ生産者として知られています。そこが満を持して作るワインです。今回は単一畑ではなくSanta Rita Hills。ワイナリ価格44ドルが5980円というのは,Webページに書いているように,かなりがんばった結果なのでしょう。それは素直に評価したいと思います。

Date: 2007/1117 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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1990年代にはカリフォルニアのピノとして高く評価されていたのはKistler,Marcassinのほか,Rochioli,Delinger,Williams-Selyemくらいでした。その,Williams-Selyemの1995年のヴィンテージのものです。Russian River Valley,Olivet Lane,Sonoma Coastいずれも1万7800円(税抜き)。

先日紹介した各サイトで調べると,Wine-SearcherとGoogle Product Searchは二つしか出なかったものの,Vinquireは10件ほど,WineZapは20件近くも出てきました。意外にWineZapが健闘しています(一番在庫が多いVinoQuestが入っているかどうかの違いだけという気もしますが)。値段は安いところでRussian River Valley,Sonoma Coastだと90ドル,Olivet Laneは115ドルです。200ドル以上のところも多いので,この値段は悪くないと思います。

Date: 2007/1117 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日紹介したクロ・デュ・ヴァルのエッチング・ボトルにクリスマスツリー型のカバーを付けてしまったというユニーク製品。楽天のショップ・オブ・ザ・ウィーク受賞記念で20%オフ・セールです。エッチング・ボトル自体,流通量はごくわずかだし,これはお勧めだと思います。

Date: 2007/1116 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今週始まったWine Spectator誌の年間トップ10の発表。カリフォルニアでは初日9位に入ったロバート・モンダヴィ・リザーブ・カベルネ・ソヴィニョン2004に続き,2位にリッジのシャルドネ2005が入りました
The Chardonnay in the Ridge lineup might be overshadowed by the label's famous Cabernet-based Monte Bello, but Ridge has been making Chardonnay since 1962. The Santa Cruz bottling comes from 12 lots of vines planted on the Monte Bello estate vineyard in the 1980s, with elevation ranging from 1,400 to 1,900 feet. The cool, mountain climate keeps the acidity lively and the flavors fresh and concentrated. Paul Draper is winemaker.

と評されています。

個人的にもリッジのシャルドネは好きです。引き締まっていてそれでいて,芳醇さもあって。ただ,米国の35ドルに対して日本では7000円とちょっと高いです。オーナーは日本の会社なのだから,そこであんまりかせがないでほしいなあと思います。

Date: 2007/1115 Category: 技術系
Posted by: Andy
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最近,ワインの価格を調べられるサイトが増えてきたので整理しておきます。
ほかに知っているのがあったら教えてください。

Wine-Searcher.com
価格系サイトの老舗。Proバージョンもあり,そっちの方が安いところが見つかるらしいです。ヴィンテージ欄が別にあるなど,若干検索が使いにくいです。あとワイナリ名が一般的な言葉だったりすると,かなり調べにくいです。例えばLuciaとか。

WineZap
Wine-Searcher.comで,高いところしか見つからなかったときなど,たまに掘り出し物が見つかります。レビュー機能もあるけどあまり役に立ちません。

Google Product Search
旧名Froogle.com。URLを入力するときはFroogle.comの方が簡単です。絞込みしやすいのがメリット。

Vinquire
いわゆるWine2.0系です。レビューも見られます。まだ新しいサイトなので,これからって感じです。

これ,全部調べるの大変なので,スクレイピングしてマッシュアップでワンストップにしてしまったら便利かなあなどと夢想しています(ただし俺様用,笑)。

それからテイスティング・ノートは,まずはParkerの掲示板を調べることが多いです。レビューの質が高いので。特に有名だったり人気なワインの場合はこれで大体済んでしまいます。Wine SpectatorやVinocellarのフォーラムはあまり見ていません。後はCellarTracker。検索窓が小さすぎて使いにくいのが欠点ですが,大抵のワインは見つかります。あとはたまにGary VaynerchukのCork'dもみますが,ちょっとレビューが少なく,質的にもどうかという感じです。
Date: 2007/1115 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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CNN.comにGary Vaynerchukを中心とした「Wine 2.0」の記事が出ていました。Wine 2.0というとCrushpadに代表されるようなワインの「個」対応といった文脈で語られることが多いですが,この記事では20代の新しい世代向けといった捉え方をしているのが,なかなか興味深いです。
Of a "wild and gamey" red from Rioja, Spain, Vaynerchuk says, "Hit a deer on the road. Throw a bunch of cherries on it. Take out your knife, cut the deer. Bite it. That's the flavor profile."

Wine 2.0: Internet changes wine appreciation - CNN.com

これまでの評論家やワイン雑誌,例えばRobert ParkerやWine Spectatorには「エリート意識」「スノッブ」といったものがどうしても見え隠れします。特にWine Spectatorはその傾向を強く感じます。それに対して,Wine 2.0では「iGen」(Internet Generation)がしきいを感じずにワインに触れられるのが特徴だとのこと。例としてはWine Library TVのほか,同じくGaryが持つCorkd,CellarTracker,SavorEachGlass.com,Vine Sugar.comといった名前が並んでいます。

こういうテーマだと,どうしても「では日本はどうなんだろう」ということを考えてしまうのですが,「エリート意識」とまではいかないものの,このサイトも含めて,年令層はやはり高そうです。

mixiあたりのワイン関連コミュがもしかしたら,若い世代にとってはとっつきやすいところなのかもしれません。ただ,そういったところも「若さ」はあまり感じないのが事実。どちらかというと「バレンタインだったらカロンセギュール」的な画一的な返答が目立つような気さえします。

ワインはお金がけっこうかかるものだし,20歳以上でないといけないため,大学生あたりが入ってくるのは確かに難しいと思います。先日,某カレーサイトの主がmixiの日記で「若い人に読んでもらうにはどうしたらいいか」(彼もまだ若いのですが)といった悩みを書いていましたが,ワインの世界はもっとそのあたりが遅れている感じがします。

Gary Vaynerchukの日本版みたいな人は出てこないのでしょうか。

追記:コミック「モーニング」を読んでいて思ったこと。日本では『神の雫』がエリート主義,スノッブさをさらに助長しているような気がします。
Date: 2007/1114 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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クリスマス向けのワインとして人気が高いクロ・デュ・ヴァルのエッチング付きワイン。飲み終わったボトルはそのままインテリアとして置いておいてもかわいいと思います。ワインショップ「ワイン紀行」ではさらに,これにクリスマスツリーのカバーを付けたセットを販売しています。こういうのは初めて見ましたけど,ちょっといいかも。



注:セールのリンクに切り替えました。
Date: 2007/1113 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Sanfordのピノとシャルドネは,アメリカにいたときに一番よく飲んだワインの一つです。ピノもその頃は10ドル台でしたが,これよりおいしいかどうかが僕にとっては高級ピノかどうかを判断するベンチマーク的存在でもありました。その後,創設者のRichard Sanford氏が喧嘩別れのような形でSanfordをやめてAlma Rosaを設立し,正直言ってSanfordがこれからどうなってしまうのか,かなり懸念していました。しかし今回のピノ,少なくとも柳屋の稲村店長は,激賞しています。ちょっと長くなりますが,テイスティング・ノートを引用しておきます。
ここまで安くなっているセール・ピノの味わいにこんなに驚かされることになろうとは…。最初に青い香りが感じられ、スモークのかかった樽のロースト香、さらには樽からくるヴァニラやクリーム、そしてラズベリージャムなど多彩なアロマが漂います。飲めばドライフラワーや品の良いカシス・リキュールなどにある果実味が口中にぶわっと広がり、それにしたがって塩気のある鉄分やミネラル、あるいは動物臭など複雑な味わいが展開されていきます。

繊細な蜘蛛の糸で織り込まれたようなキメこまやかなデリケートな舌触りがあり、少な目の酸を抱え、色合いに透明感はありながらエキス分たっぷりの果実味。アタック軽やかで素朴な印象を感じさせますが、時間とともにあらわれるフランボワーズなどの核果実のふくらみや官能的な風味は、ここしばらくアルコリックなスタイルが続いたサンフォードの魅力的な原点回帰を見ることが出来るもの。

この若さにもかかわらず既にしっとりとした落ち着きや色合いにもある完成した熟成間の表現は見事。タフでジャミーなカリフォルニアのスタイルとは一線を引くこの魅惑的なピノは、ブルゴーニュ通にも受けるに違いない相当のレベルの高い完成度。2,000円台??いやいや、ブラインドで飲んだら絶対に(価格の高いほうに)外します。

二日目以降にはさらに酸味はシルキーで洗練され、華やかな香りがなお広がり、ビロードのような肉厚な果実の深い味わいと多彩な変化を楽しめます。
2007.11.13 イナムラ@てんちょ
(ピノ・ノワール100%)

ちなみに価格は税抜き2990円。ワイナリ価格の29ドルより安いですが,米国では22ドル前後で売っているところもあるので,あえて現地価格とは書きませんでした。

なお,柳屋の解説にも書いてありますが,このピノ,ブドウはすべてSanford & BenedictとLa Rinconadaという単一畑で使われる畑のブドウを使っています。ワイナリの説明には「三つの畑」と書いてあり,柳屋にも上記の二つのほか「もう1箇所のエステート・ヴィンヤード」と書いてありますが,説明を総合するとSanford & BenedictとLa Rinconadaの二つのようです。それから,もしかしたらSanford & Benedictを「自社畑」と書いていることに「あれ」っと思う人もあるかもしれませんが,実はSanfordの現オーナーであるTerlato Wine Groupが今年11月5日付けで,この畑を買い取っています。したがって,ワインを作ったときにはまだ自社畑ではなく,ワインのラベルにも「Estate」とは書いてありません。ややこしいですが「現在の自社畑」であって,ワインを作ったときの自社畑ではないわけです。だからといってSanford & Benedictの価値が下がるわけではありませんが。

思い入れのあるワインだけに,説明が長くなってしまいましたが,このワインが税抜きとはいえ2000円台というのは,今の相場的には十分お買い得だと思います。僕は今は超金欠なので,買うのをためらっていますが,11月中はこの価格ということなので,きっと給料日を過ぎたら買うことでしょう。

Date: 2007/1112 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Enthusiast誌が2007年のAmerican Winery of the Yearを発表しました。選ばれたのはDFV Wines。聞きなれない名前ですが,Delicato Family Vineyardsが2007年に名前を変えたものです。ほかの候補はEtude Wines,Quilceda Creek,Iron Horse,Korbel Champagne Cellars。
"DFV Wines, formerly known as Delicato Family Vineyards, is the 2007 American Winery of the Year, as named by Wine Enthusiast Magazine."

The Modesto Bee | Winery of the Year award goes to ... DFV

Delicato Family Vineyardsという名前からは小規模の家族経営ワイナリが想像されますが,実際にはDFVは年間200万ケースを販売する米国で13番目に大きなワイナリです。Delicato Familyと名を付けて売っているもののほか(このブランド名は変わっていません),Gnarly HeadIrony337TwistedMonterraBota BoxClay StationKing FishJoe Blowといったブランドを持っています。DFVと名前を変えたのは,ブランド名としてのDelicato Familyと経営主体としての名前を分けるためだったようです。

日本ではアサヒビールがDelicato FamilyとMonterraを輸入しているようです。Shirazなどが高く評価されています。



Date: 2007/1110 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カルト中のカルトとして知られるScreaming Eagleのオーナー,Jean Philipsがワイナリを売却して世間を驚かせたのが2006年。その経緯やその後の体制についてJancis Robinsonが記事を書いています。
"What do Arsenal football club, the St Louis Rams and the Denver Nuggets have in common with the Napa Valley’s most expensive wine? They are all part of the investment portfolio of Stan Kroenke, who was persuaded to diversify from sport and real estate into wine in 2003 by Charles Banks, now 40 and a money manager for top-drawer athletes."

Screaming Eagle - the new regime - JancisRobinson.com

ブドウの病気によって植え替えが必要になったことが,売却のきっかけで,まだ植え替えは途中だそうです。現時点では54エイカーの土地のうち18エイカーだけがワインになっており,そのうち,Screaming Eagleになるのは10エイカー分だとのこと。

巷ではScreaming Eagleの払い下げブドウでできているのではないかという噂があるWhispering Doveというワインがありますが,仮に残りのブドウを買い取っているとしても,それだけでワインを作るならば数百ケースしかできない計算ですから,あまり商売にならないでしょうね。そんなことを思いました。

Screaming Eagleに縁がある人はほとんどいないと思いますが,記事は一読の価値があると思います。

参考までに楽天で一番安いスクリーミング・イーグルと一番高いのを挙げておきます。
Date: 2007/1109 Category: 健康
Posted by: Andy
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アルツハイマー病の予防にワインやブドウジュースが効くのではないかということで,ニューヨークの研究者がそれに注力して調べているそうです。
"New York researchers are focusing on grape polyphenols in wine and grape juice to help maintain long-term cognitive health."

Alzheimer

アルツハイマー病の原因となるβアミロイドをワインやぶどうジュースのポリフェノールが中和する働きを持っていそうだとのこと。最近の集団調査ではワインや100%のフルーツジュースを飲む人はアルツハイマーにかかる率が低いという結果がでているそうです。

研究は初期段階とのことですが,かなり有望という見方をしているとか。

多分,ワインよりは100%のブドウジュースの方が健康によさそうに思えます。
Date: 2007/1108 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパのワイナリZDの共同創設者の一人であるNorman deLeuze氏が10月26日,亡くなりました。享年75歳。ガンだったそうです。

宇宙産業のエンジニアだった氏は友人のGino Zepponi氏と1969年にワイン作りを始め,1978年から,それに専念するようになりました。

有機栽培のパイオニアであり,UC Davisのガン研究にも貢献していたとのこと。

ZDのChardonnayはアメリカにいた頃,好きなChardonnayの一つでした。Cabernetもおいしかったです。ZDはZero Defectの略だということでしたが,実は創設者の頭文字でもあったのですね。初めて気付きました。

日本でも売っていることは売っていますが,ほとんど見かけないのが残念なワインの一つです。
Date: 2007/1108 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ハイド・ドヴィレーヌ(HdV)の「有難み」は生粋のカリフォルニア・ワイン・ファンである僕よりも,フランス・ワイン・ファンの方が強いかもしれません。かのDRCの共同経営者であるオーヴェル・ド・ヴィレーヌが妻の従兄弟筋にあたるカリフォルニアのラリー・ハイド氏と共同で始めたプロジェクトだからです。

DRC云々はともかくとして,ハイドの畑は良質のピノやシャルドネを生み出しています。個人的にはシャルドネの方を高く評価しています。米国の価格でシャルドネが約60ドルなので,7000円台というのは現地価格よりちょっと高い程度。なかなかいい値段でしょう。Redも米国では同じくらいの値段です。どちらも日本では8000円以上が普通だと思います。

Date: 2007/1107 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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以前「気になるワイン――俳句に触発されたパロアルトのワイナリ」という記事で紹介したSan Sakana。もっとよく知ってほしいということで,ワインのサンプルをいただきましたので,CWGでワイン会を開きました。ほかの人の記事はこれこれこれ

飲んだワインは次の四つ
・Catie’s Corner Viognier 2006 (36ドル)
・Las Madres Syrah 2005 (45ドル)
・Trio Syrah 2005 (45ドル)
・White Hawk Syrah 2005 (52ドル)
です。
San Sakana

Catie's CornerはRussian River Valley,Las MadresはCarneros,TrioはLas Madresが40%,Teldeschiという畑が40%に加えて,Cabernet SauvignonとCabernet Francが計20%入っています。White HawkはSanta BarbaraのLos Alamos Hillsというところの畑。900フィートという高台で砂地の畑。White HawkのSyrahはほかにOhaiやAndrew Murray,Sine Qua Nonなどが使っているそうです。また,White HawkはWine Spectator誌で90点をもらっています。

まず最初に飲んだのはCatie's Corner Viognier。ヴィオニエは,これまでの乏しい経験では花の香りがすてきなものの,ちょっと味がべたっとして平板かなあと思うことがありました。今回はどうでしょうか。

まずは香り。すみれの花,白桃,蜂蜜。完熟した香りというよりは背筋が伸びた清楚な感じ。口に含むと予想以上に舌をピリピリ刺す刺激。味わいは酸味は弱く,やわらかな甘さを感じますが,飲み込むときにはまた苦味が通っていきます。時間が経って温度が上がってくると,ピリピリした感じが減り,やわらかさが前面に出てきます。もう少し酸があれば,言うことありませんが,べたっとした感じがないので,ヴィオニエはちょっと,という人でも大丈夫でしょう。シーザーズサラダに合うような気がしました。

Syrahはせっかくなので三つ並べてテイスティング。メンバーもいつになく真剣で,しばらく会話が全くなかったくらいです。

色は全部同じくらいの濃さ。カベルネにやや透明感を加えたくらいな感じです。

まずはCarnerosのLas Madresから飲みました。インクのような香り。酸がきれいでバランスがいいです。Syrahもやや癖があるイメージでしたが,これは素直でのびのびしたワイン。するする飲んでしまいそう。シラーみたいなピノという表現がありますが,言うならばこれはピノみたいなシラーです。

次はTrio。香りはLas Madresより少し強め。Cabernet/Francが20%入っているだけあって骨格が強い感じ。後味はすっきりしていていやみを感じさせません。Cabernetは飲みなれているけど,Syrahはちょっと,という人ならこれが一番合うでしょう。

三つ目はWhite Hawk。これは前の二つと比べてやや癖があります。インク感が強く,動物っぽい香り。口に含むと,むせ返りそうになるくらいの勢いを感じますが,ふくよかなやわらかさもあります。個人的にはこれが一番好き。ゆっくり時間をかけて飲んでいくと,次第に癖がおさまり,バランスも整っていきました。

一通り味わった後は食事に合わせて飲んでいきましたが,やはりWhite Hawkはほほ肉の煮込みのような強い味の料理によく合いました。TrioやLas Madresも肉が一番ですが,合う料理の幅はもっと広そうです。

番外:0906 Amber Ridge Pinot Noir Russian River Valley 2006
うえはらさんの差し入れで,最後にかんちゃん・ゆみたちの0906をいただきました。San Sakanaと同様,これもCrushpadで作ったワインです。これは優しいワイン。作った人が見えてくる気がします。ありがとう。
Date: 2007/1107 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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「ナパのセミヌード・カレンダーが発売!? カリフォルニアワインのお勝手口」で紹介したカレンダー,際物かとも思ったのですが,意外にもセールスは好調だそうです。ほしい方はお早めにどうぞ(笑)。
Date: 2007/1106 Category: ブショネ
Posted by: Andy
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パリスの審判」の著者である,ジョージ・テイバー氏が新しい本を書きました。今度の題材はコルクに代表されるワインのストッパー(クロージャー)。こちらの記事によると,小説のように綴られているそうです。例えば所謂「ブショネ」の原因物質であるTCAを発見したスイスのHans Tannerという学者にその成り行きを聞いているのですが,コルク業界からの反発など,様々な妨害がそこにはあったそうです。スクリューキャップなど,他の方式についても歴史を紐解いているそうです。


この本を受け,ナパでは「The Great Cork Debate」と題されたパネルディスカッションも開かれました。コルク業界からは世界のコルクの25%を作っているというAmarim CorkのCarlos de Jesus氏が,コルクが環境に一番優しいと主張。一方,スクリューキャップの代名詞的存在であるStelvinを作るAlcan Packaging CapsulesからはBruno de Saiziu氏がニュージーランドでは既に95%がスクリューキャップになっていることや,北米での伸びが著しいことなどを説明しました。

特にここでの結論はなく,それぞれ言いたいことを言うような感じだったようですが,コルクも以前よりは品質が上がってきており,消費者にとっては以前よりもよい状況になってきているようです。
Date: 2007/1105 Category: 技術系
Posted by: Andy
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どうも今日はくだらないことしか思いつかないので,まじめエントリーを書く気力がなく(ネタはあるのだけど,読むのが面倒なだけ)。疲れているので文体もぶっちゃけ調でお許しを。

付けたりやめたりしているGoogle AdSense。最初に入れてからはもう3年くらい経っているのに一度もGoogleから振り込まれたことがないので,その収益性の低さは想像できると思います。ふとしたことからまた付けてみた(↑)のだけど,これがなんとも気持ち悪い。「赤ン」ってなんだよ>Google先生。シャトーをクリックしたら何が出るんだよ。

気になるけど自分でクリックすると規約違反になってしまうのでできないし。だれか気が向いてクリックしたら何が出たか教えてください。別にこれでクリックかせごうというほどの深い意図はないので,あくまでも気が向いた人ということでよろしく。
Date: 2007/1105 Category: 読書感想
Posted by: Andy
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たまには戯言記事を。
"父が唐突に、「『お父さんはちっともひとの話を聞いてない』と、おまえのお母さんによくなじられるが、たしかに父さん、ひとの話なんか全然聞いてないんだ」と宣言する。"

ビロウな話で恐縮です日記 結婚式に行く

この人の文章は面白いなあ。特にこのパラグラフの最後の「父曰く、ひとの話を聞かないのは主義らしい。聞かなイズム。聞けよ。」のとことか。もうちょっとまっとうな道に行った方がいいとは思うけど。

まあ,この父も面白いよね。普通は聞いてなくてもそんなの宣言しないか「聞いてるよ」っていうと思う。この父にしてこの子ありか。

久々に普通にブログ読んでて吹き出しました。
Date: 2007/1105 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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オー・ボン・クリマのイザベルといえば,一時はカレラ・ジェンセンと並んで最も入手困難なカリピノの代表でしたが,最近は入手しやすくなりました。とはいえ,ジェンセンも今年はじめまではこういう状態だったので,こちらもそのうちどこかのメディアに取り上げられて,ブームが再び来る可能性もあるかもしれません(笑)。米国で50ドルが6000円前後ということで,ほぼ現地価格並み。昔は1万5000円くらいしたような気がしますから,値段もいい具合になりました。ピノ高騰の中ではむしろ貴重かも。

Date: 2007/1103 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Dominus 2002が13500円と格安で出ています。2002は非常にコンディションのいい年で,このDominusもWAで96点付いています。米国でも100ドル以上が当たり前なので,かなり安いでしょう。

Date: 2007/1102 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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相変わらずカレラ,ジェンセンでやってくる人が多い当ブログ。情報ニーズがあるから記事を書き,だからまたやってくる人が多くなるのか,その辺りはよく分かりませんが,どうしても愛憎相半ばという感じがしてしまいます(カレラはいいワイナリだと思いますが,ジェンセンだけもてはやされるのには納得できません)。それはさておき,Wassy'sでカレラ・フェアーです。ミルズの5980円なんて,結構お買い得だと思いますよ。ちなみにジェンセン・プレゼントなんていうのもあります。それから11/10までにカレラを買うとジェンセン先行販売の連絡があるそうです。というわけで,ジェンセンに興味がある人も,おいしいピノが好きな人もどうぞ。

Date: 2007/1101 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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全く脈絡はありませんが,お買い得ワイン二つ。一つはニュートンのカベルネ・アンフィルタード 2002。Wine Advocate誌で91点を取っています。USの小売価格で40ドル~が3980円と格安です(米国の価格を税抜きで書いているので国内も税抜きで書いています,念のため)。


もう一つはBrewer-CliftonのMt. Carmel Pinot Noir 2005。US小売価格は60~125ドルと幅広いですが,中心は70ドルくらいでしょうか。8200円はほぼ米国並みと言っていいと思います。国内でも8000円台は珍しいのではないでしょうか。ちなみにこちらはWine Advocate誌で94点です。DRCのEchezeauxを思わせる味わいで12~15年以上持つだろうと評されています。