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Date: 2012/0229 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Tim MondaviのContinuumが柳屋で、最新の2008とバックヴィンテージの2006、2ヴィンテージ入っています。2006年ものは、楽天唯一であり、多分今後も再入荷は難しいでしょう。2008年も遠からず売り切れると思うので、購入意向がある方はお早めに。

ちなみに2006年と2008年。同じ名前のワインではありますが、中身は大きく違います。2006年のContinuumはMondaviの銘醸畑To-Kalonのブドウを使ったもの。2008年はプリチャード・ヒルに購入した自社畑のブドウを7割使っています。その違いも気になるところです。

Date: 2012/0229 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wines & VinesにPremiere Napa Valleyのまとめ記事がでていました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Premiere Napa Valley Rings Up Record Sales)。

興味深いのはケース当たりの落札額とか、落札トータルが年次でグラフになっていること。リーマンショックの落ち込みから回復して、かつてないレベルに達したことが、ここからも明らかです。

ところで、今年の落札額上位ロット4つはDana Estates, Kapcsandy Family Winery, Ovid Napa Valley, Checkerboard Vineyardsと比較的新しいワイナリばかり。これも興味深いところ。

また、落札者上位では、日本の中川ワイン販売が4位。これは定位置よりちょっと下でしょうか? 7つのロットを落札したようです(写真)。
中川一郎氏
Date: 2012/0228 Category: 読書感想
Posted by: Andy
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最近、ブログやTwitterなどを通じて、ものを書くということについて、いくつか考えることがありました。備忘録的ではありますが、自分の思うところを記しておきたいと思います。

○ブログと文才について
そもそも「文才」って何? っていうところもあるのですが、まあもっとわかりやすく「文章力」としたとして、ブログ書くのに文章力が必要かどうかといえば、気にすることはない、というのが衆目の一致するところでしょう。

僕は、文章を書く才能はないので「文才」という点では並の人間ですが、文章を書く訓練は、普通の人の何十倍あるいは何百倍もしてきましたから、まともな文章を書こうと思えば書くことはできます。ただ、ブログ書くときにはそんなことはほとんど気にしていません。例えば、前のパラグラフなんて文が1つしかない、言うならば悪文です。仕事の文だったら絶対に書き直します。

でも、ブログは結局は勢いなんですよね。書くことに負担も時間もかけないように、細かいことは気にしないで書くのが、長く続けるためには大事だと思っています。

○ジャーナリストと取材について
次は一転、プロのジャーナリストとしてものを書くことについてです。近年は、従来のような取材でものを書くのではなく、ネット上の情報分析だけでものを書くようなことも増えているように感じます。それで済んでしまうものも少なからずあるのは確かでしょう。ただ、それをジャーナリストのスタイルとして行うというのは、どうかと思っています。

これで思い出したことがあります。20年近く前、シリコンバレーの駐在に行きたいと、上司の上司に直訴したことがありました。そのとき、別の部署の親玉に言われたのが「取材なんてメールでできるじゃない。出張や駐在なんて必要ないよ」という言葉でした。その後、いろいろあって何年か後に駐在は実現できたのですが、実際に駐在してみて分かるのは「見ず知らずのジャーナリストのメールによる質問に答えてくれるほど暇な人はあまりいない」ということでした。やっぱり生の声を聞くことというのは必要だなと思いました。当時の部署は取材よりもモノいじりに時間を割くようなところでしたが、それでも人に会うことを惜しんではいけないと感じました。それは、今でも一緒だろうと思います。

○芥川賞について
最後は芥川賞について思うところを少し。今年は例の「もらっといてやる」発言で田中慎弥さんの「共喰い」が評判になりましたが、「古臭い」ということでこの作品、さらには芥川賞自体に否定的だった人もいたようです。

いわゆる「エディプスコンプレックス」をメインテーマにしたこの作品。確かに同じようなテーマの作品はこれまで数限りなく作られているでしょう。ただ、普遍的なテーマである以上、それはある程度仕方がないこと。この作品に存在価値がないとは言えないと思います。また、この作品が嫌いだという人がいるのは小説は嗜好品である以上、しょうがないと思うのですが、この作品の好き好きだけで芥川賞全体を論じるのはナンセンスです。

ただ、個人的には芥川賞(とそれを取り巻く状況)には2つ問題があると思っています。

今回、もう1つの芥川賞受賞作品となった「道化師の蝶」のレビューが先日、日経新聞に載っていましたが、そこに「日本最高の賞」といった表記がありました。

確かに日本の文学賞の中で直木賞と芥川賞は圧倒的に知名度があります。しかし、これはどちらも新人賞的な位置付けの賞。もっと「最高の作品」に与えられる賞がメジャーになってもいいように思います。例えばイギリスのブッカー賞やフランスのゴンクール賞のように。

もう1つは芥川賞の対象って中短編に限られていること。日本の文学に面白みが欠けているのは、そのあたりのせいかも。

3つ、どれも連関なさそうなテーマでしたが、思うところを書いてみました
Date: 2012/0226 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパの景気を占う一大イベントPremiere Napa Valleyオークションが今週行われています。落札額は合計300万ドルを超えるという新記録を打ち立ててしまいました(Record $3.1 million in wine sold at Premiere Napa Valley event)。

リーマンショック以降、ワイン業界は高額ワインが売れない厳しい時期を続けていましたが、昨年はようやく反転の兆しが見えてきていました。今回Premiere Napa Valleyで落札額の新記録が誕生したことは、景気の戻りが本格化した証拠といってもいいのかと思います。

米国内の需要が高まるとなかなか日本にワインが入ってこなかったり、価格が高かったりと痛し痒しなところはありますが、まずはワイナリが元気になってもらわないといけないですからね。

今年はいろいろと景気がいい話が出てきそうな気がします。
Date: 2012/0225 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋の「古酒入荷コーナー」にFisherのCabernet Sauvignon Wedding Vineyard 1997が1本だけあります。Wine Advocate誌で99点を取った伝説のワイン。昨年Veriteに100点5本の高評価が付くまではソノマのカベルネ系で唯一99点以上を取ったワイン。飲み頃は2040年までというからまだまだこれからのワイン。ロバート・パーカーはミッション・オー・ブリオンのカリフォルニア版だと言っています。

間違いなくすばらしいワインでしょうから、これから結婚する人にプレゼントしてもいいでしょうけど、せっかくだったら1997年に結婚した人に飲んでほしいなあなどと思います。

ほかにもこれは、というのがいろいろあるので、未チェックの方はページ見てみることをお薦めします。


Date: 2012/0225 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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前回、前々回の続きです。これが最終回。10年前の記事をそのまま掲載します。

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Date: 2012/0225 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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前回の続きです。10年前の記事をそのまま掲載します。

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Date: 2012/0225 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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今を去ること10年と3カ月前、このサイトにも当時はまだブログはなかったのですが、今から考えるとブログもどきの「コラム」というコーナーがあったんです(オンラインで投稿すると目次を再構成するくらいの機能があったのでブログと言い張れば言えなくもなかったかも。まあ当時はそんな言葉も知らなかったのですが)。

そこに「人はなぜPinotにはまるのか」という記事を、知り合い10数人にアンケートを書いて載せたことがありました。

昨日、その記事って結論なんでしたっけということをある人から聞かれ、ディスクの中を調べてみたら、テキスト発見しました。なので、ちょっと長いのですが、懐かしかったので、ほぼそのまま掲載したいと思います。

以下、オリジナル。10年前の世界に戻ってください…
なお、その2その3もご一緒にお楽しみください。

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Date: 2012/0224 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパのSt. HelenaにあるCulinary Institute of America, Greystoneでカリフォルニアワインの2012年名誉の殿堂入りの記念式典が開催されました(Mondavi heads Class of 2012 into Vintners Hall of Fame)。

今年殿堂入りしたのは7人。故人が4人で、現存する人が3人。生きている人の中で一番年長だったのがPeter Mondaviの97歳でした。Peter Mondaviはご存知の人が多いと思いますがRobert Mondaviの実弟。1943年にCharles Krugを購入し、以来そのワイナリを続けています。Robertとの仲違いはありましたが、式典にはRobertの後妻だったMargritが出席。Peterを自ら紹介しました。

このほかの殿堂入りでは、MendocinoでParducciを作ったJohn Parducci(94歳)、Santa Barbaraで最初にPinot Noirを作ったRichard Sanfordが現存。故人ではカルトワインの先駆けともいえるHeitz CellarsのJoe Heitz、Beringerで貴腐ワインを作ったMyron Nightingale、UCデイビスでワイン醸造学科の学科長だったAlbert Winkler、UCバークレーでカリフォルニア初のワイン学科を作ったEugene Hilgardが選ばれました。
Date: 2012/0222 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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大阪でカリフォルニアワインといえばここ、というオンラインWassy'sで副店長のサトウさんがナパ研修中。それを記念して2月27日9:59までポイント10倍のセールをやっています。さらにブログ「ワシ等の日々」を見ていると、送料無料のキーワードも入っています(日々更新されるのでこまめにチェックのこと)。

Wassy'sのカリフォルニアワインのページ

Wassy'sといえば、品揃えはもちろんのこと、価格も常に最安か、それに近いところだし、何よりも店長「ハダノリ」さんを中心に、“顔の見える”オンラインショップとして異彩を放っています。

もし、これまで買ったことがない人がいたら、この機会にどうぞ。もちろんヘビーユーザーの方も。
Date: 2012/0222 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国の科学者たちが、ブドウの木が感染すると治る手立てがなかったピアス氏病に耐性のあるブドウを作るのに成功したそうです(California wines get major boost against Pierce’s disease | Grapes content from Western Farm Press)。

ピアス氏病はガラス羽シャープシューターという名の大型のヨコバイを媒介として感染するブドウの病気。10数年前から流行が始まり、一度感染すると治す方法がないため、死病として恐れられていました。対策のための特別の基金も設けられ、まずは感染しないようにガラス羽シャープシューターがワイン産地に入ってこないように、厳しい監視を続けていました。

今回はLos Alamos National Laboratory (LANL)、UCデービス、U.S. Department of Agriculture's Agricultural Research Serviceの共同研究によるもの。ピアス死病の微生物に耐性があるブドウの樹ができたそうです。

ガラス羽シャープシューターのコントロールをがんばったせいか、近年はピアス氏病の話題はあまり出てきていなかったですが、以前はサイトに特別のコーナーを設けるほどでした。これで根本的な対策に結びつくのであれば、感無量です。
Date: 2012/0220 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Two Buck Chuck(2ドルのチャック)の愛称で知られるCharles Shawのワインが今年で10年だそうです。一時期は本ブログでもたびたび記事に登場しましたが、もう完全に安ワインを代表するブランドとして定着した感があります(Fred Franzia on wine snobs | Tasting Room)。

これまでに売れた本数は6億本。5年前に5年間で3億本という記事を書いているので、1年に6000万本程度のペースを続けているようです。

Charles Shawを作るFranziaのワインも最近は日本でよく見かけますね。オーナーのFred Franziaは10ドル以上のワインは必要ないなどと、相変わらず過激発言を続けているようでもあります。
Date: 2012/0218 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2009ヴィンテージのCaleraの単一畑ピノ・ノワールが柳屋に入ってきています。2008ヴィンテージは霜害で全体の収量は2006年と比べてわずか2割以下。Selleckにいたってはわずか295本しか作られず、全量ワイナリのミュージアム入りになってしまいました。Reedも900本未満。比較的被害が少なかったJensen(ジェンセン)でも829ケースでした。

2009年は米国に先駆けて日本でリリースされているので、まだ情報がほとんどありませんが、Wine Advocate誌(WA)で新たにカリフォルニアを担当するようになったAntonio Galloniは2008年のワインに対して好意的なレビューをしているので、2009年もいい評価が出る可能性がかなり高そうです。

今入っているのはJensenとSelleckとde Villiers(ド・ヴィリエ)の3種。Jensenは言わずと知れた一番人気。2008年もWA94+と単一畑の中で一番高い評価でした。SelleckはJensenと並ぶ実力。2007年はWA98点という高評価でした。Jensenの親しみやすさはないですが、複雑な味わいという点では群を抜いています。de VilliersはJensenに一番近い畑。近いうちにReed、Mills、Ryanの評価を抜いて3番手になるのではないかと思っています。価格はJensen、Selleckの半分以下ですからコストパフォーマンスは高いです。

Date: 2012/0216 Category: ワイン本
Posted by: Andy
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ナパのワイナリ紹介が、これまで通算124個に達しました。別にキリがいいわけではありませんが、どこまでやってもキリがないというのもあるので、とりあえずナパはここまでにしようかなと思っています。

うーん、何か大事なところを忘れているような気がしないでもないですが。
Date: 2012/0216 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワインセラー専門店の「セラー専科」に12本で1万800円というワインセラーがあります。しばらく前から売っていたようですが、全然気づいてませんでした。楽天のレビューだけで387件というベストセラー。うち362件は星4つか星5つですから、少なくとも安かろう悪かろうの製品ではなさそうです。ちなみに1万800円というのはレビューを書いたときの価格で、そうでないときは1万1300円だそうです。

冷却方式はペルチエ。モーターがないので音は小さいはずです。その代わり冷却能力はそれほど高くないです。スペックでは外気温-15度まで。つまり夏場で室温35度くらいあるときには20度くらいまでしか冷やせません。まあ、20度なら熱によるダメージはほとんどないでしょうから、35度のところに置いておくよりは100倍ましなはずです。

スリムで、場所もそれほど取りませんから(幅28cm)、高いからとか、場所ふさぎだからと、セラーを敬遠していた人でも買いやすいのではないかと思います。

Date: 2012/0215 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋で半期に一度の決算セールが始まっています。昨日は3000円台でのSpottswoode Sauvignon Blanc。買おうと思ったら売り切れてましたが、今日見たら追加されています。カリフォルニアのトップSauvignon Blancで必ず名前が上がる1本。

そして、今日追加はなんとShaferのRelentless(シラー)。Wine Advocate誌で95点、Wine Spectatorで96点ですから、これも間違いなくトップシラーの一つ。しかも今飲んでおいしい上、熟成能力も高いもの。シラーはちょっと、という人にぜひ飲んで欲しいワインです。

好きなワインが2日続いてちょっと興奮気味(笑)。

Date: 2012/0212 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2011年の収穫レポートが発表されました(California's WineGrape Crush Down 7 Percent, But Prices Set Record High)。収穫は前年比で7%ダウンしましたが、平均価格は過去最高を記録しています。

平均価格が一番高いのはやはりナパで1トン当たり3407.56ドル。次がソノマで2081.12ドル。ナパは前年比5%、ソノマは3%の上昇でした。

品種別では一番量が多かったのはシャルドネで14.4%。次はカベルネ・ソヴィニョンで9.9%でした。
Date: 2012/0211 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Robert Mondaviの次男Tim Mondaviが作るContinuum(コンティニュアム)の最新ヴィンテージ2008年が入荷してきています。2005年の初ヴィンテージ以来、大人気のワイン。日本でもおそらく1カ月以内で売り切れますので、興味ある人は早めの購入をお薦めします。

さて、Mondavi関係のプレミアムワインといえば、誰もが思うのがOpus Oneですが、ここにきてTimの兄であるMichaelが作る「M」も入荷してきており、どれを選ぶかは悩ましいところです。

Opus Oneの最新ヴィンテージは2008年。Wine Advocate(以下WA)誌では珍しく未レビュー、Wine Spectator(以下WS)誌では92点と前年より2点低くなっています。Opus Oneはこれら3本の中で唯一、「谷」のブドウを中心とするワイン。ソフトでエレガントな味わいが特徴です。

Continuum 2008はWAで96、WSでも96という高評価。当初はMondaviのTo-Kalonのブドウを使っていましたが、Pritchard Hillに購入した自社畑のブドウを2007年から使い始め、2008年は大部分自社畑になっています。なおWAは2008年からAntonio Galloniのレビューになっています。

ロバート・パーカーが「グラーヴのワインにサンテステフを織りまぜたような」と評した「M by Michael Mondavi 2007」はWAで94+。WAではちょっと評価が低く88点。カベルネ・ソヴィニョン100%というのはこの3本の中では唯一のもの。畑がAtlas Peakというのはちょっと渋いです。

お金のある人にはぜひ飲み比べしてほしいなあと思います。



ご参考までに、故Robert翁が最後に携わっていたのはContinuum。Pritchard Hillの畑も一緒に見に行ったそうです。
Date: 2012/0211 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパでブドウ畑の作業者による、剪定のコンテストが開かれました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Sharpest Winegrape Pruning Skill on Display)。40社から79人の参加者が出場し、Jose Juan Tellezという人が初出場で初優勝に輝きました。

優勝賞金は600ドル。このほか剪定ばさみやコートなどが賞品として送られました。

ビデオがありますが、切った枝を引きぬくところなど、なかなか激しく、面白いです。

Date: 2012/0210 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2005年にナパのVallejoで起こったワイン倉庫の放火犯に対して27年懲役の判決がくだりました(Wine warehouse arsonist gets 27 years prison - latimes.com)。

以前の記事によると、犯人はワインの横流しをしていたことの発覚を恐れて火をつけたとのこと。なんと600万本ものワインがだめになってしまったそうです。
Date: 2012/0208 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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「Undercover Boss」というリアリティ・ショー番組にKendall-Jackson社長のRick Tigner氏が出演したそうです。この番組は会社のトップが変装してその会社で働くというもの。Tigner氏は畑で働き、ボトル詰めやテイスティングルームで働いたとのこと。

ワインスペクテーターの記事によると、ワイナリ業界の地味な部分、例えば畑では様々な言語が飛び交っていること、などが明らかになったのが良かったのではとのこと。

日本ではWOWOWでやっているようですが、いつ放映になるんでしょうね。
Date: 2012/0206 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとにLuciaの2009年が入荷しています。Pisoni家の作るワインのうち、Pisoni VineyardsのPinot NoirがPisoni、それ以外のワインがLuciaという扱いなので、セカンドワインではなく、兄弟関係にあるワイナリです。

入荷しているのはLucia Pinot Noir 2009、Lucia Garys' Pinot Noir 2009、Lucia Chardonnay 2009、それからLucy 2010です。Lucia Garys'は言うまでもなくGarys' Vineyardのワイン、Lucia Pinot NoirはGarys'が65%とPisoniが35%という構成、Lucia ChardonnayはPisoniのシャルドネが100%です。ワイン名には畑の名前が入っていませんが、実際には単一畑のワインです。

ちなみにWine Advocate誌によるとGarys'が92点でPinotとChardonnayは91点。どれもPisoni同様力強いワインのようです。

なお、Lucyはさまざまな畑のブレンドとのこと。個人的にはカリフォルニアのロゼの中で一番好きなワインです(つまり人気のカレラよりおいしいと思うということ)。

どれも本数は少ないのでお早めに。


Date: 2012/0205 Category: 技術系
Posted by: Andy
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著名なワインブログVinographyにワイナリのソーシャルメディア利用についての記事が載っていました(Social Media and the Wine Industry: A New Era - Vinography: A Wine Blog)。この記事のタイトルは敢えて疑問形にしていますが、Vinographyの主張は「時代は変わった。ワイン業界はソーシャルメディアを使ってビジネスをすべき」とのこと。

まず、ワイン業界はこれまで評論家による「ポイント」を何よりも重視してきていますが、ポイントでは実際にはワインは売れないということ。もちろん、Wine Advocate誌で98点でも取れば話は別ですが、そんなワインはほとんどありません。事実上ほとんどのワイナリにとって、ポイントはワインを売る助けにはなっていないと言います。

第2に、では何がワインを売るのかというと「親密さ」です。人との親密さ、ブランドとの親密さ。それを築くための手段として、多くのユーザーがソーシャルメディアを使っているのであり、それを使わないとユーザーとの関係を作れない状況になりつつあります。

最後に、これは英語圏限定ですが、役に立つツールがあること。ここで紹介しているVintank Social Connectは無料でありながら、ブログ、Twitter、Facebook、Foursquare、LinkedIn、CellarTracker、Dryncなど様々なソーシャルな世界での言及を簡単に調べられるようです。他の業界だったら何百ドルも出さないと使えないような機能が無料で使えるのだから、これを使わない手はないだろうと言います。

カリフォルニアのワイナリで見ると、Webサイトは当然として、TwitterやFacebookページを持っているところも少なからずありますが、これでもまだ使われていないようです。日本のワイナリはどうなのだろう、とちょっと思ってしまいました。
Date: 2012/0203 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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シャルドネは白ワインの品種としては、他を圧倒する人気を誇っています。カリフォルニアでもさぞかし古くから作られていたのかと思ったら、実は今年で100年なのだそうです(Chardonnay marks 100th birthday of growth in U.S. | Reuters)。

カリフォルニアにシャルドネを持ち込んだのはWente。フランスのモンペリエからカッティングを持ち帰ったのが最初だったそうです。この「Wenteクローン」は今でも人気であり、カリフォルニアのシャルドネの75%を占めているといいます。
Date: 2012/0203 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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今週のモーニングの「神の雫」で第10の使徒の候補が出揃ったのですが、ふと疑問が。

今回の二人が挙げたワインは同じワインのヴィンテージ違い。2002年と2007年です。

ところで神の雫の使徒って神咲豊多香の遺言に書かれているわけですよね? あれ? 神咲豊多香っていつ亡くなったんだっけ?

Wikipedia によると2004年とあります。うーん、やっぱり原典にあたらないとな、ということでiPhoneに入っていた神の雫のアプリを見てみました。

明確に2004年とは書いてなかったのですが、証拠はありましたよ。それが下の2コマ。「22年の時を経て」というワインが1982年のムートンだったのです。
神の雫1
神の雫2

まあ、まだ今回どちらが正解かは分かっていません。もしかしたら2002年を持ってきた雫の勝ちかもしれませんが、遠峰 一青は基本的な勘違いをしているのでしょうか?

ま、実を言うと既に第9の使徒が2005年のワインだったので、設定くずれているんですけどね。

は、もしや神咲豊多香は本当は死んでいなくて、というどんでん返しが用意されているのかも…

戯れ言はこのくらいにして最後にもう1コマ紹介。


使徒選びの期間はたった1年なのですねえ。ということは1か月で1勝負。その間にアルプス登ったりとかしてたのでしょうかねえ? それともこの部分はロベルト爺さんの裁量で変わったのかな?

というわけで、神の雫のiPhoneアプリは便利だよ、という記事でした。

神の雫 1.6(無料)App
カテゴリ: ブック, ライフスタイル
販売元: Frontier NEXT Inc. - Frontier NEXT(サイズ: 7.3 MB)
全てのバージョンの評価: (24件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応

Date: 2012/0203 Category: イベント
Posted by: Andy
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今年もZAP(Zinfandel Advocates & Producers)が主催するZinfandelの祭典が1月末にサンフランシスコで開催されました。イベントの華であるGrand Tastingには200以上のワイナリが参加。それに加えてワインショップK&Lで開かれたテイスティングのワインを加えて227種ものZinfandelやそのブレンドをテイスティングした人がブログを書いています(State of Zinfandel 2012: ZAP Grand Tasting - RJonWine.com)。

高評価だったのはBedrock、Black Sears、Limerick Lane、Outpost、Ravenswood、Ridge、Storybook Mountain、Turleyなど。興味深いのはイタリアからもZinfandelの祖先であるPrimitivoのプロデューサが参加していること。Accademia dei Racemiというワイナリのものは、アルコール度13%と米国のZinfandelと比べると低く、酸が強い作りのようで、興味深かったです。

ブログにはテイスティングコメントも全部掲載されているので、一度ご覧になることをお勧めします。
Date: 2012/0201 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマのGlen Ellenに2012年4月、The Glen Ellen Starという新しいレストランがオープンする予定です(New restaurant to launch in Glen Ellen | PressDemocrat.com)。場所はかつて「Saffron」というレストランがあったところ。レンガ造りのオーブンを生かした素朴ですが洗練された料理を提供する予定とのこと。

レストランのオーナーはAri Weiwasserと妻のErinn Benziger-Weiswasser。奥さんは名前から想像できるように、Benziger Familyの人。Glen Ellenは育った土地です。Ari Weiwasserはニューヨークで幾つかの先進的なレストランで修行し、ここ16カ月はナパのFrench Laundryで働いていた人だとのこと。


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