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Date: 2018/1129 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ギフトに最適なのがナパのワイナリー「クロ・デュ・ヴァル」(Clos Du Val)が造る、エッチングが施されたボトルのワインです。ただ、難点が2つあります。一つは限定品なので、数が少なく、買いたいときにいつでも買えるわけではないこと。基本的にクリスマス向けなので、11月半ばから12月前半にかけて売られることが多いようです。もう一つは、デザインが何種類かあり、また中身のワインも数種類あるのですが、ショップによって扱いが限定されているので、全体像がつかみにくいこと。

そこで、この記事ではデザインの種類とワインの種類についてまとめておきたいと思います。なお、クロ・デュ・ヴァルはナパで50年近く続いているワイナリー。「パリスの審判」に登場したワインの一つとしても知られており、品質はどれも折り紙付きです。

まずはハート・ラベルの「ジャスト・フォー・ユー」と書かれたもの。中身はジンファンデルです。配偶者や彼女・彼氏などにあげるのに向きますね。逆に恋愛感情ない人に渡すのは誤解を招くかもしれません。


ハートだけでなくキューピッドと「I love you」の文字が施されたもっとストレートなのもあります。こちらの中身はカベルネ・ソーヴィニヨン。


クリスマス・リースのデザインに「Happy Holiday」の文字が描かれたもの。中身はメルローです。


サンタクロースのデザインに、「Merry Christmas」と書かれたもの。中身はジンファンデルです。


雪だるまのデザインで「Holiday Cheer」と描かれているもの。中身はジンファンデルです。


以上、5種類です。割と目的がはっきりしているので、間違えないようにしないといけないですね。

ボトルにあとから名前などをエッチングでいられれるサービスもあります。
Date: 2018/1128 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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オリン・スウィフトから分かれたプリズナー・ワイン・カンパニーがナパにテイスティングルームをオープンしました(Pick your poison: chains or a skeleton: The Prisoner winery opens | Wine | napavalleyregister.com)。以前のフランシスカンのワイナリーをリノベートする形になります。
The Prisoner Wine Company

リノベーションを担当したのは、ほかにも多くのワイナリーを手がけるMH Architets。プリズナーのラベルに使われているゴヤの絵から想像力を働かせ、天井から光を取り入れる形にしたそうです。

ワイナリーの中は骸骨など、ラベルのモチーフになったものがここかしこにあるそうです。従来のワイナリーとは全く違う体験をしたいという若い世代などに受けているとか。

個人的には、こことレイモンドとセットで見るのがいいのではないかと思います。いずれにしても行ってみたい。
Date: 2018/1127 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ちょっと前になりますが、著名評論家のジェームズ・サックリングも年間トップ100ワインを発表しています。一昨年はオーパス・ワンを年間1位に選んで話題を呼びましたが、今回は1位はボルドーはサンテミリオンのシャトー・カノン。カリフォルニアでトップは7位のリッジのモンテベッロ2014でした。レイティングでは100点がついています。ヴィナスのアントニオ・ガッローニも97-100と非常に高い評価を付けています。

ちなみに国内市場ではデカンターとワイン・アドヴォケイトで満点をつけた2013年が輸入元完売で流通在庫のみとなっています。2014年はまだ入荷していないようです。

2013年はいわゆる「パーカー100点」のワインとしては破格のやすさといえる2万円台で入手できます。手に入れるなら今のうちですね。

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Date: 2018/1126 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ニュージーランドのクスダ・ワインズや、ソノマのリトライ、ゲイリー・ファレル、ナパのマサイアソン、チリのモンセカーノといった一流のワイナリーで修行した日本人女性、平林園枝さんが自身のワイン・ブランド「シックス・クローヴス」(Six Cloves)を立ち上げました。その最初のワインを試飲する機会をいただきました。



ナパのマサイアソンやソノマのリトライといえば、ワインとしてだけでなく、ブドウの生産者としても非常に有名で、尊敬を集めているワイナリーです。特にリトライのテッド・レモンはソノマにおけるビオディナミ(バイオ・ダイナミクス)の実践者として知られています。

そういったワイナリーで修行した平林さんが最初に選んだ品種はシャルドネ。2017年のヴィンテージはソノマのロシアン・リバー・ヴァレーで長年ブドウを造ってきた中井章恵さんのブドウを使っています。

収穫は8月31日とやや早めでした。熱波の到来が迫っており、それによって糖度が上がりすぎてしまうことを防ぐために早めの収穫となりました。ステンレスタンクで発酵、樽熟成では25%新樽を使っています。マロラクティック発酵は半分程度を目指していましたが、約3割進んだところで止まってしまったそうです。生産量は56ケースで、すべて日本で販売します。

ワインは上品なバニラのフレーバーに、豊かな酸が特徴。人によっては酸っぱすぎると感じるかもしれません。ピュアな果実味があり、全体に非常に品の良さを感じます。平林さんは、いわゆる「ニュー・カリフォルニア」の流れに影響を受けており、過熟気味のブドウでアルコール度数が高いワインを造るよりも、酸をしっかり残してアルコール度数を上げない方向を選ぶようです。

ちなみに2018年はナパのマサイアソンのシャルドネと、ソノマのペタルマ・ギャップのカラ・ヴィンヤード(Karah)という畑からのピノ・ノワールを造っています。今年は全体に豊作であり、マサイアソンほどの引く手あまたの生産者でもブドウが余ってしまったとのこと。スティーブ・マサイアソンがFacebookに「だれかブドウ買わない?」と書いたのに平林さんが即反応して購入したとのこと。なので2019年以降もマサイアソンが続くかどうかはわかりません。


今回はランチをいただきながらワインを試飲したのですが、ほかにも平林さんが修行したワイナリーのピノ・ノワールが4本並ぶという豪華さ。なかなか入手できないクスダ・ワインズのワインもありました。

なお、シックス・クローヴスは布袋ワインズが輸入販売します。価格は5800円。生産量が少ないので当初はレストランなどでの採用が中心になりそうです。
Date: 2018/1125 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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いろいろな雑誌やサイトが年間トップ100を発表していますが、近年存在感を上げているのがワイン・エンスージアスト。昔は無料で配っている雑誌というイメージが強かったですが、レビュアーがワイン・アドヴォケイトに移籍するなど、評価されるようになってきています。

ここはトップ100もコスパ系やセラー貯蔵系などわけて発表するのも特徴ですが、メインのトップ100で6位に入ったのがコスパ系のジンファンデルでした。20ドルで93点。日本でも税込み3000円程度で入手できるので、かなりお得感があります。

Date: 2018/1124 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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楽天市場の河野酒店に1997年のモンダヴィ・カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーブが入荷しています。税抜きで1万円台というのは、現行ヴィンテージのリザーブとほとんど変わらない価格。これで20年分の熟成が楽しめるのですから、かなりお買い得です。

先日、アカデミー・デュ・ヴァンのセミナーでモンダヴィのリザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンを試飲しました。今は「ト・カロン・リザーブ」と畑名を入れていますが、当時からほぼト・カロンの単一畑だったはずです。カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンとしては酸がしっかりしたタイプで、ティム・モンダヴィのコンティニュアムと好みが別れるところでした。どちらにしても長期熟成は十分できるワインだと思います。

ちなみにロバート・パーカーはこのワイン「デュクリュ・ボーカイユかレオヴィル・ラス・カーズのようだ」と評しています。

Date: 2018/1122 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Elouan
ケイマスのジョー・ワグナーがオレゴン産のブドウを使ってカリフォルニアで造るワイン「エルーアン」(Elouan)について、ラベルでオレゴンと記すのを禁止する命令がくだされました(Feds shut down controversial Elouan wine labels | OregonLive.com)。

このワイン、当初はウィラメット・ヴァレーのブドウを使っていないのに、ウィラメットという名前を入れていることが問題なのではないかとやり玉に上がりました。さらにはその問題が浮かび上がった後、ワイナリー(ワイナリー名はコッパー・ケイン)が煙汚染を理由にブドウの購入をキャンセルしたことで、その正当性も問題視されていました。

今回、一度認可されたラベルであってもカリフォルニア製のオレゴンのブドウを使ったワインはオレゴンと名乗れないことになり、一応問題は解決した格好になります。

ただ、既に流通に流れているものについては回収の必要がないとしたことで、ケイマス側にとっては、さほど痛手のない結果になりました。

いろいろ禍根を残した今回の問題、これで収束するのでしょうか?
Date: 2018/1121 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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フライング・ワインメーカーとして世界各地でコンサルティングをする傍ら、自身のポール・ホブズ・ワイナリーでも素晴らしいワインを造り続けているポール・ホブズ氏が先日来日してセミナーを開きました。1978年にワイン業界に飛び込んだ彼が40年間を振り返ります。


実家はニューヨーク州で農場を営んでいており、ポール・ホブズ氏は16歳のときに父親が持ち帰ってきたイケムでワインに開眼したといいます。そしてUCで栽培と醸造を学んだ後、1978年にカリフォルニアでロバート・モンダヴィに就職しました。下の写真は当時のもので、左端が今もモンダヴィのワイン造りを率いるジェヌヴィエーヴ・ジャンセンスさん。ポール・ホブズ氏は右奥で、前列中央がゼルマ・ロング。後にソノマのシミで醸造責任者になり、ポール・ホブズもそこで働きます。

この時代、カリフォルニアは科学的アプローチがもてはやされましたが、一方でワインメーカーは栽培のことはあまりわからずタッチしないという姿勢でした。逆にフランスなどではワイン造りは芸術であるとして、科学的アプローチは遅れていたそうです。今はワインメーカーも栽培に詳しくなっており、実際ポール・ホブズではベクストファー・ト・カロンの栽培ではかなり細かく指示を出しているそうでうs。

下はハイド・ヴィンヤードのラリー・ハイド氏との写真。実はポール・ホブズの初期のカベルネ・ソーヴィニヨンはハイドのブドウを使っていました。


こちらはト・カロンの畑。赤でかこったところがベクストファー・ト・カロン。


ポール・ホブズ氏は1974年に初来日、「お茶」に魅入られたそうです。タンニンの抽出などに共通項があるとか。

さて、試飲に移ります。今回はすべてカベルネ・ソーヴィニヨンです。

最初は1997年と1998年のカベルネ・ソーヴィニヨン。

1997年のカベルネ・ソーヴィニヨンは「ナパ・ヴァレー」と記されていますが実際にはブドウはハイド・ヴィンヤードのものを使っています。ハイド・ヴィンヤードはカーネロスにある涼しい畑ですが、その中で比較的温かいブロックのブドウを使っています。

やわらかい、ふくよかさがあるワイン。タンニンは強いが溶け込んでいます。97年は温暖な年で、非常にいいヴィンテージと言われていましたが、最近ではやや暖かすぎて凡庸なワインが多いのではないかとも言われています。このワインは涼しいハイド・ヴィンヤードなので、やはり温暖な年といってもそこまでふくよかすぎはしない印象です。

次の1998年は一転して、エルニーニョの影響で雨が多く難しい年と言われています。この年はハイドに加えてベクストファーのオークヴィルの畑がブレンドされています。オークヴィルの畑は樹齢が当時4年と若かったのですが、骨格がしっかりとした337や4の品種がうわっています。なお、ハイドの畑は早熟なSee(See's CandyのSeeだそうだ)というクローンを使っています。

1998年はハーブのニュアンスがあり、かなりタニックでストラクチャのしっかりしたワイン。これからまだ熟成すると思います。

次はだいぶ年が飛んで2010年と2012年のベクストファー・トカロンです。2010年は濃厚でパワフル。タニックでスパイシー。エネルギーを感じるワイン。すごいです。これはやはりおいしい。

2012年のベクストファー・トカロンは2010年と比べると赤系の果実味も多少あり、やわらかい印象があります。逆に洗練されている感じもあります。個人的には2010年の方が好きですが、2012年がいいという人もかなり多いと思います。

最後は2012年と2014年のネイサン・クームズ・エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン。

ナパではカーネロスの次に南にあるクームズヴィルのAVAの自社畑のワインです。

2012年は香り強くタニック。ベクストファー・トカロンと比べると少し酸が多くタニックです。

2014年は青系の果実味に加え、なめらかなタンニンでクームズヴィルの実力が推し量れます。

個人的には2010のベクストファートカロンと2014のエステートが甲乙つけがたい素晴らしさでした。クームズヴィルは要注目です。

Date: 2018/1120 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワイン・スペクテーターの年間トップ100が発表されました。今年はカリフォルニアはちょっと少なめだったかな。

スペクテーターのリストは価格や生産量も加味されるため、コスパワインの発掘にも役立つのは、なかなか優れていると思います。

今年のトップ100からカリフォルニアで目についたのはクラインのエンシャント・ヴァインズ・ジンファンデル2016 。クラインはシラーやジンファンデルなどどれもコスパ高いですが、エンシャント・ヴァインズはやや高級ラインなので、味わい的にもかなり優れているのだと思います。ただ、輸入元は完売なので、流通在庫のみになります。






Date: 2018/1119 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カレラのバック・ヴィンテージのワインが蔵出しで国内に入ってきています。ショップによって入ってきているヴィンテージも違うようで、どれが今回の入荷なのかわからないところもありますが、どれも非常に数は少ないので、特に人気の高いジェンセンなどはすでにほぼ売り切れてしまっているようです。

ただ、セレックで言えば、ワイン・アドヴォケイトで自己最高の98点を取った2012年がありますし、ド・ヴィリエも自己最高点の96点を取った2009年、ミルズの自己最高96点の2010などが入っています。

蔵出しのバック・ヴィンテージは貴重なので、気になるワインがあったら買っておくのが吉です。


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Date: 2018/1117 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国のオンライン・ワインショップ「Wine.com」が年間トップ100を発表しています(ちなみにスペクテーターの1位はサッシカイアでした)。

ここのリストがユニークなのは、評論家によるリストではなく、あくまでもこのショップで何が売れたか。つまり消費者が支持しているワインであるということ。

ですから高級ワインでなく、庶民的なワインが並んでいるのも面白いところです。

今年の1位はワシントン州の「ワインズ・オブ・サブスタンス」のカベルネ・ソーヴィニヨン。日本でも2000円台と「安ワインではないけれど、比較的手を出しやすい」価格帯。それでいてロバート・パーカー、ジェームス・サックリング、元アドヴォケイトのジェブ・ダナック、そしてワイン・スペクテーター、ワイン・エンスージアストといずれも90点以上の高評価をつけています。

私も試飲会で試飲しましたが、絵に描いたようなフルボディのワイン。しっかりした味わいのワインが好きな方にはお薦めです。

Date: 2018/1116 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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大きなニュースになっている今回の山火事、大きく分けると北カリフォルニアのパラダイスという町を中心に多くの死者を出している「キャンプ・ファイア」と、南カリフォルニアのマリブで多くの豪邸を焼いている「ウールジー・ファイア」があります。

このうち、ウールジー・ファイアの方がワイン産業にも大きな影響を与えています(California Wildfires Devastate Malibu Wine Region | News | News & Features | Wine Spectator)。

実はこのあたりはマリブ・コーストAVAという2014年にできた新しいAVAの地域。それほど有名なワイナリーがあるわけではないですが、観光などで賑わっていました。

まだ被害の全容は分かっていませんが、全焼したワイナリーもあり、ほぼ全てのワイナリーに被害があるとのことです。

さらにめったに焼けないブドウ畑も今回はあまりの火の勢いに燃えてしまったところもあるようです。
ブドウ畑が家を守った
一方で、家がブドウ畑に囲まれていたおかげで家だけは助かったという人も(上の写真)。

復旧にはかなりの時間がかかりそうです。
Date: 2018/1115 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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5位まで発表された、ワイン・スペクテーターの年間トップ10 。6位にはちょっと意外なワインが入りました。オーベール(Aubert)のシャルドネ ハイド・ヴィンヤード2016です。

意外というのは、このトップ10 はワインの入手性や価格といった面もかなり重視されるのです。オーベールは間違いなくカリフォルニアのトップクラスのシャルドネ生産者ですが、逆にこれくらい高級になってしまうとトップ10 には選ばれにくいと思っていました。例えば、マーカッサンだったりコングスガードあたりが選ばれることはないとおもうんです。オーベールはそういった一つ抜き出たクラスのワインですからね。

ただ、そういえば昨年はパルメイヤーのシャルドネがトップ10 にはいっていました。スペクテーターとして、こういった樽もしっかり効かせたクラシックなスタイルのシャルドネを推したいというのがあるのかもしれません。

なお、ベッドロックに引き続き、このワインも該当するヴィンテージが国内で現在流通中です。アントニオ・ガッローニが97点、ワイン・アドヴォケイトが95-97点と3大評論メディアが95点以上つけているのもすごいです。

輸入量もさほど多くないと思うので、ベッドロック以上に市場から消えるのははやいかもしれません。

追記。既に輸入元は完売で、流通在庫のみだそうです。








Date: 2018/1114 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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昨日の記事で紹介したワイン・スペクテーター年間10位のベッドロック。早くも輸入元は完売。後はショップに流通している在庫だけになります。それもおそらく数日でなくなるでしょう。お早めに。購入リンクは今日はつけないので昨日の記事からお願いします。

で、せっかくベッドロックのベッドロックを飲むのなら、もう一つオススメのワインがあります。モーガンの父、ジョエル・ピーターソンが造るワンス・アンド・フューチャーのジンファンデル、ベッドロック・ヴィンヤードです。

同じ畑のワインでも造る人が違うとこれだけ方向性も変わるのだなあというのがよく分かると思います。

父親の方が攻めている感じがするのも面白いところです。

このショップはベッドロックもこれも激安です。









Date: 2018/1113 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ベッドロックのヘリテージ・ベッドロック・ヴィンヤード2016がワイン・スペクテーターの年間10位に選ばれました。スペクテーターで95点を取っており、今年は来るだろうと思ってはいましたが、見事トップ10入り、おめでとうございます。

ベッドロックは個人的にも高級ジンファンデルの一押しワイナリー。オーナーであるモーガン・トゥエイン・ピーターソンによる、貴重な古木の畑を残そうという活動も素晴らしいし、18世紀の畑の構成を分析したマスター・オブ・ワインの論文も興味深いものでした。

父親のジョエル・ピーターソンとともにこれからもカリフォルニアのジンファンデルを引っ張っていってくれることを期待します。

ヴィンテージもまさにそのものが入っています。日本に来ているのはヴィンテージ違いというケースが多い中、これは貴重です。



ここ、無茶苦茶安い…


Date: 2018/1110 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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期せずしてヴィンテージ・ワイン・エステートのワイナリーの記事が続いてしまいますが(実はこちらの方が先だったのですが)、優秀なシラーなどでサンタ・バーバラのキュペ(Qupe)がヴィンテージ・ワイン・エステートに売却されました(Bob Lindquist explains the sale of his legendary Santa Barbara winery, Qupe - SFChronicle.com)。

キュペは数年前にテロワール・ライフに買収されていたのですが、テロワール・ライフの創設者であるチャールズ・バンクスが詐欺で有罪になり4年間の服役になっています。

このためテロワール・ライフは休業状態になり、今回の再売却につながったと、元オーナーのボブ・リンドクイストは言っています。彼は今もキュペでワインを作っていますが、株式は全部売却してしまったため、立場としては従業員になっています。
Date: 2018/1109 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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人気ワイナリーのジラード(Girard)がカリストガにワイナリーとテイスティングルームをオープンしました(Girard Winery opens new Calistoga estate | News | napavalleyregister.com)。

ジラード

ジラードは1975年にオークヴィルでオープン。ただ、そのワイナリーは現在はラッド(Rudd)になっていて、ブランド名だけが2000年にヴィンテージ・ワイン・エステートに売却されました。その後、ワインの醸造はソノマで行われており、ヨントヴィルにテイスティングルームはあるものの、ワイナリーとしてはナパにはありませんでした。

今回は18年ぶりにナパに戻ってきたことになります。新しいワイナリーは、クロ・ペガスのすぐ横。クロ・ペガスもヴィンテージ・ワイン・エステート傘下なので、水の設備やボトリングラインなどは共有するとのこと。また、醸造設備は最新のものを取り揃えています。

テイスティングルームは予約のみで、やや高級路線を狙っているとか。ヨントヴィルのテイスティングルームはよりカジュアルな客層に向けて今後も続けるとのことです。

ジラードのワインはコスパよく、個人的にもよく買っていたワインの一つです。特にジンファンデルはふくよか系でおすすめです。


Date: 2018/1108 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパにある「サカ・ワインズ」という会社がマリファナ成分入りのノンアルコールワインを発売しました(Saka Wines Launches World)。

サカ・ワインズ

ワインはロゼとロゼ・スパークリングの2種類。いずれもノンアルコールの処理を経た後、マリファナの成分であるCBDとTHCが入れられています。なお、CBDは向精神作用がなく、日本でも禁止されていませんが、THCは向精神作用があり、禁止薬物対象です。

ちなみにマリファナ成分入りのノンアルコールワインは世界初とのこと。
Date: 2018/1107 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2013年のリッジ「モンテ・ベッロ」はワイン・アドヴォケイトとデカンターの両誌で100点という快挙だったことは以前お伝えしていますが、今も市販の価格は2万円台。おそらく「パーカー100点」のワインとしては最安だと思います。輸入元は完売のため、今市場に出回っているものを逃すと、この価格で入手できることはないでしょう。

一方で、先日セミナーで試飲したリッジのエステート・カベルネ・ソーヴィニヨンも素晴らしい味わいでした。果実味だけでなくハーブのニュアンスがしっかりしており、間違いなく10年以上の熟成でさらにおいしくなるワインだと思います。こちらは市販価格1万円程度。このクラスのカベルネ・ソーヴィニヨンの中でも、特に熟成能力にかけては最高の一つだと思います。エステート・カベルネ・ソーヴィニヨンもブドウはモンテ・ベッロのものが100%。中から最良のものがモンテ・ベッロに使われ、残りがエステートになります。

こちらがモンテ・ベッロ



こちらがエステート・カベルネ・ソーヴィニヨン

Date: 2018/1106 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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新生カリフォルニアワイン協会のグランドテイスティングではセミナーにも参加しました。

テーマは
「カベルネ・ソーヴィニヨンを通じて知るカリフォルニアワインのサステイナビリティ」

講師はマスター・オブ・ワインに挑戦中の小原陽子さん。小原さんとは数年前からネット上では交流を続けていましたが、直接お会いするのは今回が初めてでした。今年、カリフォルニアに取材に行かれた内容をまとめたセミナーです。
小原さん
セミナーの内容は、知り合いの酒類ジャーナリスト森田真希子さんがネットにまとめられたものが、簡潔かつ内容をしっかり押さえていたので、お許しを得てコピペさせてもらいます。

なお、セミナー資料はこちら(PDF)から見られます

==================ここから==================
サステイナビリティの実現には、「環境に優しい」「経済的に実現可能」「社会的に公正」の3つの条件が必要となる。カリフォルニアでは2002年にはCSWA(カリフォルニア サステイナブル ワイングローイング アライアンス)認証制度をスタートさせ、産地全体でサステイナビリティに取り組んでいる。
「ザ・コード」と名付けられた規約集には、栽培技術で140、醸造技術でも104もの細かな規約が定められ、成果を自分で解析し、改善するサイクルを回すことで、継続的な向上が見込まれる。

サステイナビリティの実現に向けての取り組みをいくつか紹介する。
「カバークロップ」=目的は、ぶどう樹との水分・養分の競合、土や養分の流出防止など。
「コンポスト」=土が豊かになり、空気を抱き込むが、短所は化学成分と比べて成分が明確でなく、効果が遅いこと。
「益虫・益鳥・益獣」=殺虫剤や毒エサ、除草剤などの化学物質を使わずにぶどうに最適な環境を整える試み。てんとう虫はアブラムシ、コウモリは昆虫、ふくろうはネズミなどのげっ歯類を駆除する。
「IPM(総合的病害虫管理)」=農薬使用の最適化、人や環境のリスクを軽減または最小限に抑えること。
「太陽光および風力発電」の活用
「水不足の問題」=灌漑には、1haあたり2,650,000Lが必要となる。ドリップイリゲーションが一番効率的で、雑草が抑えられ、土壌や養分の流出が少ないという利点もあるが、短所は目詰まり、初期投資、設置・設定の知識。生育期のドライファーミングに取り組む生産者もいるが、収量は非常に低く、土壌の条件も必要。
「リサイクル」=絞りかすやおり、濾過材、樽、瓶、ダンボールなどだけでなく、貴重な水資源も固形物は沈殿や濾過で、生物学的有害物質は微生物処理で、さらに逆浸透膜、ナノ濾過などを使いリサイクルされる。

なお、カリフォルニア全体におけるサステイナビリティの認証畑は全体の約22%にあたる1,099。ワイナリー数は127軒。ナパ、ソノマ、ローダイなど、生産地ごとに独自の取り組みも盛んで、認証畑やワイナリーは年々拡大しており、現在認証ワイナリーによるワインは74%を占める。
==================ここまで==================
ちなみに最後のところの認証畑とワイナリー数は「Certified California Sustainable Winegrowing」が認証した数です。認証プログラムにはほかに、ナパのナパ・グリーンやローダイのローダイ・ルールなどがあります。

ソノマは2019年までに全ワイナリーがサスティナブルの認証を受けることを目標にしていますが、認証プログラムは作成しておらず、これらさまざまな認証のどれかを受ける形になります。

さて、タイトルに「カベルネ・ソーヴィニヨンを通じて知る」とあるようにカベルネ・ソーヴィニヨンの試飲もありました。正直言って、試飲しても「これがサスティナブルな味」というようなものがあるわけではないので、少なくとも現状ではワインの味とサスティナブルは切り離して考えた方がいいような気がしますが、試飲したワイナリーはいずれも熱心に取り組んでいるところであり、ワインもレベルの高いものでした。

試飲したワインは
ローダイからランゲ・ツインズ カベルネ・ソーヴィニヨン 3,300円
リヴァーモアからウェンテ・チャールズ・ウェットモア カベルネ・ソーヴィニヨン 3,600円
サンタ・バーバラからスターレーン・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン・ハッピー・キャニオン・オブ・サンタ・バーバラ 7,000円
ラザフォードからボーリュー・ヴィンヤード ラザフォード カベルネ・ソーヴィニヨン 7,862円
オークヴィルからロバート・モンダヴィ・ワイナリー オークヴィル カベルネ・ソーヴィニヨン 10,320円
サンタ・クルーズ・マウンテンからリッジ・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニョン・エステート 12,000円

ランゲ・ツインズとウェンテは3000円台のワインですが、非常にまとまりよく美味しかったです。
スターレーンはカリフォルニアらしいカベルネ・ソーヴィニヨンでレベル高いです。万人向けの味わい。
ボーリュー(BV)とモンダヴィでは、やや北で温かいBVの方が暖かさを感じる味わいではないかという話がありました。モンダヴィは先週アカデミー・デュ・ヴァンのセミナーでも試飲しましたが、全般に酸を強めでエレガントな味わいです。ラザフォードよりオークヴィルの方が若干涼しいということも関係あるかもしれませんが、モンダヴィの個性の部分もかなりあるように思いました。
最後のリッジは素晴らしい。ハーブの風味が独特で、長期熟成を可能にしています。クラシカルな味わいが好きな人にはたまらないワインでしょう。モダン系のスターレーンとは好対照でした。
ワイン
Date: 2018/1105 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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優秀なジンファンデルを多数作っているセゲシオですが、味わいで一歩抜きん出ていたのがコルティナ。リッジのリットン・スプリングスなどと並んでソノマのドライ・クリーク・ヴァレーの古木の畑を代表するジンファンデルといっていいでしょう。


日本への輸入が久しぶりに再開されたホワイトホール・レーン。ナパの中堅ワイナリーで品質には定評があります。そこのいわゆる「レッド・ブレンド」がトレ・レオーニ。カベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、シラーやジンファンデルをブレンドしています。カベルネ・ソーヴィニヨンの質実剛健さにシラーのあけっぴろげな感じが加わり、とても飲みやすくおいしいワインになっています。値段も4800円とカベルネ・ソーヴィニヨンよりだいぶ安いし、ラベルも素敵です。


日本で、3000円前後の「ちょっといいカベルネ・ソーヴィニヨン」として人気が高いのがフランシスカンとシミ。実はどちらも同じインポーターであり、今回は並べて試飲してみました。どちっらもさすがのできでファンが多いのもなるほどですが、個人的にはナパの冷涼感もわずかに出たシミが好きでした。


パソ・ロブレスのJロアーはコスパの高さでは定評のあるワイナリー。セブン・オーク カベルネ・ソーヴィニヨンは2500円ですが、先程のシミにも負けないレベルの高さです。



シャトー・イガイタカハのオフクロビューティ。名前がユニークですが味わいもユニーク。バルベーラを使った赤ワインで、酸味の強さが特徴。その酸をおいしいと思うかどうかで賛否が分かれるそうですが、個人的にはかなり好きな味でした。



シャトー・イガイタカハのフラッグシップのピノ・ノワール2本。「トキメキ」はポール・ラトーが造るワイン。ポール・ラトーにしては比較的安価ですが、レベルはさすがです。隣のピノ・ノワール「園」もポール・ラトーに負けない味わい。どちらも非常においしいピノ・ノワールです。


最後に、今回最大の発見だったのがステファン・ヴィンセント。どの品種も2000円台ですが「ラベルのつけま違いじゃないの?」と思う美味しさ。まだ市場には出回っていないと思いますが、みつけたら「買い」です。
Date: 2018/1103 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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10月29日、新生カリフォルニアワイン協会によるグランドテイスティングが開催されました。例年よりちょっと規模は小さくなり、また業界向けだけで一般向けの試飲はありませんでしたが、セミナーやディナーも開催され、個人的にはいろいろと勉強になりました。

やや小規模かといっても44のインポーターが試飲会には参加しており、おそらく400くらいの種類のワインが提供されていたでしょう。さすがに全部試飲するのは無理なので、150種類くらい試飲した中で、美味しかったワイン、コスパに驚いたワインなどを紹介していきます。

まずはやまやが輸入しているグロリアファラー。スパークリングワインを中心とするワイナリーですが、日本の価格は米国よりも安いくらいで、コスパの良さでいえばダントツの一つだと思います。というわけで泡は何度も飲んでいますが、今回は珍しくスチルのピノ・ノワールが出ていました。

2480円というのは相当安いです。ちょい甘なきらいはありますがバランスより、飲みやすいピノ・ノワールです。

これも極めてコスパのよいワイン。オルカ・インターナショナルが輸入するRanch32です。ほとんどのワインが1000円台。個人的にはソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・ソーヴィニヨンが特に良かったです。


トルシャードも何回か紹介していますが、カーネロスで作っているジンファンデルが意外なほど美味しいのです。シャルドネもかなり美味でした。


ローリングのロゼラズ、ゲイリーズ、クロぺぺ。以前はいろいろなワイナリーが作っていたサンタルシアハイランズの著名畑ですが、最近はあまり見なくなってしまいました。味もいいです。


リッジのリットン・スプリングスとリットンのプティ・シラー。特にプティ・シラーは猛烈にタニックですが、このワインでしか得られない味わいです。


今日はここまでで力つきたので、残りはまた書きます。
Date: 2018/1102 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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問題編は「パリスの審判の7つの神話、どれが本当?

神話1「パリスの審判を思いついたのはスティーブン・スパリエだった」
答えは×。スパリエの同僚のパトリシア・ギャラガーです。彼女の存在はこのイベントの実現において極めて大きなものでした。


神話2「パリスの審判はフランスと米国の試合として設計された」
答えは×。カリフォルニアのワインもこれだけおいしくなっているというのを示すような教育的イベントを目的にしていました。

神話3「パリスの審判で勝利したシャトー・モンテリーナとスタッグス・リープ・ワイン・セラーズはスティーブン・スパリエが発見した」
答えは×。これもパトリシア・ギャラガーでした。スパリエは76年の4月に初めてカリフォルニアを訪れています。そのときもモンテリーナとスタッグス・リープ・ワイン・セラーズは訪問していましたが、モンダヴィに行くのは断ったといいます。

神話4「カリフォルニアのワイナリーはスーツケースに入れてワインをパリに運んだ」
答えは×。スパリエがカリフォルニアに行ったときに案内役を務めたジョアン・デピュイという人がワインの送付も行いました。


神話5「唯一の女性審査員だったオデット・カーンは投票用紙を返すよう命じた」
答えは○。これが報じられたときにどうなるかを想像して困惑してしまったようです。コンペティション的なイベントにしようと思っていなかったスパリエとギャラガーにとっても、これは予想外の事態だったようです。

神話6「カリフォルニアのワイナリーは現地で勝利を待ち構えていた」
答えは×。モンテリーナのバレット夫妻はボルドー旅行中に知らされたとのことです。現当主のボー・バレットさんは電報で連絡が来たという話を以前されていました。

神話7「パリスの審判は、直後から世界を変えるイベントとして祝福された」
答えは×。タイム誌の記者のジョージ・テイバーが記事にして世に知らされました。
Date: 2018/1102 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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フランシス・フォード・コッポラが、マリファナ製品を発売すると発表しました(Francis Ford Coppola Launches Cannabis Product)。

カリフォルニアではマリファナは既に娯楽目的の使用が認められています。とはいっても一般の人にとっては敷居が高いものなので、信頼できるブランドとして選ばれることを狙っています。

ただ、ワイナリーがマリファナ製品を販売することはできないので、「サナ・カンパニー」という専用の会社を立ち上げています。

Coppolaマリファナ

パッケージは缶になっていて、3gのマリファナの花が入っているとのこと。価格はまだ公表されていないようです。
Date: 2018/1101 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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1976年のパリ・テイスティング、通称「パリスの審判」の裏話を扱った記事がSFクロニクルに出ていました(The hidden figures behind the Judgment of Paris - SFChronicle.com)。

記事の中では7つの「神話」が挙げられていますが、うち本当なのは一つだけです。どれだかわかりますか?

神話1「パリスの審判を思いついたのはスティーブン・スパリエだった」
神話2「パリスの審判はフランスと米国の試合として設計された」
神話3「パリスの審判で勝利したシャトー・モンテリーナとスタッグス・リープ・ワイン・セラーズはスティーブン・スパリエが発見した」
神話4「カリフォルニアのワイナリーはスーツケースに入れてワインをパリに運んだ」
神話5「唯一の女性審査員だったオデット・カーンは投票用紙を返すよう命じた」
神話6「カリフォルニアのワイナリーは現地で勝利を待ち構えていた」
神話7「パリスの審判は、直後から世界を変えるイベントとして祝福された」

答えは元記事を見るか、明日の記事で。