ピノ好きを自認する筆者ですが,今を去ること十数年前,ピノを飲んで初めて感激したことがありました。当時ピノの説明というと「ビロードのような」といった形容詞が付くことが多かったのですが,それまで飲んだピノは薄かったり酸っぱかったりするのが多く,どこが「ビロード」のようなのか全く分からなかったのでした。
それが,あるワインを飲んだとき「これか!」と天から啓示を受けたかのようにその感覚が分かったのですが,何を隠そうそのワインこそが「ロバート・モンダヴィ ピノ・ノワール リザーブ ナパヴァレー 1994」だったのです。そのとき,隣で飲んでいた友人も一口飲んで「ををっ」と遠峰一青ばりの声を上げていましたから今思ってもあのボトルは特別だったのかもしれません。
その同じワインが柳屋で1万9800円。しかもマグナム。これがもしあのときと同じ感動を味わせてくれるのなら決して高くない値段ですが,初恋の人と再会するようなもので,会わない方が幸せだったりする場合もあるわけです。
というわけで気になるけど,ちょっと手が出ないワインなのでした。
●ロバート モンダヴィ ピノ・ノワール "リザーヴ" ナパヴァレー 1994 《◎1500ml マグナムボトル》
同じページで売っているレギュラーのカベルネやオークヴィルもなかなかお買い得です。
それが,あるワインを飲んだとき「これか!」と天から啓示を受けたかのようにその感覚が分かったのですが,何を隠そうそのワインこそが「ロバート・モンダヴィ ピノ・ノワール リザーブ ナパヴァレー 1994」だったのです。そのとき,隣で飲んでいた友人も一口飲んで「ををっ」と遠峰一青ばりの声を上げていましたから今思ってもあのボトルは特別だったのかもしれません。
その同じワインが柳屋で1万9800円。しかもマグナム。これがもしあのときと同じ感動を味わせてくれるのなら決して高くない値段ですが,初恋の人と再会するようなもので,会わない方が幸せだったりする場合もあるわけです。
というわけで気になるけど,ちょっと手が出ないワインなのでした。
●ロバート モンダヴィ ピノ・ノワール "リザーヴ" ナパヴァレー 1994 《◎1500ml マグナムボトル》
同じページで売っているレギュラーのカベルネやオークヴィルもなかなかお買い得です。
昨日はひょんなことから、軽く飲みに行くことに。といいつつ結局三人で四本のワインを開けてしまいました。
ワインは最初の2本がムルソー。ムルソー・リムーザン05(ファビヨン・コシュ)とムルソー・クロデペリエール02(アルベール・グリヴォー)。前者はフレッシュな感じ,後者は結構熟成していて古漬けの旨みのような感じが出ていました。
3本目はCalera Jensen 2001。Caleraらしくかつお節のような旨みを強く感じます。いい感じに熟成が始まっているようでした。最後はAugust West Rosella's Vineyard Pinot Noir 2006。Caleraとは対照的に果実のおいしさを強く感じるワイン。Rosella'sらしい味わいで良かったです。
ワインは最初の2本がムルソー。ムルソー・リムーザン05(ファビヨン・コシュ)とムルソー・クロデペリエール02(アルベール・グリヴォー)。前者はフレッシュな感じ,後者は結構熟成していて古漬けの旨みのような感じが出ていました。
3本目はCalera Jensen 2001。Caleraらしくかつお節のような旨みを強く感じます。いい感じに熟成が始まっているようでした。最後はAugust West Rosella's Vineyard Pinot Noir 2006。Caleraとは対照的に果実のおいしさを強く感じるワイン。Rosella'sらしい味わいで良かったです。
このブログでもたびたび引用してきた,Robert Parkerのサイトの掲示板(正式名称は「Mark Squires' Bulletin Board on eRobertParker.com」)が今日からWine Advocate誌のオンライン会員および,紙版の有料読者限定になりました。
うえはらさんはこれについて
と断じていますし,米国の有力ブログVinographyも「The World's Most Popular Wine Bulletin Board Goes Away」と題してより深い分析を試みています。
さて,有料購読者限定で再オープンした掲示板,さすがに書き込みの数は減っていますが表面上は落ち着いた感じがしています。これがこれから過疎化しないで行けるのであれば,今回の決断が正しかったということになるのでしょうけど,果たしてどうでしょうか。
うえはらさんはこれについて
RPは掲示板をsuperviseする費用が掛かりすぎと言ってるが、会員の書き込みが大半なら費用削減効果が見込めず、非会員の書き込みが大半なら、掲示板価値の毀損が大きすぎる。いずれにせよ会員のみに閉じるメリット無し。
と断じていますし,米国の有力ブログVinographyも「The World's Most Popular Wine Bulletin Board Goes Away」と題してより深い分析を試みています。
さて,有料購読者限定で再オープンした掲示板,さすがに書き込みの数は減っていますが表面上は落ち着いた感じがしています。これがこれから過疎化しないで行けるのであれば,今回の決断が正しかったということになるのでしょうけど,果たしてどうでしょうか。
EOSのブランド名で知られるワイナリを経営するSapphire Winesが4月22日,破産しました(Summary of SAINT JAMES CO - Yahoo! Finance)。チャプター11(会社更生法)の申請でもないようなので,復活は難しそうです。
EOSはプチシラーで知られるワイナリ。日本でも2000年頃ちょっとしたブームになりました。残念です。
EOSはプチシラーで知られるワイナリ。日本でも2000年頃ちょっとしたブームになりました。残念です。
「RESTful Webサービス」の監訳者でもある著者が,HTTPやHTML,AtomなどWebサービスを含んだWebを支える基本技術を平易に解説した本。
これからWebサイト,特にWebサービスを作りたいという人にとってRESTの考え方は採用するにしろしないにしろ,知っておかないといけないことだと思う。これまでこの分野では上記の「RESTful Webサービス」くらいしか参考になるものがなかったが,本格的にRESTに取り組むのならともかく,まずはRESTをちゃんと知りたいという人にとってはややオーバースペックな内容であり,価格だった。
本書はさまざまな項目をバランスよく解説しており,教科書的に使うには最適ではないかと思う。特に最後のWebサービス設計のところは,おそらく本書で著者が一番伝えたかったところだろうと思うのだが,サービス設計の参考になる。
なお,個人的にもうちょっと解説が欲しかったのはOAuthやOpenIDのところ。それとクッキーについて全く触れていないのは,これはWebを支える技術であるべきではない,という姿勢なのかな,と思った。
これからWebサイト,特にWebサービスを作りたいという人にとってRESTの考え方は採用するにしろしないにしろ,知っておかないといけないことだと思う。これまでこの分野では上記の「RESTful Webサービス」くらいしか参考になるものがなかったが,本格的にRESTに取り組むのならともかく,まずはRESTをちゃんと知りたいという人にとってはややオーバースペックな内容であり,価格だった。
本書はさまざまな項目をバランスよく解説しており,教科書的に使うには最適ではないかと思う。特に最後のWebサービス設計のところは,おそらく本書で著者が一番伝えたかったところだろうと思うのだが,サービス設計の参考になる。
なお,個人的にもうちょっと解説が欲しかったのはOAuthやOpenIDのところ。それとクッキーについて全く触れていないのは,これはWebを支える技術であるべきではない,という姿勢なのかな,と思った。
ワイナリ巡りをしているときに意外と困ってしまうのが夕方のクローズする時間が早いこと。大体5時までに終了してしまうところが大半です。夏場だと8時くらいまで明るいのになんだか時間を持て余してしまう感じがしてしまうことがあります。
SFクロニクル紙の記事によると,ナパのいくつかのワイナリが5月からオープン時間を延長するとのこと(Napa wineries to stay open later this summer)。
Silverado Vineyards
5時半から8時までテラスを開放して25ドルでフラグシップワインが味わえる試飲メニューを提供する。
Robert Mondavi Winery
金曜日に45ドルの有料ツアーで5時から90分のコースを提供。最後はあのTo Kalon Vineyardの見学も。Researveの試飲も付属。
Trefethen Family Vineyards
金曜日に6時から2時間のツアーを開催。100ドルのツアーでカベルネのバレル・テイスティングや,スモール・ロットの特別醸造もの,古いワインの試飲などを提供する。
Luna
6月1日から木曜日は7時まで,金曜日と土曜日は6時までオープンする予定。
Peju Province Winery
これまでも6時までオープンしていた。
ナパ滞在ならワインショップもいくつかあります。Back Room Winesは7時まで,Oxbow Wine Merchantは10時まで,Vintner's Collectiveは6時まで。
ワイナリが開いている時間が遅くなれば,そのまま食事をしたり宿泊する客も増えると思うので,この流れはもっと加速するといいのではないかと思います。旅行者にとってももちろん朗報です。
SFクロニクル紙の記事によると,ナパのいくつかのワイナリが5月からオープン時間を延長するとのこと(Napa wineries to stay open later this summer)。
Silverado Vineyards
5時半から8時までテラスを開放して25ドルでフラグシップワインが味わえる試飲メニューを提供する。
Robert Mondavi Winery
金曜日に45ドルの有料ツアーで5時から90分のコースを提供。最後はあのTo Kalon Vineyardの見学も。Researveの試飲も付属。
Trefethen Family Vineyards
金曜日に6時から2時間のツアーを開催。100ドルのツアーでカベルネのバレル・テイスティングや,スモール・ロットの特別醸造もの,古いワインの試飲などを提供する。
Luna
6月1日から木曜日は7時まで,金曜日と土曜日は6時までオープンする予定。
Peju Province Winery
これまでも6時までオープンしていた。
ナパ滞在ならワインショップもいくつかあります。Back Room Winesは7時まで,Oxbow Wine Merchantは10時まで,Vintner's Collectiveは6時まで。
ワイナリが開いている時間が遅くなれば,そのまま食事をしたり宿泊する客も増えると思うので,この流れはもっと加速するといいのではないかと思います。旅行者にとってももちろん朗報です。
おそらく今のカリフォルニアでシラー系のワインの作り手トップ3を選ぶとしたら,1位はSine Qua Non,2位がAlban,3位はSaxumということになるだろうと思います。いずれも米国では入手難でオークション価格が付けられているワインですが,Saxumだけは例外的に日本での価格が米国の流通価格を下回っていました。私も以前,米国での価格が200ドルに達しているJames Berry Vineyard Proprietary Red 2005を7000円程度で入手。高評価を裏切らない味わいでした。
ところが昨年8月にWine Advocate誌で上記のワインの2007年版がついに100点を取ったからか,昨年末には日本への輸入がなくなるという話が流れ,事実ほとんどワインショップで見かけなくなりました。
それがこのほどようやくこの2007が柳屋に入荷。ただし3万9800円という米国流通価格と変わらない値段。ワイナリから直出しではないのか,それとも流通業者がぼっているのか。残念なことになってしまいました。
ただWA100点が税抜き3万円台というのは決して高すぎる値段ではないというのも事実。100点という数字に価値を置く人にとっては悪くない買い物かもしれません。
100点じゃなくてもいいや,という人は,市場に残っているSaxumを買い占めるのが吉ではないかと思います。
ところが昨年8月にWine Advocate誌で上記のワインの2007年版がついに100点を取ったからか,昨年末には日本への輸入がなくなるという話が流れ,事実ほとんどワインショップで見かけなくなりました。
それがこのほどようやくこの2007が柳屋に入荷。ただし3万9800円という米国流通価格と変わらない値段。ワイナリから直出しではないのか,それとも流通業者がぼっているのか。残念なことになってしまいました。
ただWA100点が税抜き3万円台というのは決して高すぎる値段ではないというのも事実。100点という数字に価値を置く人にとっては悪くない買い物かもしれません。
100点じゃなくてもいいや,という人は,市場に残っているSaxumを買い占めるのが吉ではないかと思います。
自由が丘にあるワインショップ「イーエックス・ワイン」が送料無料キャンペーンをやっているとオーナーの娘さんの柳田由香さんがつぶやいていたので,サイトを見たところ,カリフォルニアのワインはカレラだけのようです。
カリフォルニアワインファンとしては残念なラインナップですが,せっかくのご縁なので,紹介しておきます。送料無料の期限は4月30日。
これを機会にカリフォルニアワインの品揃えを増やしてくれたらうれしいなあ。
カリフォルニアワインファンとしては残念なラインナップですが,せっかくのご縁なので,紹介しておきます。送料無料の期限は4月30日。
これを機会にカリフォルニアワインの品揃えを増やしてくれたらうれしいなあ。
Prince of Pinot(PinotFile)がGoogle翻訳を使ったサイトの翻訳機能を導入しています。でもやっぱりまだまだ。ちなみにタイトルはページタイトルになっている「Home Page | The Prince of Pinot」を訳した結果です。「件」はどこから来たのやら。
トップページに出ている「Small Vines Wines」の記事は
とちょっとは分かるような,でもやっぱり全然分からないような。原文は
名詞句あたりが苦手なんですかね?
トップページに出ている「Small Vines Wines」の記事は
ポールとキャサリンマグラススローンの利点を理解を明確に触発さ近接、コンパクトな樹は、1998年SVV)のソノマ郡のヴァインズ開始小(ブドウ栽培を。 名前はワインの拡張子以降で味ブドウと品質を反映激しくのシンプルさをその基になる:哲学小さく、よりブドウが生産小さく。 閉じる間隔は1エーカー当たりのブドウの木を最大化し、ぶどう1ポンドを最小限に抑える。この数式ではワイン価格のボトル支え回収益性の増加を100で売るの質を成長ブドウが目的ときは不可欠です。
とちょっとは分かるような,でもやっぱり全然分からないような。原文は
Paul and Kathryn McGrath Sloan, inspired by a clear understanding of the advantages of close-spaced, compact vines, launched Small Vines Viticulture (SVV) in Sonoma County in 1998. The name reflects the simplicity of their underlying philosophy: smaller vines produce smaller and more intensely flavored grapes and by extension higher quality wine. Close spacing maximizes vines per acre and minimizes pounds per vine. This formula sustains profitability and increases quality which is critical when growing grapes aimed to sell at 100 times the bottle price of the wine.
名詞句あたりが苦手なんですかね?
昨年カリフォルニアワインあらかるとのセールで安く買ったLoringのClos Pepeを飲みました。Loringはカリフォルニアやオレゴンの様々な畑のブドウを使ってピノを作っていますが,Santa Rita HillsのClos Pepeはその中でも高く評価されているものの一つ。
予想以上に控えめな味や香り。初日はオレゴンのピノかと思うほど冷ややかな感じが強いワインでした(オレゴンがダメという意味ではありませんが)。二日目,三日目とだんだん開いてきておいしくなりましたが,どちらかというと同じときに買ったGarys'の方が好みだったと思います。
もう一つ,これは前にも紹介したと思いますが,コストコで700円台で売っているMirassouのピノ。米国の価格が9ドル前後ですから,それよりもちょっと安いくらいというお買い得ワインです。米国の値段だけで見ると日本で1300円台くらいのCycles Gladiatorあたりと同価格帯です。
このピノ,値段が値段ですから,むちゃくちゃおいしいとはいいませんが,この価格帯にしてはピノらしい味がして,ありがちな人造的な感じがしません。薄すぎもせずなかなかいい感じ。コストコでは1500円台で売っているEstanciaのピノもお買い得なのですが,こちらの方がオトク感は強いかも。これはお勧め。
※Loring買うなら下のセットは国内販売のものとしては,これ以上ないくらいの安さです。普通だったらLoringのGarys'が入っているだけで7000円~8000円くらいになってしまいます。
予想以上に控えめな味や香り。初日はオレゴンのピノかと思うほど冷ややかな感じが強いワインでした(オレゴンがダメという意味ではありませんが)。二日目,三日目とだんだん開いてきておいしくなりましたが,どちらかというと同じときに買ったGarys'の方が好みだったと思います。
もう一つ,これは前にも紹介したと思いますが,コストコで700円台で売っているMirassouのピノ。米国の価格が9ドル前後ですから,それよりもちょっと安いくらいというお買い得ワインです。米国の値段だけで見ると日本で1300円台くらいのCycles Gladiatorあたりと同価格帯です。
このピノ,値段が値段ですから,むちゃくちゃおいしいとはいいませんが,この価格帯にしてはピノらしい味がして,ありがちな人造的な感じがしません。薄すぎもせずなかなかいい感じ。コストコでは1500円台で売っているEstanciaのピノもお買い得なのですが,こちらの方がオトク感は強いかも。これはお勧め。
※Loring買うなら下のセットは国内販売のものとしては,これ以上ないくらいの安さです。普通だったらLoringのGarys'が入っているだけで7000円~8000円くらいになってしまいます。
カリフォルニアワインあらかるとのメルマガにリーファーコンテナ(定温輸送コンテナ)を使ったワインの輸送(主にフランスから)がどうなっているか,詳しい話が出ていました。業界の人なら常識なのかもしれませんが,個人的には勉強になったので,許可を得て転載します。
なお,メルマガですから当然主眼はワインの宣伝であり,シャルドネの最高峰と言われるモンラッシェがコンディションに左右されがちで個体差が大きいのに対し,カリフォルニアの方が比較的その要素は低い,ということで最後はTORのシャルドネを紹介しています。
##以下転載(改行調整などは行っています)##
内陸深くに位置するボーヌよりディジョンに在る輸送会社の倉庫を経由し、積み地のル・アーヴルまで陸路450km以上を車上に揺られ、海上輸送に転じては、ドーバー海峡を尻目に、北大西洋からやがて赤道を跨ぎ南半球へ。
更に南下を続け、アフリカ大陸最南端の喜望峰を望み、インド洋へと抜ければ、今度は北半球を目指して北上。
マレー半島沖から東シナ海を経由し太平洋へと抜ける前には、二度目の赤道通過を経ることとなります。
そして、“何事”も無ければ、ル・アーヴル出港から、ほぼ31~32日を経た後に東京港へと辿り着く訳ですが、もしも、仏側における一方の主たる積み地、マルセイユ(ホース)が選ばれた荷であるならば、途中に“更なる難関”が待ち受けます。
◇
ところで、世界中のワイン輸出入業者に選ばれる、定評あるワイン専門の海上輸送会社に、管理に厳格な定温便(リーファー)を扱う「JFヒレブラント社」があります。ここの特徴は、請け負い対象を、他多くの船会社のように、専ら 「コンテナ毎」とはせず、混載(LCL)により、小口の「パレット毎」も可能とするが故、少量生産のファインワインへの適性に秀でたビジネススタイルとなっています。
欧州を始め、北米や南米、オセアニアといった有名産地のほぼ全域を網羅する均一品質のサービスを展開する中、東京を仕向け地とする本船の数は、やはりフランス発が圧倒的多数。サービス対象エリアにある産地のワインを取り扱う日本のインポーター各社も、概ねは「ヒレブラントを利用している。」と公言します。
但し、フランス発は月当たりに四便以上が出港するのに対し、東京港向けカリフォルニア(オークランド港)発は、月当たり一便に過ぎません。カリフォルニアワイン取扱い各社による新規オファーがひと時に重なるのは、こんな事が要因の一つとして挙げられます。
◇
話を戻しましょう。
▼ マルセイユ発に待ち受ける“更なる難関”とは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昨今、台頭する新興国におけるフランス産銘醸の絶対的消費量が増し、ちょうど工業用鉄鋼原料などに見られる現象と同様本船の予約が占められ、それら確保には大きな困難が伴います。
然るに、未だ需要に供給が追いつかぬ状態が続くル・アーヴル発。
ところがそれに相反するかのように、フランス最大の商業港であるマルセイユ発は、比較的に便の確保が容易です。
◇ 各社は、ル・アーヴル発の空きを待つでしょうか? ◇
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ブルゴーニュとマルセイユを結ぶ途中に、ローヌやプロヴァンスを始めとする南仏があります。
特に巨大資本のネゴスでない限り、混載(LCL)を余儀なくされるワインがブルゴーニュ。それと共に、取扱い品目に南仏ワインを加えるインポーターの幾つかは、陸上輸送における経済的合理性を優先し、出港地としてマルセイユを選びます。
大量かつスピーディーな供給が義務付けられ、「空きを待とう。」など悠長な姿勢ではいられぬ有名大手程例外ではありません。彼等の多くに、必要な本船を確保し易いマルセイユが選ばれるという「事実」があります。
3~4日も余計に要するのに…
◇「ル・アーヴル発は31~32日。片やマルセイユ発は34~35日。」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
しばしば、港湾関係者のストライキにより、足止めを食らわされるマルセイユですが、それが無かった場合の話です。
地中海に面するマルセイユが、より遠方のル・アーヴルに比べ2~3日程多くの日数を要するとは、一体どういう事でしょう?
今や、世界の一大消費地である中国。いつの間にか、日本の優先順位は、それに劣るものとなってしまったのでしょうか?
現在、ヒレブラントのサービスにおけるル・アーヴル発に東京港直行便が含まれるのに対し、マルセイユ発東京向けに限り、全ては上海を経由されます。そして上海では、航空機搭乗におけるトランジットの例に等しく、荷の積み替えが避けられません。
まるで、そこが事実上の終着港であるかのように。
貿易業務に明るい方ならご存知でしょうが、船から船、若しくは荷揚げ時にコンテナを移動する際は、即日に実施される訳ではなく、コンテナヤードでは「出番待ち」なる時間が要されます。費やされる時間が、四日間以上に及ぶ例も珍しくありません。
その間、リーファーの電源は保障されると思いますか?作業中に電源が抜けた場合、保険は適用されるでしょうか? 「コンテナ移動では、リーファーの電源は保障されず、又、起こり得る温度変化は摂氏三度程」と知れば、如何に感じるでしょう? 「摂氏三度」とは、概ねが経験則上の「最下限値」であり、理論上は、一層と大きな温度上昇が起こりうるとも聞きます。
売主(生産者)に買主(インポーター)も、目が届く筈の無い場所で、荷はどのように扱われているのか?鹿児島よりも緯度の小さな灼熱の上海港では、如何なる環境の下、港湾荷役はどの様に進められているのか?
疑問は膨らむばかりです。
◇
かつて、日本を代表する某有名インポーターが、社内からの告発と思われる「輸送中にリーファー電源が落ち、(世界的に極めて有名な)ヴォーヌ・ロマネの某高級銘柄を、熱により吹きこぼれさせた。」なる話を耳にしました。全滅に近い状態であったようです。又、あるインポーターは、やはりリーファーの電源が落ちた際に、保険料込み(CIF)の貿易条件であったにも関わらず、商品損傷の解釈に話が噛み合わず、保険適用に至ることなく、全てを廃棄処分とせざるを得なかったとも。相当の額が廃棄に費される上、更には通関時において、酒税、関税、消費税を納めぬわけにはいきません。だからといって、まさかこんなものを、「“ワンコイン”と称し、売られる筈など無い。」と、断言できるでしょうか?多くのインポーターは、海上輸送にリーファーを選びますが、業界内では「あそこは使っていない。」と噂される先もあります。
オプション契約として数万円多く掛かるものの、随時の温度データを記録に残し、それをリスク回避の為の対抗手段とするなど、輸送コストを惜しまぬ理性を効かせたインポーターもあります。やがて、それら経費は、商品の販売価格に乗じる事となりますが、消費者にとっての「美味しいワインの為の保険」とも思えば、一本当たりの換算額は、リスク回避に見合う十分な対価と言えるのではないでしょうか。
◇
真夏の太井埠頭を車で走っていた際、偶々目にしたトラックの幌の下に、明らかにワインと思われる箱の山を見た事があります。陸上輸送においても、定温便へのコストを削る業者もいるようです。
赤道を一度も通過しないばかりか、幾度も暖流に乗る欧州発に比べ、北米発の本船は、まるで逆行するようなルートを辿り、オホーツク海方面より三陸沖まで南下する寒流の親潮に乗り東京港に至ります。また、その間の海上輸送に要する期間は約一週間。
なにも、カリフォルニアワインの優位性を解くのみに、書き綴ったわけではありません。
ご多分に漏れず、かつての私もボルドーやブルゴーニュからワインを学び、それら一本槍の時も過ごしました。未だ深く記憶に刻まれる肝銘的ワインを挙げるとすれば、その中の幾つかには、かつて触れたかの地の産出も含まれます。但し、決して少なくもない頻度でボトルバリエーション(固体格差)に当たり、幾度と無く辟易とさせられたとも事実です。
商品の性格上、ワインのインポーターには、規模を大きくせずに専らファインワインに特化する業態も珍しくはありません。中には、最小単位の一名で運営する先さえ、幾つもあります。彼等に接すると、何よりも熱いパッションが伝わってきます。そこに産地は問われません。
ワインと共に、彼等の情熱と意気込みを尊び、息の長い関係を大切にすることで、巡り巡って素晴らしいワインと再び出会えるはず。そんな気持ちから、確かな品質が保たれた商品案内を続けて参りたいと思っております。
◇
─────────────────────────────
▼ 固体格差に激しいモンラッシェを羨望とするならば、
TORやピーター・マイケルのシャルドネを体験して下さい。
─────────────────────────────
東京港に荷揚げされたワインは、保税地域を経て定温倉庫に入り、やがて各店へと出荷されますが、その際の国内陸上輸送を担う物流会社として、サービス対象を法人対法人のみ、配送物をワイン専門とする「リーファー システム ジャパン」があります。
あくまでも法人間取引専門の会社であり、また、サービス対象地域を全国とするわけではないので、一般個人の方の目に触れる機会は多いとは言えないでしょう。
ひょっとして、都内に住む方なら見た事があるかもしれません。
シェイファー ヒルサイド・セレクトのボトルが大きく広告された、黄色い社名ロゴの記されるトラックが所々を走ります。
以下二品を取扱うインポーターの倉庫と、弊社所有の倉庫を結ぶ便は、全てが「リーファー システム ジャパン」に担われます。
##以上転載##
ここで紹介しているTorのシャルドネCuvee Torchiana 2008はWine Advocate誌で95点。同ワイナリのシャルドネでは過去最高点を得ています。値段はちょっと高めですが,伸び盛りのワイナリなので挑戦する価値はあるでしょう。
なお,メルマガですから当然主眼はワインの宣伝であり,シャルドネの最高峰と言われるモンラッシェがコンディションに左右されがちで個体差が大きいのに対し,カリフォルニアの方が比較的その要素は低い,ということで最後はTORのシャルドネを紹介しています。
##以下転載(改行調整などは行っています)##
内陸深くに位置するボーヌよりディジョンに在る輸送会社の倉庫を経由し、積み地のル・アーヴルまで陸路450km以上を車上に揺られ、海上輸送に転じては、ドーバー海峡を尻目に、北大西洋からやがて赤道を跨ぎ南半球へ。
更に南下を続け、アフリカ大陸最南端の喜望峰を望み、インド洋へと抜ければ、今度は北半球を目指して北上。
マレー半島沖から東シナ海を経由し太平洋へと抜ける前には、二度目の赤道通過を経ることとなります。
そして、“何事”も無ければ、ル・アーヴル出港から、ほぼ31~32日を経た後に東京港へと辿り着く訳ですが、もしも、仏側における一方の主たる積み地、マルセイユ(ホース)が選ばれた荷であるならば、途中に“更なる難関”が待ち受けます。
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ところで、世界中のワイン輸出入業者に選ばれる、定評あるワイン専門の海上輸送会社に、管理に厳格な定温便(リーファー)を扱う「JFヒレブラント社」があります。ここの特徴は、請け負い対象を、他多くの船会社のように、専ら 「コンテナ毎」とはせず、混載(LCL)により、小口の「パレット毎」も可能とするが故、少量生産のファインワインへの適性に秀でたビジネススタイルとなっています。
欧州を始め、北米や南米、オセアニアといった有名産地のほぼ全域を網羅する均一品質のサービスを展開する中、東京を仕向け地とする本船の数は、やはりフランス発が圧倒的多数。サービス対象エリアにある産地のワインを取り扱う日本のインポーター各社も、概ねは「ヒレブラントを利用している。」と公言します。
但し、フランス発は月当たりに四便以上が出港するのに対し、東京港向けカリフォルニア(オークランド港)発は、月当たり一便に過ぎません。カリフォルニアワイン取扱い各社による新規オファーがひと時に重なるのは、こんな事が要因の一つとして挙げられます。
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話を戻しましょう。
▼ マルセイユ発に待ち受ける“更なる難関”とは?
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昨今、台頭する新興国におけるフランス産銘醸の絶対的消費量が増し、ちょうど工業用鉄鋼原料などに見られる現象と同様本船の予約が占められ、それら確保には大きな困難が伴います。
然るに、未だ需要に供給が追いつかぬ状態が続くル・アーヴル発。
ところがそれに相反するかのように、フランス最大の商業港であるマルセイユ発は、比較的に便の確保が容易です。
◇ 各社は、ル・アーヴル発の空きを待つでしょうか? ◇
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ブルゴーニュとマルセイユを結ぶ途中に、ローヌやプロヴァンスを始めとする南仏があります。
特に巨大資本のネゴスでない限り、混載(LCL)を余儀なくされるワインがブルゴーニュ。それと共に、取扱い品目に南仏ワインを加えるインポーターの幾つかは、陸上輸送における経済的合理性を優先し、出港地としてマルセイユを選びます。
大量かつスピーディーな供給が義務付けられ、「空きを待とう。」など悠長な姿勢ではいられぬ有名大手程例外ではありません。彼等の多くに、必要な本船を確保し易いマルセイユが選ばれるという「事実」があります。
3~4日も余計に要するのに…
◇「ル・アーヴル発は31~32日。片やマルセイユ発は34~35日。」
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しばしば、港湾関係者のストライキにより、足止めを食らわされるマルセイユですが、それが無かった場合の話です。
地中海に面するマルセイユが、より遠方のル・アーヴルに比べ2~3日程多くの日数を要するとは、一体どういう事でしょう?
今や、世界の一大消費地である中国。いつの間にか、日本の優先順位は、それに劣るものとなってしまったのでしょうか?
現在、ヒレブラントのサービスにおけるル・アーヴル発に東京港直行便が含まれるのに対し、マルセイユ発東京向けに限り、全ては上海を経由されます。そして上海では、航空機搭乗におけるトランジットの例に等しく、荷の積み替えが避けられません。
まるで、そこが事実上の終着港であるかのように。
貿易業務に明るい方ならご存知でしょうが、船から船、若しくは荷揚げ時にコンテナを移動する際は、即日に実施される訳ではなく、コンテナヤードでは「出番待ち」なる時間が要されます。費やされる時間が、四日間以上に及ぶ例も珍しくありません。
その間、リーファーの電源は保障されると思いますか?作業中に電源が抜けた場合、保険は適用されるでしょうか? 「コンテナ移動では、リーファーの電源は保障されず、又、起こり得る温度変化は摂氏三度程」と知れば、如何に感じるでしょう? 「摂氏三度」とは、概ねが経験則上の「最下限値」であり、理論上は、一層と大きな温度上昇が起こりうるとも聞きます。
売主(生産者)に買主(インポーター)も、目が届く筈の無い場所で、荷はどのように扱われているのか?鹿児島よりも緯度の小さな灼熱の上海港では、如何なる環境の下、港湾荷役はどの様に進められているのか?
疑問は膨らむばかりです。
◇
かつて、日本を代表する某有名インポーターが、社内からの告発と思われる「輸送中にリーファー電源が落ち、(世界的に極めて有名な)ヴォーヌ・ロマネの某高級銘柄を、熱により吹きこぼれさせた。」なる話を耳にしました。全滅に近い状態であったようです。又、あるインポーターは、やはりリーファーの電源が落ちた際に、保険料込み(CIF)の貿易条件であったにも関わらず、商品損傷の解釈に話が噛み合わず、保険適用に至ることなく、全てを廃棄処分とせざるを得なかったとも。相当の額が廃棄に費される上、更には通関時において、酒税、関税、消費税を納めぬわけにはいきません。だからといって、まさかこんなものを、「“ワンコイン”と称し、売られる筈など無い。」と、断言できるでしょうか?多くのインポーターは、海上輸送にリーファーを選びますが、業界内では「あそこは使っていない。」と噂される先もあります。
オプション契約として数万円多く掛かるものの、随時の温度データを記録に残し、それをリスク回避の為の対抗手段とするなど、輸送コストを惜しまぬ理性を効かせたインポーターもあります。やがて、それら経費は、商品の販売価格に乗じる事となりますが、消費者にとっての「美味しいワインの為の保険」とも思えば、一本当たりの換算額は、リスク回避に見合う十分な対価と言えるのではないでしょうか。
◇
真夏の太井埠頭を車で走っていた際、偶々目にしたトラックの幌の下に、明らかにワインと思われる箱の山を見た事があります。陸上輸送においても、定温便へのコストを削る業者もいるようです。
赤道を一度も通過しないばかりか、幾度も暖流に乗る欧州発に比べ、北米発の本船は、まるで逆行するようなルートを辿り、オホーツク海方面より三陸沖まで南下する寒流の親潮に乗り東京港に至ります。また、その間の海上輸送に要する期間は約一週間。
なにも、カリフォルニアワインの優位性を解くのみに、書き綴ったわけではありません。
ご多分に漏れず、かつての私もボルドーやブルゴーニュからワインを学び、それら一本槍の時も過ごしました。未だ深く記憶に刻まれる肝銘的ワインを挙げるとすれば、その中の幾つかには、かつて触れたかの地の産出も含まれます。但し、決して少なくもない頻度でボトルバリエーション(固体格差)に当たり、幾度と無く辟易とさせられたとも事実です。
商品の性格上、ワインのインポーターには、規模を大きくせずに専らファインワインに特化する業態も珍しくはありません。中には、最小単位の一名で運営する先さえ、幾つもあります。彼等に接すると、何よりも熱いパッションが伝わってきます。そこに産地は問われません。
ワインと共に、彼等の情熱と意気込みを尊び、息の長い関係を大切にすることで、巡り巡って素晴らしいワインと再び出会えるはず。そんな気持ちから、確かな品質が保たれた商品案内を続けて参りたいと思っております。
◇
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▼ 固体格差に激しいモンラッシェを羨望とするならば、
TORやピーター・マイケルのシャルドネを体験して下さい。
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東京港に荷揚げされたワインは、保税地域を経て定温倉庫に入り、やがて各店へと出荷されますが、その際の国内陸上輸送を担う物流会社として、サービス対象を法人対法人のみ、配送物をワイン専門とする「リーファー システム ジャパン」があります。
あくまでも法人間取引専門の会社であり、また、サービス対象地域を全国とするわけではないので、一般個人の方の目に触れる機会は多いとは言えないでしょう。
ひょっとして、都内に住む方なら見た事があるかもしれません。
シェイファー ヒルサイド・セレクトのボトルが大きく広告された、黄色い社名ロゴの記されるトラックが所々を走ります。
以下二品を取扱うインポーターの倉庫と、弊社所有の倉庫を結ぶ便は、全てが「リーファー システム ジャパン」に担われます。
##以上転載##
ここで紹介しているTorのシャルドネCuvee Torchiana 2008はWine Advocate誌で95点。同ワイナリのシャルドネでは過去最高点を得ています。値段はちょっと高めですが,伸び盛りのワイナリなので挑戦する価値はあるでしょう。
Sine Qua Nonの新作シラー「レーベルズ」とグルナッシュ「ピクチャーズ」,うきうきワインの玉手箱では税抜き2万5000円で送料無料。ただし,現在発売はSyrahだけ。グルナッシュは18日から発売のようです。
昨日のiPadの記事はすごいアクセス数でした。日ごろ,過疎とまでは言わないまでも,のんびりやっているブログとしては,事件もの。鷲宮神社にらきすたファンが押し寄せたようなものでしょうか(知らないので適当なことを書いています)。普段のページビューと比べるとこんな感じ。
昨日はときどきアクセスをチェックしていたので,その増え方の傾向を観察していました。そこで今日はそれを簡単に紹介しておきます。
アクセスが増え始めたのはネタフルのkogureさんが「iPadはどこにいったら買えますか、、、ほすぃ」というのに私が返信し,kogureさんがRTしてから。当初はほとんどがTwitterからのアクセスだったと思います。Google Analyticsで参照元が(direct)と表示されるのが多分,Twitterクライアントによるもの。そのほかTwitterのサイトやWebクライアントのHootSuiteからのアクセスがありました。
その後,ネタフルへの掲載でまた増えましたが,「ネタリスト」というコネタ集だったので,それほど爆発的ではありませんでした。
そのほか,otsuneさんのtumblerからのアクセスが増え,そしてはてなブックマークが来ました。ホッテントリしたのが(当サイト初)大きかったようです。また,今日になってからはネタフルやはてブのRSS経由だと思われるLivedoor Readerからもそこそこのアクセスがありました。
しかししかし,圧倒的にトップだったのはAppBank。夕刊のトップ付近に載ったためか,昨晩から今日にかけてぐんとアクセスが増えました。
これらを参照元の比率で見ると大体下のグラフのよう。Twitter関係とAppBankがそれぞれ4割弱。残りが2割強といった感じでした。
サイトが落ちたり異常に遅くなったりしなかったのはほっとしました。
それと一つ失敗したのはkogureさんにRTするときに素のURLを入れてしまったこと。bit.lyで短縮して渡しておけば,そこからのアクセス数をもっとちゃんと追えたはずでした。
昨日はときどきアクセスをチェックしていたので,その増え方の傾向を観察していました。そこで今日はそれを簡単に紹介しておきます。
アクセスが増え始めたのはネタフルのkogureさんが「iPadはどこにいったら買えますか、、、ほすぃ」というのに私が返信し,kogureさんがRTしてから。当初はほとんどがTwitterからのアクセスだったと思います。Google Analyticsで参照元が(direct)と表示されるのが多分,Twitterクライアントによるもの。そのほかTwitterのサイトやWebクライアントのHootSuiteからのアクセスがありました。
その後,ネタフルへの掲載でまた増えましたが,「ネタリスト」というコネタ集だったので,それほど爆発的ではありませんでした。
そのほか,otsuneさんのtumblerからのアクセスが増え,そしてはてなブックマークが来ました。ホッテントリしたのが(当サイト初)大きかったようです。また,今日になってからはネタフルやはてブのRSS経由だと思われるLivedoor Readerからもそこそこのアクセスがありました。
しかししかし,圧倒的にトップだったのはAppBank。夕刊のトップ付近に載ったためか,昨晩から今日にかけてぐんとアクセスが増えました。
これらを参照元の比率で見ると大体下のグラフのよう。Twitter関係とAppBankがそれぞれ4割弱。残りが2割強といった感じでした。
サイトが落ちたり異常に遅くなったりしなかったのはほっとしました。
それと一つ失敗したのはkogureさんにRTするときに素のURLを入れてしまったこと。bit.lyで短縮して渡しておけば,そこからのアクセス数をもっとちゃんと追えたはずでした。
【追記】今回,こういったオーダーが多いせいか,Appleに断られるケースもあるようです。自己責任でオーダーなさるようお願いします。
iPadの日本での出荷開始が5月末ということで,そんなに待たなきゃいけないのかとお嘆きの方も多いことでしょう。米国までの安いエアチケットを探し始めた人もいるのではないかと拝察いたします。
iPadが欲しい,でもアメリカに行くには時間もお金もない,そんなあなたもiPadを買う方法があります。
な~んて勿体ぶるほどのことはなくて,私も米国からワインを送るときに使っているSHIP2Uを使えば,日本からでもiPad買えるのです。
方法としてはSHIP2Uに連絡してiPadを買いたい旨を伝え,送り先の住所をもらいます。iPadは米国のApple Storeで購入(日本のクレジットカードで購入可能 追記:検証中です,コメント参照)し(別の店でもいいですが),購入時に送付先(Shipping Address)にSHIP2Uの住所を入れます。出荷されてSHIP2Uに届くと送料の連絡が来るので,それを入金(日本の銀行口座です)すると,日本に送ってもらえます。
SHIP2Uのかんちゃんによるとワインを買う予定があるならば,「追加送料も5ドルくらいで済むのでは」とのこと。iPad単体だと送料いくらか分かりませんが,例えば3kg以下ならば39.99ドル。このほか関税や燃油特別付加運賃はかかりますが,5000円とか6000円くらいの加算で済むのではないかと思います(追記:4月一杯は燃油特別付加運賃を合わせて38.49ドルだとか)。あと,購入時の税金は必要なのでご注意のほどを。
また,iPadはまだ日本での認可(技適)を受けていないので,無線LANとBluetoothは使ってはいけないことになっています。アプリケーションはUSB経由でインストールできますが,アプリケーションが通信必須の場合は動かしてはいけないのでご注意のほどを。一部のアプリケーションはUSB経由でデータを転送する機能がある(例えばCloudReaders)ので,そういったアプリであれば安心して楽しめます。
ちなみにipodtouchlabさんがiPhoneをSHIP2U経由で買ったときの記事があるのでご参考まで。
iPadの日本での出荷開始が5月末ということで,そんなに待たなきゃいけないのかとお嘆きの方も多いことでしょう。米国までの安いエアチケットを探し始めた人もいるのではないかと拝察いたします。
iPadが欲しい,でもアメリカに行くには時間もお金もない,そんなあなたもiPadを買う方法があります。
な~んて勿体ぶるほどのことはなくて,私も米国からワインを送るときに使っているSHIP2Uを使えば,日本からでもiPad買えるのです。
方法としてはSHIP2Uに連絡してiPadを買いたい旨を伝え,送り先の住所をもらいます。iPadは米国のApple Storeで購入(日本のクレジットカードで購入可能 追記:検証中です,コメント参照)し(別の店でもいいですが),購入時に送付先(Shipping Address)にSHIP2Uの住所を入れます。出荷されてSHIP2Uに届くと送料の連絡が来るので,それを入金(日本の銀行口座です)すると,日本に送ってもらえます。
SHIP2Uのかんちゃんによるとワインを買う予定があるならば,「追加送料も5ドルくらいで済むのでは」とのこと。iPad単体だと送料いくらか分かりませんが,例えば3kg以下ならば39.99ドル。このほか関税や燃油特別付加運賃はかかりますが,5000円とか6000円くらいの加算で済むのではないかと思います(追記:4月一杯は燃油特別付加運賃を合わせて38.49ドルだとか)。あと,購入時の税金は必要なのでご注意のほどを。
また,iPadはまだ日本での認可(技適)を受けていないので,無線LANとBluetoothは使ってはいけないことになっています。アプリケーションはUSB経由でインストールできますが,アプリケーションが通信必須の場合は動かしてはいけないのでご注意のほどを。一部のアプリケーションはUSB経由でデータを転送する機能がある(例えばCloudReaders)ので,そういったアプリであれば安心して楽しめます。
ちなみにipodtouchlabさんがiPhoneをSHIP2U経由で買ったときの記事があるのでご参考まで。
米国でも200ドル以上するShafer Hillside Selectがカリフォルニアワインあらかるとで税抜き1万9980円です。12本限り。これ書いているうちにも売り切れるかもしれませんが,強力お勧め。
「San Francisco Wine Center」が4月17日にオープンします。
フルタイムでワインの教室をやったりワインのストレージがあったり。なんだか,つぶれてしまったCopiaを思い出してしまうのですが,今回は大丈夫でしょうか?
場所はファイナンシャル・ディストリクトだそうです。
フルタイムでワインの教室をやったりワインのストレージがあったり。なんだか,つぶれてしまったCopiaを思い出してしまうのですが,今回は大丈夫でしょうか?
場所はファイナンシャル・ディストリクトだそうです。
iPhone OS4のマルチタスク・サポートに関して,従来のアプリの場合はマルチタスクは利用できないという話をちらっと見ました。どうやらOS4のAPIを使っていないとタスクスイッチもできないようです。
想像するには,サスペンドのイベントがあって,それを拾って状況を保存し,レジュームのイベントで戻すといった処理をする必要があるということでしょうか。だとするとマルチタスクといっても最も原始的なレベルになりそうです。Appleとしては既存のアプリケーションでがんばってマルチタスクをする努力をするよりもアプリケーション側でちゃんと動くようにしてもらう,といったところなのでしょうか。
余談ですが,これに関連してコモンズマーカーの星暁雄さんがAndroidの動作についてまとめてくれています。これもなかなか興味深いやり取りです。
想像するには,サスペンドのイベントがあって,それを拾って状況を保存し,レジュームのイベントで戻すといった処理をする必要があるということでしょうか。だとするとマルチタスクといっても最も原始的なレベルになりそうです。Appleとしては既存のアプリケーションでがんばってマルチタスクをする努力をするよりもアプリケーション側でちゃんと動くようにしてもらう,といったところなのでしょうか。
余談ですが,これに関連してコモンズマーカーの星暁雄さんがAndroidの動作についてまとめてくれています。これもなかなか興味深いやり取りです。
ワインピークスの週末セールでカレラが激安で出ています。今残っているので目玉はシャルドネのマウントハーラン2296円,ヴィオニエが2296円。とくにヴィオニエは米国でも30ドル以上します。よくセールになっているセントラル・コーストものではなく自社畑ものなので,レベルが一つ違います。強力お勧め。
ちなみにオーパスワン2006も税込み1万8300円と,これも相当安い。
ちなみにオーパスワン2006も税込み1万8300円と,これも相当安い。
金曜日はAppBankのイベント+飲み会に参加してきました。AppBankの中の人たちとはこれまでネット上での交流はあったものの,実際にお会いするのは初めて。ほかにもこれまで名前だけ知っていた開発者の方々などとお会いできました。
銀座のアップルストアのイベントは途中から見ていたのですが,entrypostman氏もAppBank氏も,なかなかのプレゼン上手で感心しました。その後,宴会までの時間だらだらしていたところ,こちらから名乗る前にAppBank氏に発見されちょっと感激。Twitterアイコンを自分の写真に変えて初めていいことがありました(笑)。
この日はiPadの発売直後やiPhone OS4.0発表直後ということで,いろいろ貴重なものが見られました。特にiPadはハワイで買ってきた人二人や,米国から送ってもらった人など,僕らのテーブルだけで3台もありました。
iPadの第一印象は,意外と小さい。持つとずっしりした感じはあるのですが,もっと大きいような気がしていたので,かわいく感じました。次に,画面がきれい。例えばネットブックあたりと比べると液晶テレビでアナログ放送を見たときと,デジタル放送を見たときぐらいの印象の違いがあります(あくまで印象)。付けっぱなしでもバッテリがほとんど減らないのも印象的。また,純正のカバーがかなりいい感じ。机の上に置いたときにちょうどいい角度で使えます。
iPhone OSは,デベロッパ向けリリースを早速iPod touchに入れていた方が複数。マルチタスクは使えず,アプリのフォルダ化のところだけ見ましたが,なかなか面白い。ただやりすぎるとかえって管理は大変かも。
このほか,AppBankで開発中のネット対戦大富豪もちらっと。これもよくできていそうです。
いろいろ刺激を受けました。
銀座のアップルストアのイベントは途中から見ていたのですが,entrypostman氏もAppBank氏も,なかなかのプレゼン上手で感心しました。その後,宴会までの時間だらだらしていたところ,こちらから名乗る前にAppBank氏に発見されちょっと感激。Twitterアイコンを自分の写真に変えて初めていいことがありました(笑)。
この日はiPadの発売直後やiPhone OS4.0発表直後ということで,いろいろ貴重なものが見られました。特にiPadはハワイで買ってきた人二人や,米国から送ってもらった人など,僕らのテーブルだけで3台もありました。
iPadの第一印象は,意外と小さい。持つとずっしりした感じはあるのですが,もっと大きいような気がしていたので,かわいく感じました。次に,画面がきれい。例えばネットブックあたりと比べると液晶テレビでアナログ放送を見たときと,デジタル放送を見たときぐらいの印象の違いがあります(あくまで印象)。付けっぱなしでもバッテリがほとんど減らないのも印象的。また,純正のカバーがかなりいい感じ。机の上に置いたときにちょうどいい角度で使えます。
iPhone OSは,デベロッパ向けリリースを早速iPod touchに入れていた方が複数。マルチタスクは使えず,アプリのフォルダ化のところだけ見ましたが,なかなか面白い。ただやりすぎるとかえって管理は大変かも。
このほか,AppBankで開発中のネット対戦大富豪もちらっと。これもよくできていそうです。
いろいろ刺激を受けました。
といってもSDKを見ているわけではないし(見ている人は,NDAで書けないわけですが),適当なことを書くだけですが「iPadにマルチタスクはやっぱり欲しかったと思う」とかってことを書いた手前もありちょっと感想を。
iPhone OSは元々Mac OS X=NEXTSTEPをベースにしているわけですからOSとしてのマルチタスク機能は存在しています。これをどうサードパーティに使わせるかが課題であり,そのときの最大のネックはメモリ(主記憶)だと考えています。パソコンのOSだと,仮想記憶といってディスク領域の一部をメモリであるかのように利用していますが,iPhoneのようにディスクがフラッシュ・メモリ(ちなみにiPhoneの8Gとか16Gとかいうのは,このようなディスクとしての容量のことです)の場合,書き換え回数の限界が低いので仮想記憶を使っていません(そういえばSSDってこの問題どーしてるんだろう?)。アプリケーションを複数並行利用する場合,作業領域だけでなく,プログラム自体が占めるメモリも必要になるので,そこがクリティカルなのです(今回3Gが対象外なのは主記憶が少ないからではないかと思います)。
僕は,その部分をデスクアクセサリのようなミニアプリ形式を用意することで逃げるのではないかと想像していたのですが,今回の仕様を見ると,2段階のサポートを行うようです。まずはタスクスイッチによる切り替え。この機能の実装に関してはバックグラウンドでの動作が必要でないので,作業メモリだけ残してプログラムはアンロード/ロードするのではないかと思います。
もう一つはバックグラウンドでの動作。ここでは音楽再生など特定のAPIを使うアプリだけがバックグラウンドで動きます。この場合の実装は二つありそうです。音楽再生や通話といった既にOSが用意している機能では,アプリケーションからOSの特定モジュールにデータを渡してそのモジュールがバックグラウンドで動作し,アプリケーション自体のコードはバックグラウンドでは動かさないのでは,と思います。ただ,ファイル保存などアプリのコード自体を動かさないといけないものは例外で,その小さなモジュールだけをメモリに残す形にするのでは,と思います。これが二つ目の実装です。
実際の実装はどうなんでしょうね。
iPhone OSは元々Mac OS X=NEXTSTEPをベースにしているわけですからOSとしてのマルチタスク機能は存在しています。これをどうサードパーティに使わせるかが課題であり,そのときの最大のネックはメモリ(主記憶)だと考えています。パソコンのOSだと,仮想記憶といってディスク領域の一部をメモリであるかのように利用していますが,iPhoneのようにディスクがフラッシュ・メモリ(ちなみにiPhoneの8Gとか16Gとかいうのは,このようなディスクとしての容量のことです)の場合,書き換え回数の限界が低いので仮想記憶を使っていません(そういえばSSDってこの問題どーしてるんだろう?)。アプリケーションを複数並行利用する場合,作業領域だけでなく,プログラム自体が占めるメモリも必要になるので,そこがクリティカルなのです(今回3Gが対象外なのは主記憶が少ないからではないかと思います)。
僕は,その部分をデスクアクセサリのようなミニアプリ形式を用意することで逃げるのではないかと想像していたのですが,今回の仕様を見ると,2段階のサポートを行うようです。まずはタスクスイッチによる切り替え。この機能の実装に関してはバックグラウンドでの動作が必要でないので,作業メモリだけ残してプログラムはアンロード/ロードするのではないかと思います。
もう一つはバックグラウンドでの動作。ここでは音楽再生など特定のAPIを使うアプリだけがバックグラウンドで動きます。この場合の実装は二つありそうです。音楽再生や通話といった既にOSが用意している機能では,アプリケーションからOSの特定モジュールにデータを渡してそのモジュールがバックグラウンドで動作し,アプリケーション自体のコードはバックグラウンドでは動かさないのでは,と思います。ただ,ファイル保存などアプリのコード自体を動かさないといけないものは例外で,その小さなモジュールだけをメモリに残す形にするのでは,と思います。これが二つ目の実装です。
実際の実装はどうなんでしょうね。
キタザワでAu Bon ClimatのLos Alamosが格安です。現地価格で28ドルくらいなのが2600円(税抜き)。Caleraのセントラル・コーストもシャルドネが1950円,ピノが2580円とかなり安め。まとめ買い向けです。
佐々木俊尚さんが書いた「電子書籍の衝撃」が4月14日正午まで110円(通常価格1000円)だというので,ディスカヴァー デジタルブックストアでダウンロードして読んでみました。当初110円が1万人限定ということでアクセスが殺到したせいか,初日の4月7日にはアカウント作成でエラーが続出したり,支払った後も書籍にアクセスできなかったり,最後にはログインもできなくなったりと散々でしたが,4月8日にはちゃんと使えるようになったようです。
以下では書籍の内容,および「続きを読む」以下ではこの電子書籍自体について感想を記します。
本書は
第1章 iPadとキンドルは、何を変えるのか
第2章 電子ブック・プラットフォーム戦争
第3章 セルフパブリッシングの時代へ
第4章 日本の出版文化はなぜダメになったのか
終章 本の未来
という構成になっています。第1章,第2章は日頃からそれなりに電子ブックについて興味を持って情報を追っていれば大体知っている内容でした。
第3章のセルフパブリッシングのあたりが本書の白眉。AmazonでKindle向けに電子書籍を作る方法や米国でセルフパブリッシングをしている人の話,日本で音楽をセルフディストリビューションしている人の話,MySpaceで楽曲を公開したのをきっかけに若手を育成するミュージックレーベル,さらにはメジャーレーベルへと進出した話が書かれています。特に最後の部分が,今後の書籍における構造変化を示唆しているようで興味深いところでした。
第4章はケータイ小説と取次の話。ケータイ小説は知らない世界なので面白かったですが,本書の中では刺身のツマ的な部分。取次に関しては,委託制が導入された経緯など知らないところもありましたが現在の問題点などは既にいろいろ語られているところ。特に新鮮味はありませんでした。日販の総量規制の話などはどうして書かなかったのか逆にちょっと不思議な感じがしました。
一般向けの新書なので全体にあっさりした記述で物足りなさはありますが,1時間で電子書籍のあらましが分かると思えばお得なのだろうと思います。
こちらも気になる。
以下では書籍の内容,および「続きを読む」以下ではこの電子書籍自体について感想を記します。
本書は
第1章 iPadとキンドルは、何を変えるのか
第2章 電子ブック・プラットフォーム戦争
第3章 セルフパブリッシングの時代へ
第4章 日本の出版文化はなぜダメになったのか
終章 本の未来
という構成になっています。第1章,第2章は日頃からそれなりに電子ブックについて興味を持って情報を追っていれば大体知っている内容でした。
第3章のセルフパブリッシングのあたりが本書の白眉。AmazonでKindle向けに電子書籍を作る方法や米国でセルフパブリッシングをしている人の話,日本で音楽をセルフディストリビューションしている人の話,MySpaceで楽曲を公開したのをきっかけに若手を育成するミュージックレーベル,さらにはメジャーレーベルへと進出した話が書かれています。特に最後の部分が,今後の書籍における構造変化を示唆しているようで興味深いところでした。
第4章はケータイ小説と取次の話。ケータイ小説は知らない世界なので面白かったですが,本書の中では刺身のツマ的な部分。取次に関しては,委託制が導入された経緯など知らないところもありましたが現在の問題点などは既にいろいろ語られているところ。特に新鮮味はありませんでした。日販の総量規制の話などはどうして書かなかったのか逆にちょっと不思議な感じがしました。
一般向けの新書なので全体にあっさりした記述で物足りなさはありますが,1時間で電子書籍のあらましが分かると思えばお得なのだろうと思います。
こちらも気になる。
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柳屋で毎年出てくるRavenswoordのOld Hill。今回も5980円(税抜き送料込み)とかなり頑張った値段。米国でも50ドル台が普通です。Wine&Spiritsでは95点がついたとのこと。
ナパヴァレーのワイントレインがサンフランシスコ発で車を運転せずに参加出来るツアーを開催します(Napa Valley Wine Train | Napa’s Deals Without Wheels)。5月31日までは大幅な割引もあり。サンフランシスコに行く予定がある人は見ておいた方がいいでしょう。
1泊と2泊のプランが有り,どちらも二人向け。1泊のプランの場合,①フェリーとシャトルを使ったサンフランシスコからナパの往復,②ワイントレインの「グルメランチ」コース,③Napa River InnのHistoric Deluxe Room宿泊,④Sweetie Pie's Bakeryの朝食,⑤アーリーチェックインとレイトチェックアウト,⑥ナパ市内のテイスティング・ルーム14個所で使える「Downtown Wine Tasting Card」2枚。
以上,通常レートで618ドルが5月31日までは428ドルとなります。二人の料金ですから一人当たり約2万円という格安です。
さらに2泊だと⑦Napa River Innの2泊目,⑧Napa River InnのSpaが2割引,⑨Silo's Jazz Clubのカバーチャージが加わって市価1138ドルが613ドルです。
かなりお得なのでこの機会にぜひどうぞ。割引期間過ぎても,レンタカー借りることを考えたら悪くないパッケージだと思います。
サンフランシスコへの航空券はこちらからどうぞ
1泊と2泊のプランが有り,どちらも二人向け。1泊のプランの場合,①フェリーとシャトルを使ったサンフランシスコからナパの往復,②ワイントレインの「グルメランチ」コース,③Napa River InnのHistoric Deluxe Room宿泊,④Sweetie Pie's Bakeryの朝食,⑤アーリーチェックインとレイトチェックアウト,⑥ナパ市内のテイスティング・ルーム14個所で使える「Downtown Wine Tasting Card」2枚。
以上,通常レートで618ドルが5月31日までは428ドルとなります。二人の料金ですから一人当たり約2万円という格安です。
さらに2泊だと⑦Napa River Innの2泊目,⑧Napa River InnのSpaが2割引,⑨Silo's Jazz Clubのカバーチャージが加わって市価1138ドルが613ドルです。
かなりお得なのでこの機会にぜひどうぞ。割引期間過ぎても,レンタカー借りることを考えたら悪くないパッケージだと思います。
サンフランシスコへの航空券はこちらからどうぞ
読売新聞のサイトの「ワイン漬けDiary」で「本家と見分けのつかないスパークリング」としてロデレール・エステートのスパークリング・ワインが紹介されていました。
ロデレール・エステートの「本家」といえばもちろん「ルイ・ロデレール」。超高級シャンパーニュの「クリスタル」など,シャンパーニュ・ハウスの中でも高級感のあるところ。
今回の記事は,そのルイ・ロデレールの「NVブリュット・プルミエ・クリュ」(市価6000円程度)とロデレール・エステートの「カルテット・ブリュット」(市価3000円弱)をブラインドで飲んで,後者を本家だと思ってしまったという話と,それを確かめるために改めてこのワインだけを飲んだという話。
というあたり,なかなか正直な感じ。ただ飲み直したらダメだったというわけではなく
とのこと。
なお,このコラムを書いている山本昭彦さんは「ボルドー・バブル崩壊」などの本も書いているジャーナリストです。
ちなみに記事中ロデレール・エステートが「ソノマ・コースト」にあると書いてありますが,正確には「Anderson Valley」。ソノマの北のメンドシーノにあります。
またカルテット・ブリュットは輸出用のブランド名で米国ではBrutに相当します。ロゼもあります。また1ランク上のものはL'Ermitage/L'Ermitage Roseとなっています。日本の値段は比較的リーズナブルなのでお試しあれ。
ロデレール・エステートの「本家」といえばもちろん「ルイ・ロデレール」。超高級シャンパーニュの「クリスタル」など,シャンパーニュ・ハウスの中でも高級感のあるところ。
今回の記事は,そのルイ・ロデレールの「NVブリュット・プルミエ・クリュ」(市価6000円程度)とロデレール・エステートの「カルテット・ブリュット」(市価3000円弱)をブラインドで飲んで,後者を本家だと思ってしまったという話と,それを確かめるために改めてこのワインだけを飲んだという話。
ただ、ラベルを眺めながら飲むと、違う感想を抱いた。妙に中間の膨らみがある、余韻の切れが太い……現金なものだ。我々がいかにラベルにだまされているかということも思い知った。
というあたり,なかなか正直な感じ。ただ飲み直したらダメだったというわけではなく
半分ほど残して、翌日も飲んでみた。劇的に発展はしなかったが、酸の角がとれておいしくなっていた。1日たってからおいしいスパークリング・ワインは本物だ。シャンパーニュでもへたれるものは珍しくないのだから。
とのこと。
なお,このコラムを書いている山本昭彦さんは「ボルドー・バブル崩壊」などの本も書いているジャーナリストです。
ちなみに記事中ロデレール・エステートが「ソノマ・コースト」にあると書いてありますが,正確には「Anderson Valley」。ソノマの北のメンドシーノにあります。
またカルテット・ブリュットは輸出用のブランド名で米国ではBrutに相当します。ロゼもあります。また1ランク上のものはL'Ermitage/L'Ermitage Roseとなっています。日本の値段は比較的リーズナブルなのでお試しあれ。
日曜日に三浦半島は三崎港の朝市と鎌倉に行ってきました。
まず向かったのは三崎の朝市。ここは毎週日曜日5時~9時まで朝市をやっています。といっても実際は8時くらいにはほとんどの店が店じまい。6時~7時半あたりがピークのようです。
この写真は7時45分くらい。もう品物も随分減っています。7時からのセールのキンメダイを買ったり,屋台で買い食いしたり,もちろんマグロも買ってます。野菜も結構安くていいです。
9時前には三崎を出て,鎌倉に向かいます。途中,佐島の港に寄って捕れたてを釜揚げしたシラスも購入。
鎌倉は桜の季節でもあり,とにかくすごい人。ただ,桜はうちのあたりと比べてもだいぶ早そうで,もう芽が出ている木が多くなっていました。
鶴岡八幡宮に向かいます。
この写真は参道から撮ったものですが,大銀杏の木がなくなって左側がちょっとすっきりしてしまいました。
まず向かったのは三崎の朝市。ここは毎週日曜日5時~9時まで朝市をやっています。といっても実際は8時くらいにはほとんどの店が店じまい。6時~7時半あたりがピークのようです。
この写真は7時45分くらい。もう品物も随分減っています。7時からのセールのキンメダイを買ったり,屋台で買い食いしたり,もちろんマグロも買ってます。野菜も結構安くていいです。
9時前には三崎を出て,鎌倉に向かいます。途中,佐島の港に寄って捕れたてを釜揚げしたシラスも購入。
鎌倉は桜の季節でもあり,とにかくすごい人。ただ,桜はうちのあたりと比べてもだいぶ早そうで,もう芽が出ている木が多くなっていました。
鶴岡八幡宮に向かいます。
この写真は参道から撮ったものですが,大銀杏の木がなくなって左側がちょっとすっきりしてしまいました。
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もう今年で16回目になるという「カリフォルニアバイザグラス」プロモーションが始まりました。
首都圏,関西圏,名古屋地区の約230軒のレストランが参加して,カリフォルニアワインをグラスで供します。店舗によってやっている期間は違うので参加店のページを見て行くのが吉でしょう。
麻布十番のカリフォルニアワインガーデンでは50種類のグラスワインを出すとのことです。
グラスワインというと割高だったり,安ワインだったり,コンディションがいまいちだったりといったあまり良くないイメージを持ちがちですが,こういうキャンペーンで多くの人が飲めば,いいワインをいいコンディションでリーズナブルな価格で提供しやすくなるわけですからいいですよね。
参加店のみなさんがんばっていいメニューを作って下さい。教えていただければここでも紹介しますよ~
首都圏,関西圏,名古屋地区の約230軒のレストランが参加して,カリフォルニアワインをグラスで供します。店舗によってやっている期間は違うので参加店のページを見て行くのが吉でしょう。
麻布十番のカリフォルニアワインガーデンでは50種類のグラスワインを出すとのことです。
グラスワインというと割高だったり,安ワインだったり,コンディションがいまいちだったりといったあまり良くないイメージを持ちがちですが,こういうキャンペーンで多くの人が飲めば,いいワインをいいコンディションでリーズナブルな価格で提供しやすくなるわけですからいいですよね。
参加店のみなさんがんばっていいメニューを作って下さい。教えていただければここでも紹介しますよ~
英Decanter誌のWebサイトに北朝鮮の金正日主席がChateau LatourのセカンドラベルであるLe Forts de Latourの2009年を全部買い占めたというニュースが出ていました。
実はこの記事,エイプリルフールのネタだったのですが,真に受けてしまったIndependent紙は「Kim Jong-il may be a wino but did not buy Les Forts de Latour 2009 - Food & Drink, Life & Style - The Independent」と,それを否定する記事をわざわざ掲載する事態に。Decanter誌も慌てたのか上記の記事を取り下げ,代わりに「Latour and North Korea: April Fool - decanter.com - the route to all good wine」という記事を掲載することになりました。
Decanter誌は実は毎年エイプリルフールの記事を載せているのですが,確かにちょっと本当に見えてしまうときもあって,今年の記事はややウィットに欠けていたような感じがします。
そういえば数年前にはパリス・ヒルトンがボルドーの顔になるといった記事があり,それを日本の某ワインサイトが普通に紹介してしまうなんていうこともありました。これなんかは明らかにおかしいと分かるんですけどね。
米国ではエイプリルフールネタが出てくるのもこれから。ワイン関係で面白いのがあったらまた紹介します。
実はこの記事,エイプリルフールのネタだったのですが,真に受けてしまったIndependent紙は「Kim Jong-il may be a wino but did not buy Les Forts de Latour 2009 - Food & Drink, Life & Style - The Independent」と,それを否定する記事をわざわざ掲載する事態に。Decanter誌も慌てたのか上記の記事を取り下げ,代わりに「Latour and North Korea: April Fool - decanter.com - the route to all good wine」という記事を掲載することになりました。
Decanter誌は実は毎年エイプリルフールの記事を載せているのですが,確かにちょっと本当に見えてしまうときもあって,今年の記事はややウィットに欠けていたような感じがします。
そういえば数年前にはパリス・ヒルトンがボルドーの顔になるといった記事があり,それを日本の某ワインサイトが普通に紹介してしまうなんていうこともありました。これなんかは明らかにおかしいと分かるんですけどね。
米国ではエイプリルフールネタが出てくるのもこれから。ワイン関係で面白いのがあったらまた紹介します。
iPhone特化宣言は一応エイプリールフールネタのつもりだったのですが,意外に普通にそれが良いのではという意見も登場して,うーん確かにと思わないこともなく。余計なものを読み込まないと表示早いよね。
このスキンでも外部サイトのいろんなのを読み込むのをやめたらずいぶん表示が軽くなりそう。
このスキンでも外部サイトのいろんなのを読み込むのをやめたらずいぶん表示が軽くなりそう。
一昨年から正式輸入が始まったSine Qua Non。今年もシラーとグルナッシュ,さらにわずかですが白(ルーサンヌとヴィオニエのブレンド)も加わって出荷が始まりました。
2009年8月に発行されたWine Advocate誌ではいずれも「Not Yet Named」とされていましたが,最終的にはシラーがLabels,グルナッシュがPictures,白がBody&Soulという名前になったようです。
パーカーには相変わらず手放しで絶賛されており,今回もシラーと白が95-98点,グルナッシュが95-97点という高得点です。なお,シラーはこれまで同誌で5回100点を得ています。また,シラーは自社の11 ConfessionsとCumulus,およびWhite HawkとBien Nacidoから購入したブドウを使っており,白は11 ConfessionsとBien Nacidoのブドウだそうです。
今回はカリフォルニアワインあらかるとと柳屋に入荷。値段はいずれも税抜きで2万6800円です。米国では白は100ドル台で流通していますがSyrah,Grenacheはほぼ同価格です。
2009年8月に発行されたWine Advocate誌ではいずれも「Not Yet Named」とされていましたが,最終的にはシラーがLabels,グルナッシュがPictures,白がBody&Soulという名前になったようです。
パーカーには相変わらず手放しで絶賛されており,今回もシラーと白が95-98点,グルナッシュが95-97点という高得点です。なお,シラーはこれまで同誌で5回100点を得ています。また,シラーは自社の11 ConfessionsとCumulus,およびWhite HawkとBien Nacidoから購入したブドウを使っており,白は11 ConfessionsとBien Nacidoのブドウだそうです。
今回はカリフォルニアワインあらかるとと柳屋に入荷。値段はいずれも税抜きで2万6800円です。米国では白は100ドル台で流通していますがSyrah,Grenacheはほぼ同価格です。
これまでもiPhoneから閲覧できましたが,より対応を進めていくため,標準の表示をiPhoneに特化させました。PC対応などを残してはいけない,退路は絶つべきだということで,PC用表示は行いません。なお,今後はTwitterにもより親和性を高めていくため,1記事140文字以内,タイトルはなしにしていく予定です。詳しくはこちらを参照のこと。ぜひ@andymaに声援を。
楽天で4月1日21時59分までのオークション落札がポイント10倍になる(要エントリー)をセールをやっています。ワインショップ フィッチではこれに乗って,オークションでオーパス・ワンやカレラなどを出しています。どれもオークションとはいうものの,開始価格=落札の即落価格なので,実質その値段で販売している状態です。
オーパス・ワンは落札価格が17888円。ポイントと税金を考慮に入れると実質1万7000円弱。実はオーパス・ワンのセカンドと言われているオーバチュア(ワイナリはセカンドと呼んでいないので本当はそういうべきではないと思いますが)も1万7000円台で売ってますし,オーパス・ワンのハーフボトルでもそれくらいで売っているものもあります。というわけで明らかにそれらを買うよりはお得です。
このほかにもカレラのミルズが実質3000円台だったり,セントラル・コーストのピノが12本で2万4000円と,かなり安いです。
オークションのページ
オーパス・ワンは落札価格が17888円。ポイントと税金を考慮に入れると実質1万7000円弱。実はオーパス・ワンのセカンドと言われているオーバチュア(ワイナリはセカンドと呼んでいないので本当はそういうべきではないと思いますが)も1万7000円台で売ってますし,オーパス・ワンのハーフボトルでもそれくらいで売っているものもあります。というわけで明らかにそれらを買うよりはお得です。
このほかにもカレラのミルズが実質3000円台だったり,セントラル・コーストのピノが12本で2万4000円と,かなり安いです。
オークションのページ