柳屋では元旦からセールです。初日はコッポラのスパークリング,「ソフィア・ブラン・ド・ブラン」の缶バージョンがなんと半額,しかも一般には出回らないシルバーパックです。1本あたり400円強となかなかお買い得です。
SFクロニクル紙が同紙のワイン・テイスティング・パネルの高得点(☆たくさん)リストを発表しました。先日発表したTop100とは別のものです。
星の数2.5以上のもの全部で284本が品種や地域別に選ばれています。4☆が1本,3.5☆が9本。3☆が93本,2.5☆が181本というのが内訳。栄えある唯一の4☆「Extraordinary」に選ばれたのは「2004 Dominus Napa Valley Red Wine ($113)」でした。Dominusは,クロニクルに限らずWine Advocate誌などでも高評価です。2001年以降のWine Advocateのレイティングは95,96,95,94,96。日本ではあまり見向かれなくなってしまったのがちょっと不思議ですが,一時期スランプがあったせいでしょうか(スランプ続きのOpus Oneの人気は落ちないのにね)。
3.5☆は以下の9本。
2004 Domaine Bernard Moreau Chassagne-Montrachet Champs Gain ($65)
Spottswoode Estate St. Helena Cabernet Sauvignon ($110)
2004 Leonetti Cellar Reserve Walla Walla Valley ($110)
2005 Cristom Jessie's Vineyard Eola-Amity Hills Pinot Noir ($50)
2004 McCrea Cuvee Orleans Yakima Valley Syrah ($55)
2005 Le Vieux Donjon ($55)
2001 Bartolo Mascarello Barolo ($80)
1986 Delaforce Colheita Tawny Porto ($33, 500ml)
NV Taylor-Fladgate 40-year-old Tawny Porto ($150)
ワシントン州のワインが2本,オレゴンが1本入っているのが注目です。スポッツウッドのヴィンテージが入っていないのは写し間違いではありません。多分最新の2004でしょう。
ちなみにカリフォルニアのピノは3☆が最高でしたが11本とかなり多くの本数が3☆に選ばれています。40ドル以下のワインが3本あったのが気になりました。
2004 Naughty Boy Potter Valley Pinot Noir ($27)
2005 Rutz Cellars Maison Grand Cru Russian River Valley Pinot Noir ($35)
2004 Calera Ryan Vineyard Mt. Harlan Pinot Noir ($40)
Naughty Boyというワイナリは初めて名前を聞きました。Webサイトを見ると,犬がかわいいです(笑)。
星の数2.5以上のもの全部で284本が品種や地域別に選ばれています。4☆が1本,3.5☆が9本。3☆が93本,2.5☆が181本というのが内訳。栄えある唯一の4☆「Extraordinary」に選ばれたのは「2004 Dominus Napa Valley Red Wine ($113)」でした。Dominusは,クロニクルに限らずWine Advocate誌などでも高評価です。2001年以降のWine Advocateのレイティングは95,96,95,94,96。日本ではあまり見向かれなくなってしまったのがちょっと不思議ですが,一時期スランプがあったせいでしょうか(スランプ続きのOpus Oneの人気は落ちないのにね)。
3.5☆は以下の9本。
2004 Domaine Bernard Moreau Chassagne-Montrachet Champs Gain ($65)
Spottswoode Estate St. Helena Cabernet Sauvignon ($110)
2004 Leonetti Cellar Reserve Walla Walla Valley ($110)
2005 Cristom Jessie's Vineyard Eola-Amity Hills Pinot Noir ($50)
2004 McCrea Cuvee Orleans Yakima Valley Syrah ($55)
2005 Le Vieux Donjon ($55)
2001 Bartolo Mascarello Barolo ($80)
1986 Delaforce Colheita Tawny Porto ($33, 500ml)
NV Taylor-Fladgate 40-year-old Tawny Porto ($150)
ワシントン州のワインが2本,オレゴンが1本入っているのが注目です。スポッツウッドのヴィンテージが入っていないのは写し間違いではありません。多分最新の2004でしょう。
ちなみにカリフォルニアのピノは3☆が最高でしたが11本とかなり多くの本数が3☆に選ばれています。40ドル以下のワインが3本あったのが気になりました。
2004 Naughty Boy Potter Valley Pinot Noir ($27)
2005 Rutz Cellars Maison Grand Cru Russian River Valley Pinot Noir ($35)
2004 Calera Ryan Vineyard Mt. Harlan Pinot Noir ($40)
Naughty Boyというワイナリは初めて名前を聞きました。Webサイトを見ると,犬がかわいいです(笑)。
年末といえばやっぱり「そば」というわけで白金の三合庵に行ってみました。
以前は仕事納めの日のそばといえば神田の「まつや」に行くのを定番としていたのですが,まつやは開店時に入らないと30分くらい待つのも当たり前といった状態でした(近所のやぶはもっと並びそうでした)。それにひきかえ立地が不便なせいか,オフィス街にないせいか,三合庵は席こそほとんど埋まっているものの行列にはならなさそうです。
せいろとお代わりのそば,卵焼きを注文。本当はお酒も頼みたいところですが,自重。つまみはほかにいたわさや天ぷら,にしんの棒煮など。やきとりやとりわさがないのはちょっとさびしい。
さて,待つことしばし。まずは卵焼きが到着です。
大根おろしがたっぷり添えられた卵焼きは東京風の甘いものではなく,だし巻きです。だしたっぷりでふわふわ,ジューシー。これはレベル高いです。
食べ終わったころにせいろが出てきます。細めのそばはきっちり冷水で締められていて,美味です。量は少ないです。5口くらいでなくなってしまいます(笑)。それに見合って,つゆも少ないのがちょっとさびしいところ。お代わりも食べてやっと腹4分目くらいでしょうか。濃い目の蕎麦湯をいただいてやっとちょっとお腹に溜まった感じがしました。
これで2000円強ですから,ひんぱんには行けませんが,うわさにたがわずおいしい店です。サービスもいい。
以前は仕事納めの日のそばといえば神田の「まつや」に行くのを定番としていたのですが,まつやは開店時に入らないと30分くらい待つのも当たり前といった状態でした(近所のやぶはもっと並びそうでした)。それにひきかえ立地が不便なせいか,オフィス街にないせいか,三合庵は席こそほとんど埋まっているものの行列にはならなさそうです。
せいろとお代わりのそば,卵焼きを注文。本当はお酒も頼みたいところですが,自重。つまみはほかにいたわさや天ぷら,にしんの棒煮など。やきとりやとりわさがないのはちょっとさびしい。
さて,待つことしばし。まずは卵焼きが到着です。
大根おろしがたっぷり添えられた卵焼きは東京風の甘いものではなく,だし巻きです。だしたっぷりでふわふわ,ジューシー。これはレベル高いです。
食べ終わったころにせいろが出てきます。細めのそばはきっちり冷水で締められていて,美味です。量は少ないです。5口くらいでなくなってしまいます(笑)。それに見合って,つゆも少ないのがちょっとさびしいところ。お代わりも食べてやっと腹4分目くらいでしょうか。濃い目の蕎麦湯をいただいてやっとちょっとお腹に溜まった感じがしました。
これで2000円強ですから,ひんぱんには行けませんが,うわさにたがわずおいしい店です。サービスもいい。
FoleyやLinCourtといったワイナリをサンタバーバラ地域で持っているBill Foleyが買収攻勢を進めていることは以前紹介しました(関連記事1,関連記事2,関連記事3)。
Wine Spectator誌の記事によると,彼が新たに選んだ買収先はナパ。Merusというワイナリです。Merus(読み方はメラス?,メルス?)は所謂ガレージワインとして作られており,2000年以降急速に名を馳せたワイナリ。Wine Advocate誌ではデビュー・ヴィンテージの98年で93点を取ったのを皮切りに,99年も93点。2000年は90点と沈んだものの2001年が94-97,2002年と2003年が95,2004年が94点,2005年が96点,2006年が91-94点と高得点を連発しています。当然,市場ではプレミアムが付いて取引されていますが,ワイナリ経営は苦しかったようです。
Foleyによる買収後もワイン作りには影響がなく,1500ケースという生産量もキープするそうです。今後は畑を買ったり(今は全部購入したブドウを使っています),ワイナリ設備を作ったりといったことも視野に入れているとか。Merus単独で儲けたいというよりも,他のワイナリも買収してトータルでビジネスにしていくという感じでしょうか。
Wine Spectatorの記事には今年買収したAshley'sをTwo Sistersというブランドにした旨も書かれていました。Bill Foleyからはしばらく目が離せないかもしれません。
追伸:Parkerの掲示板では否定的な意見が目立っています。
Wine Spectator誌の記事によると,彼が新たに選んだ買収先はナパ。Merusというワイナリです。Merus(読み方はメラス?,メルス?)は所謂ガレージワインとして作られており,2000年以降急速に名を馳せたワイナリ。Wine Advocate誌ではデビュー・ヴィンテージの98年で93点を取ったのを皮切りに,99年も93点。2000年は90点と沈んだものの2001年が94-97,2002年と2003年が95,2004年が94点,2005年が96点,2006年が91-94点と高得点を連発しています。当然,市場ではプレミアムが付いて取引されていますが,ワイナリ経営は苦しかったようです。
Foleyによる買収後もワイン作りには影響がなく,1500ケースという生産量もキープするそうです。今後は畑を買ったり(今は全部購入したブドウを使っています),ワイナリ設備を作ったりといったことも視野に入れているとか。Merus単独で儲けたいというよりも,他のワイナリも買収してトータルでビジネスにしていくという感じでしょうか。
Wine Spectatorの記事には今年買収したAshley'sをTwo Sistersというブランドにした旨も書かれていました。Bill Foleyからはしばらく目が離せないかもしれません。
追伸:Parkerの掲示板では否定的な意見が目立っています。
カベルネは本当に高くなってしまいました。Parkerの掲示板のあるスレッドによるとWine Advocateの最新号(#174)のカリフォルニアのカベルネで87点のものの平均価格が69ドルだったそうです。こんな値段を付けているのではカベルネ離れが進むのはしょうがないでしょうね。その中で,健闘していたのがSnowdenのCabernet Sauvignon Reserve 2005。94点でパーカー氏のコメントも「激賞」と言っていいほど。65ドルで94点付いています。柳屋では7700円とリリース価格並み。ただし,米国の小売では50ドルくらいのところもありますのでちょっとだけ高めです。
これ以下の価格帯で評価が高いCabernet系は,2005 Kamen Cabernet Sauvignon(50ドル),2005 O'Shaughnessy Cabernet Sauvignon(25ドル)です。
これ以下の価格帯で評価が高いCabernet系は,2005 Kamen Cabernet Sauvignon(50ドル),2005 O'Shaughnessy Cabernet Sauvignon(25ドル)です。
シー・スモークの人気を決定付けたと言える2003年のTen。Wine Advocate誌が96点を付けています。ひょんな経緯で我が家にあったこのワイン,池尻大橋のイタリアンに持ち込んで飲みました。
飲む1時間ほど前に抜栓してもらいました。色はかなり濃い目。若干紫が感じられるほどです。ですがにごった感じはなく,透明感もきちんとあります。香りはかなり深いフルーツ。リコリスやスパイスも感じられます。
味はなんというのでしょう。
おいしいです。ボキャ貧ですが,うえはらさんのコメントがよく分かりました。で,やっぱりBotellaなどと比べると深みがあります。リリース直後はそれがかえって重さになってしまいがちですが,リリース2年を過ぎて,旨みに変わってきている感じがします。飲み終わるのがもったいないワインでした。
飲む1時間ほど前に抜栓してもらいました。色はかなり濃い目。若干紫が感じられるほどです。ですがにごった感じはなく,透明感もきちんとあります。香りはかなり深いフルーツ。リコリスやスパイスも感じられます。
味はなんというのでしょう。
おいしいです。ボキャ貧ですが,うえはらさんのコメントがよく分かりました。で,やっぱりBotellaなどと比べると深みがあります。リリース直後はそれがかえって重さになってしまいがちですが,リリース2年を過ぎて,旨みに変わってきている感じがします。飲み終わるのがもったいないワインでした。
やっぱりこの日ばかりは泡でしょうということで,アイアン・ホースのウエディング・キュベ2002を飲みました。
シャンパーニュとスパークリング・ワインについて語るほど詳しくないですが,シャンパーニュの高いのは独特のイースト香?がありますよね。米国のスパークリングではこれまでそれを感じたことはほとんどありません。シャンパーニュが好きな人にとっては「あの香りがないとね」と思うのでしょうが,決して誰もが喜ぶ香りではないと思います。堀賢一さんが言うところの「後天的」な香りに属するのではないでしょうか。シャンパーニュを飲みなれない人にはカリフォルニアの方が飲みやすいかもしれません。
さて,ちょっと脱線しましたが,アイアン・ホースのウェディング・キュベはカリフォルニアではBlanc de Noirsと呼ばれることが多い,ピノ・ノワールを主体としたスパークリング・ワイン。シャルドネをベースにしたBlanc de Blancsよりもややこくがあり,薄いピンク色がかかっていて,幅広い食事に合わせやすいのが特徴です。
また,アイアン・ホースは今年ランダムハウスで「American Icon」の一つとして選ばれるなど,定評があるワイナリです。日本人の旅行者にも人気が高く,かつては本も出ていました。
もう何回飲んだか分からないこのワインですが,今回も期待を裏切らないおいしさでした。はつらつとした泡でスモークが効いたサーモンによく合いました。
すいすい飲めてしまい,気付いたらボトル2/3くらい飲んでいたようです。食後はダウンしてしまいました(^^;)。
今はウェディング・キュベ見つからないようです。ブラン・ド・ブランは前述のようにChardonnay 100%。洗練・エレガントさが特徴です。Russian Cuveeはリーガン・ゴルバチョフ対談のために作られたという歴史的なキュベ。ピノ65%,Chardonnay35%。ドサージュに普通より大目の糖分を入れているとのことですが,決して「甘い」ワインではありません。Wine Advocateで90点ついています。「The lively, richly fruity 2000 Russian Cuvee is slightly lighter than the Wedding Cuvees. It is a rich, long, impressive, well-made sparkler.」とのことです。
シャンパーニュとスパークリング・ワインについて語るほど詳しくないですが,シャンパーニュの高いのは独特のイースト香?がありますよね。米国のスパークリングではこれまでそれを感じたことはほとんどありません。シャンパーニュが好きな人にとっては「あの香りがないとね」と思うのでしょうが,決して誰もが喜ぶ香りではないと思います。堀賢一さんが言うところの「後天的」な香りに属するのではないでしょうか。シャンパーニュを飲みなれない人にはカリフォルニアの方が飲みやすいかもしれません。
さて,ちょっと脱線しましたが,アイアン・ホースのウェディング・キュベはカリフォルニアではBlanc de Noirsと呼ばれることが多い,ピノ・ノワールを主体としたスパークリング・ワイン。シャルドネをベースにしたBlanc de Blancsよりもややこくがあり,薄いピンク色がかかっていて,幅広い食事に合わせやすいのが特徴です。
また,アイアン・ホースは今年ランダムハウスで「American Icon」の一つとして選ばれるなど,定評があるワイナリです。日本人の旅行者にも人気が高く,かつては本も出ていました。
もう何回飲んだか分からないこのワインですが,今回も期待を裏切らないおいしさでした。はつらつとした泡でスモークが効いたサーモンによく合いました。
すいすい飲めてしまい,気付いたらボトル2/3くらい飲んでいたようです。食後はダウンしてしまいました(^^;)。
今はウェディング・キュベ見つからないようです。ブラン・ド・ブランは前述のようにChardonnay 100%。洗練・エレガントさが特徴です。Russian Cuveeはリーガン・ゴルバチョフ対談のために作られたという歴史的なキュベ。ピノ65%,Chardonnay35%。ドサージュに普通より大目の糖分を入れているとのことですが,決して「甘い」ワインではありません。Wine Advocateで90点ついています。「The lively, richly fruity 2000 Russian Cuvee is slightly lighter than the Wedding Cuvees. It is a rich, long, impressive, well-made sparkler.」とのことです。
クリスマスが過ぎると今度は年末年始の福袋シーズン(笑)です。中身を見せているところ,見せていないところがありますが,気になるのは見せていないところ。柳屋は赤4白(NZ)1で希望小売価格1万5000円が9999円(税抜き)。いずれも単品販売はしていないそうです。
赤ワインの中身はこれ。
1 希望小売価格3800円:ワイナリと畑はStags Leap地域にあり,家族経営の小さなワイナリ。Insigniaがかつてっこのブドウを使用していた。
2 希望小売価格2500円:ナパのピノ。2003年。楽天内で販売なし
3 希望小売価格3000円:2000年のナパのカベルネ。インポーターの倉庫で発見。楽天内で販売なし
4 希望小売価格2600円:Wine EnthusiastでBest Buy。フランス市場でも活躍。Wine Spectatorで世界のTop25ワイナリに選出
いろいろ調べてみましたが,これだろうっていうのは残念ながら見つからず。気になるので買ってみようかと思案中です(笑)。どなたか予想してくださいまし。
赤ワインの中身はこれ。
1 希望小売価格3800円:ワイナリと畑はStags Leap地域にあり,家族経営の小さなワイナリ。Insigniaがかつてっこのブドウを使用していた。
2 希望小売価格2500円:ナパのピノ。2003年。楽天内で販売なし
3 希望小売価格3000円:2000年のナパのカベルネ。インポーターの倉庫で発見。楽天内で販売なし
4 希望小売価格2600円:Wine EnthusiastでBest Buy。フランス市場でも活躍。Wine Spectatorで世界のTop25ワイナリに選出
いろいろ調べてみましたが,これだろうっていうのは残念ながら見つからず。気になるので買ってみようかと思案中です(笑)。どなたか予想してくださいまし。
リージュワンの西川さんがおいしいというので,メゾンカイザーでサンドウィッチを買ってみました。実は日本のいわゆるタマゴサンドはアンチマヨラーな僕にとっては鬼門の一つなのですが,これはもっとシンプルであっさりしたもの。ナチュラルというここでは珍しい柔らかいパンにハムやレタス,そしてたっぷりのゆで卵の輪切りが入っています。優しくておいしいです。
一方,ゆずのブリオッシュはこの季節限定のもの。ブリオッシュの上にゆずのマーマレードが乗ったものと言えばいいでしょうか。これもなかなか。ここのブリオッシュ系では今までで一番おいしかったかも。
一方,ゆずのブリオッシュはこの季節限定のもの。ブリオッシュの上にゆずのマーマレードが乗ったものと言えばいいでしょうか。これもなかなか。ここのブリオッシュ系では今までで一番おいしかったかも。
Jonata Winesというワイナリをご存知でしょうか。Screaming Eagleの現オーナーがSanta BarbaraのSanta Ynez Valleyに持っているワイナリです。2004年からワインを作り始め,今年最初のワインの出荷を始めました(Decanter誌の記事)。
ラインナップは結構ユニークです。
La Flor de JonataというSauvignon Blanc
La Poesia de JonataというPinot Noir
La Tierra de JonataというSangiovese
El Alma de JonataというCabernet Francブレンド
El Desafio de JonataというCabernet Sauvignonブレンド
La Sangre de Jonataというシラー
El Corazon de Jonataというシラーブレンド
La Miel de Jonataというデザートワインです。
詳しくはこちらを参照。
Pinot以外はエステートの畑のブドウで作っています。これから有名になるのかどうか,ちょっと微妙な感じもしますが,一番安いワインで85ドルと,価格は最初から強気です。
ラインナップは結構ユニークです。
La Flor de JonataというSauvignon Blanc
La Poesia de JonataというPinot Noir
La Tierra de JonataというSangiovese
El Alma de JonataというCabernet Francブレンド
El Desafio de JonataというCabernet Sauvignonブレンド
La Sangre de Jonataというシラー
El Corazon de Jonataというシラーブレンド
La Miel de Jonataというデザートワインです。
詳しくはこちらを参照。
Pinot以外はエステートの畑のブドウで作っています。これから有名になるのかどうか,ちょっと微妙な感じもしますが,一番安いワインで85ドルと,価格は最初から強気です。
Wine Spectator誌のTop100で9位に入ったRobert Mondavi Cabernet Reserve 2004(レイティングは95点)が柳屋に入荷しています。モンダヴィのワインとしてはWSでは史上最も高得点なのだそうです。また,Robert MondaviがConstellation Brandsに買収されたのが2004年の11月であり,Mondavi家による最後のヴィンテージになります。ワイナリ価格125ドルが税抜き12500円。米国の店頭価格では90ドルを割るところもあり,実勢は100ドルくらいなので,現地価格以下とはいいにくいですが,十分納得できる価格です。
先日紹介したナパさんのワイン「Jewel Wish」や「Divine Wish」,以前飲んだかんちゃんのワイン「0906」,さらには「世界バリバリバリュー」でも紹介されたという島田紳助さんのワイン「Dear Friends」(中身は0906と同じもの)と,オリジナルのワインを作るサービス「Crushpad」の注目が日本でも上がってきているようです。実際,このサイトにクラッシュパッドで検索してくる人も増えてきています(以前はCrushpadでの検索が多かったのがカタカナでの検索に変わりつつあるのが現状)。
これまでオリジナルのラベルを付けるようなサービスはあっても自分でブドウや醸造方法など一から選んで作れるなんていうのはなかったですし,できたワインがいいかげんなものでなく,ワイン評論家が高評価を与えることも珍しくないという本格的なものであることも魅力的です。
ただ,実際の手順など,よく分からないことも多いのは確か。特に日本から利用しようとなるとコミュニケーションなど不安になる部分もあるでしょう。
そこでクラッシュパッド・ジャパンでは日本語の資料を作っており,今回代理店になったWassy'sで資料を予約できるようになっています。Wassy'sでもクラッシュパッドでワインを作っているということなので,こちらも楽しみにできそうです。
これまでオリジナルのラベルを付けるようなサービスはあっても自分でブドウや醸造方法など一から選んで作れるなんていうのはなかったですし,できたワインがいいかげんなものでなく,ワイン評論家が高評価を与えることも珍しくないという本格的なものであることも魅力的です。
ただ,実際の手順など,よく分からないことも多いのは確か。特に日本から利用しようとなるとコミュニケーションなど不安になる部分もあるでしょう。
そこでクラッシュパッド・ジャパンでは日本語の資料を作っており,今回代理店になったWassy'sで資料を予約できるようになっています。Wassy'sでもクラッシュパッドでワインを作っているということなので,こちらも楽しみにできそうです。
パリ16区の「今年最後の大売出し」はどれが最後なのかよく分かりませんが,今度はPremiere Napa Valley Auctionで落札したワインが大量に登場しています。値段は少々高めですが,オークション用の特別なボトリングなので,品質は同じワイナリのレギュラー・ボトルより高いはず。何よりも二度と手に入らないという希少性は極めて高いです。
SFクロニクル紙によると,サンフランシスコにあるセルフサービスのワイン・バー「VinoVenue」(こちらの記事を参照)が店を閉じているそうです。
VinoVenueはプリペイド・カードを購入し,機械式に1オンスずつテイスティングができるというワインバー。当初から全国チェーンにすることを狙っていましたが,2007年2月にBrunton Vineyardsに売却。Bruntonが代わって全国展開をもくろんでいたところ。
Brunton VineyardsのGeno Brunton CEOによると閉店してしまったわけではなく家賃の件でオーナーともめているのが原因だとのこと。
問題が片付けば再オープンするということなのでしょうがサンフランシスコにおでかけ予定の方はお気をつけください。
VinoVenueはプリペイド・カードを購入し,機械式に1オンスずつテイスティングができるというワインバー。当初から全国チェーンにすることを狙っていましたが,2007年2月にBrunton Vineyardsに売却。Bruntonが代わって全国展開をもくろんでいたところ。
Brunton VineyardsのGeno Brunton CEOによると閉店してしまったわけではなく家賃の件でオーナーともめているのが原因だとのこと。
問題が片付けば再オープンするということなのでしょうがサンフランシスコにおでかけ予定の方はお気をつけください。
自分にしては珍しく,ワインショップでふと手にとって買ったワイン。北カリフォルニア特にシリコンバレー周辺に住んでいる人にとってはGilroyというのは多分馴染み深い名前のはず。アウトレット・センターとして多くの買い物客を引き付けるのと同時に,全米随一のニンニクの産地であり,付近はニンニクの香りが漂います。
その名前に惹かれたのもありますが,意外に思ったのがそのラベル。マルセル・プルーストです。なぜギルロイ,なぜプルーストというのが購入の動機。
このワイン,Gilroyから50kmくらい南のSoledadあたりで取れたGrenacheを使っているということ。ニンニク料理に合うワインとして,産地も近いものを選んだようです(実はGilroyに一番近いのはCaleraではないかとも思うのですが)。
ワインは赤系の果実が強く,明るく軽い感じ。タンニンも少なめですが,胡椒などのスパイシーさが軽くなりすぎるのを防いでいます。確かに軽めのニンニク料理には合いそう。シリアスなワインではありませんが,食事と合わせるには割とよかったです。
結局なんでプルーストなのかは分からなかったのですが,プルーストと言えば「失われた時を求めて」。実はこの作品には結構思い入れがあったりするのですが,それはまた別の話なのでここでは深入りしません。この作品,タイトルにあるように時間が最大のテーマですが,一方でコンブレやバルベックといった土地も重要な役割を持っています。おそらくそれにワインのテロワールを重ねたのではないかと思います。
1700円という値段は若干高いかな? でもまた買うかもしれません。
その名前に惹かれたのもありますが,意外に思ったのがそのラベル。マルセル・プルーストです。なぜギルロイ,なぜプルーストというのが購入の動機。
このワイン,Gilroyから50kmくらい南のSoledadあたりで取れたGrenacheを使っているということ。ニンニク料理に合うワインとして,産地も近いものを選んだようです(実はGilroyに一番近いのはCaleraではないかとも思うのですが)。
ワインは赤系の果実が強く,明るく軽い感じ。タンニンも少なめですが,胡椒などのスパイシーさが軽くなりすぎるのを防いでいます。確かに軽めのニンニク料理には合いそう。シリアスなワインではありませんが,食事と合わせるには割とよかったです。
結局なんでプルーストなのかは分からなかったのですが,プルーストと言えば「失われた時を求めて」。実はこの作品には結構思い入れがあったりするのですが,それはまた別の話なのでここでは深入りしません。この作品,タイトルにあるように時間が最大のテーマですが,一方でコンブレやバルベックといった土地も重要な役割を持っています。おそらくそれにワインのテロワールを重ねたのではないかと思います。
1700円という値段は若干高いかな? でもまた買うかもしれません。
TTB(Alcohol and Tobacco Tax and Trade Bureau)は先日紹介したAVAの問題についてパブコメ受け付けを延長するという。
AVA内部のAVAの問題に関しては60日,Calistogaの問題については90日というのがその期間。
AVA内部のAVAの問題に関しては60日,Calistogaの問題については90日というのがその期間。
麻布十番のCWG(California Wine Garden)でCh. Igai Takahaのワインを12月25日まで格安提供中です。
Samurai Beautyが通常14700円のところを9500円,2005年の“Jewel Wish” Chardonnayが6000円,2005年2006年の“Divine Wish” Pinot Noirがどちらも7000円,また新たにラインナップに加わったPinot Blancを使ったデザートワイン“Dragon Beauty”(ハーフボトル)が7000円です。
また,オンラインWassy'sでも“Jewel Wish”,“Divine Wish”2005,“Dragon Beauty”を販売中です。Samurai Beautyも販売予定だとか。
Samurai Beautyが通常14700円のところを9500円,2005年の“Jewel Wish” Chardonnayが6000円,2005年2006年の“Divine Wish” Pinot Noirがどちらも7000円,また新たにラインナップに加わったPinot Blancを使ったデザートワイン“Dragon Beauty”(ハーフボトル)が7000円です。
また,オンラインWassy'sでも“Jewel Wish”,“Divine Wish”2005,“Dragon Beauty”を販売中です。Samurai Beautyも販売予定だとか。
Press DemocratによるとソノマのRussian River Valleyで人気のピノを作るMerry Edwardsが新しいワイナリをオープンしたそうです。予約すれば訪問客も受け入れるそう。
こちらのページでは構築中の写真が見られます。
こちらのページでは構築中の写真が見られます。
そろそろクリスマス用のワインは注文を済ませておきたいところ。前にクロ・デュ・ヴァルのクリスマス用エッチング・ボトルのセットを紹介しましたが,まだ残っているようです。セット以外の単体ももちろんあります。
渋谷に行ったついでに東急のれん街のドゥ マゴでブリオッシュ・オランジュというのを購入。ほかには「へそ」つきのブリオッシュ・ア・テートや円筒形をしたパン・ブリオッシュなどもありました。
ブリオッシュ・オランジュはその名の通り,オレンジのピールを混ぜ込んだブリオッシュ。かなりオレンジが利いており,甘みも相当。生地はやわらかめで,口どけよく,かなりおいしいです。人によっては甘すぎると思うかもしれませんが,疲れて甘いものがほしいときだったのでよかったです。
それにしても年末は記事ネタが多くて大変。書きそびれているネタもいくつかあります。消費できるんだろうか。
ブリオッシュ・オランジュはその名の通り,オレンジのピールを混ぜ込んだブリオッシュ。かなりオレンジが利いており,甘みも相当。生地はやわらかめで,口どけよく,かなりおいしいです。人によっては甘すぎると思うかもしれませんが,疲れて甘いものがほしいときだったのでよかったです。
それにしても年末は記事ネタが多くて大変。書きそびれているネタもいくつかあります。消費できるんだろうか。
Williams-Selyemについてちょっと書き足りなかったので追加のお話です。
Williams-SelyemはBurt Williams氏とEd Selyem氏が1981年に設立したワイナリ。まだPinot Noirについて大きな実績がなかったRussian River Valley,Sonoma CoastでRochioliやAllenなど多くのブドウ栽培家と協力し,1つのスタイルを作り上げました。takuyaさんは訪問記を書いておられますが,90年代にはメーリング・リスト・メンバーでないと訪問すらできないというカルト的ステータスでした。1998年にEd Selyem氏の健康問題などからワイナリを売却して現オーナーに代わりました。また,Burt Williams氏の娘がオーナーであるワイナリとしてBrogan Cellarsがあります(PinotFileの記事PDF参照)。また,Burt Williams氏はワイナリ売却の一環としてMendocinoに畑を得たそうなのですが(WSの記事),そちらが現在どうなっているのかは分かりませんでした。
なお,紹介したワインですが,Russian River Valley 1995とSonoma Coast 1995がWSで90点。Olivet Laneが93点付いています。
Williams-SelyemはBurt Williams氏とEd Selyem氏が1981年に設立したワイナリ。まだPinot Noirについて大きな実績がなかったRussian River Valley,Sonoma CoastでRochioliやAllenなど多くのブドウ栽培家と協力し,1つのスタイルを作り上げました。takuyaさんは訪問記を書いておられますが,90年代にはメーリング・リスト・メンバーでないと訪問すらできないというカルト的ステータスでした。1998年にEd Selyem氏の健康問題などからワイナリを売却して現オーナーに代わりました。また,Burt Williams氏の娘がオーナーであるワイナリとしてBrogan Cellarsがあります(PinotFileの記事PDF参照)。また,Burt Williams氏はワイナリ売却の一環としてMendocinoに畑を得たそうなのですが(WSの記事),そちらが現在どうなっているのかは分かりませんでした。
なお,紹介したワインですが,Russian River Valley 1995とSonoma Coast 1995がWSで90点。Olivet Laneが93点付いています。
パリ16区のセールでスポッツウッドが追加されています。1998,2000,2003のエステートと,セカンド・ラベルとして2003年に追加されたリンデンハースト。米国小売価格の「最安」のもので見るとそれぞれ65ドル,72ドル,96ドル,60ドルくらい。主流の値段はそれぞれ10ドル~15ドルくらい高くなっています。パリ16区の値段は8880円,8880円,11800円,5680円なので,どれも現地価格と言っていいと思います。
1998,2000年はあまり良年ではありませんが,変なワインを作るワイナリではありません。ちなみにWAのレイティングは98年が88,2000年が91点,2003年は94点だそうです。98年については「長熟型ではないが,この年の中では成功しているワイン。飲み頃は2014年ころまで」ということなので,案外今がいいころかもしれません。
余談ですが,同じページにOpus One 2003のハーフボトルも。フルボトルのSpottswoodeより高いのですが,それでもOpus Oneの方が売れたりするのでしょうか。
もう1つ余談で,前にお勧めしたFoxenのSea Smoke,Saxumもまだ残っていました。
1998,2000年はあまり良年ではありませんが,変なワインを作るワイナリではありません。ちなみにWAのレイティングは98年が88,2000年が91点,2003年は94点だそうです。98年については「長熟型ではないが,この年の中では成功しているワイン。飲み頃は2014年ころまで」ということなので,案外今がいいころかもしれません。
余談ですが,同じページにOpus One 2003のハーフボトルも。フルボトルのSpottswoodeより高いのですが,それでもOpus Oneの方が売れたりするのでしょうか。
もう1つ余談で,前にお勧めしたFoxenのSea Smoke,Saxumもまだ残っていました。
ピノにはまり始めた90年代終わりころ,カリフォルニアのピノ・ノワールで最高峰の位置にいたのがWilliams-Selyemでした。メーリング・リストに入るのも数年待ち,たま~に店で見かけても150ドル以上の高嶺の花。その後,オーナーが引退してワイナリを売却し,質が低下するのではないかと噂されましたが,今でも第一線でがんばっているのはご存知の通りです。
「築地ワイン・マーケット古葡萄」で1995年のWilliams-SelyemがSonoma Coast,Russian River Valley,Olivet Laneと3種出ています。どれも1万7800円。この価格は安いといっていいでしょう。上記のように当時の流通価格がそれくらいしていましたし,そもそも今となっては入手できることがラッキーなものです。個人的には同じヴィンテージのOlivet LaneをGary Farrelが作ったものは飲んだことがあるので,そこが一番興味あります。
「築地ワイン・マーケット古葡萄」で1995年のWilliams-SelyemがSonoma Coast,Russian River Valley,Olivet Laneと3種出ています。どれも1万7800円。この価格は安いといっていいでしょう。上記のように当時の流通価格がそれくらいしていましたし,そもそも今となっては入手できることがラッキーなものです。個人的には同じヴィンテージのOlivet LaneをGary Farrelが作ったものは飲んだことがあるので,そこが一番興味あります。
渋谷のレコード店CISCOが閉店するというのを四日も過ぎた今日になってようやく知りました。もう何年も行ってないとはいえ感慨深いなあ。
高校生のころから行っていたような気がしたのですが,25年ということは大学に入ったころオープンしたことになります。CISCO自体は,自分の趣味からは少しずれていたのでそんなに買っていませんが,DISC UNIONやマザーズレコードなどを巡回するときによく立ち寄っていました。それからCDの黎明期にCD専門店「FRISCO」という支店があり,ヨーロッパで「アナログ落とし」と言われるようなアナログレコードからただCDに焼きなおしただけというタイプのCDが続々作られたころにかなり買いました。
マザーズはまだあるのかなあ。ブーツログのCDとか随分買ったんだけどなあ。下北のEDISONも懐かしい。よく三茶から歩いたものです(笑)。
"2007年12月10日、渋谷宇田川町にあった老舗レコード・ショップ〈CISCO RECORDS〉が25年にわたる歴史に幕を下ろしました。今後は、WEB販売専門で営業していくとのことです。"
〈CISCO RECORDS〉閉店によせて ~ レコード・ショップの今、そしてこれから ~ | doops! - music blog
高校生のころから行っていたような気がしたのですが,25年ということは大学に入ったころオープンしたことになります。CISCO自体は,自分の趣味からは少しずれていたのでそんなに買っていませんが,DISC UNIONやマザーズレコードなどを巡回するときによく立ち寄っていました。それからCDの黎明期にCD専門店「FRISCO」という支店があり,ヨーロッパで「アナログ落とし」と言われるようなアナログレコードからただCDに焼きなおしただけというタイプのCDが続々作られたころにかなり買いました。
マザーズはまだあるのかなあ。ブーツログのCDとか随分買ったんだけどなあ。下北のEDISONも懐かしい。よく三茶から歩いたものです(笑)。
先日の記事でシー・スモークのボテーラとテンは8割方飲食店とデパートに納められたらしいという話を書きましたが,そのボテーラです。柳屋で出ていた価格より1000円以上安いです。今の状況からすると,ほしい人はここで買っておくのが賢明のように思えます。
現時点では27本ありますが,もしかしたら今日中に売り切れるかも。
ちなみにSea Smokeの3種のピノのうち,今飲むならこのBotellaが一番おいしいのではないかと思います。Gary VaynerchukもBotellaを一番高く評価しています。熟成させるならTenの方が魅力的ですが。
現時点では27本ありますが,もしかしたら今日中に売り切れるかも。
ちなみにSea Smokeの3種のピノのうち,今飲むならこのBotellaが一番おいしいのではないかと思います。Gary VaynerchukもBotellaを一番高く評価しています。熟成させるならTenの方が魅力的ですが。
ひところよりは少なくなりましたがそれでもまだ「カレラ ジェンセン」が検索語の上位に入っています。ということで,久々に入荷情報。
最新ヴィンテージ2004で抱き合わせなし,1万2600円というのは現状の相場観ではまあまあのところ。もう1つは旧ヴィンテージの2001。Caleraの場合,熟成してこそ本領が発揮されるので2001でも今飲むにはまだ若いくらいだと思いますが,今となっては入手困難。貴重なヴィンテージです。値段高いですが,待ってもほかで見つかる保証はありません。どうしてもこのヴィンテージが欲しいなら。2003も同値段。コメントは上に同じ。
最新ヴィンテージ2004で抱き合わせなし,1万2600円というのは現状の相場観ではまあまあのところ。もう1つは旧ヴィンテージの2001。Caleraの場合,熟成してこそ本領が発揮されるので2001でも今飲むにはまだ若いくらいだと思いますが,今となっては入手困難。貴重なヴィンテージです。値段高いですが,待ってもほかで見つかる保証はありません。どうしてもこのヴィンテージが欲しいなら。2003も同値段。コメントは上に同じ。
米国産ワインの原産地呼称制度AVA(American Viticultural Area)に関して,業界に大きな波紋が広がっています。今年はPaso Robles(記事,記事,記事)やCalistoga(記事,記事)でAVA制定にからんだ問題が起きていますが,11月にこれらについてTTBが出した提案が,AVA制度そのものに絡むものだったのです。
この提案では大きく二つのことを言っています。一つはCalistogaにおけるCalistoga Cellars(ここはCalistogaのブドウを少ししか使っていない)のような問題への対応。以前からあるブランドに対しては,そこのブドウからできているのではないことを明記した上で,使用を引き続き許すとしています。
また,もう一つはCalistogaやPaso Roblesの新AVAなど,既存のAVAの中に新しいAVAを作ることへの対処。新しい提案では,AVAの内側のAVA名を名乗ったときは外側のAVA名は名乗れないことになります。例えばStags LeapのワインにNapa Valleyと書くことは許されなくなります。
これに対してNapa Valley Vintnersは脅迫だと猛反論。どこに落ち着くのか現時点ではさっぱり分かりません。
こちらとこちらも参考にどうぞ。
この提案では大きく二つのことを言っています。一つはCalistogaにおけるCalistoga Cellars(ここはCalistogaのブドウを少ししか使っていない)のような問題への対応。以前からあるブランドに対しては,そこのブドウからできているのではないことを明記した上で,使用を引き続き許すとしています。
また,もう一つはCalistogaやPaso Roblesの新AVAなど,既存のAVAの中に新しいAVAを作ることへの対処。新しい提案では,AVAの内側のAVA名を名乗ったときは外側のAVA名は名乗れないことになります。例えばStags LeapのワインにNapa Valleyと書くことは許されなくなります。
これに対してNapa Valley Vintnersは脅迫だと猛反論。どこに落ち着くのか現時点ではさっぱり分かりません。
こちらとこちらも参考にどうぞ。
柳屋でシー・スモークがようやく3種登場しましたが,ボッテーラとサウジングは売り切れ,最上位のテンだけが残っています。それも去年までより値段上がってますねえ。まあ米国でも実勢120ドルなので,割高というほどではないのですが。柳屋のサイトによると「今年より販売方針を大幅に変更したのだそうで、『テン』と『ボテッラ』は8割方が飲食店とデパートに収められたのだとか」ということで,「良心的」と思っていたこのインポータの評価は随分下がりました。
このほかPisoniのPisoni 2005というのも出ていて,値段はこちらの方が安いです。僕的にはPisoniの方が惹かれるものがありますが,米国の値段は60ドル台で意外に安いです。
で,この辺買うなら前に紹介したFoxenのSea Smokeがダントツでお買い得でないかと思った次第。
ちなみにTenはこちらの方が安く売っています。
このほかPisoniのPisoni 2005というのも出ていて,値段はこちらの方が安いです。僕的にはPisoniの方が惹かれるものがありますが,米国の値段は60ドル台で意外に安いです。
で,この辺買うなら前に紹介したFoxenのSea Smokeがダントツでお買い得でないかと思った次第。
ちなみにTenはこちらの方が安く売っています。
先日の記事のコメントでメゾンカイザーにはクグロフはなかったような,と書きましたが,今日行ったらありました。季節限定かも。一方,当初の目的だったゆずのブリオッシュは売り切れていて,クグロフを買うことに。260円とメゾンカイザーにしてはお財布に優しい値段です(笑)。
大きさは底面の直径12cmくらい,高さ10cmくらいでクグロフとしては結構小型のような気がします(見かけはこちらを参考にしてください)。上から見るとアーモンドが目立ちます。大きさの割にはずっしりと重みを感じます。
中はレーズンがところどころに。生地は若干しっとりとしていますが,やはり結構密度が濃い感じ。アーモンドがいいアクセントです。当然ながら甘みもかなりあるので,飲み物なしではちょっと食べにくそう。結局1個ぺろっと食べてしまいましたが,後からおなかに結構たまりました。太りそう(笑)。
余談ですが「メゾンカイザー クグロフ」でググったら前の記事がトップに出てきてちょっとびっくりしました。
大きさは底面の直径12cmくらい,高さ10cmくらいでクグロフとしては結構小型のような気がします(見かけはこちらを参考にしてください)。上から見るとアーモンドが目立ちます。大きさの割にはずっしりと重みを感じます。
中はレーズンがところどころに。生地は若干しっとりとしていますが,やはり結構密度が濃い感じ。アーモンドがいいアクセントです。当然ながら甘みもかなりあるので,飲み物なしではちょっと食べにくそう。結局1個ぺろっと食べてしまいましたが,後からおなかに結構たまりました。太りそう(笑)。
余談ですが「メゾンカイザー クグロフ」でググったら前の記事がトップに出てきてちょっとびっくりしました。
フレンチ・ランドリーやブションといった高級レストランのオーナー・シェフとして知られるトーマス・ケラー氏がYountvilleにインを作ろうとしています。計画は6年越しのものだとのことですが,YountvilleがようやくGoサインを出したそうです。
この地域は住居と商業が混じったところで,商業施設を作る際に,低所得家庭用の住居を提供することが義務付けられているそうです。今回,11戸を提供することで話がついたとのこと。
肝心のインですが,仮称はAloysius Inn。20部屋でスパやプールなどがあるそうです。ここに泊まる人は宿泊施設よりどういった食事が提供されるかに興味があると思いますが,そのあたりは不明です。
2008年春に着工して,18ヶ月ほどの工期を見込んでいるとのことで,2009年秋にオープンする可能性があります。
"Plans for Aloysius Inn, which may or may not be the final name for the proposed property on Webber Ave. and Washington St., include 20-units, a gym, a spa, pool and private courtyard."
The Cork Board » Blog Archive » Thomas Keller one step closer to turning Yountville into Kellerville with Aloysius Inn
この地域は住居と商業が混じったところで,商業施設を作る際に,低所得家庭用の住居を提供することが義務付けられているそうです。今回,11戸を提供することで話がついたとのこと。
肝心のインですが,仮称はAloysius Inn。20部屋でスパやプールなどがあるそうです。ここに泊まる人は宿泊施設よりどういった食事が提供されるかに興味があると思いますが,そのあたりは不明です。
2008年春に着工して,18ヶ月ほどの工期を見込んでいるとのことで,2009年秋にオープンする可能性があります。
先日のアンケートに「このサイトにどういう情報を期待していますか?」という質問があったのですが,意外にも「カリフォルニアワインのニュース」に続く第2位は「飲んだワインの感想」でした。もうずいぶんと「ワインを飲まないワインサイト」として定着したかと思い(爆),テイスティング・ノートはほとんど書いていなかったのですが,これからはもう少しまめに書くようにしたいと思います。
あと本題に入る前に余談ばかりですが,アンケートの結果紹介はもうしばらくお待ちください。グラフをどうしようかなあと悩んでいたところ,いいタイミングでGoogle Chart APIが発表されたので,これを使いたいのですが,まだ日本語がちゃんと通らないようです。すぐに通るようになるのではないかと思うので,そうしたら簡単にグラフが作れるので結果紹介も楽にできます。
さて,本題ですがAugust WestのChardonnay Rosella's Vineyard 2005です。August WestはFreemanのワインメーカーでもあるEd Kurtzman氏がRosella'sやGary'sのオーナーであるGary Franscioni氏,ソノマのGraham Family VineyardのオーナーであるHoward Graham氏と共同で作ったワイナリです。Chardonnayはこの2005年が最初のもの。なんと生産量は68ケースです。800本強しか作られていないワインということ。
いや,そんなに少ないとは,今の今まで知りませんでした。ちょっともったいないことをしたかと呆然(^^;)。でもCellarTrackerみたらレビューが11もあるんですよ。いかにこのサイトがある一部のワインに強いか再確認しました。
色はややゴールドがかかった薄めの黄色。香りはレモンと花。トロピカルな感じではなく春の花といった感じ。味わいもやや酸が強めでレモンやライムのような,引き締まった感じ。そこはかとなく樽のニュアンスがいい具合に入っています。時間が経って温度が上がってくると,少し酸が弱まり華やかさが増します。これはすばらしい。自分が今飲みたかったChardonnayそのものと言ってもいいくらい。
二日目三日目も味わいは変わりませんでした。多少華やかさが増したかなといった程度。落ちる部分は全くありません。
★★★★☆
この貴重なワインを生み出してくれたことに感謝!
あと本題に入る前に余談ばかりですが,アンケートの結果紹介はもうしばらくお待ちください。グラフをどうしようかなあと悩んでいたところ,いいタイミングでGoogle Chart APIが発表されたので,これを使いたいのですが,まだ日本語がちゃんと通らないようです。すぐに通るようになるのではないかと思うので,そうしたら簡単にグラフが作れるので結果紹介も楽にできます。
さて,本題ですがAugust WestのChardonnay Rosella's Vineyard 2005です。August WestはFreemanのワインメーカーでもあるEd Kurtzman氏がRosella'sやGary'sのオーナーであるGary Franscioni氏,ソノマのGraham Family VineyardのオーナーであるHoward Graham氏と共同で作ったワイナリです。Chardonnayはこの2005年が最初のもの。なんと生産量は68ケースです。800本強しか作られていないワインということ。
いや,そんなに少ないとは,今の今まで知りませんでした。ちょっともったいないことをしたかと呆然(^^;)。でもCellarTrackerみたらレビューが11もあるんですよ。いかにこのサイトがある一部のワインに強いか再確認しました。
色はややゴールドがかかった薄めの黄色。香りはレモンと花。トロピカルな感じではなく春の花といった感じ。味わいもやや酸が強めでレモンやライムのような,引き締まった感じ。そこはかとなく樽のニュアンスがいい具合に入っています。時間が経って温度が上がってくると,少し酸が弱まり華やかさが増します。これはすばらしい。自分が今飲みたかったChardonnayそのものと言ってもいいくらい。
二日目三日目も味わいは変わりませんでした。多少華やかさが増したかなといった程度。落ちる部分は全くありません。
★★★★☆
この貴重なワインを生み出してくれたことに感謝!
セール時の気前のよさで特筆できる「ワインセラーパリ16区」。今度はシャルドネのセールです。なんといっても注目はコングスガード(Kongsgaard)の「ザ・ジャッジ(The Judge)」。このワインについての説明はカリフォルニアワインあらかるとのページが詳しいのでそちらをご覧ください。とにかく究極のシャルドネを作ることが目的であり,値段もカリフォルニアのシャルドネとしては考えられないくらい高いのですが,それでも欲しい人は引きも切らない状態です(まあ,ブルゴーニュの最上位クラスの値段を考えたら決して高くないですが)。
ワイナリ価格は175ドルですが,米国のリテールでは税抜き250ドル~が当たり前。オークションでは300ドル以上もざらです。今回は税込み2万9800円ということで,米国のリテール価格とほぼ同じという安さです。
これ以外に,以前7000円台で出て「この価格帯では珍しい」と書いたHdVが6000円台でこれも現地価格と遜色ないところ。FlowersのSonoma Coastも4980円でこれも現地価格並みです。
ワイナリ価格は175ドルですが,米国のリテールでは税抜き250ドル~が当たり前。オークションでは300ドル以上もざらです。今回は税込み2万9800円ということで,米国のリテール価格とほぼ同じという安さです。
これ以外に,以前7000円台で出て「この価格帯では珍しい」と書いたHdVが6000円台でこれも現地価格と遜色ないところ。FlowersのSonoma Coastも4980円でこれも現地価格並みです。
オンライン・ワイン販売のWine.comが年間トップ100を発表しています。純粋に販売した本数によるというランキングです。というわけで,米国の消費者が何を好んでいるのかが見えてくるちょっとユニークなリストになっています。
1位はワシントンのHogue Genesis Cabernet Sauvignon 2003(16.79ドル)。2位はオーストラリアのSticks Chardonnay 2004(13.99ドル)。3位はスペインのCristalino NV Brut Cava(9.79ドル)。4位にようやくカリフォルニアからBig House Red 2004(10.29ドル)が入っています。
10ドル台のワインが大多数を占める中,高額なワインでは13位に入ったSilverado Cabernet Sauvignon 2003(2004年ものは41.99ドル)が目に付きます。またCaymusのConundrum 2005(27.99ドル)も19ドルと健闘。さらにSilver Oak Napa Valley Cabernet Sauvignon 2002(99ドル)も21ドルと相変わらず消費者人気は高いようです。Alexander Valleyの方も28位と上位にランクされています。
ピノ・ノワールは生産量が少ないものが多いので,こういうランキングでは不利になるようです。55位に入ったニュージーランドのAmisfield Pinot Noir 2005,79位に入ったOrogeny Vineyards Pinot Noir Green Valleyなど,下位にいくつか入った程度です。
ちなみにシルヴァラードのカベルネは「神の雫」のコラムで「リーマンのシャトー・マルゴー」(笑)と紹介されたものです。日本でも税抜き4000円台なので米国とさほど値段は変わりません。デイリーより少しいいワインを飲みたいときにはいいかも。
1位はワシントンのHogue Genesis Cabernet Sauvignon 2003(16.79ドル)。2位はオーストラリアのSticks Chardonnay 2004(13.99ドル)。3位はスペインのCristalino NV Brut Cava(9.79ドル)。4位にようやくカリフォルニアからBig House Red 2004(10.29ドル)が入っています。
10ドル台のワインが大多数を占める中,高額なワインでは13位に入ったSilverado Cabernet Sauvignon 2003(2004年ものは41.99ドル)が目に付きます。またCaymusのConundrum 2005(27.99ドル)も19ドルと健闘。さらにSilver Oak Napa Valley Cabernet Sauvignon 2002(99ドル)も21ドルと相変わらず消費者人気は高いようです。Alexander Valleyの方も28位と上位にランクされています。
ピノ・ノワールは生産量が少ないものが多いので,こういうランキングでは不利になるようです。55位に入ったニュージーランドのAmisfield Pinot Noir 2005,79位に入ったOrogeny Vineyards Pinot Noir Green Valleyなど,下位にいくつか入った程度です。
ちなみにシルヴァラードのカベルネは「神の雫」のコラムで「リーマンのシャトー・マルゴー」(笑)と紹介されたものです。日本でも税抜き4000円台なので米国とさほど値段は変わりません。デイリーより少しいいワインを飲みたいときにはいいかも。
SFクロニクルは,今注目のワインメーカー5人も挙げています。Rusack,Kendricという全然知らないワイナリの名前も出てきます。このあたりは覚えておくといいかもしれません。
Winemaker to Watch: John and Helen Falcone, Rusack Vineyards
Winemaker to Watch: Stewart Johnson, Kendric Vineyards
Winemaker to Watch: Robert Pellegrini of Pellegrini Family Vineyards
Winemaker to Watch: Arnaud Weyrich of Roderer Estate
Winemaker to Watch: Jennifer Williams, St. Helena's Spottswoode
Winemaker to Watch: John and Helen Falcone, Rusack Vineyards
Winemaker to Watch: Stewart Johnson, Kendric Vineyards
Winemaker to Watch: Robert Pellegrini of Pellegrini Family Vineyards
Winemaker to Watch: Arnaud Weyrich of Roderer Estate
Winemaker to Watch: Jennifer Williams, St. Helena's Spottswoode
SFクロニクル紙がWinemaker of the Yearを発表しました。今年はCaleraのJosh Jensen氏。今年は日本でカレラブームが起こりましたが,カレラのワインが見直されるようになってきたのは日本だけではありません。
ところで「カリフォルニアのロマネコンティ」と呼ばれるもとになった,そもそもの苗木をどこで手に入れたかという問題ですが,この記事ではChaloneからということになっています。
"Call him Mr. Limestone. As a cellar grunt in Burgundy, Josh Jensen became convinced that the calcium-rich soils of the Cote d'Or were the secret to the region's wines. He returned home to California and spent two years traversing the length of the state, looking for a limestone-rich parcel."
2007 Winemaker of the Year: Josh Jensen of Calera Wine Company
ところで「カリフォルニアのロマネコンティ」と呼ばれるもとになった,そもそもの苗木をどこで手に入れたかという問題ですが,この記事ではChaloneからということになっています。
カリフォルニアの名誉の殿堂にロバート・モンダヴィが選ばれたというのは前に紹介しましたが,その表彰式が12月5日,サクラメントで開かれました。モンダヴィのほか,スティーブ・ジョブズ,ウィリー・メイズ,リタ・モレノ,エリザベス・テイラー,タイガー・ウッズといった殿堂入りメンバー,さらに故人で殿堂入りしたアンセル・アダムス,ジョン・ウェイン,ジョン・スタインバックなどの家族も参列。豪華な式典となったようです。
Wine Spectator誌のWebサイトにはMondaviとその家族(Margrit夫人,次男のTimと娘のMarciaのインタビュービデオ,スティーブ・ジョブズが表彰式でモンダヴィの紹介をするビデオが掲載されています。
殿堂入り,それ自体はすばらしいことですが,ビデオを見るとRobert翁の体が弱っているのが一目瞭然。思わずため息をついてしまいました。4年前,90歳の誕生日のときは杖をつき,手は振るえがあったものの,それでも自分の足で歩いていましたが,最早完全に車椅子の人。周囲で何が起きているのかも分かっているのかどうか,といった感じです。
思えば,この4年間で自分のワイナリは売却され,家族の秘密を暴く本が出版されるなど,Robert Mondavi Wineryを設立した1966年以降で最も辛い日が続いたわけです。ましてや90を超えた高齢。衰えても仕方ないのでしょう。
Wine Enthusiast誌のブログにはRobert翁の後を次ぐのは誰?なんていう記事も載っていましたが,正直言ってここに挙げられたJess
Jackson,Jerry Lohr,Randall Grahmではねえ…。Jess Jacksonは業界全体のことに興味があるようには見えないし,J. Lohrは知名度が低いし,Randall Grahmではだれも付いていけないし。Robert Mondaviという偉人を持ったことはカリフォルニアワインにとっては本当にすばらしいことだと思います。
PS. あえて挙げるなら,John Shafer,Bill Harlan,Pall Draperあたりかなあ。Francis Coppolaというのもあるかもしれないけど。
Wine Spectator誌のWebサイトにはMondaviとその家族(Margrit夫人,次男のTimと娘のMarciaのインタビュービデオ,スティーブ・ジョブズが表彰式でモンダヴィの紹介をするビデオが掲載されています。
殿堂入り,それ自体はすばらしいことですが,ビデオを見るとRobert翁の体が弱っているのが一目瞭然。思わずため息をついてしまいました。4年前,90歳の誕生日のときは杖をつき,手は振るえがあったものの,それでも自分の足で歩いていましたが,最早完全に車椅子の人。周囲で何が起きているのかも分かっているのかどうか,といった感じです。
思えば,この4年間で自分のワイナリは売却され,家族の秘密を暴く本が出版されるなど,Robert Mondavi Wineryを設立した1966年以降で最も辛い日が続いたわけです。ましてや90を超えた高齢。衰えても仕方ないのでしょう。
Wine Enthusiast誌のブログにはRobert翁の後を次ぐのは誰?なんていう記事も載っていましたが,正直言ってここに挙げられたJess
Jackson,Jerry Lohr,Randall Grahmではねえ…。Jess Jacksonは業界全体のことに興味があるようには見えないし,J. Lohrは知名度が低いし,Randall Grahmではだれも付いていけないし。Robert Mondaviという偉人を持ったことはカリフォルニアワインにとっては本当にすばらしいことだと思います。
PS. あえて挙げるなら,John Shafer,Bill Harlan,Pall Draperあたりかなあ。Francis Coppolaというのもあるかもしれないけど。
高いワインついでにロマネコンティの値段を調べてみたのですが,さすがにすごいですねえ。海外で探しても最安6000ドルというところです。これに比べたらScreaming Eagleなんて2000ドルくらいで買えるのだから安いもんです(笑)。Wine Cellar KATSUDA(ここ,昔はカリフォルニアの「カルト」も結構売っていましたが今はフランス専門みたいですねえ)では通常120万円が78万円となんと42万円引きの大盤振る舞い。このほか,プレミアム酒販大平ではラベル破損品ながら68万円。これはまさに世界価格並みです(笑)。
一番高いのは800万円だって…
ちなみにスクリーミング・イーグルで一番安いのは2002年ものが税込み258750円(ここは為替変動ありなので,今はもっと安いかも)。これは米国価格と比べても全く遜色ありません。Wine Advocate誌では99点付いています。
一番高いのは800万円だって…
ちなみにスクリーミング・イーグルで一番安いのは2002年ものが税込み258750円(ここは為替変動ありなので,今はもっと安いかも)。これは米国価格と比べても全く遜色ありません。Wine Advocate誌では99点付いています。
“Juku”って塾のこと?って疑問に思ったら本当にそうでした。Wikipediaにもエントリーがあります(書いたのは日本人でしょうけど)。で,Yahoo!の塾はHTMLやCSS,JavaScript,PHP(なんで?)といったフロントエンドの技術を勉強するところだそうです。応募して採用されるとYahoo!の社員として給料が支払われ,仕事は「勉強」。勉強してお金がもらえるんならいいなあと思ってしまいました。
確かにJavaScriptのスキルって全然違いますからね。サーバー言語は渡り歩けても,JavaScriptに移るのってかなり大変だと思います。
この「塾」の背景には大学などでJavaは教えるもののフロントエンドはほとんど教えることがなく,ニーズが高まっているのに技術者がほとんど増えてこないということがあるようです。「塾」で学んだ人はもちろんYahoo!の技術者として期待されるわけですが,それだけでなく業界全体のフロントエンド技術者の支援といった狙いもあるとのこと。"The vision of the Juku program is to provide top-quality training in frontend technologies (HTML, CSS, JavaScript, and PHP) with the ultimate goal of producing great frontend engineers. Participants are put through 3-4 months of intensive training taught by some of the best frontend engineers at Yahoo!, focusing not just on concepts, but also on best practices in terms of maintainability, accessibility, and performance. Mentors guide the participants throughout the program, answering questions, providing code reviews, and monitoring their progress."
The Yahoo! Juku Yahoo! User Interface Blog
確かにJavaScriptのスキルって全然違いますからね。サーバー言語は渡り歩けても,JavaScriptに移るのってかなり大変だと思います。
再びパリ16区の紹介になりますが年末特価ということで,カベルネ系ではトップクラスのワインが出ています。絶対的な金額は高いですが,米国と比べてもそん色ない価格。ここぞというときにはいいかもしれません。
ワインはシェイファーとコルギンとエイブリュー。ShaferではHillside Select 2003が税込み2万6800円。前年がWAで100点だったのに対し,こちらは95点と多少見劣りしますが,なんといってもHillside Selectです。ちなみにWine-Searcherでの最安は230ドルですからほぼ同じか,税率によってはこちらの方が安いくらい。ちなみに同じページに出ている廉価版のOne Point Five 2004は米国で65ドルが税込み6880円と,米国よりも安くなっています。
Colginはどれを紹介すればいいか悩ましいところですが,IX Estate Proprietary Red 2003にしておきましょう。これも米国で240ドルくらいからなのが2万9800円。同じワインの2004は3万9800と1万円も上がっていますが,米国でも100ドル上がっているのでどちらがお買い得かは微妙なところです。
AbreuのMadrona RanchからはWAで96-100点が付いている2001年のものを紹介。これは米国では320ドルくらいのショップもありますが600ドル付けているところもあるというワイン。
500円のパンを高いと書いたあとに3万,4万もするワインが安いとは何事かと言われそうですが,まあ少なくともOpus Oneに3万円近くを投資するんだったら,こっちの方が100倍くらいお勧めです。個人的にはColginにそそられるものがあります。
ワインはシェイファーとコルギンとエイブリュー。ShaferではHillside Select 2003が税込み2万6800円。前年がWAで100点だったのに対し,こちらは95点と多少見劣りしますが,なんといってもHillside Selectです。ちなみにWine-Searcherでの最安は230ドルですからほぼ同じか,税率によってはこちらの方が安いくらい。ちなみに同じページに出ている廉価版のOne Point Five 2004は米国で65ドルが税込み6880円と,米国よりも安くなっています。
Colginはどれを紹介すればいいか悩ましいところですが,IX Estate Proprietary Red 2003にしておきましょう。これも米国で240ドルくらいからなのが2万9800円。同じワインの2004は3万9800と1万円も上がっていますが,米国でも100ドル上がっているのでどちらがお買い得かは微妙なところです。
AbreuのMadrona RanchからはWAで96-100点が付いている2001年のものを紹介。これは米国では320ドルくらいのショップもありますが600ドル付けているところもあるというワイン。
500円のパンを高いと書いたあとに3万,4万もするワインが安いとは何事かと言われそうですが,まあ少なくともOpus Oneに3万円近くを投資するんだったら,こっちの方が100倍くらいお勧めです。個人的にはColginにそそられるものがあります。
ブリオッシュ・シリーズ(シリーズなのかどうか知らないけど)の第2弾はメゾンカイザー。1ヶ月ぶりくらいに行ったらいくつか新作が出ていました。
新作はゆずを練りこんだもの,ジンジャーブレッドマンの形をしたクリスマス向けのもの,そしてその名もブリオッシュ・ドゥ・ノエルという(12/12注:名前修正しました)クリスマス向けのもの。今日はその中から最後のブリオッシュ・ドゥ・ノエル(500円!)を買いました。
横15cm,幅10cm,高さ5cmくらいの卵型でかなり巨大です。上に粉糖がまぶしてあり,砂糖漬けのレモンが載っています。中の記事にもレモンが練りこんであり,マジパンの「具」も入っています。クルミやレーズンも表面にちりばめられています。
ここのブリオッシュは柔らかくないのが特徴で,持ってもかなりずっしりしています。味はレモンの酸味と苦味がいいアクセント。途中で出てくるマジパンの甘みもくどくなくていいです。クルミも食感に変化を与えて好印象。
一般的なブリオッシュとはちょっと違うと思いますが,さすがに良くできているなと感心。ただ,値段が高いのと,大きくて食べにくいのが欠点なので半分のサイズで半額にしてくれるとうれしいのではないかと思いました。貧乏人の発想でごめんよ。
新作はゆずを練りこんだもの,ジンジャーブレッドマンの形をしたクリスマス向けのもの,そしてその名もブリオッシュ・ドゥ・ノエルという(12/12注:名前修正しました)クリスマス向けのもの。今日はその中から最後のブリオッシュ・ドゥ・ノエル(500円!)を買いました。
横15cm,幅10cm,高さ5cmくらいの卵型でかなり巨大です。上に粉糖がまぶしてあり,砂糖漬けのレモンが載っています。中の記事にもレモンが練りこんであり,マジパンの「具」も入っています。クルミやレーズンも表面にちりばめられています。
ここのブリオッシュは柔らかくないのが特徴で,持ってもかなりずっしりしています。味はレモンの酸味と苦味がいいアクセント。途中で出てくるマジパンの甘みもくどくなくていいです。クルミも食感に変化を与えて好印象。
一般的なブリオッシュとはちょっと違うと思いますが,さすがに良くできているなと感心。ただ,値段が高いのと,大きくて食べにくいのが欠点なので半分のサイズで半額にしてくれるとうれしいのではないかと思いました。貧乏人の発想でごめんよ。
Crushpadが家庭でワインのブレンドを実践できるキットFuseboxを発売しました。375mlのボトル6本(Cabernet Sauvignon×2,Merlot,Petit Verdot,Malbec,Cabernet Francすべてナパ産)と4人分のピペット,シリンダー,評価用カードなどが付属します。また,「Mystery Wine」と称する375mlのボトルも添付。これは買った人がブレンドを当てるためのものです。
価格は120ドルと案外手ごろ。クリスマスプレゼントにいかがでしょうか(間に合わなかったらごめん)。
価格は120ドルと案外手ごろ。クリスマスプレゼントにいかがでしょうか(間に合わなかったらごめん)。
ワインセラーパリ16区でセールが始まっていました。目玉はFoxen Sea SmokeとSaxum。Foxen Sea Smokeは2004年がWSで94点,WAで96点を取って注目を集めたワイン。Sea SmokeのTenをさらに濃厚にしたような味わいです。2005年はWSで当初92点が付いたものの,最終的には87点ということになり,議論になったワイン。テイスティング・ノートを見ても賛否両論あるようです。固いワインなので長く待てる人向けかもしれません。入手困難なワインなので米国でも100ドル近い価格が付いています(ワイナリ価格は75ドル)。お買い得でしょう。
Saxumは近年めきめきと売り出し中のワイナリでWine Advocateで暫定ながら100点が付いたものもある注目株。米国では日本よりも入手困難で,売り出されている2本とも,現地価格より安くなっています。
Saxumは近年めきめきと売り出し中のワイナリでWine Advocateで暫定ながら100点が付いたものもある注目株。米国では日本よりも入手困難で,売り出されている2本とも,現地価格より安くなっています。
Robert Parkerの掲示板でバイオダイナミクス(ビオディナミ,自然派ワイン)が論争になっています。11月25日にスレッドが始まり,現時点でリプライが258。Brian LoringやPeter Cargasacchiといった論客に加え,Wine Advocate誌でブルゴーニュやアルザス,シャンパーニュ,ニュージーランドなどを担当するDavid Schildknechtも途中から積極的に書き込みをしています。
いつも思うことですが,これだけの長大なスレッドで破綻させずに議論を進めていけるというのは,結論というものは出ないにしろ,アメリカ人というのは大したものだと思います。
日本人が緻密で長い文章を書くのが苦手なのは教育のせい? それとも「見開き主義」の雑誌の影響?
いつも思うことですが,これだけの長大なスレッドで破綻させずに議論を進めていけるというのは,結論というものは出ないにしろ,アメリカ人というのは大したものだと思います。
日本人が緻密で長い文章を書くのが苦手なのは教育のせい? それとも「見開き主義」の雑誌の影響?
さすがに初日で売り切れた「Samurai Beauty」。メモとして残す意味を含めてRAQ(rarely asked questions)を記しておきます。
1. Wine AdvocateではDiatom Samurai Vineyardって書いてあるけど?
パーカーさんの勘違いです。醸造はDiatomでしていますが,あくまでもCh. Igai Takaha ”Samurai Beauty”です。
2. Samurai Vineyardっていう畑があるの?
ありません。畑はHuberです。
3. パーカーさんは「These are brilliant tour de force Chardonnays that show what can be achieved with ripe, pure fruit, and no oak.」って書いているけど…
これもパーカーさんの勘違いです。Samurai BeautyはHuberを古い樽を使って作ったものです。このあたりはご当人のブログを参照してください。
4. Ch. Igai Takahaって何?
CWFCのナパさんのブランドです。家紋である違鷹羽(正確には“ちがいたかのは”と読むそうです)をローマ字で書いたChigai Takahaの最初のChをシャトーの略称に見立てたものです。
5. ナパさんてピノも作ってなかったっけ?
はい。Ch. Igai Takaha Pinot Noir Russian River Valley,Amber Ridge "Divine Wish"です。シャルドネでもCh.igai Takaha Chardonnay Santa Maria Valley "Jewel Wish"というのもあります。詳しくはこちら。
この二つはDiatomとは無関係で,Crushpadで作っています。
6. "Divine Wish"とか "Jewel Wish"とか不思議な名前だけど?
ナパさんのお嬢様二人の名前から取っています。
7. じゃあSamurai Beautyは?
分かりません。ナパさんの思いつきではないかという気がします。ただ「Beauty」のところは奥様から字を取っているのかもしれません(^。^)。
8. Samurai Beautyは米国でも買えるの?
買えません。Wine Advocateが出た後,Greg Brewerのところにたくさん問い合わせがきたそうですが,Gregは「あれはナパさんのだから」ということで,米国の流通には出していないとのことです。
9. Wine Advocateで95点てすごいんですか?
すごいです。例えば,今カリフォルニアのChardonnayで一番珍重されているといってもいいAubertの場合,2005年の評価でLauren, Ritchie, ReulingがそれぞれRP95-97+, RP94-96, RP95-97と95点近辺の評価になっています。パーカーさんは96点以上だと「An extraordinary wine of profound and complex character displaying all the attributes expected of a classic wine of its variety. Wines of this caliber are worth a special effort to find, purchase, and consume.」だと書いていますが,そこに非常に近いということになります。
1. Wine AdvocateではDiatom Samurai Vineyardって書いてあるけど?
パーカーさんの勘違いです。醸造はDiatomでしていますが,あくまでもCh. Igai Takaha ”Samurai Beauty”です。
2. Samurai Vineyardっていう畑があるの?
ありません。畑はHuberです。
3. パーカーさんは「These are brilliant tour de force Chardonnays that show what can be achieved with ripe, pure fruit, and no oak.」って書いているけど…
これもパーカーさんの勘違いです。Samurai BeautyはHuberを古い樽を使って作ったものです。このあたりはご当人のブログを参照してください。
4. Ch. Igai Takahaって何?
CWFCのナパさんのブランドです。家紋である違鷹羽(正確には“ちがいたかのは”と読むそうです)をローマ字で書いたChigai Takahaの最初のChをシャトーの略称に見立てたものです。
5. ナパさんてピノも作ってなかったっけ?
はい。Ch. Igai Takaha Pinot Noir Russian River Valley,Amber Ridge "Divine Wish"です。シャルドネでもCh.igai Takaha Chardonnay Santa Maria Valley "Jewel Wish"というのもあります。詳しくはこちら。
この二つはDiatomとは無関係で,Crushpadで作っています。
6. "Divine Wish"とか "Jewel Wish"とか不思議な名前だけど?
ナパさんのお嬢様二人の名前から取っています。
7. じゃあSamurai Beautyは?
分かりません。ナパさんの思いつきではないかという気がします。ただ「Beauty」のところは奥様から字を取っているのかもしれません(^。^)。
8. Samurai Beautyは米国でも買えるの?
買えません。Wine Advocateが出た後,Greg Brewerのところにたくさん問い合わせがきたそうですが,Gregは「あれはナパさんのだから」ということで,米国の流通には出していないとのことです。
9. Wine Advocateで95点てすごいんですか?
すごいです。例えば,今カリフォルニアのChardonnayで一番珍重されているといってもいいAubertの場合,2005年の評価でLauren, Ritchie, ReulingがそれぞれRP95-97+, RP94-96, RP95-97と95点近辺の評価になっています。パーカーさんは96点以上だと「An extraordinary wine of profound and complex character displaying all the attributes expected of a classic wine of its variety. Wines of this caliber are worth a special effort to find, purchase, and consume.」だと書いていますが,そこに非常に近いということになります。
パーカーがDiatom Samurai Vineyardとして95点を付けたCh. Igai Takaha "Samurai Beauty"がついに市販です。おそらく本数から言ってこれが最初で最後になるのではないでしょうか。