Wine Advocate誌の210号が発表されました。従来2月の号で掲載されていたソノマの特集がこの号に移っています。
まだちらっと見ただけですが、最大のトピックはピノ・ノワールで初の100点が付いたこと。これまで、カベルネ系、シラー系、シャルドネでは100点がありましたが、ピノ・ノワールは最高99点でした。
栄誉を受けたのはピーター・マイケル(Peter Michael)のクロ・デュ・シエル(Clos du Ciel)2010年とマ・ダンジューズ(Ma Danseuse)2010年。いずれもピーター・マイケルがソノマ・コーストに持っている畑のワインです。以下はワイナリ紹介記事(Peter Michael Winery: シャルドネ、ボルドー・ブレンドなどでカリフォルニアの最高峰を行く)からの抜粋。
日本にはピーター・マイケルのピノ・ノワールではル・カプリスだけが入荷されているようです。これも2010年は98点と高評価ですが、残念ながら売り切れているようです。
また、ソノマのシラーとしては初めてDonelan Family(ドネラン・ファミリー)のRichard's Vineyard 2009が100点を得ました。ドネラン・ファミリーは以前Paxというワイナリだったところです。オーナー変更によって今の名称になりました。
ソノマではVeriteのカベルネ系、Marcassinのシャルドネに続いて4系統の品種で100点のワインを持つことになり、ソノマが様々な品種で優れたワインを生み出す土地であることを証明した格好です。
また、Marcassinのシャルドネ、Peter Michaelのピノ・ノワールどちらもソノマ・コーストのワインであり、ソノマ・コーストへの注目度がこれからますます増しそうです。
残念ながらソノマ・コーストの畑になる前のワインです。
まだちらっと見ただけですが、最大のトピックはピノ・ノワールで初の100点が付いたこと。これまで、カベルネ系、シラー系、シャルドネでは100点がありましたが、ピノ・ノワールは最高99点でした。
栄誉を受けたのはピーター・マイケル(Peter Michael)のクロ・デュ・シエル(Clos du Ciel)2010年とマ・ダンジューズ(Ma Danseuse)2010年。いずれもピーター・マイケルがソノマ・コーストに持っている畑のワインです。以下はワイナリ紹介記事(Peter Michael Winery: シャルドネ、ボルドー・ブレンドなどでカリフォルニアの最高峰を行く)からの抜粋。
ピノ・ノワールはサンタ・ルシア・ハイランズの著名な畑であるPisoni Vineyardsから購入したブドウで作るMoulin Rouge(1997年~)のほか、2009年以降ソノマ・コーストの自社畑Seaview Vineyardから3種類作っています。Clos du Cielは3つの中で最も温暖なブロックである、力強いワイン。Le Capriceは2007年と2008年は購入したブドウで、2009年から自社畑。最大斜度50度という強烈な斜面のブロックだそうです。Ma Danseuseは最も冷涼なブロック。名前は「私のダンサー」という意味で、サー・ピーター・マイケルが17歳のときに、柔道のクラスからダンスのクラスに移り、未来の妻と出会ったことへの感謝を表しているそうです。
日本にはピーター・マイケルのピノ・ノワールではル・カプリスだけが入荷されているようです。これも2010年は98点と高評価ですが、残念ながら売り切れているようです。
また、ソノマのシラーとしては初めてDonelan Family(ドネラン・ファミリー)のRichard's Vineyard 2009が100点を得ました。ドネラン・ファミリーは以前Paxというワイナリだったところです。オーナー変更によって今の名称になりました。
ソノマではVeriteのカベルネ系、Marcassinのシャルドネに続いて4系統の品種で100点のワインを持つことになり、ソノマが様々な品種で優れたワインを生み出す土地であることを証明した格好です。
また、Marcassinのシャルドネ、Peter Michaelのピノ・ノワールどちらもソノマ・コーストのワインであり、ソノマ・コーストへの注目度がこれからますます増しそうです。
残念ながらソノマ・コーストの畑になる前のワインです。
ニュースもないので、まとめものを続けます。
今年のベストワイン、今まで書いているようで書いていない記事でした。
このブログには「テイスティング・ノート」というカテゴリーがあるのですが、今年の記事はわずか4本。これしか飲んでいないわけではありませんが、普段は安ワインが中心なので、わざわざ記事に書くものがないわけで。
また、試飲会ではWAで100点を取ったColginのIX Estateなど、高級なものがいろいろありましたが、やっぱりお金を払っているものと一緒には論じられないような気がします。
そんなこんなでいろいろ考えて、結局ベスト2本を選ぶことにしました。
1本目はPeter Michael Les Pavots 1998。
記事はこちら(最近飲んだワイン――Peter Michael Les Pavots 1998)。総じて今年はカベルネ系の方が出会いが多かったような気がします。また、飲んだシチュエーションとかも影響しますね。
2本めはIron Horse Blanc de Blancs LD 1990
記事はこちら(結婚20周年記念のディナーは「フロリレージュ」)。泡物で感動することはあまりないのですが、これは例外でした。機会があればまた入手したいワインです。
今年のベストワイン、今まで書いているようで書いていない記事でした。
このブログには「テイスティング・ノート」というカテゴリーがあるのですが、今年の記事はわずか4本。これしか飲んでいないわけではありませんが、普段は安ワインが中心なので、わざわざ記事に書くものがないわけで。
また、試飲会ではWAで100点を取ったColginのIX Estateなど、高級なものがいろいろありましたが、やっぱりお金を払っているものと一緒には論じられないような気がします。
そんなこんなでいろいろ考えて、結局ベスト2本を選ぶことにしました。
1本目はPeter Michael Les Pavots 1998。
記事はこちら(最近飲んだワイン――Peter Michael Les Pavots 1998)。総じて今年はカベルネ系の方が出会いが多かったような気がします。また、飲んだシチュエーションとかも影響しますね。
2本めはIron Horse Blanc de Blancs LD 1990
記事はこちら(結婚20周年記念のディナーは「フロリレージュ」)。泡物で感動することはあまりないのですが、これは例外でした。機会があればまた入手したいワインです。
2013年にこのブログでよく読まれた記事トップ10を紹介します。
10位:炊飯器の低温調理機能でローストポークに挑戦
このレシピと先日のヒレ肉のロースト。どちらがいいかは難しいところです。簡単なのは先日の方です。
9位:オーパス・ワン過去最高評価の2010ヴィンテージ、出荷が始まる
米国での出荷開始を受けての記事でした。オーパス・ワンの記事は人気です。
8位:まとめ:飛行機内のワイン持込と箱について
2007年に書いた記事ですが、今でもコンスタントにアクセスがあります。
7位:【保存版】ブショネのワインを救う方法
これも定番中の定番。おそらくこのブログ全体で通算一番読まれている記事です。
6位:ワイン映画の歴代トップ10は?
これはちょっと意外でした。「ワイン 映画」で検索すると2番目になっているのですね。2012年に書いた記事です。
5位:敢えて言う 今が買いどき オーパス・ワン
2009年に書いた記事です。その頃と今とでは価格がだいぶ違っています。
4位: iPhoneで撮った写真をPCと同期する簡単な方法
ここで紹介しているSugarSynをずっと使っていましたが、有料モデルに移行するとのこと。残念です。
3位:Opus Oneにまつわる五つの誤解
オーパス・ワン関連で一番読まれている記事です。
2位: iPhoneのマルチタスクバーからアプリを消すことには意味があるのか?
技術系記事では一番読まれています。Naverまとめで取り上げられて、アクセスが増えました。
1位:もしも乙武さんが訪れたのが米国のレストランだったら
この記事ははてなブックマークでホッテントリに入り、短い期間でびっくちするくらいアクセスがありました。一発勝負の記事です。
10位:炊飯器の低温調理機能でローストポークに挑戦
このレシピと先日のヒレ肉のロースト。どちらがいいかは難しいところです。簡単なのは先日の方です。
9位:オーパス・ワン過去最高評価の2010ヴィンテージ、出荷が始まる
米国での出荷開始を受けての記事でした。オーパス・ワンの記事は人気です。
8位:まとめ:飛行機内のワイン持込と箱について
2007年に書いた記事ですが、今でもコンスタントにアクセスがあります。
7位:【保存版】ブショネのワインを救う方法
これも定番中の定番。おそらくこのブログ全体で通算一番読まれている記事です。
6位:ワイン映画の歴代トップ10は?
これはちょっと意外でした。「ワイン 映画」で検索すると2番目になっているのですね。2012年に書いた記事です。
5位:敢えて言う 今が買いどき オーパス・ワン
2009年に書いた記事です。その頃と今とでは価格がだいぶ違っています。
4位: iPhoneで撮った写真をPCと同期する簡単な方法
ここで紹介しているSugarSynをずっと使っていましたが、有料モデルに移行するとのこと。残念です。
3位:Opus Oneにまつわる五つの誤解
オーパス・ワン関連で一番読まれている記事です。
2位: iPhoneのマルチタスクバーからアプリを消すことには意味があるのか?
技術系記事では一番読まれています。Naverまとめで取り上げられて、アクセスが増えました。
1位:もしも乙武さんが訪れたのが米国のレストランだったら
この記事ははてなブックマークでホッテントリに入り、短い期間でびっくちするくらいアクセスがありました。一発勝負の記事です。
2014年は午年。「馬」のラベルのワインを探してみたら、Iron HorseとWild Horseがありました。こちらのページにはほかにもいろいろ載っていますが、やはり日本で買えるのは限られています。
【追記】オレゴンのファイアースティードも馬ラベルのワインありました。
年内発送が終わった店もあるようなので、注意して注文してください。Vin du 268は31日まで発送するとのことで、大丈夫です。
米国以外だと、こんなのもありました。
【追記】オレゴンのファイアースティードも馬ラベルのワインありました。
年内発送が終わった店もあるようなので、注意して注文してください。Vin du 268は31日まで発送するとのことで、大丈夫です。
米国以外だと、こんなのもありました。
ピアス氏病はガラス羽シャープシューターという名の大型のヨコバイを媒介として感染するブドウの病気。10数年前から流行が始まり、一度感染すると治す方法がないため、死病として恐れられていました。その病気に耐性のあるルートストックが商用化に近づいているそうです(PD Resistant Vines Available in 2015? - Wines & Vines - Wine Industry News Headlines)。
以前、「ピアス氏病撲滅に大きな前進か」という記事を書いていますが、これが実ったのでしょうか。
ピアス氏病、20年ほど前にはすごく恐れられていたものです。このサイトにも特設ページを作って報道していたのでした。
以前、「ピアス氏病撲滅に大きな前進か」という記事を書いていますが、これが実ったのでしょうか。
ピアス氏病、20年ほど前にはすごく恐れられていたものです。このサイトにも特設ページを作って報道していたのでした。
昨日紹介したワインの偽造事件、やっと私も理解したので(といってもWikipediaといくつかのサイトを読んだだけですが)、簡単にまとめておきます。
1998年:ルディ・クルニアワン学生ビザで米国入国
2000年代前半:ワインを大量に購入。月に100万ドル使うことも。ワイン会をしばしば開き、ロマネ・コンティをよく出したことからDr. Contiの異名を取る
2006年:2つのオークションでワインを大量に販売。2回目のオークションでは2470万ドルという記録を打ち立てた。これらのオークションでシャトー・ラフルールの1947年マグナムを8本販売した
2007年:クリスティーズのオークションで1982年のル・パンのマグナムを出品。偽造ではないかとの疑いで取り下げへ。
2008年:オークションにポンソのクロ・サン・デニを1945年から1971年まで出品。ポンソでは1982年より前にクロ・サン・デニを作ってないので、オーナーが連絡をして取り下げ要求。
2012年3月8日:FBI、ルディ・クルニアワンを逮捕。
2013年12月:ニューヨークで裁判。有罪確定へ
なお、ワイン偽造による詐欺のほかに、入国関係の書類にも不備があったようです。
ワインの偽造といてえば、こちらの本も有名です。
1998年:ルディ・クルニアワン学生ビザで米国入国
2000年代前半:ワインを大量に購入。月に100万ドル使うことも。ワイン会をしばしば開き、ロマネ・コンティをよく出したことからDr. Contiの異名を取る
2006年:2つのオークションでワインを大量に販売。2回目のオークションでは2470万ドルという記録を打ち立てた。これらのオークションでシャトー・ラフルールの1947年マグナムを8本販売した
2007年:クリスティーズのオークションで1982年のル・パンのマグナムを出品。偽造ではないかとの疑いで取り下げへ。
2008年:オークションにポンソのクロ・サン・デニを1945年から1971年まで出品。ポンソでは1982年より前にクロ・サン・デニを作ってないので、オーナーが連絡をして取り下げ要求。
2012年3月8日:FBI、ルディ・クルニアワンを逮捕。
2013年12月:ニューヨークで裁判。有罪確定へ
なお、ワイン偽造による詐欺のほかに、入国関係の書類にも不備があったようです。
ワインの偽造といてえば、こちらの本も有名です。
日本ではほとんど報道されていませんが、米国ではワインの大偽造事件の裁判が現在進行中です。法廷は12月18日、有罪を認めており、4月には最長40年の懲役が決まる見込みです。
いろいろ膨大であまり追っかけていられなかったのですが、Vinographyにまとめ記事が出ていたので紹介します(Jury Convicts Wine Collector Rudy Kurniawan of Fraud - Vinography: A Wine Blog)。
偽造事件の犯人Rudy Kurniawan(ルディ・クルニアワン)はインドネシアの生まれ。ロスアンゼルスでワインコレクターとして名を馳せます。2006年にはLA Timesで、1947年のシュヴァル・ブランのハーフボトル24本に7万5000ドルを投じたことなどが記事に書かれています。
彼はその後、オークションで大量にフランスの銘醸酒を売るようになりますが、偽造ではないかという話が出てきます。2012年には既に、彼が出品したワインを詳細に調べて、実際に作られているワインと違うという証拠を数々調べあげた人がいます(RUDY KURNIAWAN & GLOBAL WINE AUCTION FRAUD THREAD (MERGED))。
そして、今回のニューヨークにおける裁判に至っているわけです。裁判には著名なワイナリから証言に来るなど、いろいろニュースになっています。
日本では偽造ワインの話というのはほとんど聞きませんが、実際にはあるのかもしれませんね。海外ではワイン、特にフランスのボルドーやブルゴーニュの著名ワインは投資の対象にもなっており、オークションなどの二次マーケットで大量のワインがやり取りされています。偽造の大部分はそこで起こっていると見られるので、オークションがあまり活発でない日本では少ないのかもしれません。
いろいろ膨大であまり追っかけていられなかったのですが、Vinographyにまとめ記事が出ていたので紹介します(Jury Convicts Wine Collector Rudy Kurniawan of Fraud - Vinography: A Wine Blog)。
偽造事件の犯人Rudy Kurniawan(ルディ・クルニアワン)はインドネシアの生まれ。ロスアンゼルスでワインコレクターとして名を馳せます。2006年にはLA Timesで、1947年のシュヴァル・ブランのハーフボトル24本に7万5000ドルを投じたことなどが記事に書かれています。
彼はその後、オークションで大量にフランスの銘醸酒を売るようになりますが、偽造ではないかという話が出てきます。2012年には既に、彼が出品したワインを詳細に調べて、実際に作られているワインと違うという証拠を数々調べあげた人がいます(RUDY KURNIAWAN & GLOBAL WINE AUCTION FRAUD THREAD (MERGED))。
そして、今回のニューヨークにおける裁判に至っているわけです。裁判には著名なワイナリから証言に来るなど、いろいろニュースになっています。
日本では偽造ワインの話というのはほとんど聞きませんが、実際にはあるのかもしれませんね。海外ではワイン、特にフランスのボルドーやブルゴーニュの著名ワインは投資の対象にもなっており、オークションなどの二次マーケットで大量のワインがやり取りされています。偽造の大部分はそこで起こっていると見られるので、オークションがあまり活発でない日本では少ないのかもしれません。
Wine Spectator誌のカリフォルニアワイン担当であるJames Laubeが2011年のヴィンテージについて最近のブログで言及しています(The Curtain Is Dropping on California)。
それによると、2011年のワインには、カビ臭いものが多数見られるとのこと(mustyとmoldyの違いがよくわからないのですが)。これほどカビ臭を感じたヴィンテージはないとしています。また、赤ワインではタンニンがドライなものが目立つそうです。タンニンがドライであるというのは、いわゆるシルキーなタンニンの逆と思えばいいでしょう。
個々のワインの評価ではなく総体的なものなので、なんとも言えないところはあります。Laube氏も、いいものがないと言っているわけではありません。「素晴らしいワインを作っているところは最高の畑があり、細部にまで注意を払っているところだ」と述べています。
なお、これを受けて評論家のSteve Heimoffも同調する記事を書いています(More on the troubling 2011 vintage)。
これは主にピノ・ノワールについて書いていますが、実際にカビ臭さを感じるケースがかなり多かったとのこと。ナパ、ソノマといったノース・コーストだけでなく、セントラル・コーストのサンタ・ルシア・ハイランズやパソ・ロブレスでもカビにやられた畑がかなりあったといいます。
といってもヴィンテージとしては「bad」ではないと。ワイナリを選ぶ必要があるということだと。
逆に素晴らしいピノ・ノワールを作ったところとしては、以下のワイナリを挙げています。Williams Selyem, Merry Edwards, Paul Hobbs, Rochioli, Lynmar, Dutton-Goldfield, Joseph Phelps, Failla, Thomas Fogarty, Flowers, Testarossa, Tantara, Freeman, Sojourn, Siduri and Foxen。
よく言われることですが、いいヴィンテージはどのワイナリでもハズレを引かないが、あまり良くないヴィンテージは、いいワイナリを選ばないといけないということですね。
それによると、2011年のワインには、カビ臭いものが多数見られるとのこと(mustyとmoldyの違いがよくわからないのですが)。これほどカビ臭を感じたヴィンテージはないとしています。また、赤ワインではタンニンがドライなものが目立つそうです。タンニンがドライであるというのは、いわゆるシルキーなタンニンの逆と思えばいいでしょう。
個々のワインの評価ではなく総体的なものなので、なんとも言えないところはあります。Laube氏も、いいものがないと言っているわけではありません。「素晴らしいワインを作っているところは最高の畑があり、細部にまで注意を払っているところだ」と述べています。
なお、これを受けて評論家のSteve Heimoffも同調する記事を書いています(More on the troubling 2011 vintage)。
これは主にピノ・ノワールについて書いていますが、実際にカビ臭さを感じるケースがかなり多かったとのこと。ナパ、ソノマといったノース・コーストだけでなく、セントラル・コーストのサンタ・ルシア・ハイランズやパソ・ロブレスでもカビにやられた畑がかなりあったといいます。
といってもヴィンテージとしては「bad」ではないと。ワイナリを選ぶ必要があるということだと。
逆に素晴らしいピノ・ノワールを作ったところとしては、以下のワイナリを挙げています。Williams Selyem, Merry Edwards, Paul Hobbs, Rochioli, Lynmar, Dutton-Goldfield, Joseph Phelps, Failla, Thomas Fogarty, Flowers, Testarossa, Tantara, Freeman, Sojourn, Siduri and Foxen。
よく言われることですが、いいヴィンテージはどのワイナリでもハズレを引かないが、あまり良くないヴィンテージは、いいワイナリを選ばないといけないということですね。
ナパにテイスティング・サロンを構えていたPatz&Hallがソノマに場所を移します(The Sonoma House at Patz & Hall)。ナパは2013年12月23日でクローズするとのこと。
ソノマに移転するのは、新たに購入した自社畑を初め、多くの畑がソノマにあるため。場所も広くなり、プライベート・テイスティングのほか、予約なしで試飲できるテイスティング・バーも用意されます。ガーデン・ハウスでは最大50人のレセプションも開けるとのことです。
大きな地図で見る
ソノマに移転するのは、新たに購入した自社畑を初め、多くの畑がソノマにあるため。場所も広くなり、プライベート・テイスティングのほか、予約なしで試飲できるテイスティング・バーも用意されます。ガーデン・ハウスでは最大50人のレセプションも開けるとのことです。
大きな地図で見る
オンライン上の仮想通貨システムBitcoin(ビットコイン)で出資できる初めてのワイナリが生まれました(World's first winery for sale for Bitcoin)。
ビットコインは通貨の流通をピアツーピアのソフトによってコントロールする分散管理型のデジタル通貨システム。普通のお金のようにどこかの国が流通量をコントロールするのではなく、ソフトの仕組みによって制御します。
ネット上での存在感が日増しに強くなるビットコインですが、Paso RoblesにあるワイナリMondo Cellarsは、ビットコインによる投資を受け入れることにしました。ビットコインはワイナリの30%で、それを2%に分け一口ビットコイン10万ドルで投資できるとのことです。
なお、このワイナリ自体は6年ほどの歴史があり、ビットコインを当てにして誕生したわけではありません。
こういった仮想通貨はリスクも大きいような気がしますが、今後広がっていくのかどうかも気になります。
ビットコインは通貨の流通をピアツーピアのソフトによってコントロールする分散管理型のデジタル通貨システム。普通のお金のようにどこかの国が流通量をコントロールするのではなく、ソフトの仕組みによって制御します。
ネット上での存在感が日増しに強くなるビットコインですが、Paso RoblesにあるワイナリMondo Cellarsは、ビットコインによる投資を受け入れることにしました。ビットコインはワイナリの30%で、それを2%に分け一口ビットコイン10万ドルで投資できるとのことです。
なお、このワイナリ自体は6年ほどの歴史があり、ビットコインを当てにして誕生したわけではありません。
こういった仮想通貨はリスクも大きいような気がしますが、今後広がっていくのかどうかも気になります。
「Top 10 influential wine consultants」という記事がDrink Business誌に出ていました。あなたは何人知ってますか?
10. Sam Harrop MW(NZ中心)
9. Demei Li(中国のワイン作りをリード)
8. Kym Milne MW(オーストラリア中心)
7. Retailers
6. Denis Dubourdieu(イケム、シュヴァル・ブランなど)
5. Alberto Antonini(コンチャ・イ・トロなど)
4. Stephane Derenoncourt(ボルドー中心、カリフォルニアではイングルヌック)
3. Paul Hobbs(ソノマ居住、クライアントは世界各地に)
2. Michel Rolland(言わずと知れた…)
1. Jacques & Eric Boissenot(メドック中心に約200)
2番のミシェル・ローランは、ほとんどの人が1位と予想したのではないかと思いますが、意外にも2位。米国中心の人がポール・ホブズだけというのもちょっと意外でした。
10. Sam Harrop MW(NZ中心)
9. Demei Li(中国のワイン作りをリード)
8. Kym Milne MW(オーストラリア中心)
7. Retailers
6. Denis Dubourdieu(イケム、シュヴァル・ブランなど)
5. Alberto Antonini(コンチャ・イ・トロなど)
4. Stephane Derenoncourt(ボルドー中心、カリフォルニアではイングルヌック)
3. Paul Hobbs(ソノマ居住、クライアントは世界各地に)
2. Michel Rolland(言わずと知れた…)
1. Jacques & Eric Boissenot(メドック中心に約200)
2番のミシェル・ローランは、ほとんどの人が1位と予想したのではないかと思いますが、意外にも2位。米国中心の人がポール・ホブズだけというのもちょっと意外でした。
ちょっと日にちが過ぎてしまいましたが、1933年12月5日は悪名高き禁酒法が終了した日でした。それから80年。当時はまだワイン業界は極めて小さなものでしたが、今は米国のアルコール消費の中でも重要な地位を占めるようになりました。
上は、禁酒法終わりを伝えるニュース番組。見ると分かるようにワインは全くでてこず、ウィスキーを中心としたハード・リカーの時代であったことが分かります。
とはいえ、ワイン業界に影響がなかったわけではなくむしろ大あり。多くのワイナリが操業を止めてしまっていました。
そのような中で1933年の禁酒法が終わる前にはGalloが創設されています。同年に起こった両親の自殺という悲劇を乗り越えて兄弟で設立したワイナリでした。
また、ロバート・モンダヴィは禁酒法時代に家庭内でワインを作る(一定量は許可されていました)人のためにカリフォルニアから米国東部までブドウを売りに行く仕事をしており、それが後年のワイナリ設立につながりました。
カリフォルニア・ワインにとっては負の歴史ではありますが、これを乗り越えたからこそ、今の繁栄があるのでしょうね。
上は、禁酒法終わりを伝えるニュース番組。見ると分かるようにワインは全くでてこず、ウィスキーを中心としたハード・リカーの時代であったことが分かります。
とはいえ、ワイン業界に影響がなかったわけではなくむしろ大あり。多くのワイナリが操業を止めてしまっていました。
そのような中で1933年の禁酒法が終わる前にはGalloが創設されています。同年に起こった両親の自殺という悲劇を乗り越えて兄弟で設立したワイナリでした。
また、ロバート・モンダヴィは禁酒法時代に家庭内でワインを作る(一定量は許可されていました)人のためにカリフォルニアから米国東部までブドウを売りに行く仕事をしており、それが後年のワイナリ設立につながりました。
カリフォルニア・ワインにとっては負の歴史ではありますが、これを乗り越えたからこそ、今の繁栄があるのでしょうね。
SFクロニクル紙が選ぶ、2013年の西海岸ワイントップ100が発表されています(Top 100 Wines of 2013 - SFGate)。
今年の特徴の1つは多様性。例えば白ワインではシャルドネ以外の分野で多くのワインが選ばれました。
もう1つは先日も紹介したバランス重視派IPOBの台頭でしょうか。先日の記事のサンディ(Sandhi)のシャルドネはヴィンテージ違いですが選ばれており、同じく最近日本への輸入が始まったLiocoもシャルドネで選ばれています。ピノ・ノワールではCobbやKutchといった名前が上がっています。リストを選んだライターのJon Bonnéが、比較的IPOBに近い立場というのもあるのでしょうが、シャルドネとピノ・ノワールはなかなか興味深いリストになっています。
一方で、カベルネ・ソヴィニョンではRidgeやSpottswoode、Dominus(のセカンドNapanook)など、昔からの常連が相変わらず強さを見せています。
今年の特徴の1つは多様性。例えば白ワインではシャルドネ以外の分野で多くのワインが選ばれました。
もう1つは先日も紹介したバランス重視派IPOBの台頭でしょうか。先日の記事のサンディ(Sandhi)のシャルドネはヴィンテージ違いですが選ばれており、同じく最近日本への輸入が始まったLiocoもシャルドネで選ばれています。ピノ・ノワールではCobbやKutchといった名前が上がっています。リストを選んだライターのJon Bonnéが、比較的IPOBに近い立場というのもあるのでしょうが、シャルドネとピノ・ノワールはなかなか興味深いリストになっています。
一方で、カベルネ・ソヴィニョンではRidgeやSpottswoode、Dominus(のセカンドNapanook)など、昔からの常連が相変わらず強さを見せています。