昨日に引き続き、アントニオ・ガッローニのVinousmediaによるサンタ・バーバラ特集の紹介です。
高得点を独占しているのはSine Qua NonとOjai(オーハイ)。Sine Qua Nonは、なぜサンタ・バーバラに分類されているのかよく分かりませんが、これまでの実績や価格などから見て高得点はさもありなんといったところ。
Ojaiは大半のワインが50ドル以下ということを考えるとすごいことになっています。レビューされている28本のワインの中で25本までが91点以上、95点以上のものだけでも9本あります。
一番高得点なのはPinot Noir Solomon Hills 2010の98点(44ドル)。Pinot Noir Bien Nacido 2010も97点(44ドル)。
オーハイというとピノ・ノワールよりもシラーのイメージの方が強いと思いますが、Syrah Bien Nacido 2009が96点、Syrah Solomon Hills Special 2010が96+点、Syrah White Hawk 2009、Syrah Presidio 2008、Syrah Sebastiano 2011が95点とさすがに健闘。
白ワインでもシャルドネのBien Nacido 2011が95点を取っています。
国内ではSolomon Hillsは入荷されていないようですが、Bien Nacidoは入っているようです。
高得点を独占しているのはSine Qua NonとOjai(オーハイ)。Sine Qua Nonは、なぜサンタ・バーバラに分類されているのかよく分かりませんが、これまでの実績や価格などから見て高得点はさもありなんといったところ。
Ojaiは大半のワインが50ドル以下ということを考えるとすごいことになっています。レビューされている28本のワインの中で25本までが91点以上、95点以上のものだけでも9本あります。
一番高得点なのはPinot Noir Solomon Hills 2010の98点(44ドル)。Pinot Noir Bien Nacido 2010も97点(44ドル)。
オーハイというとピノ・ノワールよりもシラーのイメージの方が強いと思いますが、Syrah Bien Nacido 2009が96点、Syrah Solomon Hills Special 2010が96+点、Syrah White Hawk 2009、Syrah Presidio 2008、Syrah Sebastiano 2011が95点とさすがに健闘。
白ワインでもシャルドネのBien Nacido 2011が95点を取っています。
国内ではSolomon Hillsは入荷されていないようですが、Bien Nacidoは入っているようです。
アントニオ・ガッローニのVinousmediaがカリフォルニアのセントラル・コースト特集として、Santa Lucia Highlands、Santa Cruz Mountains、Santa Barbaraの記事を公開しています。
個人的に注目しているSanta Cruz MountainsではMount EdenとVarner/Neelyが予想通り高評価。中でもMount Edenのシャルドネ・リザーブ2009は96点でした。同ワイナリの2010シャルドネは95点、NeelyのHolly's Cuvee2011とVarnerのシャルドネBee Blockは95点でした。
ヴィンテージ違いですが
これもまたヴィンテージ違いですが
個人的に注目しているSanta Cruz MountainsではMount EdenとVarner/Neelyが予想通り高評価。中でもMount Edenのシャルドネ・リザーブ2009は96点でした。同ワイナリの2010シャルドネは95点、NeelyのHolly's Cuvee2011とVarnerのシャルドネBee Blockは95点でした。
ヴィンテージ違いですが
これもまたヴィンテージ違いですが
ワインは開けたら飲み切るもの。もちろん数日から数週間といった程度であれば、さまざまなデバイスを使って保存は可能ですが、それがこれまでの常識でした。これを、何年にもわたって保存できるようにする、すなわちあたかも開けてないワインかのようにセラーなどに置いておける画期的な製品が登場します(Wine access device transforms how wine is served, sold, and enjoyed)。
「Coravin」というこの製品、ワインボトルのコルク(キャップのシールは付けたままでOKとのこと)に細い針を挿し、アルゴンガスを注入しながらワインを注げるようにします。ワインを注いだ後は針を抜くだけ。あたかも未開封のワインのように保存できます。下のデモビデオをご覧ください。
実際に数年前に開けたワインを試したロバート・パーカーは「過去35年でワイン業界における最も画期的な発明だ」としています(パーカーは同社への出資などはおこなっていないとのこと)。
価格(予価)は299ドルでアルゴンガスのキャニスターは別売になるそうです。この夏に出荷を始める予定で、現在はオンライン上で予約ができます。
ワインを酸化させないワインセーバーとしては業務用でWhynotという製品があります。アルゴンでなく窒素ガスを注入する方式ですが、既に多くのレストランで実績があります。ただ、これはボトルを機器に設置して逆さまにして立てておく必要があるので、導入した機器の数だけのボトルしか同時に保存できません。また場所もかなり使います。
それに対してCoravinであれば、一回開けたボトルをそのまままたセラーなどに保存できるわけですから、理論上は何本でも同時に開けられることになります。場所も塞ぎませんから個人で使うのも容易です。
現時点での弱点といえば、天然コルクのボトルでないと利用できないということくらいでしょうか。
これは気になりますね。続報をウォッチしようと思います。
「Coravin」というこの製品、ワインボトルのコルク(キャップのシールは付けたままでOKとのこと)に細い針を挿し、アルゴンガスを注入しながらワインを注げるようにします。ワインを注いだ後は針を抜くだけ。あたかも未開封のワインのように保存できます。下のデモビデオをご覧ください。
実際に数年前に開けたワインを試したロバート・パーカーは「過去35年でワイン業界における最も画期的な発明だ」としています(パーカーは同社への出資などはおこなっていないとのこと)。
価格(予価)は299ドルでアルゴンガスのキャニスターは別売になるそうです。この夏に出荷を始める予定で、現在はオンライン上で予約ができます。
ワインを酸化させないワインセーバーとしては業務用でWhynotという製品があります。アルゴンでなく窒素ガスを注入する方式ですが、既に多くのレストランで実績があります。ただ、これはボトルを機器に設置して逆さまにして立てておく必要があるので、導入した機器の数だけのボトルしか同時に保存できません。また場所もかなり使います。
それに対してCoravinであれば、一回開けたボトルをそのまままたセラーなどに保存できるわけですから、理論上は何本でも同時に開けられることになります。場所も塞ぎませんから個人で使うのも容易です。
現時点での弱点といえば、天然コルクのボトルでないと利用できないということくらいでしょうか。
これは気になりますね。続報をウォッチしようと思います。
米国のワインメーカーで影響力の大きい100人というリストがありました(Top 100 Most Influential U.S. Winemakers | Into Wine)。
トップ10を見ると
10-Mia Klein
9-Robert Foley
8-Heley Turley
7-Gina Gallo
6-Heidi Barrett
5-Paul Hobbs
4-Robert Trinchero
3-Paul Draper
2-Merry Edwards
1-Phillipe Melka
と、順序はどうであれ、上位に入ってふさわしい人たちが並んでいます。
ただ、100人見ると、全く知らない名前も多い一方で、Brewer-Cliftonの2人もKosta Browneの2人も、Ed KurtzmanもBrian LoringもSteve Kistlerも入っていないなど、当然入りそうな人が結構抜けています。
基準も何もわからないのでなんとも言えないところですが、まあこういうのは、酒の肴にでもして、ああでもない、こうでもないといろいろ言い合うのが楽しいのかもしれないですね。
トップ10を見ると
10-Mia Klein
9-Robert Foley
8-Heley Turley
7-Gina Gallo
6-Heidi Barrett
5-Paul Hobbs
4-Robert Trinchero
3-Paul Draper
2-Merry Edwards
1-Phillipe Melka
と、順序はどうであれ、上位に入ってふさわしい人たちが並んでいます。
ただ、100人見ると、全く知らない名前も多い一方で、Brewer-Cliftonの2人もKosta Browneの2人も、Ed KurtzmanもBrian LoringもSteve Kistlerも入っていないなど、当然入りそうな人が結構抜けています。
基準も何もわからないのでなんとも言えないところですが、まあこういうのは、酒の肴にでもして、ああでもない、こうでもないといろいろ言い合うのが楽しいのかもしれないですね。
ボルドーのシャトー・ラトゥールなどを保有するArtémis Group(アルテミス・グループ)がナパの名門ワイナリAraujo(アラウホ)を買収しました。金額は明らかになっていません(Wine Spectatorの記事、SFクロニクルの記事、W. Blake Gray氏による記事)。
アラウホは前の週に、ワイナリが迎えられる客の数を週当たり25人から1日18人へ大幅に増やす認可を得たところであり、この認可自体が買収と大きく関係していると思われます。
アルテミス・グループのオーナーであるFrancois Pinault(フランソワ・ピノー)氏は大金持ち。ラトゥールのほかにもフランスにいくつかのワイナリを持ち、クリスティのオークションハウスや、シューズで有名なコンバース、スーツケースのサムソナイトなどのオーナーです。妻は女優のサルマ・ハエック。息子はかつてスーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタと付き合っていたとのこと(数年前に子供の養育権で係争、和解)。
アラウホのオーナーだったBartとDaphne Araujo夫妻は1990年にEisele Vineyard(アイズリー・ヴィンヤード)を買い取り、Araujoを設立。2000年代にはビオディナミにもいち早く取り組んでいました。
Eisele Vineyardはカリフォルニアを代表するカベルネ・ソヴィニョンの畑の1つ。シラーやソヴィニョン・ブランもワールドクラスです。
アラウホ夫妻は今後、ナパの別の畑を買い取り、細々とワインを作って余生を楽しく過ごしたいとのこと。
アラウホは前の週に、ワイナリが迎えられる客の数を週当たり25人から1日18人へ大幅に増やす認可を得たところであり、この認可自体が買収と大きく関係していると思われます。
アルテミス・グループのオーナーであるFrancois Pinault(フランソワ・ピノー)氏は大金持ち。ラトゥールのほかにもフランスにいくつかのワイナリを持ち、クリスティのオークションハウスや、シューズで有名なコンバース、スーツケースのサムソナイトなどのオーナーです。妻は女優のサルマ・ハエック。息子はかつてスーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタと付き合っていたとのこと(数年前に子供の養育権で係争、和解)。
アラウホのオーナーだったBartとDaphne Araujo夫妻は1990年にEisele Vineyard(アイズリー・ヴィンヤード)を買い取り、Araujoを設立。2000年代にはビオディナミにもいち早く取り組んでいました。
Eisele Vineyardはカリフォルニアを代表するカベルネ・ソヴィニョンの畑の1つ。シラーやソヴィニョン・ブランもワールドクラスです。
アラウホ夫妻は今後、ナパの別の畑を買い取り、細々とワインを作って余生を楽しく過ごしたいとのこと。
ピノ・ノワールで知られるAugust Westですが、実はシャルドネとシラーも作っています。特にRosella'sのシャルドネはかなりのレベルで、個人的にも大好きなワインの一つです。
Rosella'sのシャルドネはわずか50ケース(600本)ほどの生産量であり、日本に輸入されること自体、奇跡のようなものですが、今回さらに奇跡のようなワインも入荷しています。
RRVのシャルドネとしかラベルには書かれていませんが、実はKosta BrowneのMichael Browneの持っている畑。しかも2012年には樹が抜かれてピノ・ノワールに植え替えられてしまったため、まさに最後のヴィンテージ。これも72ケースという生産量ですが、日本入荷が果たされました。
これほどレアかつレベルも高いのに、値段は5000円台と特にプレミアムもありません。もったいないような話なので、ありがたく飲ませていただきましょう。
さて、このワイン、いつ開けようか…
Rosella'sのシャルドネはわずか50ケース(600本)ほどの生産量であり、日本に輸入されること自体、奇跡のようなものですが、今回さらに奇跡のようなワインも入荷しています。
RRVのシャルドネとしかラベルには書かれていませんが、実はKosta BrowneのMichael Browneの持っている畑。しかも2012年には樹が抜かれてピノ・ノワールに植え替えられてしまったため、まさに最後のヴィンテージ。これも72ケースという生産量ですが、日本入荷が果たされました。
これほどレアかつレベルも高いのに、値段は5000円台と特にプレミアムもありません。もったいないような話なので、ありがたく飲ませていただきましょう。
さて、このワイン、いつ開けようか…
夏の飲み物といえば麦茶。我が家でも毎日3リットルくらい麦茶を消費していますが、今年の夏は、それに加えて水出しのアイスティを淹れています。
家で使っているのはルピシアのオリジナル・ハンディークーラー1リットル用。茶こしが長く、しっかりと水に浸かって味が出るのが特徴です。
淹れるのは簡単。茶こしに茶葉を10~12gほど入れ、水を注いで冷蔵庫に入れておくだけ。水出しなので時間はかかりますが、夜に入れておけば朝には飲めるようになっています。
お茶は、煎茶でもウーロン茶でも紅茶でもOK。特に煎茶は苦味が出ず、甘みが際立ちます。ルピシアのオリジナルブレンドである「パイナップル烏龍」なども美味しいです。
麦茶はがぶ飲みする感じですが、水出しアイスティは、ちょっとほっこりしたいときとかにいい感じです。
ルピシアのハンディークーラー、よく見るとメーカーはHario。Harioで同じ物を売っていないかと探してみたところ、同じではありませんが、紅茶用の水出しティーポット、もっと安く売っていました。また、茶こしの長さはちょっと短くなりますが、コーヒー用のティーポットだとずっと値段は安くなります。
茶葉を量るのはこれが簡単
家で使っているのはルピシアのオリジナル・ハンディークーラー1リットル用。茶こしが長く、しっかりと水に浸かって味が出るのが特徴です。
淹れるのは簡単。茶こしに茶葉を10~12gほど入れ、水を注いで冷蔵庫に入れておくだけ。水出しなので時間はかかりますが、夜に入れておけば朝には飲めるようになっています。
お茶は、煎茶でもウーロン茶でも紅茶でもOK。特に煎茶は苦味が出ず、甘みが際立ちます。ルピシアのオリジナルブレンドである「パイナップル烏龍」なども美味しいです。
麦茶はがぶ飲みする感じですが、水出しアイスティは、ちょっとほっこりしたいときとかにいい感じです。
ルピシアのハンディークーラー、よく見るとメーカーはHario。Harioで同じ物を売っていないかと探してみたところ、同じではありませんが、紅茶用の水出しティーポット、もっと安く売っていました。また、茶こしの長さはちょっと短くなりますが、コーヒー用のティーポットだとずっと値段は安くなります。
茶葉を量るのはこれが簡単
Kongsgaardといえば、「Judge」に代表されるカリフォルニアのシャルドネの第一人者。そのワインの秘密を解き明かそうという記事が出ていました(How John Kongsgaard rewrote the rules of white wine - San Francisco Chronicle)。
といってもびっくりするような最新のテクニックがあるわけではなく、むしろその逆。発酵や熟成に考えられないほど時間をかけて作っています。
例えば、発酵においては、ごくごく少量のSO2を追加するだけで、天然酵母で発行し、なんと1年以上もかけるとのこと。途中、果汁は茶色く変色し、これで大丈夫かと心配になりますが、それを押し通すのがKongsgaard流。樽熟成の間にまたきれいになっていくのだそうです。
こういったワイン作りの秘訣、彼は隠すのでなく、積極的に人に教えていこうとしているとのこと。
いや、いろんな意味ですごい人ですね。
といってもびっくりするような最新のテクニックがあるわけではなく、むしろその逆。発酵や熟成に考えられないほど時間をかけて作っています。
例えば、発酵においては、ごくごく少量のSO2を追加するだけで、天然酵母で発行し、なんと1年以上もかけるとのこと。途中、果汁は茶色く変色し、これで大丈夫かと心配になりますが、それを押し通すのがKongsgaard流。樽熟成の間にまたきれいになっていくのだそうです。
こういったワイン作りの秘訣、彼は隠すのでなく、積極的に人に教えていこうとしているとのこと。
いや、いろんな意味ですごい人ですね。
昨日、とあるパーティに持ち込んだワインがPeter MichaelのLes Pavots 1998です。1998ってわざわざ選ぶヴィンテージ?って思われる人もいるかもしれませんが、パーティの主役と最初に会ったのが1998年だったので選んだワインです(それにしても、あれからもう15年か~)。
Peter Michaelのワイナリ紹介を書いて以来、気になっていたワインでもあります。期待は十分。
パーティで多くの人に飲んでいただきたかったので、自分で飲んだ分も少量でしたが、予想以上においしいワインでした。カリフォルニアのボルドー系としては異例なほどエレガントなのだけど同時に芳醇さもあり。パワフルさではなく、バランスで飲ませるワインといってもいいでしょうか。当時のワインメーカーはMark Aubert。さすがの実力です。
Peter Michaelのファンの方は、知り合いにも何人かいらっしゃいますが、ファンになる理由の一端を感じられたような気がしました。
Peter Michaelのワイナリ紹介を書いて以来、気になっていたワインでもあります。期待は十分。
パーティで多くの人に飲んでいただきたかったので、自分で飲んだ分も少量でしたが、予想以上においしいワインでした。カリフォルニアのボルドー系としては異例なほどエレガントなのだけど同時に芳醇さもあり。パワフルさではなく、バランスで飲ませるワインといってもいいでしょうか。当時のワインメーカーはMark Aubert。さすがの実力です。
Peter Michaelのファンの方は、知り合いにも何人かいらっしゃいますが、ファンになる理由の一端を感じられたような気がしました。
楽天がkoboの1周年記念で全品30%引きのクーポンを出しています(7月21日午前9時59分まで)。これに対抗して、AmazonもKindle本がすべて30%のポイント付きになっています。
というわけで、無敵のカリフォルニアワイン講座《ナパ編》も、今なら150ポイント付いて実質350円で購入できます。この機会にどうぞ。
というわけで、無敵のカリフォルニアワイン講座《ナパ編》も、今なら150ポイント付いて実質350円で購入できます。この機会にどうぞ。
かわばた酒店でマウント・エデンのシャルドネ・リザーブ2008が税抜き8000円で出ています。
私も先日のセミナーで試飲しましたが、うま味あふれる素晴らしいシャルドネです。
リザーブを作り始めたのは2007年。これが2回目のヴィンテージ。樽熟成の後、ステンレスタンクで熟成させたところ、澱が全部溶けこんでしまったとのこと。サンタ・クルーズ・マウンテンズらしい、きりりとしたところと、芳醇さが両立しているワイン。おそらく、この地域のシャルドネとしては、RidgeのMonte Bello、NeelyのHolly's Cuveeと並ぶ最高峰といっていいでしょう。
私も先日のセミナーで試飲しましたが、うま味あふれる素晴らしいシャルドネです。
リザーブを作り始めたのは2007年。これが2回目のヴィンテージ。樽熟成の後、ステンレスタンクで熟成させたところ、澱が全部溶けこんでしまったとのこと。サンタ・クルーズ・マウンテンズらしい、きりりとしたところと、芳醇さが両立しているワイン。おそらく、この地域のシャルドネとしては、RidgeのMonte Bello、NeelyのHolly's Cuveeと並ぶ最高峰といっていいでしょう。
Fieldbrook Wineryというワイナリのオーナーであり、統計学の教授でもあったRobert Hodgson氏がCalifornia State Fairなどのコンテストの審査に疑問を呈しています(Controversial Wine Judging Study: The Real Story | Wine News & Features)。
この人は同じワインをブラインドと、名前を明かした形の2通りで審査してもらい、両者のち外があるかどうかを調べました(この実験はState Fairの委員会の了承を得て行なっています)。
2005年の最初の実験では約10%の審判が一貫性が強く、約10%が一貫性が低いという結果でした。ここでは、メダルの色が変わらないほどの違いであれば、一貫性が強いとしています。
また、興味深いことに、ある年一貫性が強かった審判が別の年には低かったり、その逆といったことが頻繁に起こっていたといいます。
記事にはほかにもさまざまな側面からワインの評価について語られています。
審判をするということ、なかなか難しいです。
この人は同じワインをブラインドと、名前を明かした形の2通りで審査してもらい、両者のち外があるかどうかを調べました(この実験はState Fairの委員会の了承を得て行なっています)。
2005年の最初の実験では約10%の審判が一貫性が強く、約10%が一貫性が低いという結果でした。ここでは、メダルの色が変わらないほどの違いであれば、一貫性が強いとしています。
また、興味深いことに、ある年一貫性が強かった審判が別の年には低かったり、その逆といったことが頻繁に起こっていたといいます。
記事にはほかにもさまざまな側面からワインの評価について語られています。
審判をするということ、なかなか難しいです。
元Wine Advocate誌のアントニオ・ガッローニが運営するVinousが、Opus Oneの全ヴィンテージ垂直試飲の結果を公開しています(Opus One – Past, Present and Future: 1979-2012)。
Wine Advocate誌の評価と合わせてグラフにしてみました(Vinousでは2004と2005が93+となっていますがこれらは93、2011の89-92は89、2012の92-94は92としています)。
Wine Advocate誌のレビューはほとんどが、リリース時期に書かれたものであり、現在の試飲結果と比較する意味があるかどうかは難しいところですが、全般にWine Advocate誌の方が辛口の評価が多く感じます(特に1997年から2001年)。
なお、ガッローニ自身のWA在籍時にはオーパス・ワンのレビューは書いていません。
ワインメーカー別に見ると、1979年~1984年はTim MondaviとムートンからのLucien Sionneauがワインメーカー。1985年~2000年はTim MondaviとPatrick Léon。1991年~1997年はGenevieve Janssensも携わっています。
2001年からはMichael Silacciが携わるようになり、Tim Mondaviの影響力は次第に減っています。ムートンからはPhilippe Dhalluinが加わっています。
近年も当たり外れは多少ありますが、ようやく品質が安定してきた感じもあります。特に、この秋リリースの2010年は97点と、過去最高の評価ですから、期待したいところですね。
Wine Advocate誌の評価と合わせてグラフにしてみました(Vinousでは2004と2005が93+となっていますがこれらは93、2011の89-92は89、2012の92-94は92としています)。
Wine Advocate誌のレビューはほとんどが、リリース時期に書かれたものであり、現在の試飲結果と比較する意味があるかどうかは難しいところですが、全般にWine Advocate誌の方が辛口の評価が多く感じます(特に1997年から2001年)。
なお、ガッローニ自身のWA在籍時にはオーパス・ワンのレビューは書いていません。
ワインメーカー別に見ると、1979年~1984年はTim MondaviとムートンからのLucien Sionneauがワインメーカー。1985年~2000年はTim MondaviとPatrick Léon。1991年~1997年はGenevieve Janssensも携わっています。
2001年からはMichael Silacciが携わるようになり、Tim Mondaviの影響力は次第に減っています。ムートンからはPhilippe Dhalluinが加わっています。
近年も当たり外れは多少ありますが、ようやく品質が安定してきた感じもあります。特に、この秋リリースの2010年は97点と、過去最高の評価ですから、期待したいところですね。
California Wine Garden(CWG)のオンラインショップでは会員向け割引で、パルミナの4本セット、ソノマのRussian River Valleyのピノ・ノワール3本セットがお得です。
California Wine Garden / パルミナセット ~星空を見上げて楽しむ~ 4本セット
California Wine Garden / CWG厳選 送料無料!ピノノワール3本セット ロシアンリヴァー・ヴァレー編
ウメムラではコンガスガードのシャルドネです。
最近はセカンドワインの話をよく書いていますが、アルタグラシアはAraujo(アラウホ)のセカンド。昔はあまりぱっとしない印象もありましたが、近年は評価も高いようです。2008~2010年のセットで、2010年はセカンドでありながらWine Advocate誌で96点。
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California Wine Garden / CWG厳選 送料無料!ピノノワール3本セット ロシアンリヴァー・ヴァレー編
ウメムラではコンガスガードのシャルドネです。
最近はセカンドワインの話をよく書いていますが、アルタグラシアはAraujo(アラウホ)のセカンド。昔はあまりぱっとしない印象もありましたが、近年は評価も高いようです。2008~2010年のセットで、2010年はセカンドでありながらWine Advocate誌で96点。
ナパやソノマなどカリフォルニア北部のワイン産地のことしの収穫が早まりそうです。(U.S. Heat Wave Makes Early Harvest Likely | Wine News & Features)。
7月上旬にはナパやソノマで華氏100°、摂氏に換算すると37.7℃の日が何日か続くという暑さ。日本におけるブドウ産地の甲州あたりでは、連日39℃を超えたりしていますが、それに迫るものがありますね。
毎年収穫の一番手となるMummでは、早ければ7月22日にも収穫を始めるとのことで、通常の8月下旬より1ヶ月も早くなる可能性があります。
ちなみに、ブドウが高温にさらされる縮果症という果粒が枯れる症状が出やすくなるそうです。もっと遅い段階だとレーズンになったりしますが、「登熟期」に入っていないとこうなるとか。気になりますね。
7月上旬にはナパやソノマで華氏100°、摂氏に換算すると37.7℃の日が何日か続くという暑さ。日本におけるブドウ産地の甲州あたりでは、連日39℃を超えたりしていますが、それに迫るものがありますね。
毎年収穫の一番手となるMummでは、早ければ7月22日にも収穫を始めるとのことで、通常の8月下旬より1ヶ月も早くなる可能性があります。
ちなみに、ブドウが高温にさらされる縮果症という果粒が枯れる症状が出やすくなるそうです。もっと遅い段階だとレーズンになったりしますが、「登熟期」に入っていないとこうなるとか。気になりますね。
アイアン・ホースののCEOであるジョイ・スターリングさんが、カリフォルニア州知事から食べ物と農業の委員会に任命されました。報酬はなしとのことです(Office of Governor Edmund G. Brown Jr. - Newsroom)。
ジョイ・スターリングはアイアン・ホース創設者の娘でテレビ業界で働いた後、ワイナリを引き継ぎました。「カリフォルニア・ワイナリーの四季」という本を書いたことでも知られています。
ジョイ・スターリングはアイアン・ホース創設者の娘でテレビ業界で働いた後、ワイナリを引き継ぎました。「カリフォルニア・ワイナリーの四季」という本を書いたことでも知られています。
先日からドミナス推しを続けていますが、セカンドワインのナパヌックも侮れません。例えばWine Advocate誌のレイティングでは2002年から2010年まで9ヴィンテージ連続で90点以上という安定性。価格も5000円を切ります。5000円切るカベルネ・ソヴィニョンの中では最強といってもいいのではないでしょうか。
例えば、スポッツウッドのセカンドワイン「リンデンハースト」だったら今は8000円台。レイティングもナパヌックには負けています。シャイファーの「ワン・ポイント・ファイブ」も8000円程度。ジョセフ・フェルプスは普通のカベルネなら1万円くらいしますし、サードワインの「イニスフリー」は3000円台ですが、ランクはずっと下。オーパス・ワンのセカンドと称されて売られている「オーバチュア」(ワイナリはセカンドワインとしては認めていませんし、ワイナリ外での販売も認めていません)は1万5000円くらいします。
ちょっと例証が長くなりましたが、価格・品質・ブランドどれを取ってもナパヌックは強力です。ご存知の方が多いと思いますが、ナパヌックはファーストのドミナスと同じ畑の名前。元々は名門イングルヌックが持っていた畑の1つです。ムエックス家がカリフォルニアでドミナスを立ち上げるときに、イングルヌックのオーナーだったジョン・ダニエル・ジュニアの娘のロビン・レイルと共同出資しました。そのため、ドミナスの畑となった由緒あるところなのです。
意外と4000、5000円くらいのカベルネは重宝するので、余裕があるならまとめ買いもありでしょう。
例えば、スポッツウッドのセカンドワイン「リンデンハースト」だったら今は8000円台。レイティングもナパヌックには負けています。シャイファーの「ワン・ポイント・ファイブ」も8000円程度。ジョセフ・フェルプスは普通のカベルネなら1万円くらいしますし、サードワインの「イニスフリー」は3000円台ですが、ランクはずっと下。オーパス・ワンのセカンドと称されて売られている「オーバチュア」(ワイナリはセカンドワインとしては認めていませんし、ワイナリ外での販売も認めていません)は1万5000円くらいします。
ちょっと例証が長くなりましたが、価格・品質・ブランドどれを取ってもナパヌックは強力です。ご存知の方が多いと思いますが、ナパヌックはファーストのドミナスと同じ畑の名前。元々は名門イングルヌックが持っていた畑の1つです。ムエックス家がカリフォルニアでドミナスを立ち上げるときに、イングルヌックのオーナーだったジョン・ダニエル・ジュニアの娘のロビン・レイルと共同出資しました。そのため、ドミナスの畑となった由緒あるところなのです。
意外と4000、5000円くらいのカベルネは重宝するので、余裕があるならまとめ買いもありでしょう。
ワインは開けたらその日のうちに飲み切らないといけないと思っている人も多いですが、実際にはそんなことはありません。10年以上経っているような熟成したワインだと、早めに飲み切ってしまうに越したことはありませんが、リリースされてそれほど経っていないワインであれば、3~4日は保つものです。むしろ開けてから1日くらい経った方が美味しいこともしばしばです。
とはいえ、開けると酸化が始まるのは確かなので、それを抑えることはやらないより、やった方がいいのは事実。
昔から人気が高いのが「ヴァキュヴァン」。ゴム栓をしてポンプで空気を吸い取る形式です。
これは、栓がかさばらなくていいのですが、ポンプで空気抜くのが面倒なところ。
そこで最近出てきたのが、カーボンフィルターが組み込まれた「AntiOx」という製品。ボトル内残量が半分で5~10日酸化を防止するというから、十分な性能です。
これは、栓の代わりにはめるだけなので使うのは簡単です。
何回か使ってみましたが、ヴァキュヴァンよりかさばる以外の問題はなさそうです。ワイン好きな人へのギフトとしてもお薦めです。
なお、この季節、酸化より怖いのは熱劣化。開いているワインもそうでないワインも30度を超えるところに放置したら、一発でやられてしまいます。ワインセラーに入れるか、冷蔵庫に入れるかしましょう。最近は1万円ちょっとで買えるものまであります。ここはケチケチしちゃいけないところですよ。
とはいえ、開けると酸化が始まるのは確かなので、それを抑えることはやらないより、やった方がいいのは事実。
昔から人気が高いのが「ヴァキュヴァン」。ゴム栓をしてポンプで空気を吸い取る形式です。
これは、栓がかさばらなくていいのですが、ポンプで空気抜くのが面倒なところ。
そこで最近出てきたのが、カーボンフィルターが組み込まれた「AntiOx」という製品。ボトル内残量が半分で5~10日酸化を防止するというから、十分な性能です。
これは、栓の代わりにはめるだけなので使うのは簡単です。
何回か使ってみましたが、ヴァキュヴァンよりかさばる以外の問題はなさそうです。ワイン好きな人へのギフトとしてもお薦めです。
なお、この季節、酸化より怖いのは熱劣化。開いているワインもそうでないワインも30度を超えるところに放置したら、一発でやられてしまいます。ワインセラーに入れるか、冷蔵庫に入れるかしましょう。最近は1万円ちょっとで買えるものまであります。ここはケチケチしちゃいけないところですよ。
「ワインセラーパリ16区」で久しぶりのカリフォルニアワインのセールです。以前からびっくりするようなワイン(素晴らしい)をびっくりするような値段(安い)で売っていたショップですが、ここ数年はあまりカリフォルニアワインには力が入っていなかった様子。今回は、7月4日の独立記念日に合わせてということで7月7日までの4日間のセールとなっています。
こちらのリンクから、上部の大きな「4日間限定カリフォルニアワインフェア」に進んでください
なお、1万円以上買うとクール便加算が無料、2万円以上買うと送料とクール便が無料、3万円以上買うとさらに代引きも無料になります。
早くも売り切れているものもありますが、個人的に惹かれたのは、これ。ShaferのHillside Select2002~2007の6ヴィンテージセットです。既に2002と2003はWine Advocate誌で100点が10年回顧のテイスティングで付けられていますが、2004~2007でも数本は100点が出る可能性がありそうな気がします。点数のことは置いておいても、安定しておいしいことは折り紙つき。お金があればぜひ買いたいところです。
こちらのリンクから、上部の大きな「4日間限定カリフォルニアワインフェア」に進んでください
なお、1万円以上買うとクール便加算が無料、2万円以上買うと送料とクール便が無料、3万円以上買うとさらに代引きも無料になります。
早くも売り切れているものもありますが、個人的に惹かれたのは、これ。ShaferのHillside Select2002~2007の6ヴィンテージセットです。既に2002と2003はWine Advocate誌で100点が10年回顧のテイスティングで付けられていますが、2004~2007でも数本は100点が出る可能性がありそうな気がします。点数のことは置いておいても、安定しておいしいことは折り紙つき。お金があればぜひ買いたいところです。
前の記事で、ShaferのHillside SelectがWine Advocateの評価で3ヴィンテージ連続の100点になったと紹介しました。
ほかにカリフォルニアワインで3連続ヴィンテージ100点の「スリーピート」がないかどうか調べてみたところ、ありました。2ワイナリで3つのワインです。
1つはなんと、これも昨日紹介したLokoyaのMount Veeder Cabernet Sauvignon。2001から2003まで、10年回顧のテイスティングで100点を取っています。LokoyaはKendall-JacksonのJackson Family傘下のワイナリ。同傘下ではVeriteも計7回の100点を取っており、活躍が目立ちます。
ほかの2ワインはいずれもSchrader。Old SparkyとCCSが2006年から2008年まで3ヴィンテージ連続です。
で、スリーピートが最高かと思ったら違いました。4ヴィンテージ連続というのがあります。Sine Qua Nonのシラーです。
2003 The Inaugural、2004 Poker Face、2005 Atlantis Fe 203、2005 The 17th Nail In My Cranium、2006 A Shot in the Dark
ここのワインは毎年名前が変わるので分かりにくいのですが、これらは基本的にEleven Confessions Vineyardという畑のブドウを中心としたシラーです。ただ、ちょっと微妙なのは、2004はいくつかの畑のブレンドになっている点です。また、2002年のJust For The Love of Itも100点なのですが、これはAlban、Bien Nacido、Stolpmanの畑ということでEleven Confessionsが含まれないので外しました。
ちなみに、ワイナリ別に見ると、最多がSine Qua Nonの13回。上記シラーの6種のほかグルナッシュが4回(うち1回はグルナッシュとシラーのブレンド)、デザートワインが3回です。
それに続くのがHarlan/Bondの9回(うちHarlanは5回)。Schraderの8回。Veriteの7回、Abreu、Colginの6回、Marcassinの5回(いずれもシャルドネ)となっています。
ほかにカリフォルニアワインで3連続ヴィンテージ100点の「スリーピート」がないかどうか調べてみたところ、ありました。2ワイナリで3つのワインです。
1つはなんと、これも昨日紹介したLokoyaのMount Veeder Cabernet Sauvignon。2001から2003まで、10年回顧のテイスティングで100点を取っています。LokoyaはKendall-JacksonのJackson Family傘下のワイナリ。同傘下ではVeriteも計7回の100点を取っており、活躍が目立ちます。
ほかの2ワインはいずれもSchrader。Old SparkyとCCSが2006年から2008年まで3ヴィンテージ連続です。
で、スリーピートが最高かと思ったら違いました。4ヴィンテージ連続というのがあります。Sine Qua Nonのシラーです。
2003 The Inaugural、2004 Poker Face、2005 Atlantis Fe 203、2005 The 17th Nail In My Cranium、2006 A Shot in the Dark
ここのワインは毎年名前が変わるので分かりにくいのですが、これらは基本的にEleven Confessions Vineyardという畑のブドウを中心としたシラーです。ただ、ちょっと微妙なのは、2004はいくつかの畑のブレンドになっている点です。また、2002年のJust For The Love of Itも100点なのですが、これはAlban、Bien Nacido、Stolpmanの畑ということでEleven Confessionsが含まれないので外しました。
ちなみに、ワイナリ別に見ると、最多がSine Qua Nonの13回。上記シラーの6種のほかグルナッシュが4回(うち1回はグルナッシュとシラーのブレンド)、デザートワインが3回です。
それに続くのがHarlan/Bondの9回(うちHarlanは5回)。Schraderの8回。Veriteの7回、Abreu、Colginの6回、Marcassinの5回(いずれもシャルドネ)となっています。
Wine Advocate誌の最新号である207号が発行されています。カリフォルニアでは、ロバート・パーカーによるナパのボルドー系ワインの10年回顧テイスティングが掲載されました。
2001、2002というビッグ・ヴィンテージの後で、2003年はこれまで割と隠れていた感じがありましたが、今回のテイスティングでは、以前より評価が上がったワインが続出。嬉しい期待はずれとなりました。
ちなみに、100点が付いたのは2003 Lokoya Cabernet Sauvignon Keyes Vineyardと2003 Shafer Vineyards Cabernet Sauvignon Hillside Selectの2本。Lokoyaは今回が初レビューで、シェイファーのヒルサイドセレクトは5回め。直近は2007年12月のレビューで95点でしたから、大きく評価が上がりました。
また、ShaferのHillside Selectはこれで2001、2002、2003と3ヴィンテージ連続で100点という快挙なのですが、いずれも10年回顧のテイスティングで100点を取っているのが特筆もの。ここのワインの熟成能力の高さが現れたのでしょう。
99点は4本。Verite Le Desir(正確にはこれはソノマですが)、Pride Mountain、SchradeのT6とTo Kalonです。これらも以前は92点や93点といった評価でしたから、ずいぶんと評価が上がっています。
Shaferは3万円前後で買えますね。
ヒルサイドセレクトの安く売っているヴィンテージも将来評価が上がるかも…
2001、2002というビッグ・ヴィンテージの後で、2003年はこれまで割と隠れていた感じがありましたが、今回のテイスティングでは、以前より評価が上がったワインが続出。嬉しい期待はずれとなりました。
ちなみに、100点が付いたのは2003 Lokoya Cabernet Sauvignon Keyes Vineyardと2003 Shafer Vineyards Cabernet Sauvignon Hillside Selectの2本。Lokoyaは今回が初レビューで、シェイファーのヒルサイドセレクトは5回め。直近は2007年12月のレビューで95点でしたから、大きく評価が上がりました。
また、ShaferのHillside Selectはこれで2001、2002、2003と3ヴィンテージ連続で100点という快挙なのですが、いずれも10年回顧のテイスティングで100点を取っているのが特筆もの。ここのワインの熟成能力の高さが現れたのでしょう。
99点は4本。Verite Le Desir(正確にはこれはソノマですが)、Pride Mountain、SchradeのT6とTo Kalonです。これらも以前は92点や93点といった評価でしたから、ずいぶんと評価が上がっています。
Shaferは3万円前後で買えますね。
ヒルサイドセレクトの安く売っているヴィンテージも将来評価が上がるかも…
先日も書いたように、このところドミナスのお買い得度が高くなっています。特に、今出回っている2007年はナパの当たり年。ドミナスはWine Advocate誌では98点という高評価です。ちなみに翌2008年は99点! ただ、2008の方がいいというよりはスタイルの違いだと、レビュアのAntonio Galloniは書いています。2008年の方が力強いスタイルだとのこと。
ただここまで高い点がでちゃうと、輸出量がぐっと絞られる恐れが高いんですよねえ(Spottswoodeのように)。そういう意味でも2007が出回っているうちに買うのが吉のような気がします。
ただここまで高い点がでちゃうと、輸出量がぐっと絞られる恐れが高いんですよねえ(Spottswoodeのように)。そういう意味でも2007が出回っているうちに買うのが吉のような気がします。