Wine Advocate誌の208号で一躍高評価を得たTorrin。パソ・ロブレスにあるローヌ系の赤ワイン専門のワイナリです。
ここが2010年ヴィンテージから作り始めたワインの名前が「Tsundere」。そう、「ツンデレ」です。
ツンデレが日本語としてどれだけ浸透しているのかわからないので、念のためににWkipediaによる説明を引用しておくと、
TorrinのTsundereはカベルネ・ソヴィニョン40%に、シラーが26%、グルナッシュが24%、タナが10%というブレンド。最初はとっつきにくいけど、だんだん美味しくなるということで、この名前を付けたようです。
なお、ワイナリの説明には
とあります。もしかすると、オーナーはアニメファンだったりするのかもしれません。
あー、肝心なことを書くのを忘れていましたが、Wine Advocateではこのワイン96点という高評価です。ぜひ、萌えキャララベルを付けて日本に出荷してほしいものです。
ここが2010年ヴィンテージから作り始めたワインの名前が「Tsundere」。そう、「ツンデレ」です。
ツンデレが日本語としてどれだけ浸透しているのかわからないので、念のためににWkipediaによる説明を引用しておくと、
ツンデレは、特定の人間関係において敵対的な態度(ツンツン)と過度に好意的な態度(デレデレ)の両面を持つ様子、又はそうした人物を指す。となっています。
TorrinのTsundereはカベルネ・ソヴィニョン40%に、シラーが26%、グルナッシュが24%、タナが10%というブレンド。最初はとっつきにくいけど、だんだん美味しくなるということで、この名前を付けたようです。
なお、ワイナリの説明には
The word Tsundere is taken from Japanese theatre. It represents a character that starts off a bit unapproachable and gruff only to become warm and loving as time progresses.
とあります。もしかすると、オーナーはアニメファンだったりするのかもしれません。
あー、肝心なことを書くのを忘れていましたが、Wine Advocateではこのワイン96点という高評価です。ぜひ、萌えキャララベルを付けて日本に出荷してほしいものです。
Wine Advocate誌の208号が公開されました。毎年恒例のセントラル・コーストの特集。今年からはJeb Dunnuck(ジェブ・ダナック)という人がレビュアです。The Rhone Reportというローヌ系品種専門のニューズレターを出していた人なので、ローヌ系が手厚いレビューになりました。
高得点のものを見てみると、旧ヴィンテージの100点2本を含め、Sine Qua Nonが上位にズラッと並ぶのは毎年恒例。加えて、SaxumやL'Aventure、Alban、Tablas Creekといったパソ・ロブレス組のシラーなどローヌ系ワインが食い込んでいるのも同様です。
目新しいところでいうと、2006年が最初のヴィンテージだというTorrinというワイナリ。有名なJames Berry VineyardのシラーによるAkasha 2010というワインで98点を取りました。まだ価格も60ドル程度。人気急上昇が予想されます。
得点上位に赤ワインが並ぶ中、Paul Latoのシャルドネle Souvenir Sierra Madre Vineyard 2011が97点と高得点。今のところ日本には入っていないようですが、どうなるでしょうか。Paul Latoはピノ・ノワールでも最高96+と今回も高評価でした。
人気のカレラは単一畑のピノ・ノワールだけレビューされていました。Jensen(ジェンセン)とMills(ミルズ)が96、Selleck(セレック)が95、Ryan(ライアン)とde Villiers(ドゥヴィリエ)が94、Reed(リード)が93(いずれも2010年)という安定さ。いや、近年のカレラはすごいですね。
Screaming Eagleの元オーナーが出資しているJonata(ホナタ)と、その兄弟ワイナリThe Hiltも総じて高得点。
Au Bon Climatのイザベル2010も93点と高評価でした。
今回、1400本近いワインがレビューされていて充実しているのですが、1つ気になったのがSanta Cruz Mountainsのワインが含まれなかったこと。ローヌ系からは遠いところにあるからでしょうか。SCMは誰がレビューするんでしょう?
高得点のものを見てみると、旧ヴィンテージの100点2本を含め、Sine Qua Nonが上位にズラッと並ぶのは毎年恒例。加えて、SaxumやL'Aventure、Alban、Tablas Creekといったパソ・ロブレス組のシラーなどローヌ系ワインが食い込んでいるのも同様です。
目新しいところでいうと、2006年が最初のヴィンテージだというTorrinというワイナリ。有名なJames Berry VineyardのシラーによるAkasha 2010というワインで98点を取りました。まだ価格も60ドル程度。人気急上昇が予想されます。
得点上位に赤ワインが並ぶ中、Paul Latoのシャルドネle Souvenir Sierra Madre Vineyard 2011が97点と高得点。今のところ日本には入っていないようですが、どうなるでしょうか。Paul Latoはピノ・ノワールでも最高96+と今回も高評価でした。
人気のカレラは単一畑のピノ・ノワールだけレビューされていました。Jensen(ジェンセン)とMills(ミルズ)が96、Selleck(セレック)が95、Ryan(ライアン)とde Villiers(ドゥヴィリエ)が94、Reed(リード)が93(いずれも2010年)という安定さ。いや、近年のカレラはすごいですね。
Screaming Eagleの元オーナーが出資しているJonata(ホナタ)と、その兄弟ワイナリThe Hiltも総じて高得点。
Au Bon Climatのイザベル2010も93点と高評価でした。
今回、1400本近いワインがレビューされていて充実しているのですが、1つ気になったのがSanta Cruz Mountainsのワインが含まれなかったこと。ローヌ系からは遠いところにあるからでしょうか。SCMは誰がレビューするんでしょう?
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先日「旨安」代表として紹介したマクマニス(日本ではマックマニスと書くのが普通のようなのでこれからはそれに合わせます)ファミリー。かわばた酒店では1本1250円と、米国価格にさらに近くなっています。
美味しいので、飲んだことない人もぜひ騙されたと思って飲んでみてください。
美味しいので、飲んだことない人もぜひ騙されたと思って飲んでみてください。
日本では、1万円を超えるのが当たり前のキスラーですが、唯一買いやすい価格で出ているのが、シャルドネのレ・ノワゼッティエール。米国との価格差も比較的少なくなっています。
米国では2011年が出ていますが、日本では2010年が最新ヴィンテージ。なお、2011年はWine Advocate誌で91点。同ヴィンテージの単一畑だと92-94点というのが多いので、健闘しています。
ウメムラで税抜き7000円台というのは、かなり安めです。キスラー入門としてお薦め。
米国では2011年が出ていますが、日本では2010年が最新ヴィンテージ。なお、2011年はWine Advocate誌で91点。同ヴィンテージの単一畑だと92-94点というのが多いので、健闘しています。
ウメムラで税抜き7000円台というのは、かなり安めです。キスラー入門としてお薦め。
ワインブロガーからワインメーカーへ、ワイン好きなら誰でも夢見そうな経歴をたどっているのがWilliam Allenさんです(From Blogger to Winemaker: The Wines of Two Shepherds - Vinography: A Wine Blog)。
バミューダで生まれ、オーバーン大学で学んだアレンはAT&Tに就職し、出張でナパにも行くようになりました。しばらくは、ナパのビッグなカベルネにはまったものの、今度はソノマでピノ・ノワールに出会い、ソノマのワインの信者になりました。そして2008年にSimple Hedonismというブログを始めました。
並行して、自宅ガレージでビールを作り始め、当然それはワインに移っていきました。最初は濃縮果汁を買って作っていったのが、自身でブドウを買い付けるようになるまで長くはかかりませんでした。
そして2010年にTwo Shepherdというワインブランドを立ち上げたのです。ソノマのRussian River Valleyのブドウからシラーやグルナッシュなどを作っています。ブログのおかげでワインの販売は順調に進んでいるとのこと。
アレンは、今もサラリーマンでありながら、ブログを書き、ワインを作っています。収入面から、ワイン専門で進むことは考えていないとのこと。それにしtも、こういう人生、いいですね。
バミューダで生まれ、オーバーン大学で学んだアレンはAT&Tに就職し、出張でナパにも行くようになりました。しばらくは、ナパのビッグなカベルネにはまったものの、今度はソノマでピノ・ノワールに出会い、ソノマのワインの信者になりました。そして2008年にSimple Hedonismというブログを始めました。
並行して、自宅ガレージでビールを作り始め、当然それはワインに移っていきました。最初は濃縮果汁を買って作っていったのが、自身でブドウを買い付けるようになるまで長くはかかりませんでした。
そして2010年にTwo Shepherdというワインブランドを立ち上げたのです。ソノマのRussian River Valleyのブドウからシラーやグルナッシュなどを作っています。ブログのおかげでワインの販売は順調に進んでいるとのこと。
アレンは、今もサラリーマンでありながら、ブログを書き、ワインを作っています。収入面から、ワイン専門で進むことは考えていないとのこと。それにしtも、こういう人生、いいですね。
正確に覚えていないのですが、1999年8月18日前後に「カリフォルニアワインの玄関口」(当初の名称は「カリフォルニア・ワイナリーの玄関口」)をオープンしたので、早14年が経ちました。
ブログを始めてからも、ほぼ10年半(2003年3月に始めた最初のブログは「Memorandum」、2004年4月から「お勝手口」、現在の2代目「お勝手口」は2006年2月から)。
今年はブログ10周年とのことで、おりしも「ブロガーサミット」なるイベントも開かれていますが、自分にとってのサイトやブログについて、ちょっと書いてみたいと思います。
ブログを始めてからも、ほぼ10年半(2003年3月に始めた最初のブログは「Memorandum」、2004年4月から「お勝手口」、現在の2代目「お勝手口」は2006年2月から)。
今年はブログ10周年とのことで、おりしも「ブロガーサミット」なるイベントも開かれていますが、自分にとってのサイトやブログについて、ちょっと書いてみたいと思います。
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ロスアンゼルス・ラムズが1999年、スーパーボウルで優勝したときにヘッドコーチを務めていたディック・バーミールがナパに新しいテイスティング・ルームをオープンしました(Football legend and Calistoga native Dick Vermeil opens a tasting room in Napa)。
写真提供:Peter Stetson
元々ナパのカリストガの生まれで2009年からバーミール・ワインというブランドでワインを作り、カリストガにテイスティング・ルームを持っていました。新しいテイスティング・ルームは「1018 First Street」と、ナパの中心地になります。
大きな地図で見る
なお、写真のワインに入っているXXXIVの文字は、スーパーボウルで優勝したのが第34回だったことにちなんだもの。規約に厳しいNFLに目をつけられないギリギリの線だそうです。
写真提供:Peter Stetson
元々ナパのカリストガの生まれで2009年からバーミール・ワインというブランドでワインを作り、カリストガにテイスティング・ルームを持っていました。新しいテイスティング・ルームは「1018 First Street」と、ナパの中心地になります。
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なお、写真のワインに入っているXXXIVの文字は、スーパーボウルで優勝したのが第34回だったことにちなんだもの。規約に厳しいNFLに目をつけられないギリギリの線だそうです。
日本でも人気があるワイナリであるナパのClos Pegase(クロ・ペガス)がVintage Wine Estatesに売却されました(Napa's Clos Pegase Winery bought by Vintage Wine Estates)。買収金額は明らかになっていません。
Clos Pegaseはカリストガにあるワイナリ。ワイナリの敷地内には様々な芸術作品があしらわれています。日本とのゆかりが深く、創設者でこれまでオーナーだったJan Shremは日本で翻訳書の出版で財をなした人。俳優の石田純一と東尾理子さんの結婚式は、ここのオーナー宅で開かれました。2011年に亡くなった奥さんは日本人のミツコさんで、Mitsuko's Vineyardによるシャルドネやメルローがここの一番人気ワインです。
ワイナリを売却した理由も明らかではありませんが、おそらく奥さんを亡くし、引退したくなったのではないかと想像しています。
購入したVintage Wine EstatesはナパのGirardやCosentinoなどを所有するワイングループ。グループのポートフォリオを埋めるのに最適な選択だとしています。
Clos Pegaseはカリストガにあるワイナリ。ワイナリの敷地内には様々な芸術作品があしらわれています。日本とのゆかりが深く、創設者でこれまでオーナーだったJan Shremは日本で翻訳書の出版で財をなした人。俳優の石田純一と東尾理子さんの結婚式は、ここのオーナー宅で開かれました。2011年に亡くなった奥さんは日本人のミツコさんで、Mitsuko's Vineyardによるシャルドネやメルローがここの一番人気ワインです。
ワイナリを売却した理由も明らかではありませんが、おそらく奥さんを亡くし、引退したくなったのではないかと想像しています。
購入したVintage Wine EstatesはナパのGirardやCosentinoなどを所有するワイングループ。グループのポートフォリオを埋めるのに最適な選択だとしています。
国内価格1500円以下のカリフォルニア・ワインでは、ナンバーワンだと思うマクマニス(マックマニス)ファミリーのワインが久しぶりに入荷しています。
ここのワインについては入荷が安定しないのだけが残念な点。普通、この価格帯のワインだと米国では6~7ドルですが、ここのは米国でも11ドル前後。品質で同価格帯のワインより一歩上なのは明らかです。
しかも、大企業が有利となる低価格市場で、完全に家族経営でワインを作っているのも好感が持てます(作っているのは下の写真の人たち)。
どちらかというと赤がお薦めではありますが、白も悪くないです。
ここのワインについては入荷が安定しないのだけが残念な点。普通、この価格帯のワインだと米国では6~7ドルですが、ここのは米国でも11ドル前後。品質で同価格帯のワインより一歩上なのは明らかです。
しかも、大企業が有利となる低価格市場で、完全に家族経営でワインを作っているのも好感が持てます(作っているのは下の写真の人たち)。
どちらかというと赤がお薦めではありますが、白も悪くないです。
カリフォルニアワインの中でも安定して人気があるのがカレラ(Calera)。かつてはロマネ・コンティのエピソードや人工衛星の話ばかりがひとり歩きしている感もありましたが、最近はワインの実力も人気に見合ったものになり、とても優秀なワイナリの1つになりました。
楽天でカレラを買うなら、今はAUTHORITY Styleが一押しです。何回か使っていますが、これまで問題があったこともありません。
お薦めの理由は品揃えのよさと価格。例えば、今、たまにしか入荷しないロゼが入ってきていますが、楽天で検索すると在庫を持っているのは3ショップ。うちAUTHORITY Styleとドラジェという店(ここは使ったことないので評価は省きます)が2980円、柳屋が3129円です。経験的には売り切れた後の補充も結構早いことが多いです。
ほかの店だと、以前はかわばた酒店でよく買いましたが、最近は入荷が減っているような気がします。
【追記】ちょうど、一番レアなSelleckが入荷です。
楽天でカレラを買うなら、今はAUTHORITY Styleが一押しです。何回か使っていますが、これまで問題があったこともありません。
お薦めの理由は品揃えのよさと価格。例えば、今、たまにしか入荷しないロゼが入ってきていますが、楽天で検索すると在庫を持っているのは3ショップ。うちAUTHORITY Styleとドラジェという店(ここは使ったことないので評価は省きます)が2980円、柳屋が3129円です。経験的には売り切れた後の補充も結構早いことが多いです。
ほかの店だと、以前はかわばた酒店でよく買いましたが、最近は入荷が減っているような気がします。
【追記】ちょうど、一番レアなSelleckが入荷です。
ナパのレストランにはナパ・ヴァレーのワインは意外と少ないという記事が出ていました(Local Restaurants a Letdown For Napa Valley Wines | Wine News & Features)。
この記事によるとFrench Laundry(ミシュラン三ツ星の有名レストラン)などのナパ・ヴァレーのレストランで、地元のワインはあまり取り上げられていないとのこと。French Laundryの場合はフランス産赤ワインのリストが30ページあるのに対し、「国産」赤ワインは15ページ。グラスワインが25種提供されているうちナパのものは3種だけだったそうです。
同じように、筆者が試したいくつかのレストランでナパ・ヴァレーのワインは、中心的には扱われていなかったとのこと。
ナパのワインは値段が高すぎるとか、アルコール度が高すぎて食事に合わせにくいといった理由も考えられなくはないですが、数百あるワイナリの中には当然コスト・パフォーマンスが高いワインを作っているところもあれば、アルコール度を抑えたワインを作っているとこともあります。それらはあくまでも言い訳であり、実際には「地域の多様性」を重視した結果としか言いようがないと思われます。
旅行者の立場からすると、ナパに行ったらやっぱりナパのワインを飲みたいです。まあ、多くのレストランがワインの持ち込みを許していますから、実際には持ち込みで飲むのでしょうね。
ソノマのHealdsburgにあるDry Creek Kitchenはソノマ産のワインの持ち込みを無料にしているはずですが、そういうレストランがナパにも増えるといいと思います。
なお、Napa Valley VintnersのWebサイトにはローカルのワインを重視しているレストランのリストが載っていますから、実際に行かれる際は参考にされるといいでしょう。
この記事によるとFrench Laundry(ミシュラン三ツ星の有名レストラン)などのナパ・ヴァレーのレストランで、地元のワインはあまり取り上げられていないとのこと。French Laundryの場合はフランス産赤ワインのリストが30ページあるのに対し、「国産」赤ワインは15ページ。グラスワインが25種提供されているうちナパのものは3種だけだったそうです。
同じように、筆者が試したいくつかのレストランでナパ・ヴァレーのワインは、中心的には扱われていなかったとのこと。
ナパのワインは値段が高すぎるとか、アルコール度が高すぎて食事に合わせにくいといった理由も考えられなくはないですが、数百あるワイナリの中には当然コスト・パフォーマンスが高いワインを作っているところもあれば、アルコール度を抑えたワインを作っているとこともあります。それらはあくまでも言い訳であり、実際には「地域の多様性」を重視した結果としか言いようがないと思われます。
旅行者の立場からすると、ナパに行ったらやっぱりナパのワインを飲みたいです。まあ、多くのレストランがワインの持ち込みを許していますから、実際には持ち込みで飲むのでしょうね。
ソノマのHealdsburgにあるDry Creek Kitchenはソノマ産のワインの持ち込みを無料にしているはずですが、そういうレストランがナパにも増えるといいと思います。
なお、Napa Valley VintnersのWebサイトにはローカルのワインを重視しているレストランのリストが載っていますから、実際に行かれる際は参考にされるといいでしょう。
ソノマ・コーストの名前を広げた立役者とも言える人気ワイナリFlowers。かつてはどのワインも1万円超えが当たり前でしたが、輸入元が代わった最近ではキャンプミーティングリッジのシャルドネが7000円台、ピノ・ノワールが9000円くらいで出ていたりして、かなりびっくりです。
とはいってもさすがにフラグシップのムーンセレクトともなると、そこまでは安くならないのですが、パリ16区ではムーンセレクト2009が税込み9280円という特価です。
ムーンセレクトのシャルドネ、無茶苦茶美味しいです。一昨年の暮れに飲んだのは感動的でした。
もちろんキャンプミーティングリッジのシャルドネ、ピノ・ノワールもお薦めです。
とはいってもさすがにフラグシップのムーンセレクトともなると、そこまでは安くならないのですが、パリ16区ではムーンセレクト2009が税込み9280円という特価です。
ムーンセレクトのシャルドネ、無茶苦茶美味しいです。一昨年の暮れに飲んだのは感動的でした。
もちろんキャンプミーティングリッジのシャルドネ、ピノ・ノワールもお薦めです。
サンタ・バーバラを代表するブドウ畑の1つであるBien Nacido(ビエン・ナシード)が今年40周年を迎えました(Bien Nacido Vineyards Press | Wine Scores)。
Bien Nacido Vineyardsを作ったのは、Miller家というカリフォルニアの農家。1969年に土地を買い、1973年にブドウを植えました。ほとんどがシャルドネとピノ・ノワールです。当時としては先見の明があったということでしょう。近年では、この2つに加え、シラーも重要なブドウになっています。
Bien Nacidoのブドウを使うワイナリは数多くありますが、プレス・リリースではSine Qua Non、Au Bon Climat、Ojai Vineyard、Paul Lato、Twomeyを挙げています。
この中でSine Qua Nonは1994年に作った最初のワインがBien Nacidoのブドウによるシラーでした。ワインの名前は「Queen of Spades」。今では3000ドル近くにもなるワインです。現在はシラーの契約はなくなりましたが、白ワインにBien Nacidoのシャルドネを使っており、またグルナッシュ、ムールヴェードル、ルーサンヌ、マルサンヌを少量購入しています。
Bien NacidoのオーナーMiller家は、同じ年にPaso RoblesにもFrench Camp Vineyardsという畑を作っています。Bien Nacidoほど有名ではありませんが、Fetzer、Peachy Canyon、Edna Valley、Fess Parker、Kunin、Hitching Post、Tobin Jamesなどがブドウを購入しています。
Bien Nacido Vineyardsを作ったのは、Miller家というカリフォルニアの農家。1969年に土地を買い、1973年にブドウを植えました。ほとんどがシャルドネとピノ・ノワールです。当時としては先見の明があったということでしょう。近年では、この2つに加え、シラーも重要なブドウになっています。
Bien Nacidoのブドウを使うワイナリは数多くありますが、プレス・リリースではSine Qua Non、Au Bon Climat、Ojai Vineyard、Paul Lato、Twomeyを挙げています。
この中でSine Qua Nonは1994年に作った最初のワインがBien Nacidoのブドウによるシラーでした。ワインの名前は「Queen of Spades」。今では3000ドル近くにもなるワインです。現在はシラーの契約はなくなりましたが、白ワインにBien Nacidoのシャルドネを使っており、またグルナッシュ、ムールヴェードル、ルーサンヌ、マルサンヌを少量購入しています。
Bien NacidoのオーナーMiller家は、同じ年にPaso RoblesにもFrench Camp Vineyardsという畑を作っています。Bien Nacidoほど有名ではありませんが、Fetzer、Peachy Canyon、Edna Valley、Fess Parker、Kunin、Hitching Post、Tobin Jamesなどがブドウを購入しています。
Carnerosのソノマ側にあるピノ・ノワールなどで高い評価のワイナリDonum Estateが畑の大幅な植え替えや拡張に動いています(Donum Estate Replants and Expands - Wines & Vines - Wine Industry News Headlines)。
社長のAnne Moller-Racke(アン・モラー・ラッケ)は、2011年にワイナリをデンマークの投資家に売却しましたが、2012年にはRussian River Valleyに16エーカーの畑を購入するなど積極的に動いています。
今年7月にはワイナリに隣接した40エーカーの畑を閉じ、植え替えを始めます。クローンの最適化が主な目的で、「Donum Selection」と呼ばれているRoedererのクローンを大幅に増やします。このクローンは平らな土地や西向きの土地で特にいいブドウを算出するとAnne Moller-Rackeは言っています。
このほかにはPommardクローンが当初の予想よりも土地に合っている一方で、Dijonクローンの115はあまり合っていないことが判明したそうです。また、Donumクローンの次に使われるのはCaleraクローンだとのこと。
一般消費者としてはクローンの違いによる味の違いまでは、なかなかわかるものではありませんが、畑によって最適なクローンも変わってくるというのは勉強になりました。
社長のAnne Moller-Racke(アン・モラー・ラッケ)は、2011年にワイナリをデンマークの投資家に売却しましたが、2012年にはRussian River Valleyに16エーカーの畑を購入するなど積極的に動いています。
今年7月にはワイナリに隣接した40エーカーの畑を閉じ、植え替えを始めます。クローンの最適化が主な目的で、「Donum Selection」と呼ばれているRoedererのクローンを大幅に増やします。このクローンは平らな土地や西向きの土地で特にいいブドウを算出するとAnne Moller-Rackeは言っています。
このほかにはPommardクローンが当初の予想よりも土地に合っている一方で、Dijonクローンの115はあまり合っていないことが判明したそうです。また、Donumクローンの次に使われるのはCaleraクローンだとのこと。
一般消費者としてはクローンの違いによる味の違いまでは、なかなかわかるものではありませんが、畑によって最適なクローンも変わってくるというのは勉強になりました。
15ドル未満で売られるピノ・ノワールの市場が伸びているそうです(The revolution in cheap pinot noir - The Wine Curmudgeon)。売り上げベースで見るとすでにピノ・ノワールの4分の3は15ドル未満が占めています。
詳しく見ると、15ドル未満の市場にも2つのカテゴリーがあるようです。1つは10ドル未満の市場で、消費者はブランドで選ぶことが中心です。例えばBarefootのカベルネやメルローを飲んだ後、何か別なものをということでBarefootのピノ・ノワールを飲む、といった消費行動が推測されます。もう1つは10ドル以上の市場で、消費者はブドウの種類で選びます。例えばMark Westのピノ・ノワールなどが支持されています。
女性や若い世代が15ドル未満のワイン市場に貢献していると見られます。
ここで登場したMark Westは10ドルのピノ・ノワールを作るワイナリとして始まり、2012年に大手のConstellation Brandsに買収されました。今年は売上倍増を睨んでいるとのことです。
詳しく見ると、15ドル未満の市場にも2つのカテゴリーがあるようです。1つは10ドル未満の市場で、消費者はブランドで選ぶことが中心です。例えばBarefootのカベルネやメルローを飲んだ後、何か別なものをということでBarefootのピノ・ノワールを飲む、といった消費行動が推測されます。もう1つは10ドル以上の市場で、消費者はブドウの種類で選びます。例えばMark Westのピノ・ノワールなどが支持されています。
女性や若い世代が15ドル未満のワイン市場に貢献していると見られます。
ここで登場したMark Westは10ドルのピノ・ノワールを作るワイナリとして始まり、2012年に大手のConstellation Brandsに買収されました。今年は売上倍増を睨んでいるとのことです。
ナパの人気観光用電車ワイントレイン。車の運転なしにナパを楽しむ手段としても貴重です。これまで、サンフランシスコからフェリーとバスを使ってナパの駅まで行く方法がありましたが、新たにサンフランシスコ/ベイエリアの鉄道路線BARTとバスを使っていく方法が加わりました(バートコネクション BART Connection | Napa Valley Wine Train)。
ナパに行くバスは1日2便。9時15分にBARTのNorth Concord/ Martinez駅を出るバスと同駅を夕方5時15分に出るバスです。前者はランチ用のトレイン、後者はディナー用のトレインに乗車できます。
ナパからは1日1便。午後4時15分にワイントレイン駅を出て5時にNorth Concord/ Martinez駅に着きます。
フェリーの場合、行きはサンフランシスコを8時半に出て、帰りは4時15分発。時間的には同じようなものです。
価格はBARTの駅からのシャトル往復が30ドルなのに対しフェリーとバスでは往復48ドル。BARTの場合、駅までの電車賃が必要なことを考えるとこれも大差ないでしょう。
BARTのメリットは大きく2つあります。1つはディナートレインに乗れること。昼間サンフランシスコ/ベイエリアを観光して夕方ワイントレインを楽しむといったことが可能になります。ただし、帰りのシャトルは翌日便を使うしかないので、ナパで1泊して、翌日の4時まで時間をつぶす必要があります。
もう1つは出発地の融通がきくこと。例えばサンフランシスコ湾東側のBerkeleyやOaklandなどから行くのが楽になります。シリコンバレーの中心であるサウスベイからだと、BARTのFremontまで車などで行く必要がありますが、ナパまで行くのに比べれば楽ですし、ワイントレインでワインを飲んでも、戻るまで何時間かあるので、運転する人もワインを飲めるというメリットがあります。
ナパに行くバスは1日2便。9時15分にBARTのNorth Concord/ Martinez駅を出るバスと同駅を夕方5時15分に出るバスです。前者はランチ用のトレイン、後者はディナー用のトレインに乗車できます。
ナパからは1日1便。午後4時15分にワイントレイン駅を出て5時にNorth Concord/ Martinez駅に着きます。
フェリーの場合、行きはサンフランシスコを8時半に出て、帰りは4時15分発。時間的には同じようなものです。
価格はBARTの駅からのシャトル往復が30ドルなのに対しフェリーとバスでは往復48ドル。BARTの場合、駅までの電車賃が必要なことを考えるとこれも大差ないでしょう。
BARTのメリットは大きく2つあります。1つはディナートレインに乗れること。昼間サンフランシスコ/ベイエリアを観光して夕方ワイントレインを楽しむといったことが可能になります。ただし、帰りのシャトルは翌日便を使うしかないので、ナパで1泊して、翌日の4時まで時間をつぶす必要があります。
もう1つは出発地の融通がきくこと。例えばサンフランシスコ湾東側のBerkeleyやOaklandなどから行くのが楽になります。シリコンバレーの中心であるサウスベイからだと、BARTのFremontまで車などで行く必要がありますが、ナパまで行くのに比べれば楽ですし、ワイントレインでワインを飲んでも、戻るまで何時間かあるので、運転する人もワインを飲めるというメリットがあります。
何回目かの紹介になりますが、評価が高い上に値段が安いドミナス。さすがにどのショップも出るたびにすぐ売り切れるようです。今回も、リンククリックするときに残っているかどうかはわかりませんが、一応紹介しておきます。
セカンドのナパヌックもWine Advocate誌で93点という高い評価で4000円台。セカンド・ワインはブランド料も込みであり、若干割高に感じることもありますが、これは超格安。今飲むならファーストよりいいかもしれません。
セカンドのナパヌックもWine Advocate誌で93点という高い評価で4000円台。セカンド・ワインはブランド料も込みであり、若干割高に感じることもありますが、これは超格安。今飲むならファーストよりいいかもしれません。
Diatomの「漢字シリーズ」ワイン、2011年が最終ヴィンテージになるらしいという話は先日の記事に書きましたが、やはりその通りであることが確認できました。残念なことです。
前の記事で紹介した「カリフォルニアワインあとりえ」では「美夜」は売り切れでなかったのですが、「Wine Cellar KATSUDA」には全種類そろったセットが2つだけ残っています。世界中でこれが買えるのは現状ここだけ。
なお、Diatomの漢字シリーズが終了するのは、畑の名前を出さないことへの軋轢とか、販売面とかの問題では全くないとのこと。おそらく今秋、これに変わる新しいプロジェクトが公開されると見られます(Diatomという名前の下ではなく)。
前の記事で紹介した「カリフォルニアワインあとりえ」では「美夜」は売り切れでなかったのですが、「Wine Cellar KATSUDA」には全種類そろったセットが2つだけ残っています。世界中でこれが買えるのは現状ここだけ。
なお、Diatomの漢字シリーズが終了するのは、畑の名前を出さないことへの軋轢とか、販売面とかの問題では全くないとのこと。おそらく今秋、これに変わる新しいプロジェクトが公開されると見られます(Diatomという名前の下ではなく)。
ソノマのRussian River Valley(RRV)がAVAになって30年だそうです(Happy Birthday Russian River Valley! | STEVE HEIMOFF| WINE BLOG)。米国のAVAとしては26番目のものです。
ソノマのワイナリを調べる中で、Russian River Valleyはなかなか手ごわいものがあります。一般的には涼しい地域ということになっていますが、素晴らしいジンファンデルもあるし、簡単には語れません。
サブAVAの話も記事に書かれていますが、現実には難しいでしょうね。というかRRVのネームヴァリューがありすぎて、サブAVAを作る意味があまりなさそうです。実際、今でもGreen ValleyとかChalk HillはサブAVAになっていますが、それを名乗っているワイナリはごくわずかです(ソノマではRockpileもあまりAVA名としては使われていないし、Galloのゴリ押しでできたNorthern Sonomaにいたっては完全に有名無実化しています)。
ソノマのAVAで、次に手を入れるとしたら、Sonoma CoastをWest Sonoma CoastとEast Sonoma Coastに分けるとかですかねえ。これは、期待している人も多いのではないかと思います。
蛇足ですが、カタカナで書くのが悩ましいAVAでもあります。Russianって日本語だと「ロシアン」にするのが一般的なのでしょうけど、発音をカタカナにするなら「ラッシャン」だから、どうも気持ち的にロシアンとは書きづらいのです。気にしすぎなのかもしれませんが。
ソノマのワイナリを調べる中で、Russian River Valleyはなかなか手ごわいものがあります。一般的には涼しい地域ということになっていますが、素晴らしいジンファンデルもあるし、簡単には語れません。
サブAVAの話も記事に書かれていますが、現実には難しいでしょうね。というかRRVのネームヴァリューがありすぎて、サブAVAを作る意味があまりなさそうです。実際、今でもGreen ValleyとかChalk HillはサブAVAになっていますが、それを名乗っているワイナリはごくわずかです(ソノマではRockpileもあまりAVA名としては使われていないし、Galloのゴリ押しでできたNorthern Sonomaにいたっては完全に有名無実化しています)。
ソノマのAVAで、次に手を入れるとしたら、Sonoma CoastをWest Sonoma CoastとEast Sonoma Coastに分けるとかですかねえ。これは、期待している人も多いのではないかと思います。
蛇足ですが、カタカナで書くのが悩ましいAVAでもあります。Russianって日本語だと「ロシアン」にするのが一般的なのでしょうけど、発音をカタカナにするなら「ラッシャン」だから、どうも気持ち的にロシアンとは書きづらいのです。気にしすぎなのかもしれませんが。
カリフォルニアワインあとりえでダイアトムの“漢字ラベル”のワインが格安になっています。安いものは税抜きで4000円台! 元々生産量が少ない上に、神の雫で紹介されたことなどによって人気のワイン。割引せずともすぐに売れてしまうワインなのに太っ腹なことです。
しかも、これらのワイン、事情は分かりませんが、あとりえのページによると 「2011ヴィンテージをもって生産中止」とのことです。「2012年のシャルドネは既に購入済との事でしたが、今後の見通し、醸造&生産、漢字ラベル等の一切は未定。」とあり、これが最終ヴィンテージになる可能性が高いそうなのです。
畑名を書かないというのは、大きな英断ではありましたが、もしかするとブドウを購入する畑側からすると名前を出してほしいといった要望が強かったのかもしれません。
しかも、これらのワイン、事情は分かりませんが、あとりえのページによると 「2011ヴィンテージをもって生産中止」とのことです。「2012年のシャルドネは既に購入済との事でしたが、今後の見通し、醸造&生産、漢字ラベル等の一切は未定。」とあり、これが最終ヴィンテージになる可能性が高いそうなのです。
畑名を書かないというのは、大きな英断ではありましたが、もしかするとブドウを購入する畑側からすると名前を出してほしいといった要望が強かったのかもしれません。
ナパを代表するワイナリの1つであるCaymus(ケイマス)がナパ郡に、規制違反で100万ドルの罰金を払うことになりました(Caymus Vineyards Pays $1 Million for Alleged Violations of Napa County Winery Rules | News | News & Features | Wine Spectator)。
ケイマスは昨年Rutherfordにあるワイナリで83万ケースのワインをボトル詰めしました。それに対して、ナパ郡から得ている許可では年間4万2000ドルが限界。
あまりにも差があるわけで、ケイマス側としては、覚悟の上での違反でした。オーナーのチャック・ワグナーは「郡による許可については基本的に疑問を持っている。だらだらとそれについて論じるよりも、一気に片を付けたかった」としています。
なお、ケイマスはSolano郡に新しい設備を作っており、今後はナパでのボトリングは減ると考えられています。
ケイマスは昨年Rutherfordにあるワイナリで83万ケースのワインをボトル詰めしました。それに対して、ナパ郡から得ている許可では年間4万2000ドルが限界。
あまりにも差があるわけで、ケイマス側としては、覚悟の上での違反でした。オーナーのチャック・ワグナーは「郡による許可については基本的に疑問を持っている。だらだらとそれについて論じるよりも、一気に片を付けたかった」としています。
なお、ケイマスはSolano郡に新しい設備を作っており、今後はナパでのボトリングは減ると考えられています。
8月7日にTBSで「『生きろ』~戦場に残した伝言~」というドラマがあります。報道ドラマということで、ほぼ史実に沿ったものになるのだと思います。
舞台は沖縄。第二次世界大戦で日本国内において唯一住民を巻き込んだ戦いが行われたところです。その沖縄戦のときに沖縄県知事だった島田叡(あきら)さんが主人公。
島田さんは元々沖縄の人ではなく、1945年1月に前知事の逃亡によって急遽派遣されたのでした。当時の状況において次に沖縄が戦場になることはほぼ確実。生きて帰れる可能性はほとんどないことを理解しての就任でした。
就任後はとにかく一人でも住民を生かしたいと、荒井警察部長とともに奮闘しました。
島田知事と荒井警察部長については「沖縄の島守―内務官僚かく戦えり」という優れたノンフィクションが書かれています。おそらくドラマもこれを元にしているのでしょう。本書については以前感想を書いています。ネタバレ部分もあるのでここでは引用を控えますが、お読みいただけたらと思います(読書2点「ざわわ ざわわの沖縄戦」「沖縄の島守―内務官僚かく戦えり」)。
沖縄戦というと日本軍のダメなところばかりが目に付くのですが、日本の官僚にもこんな立派な人達がいたことをぜひ知ってほしいと思います。ドラマは本と比べて多くの人の目に触れるでしょうから、すばらしい機会になると思います。
著者の田村洋三さんはほかにも沖縄戦関連の素晴らしいノンフィクションを書かれています。こちらも関心がある方はぜひご覧になってください。
舞台は沖縄。第二次世界大戦で日本国内において唯一住民を巻き込んだ戦いが行われたところです。その沖縄戦のときに沖縄県知事だった島田叡(あきら)さんが主人公。
島田さんは元々沖縄の人ではなく、1945年1月に前知事の逃亡によって急遽派遣されたのでした。当時の状況において次に沖縄が戦場になることはほぼ確実。生きて帰れる可能性はほとんどないことを理解しての就任でした。
就任後はとにかく一人でも住民を生かしたいと、荒井警察部長とともに奮闘しました。
島田知事と荒井警察部長については「沖縄の島守―内務官僚かく戦えり」という優れたノンフィクションが書かれています。おそらくドラマもこれを元にしているのでしょう。本書については以前感想を書いています。ネタバレ部分もあるのでここでは引用を控えますが、お読みいただけたらと思います(読書2点「ざわわ ざわわの沖縄戦」「沖縄の島守―内務官僚かく戦えり」)。
沖縄戦というと日本軍のダメなところばかりが目に付くのですが、日本の官僚にもこんな立派な人達がいたことをぜひ知ってほしいと思います。ドラマは本と比べて多くの人の目に触れるでしょうから、すばらしい機会になると思います。
著者の田村洋三さんはほかにも沖縄戦関連の素晴らしいノンフィクションを書かれています。こちらも関心がある方はぜひご覧になってください。
数年前まではふんだんに流通していたカレラですが、最近は輸入量が減っているのでしょうか? めっきり見かけなくなってしまいました。特に単一畑ものは、早めに買わないとすぐになくなりそうです。
かわばた酒店ではミルズとドゥ・ヴィリエ、ライアンの2010が入っています(ジェンセンは既に売り切れ)。この中では、人気のジェンセンに一番近く、最後発ながら評価も高いドゥ・ヴィリエが一番注目だと思います。
かわばた酒店ではミルズとドゥ・ヴィリエ、ライアンの2010が入っています(ジェンセンは既に売り切れ)。この中では、人気のジェンセンに一番近く、最後発ながら評価も高いドゥ・ヴィリエが一番注目だと思います。
民間調査会社のギャラップが、米国におけるアルコール飲料の好みを調査しました(U.S. Drinkers Divide Between Beer and Wine as Favorite)。それによると、アルコール飲料を飲む人の打ちビールを好む人は36%、ワインは35%とほぼ競っています。過去20年を見るとワインが次第に近づき、1回だけ抜かしたものの、また差を開かれ、今はまた追いつこうとしている感じです。
そろそろ、ワインが1位になってきてもいいような気もします。
データを年齢層や性別で見ると、またいろいろなことが分かります。
18歳から29歳の若年層(米国って飲酒年齢21歳からかと思っていたのですが、18歳の州もあるのでしょうか?)は、ビールが圧倒的だったのが、ワインとリカーにだいぶ流れています。ただ、優勢なのはリカー。
50歳超がワインの支持層で、ほぼ半数がワイン飲み。この年代ではリカーが減っています。
男女を比べるとワインの支持層は圧倒的に女性に偏っています。
なお、アルコール飲料を飲むことがあると答えたのは60%で、これはあまり変わっていません。
日本での調査も知りたいところです。
そろそろ、ワインが1位になってきてもいいような気もします。
データを年齢層や性別で見ると、またいろいろなことが分かります。
18歳から29歳の若年層(米国って飲酒年齢21歳からかと思っていたのですが、18歳の州もあるのでしょうか?)は、ビールが圧倒的だったのが、ワインとリカーにだいぶ流れています。ただ、優勢なのはリカー。
50歳超がワインの支持層で、ほぼ半数がワイン飲み。この年代ではリカーが減っています。
男女を比べるとワインの支持層は圧倒的に女性に偏っています。
なお、アルコール飲料を飲むことがあると答えたのは60%で、これはあまり変わっていません。
日本での調査も知りたいところです。
ナパで今年のブドウの収穫が始まります(Napa Valley 2013 Harvest Begins August 1)。
8月1日にMummがスパークリングワイン用の収穫を始める見込みであり、昨年よりも1週間~10日ほども早まります。
Mummはスパークリングワインのプロデューサーの中でも収穫が早く、Domaine ChandonやSchramsbergはもう1週か2週ほど遅く収穫を開始する見込み。
今年の生育状態はこれまでのところ良好。特に大きな問題のないヴィンテージとなっています。
8月1日にMummがスパークリングワイン用の収穫を始める見込みであり、昨年よりも1週間~10日ほども早まります。
Mummはスパークリングワインのプロデューサーの中でも収穫が早く、Domaine ChandonやSchramsbergはもう1週か2週ほど遅く収穫を開始する見込み。
今年の生育状態はこれまでのところ良好。特に大きな問題のないヴィンテージとなっています。