Wines & VinesにPremiere Napa Valleyのまとめ記事がでていました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Premiere Napa Valley Rings Up Record Sales)。
興味深いのはケース当たりの落札額とか、落札トータルが年次でグラフになっていること。リーマンショックの落ち込みから回復して、かつてないレベルに達したことが、ここからも明らかです。
ところで、今年の落札額上位ロット4つはDana Estates, Kapcsandy Family Winery, Ovid Napa Valley, Checkerboard Vineyardsと比較的新しいワイナリばかり。これも興味深いところ。
また、落札者上位では、日本の中川ワイン販売が4位。これは定位置よりちょっと下でしょうか? 7つのロットを落札したようです(写真)。
興味深いのはケース当たりの落札額とか、落札トータルが年次でグラフになっていること。リーマンショックの落ち込みから回復して、かつてないレベルに達したことが、ここからも明らかです。
ところで、今年の落札額上位ロット4つはDana Estates, Kapcsandy Family Winery, Ovid Napa Valley, Checkerboard Vineyardsと比較的新しいワイナリばかり。これも興味深いところ。
また、落札者上位では、日本の中川ワイン販売が4位。これは定位置よりちょっと下でしょうか? 7つのロットを落札したようです(写真)。
ナパの景気を占う一大イベントPremiere Napa Valleyオークションが今週行われています。落札額は合計300万ドルを超えるという新記録を打ち立ててしまいました(Record $3.1 million in wine sold at Premiere Napa Valley event)。
リーマンショック以降、ワイン業界は高額ワインが売れない厳しい時期を続けていましたが、昨年はようやく反転の兆しが見えてきていました。今回Premiere Napa Valleyで落札額の新記録が誕生したことは、景気の戻りが本格化した証拠といってもいいのかと思います。
米国内の需要が高まるとなかなか日本にワインが入ってこなかったり、価格が高かったりと痛し痒しなところはありますが、まずはワイナリが元気になってもらわないといけないですからね。
今年はいろいろと景気がいい話が出てきそうな気がします。
リーマンショック以降、ワイン業界は高額ワインが売れない厳しい時期を続けていましたが、昨年はようやく反転の兆しが見えてきていました。今回Premiere Napa Valleyで落札額の新記録が誕生したことは、景気の戻りが本格化した証拠といってもいいのかと思います。
米国内の需要が高まるとなかなか日本にワインが入ってこなかったり、価格が高かったりと痛し痒しなところはありますが、まずはワイナリが元気になってもらわないといけないですからね。
今年はいろいろと景気がいい話が出てきそうな気がします。
今を去ること10年と3カ月前、このサイトにも当時はまだブログはなかったのですが、今から考えるとブログもどきの「コラム」というコーナーがあったんです(オンラインで投稿すると目次を再構成するくらいの機能があったのでブログと言い張れば言えなくもなかったかも。まあ当時はそんな言葉も知らなかったのですが)。
そこに「人はなぜPinotにはまるのか」という記事を、知り合い10数人にアンケートを書いて載せたことがありました。
昨日、その記事って結論なんでしたっけということをある人から聞かれ、ディスクの中を調べてみたら、テキスト発見しました。なので、ちょっと長いのですが、懐かしかったので、ほぼそのまま掲載したいと思います。
以下、オリジナル。10年前の世界に戻ってください…
なお、その2とその3もご一緒にお楽しみください。
そこに「人はなぜPinotにはまるのか」という記事を、知り合い10数人にアンケートを書いて載せたことがありました。
昨日、その記事って結論なんでしたっけということをある人から聞かれ、ディスクの中を調べてみたら、テキスト発見しました。なので、ちょっと長いのですが、懐かしかったので、ほぼそのまま掲載したいと思います。
以下、オリジナル。10年前の世界に戻ってください…
なお、その2とその3もご一緒にお楽しみください。
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ナパのSt. HelenaにあるCulinary Institute of America, Greystoneでカリフォルニアワインの2012年名誉の殿堂入りの記念式典が開催されました(Mondavi heads Class of 2012 into Vintners Hall of Fame)。
今年殿堂入りしたのは7人。故人が4人で、現存する人が3人。生きている人の中で一番年長だったのがPeter Mondaviの97歳でした。Peter Mondaviはご存知の人が多いと思いますがRobert Mondaviの実弟。1943年にCharles Krugを購入し、以来そのワイナリを続けています。Robertとの仲違いはありましたが、式典にはRobertの後妻だったMargritが出席。Peterを自ら紹介しました。
このほかの殿堂入りでは、MendocinoでParducciを作ったJohn Parducci(94歳)、Santa Barbaraで最初にPinot Noirを作ったRichard Sanfordが現存。故人ではカルトワインの先駆けともいえるHeitz CellarsのJoe Heitz、Beringerで貴腐ワインを作ったMyron Nightingale、UCデイビスでワイン醸造学科の学科長だったAlbert Winkler、UCバークレーでカリフォルニア初のワイン学科を作ったEugene Hilgardが選ばれました。
今年殿堂入りしたのは7人。故人が4人で、現存する人が3人。生きている人の中で一番年長だったのがPeter Mondaviの97歳でした。Peter Mondaviはご存知の人が多いと思いますがRobert Mondaviの実弟。1943年にCharles Krugを購入し、以来そのワイナリを続けています。Robertとの仲違いはありましたが、式典にはRobertの後妻だったMargritが出席。Peterを自ら紹介しました。
このほかの殿堂入りでは、MendocinoでParducciを作ったJohn Parducci(94歳)、Santa Barbaraで最初にPinot Noirを作ったRichard Sanfordが現存。故人ではカルトワインの先駆けともいえるHeitz CellarsのJoe Heitz、Beringerで貴腐ワインを作ったMyron Nightingale、UCデイビスでワイン醸造学科の学科長だったAlbert Winkler、UCバークレーでカリフォルニア初のワイン学科を作ったEugene Hilgardが選ばれました。
米国の科学者たちが、ブドウの木が感染すると治る手立てがなかったピアス氏病に耐性のあるブドウを作るのに成功したそうです(California wines get major boost against Pierce’s disease | Grapes content from Western Farm Press)。
ピアス氏病はガラス羽シャープシューターという名の大型のヨコバイを媒介として感染するブドウの病気。10数年前から流行が始まり、一度感染すると治す方法がないため、死病として恐れられていました。対策のための特別の基金も設けられ、まずは感染しないようにガラス羽シャープシューターがワイン産地に入ってこないように、厳しい監視を続けていました。
今回はLos Alamos National Laboratory (LANL)、UCデービス、U.S. Department of Agriculture's Agricultural Research Serviceの共同研究によるもの。ピアス死病の微生物に耐性があるブドウの樹ができたそうです。
ガラス羽シャープシューターのコントロールをがんばったせいか、近年はピアス氏病の話題はあまり出てきていなかったですが、以前はサイトに特別のコーナーを設けるほどでした。これで根本的な対策に結びつくのであれば、感無量です。
ピアス氏病はガラス羽シャープシューターという名の大型のヨコバイを媒介として感染するブドウの病気。10数年前から流行が始まり、一度感染すると治す方法がないため、死病として恐れられていました。対策のための特別の基金も設けられ、まずは感染しないようにガラス羽シャープシューターがワイン産地に入ってこないように、厳しい監視を続けていました。
今回はLos Alamos National Laboratory (LANL)、UCデービス、U.S. Department of Agriculture's Agricultural Research Serviceの共同研究によるもの。ピアス死病の微生物に耐性があるブドウの樹ができたそうです。
ガラス羽シャープシューターのコントロールをがんばったせいか、近年はピアス氏病の話題はあまり出てきていなかったですが、以前はサイトに特別のコーナーを設けるほどでした。これで根本的な対策に結びつくのであれば、感無量です。
Two Buck Chuck(2ドルのチャック)の愛称で知られるCharles Shawのワインが今年で10年だそうです。一時期は本ブログでもたびたび記事に登場しましたが、もう完全に安ワインを代表するブランドとして定着した感があります(Fred Franzia on wine snobs | Tasting Room)。
これまでに売れた本数は6億本。5年前に5年間で3億本という記事を書いているので、1年に6000万本程度のペースを続けているようです。
Charles Shawを作るFranziaのワインも最近は日本でよく見かけますね。オーナーのFred Franziaは10ドル以上のワインは必要ないなどと、相変わらず過激発言を続けているようでもあります。
これまでに売れた本数は6億本。5年前に5年間で3億本という記事を書いているので、1年に6000万本程度のペースを続けているようです。
Charles Shawを作るFranziaのワインも最近は日本でよく見かけますね。オーナーのFred Franziaは10ドル以上のワインは必要ないなどと、相変わらず過激発言を続けているようでもあります。
2011年の収穫レポートが発表されました(California's WineGrape Crush Down 7 Percent, But Prices Set Record High)。収穫は前年比で7%ダウンしましたが、平均価格は過去最高を記録しています。
平均価格が一番高いのはやはりナパで1トン当たり3407.56ドル。次がソノマで2081.12ドル。ナパは前年比5%、ソノマは3%の上昇でした。
品種別では一番量が多かったのはシャルドネで14.4%。次はカベルネ・ソヴィニョンで9.9%でした。
平均価格が一番高いのはやはりナパで1トン当たり3407.56ドル。次がソノマで2081.12ドル。ナパは前年比5%、ソノマは3%の上昇でした。
品種別では一番量が多かったのはシャルドネで14.4%。次はカベルネ・ソヴィニョンで9.9%でした。
ナパでブドウ畑の作業者による、剪定のコンテストが開かれました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Sharpest Winegrape Pruning Skill on Display)。40社から79人の参加者が出場し、Jose Juan Tellezという人が初出場で初優勝に輝きました。
優勝賞金は600ドル。このほか剪定ばさみやコートなどが賞品として送られました。
ビデオがありますが、切った枝を引きぬくところなど、なかなか激しく、面白いです。
優勝賞金は600ドル。このほか剪定ばさみやコートなどが賞品として送られました。
ビデオがありますが、切った枝を引きぬくところなど、なかなか激しく、面白いです。
2005年にナパのVallejoで起こったワイン倉庫の放火犯に対して27年懲役の判決がくだりました(Wine warehouse arsonist gets 27 years prison - latimes.com)。
以前の記事によると、犯人はワインの横流しをしていたことの発覚を恐れて火をつけたとのこと。なんと600万本ものワインがだめになってしまったそうです。
以前の記事によると、犯人はワインの横流しをしていたことの発覚を恐れて火をつけたとのこと。なんと600万本ものワインがだめになってしまったそうです。
「Undercover Boss」というリアリティ・ショー番組にKendall-Jackson社長のRick Tigner氏が出演したそうです。この番組は会社のトップが変装してその会社で働くというもの。Tigner氏は畑で働き、ボトル詰めやテイスティングルームで働いたとのこと。
ワインスペクテーターの記事によると、ワイナリ業界の地味な部分、例えば畑では様々な言語が飛び交っていること、などが明らかになったのが良かったのではとのこと。
日本ではWOWOWでやっているようですが、いつ放映になるんでしょうね。
ワインスペクテーターの記事によると、ワイナリ業界の地味な部分、例えば畑では様々な言語が飛び交っていること、などが明らかになったのが良かったのではとのこと。
日本ではWOWOWでやっているようですが、いつ放映になるんでしょうね。
シャルドネは白ワインの品種としては、他を圧倒する人気を誇っています。カリフォルニアでもさぞかし古くから作られていたのかと思ったら、実は今年で100年なのだそうです(Chardonnay marks 100th birthday of growth in U.S. | Reuters)。
カリフォルニアにシャルドネを持ち込んだのはWente。フランスのモンペリエからカッティングを持ち帰ったのが最初だったそうです。この「Wenteクローン」は今でも人気であり、カリフォルニアのシャルドネの75%を占めているといいます。
カリフォルニアにシャルドネを持ち込んだのはWente。フランスのモンペリエからカッティングを持ち帰ったのが最初だったそうです。この「Wenteクローン」は今でも人気であり、カリフォルニアのシャルドネの75%を占めているといいます。
今週のモーニングの「神の雫」で第10の使徒の候補が出揃ったのですが、ふと疑問が。
今回の二人が挙げたワインは同じワインのヴィンテージ違い。2002年と2007年です。
ところで神の雫の使徒って神咲豊多香の遺言に書かれているわけですよね? あれ? 神咲豊多香っていつ亡くなったんだっけ?
Wikipedia によると2004年とあります。うーん、やっぱり原典にあたらないとな、ということでiPhoneに入っていた神の雫のアプリを見てみました。
明確に2004年とは書いてなかったのですが、証拠はありましたよ。それが下の2コマ。「22年の時を経て」というワインが1982年のムートンだったのです。
まあ、まだ今回どちらが正解かは分かっていません。もしかしたら2002年を持ってきた雫の勝ちかもしれませんが、遠峰 一青は基本的な勘違いをしているのでしょうか?
ま、実を言うと既に第9の使徒が2005年のワインだったので、設定くずれているんですけどね。
は、もしや神咲豊多香は本当は死んでいなくて、というどんでん返しが用意されているのかも…
戯れ言はこのくらいにして最後にもう1コマ紹介。
使徒選びの期間はたった1年なのですねえ。ということは1か月で1勝負。その間にアルプス登ったりとかしてたのでしょうかねえ? それともこの部分はロベルト爺さんの裁量で変わったのかな?
というわけで、神の雫のiPhoneアプリは便利だよ、という記事でした。
神の雫 1.6(無料)
カテゴリ: ブック, ライフスタイル
販売元: Frontier NEXT Inc. - Frontier NEXT(サイズ: 7.3 MB)
全てのバージョンの評価: (24件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応
今回の二人が挙げたワインは同じワインのヴィンテージ違い。2002年と2007年です。
ところで神の雫の使徒って神咲豊多香の遺言に書かれているわけですよね? あれ? 神咲豊多香っていつ亡くなったんだっけ?
Wikipedia によると2004年とあります。うーん、やっぱり原典にあたらないとな、ということでiPhoneに入っていた神の雫のアプリを見てみました。
明確に2004年とは書いてなかったのですが、証拠はありましたよ。それが下の2コマ。「22年の時を経て」というワインが1982年のムートンだったのです。
まあ、まだ今回どちらが正解かは分かっていません。もしかしたら2002年を持ってきた雫の勝ちかもしれませんが、遠峰 一青は基本的な勘違いをしているのでしょうか?
ま、実を言うと既に第9の使徒が2005年のワインだったので、設定くずれているんですけどね。
は、もしや神咲豊多香は本当は死んでいなくて、というどんでん返しが用意されているのかも…
戯れ言はこのくらいにして最後にもう1コマ紹介。
使徒選びの期間はたった1年なのですねえ。ということは1か月で1勝負。その間にアルプス登ったりとかしてたのでしょうかねえ? それともこの部分はロベルト爺さんの裁量で変わったのかな?
というわけで、神の雫のiPhoneアプリは便利だよ、という記事でした。
神の雫 1.6(無料)
カテゴリ: ブック, ライフスタイル
販売元: Frontier NEXT Inc. - Frontier NEXT(サイズ: 7.3 MB)
全てのバージョンの評価: (24件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応
ソノマのGlen Ellenに2012年4月、The Glen Ellen Starという新しいレストランがオープンする予定です(New restaurant to launch in Glen Ellen | PressDemocrat.com)。場所はかつて「Saffron」というレストランがあったところ。レンガ造りのオーブンを生かした素朴ですが洗練された料理を提供する予定とのこと。
レストランのオーナーはAri Weiwasserと妻のErinn Benziger-Weiswasser。奥さんは名前から想像できるように、Benziger Familyの人。Glen Ellenは育った土地です。Ari Weiwasserはニューヨークで幾つかの先進的なレストランで修行し、ここ16カ月はナパのFrench Laundryで働いていた人だとのこと。
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レストランのオーナーはAri Weiwasserと妻のErinn Benziger-Weiswasser。奥さんは名前から想像できるように、Benziger Familyの人。Glen Ellenは育った土地です。Ari Weiwasserはニューヨークで幾つかの先進的なレストランで修行し、ここ16カ月はナパのFrench Laundryで働いていた人だとのこと。
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