ワイン・アドヴォケイトが2016年と2017年を中心にしたナパのワインのレポートを発表しています。レビュアーは編集長のリサ・ペロッティ・ブラウンです。全部で1379本のワインの評価を行うというかなり徹底したレポートです。
ヴィンテージの評価では2016年は非の打ち所がないとのこと。一方、2017年はワイナリーによるばらつきが大きいとのこと。
実際今回100点のワイン、実に34本もあるのですが(数え間違いでなければ)、うち2016年は29本。2017年はゼロという絶対的な差がありました。
ちなみに2017年の最高評価は97-100。そのすべてが白ワインでした。
2017年というと10月の火事による煙の影響が懸念されていましたが、実際には煙のフレーバーで評価が低かったものはなく、それよりも9月に気温40℃を超える日が4日間も続いたことが品質に大きく影響したようです。
参考までにオーパス・ワンの評価(9月に出ていたのを見逃していました)は2016年が97+と2013年、2015年に並ぶ自己最高の評価だったのに対し、2017年は92-95となっています。
ヴィンテージの評価では2016年は非の打ち所がないとのこと。一方、2017年はワイナリーによるばらつきが大きいとのこと。
実際今回100点のワイン、実に34本もあるのですが(数え間違いでなければ)、うち2016年は29本。2017年はゼロという絶対的な差がありました。
ちなみに2017年の最高評価は97-100。そのすべてが白ワインでした。
2017年というと10月の火事による煙の影響が懸念されていましたが、実際には煙のフレーバーで評価が低かったものはなく、それよりも9月に気温40℃を超える日が4日間も続いたことが品質に大きく影響したようです。
参考までにオーパス・ワンの評価(9月に出ていたのを見逃していました)は2016年が97+と2013年、2015年に並ぶ自己最高の評価だったのに対し、2017年は92-95となっています。
2017年10月の大火で大きな被害を受けたソノマのパラダイス・リッジ、ナパのシニョレーロが再建に向けて動き出しました(Paradise Ridge Winery takes first step to rebuild after 2017 Tubbs fire、Signorello Rebuilding: Construction on Residence and Tasting Room ...)。
パラダイス・リッジは結婚式場としても人気があったところ。火事の前の2016年には72組が結婚式を行ったそうです。
再建は結婚式に使うイベント・センター兼テイスティング・ルームから始めるとのこと。2019年10月の竣工を予定しています。なお、今もケンウッドにはテイスティング・ルームを持っており、ワイン造りに関しては近隣のワイナリーに間借りしています。
ただ、再建のコストは1500万ドルを見込んでいるのに対し、火事の保険金は530万ドルにとどまるため、残りをカバーするための法的な手段を考えているそうです。また、従業員を減らすなどの措置も取るようです。
シニョレーロはワイナリーやテイスティング・ルーム、住居など、ほぼ全面的に改築します。以前はイタリア風のデザインでしたが、今回はより近代的な外観になるそうです。
シニョレーロは2005年に放火によって1万5000ケースのワインを失ったことがあり、今回はワインが残っている分まだマシだと考えているようです。また、その経験や1990年台に両親がなくなった経験などから、今回のような事態への備えもできていたとのこと。
再建の完成は2020年の予定です。
パラダイス・リッジは結婚式場としても人気があったところ。火事の前の2016年には72組が結婚式を行ったそうです。
再建は結婚式に使うイベント・センター兼テイスティング・ルームから始めるとのこと。2019年10月の竣工を予定しています。なお、今もケンウッドにはテイスティング・ルームを持っており、ワイン造りに関しては近隣のワイナリーに間借りしています。
ただ、再建のコストは1500万ドルを見込んでいるのに対し、火事の保険金は530万ドルにとどまるため、残りをカバーするための法的な手段を考えているそうです。また、従業員を減らすなどの措置も取るようです。
シニョレーロはワイナリーやテイスティング・ルーム、住居など、ほぼ全面的に改築します。以前はイタリア風のデザインでしたが、今回はより近代的な外観になるそうです。
シニョレーロは2005年に放火によって1万5000ケースのワインを失ったことがあり、今回はワインが残っている分まだマシだと考えているようです。また、その経験や1990年台に両親がなくなった経験などから、今回のような事態への備えもできていたとのこと。
再建の完成は2020年の予定です。
Instagramより
この素晴らしい笑顔、誰だかわかりますか?
そう、ジンファンデルの雄レイヴンズウッドを作ったジョエル・ピーターソン。撮ったのは息子のモーガン・ピーターソンです。モーガンは「71歳は新しい51歳だ。父が3トンのパリセーズ・プティ・シラーをレッドウッドの樽の中で混ぜているところ」と書いています。
当ブログでは以前、「44年かけて、夢見ていたワイン作りができると語るジョエル・ピーターソン」や「これはすごい、カリフォルニアワインの親子鷹、ピーターソン父の新作」で紹介していますが、数年前にはじめた新しいワイナリー「ワンス&フューチャー」が楽しくてしかたない様子が伝わってきます。
これだけ楽しそうに作ったワインも美味しくないはずがないと思いませんか?
個人的にもプティ・シラーを改めて見直すきっかけになったワインです。
名門ワインスクール、アカデミー・デュ・ヴァンでワイン講師デビューしました。
カリフォルニアの名門ワイナリー
初回はロバート・モンダヴィ、モンダヴィの歩みやト・カロンの話などをしました。
続けられるよう頑張ります。
カリフォルニアの名門ワイナリー
初回はロバート・モンダヴィ、モンダヴィの歩みやト・カロンの話などをしました。
続けられるよう頑張ります。
ロウダイのマイケル・デイヴィッドが人気ブランド「7デッドリー」をザ・ワイン・グループに売却しました(With Sale of 7 Deadly to The Wine Group, Michael David Winery Shifts ...)。
デッドリーは、7デッドリー・ジンズ(ジンファンデル)と7デッドリー・レッド(赤ブレンド)の2つのワインから成ります。ジンファンデルは2002年にデビュー。2015年からはカリフォルニアのナンバー1ジンファンデルになっています。現在の生産量は30万ケース。赤ブレンドはまだ新しいワインですが、この1年で5倍の成長を見せています。どちらも地元ロウダイのブドウを使っています。
マイケル・ディヴィッドはマイケル・フィリップスとディヴィッド・フィリップスの兄弟によるワイナリー。ロウダイで5世代にわたって農業を営んでいます。
2017年にはソノマのシルバーオークの旧ワイナリーと12エーカーのカベルネ・ソーヴィニヨンの畑を入手。今後はソノマのブドウを使ったワインも造っていく構えです。
デッドリーは、7デッドリー・ジンズ(ジンファンデル)と7デッドリー・レッド(赤ブレンド)の2つのワインから成ります。ジンファンデルは2002年にデビュー。2015年からはカリフォルニアのナンバー1ジンファンデルになっています。現在の生産量は30万ケース。赤ブレンドはまだ新しいワインですが、この1年で5倍の成長を見せています。どちらも地元ロウダイのブドウを使っています。
マイケル・ディヴィッドはマイケル・フィリップスとディヴィッド・フィリップスの兄弟によるワイナリー。ロウダイで5世代にわたって農業を営んでいます。
2017年にはソノマのシルバーオークの旧ワイナリーと12エーカーのカベルネ・ソーヴィニヨンの畑を入手。今後はソノマのブドウを使ったワインも造っていく構えです。
昨年はワイン・スペクテーターでワイン・オブ・ザ・イヤーを取り、最近絶好調なのがダックホーン。グループのワイナリーも含めて優秀なワインをリーズナブルな価格で提供しています(先日の飲むべきピノ30本にも選ばれていました)。
グループ内で一番安価なワインを造っているのがデコイ(Decoy)。以前はナパのダックホーンのセカンド的な位置づけでしたが、今はソノマのブドウだけを使ってワインを造っています。日本ではこの9月から希望小売価格が3000円台前半に下がり、実売だと2000円台も珍しくない、とますますコスパは高くなっています。
このデコイと米国市場ではライバルの一つとなっているのが、赤ブレンドというジャンルを造ったオリン・スウィフトの「プリズナー」。日本では1万円を超える高額ワインですが、3000円のデコイとぶつかるというのはさすがにちょっとびっくりですが、ダックホーンのグループで赤ブレンドを造っているパラダックスの責任者ははっきりそう言っていました。
参考:ダックホーン/パラダックス・セミナー 試飲編
デコイは赤も白もはずさない味わいですが、どれを選べばいいかというと、やっぱりメルローは外せないでしょう。ダックホーン・グループとしての意地があるのか、ここのメルローはハズレのない一品です。
ソノマのブドウを使っているだけあって、ピノ・ノワールもコスパ高いです。どちらかというと優しい味わいで飲み飽きない。
まずはその2つから試してみてほしいと思います。
グループ内で一番安価なワインを造っているのがデコイ(Decoy)。以前はナパのダックホーンのセカンド的な位置づけでしたが、今はソノマのブドウだけを使ってワインを造っています。日本ではこの9月から希望小売価格が3000円台前半に下がり、実売だと2000円台も珍しくない、とますますコスパは高くなっています。
このデコイと米国市場ではライバルの一つとなっているのが、赤ブレンドというジャンルを造ったオリン・スウィフトの「プリズナー」。日本では1万円を超える高額ワインですが、3000円のデコイとぶつかるというのはさすがにちょっとびっくりですが、ダックホーンのグループで赤ブレンドを造っているパラダックスの責任者ははっきりそう言っていました。
参考:ダックホーン/パラダックス・セミナー 試飲編
デコイは赤も白もはずさない味わいですが、どれを選べばいいかというと、やっぱりメルローは外せないでしょう。ダックホーン・グループとしての意地があるのか、ここのメルローはハズレのない一品です。
ソノマのブドウを使っているだけあって、ピノ・ノワールもコスパ高いです。どちらかというと優しい味わいで飲み飽きない。
まずはその2つから試してみてほしいと思います。
2019年3月3日に開催されるナパ・ヴァレー・マラソンがコン・クリーク・ワイナリー(Conn Creek Winery)と提携を発表しました(Announcing the New Partnership Between the Napa Valley Marathon and ...)。
ナパ・ヴァレー・マラソンは今回からハーフ・マラソンを追加しました。そのスタート地点がコン・クリーク・ワイナリーになります。このほかフルマラソンと5Kのレースがあります。
フォーブス・トラベル・ガイドは2018年に訪れる価値があるマラソントップ13という記事でナパ・ヴァレー・マラソンを挙げています。ボルドー・マラソンのように沿道でワインが提供されることはないでしょうが、シルバラード・トレイルの美しい景色を見ながらのランは気持ちいいでしょうね。
ランナーの端くれとして、いつかは走りたいと思っています。
ナパ・ヴァレー・マラソンは今回からハーフ・マラソンを追加しました。そのスタート地点がコン・クリーク・ワイナリーになります。このほかフルマラソンと5Kのレースがあります。
フォーブス・トラベル・ガイドは2018年に訪れる価値があるマラソントップ13という記事でナパ・ヴァレー・マラソンを挙げています。ボルドー・マラソンのように沿道でワインが提供されることはないでしょうが、シルバラード・トレイルの美しい景色を見ながらのランは気持ちいいでしょうね。
ランナーの端くれとして、いつかは走りたいと思っています。
ワイン・スペクテーターの最新号の特集がトーマス・リヴァース・ブラウンです。ワイン・アドヴォケイトで最も多く100点のワインを造ったワインメーカーとして知られているトーマス・リヴァース・ブラウンですが、ナパに来たのは1996年と、それほど昔ではありません。しかも彼は大学では文学を学んでおり、ワインについての知識はほとんどゼロに近い状態でした。
そしてカリストガの有名ワインショップ「オール・シーズンズ・カフェ」で働きはじめ、そこでターリー・ワイン・セラーズのワインメーカーだったエーレン・ジョーダンと出会い、ターリーで働き始めます。
今では45ものクライアントのワインを造るトーマス・リヴァース・ブラウンですが、当時エーレン・ジョーダンがびっくりしたのが彼のマルチタスキング能力だったといいます。複数の作業を並行してこなす能力が異常に高く、仕事を覚えるのも速かったようです。
そうして、どんどん認められるようになり、シュレーダーとトアー・ケンワーズのワインメーカーになります。どちらもベクストファー・トカロンのブドウを使っており、そこで造ったワインが高評価を得て今にいたるわけです。
昨年、彼が来日したときのセミナーに出てから、枕詞として「天才」とつけていますが、今回のストーリー(もっとずっと詳しく面白いです)を読んで、やはり天才であるとあらためて思いました。また、、興味深いのは
参考:トーマス・リヴァース・ブラウンの凄さの一端に触れ、まさに「天才」だと思った話(前編)
[トーマス・リヴァース・ブラウンの凄さの一端に触れ、まさに「天才」だと思った話(後編)](https://californiawine.jp/blog/item/6906)
シュレーダーの中でもマグナムしか造られず、頂点に立つのがオールド・スパーキーです。
ピノ・ノワールで頂点になるのが、シュレーダーとのプロジェクトであるボアズ・ビュー。2万円台は大特価です。
コスパなら、自身のリヴァース・マリーのワインが一番。特に日本ではバーゲン価格です。
ラベル不良品だそうですが、前にも紹介したリース(Rhys)の畑のワイン。リースのワインの1/3という大特価。
そしてカリストガの有名ワインショップ「オール・シーズンズ・カフェ」で働きはじめ、そこでターリー・ワイン・セラーズのワインメーカーだったエーレン・ジョーダンと出会い、ターリーで働き始めます。
今では45ものクライアントのワインを造るトーマス・リヴァース・ブラウンですが、当時エーレン・ジョーダンがびっくりしたのが彼のマルチタスキング能力だったといいます。複数の作業を並行してこなす能力が異常に高く、仕事を覚えるのも速かったようです。
そうして、どんどん認められるようになり、シュレーダーとトアー・ケンワーズのワインメーカーになります。どちらもベクストファー・トカロンのブドウを使っており、そこで造ったワインが高評価を得て今にいたるわけです。
昨年、彼が来日したときのセミナーに出てから、枕詞として「天才」とつけていますが、今回のストーリー(もっとずっと詳しく面白いです)を読んで、やはり天才であるとあらためて思いました。また、、興味深いのは
参考:トーマス・リヴァース・ブラウンの凄さの一端に触れ、まさに「天才」だと思った話(前編)
[トーマス・リヴァース・ブラウンの凄さの一端に触れ、まさに「天才」だと思った話(後編)](https://californiawine.jp/blog/item/6906)
シュレーダーの中でもマグナムしか造られず、頂点に立つのがオールド・スパーキーです。
ピノ・ノワールで頂点になるのが、シュレーダーとのプロジェクトであるボアズ・ビュー。2万円台は大特価です。
コスパなら、自身のリヴァース・マリーのワインが一番。特に日本ではバーゲン価格です。
ラベル不良品だそうですが、前にも紹介したリース(Rhys)の畑のワイン。リースのワインの1/3という大特価。
今年5月にアルノー・ロバーツのネイサン・ロバーツが来日し、試飲会で15種類のワインを試飲しました。
「ニュー・カリフォルニア」の旗手アルノー・ロバーツ15種を試飲してわかったこと
その後、ワイン・イン・スタイルの試飲会ではニュー・カリフォルニアの様々なワインとアルノー・ロバーツを両方試飲することで、また見えてきたものがありました。
ニュー・カリフォルニアというとアルコール度数の低さを求める動きがありますが、アルコール度数を低くするために早摘みすると、ワイン自体の魅力がやや乏しく感じられてしまうこともあります。アルノー・ロバーツはその点、アルコール度数が低くても、とてもピュアな果実味を残しているのがその魅力ではないかと感じています。
いろいろな品種を手がけているアルノー・ロバーツですが、人気のワインの一つがトゥルソー。ニュー・カリフォルニア好きな人たちの間では引く手あまたなぶどう品種です。
なじみのない品種はちょっと…と思う方はぜひシラーをお試しください。きれいでスパイシー、果実味もある独自性の高いシラーです。コスパではAVAもの、スパイシーさを味わいたいならクラリー・ランチがおすすめです。
「ニュー・カリフォルニア」の旗手アルノー・ロバーツ15種を試飲してわかったこと
その後、ワイン・イン・スタイルの試飲会ではニュー・カリフォルニアの様々なワインとアルノー・ロバーツを両方試飲することで、また見えてきたものがありました。
ニュー・カリフォルニアというとアルコール度数の低さを求める動きがありますが、アルコール度数を低くするために早摘みすると、ワイン自体の魅力がやや乏しく感じられてしまうこともあります。アルノー・ロバーツはその点、アルコール度数が低くても、とてもピュアな果実味を残しているのがその魅力ではないかと感じています。
いろいろな品種を手がけているアルノー・ロバーツですが、人気のワインの一つがトゥルソー。ニュー・カリフォルニア好きな人たちの間では引く手あまたなぶどう品種です。
なじみのない品種はちょっと…と思う方はぜひシラーをお試しください。きれいでスパイシー、果実味もある独自性の高いシラーです。コスパではAVAもの、スパイシーさを味わいたいならクラリー・ランチがおすすめです。
モントレー郡に入るAVAのワインは2019年1月1日以降、ラベルにAVA名だけでなく郡名を入れることが義務付けられます(Monterey County Wines Subject to New Conjunctive Labeling Requirements - DPF Law)。同じようなルールはナパでは2005年、ソノマでは2014年から始まっています。ソノマでは、このルールがソノマのAVA名認知に役立っているという調査結果も出ています(ソノマのラベルルール、AVA認知に貢献)。
現状、モントレー郡に含まれるAVAとしてはアロヨ・セコ、カーメル・ヴァレー、サンタ・ルシア・ハイランズがあります。シャローンはモントレーAVAとサン・ベニート郡にまたがっているため、このルールの対象外です。
また、もうひとつ「モントレー」というAVAがあってちょっとややこしいことになった感じがあります。モントレーAVAのワインは例外としてモントレーの郡名表記をしなくていいことになっています。
現状、モントレー郡に含まれるAVAとしてはアロヨ・セコ、カーメル・ヴァレー、サンタ・ルシア・ハイランズがあります。シャローンはモントレーAVAとサン・ベニート郡にまたがっているため、このルールの対象外です。
また、もうひとつ「モントレー」というAVAがあってちょっとややこしいことになった感じがあります。モントレーAVAのワインは例外としてモントレーの郡名表記をしなくていいことになっています。
ピノ・ノワール100%で赤(ロゼではないです)のスパークリングを造っているのがカーネロスのシュグ(Schug)。ピノ・ノワールの味わいもちゃんとあって、きれいでおいしいスパークリングです。
ただ、生産量が500ケース以下と少なく、造られない年もあるため、日本への入荷もまちまちな状態が続いているようです。今年は数年ぶりに入荷。ヴィンテージは2012年です。
パーティなどに持っていったら目立つことは間違いないです。
ただ、生産量が500ケース以下と少なく、造られない年もあるため、日本への入荷もまちまちな状態が続いているようです。今年は数年ぶりに入荷。ヴィンテージは2012年です。
パーティなどに持っていったら目立つことは間違いないです。
ワイン好きの中で、ピノ・ノワールが一番好きという人はかなり多いと思いますが、ピノ・ノワールのエキスパートになるための30本という記事がありました。もちろん、それなりの価格のワインが多いですが、DRC飲めとかマーカッサン飲めとかっていうことではなく、100ドル以下のワインばかりなので、試しやすいと思います(The 25 Pinot Noirs to Drink If You Want to Be a Real Expert | Food & Wine)。
1. 2012 Albert Bichot Cote de Nuits Villages Burgundy, France ($32)
2. 2016 Jean-Claude Boisset Bourgogne Pinot Noir Les Ursulines Burgundy, France ($19)
3. 2015 Joseph Drouhin Côte de Beaune Rouge Burgundy, France ($42)
4. 2015 Giant Steps Pinot Noir Yarra Valley, Australia ($31)
5. 2014 David Ramey Pinot Noir Russian River Valley, CA ($50)
6. 2015 Gary Farrell Pinot Noir Russian River Valley, CA ($45)
7. 2016 FEL Pinot Noir Anderson Valley (42)
8. 2016 Fort Ross Vineyard Sea Slopes Pinot Noir Sonoma Coast, CA ($32)
9. 2015 Bergstrom Pinot Noir Gregory Ranch Yamhill-Carlton District, OR ($63)
10. 2015 The Ojai Vineyard Pinot Noir Santa Barbara County, CA ($35)
11. 2015 Dragonette Cellars Pinot Noir Sta. Rita Hills, CA ($43)
12. 2016 Etude Pinot Noir Grace Benoist Ranch Carneros, CA ($36)
13. 2014 Calera Pinot Noir Ryan Vineyard Mt. Harlan, CA ($95)
14. 2014 Shea Wine Cellars Estate Pinot Noir Estate Willamette Valley, OR ($44)
15. 2015 Cristom Pinot Noir “Louise Vineyard” Eola-Amity Hills, Willamette Valley, OR ($70)
16. 2015 Walter Hansel Pinot Noir North Slope, Russian River Valley, CA ($47)
17. 2014 Hartford Family Pinot Noir Seascape Vineyard Sonoma Coast, CA ($70)
18. 2014 Goldeneye Pinot Noir Gowan Creek Vineyard Anderson Valley, CA ($77)
19. 2014 Mount Eden Vineyards Pinot Noir Estate, Santa Cruz Mountains, CA ($60)
20. 2015 Foxen Pinot Noir “Block 8 - Bien Nacido Vineyard”, Santa Maria Valley, CA ($64)
21. 2012 Maysara Jamsheed Pinot Noir Momtazi Vineyard McMinnville Oregon ($30)
22. 2015 Domaine Denis Mortet Marsannay “Les Longeroies” ($63)
23. 2013 Lucien Crochet Sancerre Rouge “La Croix du Roy”, Loire Valley, FR ($30)
24. 2014 Escarpment Pinot Noir “Te Rehua”, Martinborough, NZ ($58)
25. 2015 Dog Point Vineyard Pinot Noir, Marlborough, NZ ($34)
26. 2016 Felton Road Pinot Noir “Block 3”, Central Otago, NZ ($75)
27. 2016 Hamilton Russell Vineyards Pinot Noir, Hemel-En-Aarde Valley, South Africa ($45)
28. 2016 Montsecano Pinot Noir, Casablanca Valley, Chile ($42)
29. 2013 Weingut Friedrich Becker Pinot Noir Estate, Pfalz, Germany ($17)
30. 2013 Alois Lageder “Krafuss” Pinot Noir Trentino-Alto Adige, Italy ($46)
30本のうちカリフォルニアは14本で一番多いです。オレゴンは4本。フランスは5本。ニュージーランド3本。オーストラリア、チリ、ドイツ、イタリアが1本ずつです。
リストに載っていたワインをいくつか挙げておきます。
1. 2012 Albert Bichot Cote de Nuits Villages Burgundy, France ($32)
2. 2016 Jean-Claude Boisset Bourgogne Pinot Noir Les Ursulines Burgundy, France ($19)
3. 2015 Joseph Drouhin Côte de Beaune Rouge Burgundy, France ($42)
4. 2015 Giant Steps Pinot Noir Yarra Valley, Australia ($31)
5. 2014 David Ramey Pinot Noir Russian River Valley, CA ($50)
6. 2015 Gary Farrell Pinot Noir Russian River Valley, CA ($45)
7. 2016 FEL Pinot Noir Anderson Valley (42)
8. 2016 Fort Ross Vineyard Sea Slopes Pinot Noir Sonoma Coast, CA ($32)
9. 2015 Bergstrom Pinot Noir Gregory Ranch Yamhill-Carlton District, OR ($63)
10. 2015 The Ojai Vineyard Pinot Noir Santa Barbara County, CA ($35)
11. 2015 Dragonette Cellars Pinot Noir Sta. Rita Hills, CA ($43)
12. 2016 Etude Pinot Noir Grace Benoist Ranch Carneros, CA ($36)
13. 2014 Calera Pinot Noir Ryan Vineyard Mt. Harlan, CA ($95)
14. 2014 Shea Wine Cellars Estate Pinot Noir Estate Willamette Valley, OR ($44)
15. 2015 Cristom Pinot Noir “Louise Vineyard” Eola-Amity Hills, Willamette Valley, OR ($70)
16. 2015 Walter Hansel Pinot Noir North Slope, Russian River Valley, CA ($47)
17. 2014 Hartford Family Pinot Noir Seascape Vineyard Sonoma Coast, CA ($70)
18. 2014 Goldeneye Pinot Noir Gowan Creek Vineyard Anderson Valley, CA ($77)
19. 2014 Mount Eden Vineyards Pinot Noir Estate, Santa Cruz Mountains, CA ($60)
20. 2015 Foxen Pinot Noir “Block 8 - Bien Nacido Vineyard”, Santa Maria Valley, CA ($64)
21. 2012 Maysara Jamsheed Pinot Noir Momtazi Vineyard McMinnville Oregon ($30)
22. 2015 Domaine Denis Mortet Marsannay “Les Longeroies” ($63)
23. 2013 Lucien Crochet Sancerre Rouge “La Croix du Roy”, Loire Valley, FR ($30)
24. 2014 Escarpment Pinot Noir “Te Rehua”, Martinborough, NZ ($58)
25. 2015 Dog Point Vineyard Pinot Noir, Marlborough, NZ ($34)
26. 2016 Felton Road Pinot Noir “Block 3”, Central Otago, NZ ($75)
27. 2016 Hamilton Russell Vineyards Pinot Noir, Hemel-En-Aarde Valley, South Africa ($45)
28. 2016 Montsecano Pinot Noir, Casablanca Valley, Chile ($42)
29. 2013 Weingut Friedrich Becker Pinot Noir Estate, Pfalz, Germany ($17)
30. 2013 Alois Lageder “Krafuss” Pinot Noir Trentino-Alto Adige, Italy ($46)
30本のうちカリフォルニアは14本で一番多いです。オレゴンは4本。フランスは5本。ニュージーランド3本。オーストラリア、チリ、ドイツ、イタリアが1本ずつです。
リストに載っていたワインをいくつか挙げておきます。
ナパやソノマの2018年の収穫は記録的にすばらしいものになりそうです(2018 Could be "One for the Record Books")。
3月から4月には比較的コンスタントに雨が降り、旱魃に悩まされることはありませんでした。7月半ばには全品種でヴェレーゾンが始まり、数日32℃を超えるような暑い日はあったものの、比較的穏やかな日が続き、一定のペースで成熟が進みました。
8月と9月は比較的涼しく、ハングタイムも十分長くなりました。
既にカベルネ・ソーヴィニヨンを除いてほとんど収穫も終わりに近づき、心配された山火事の影響も大丈夫そうです。
生産者はこれ以上はないと言っています。このまま無事に収穫が終わってほしいものです。
3月から4月には比較的コンスタントに雨が降り、旱魃に悩まされることはありませんでした。7月半ばには全品種でヴェレーゾンが始まり、数日32℃を超えるような暑い日はあったものの、比較的穏やかな日が続き、一定のペースで成熟が進みました。
8月と9月は比較的涼しく、ハングタイムも十分長くなりました。
既にカベルネ・ソーヴィニヨンを除いてほとんど収穫も終わりに近づき、心配された山火事の影響も大丈夫そうです。
生産者はこれ以上はないと言っています。このまま無事に収穫が終わってほしいものです。
日本でも人気が高いピノ・ノワールやシャルドネを造っているカレラ。日本への輸出専用のワインとして「キュヴェV」と「ジョシュ・ジェンセン・セレクション」という2つのワインがあることでも知られています。
どちらもコスパで人気のセントラル・コーストのワインに、自社畑のワインをブレンドしたもの(直近のジョシュ・ジェンセン・セレクションは自社畑なしらしいですが)として、プラスアルファの値段でより高品質のワインが楽しめるワインになっていました。
同じようなワインが2種類あるのはインポーターの違いで、キュヴェVはヴィノラム、ジョシュ・ジェンセン・セレクションはJALUXの扱いです。
カレラの輸入は長らくこの2社が行っていましたが、1年前にカレラがダックホーンに売却された後、ヴィノラムの扱いは自然消滅してしまったようです(ヴィノラムのカレラの取り扱いに関するページを見ると、カリピノをディスっていてかなりイラッとさせられます)。
ということで、キュヴェVも市場からは消えつつあります。3000円台のジョシュ・ジェンセン・セレクションに対して、キュヴェVは2000円台で手に入るのでありがたかったのですが……
というわけで、キュヴェV買っておくなら今のうちです。
どちらもコスパで人気のセントラル・コーストのワインに、自社畑のワインをブレンドしたもの(直近のジョシュ・ジェンセン・セレクションは自社畑なしらしいですが)として、プラスアルファの値段でより高品質のワインが楽しめるワインになっていました。
同じようなワインが2種類あるのはインポーターの違いで、キュヴェVはヴィノラム、ジョシュ・ジェンセン・セレクションはJALUXの扱いです。
カレラの輸入は長らくこの2社が行っていましたが、1年前にカレラがダックホーンに売却された後、ヴィノラムの扱いは自然消滅してしまったようです(ヴィノラムのカレラの取り扱いに関するページを見ると、カリピノをディスっていてかなりイラッとさせられます)。
ということで、キュヴェVも市場からは消えつつあります。3000円台のジョシュ・ジェンセン・セレクションに対して、キュヴェVは2000円台で手に入るのでありがたかったのですが……
というわけで、キュヴェV買っておくなら今のうちです。
昨日「マスター・ソムリエ試験でスキャンダル、問題漏洩で合格者24人中23人が不合格に」で報じた問題の続報です(New press release from the CMS - Oct. 10 - Discussions - Discussion - GuildSomm)。
マスター・ソムリエの試験を管理するコート・オブ・マスター・ソムリエは10月10日、今年の試飲試験について再試験を行うことを発表しました。今年合格したものの、今回の問題で不合格となった23人だけでなく、今年試飲試験を受けた54人全員が対象となります。
まず、試飲試験の受験料は全額返金します。再試験は2018年末と2019年春または初夏の2回行います。再試験のための旅費もコート・オブ・マスター・ソムリエが負担します。
今回のことで一番傷ついたのは1回合格になりながら、資格を剥奪されてしまった23人です。救済措置が取られるのはよかったと思います。
また、問題を漏らした人間(マスター・ソムリエ一人のようです)は資格を停止する方向で動いているとのこと。名前は公表されていませんが、マスター・ソムリエと名乗れなくなるのでいずればれてしまうことになると思います。
マスター・ソムリエの試験を管理するコート・オブ・マスター・ソムリエは10月10日、今年の試飲試験について再試験を行うことを発表しました。今年合格したものの、今回の問題で不合格となった23人だけでなく、今年試飲試験を受けた54人全員が対象となります。
まず、試飲試験の受験料は全額返金します。再試験は2018年末と2019年春または初夏の2回行います。再試験のための旅費もコート・オブ・マスター・ソムリエが負担します。
今回のことで一番傷ついたのは1回合格になりながら、資格を剥奪されてしまった23人です。救済措置が取られるのはよかったと思います。
また、問題を漏らした人間(マスター・ソムリエ一人のようです)は資格を停止する方向で動いているとのこと。名前は公表されていませんが、マスター・ソムリエと名乗れなくなるのでいずればれてしまうことになると思います。
ドキュメンタリー映画「Somm」で扱われて注目されるようになったソムリエの最高資格「マスター・ソムリエ(MS)」。今年の試験で問題の漏洩が発覚しました(Somm scandal: Revelations of cheating at master sommelier examination lead to the invalidation of 23 new certifications - SFChronicle.com)。
1969年に試験が始まって以来、約50年で274人しか合格していないという難しい資格で、MWと略されるマスター・オブ・ワインと並んでワイン業界の最難関の資格と言われています。
試験は試飲と理論と実技の3つに別れており、すべてに合格する必要があります。例えば理論に合格した場合、翌年は試飲と実技に受かれば合格となります。そのため、何年もかけて試験を受けるのが一般的になっています。
今回は3つの試験のうち試飲(ブラインド・テイスティングで6種類のワインの品種と産地、ヴィンテージを答える)で問題の漏洩があったことが発覚しました。具体的にだれがどのような形で漏洩したのかは公開されていません。
実際に誰がその情報を受け取ったのかも公開されていませんが、おそらく公平性を担保するためでしょう、今年の試飲試験は全員不合格ということになりました。その結果、24人のマスター・ソムリエ合格者のうち、前年に試飲試験に受かっていた一人を除いて、今年の合格者はなくなりました。
サンフランシスコのレストラン「アングラー(Angler)」のソムリエ長であるモーガン・ハリスが2018年の唯一の合格者となりました。「これまで5年間、試験についての情報が漏れてくることは全くなかったし、特に試飲試験についてはそういうことが起こるのは信じられない。誰が漏らしたのか想像もできない」と述べています。
1969年に試験が始まって以来、約50年で274人しか合格していないという難しい資格で、MWと略されるマスター・オブ・ワインと並んでワイン業界の最難関の資格と言われています。
試験は試飲と理論と実技の3つに別れており、すべてに合格する必要があります。例えば理論に合格した場合、翌年は試飲と実技に受かれば合格となります。そのため、何年もかけて試験を受けるのが一般的になっています。
今回は3つの試験のうち試飲(ブラインド・テイスティングで6種類のワインの品種と産地、ヴィンテージを答える)で問題の漏洩があったことが発覚しました。具体的にだれがどのような形で漏洩したのかは公開されていません。
実際に誰がその情報を受け取ったのかも公開されていませんが、おそらく公平性を担保するためでしょう、今年の試飲試験は全員不合格ということになりました。その結果、24人のマスター・ソムリエ合格者のうち、前年に試飲試験に受かっていた一人を除いて、今年の合格者はなくなりました。
サンフランシスコのレストラン「アングラー(Angler)」のソムリエ長であるモーガン・ハリスが2018年の唯一の合格者となりました。「これまで5年間、試験についての情報が漏れてくることは全くなかったし、特に試飲試験についてはそういうことが起こるのは信じられない。誰が漏らしたのか想像もできない」と述べています。
昨年10月10日に「ナパ、ソノマで山火事による緊急事態宣言発令! 長沢鼎ゆかりの建物も消失!?」という記事を書いたのが、この火事の第一報でした。この後、連日「ナパ、ソノマの山火事続報、ワイナリー3軒が焼失など」「ナパ、ソノマなどの山火事3日め、鎮火はほど遠し」「ナパ、ソノマなどの山火事4日目、カリストガなどで強制避難、ワイナリーの被害も拡大」「スヌーピー作者の自宅も火事で焼失」「祈りましょう、応援しましょう #napafire #sonomafire #winecountrystrong」「「愛は煙より厚し」#winecountrystrong」と、ほぼ1週間、火事の記事ばかりになってしまいました。
火災で亡くなられた方も40人に達しました。ご冥福をお祈りします。
火事の後、まだ焼け出されたまま家がない人も残っています。まだまだ完全復興には程遠いですが、観光などは元の水準に戻ってきているようです。
火災で亡くなられた方も40人に達しました。ご冥福をお祈りします。
火事の後、まだ焼け出されたまま家がない人も残っています。まだまだ完全復興には程遠いですが、観光などは元の水準に戻ってきているようです。
近年、ピノ・ノワールの流行の中心はソノマ・コーストに移っているとはいえ、未だカリスマ的な人気を誇るのがロシアン・リバー・ヴァレーのロキオリです。ロシアン・リバー・ヴァレーのピノ・ノワールの歴史を造ってきたといっても過言ではないロキオリですが、ピノ・ノワールを最初に植えたのが1968年ですから、今年で50年になります。ただ、最初の「イースト・ブロック」はもうすべて植え替えられてしまい、翌年植樹した「ウエスト・ブロック」も当初の3分の1に縮小しましたが、まだ完全植え替えにはいたっていないと思われます。
もともと栽培家として始まった畑であり、今でも外部に売るブドウの方が多いようです。有名なところではウイリアムズ・セリエムがありますが、このほかゲイリー・ファレルやアリシアン、レイミー、ミウラなどがあります。
ロキオリ自身のワインはすべて自社畑のブドウですが、その中でも特定のブロックのブドウを使ったワインは「J.ロキオリ」としてラベルも別物になります。数も少なく特に日本にはごく少量しか入荷しないため、入手はかなり困難です。
Jのつかないロキオリは価格もまだ1万円以下で買えますし、数もそこそこ入ってきているので入門的にはお薦めです。
また、ソーヴィニヨン・ブランは1950年代植樹とピノ・ノワールよりも古く価格もそれほど高くないので、比較的狙い目だと思います。
希少なウエスト・ブロック。1本限りです。
これはかなり安い。
ゲイリー・ファレルが造った最後のヴィンテージです。
もともと栽培家として始まった畑であり、今でも外部に売るブドウの方が多いようです。有名なところではウイリアムズ・セリエムがありますが、このほかゲイリー・ファレルやアリシアン、レイミー、ミウラなどがあります。
ロキオリ自身のワインはすべて自社畑のブドウですが、その中でも特定のブロックのブドウを使ったワインは「J.ロキオリ」としてラベルも別物になります。数も少なく特に日本にはごく少量しか入荷しないため、入手はかなり困難です。
Jのつかないロキオリは価格もまだ1万円以下で買えますし、数もそこそこ入ってきているので入門的にはお薦めです。
また、ソーヴィニヨン・ブランは1950年代植樹とピノ・ノワールよりも古く価格もそれほど高くないので、比較的狙い目だと思います。
希少なウエスト・ブロック。1本限りです。
これはかなり安い。
ゲイリー・ファレルが造った最後のヴィンテージです。
コストコに行ったら久しぶりにマイケル・ディヴィッドの7デッドリー・ジンズが入荷していました。1年ぶりくらいかな。
国内で普通に買ったら2500円くらい。その値段でも割高には感じない、いいジンファンデルですが、コストコなら1600円台。ワイン・サーチャーの平均価格が14ドルですからほとんど変らない値段です。
さっそく開けてしまったのですが、赤系の果実味がきれいで、ふくよかさもあり、ついつい飲みすぎてしまいそうな味わいでした。
次行くまで残っているといいのですが。
国内で普通に買ったら2500円くらい。その値段でも割高には感じない、いいジンファンデルですが、コストコなら1600円台。ワイン・サーチャーの平均価格が14ドルですからほとんど変らない値段です。
さっそく開けてしまったのですが、赤系の果実味がきれいで、ふくよかさもあり、ついつい飲みすぎてしまいそうな味わいでした。
次行くまで残っているといいのですが。
オレゴンのワイナリーが売却予定のブドウをキャンセルされたことが問題になっています(Is it Taint, or Revenge? | Wine-Searcher News & Features)。契約を破棄したワイナリーはブドウが「煙くさかった」ことを理由としていますが、どうやらそれだけえではなさそうな事情が見えてきました。
ケイマス創設者チャック・ワグナーの息子ジョー・ワグナーがその当事者。ジョー・ワグナーはナパのラザフォードにエロウアン(Elouan)というワイナリーを持っており、そこでオレゴンのピノ・ノワールを造っているのです。ブランド名は「The Willametter Journal」。てっきりオレゴンのウィラメット・ヴァレーと関係があるのかと思いきや、実は全く無関係。フロントラベルには「The Willamette region of Oregon's coastal range is a place credited over decades for its vibrant and fresh style.」とあり、裏ラベルにはブドウの出所として「Territory of Oregon」とあります。もちろんAVAでもなんでもなく、オレゴンのテリトリーというだけだとかつて18世紀にオレゴンの一部だったワシントン州やアイダホ州も入ってしまうかもとワイン・サーチャーの記事には書かれています。まあ、確かにAVAの規定には違反していないのではありますが、紛らわしいことは紛らわしい。
で、じゃあどこのブドウかというと、今回キャンセルされたのはオレゴンの南の方にあるローグ・ヴァレーというところのブドウ。実際にそこのブドウだけなのかまでは分かりませんが大半はそうであったようです。
実際、オレゴンでも今年、山火事は多発しており、煙による汚染は懸念材料ではありました。なので生産者側も絶対に大丈夫とまでは言えなかった事情もあるようではあるのですが、オレゴンのプロデューサーA&Zによると、許容範囲に入っているとのこと。
ではどういうことなのか。
実は上記の名称問題はSFクロニクルのエスター・モブリーが記事にしていて、その後問題化しつつあります。オレゴンの生産者がキャンセルの通知を受けたのは問題が広がりつつある時期。もしかすると、このワインが売れなくなる危険を見込んで、予めリスクを下げたのではないかといううがった見方ができてしまうわけです。
商売上手なワグナー家だからそれくらいやりかねないなあ、というのが個人的感想。
果たして実際は? そしてブドウは行き先が決まるのか。オレゴンのワイナリーにはぜひワグナー家を見返してやるくらいのワインを造っていただきたいと思います。
ケイマス創設者チャック・ワグナーの息子ジョー・ワグナーがその当事者。ジョー・ワグナーはナパのラザフォードにエロウアン(Elouan)というワイナリーを持っており、そこでオレゴンのピノ・ノワールを造っているのです。ブランド名は「The Willametter Journal」。てっきりオレゴンのウィラメット・ヴァレーと関係があるのかと思いきや、実は全く無関係。フロントラベルには「The Willamette region of Oregon's coastal range is a place credited over decades for its vibrant and fresh style.」とあり、裏ラベルにはブドウの出所として「Territory of Oregon」とあります。もちろんAVAでもなんでもなく、オレゴンのテリトリーというだけだとかつて18世紀にオレゴンの一部だったワシントン州やアイダホ州も入ってしまうかもとワイン・サーチャーの記事には書かれています。まあ、確かにAVAの規定には違反していないのではありますが、紛らわしいことは紛らわしい。
で、じゃあどこのブドウかというと、今回キャンセルされたのはオレゴンの南の方にあるローグ・ヴァレーというところのブドウ。実際にそこのブドウだけなのかまでは分かりませんが大半はそうであったようです。
実際、オレゴンでも今年、山火事は多発しており、煙による汚染は懸念材料ではありました。なので生産者側も絶対に大丈夫とまでは言えなかった事情もあるようではあるのですが、オレゴンのプロデューサーA&Zによると、許容範囲に入っているとのこと。
ではどういうことなのか。
実は上記の名称問題はSFクロニクルのエスター・モブリーが記事にしていて、その後問題化しつつあります。オレゴンの生産者がキャンセルの通知を受けたのは問題が広がりつつある時期。もしかすると、このワインが売れなくなる危険を見込んで、予めリスクを下げたのではないかといううがった見方ができてしまうわけです。
商売上手なワグナー家だからそれくらいやりかねないなあ、というのが個人的感想。
果たして実際は? そしてブドウは行き先が決まるのか。オレゴンのワイナリーにはぜひワグナー家を見返してやるくらいのワインを造っていただきたいと思います。
エノテカ・オンラインが10月9日(火)9:59分まで、カリフォルニアワインのセールを開催しています。15%割引になります。
セール会場はこちら
例えばアイズリー・ヴィンヤードが72,250円からとか、ヴェリテのラ・ジョワが42,500円からとか。キスラーのオクシデンタルも安いです。パルメイヤーのシャルドネなど、一部のアイテムは既に売り切れています。
ちょっとめずらしいところだと、コリソンのカベルネなんかもあります。ドミナスが1stから3rdまでそろっているのもなかなかないかも。
セール会場はこちら
例えばアイズリー・ヴィンヤードが72,250円からとか、ヴェリテのラ・ジョワが42,500円からとか。キスラーのオクシデンタルも安いです。パルメイヤーのシャルドネなど、一部のアイテムは既に売り切れています。
ちょっとめずらしいところだと、コリソンのカベルネなんかもあります。ドミナスが1stから3rdまでそろっているのもなかなかないかも。
ワイン・エンスージアスト誌が2018年のベストバイ100を公開しています。ワイン・エンスージアストのトップ100はベスト100とセラーセレクション(熟成向き)100、それからビールとスピリッツの計5種が選出されますが、その先陣となります。
100本のうち米国産が29本、うち約半分の14本がカリフォルニアで残りをオレゴンとワシントンが分け合う格好。テキサスのワインも1本だけ入っていました。
栄えある1位に輝いたのはボーグルのオールド・ヴァイン・ジンファンデル。ボーグルは米国ではかなり人気が高く、スーパーなどでも定番のワインとなっています。個人的には、このジンファンデルやプティ・シラーあたりが特に好みの味わいです。また、このジンファンデルだけラベルがちょっと違うんです。ジンファンデルの古木をあしらっていて、高級感があります。
3位にはオレゴンのダック・ポンドのピノ・グリ。ピノ・グリは米国ではほんと人気です。気の置けなさが魅力なのでベストバイで上位に入るのは納得です。
7位にはスリー・シーヴズのシャルドネ。ハンバーガー屋でも人気のジョエル・ゴットや、ワシントンのチャールズ・スミスとのコラボ「チャールズ&チャールズ」で一世を風靡したチャールズ・ビーラーなど3人のワイン業界の風雲児が造るお買い得ブランドです。コスパは極めて高いです。
13位はトード・ホローのロゼ。ロゼがこれだけ上位に来るのも米国らしいところ。日本ではなぜか盛り上がらないロゼですが、世界的には売れまくっています。
14位はワシントンといえば必ず名前が上がるシャトー・サン・ミッシェルのリースリング。コスパ・リースリングの定番と言っていいでしょう。
16位はパソロブレスでコスパ高いワインを造るJロアー。ただ品種がヴァルディギエというのにちょっとびっくり。かつてはナパ・ガメイと呼ばれて低価格なワインで使われていましたが、近年再評価されています。ただ、これに手を出すのはまだマニアだけかと思っていたのでベストバイに選ばれるワインで選ばれたのはびっくりでした。
29位にはワシントンのレコール No.41のシュナン・ブラン。
このほか44位にはマリエッタのオールド・ヴァイン ロット66が入りました。ノン・ヴィンテージで造られるマリエッタのオールド・ヴァインは、ロバート・パーカーがコスパの高さを激賞したことで知られています。以前は日本でもたまに見かけましたが、ずいぶん見ていない気がします。ロットも66まで来たのかとちょっと感慨。昔飲んでいたころはロットも20台だったと思いますからずいぐん進んだものです。
100本のうち米国産が29本、うち約半分の14本がカリフォルニアで残りをオレゴンとワシントンが分け合う格好。テキサスのワインも1本だけ入っていました。
栄えある1位に輝いたのはボーグルのオールド・ヴァイン・ジンファンデル。ボーグルは米国ではかなり人気が高く、スーパーなどでも定番のワインとなっています。個人的には、このジンファンデルやプティ・シラーあたりが特に好みの味わいです。また、このジンファンデルだけラベルがちょっと違うんです。ジンファンデルの古木をあしらっていて、高級感があります。
3位にはオレゴンのダック・ポンドのピノ・グリ。ピノ・グリは米国ではほんと人気です。気の置けなさが魅力なのでベストバイで上位に入るのは納得です。
7位にはスリー・シーヴズのシャルドネ。ハンバーガー屋でも人気のジョエル・ゴットや、ワシントンのチャールズ・スミスとのコラボ「チャールズ&チャールズ」で一世を風靡したチャールズ・ビーラーなど3人のワイン業界の風雲児が造るお買い得ブランドです。コスパは極めて高いです。
13位はトード・ホローのロゼ。ロゼがこれだけ上位に来るのも米国らしいところ。日本ではなぜか盛り上がらないロゼですが、世界的には売れまくっています。
14位はワシントンといえば必ず名前が上がるシャトー・サン・ミッシェルのリースリング。コスパ・リースリングの定番と言っていいでしょう。
16位はパソロブレスでコスパ高いワインを造るJロアー。ただ品種がヴァルディギエというのにちょっとびっくり。かつてはナパ・ガメイと呼ばれて低価格なワインで使われていましたが、近年再評価されています。ただ、これに手を出すのはまだマニアだけかと思っていたのでベストバイに選ばれるワインで選ばれたのはびっくりでした。
29位にはワシントンのレコール No.41のシュナン・ブラン。
このほか44位にはマリエッタのオールド・ヴァイン ロット66が入りました。ノン・ヴィンテージで造られるマリエッタのオールド・ヴァインは、ロバート・パーカーがコスパの高さを激賞したことで知られています。以前は日本でもたまに見かけましたが、ずいぶん見ていない気がします。ロットも66まで来たのかとちょっと感慨。昔飲んでいたころはロットも20台だったと思いますからずいぐん進んだものです。
ワイン・アドヴォケイトが9月にターリーワインセラーズ(Turley)のレポートを公開していました。レビュアーはセントラル・コーストを担当するウィリアム・ケリーです。
ターリーといえば、2000年頃のカルトワイン・ブームのころにジンファンデルのカルトとして猛烈な人気を博したワイナリーです。濃厚さを貫くそのスタイルは賛否あったものの、ロバート・パーカーをはじめとする評論家には高く評価されていました。また、リッジなどとともに古いジンファンデルの畑を救ってきた功績も大であり、今なお30種近い単一畑のワインを造っています。ウィリアム・ケリーは、カリフォルニアで「テロワール」を一番表現しやすいぶどう品種はジンファンデルではないかと書いています。
近年のターリーは以前と比べるとかなりライトなスタイルに変わってきています。それについては「ターリーの3代目ワインメーカー、ジンファンデルを語る」でも触れていますが、今回も10年前と比べるとアルコール度数で1%ほど低くなっているとしています。新樽の使用比率も下がっています。さらに、というかそれ以上に重要なのは、ほとんどの畑を有機栽培にしたこと。ワインの味わいも以前よりピュアなものになっているようです。
今回のレビューは2016年のもの。旱魃が終わり、ワインが香り高くなっているとのこと。最高でハイン(ヘイン、Hayne)のジンファンデルで97点を得ています。
一つのスタイルを貫くのもワイナリーの一つの道ではありますが、ときとともに柔軟に変えていくのは、むしろそれまでのファンのことを考えると難しいのかもしれません。時を超え、レビュアーが変わり、スタイルが変わっても高評価を続けるターリーは、やはりカリフォルニアのジンファンデルの一つの頂きにあるといっていいのでしょう。
ちなみに、一時期日本への輸入が途絶えていましたが、今は入ってきています。若木のブドウを使ったジュヴナイルやエステート、オールド・ヴァイン、さらには一番高い評価を得ているハインなどが入ってきています。
若木を使ったジュヴナイルはターリーの入門的ワイン。今回の評価は89点。
エステートは
ターリーといえば、2000年頃のカルトワイン・ブームのころにジンファンデルのカルトとして猛烈な人気を博したワイナリーです。濃厚さを貫くそのスタイルは賛否あったものの、ロバート・パーカーをはじめとする評論家には高く評価されていました。また、リッジなどとともに古いジンファンデルの畑を救ってきた功績も大であり、今なお30種近い単一畑のワインを造っています。ウィリアム・ケリーは、カリフォルニアで「テロワール」を一番表現しやすいぶどう品種はジンファンデルではないかと書いています。
近年のターリーは以前と比べるとかなりライトなスタイルに変わってきています。それについては「ターリーの3代目ワインメーカー、ジンファンデルを語る」でも触れていますが、今回も10年前と比べるとアルコール度数で1%ほど低くなっているとしています。新樽の使用比率も下がっています。さらに、というかそれ以上に重要なのは、ほとんどの畑を有機栽培にしたこと。ワインの味わいも以前よりピュアなものになっているようです。
今回のレビューは2016年のもの。旱魃が終わり、ワインが香り高くなっているとのこと。最高でハイン(ヘイン、Hayne)のジンファンデルで97点を得ています。
一つのスタイルを貫くのもワイナリーの一つの道ではありますが、ときとともに柔軟に変えていくのは、むしろそれまでのファンのことを考えると難しいのかもしれません。時を超え、レビュアーが変わり、スタイルが変わっても高評価を続けるターリーは、やはりカリフォルニアのジンファンデルの一つの頂きにあるといっていいのでしょう。
ちなみに、一時期日本への輸入が途絶えていましたが、今は入ってきています。若木のブドウを使ったジュヴナイルやエステート、オールド・ヴァイン、さらには一番高い評価を得ているハインなどが入ってきています。
若木を使ったジュヴナイルはターリーの入門的ワイン。今回の評価は89点。
エステートは
人気歌手のピンクことアリシア・ムーアがワインを造っていたことが判明しました。SFクロニクルのエスター・モブリーが詳細な記事を書いています(The pop star who found a new stage)。
ピンクは5年前にサンタ・バーバラのサンタ・イネズ・ヴァレーに250エーカーの地所(うち25エーカーがブドウ畑)を購入し、夫で元モトクロス・レーサーのケアリー・ハートと移り住みました。そこで5年間の活動休止(実際にはアルバムは出しているので、ツアーをやらないということだと思います)を取りました。
ワイン造りのメンターはメルヴィルのチャド・メルヴィル。最初はパーティで出会い、チャド・メルヴィルは彼女のことを知らなかったそうですが、ピンクはチャド・メルヴィルのワインのファンだったようです。ワイン造りの実際については何も知らないピンクに畑作業から始まり、さまざまなことを教えていったそうです。
実際のワイン造りにはアシスタント・ワインメーカーとしてアリソン・トンプソンという人が入って手助けしていますが、畑作業やブドウの選別といったこともピンク本人が進んでやっているとのこと。有名人のワインというと、せいぜい最後のブレンディングに参加するくらいが普通ですが、それとは一線を画したのめり込み方をしています。
ワイナリーの名前はTwo Wolves。現在メールの登録ができるようです。
造っているワインはカベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨン、セミヨンなど。サンタ・バーバラの中では比較的温暖なサンタ・イネズ・ヴァレーでありボルドー・ヴァラエタルを中心にしています。
ピンク自身が好きで思い入れがあるのはカベルネ・フラン。ただ、かなり早い時期での収穫を好むため、カベルネ・フランの欠点と言われるピーマン臭が出やすいとのこと。本人はそれも含めて好きなのだそうですが、万人に好まれるワインかどうかはわかりません。
かつてはシャトーヌフ・デュ・パプがワイナリーの名前だと思っていたというピンクですが、現在はWSETの勉強もして本格的に入れ込んでいるのは確かのようです。
ピンクは5年前にサンタ・バーバラのサンタ・イネズ・ヴァレーに250エーカーの地所(うち25エーカーがブドウ畑)を購入し、夫で元モトクロス・レーサーのケアリー・ハートと移り住みました。そこで5年間の活動休止(実際にはアルバムは出しているので、ツアーをやらないということだと思います)を取りました。
ワイン造りのメンターはメルヴィルのチャド・メルヴィル。最初はパーティで出会い、チャド・メルヴィルは彼女のことを知らなかったそうですが、ピンクはチャド・メルヴィルのワインのファンだったようです。ワイン造りの実際については何も知らないピンクに畑作業から始まり、さまざまなことを教えていったそうです。
実際のワイン造りにはアシスタント・ワインメーカーとしてアリソン・トンプソンという人が入って手助けしていますが、畑作業やブドウの選別といったこともピンク本人が進んでやっているとのこと。有名人のワインというと、せいぜい最後のブレンディングに参加するくらいが普通ですが、それとは一線を画したのめり込み方をしています。
ワイナリーの名前はTwo Wolves。現在メールの登録ができるようです。
造っているワインはカベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨン、セミヨンなど。サンタ・バーバラの中では比較的温暖なサンタ・イネズ・ヴァレーでありボルドー・ヴァラエタルを中心にしています。
ピンク自身が好きで思い入れがあるのはカベルネ・フラン。ただ、かなり早い時期での収穫を好むため、カベルネ・フランの欠点と言われるピーマン臭が出やすいとのこと。本人はそれも含めて好きなのだそうですが、万人に好まれるワインかどうかはわかりません。
かつてはシャトーヌフ・デュ・パプがワイナリーの名前だと思っていたというピンクですが、現在はWSETの勉強もして本格的に入れ込んでいるのは確かのようです。
しあわせワイン倶楽部に面白いワインが入荷しています。ワイナリーはサンタ・バーバラで優秀なシラーを作る生産者ストルプマンですが、なぜかワインメーカーはマイケル・クルーズ。今やカリフォルニアで最も入手困難なワインの一つとなってしまったスパークリングワイン「ウルトラマリン」を造るその人です。
品種はトゥルソー。甘酸っぱい果実味で、赤ワインとしてはおだやかな味わいの品種ですが、フランスではジュラ地方で造られており、最近はカリフォルニアでも「ニュー・カリフォルニア」と言われるワイナリー、例えばアルノー・ロバーツなどが造っています。最近はトゥルソーのブドウは引く手あまたで手に入れるのが大変だとも聞きます。
そしてワインの作りはペット・ナット。発酵途中のワインを瓶詰めして微発泡させたワインです。通常のスパークリングワインほどの泡ではありませんが口当たりよく、飲みやすいのが特徴です。
これだけはやりのキーワードが並んだワインもめずらしいです。正直に言うとこういうワインがどこでも売れるわけではなく、ニューヨークやサンフランシスコといった、「とんがった」人たちが好むワインだと思います。ただ、日本も最先端を好むワインマニアは多いところですから、売れる要素はありそうに思います。
ストルプマンといえば、こちらのシラーが代表作といっていいでしょう。とてもコスパよく美味しいシラーです。
品種はトゥルソー。甘酸っぱい果実味で、赤ワインとしてはおだやかな味わいの品種ですが、フランスではジュラ地方で造られており、最近はカリフォルニアでも「ニュー・カリフォルニア」と言われるワイナリー、例えばアルノー・ロバーツなどが造っています。最近はトゥルソーのブドウは引く手あまたで手に入れるのが大変だとも聞きます。
そしてワインの作りはペット・ナット。発酵途中のワインを瓶詰めして微発泡させたワインです。通常のスパークリングワインほどの泡ではありませんが口当たりよく、飲みやすいのが特徴です。
これだけはやりのキーワードが並んだワインもめずらしいです。正直に言うとこういうワインがどこでも売れるわけではなく、ニューヨークやサンフランシスコといった、「とんがった」人たちが好むワインだと思います。ただ、日本も最先端を好むワインマニアは多いところですから、売れる要素はありそうに思います。
ストルプマンといえば、こちらのシラーが代表作といっていいでしょう。とてもコスパよく美味しいシラーです。