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Date: 2022/0228 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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アメリカンフットボールのNo.1チームを決めるスーパーボウル。今年の優勝チームであるロスアンゼルス・ラムズのオーナー、スタン・クロンキーはナパのカルト・ワイナリー「スクリーミング・イーグル」のオーナーでもあります。そして、彼がサンタ・バーバラで造るブルゴーニュ系品種のワイナリーがザ・ヒルト(The Hilt)。冷涼なサンタ・リタ・ヒルズの中でも海に近く強風が吹き荒れる過酷なところに畑を持ち、冷涼感のあるシャルドネとピノ・ノワールを造っています。今やサンタ・リタ・ヒルズを代表するワイナリーの一つと言ってもいいでしょう。

ヒルトのワイン、日本の価格はかなり格安感がありますが、その中でさらにウメムラがシャルドネとピノ・ノワールのセットを3月いっぱいまでセールになっています。どちらもヒルトの中ではエントリーレベルですが自社畑のブドウを100%使っており、エントリーレベルというのは品質が低いのではなく、上位レベルのものがニューワールドスタイルとオールドワールドスタイルに2分しており、その中庸であることがエントリーレベル。すなわち一番とっつきやすいワインという位置づけです。

シャルドネもピノ・ノワールもワイナリー価格が45ドル(税抜)のところが2本セットで税込み9493円。15%ほど現地価格より安い計算になります。

2018年は冷涼感のあるブドウにとっていいヴィンテージであり、Vinousではピノ・ノワールが93点、シャルドネが92点という評価になっています。


Date: 2022/0226 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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高品質で低価格のヴィオニエで話題を読んだロウアー(Lawer)の2014年のカベルネ・ソーヴィニヨンが特別価格で入ってきています。4割引で税込みでも6000円強。現地価格では税抜で65ドル(ワイナリー価格は税抜75ドル)ですから、かなり安いです。

ロウアーのワインメーカーはケイリー・ゴット(Cary Gott)。ワインだけでなくハンバーガーショップなどでも有名なジョエル・ゴットの父親です。マムやスターリング、ラウンドポンド、ラムズ・ゲートなどで働き「ハイプロファイルなナパのワイナリーを造るレシピがあるとしたら、ケイリー・ゴットはそのキーの要素になるだろう」とナパ・ヴァレー・レジスター紙で書かれたほどの有名人です。

本数僅少ですのでお早めに。


Date: 2022/0224 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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毎年2月に開催されてきたプルミエ・ナパヴァレー・オークション。昨年はコロナ禍で6月に開催されましたが2022年は2月開催に戻りました。また、2021年はザッキーズとの協力でオンラインと併用する形でしたが、ナパヴァレー・ヴィントナーズとサザビーズの提携によって、今回はサザビーズのシステムを使ってオンライン・オフラインのどちらでも参加できる形になっています。

また、今回は2001年から2010年までのワインによる「回顧オークション」があることや、新ヴィンテージのワインが2019年から2021年までかなりばらけた形で登場していることなど、新たな工夫が見られます。

ワイン流通関係でないと参加できないのはこれまで通りですが、日本からでもオンラインでビッディングできるので敷居は下がったと言えそうです。26日まで開催しています。
Date: 2022/0222 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Liv-ex
英国の高級ワイン取引市場「Liv-EX(ライブ・エックス)」におけるカリフォルニアワインの取引数が増えています。2021は504と初めて500を超えました。取引額のシェアはこの10年で0.1%から7.9%に上がりました。ワインの高品質とブランド力強化とともに、ボルドーのネゴシアンシステム「ラ・プラス・ド・ボルドー」を通じて売られるワインが増えていることがシェア向上に寄与しているとのこと。現在ではオーパス・ワンやダラ・ヴァレ、クインテッサ、プロモントリーなどが「ラ・プラス・ド・ボルドー」経由で海外へ販売しています。なお、取引されたカリフォルニアワインの8割以上はナパ産のもので、中でもスクリーミング・イーグルが大きく寄与しています。スクリーミング・イーグルの取引価格は2013年頃は3本セットで58万円くらいだったのが、3本で190万円にも達しています。


Date: 2022/0221 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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「ワインを買ったらもれなく生きている蛇がもらえる」という前代未聞のキャンペーンを始めたのは缶入りワインのメーカーのアーチャー・ルース(Archer Roose)。
Archer Roose
このプログラムはアーチャー・ルースの缶ワインを10万ケース買うと、生きている蛇がプレゼントされるというもの。CMでは女優のエリザベス・バンクスが実際に蛇を手に持ってプログラムを紹介しています。もちろん、これは冗談で話題作りのためのものですが(なお、アーチャー・ルースは冗談だとは言っていないので実際にそれだけ買えば蛇がもらえるかもしれません)、エリザベス・バンクスがインスタグラムに投稿した動画は5万あ6000回見られ、アーチャー・ルースのアカウントは7000増、この1年でトップ4に入るトラフィックを達成したとのことで、かなり有効な宣伝になったようです。

商品を買ったら何かをもらえるというプログラムはいろいろな会社がやっていますが、これはその中でもウィットが効いています。アイデアは広告エージェンシーと、昨年から同社のCMに出ているバンクス自身が出したとのこと。

なお、SFクロニクルの記事によると、生きた蛇を郵便で送ることはできませんが、FedEXなら特定の条件を満たせば可能だとのこと。日本まで送ってくれるかどうかは不明です。
Date: 2022/0220 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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お友達のMAMIさんが、私がお薦めしていたモンターニュ・ルース(Montagne Russe)のピノ・ノワールを飲んでツイートしていました。


モンターニュ・ルースのワイン、以前以下の2記事で紹介していますが、冷涼系でバランス良く美味しいピノ・ノワールとしてはリーズナブルな価格で売っています。生産量はそれぞれ数十から数百ケースとかなり少なく、国内と米国の価格もあまり変わりません。
4000円台とは思えない秀逸なソノマコーストのピノ・ノワール
秀逸なリッチ系シャルドネが5000円台前半で

2018年のピノ・ノワールはワイン・スペクテーターで91点、ソノマの40ドル以下コスパワイン13本という記事で取り上げられています。



シャルドネも以前より安くなっています。
こちらは特定区画のブドウだけを使った上級版で、ワイナリー価格は2019ヴィンテージで54ドル。日本の方がだいぶ安くなっています。

Date: 2022/0219 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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近年増えている「ユニバーサル」タイプのワイングラス。赤ワインでも白ワインでも美味しく飲めるので便利ですが、やや価格の高い製品が多いのがネックでした。例えば、このタイプを広めた立役者の一つであるジャンシス・ロビンソンのグラスだとペアで1万4000円となかなか高価。ちょっと躊躇してしまう価格です。

そのユニバーサルタイプのグラスの一つ「Gabriel Glas」が並行輸入品ですが安価で売っています。1脚税込み2190円、2脚なら送料無料のショップもあります。ちなみに正規輸入品では6600円となっています。


このグラスを知ったのは、SFクロニクルのライターによるグラスの記事で、彼女が使っているグラスがこれだとのこと。Gabriel Glasにはマシンメイドと手作りのものがあり、彼女は高価(正規輸入品では1万4850円)な手作りの方を使っているようですが、基本的に形やサイズはどちらも同じです。手作りの方は100gを切る超軽量なのが魅力ではありますが。

我が家も子供が成人になったのでグラスを増やしてもいいかと思い、購入してみました。確かに超軽量ではありませんが、それほど重いわけではないし、香りも取りやすく使い勝手もいい感じです。あまり軽量なものは洗うのも拭くのも怖いですし。


家で使っている他のグラスと並べてみた写真です。このほか白ワインではリーデル「オー」のリースリング/ソーヴィニヨン・ブラン用のものをよく使っています。

並べたグラスは左がリーデルVinumのカベルネ・ソーヴィニヨン用、右が木村硝子店のサヴァ24ozです。Vinumの方は20年以上使っていますが、丈夫で使い勝手のいいグラスです。カベルネ・ソーヴィニヨン用のグラスとしてはスタンダードといっていいのではないでしょうか。

Vinumのピノ・ノワール用も使っていましたが、それを割ってしまい、代わりに購入したのが木村硝子店のサヴァ24oz。超軽量で洗うときはいつもドキドキですが、ピノ・ノワールやいいシャルドネのときには素晴らしいグラスです。

Gabriel GlasはVinumのカベルネ・ソーヴィニヨンよりもちょっと背が高く腰高のスタイル。重さを図ってみたところ148gでした。サヴァ24ozは92gと本当に軽く、Vinumは200gとGabriel Glasよりもまだだいぶ重量級でした。

Gabriel Glas、お薦めです。





Date: 2022/0218 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワイン・アドヴォケイトで2019年以来の日本酒のレビュー記事が掲載されました(Japan: Sake – G.I. Nadagogo - Robert Parker Wine Advocate)。

ワイン・アドヴォケイトの日本酒レビューといえば2016年にリストの漏洩疑惑が持ち上がりました(Wine Advocate、日本酒リスト漏洩疑惑まとめ)。そのときの中国人のレビュアーが2019年までは年1回ほど記事を上げていましたが、その後はレビュアーリストからも消えてしまっていました。

今回は初めて日本人によるレビューです。レビュアーは日本ソムリエ協会の理事で姫路の「YAKINNIKU HOUSEれんがや」の星山厚豪(ほしやまあつひで)氏。WSETのディプロマも所持しています。

今回のレビューのテーマは灘五郷で、まさに星山さんの地元ですね。今なお日本の酒製造の3割を占めるという灘の酒の歴史などを踏まえた記事になっています。

レビューされている日本酒は101本で、うち17本が90点以上のレイティングとなっています。
95点以上ついた3本はいずれも「白鶴」のもので3年熟成した「白鶴 天空 袋吊り 純米大吟醸 みとせ」が96点、「白鶴 天空 袋吊り 純米大吟醸 山田錦」と「超特撰 白鶴 天空 袋吊り 純米大吟醸 白鶴錦」が95点となっています。

以下のリンクは白鶴のネットショップです。



Date: 2022/0217 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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韓国の新世界プロパティによるシェイファー(Shafer)の買収が決まりました(Shinsegae acquires Napa Valley winery for W299.6b)。買収金額は2996億ウォン、2億5030万ドルだとのことです。

これによって韓国の同社のワインショップでシェイファーを扱うようになります。日本への割当に影響があるのかどうか、気になるところです。

なお、シェーファーからの公式のアナウンスはまだ出ていません。

【追記】
シェーファーからもアナウンスありました。ダグ・シェーファー、ワインメーカーのイライアス・フェルナンデス初め、スタッフは当面今のままワイナリーに残るとのこと。
Date: 2022/0216 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2021年は干ばつの影響で、多くの地域で生産量が減ってしまいました(山火事の影響が大きかった2020年よりは多いですが、過去10年では2番めに少ない量でした)。今後も干ばつが心配されていますが、この2021~2022年の雨季はこれまでのところ、過去2年よりはましだが解消にはほど遠いといった状況です。

10月は過去102年間で2番めに降雨量が多かったのですが、11月は平年の半分、逆に12月は平年の1.6倍と上がったりさがったりが続いています。年が開けてからは1月は平均のわずか16%、2月も乾燥が続いています。これまでのところ平年の雨量を上回っていますが、今後の降雨次第では平均以下に落ち込むかもしれません。

似たような展開だった1998年は非常に降雨が多い年でした。今後どちらに転ぶのかが気になるところです。
Date: 2022/0215 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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韓国のビジネスコレアの報道によると、韓国の新世界グループが、ナパのワイナリー「シェーファー(Shafer)」を買収する意向だとのこと(Shinsegae Group Seeking to Acquire U.S. Winery - Businesskorea)。

新世界グループは新世界百貨店を中心とするグループで、新世界L&Bというワインのインポーターも持っています。今回の買収は新世界プロパティという不動産会社を通じて行うとのこと。

シェーファーは1972年にシカゴから移住してきたジョン・シェーファーが設立したワイナリー。現在は息子のダグ・シェーファーがオーナー。移住当時は高校生で、父と共にワイナリーを作ってきたため、移住「1.5世代」と称しています。これはカベルネ・ソーヴィニヨンの「ワン・ポイント・ファイブ」という名前に現れています。またワインメーカーのイライアス・フェルナンデスは1980年代からワインメーカーを務めており、ヒルサイドセレクトなどのカリフォルニアを代表するレベルのワインを作ってきました。

ダグには2人子供がいますが、いずれもワイナリーを継ぐ意志はないと聞いています。

いずれは事業継承の問題は出てくると思いますが、今回の買収案に応じるのかどうかは不明です。
Date: 2022/0214 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2022年のナパヴァレー・ベスト・ソムリエ・アンバサダーが決定」に続いて、ナパ・バレー・ヴィントナーズの教育に携わるベスト・エデュケーターが決まりました。
ベスト・エデュケーター
選ばれたのはヴィノスやまざきの四家史一氏。一次試験の「NAPA VALLEY WINE EDUCATOR」合格者3名のなから四家氏とワインアンドワインカルチャーの境徳子氏の2人が二次試験を受け、四家氏が選ばれました。

二次試験の内容
・ブラインド・テイスティング(30分)
・筆記試験(40分)
・グループ・ディスカッション(30分)
・グループ面接(40分)
ということで、かなりの難関を越えて選ばれたことになります。

ナパヴァレー・ヴィントナーズは2022年秋に次の認定プログラムを発表する予定です。

四家さん、おめでとうございます。
Date: 2022/0213 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアの昨年のブドウ収穫量を報告する「クラッシュ・レポート」の暫定版が公開されました。

過去のレポート
カリフォルニアのブドウ収穫、2020年は大幅減少し過去10年で最少
カリフォルニアワイン、供給過剰で2019年は収穫量減少
2018年のカリフォルニアのワイン用ブドウ収穫量は過去最高
2017年の収穫量は2016年から微増
2年ぶりに400万トンを超えた2016年の収穫

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2020年は山火事の影響で収穫はかなり少なく2021年は385万8841トンと前年を8.7%上回りました。
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1トン当たりの価格で見ると赤ワインが圧倒的に高く、前年よりもかなりあがり、2年ぶりに1000ドルを超えました。
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品種別に見ると、シャルドネが1番を続けています。カベルネ・ソーヴィニヨンとの差はわずかに0.7ポイントですが。ジンファンデルが増えて全体の3位になりました。白ワイン用ではシャルドネの次はフレンチ・コロンバード、ピノ・グリ、マスカット・オブ・アレキサンドリアとなります。ソーヴィニヨンはその次です。
マイナー品種を見るとアルバリーニョやマルヴァジア・ビアンカなどはかなり増えています。とはいえまだ桁は違いますが、これらの品種のブームがどう定着するか、気になっています。
Date: 2022/0210 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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赤ワインを飲んで頭痛を起こすという人は少なからずいますが、その本当の理由はいまだにはっきりとしていません。亜硫酸塩が原因とされがちですが、一部に亜硫酸塩に対するアレルギーがある人はいますが、その場合の症状は頭痛よりもずっと激しく、逆にアレルギーでない人が亜硫酸塩で頭痛を起こすという証拠はありません。

また、ヒスタミンは頭痛を起こす物質として知られていますが、頭痛を起こしにくいと思われている自然派のワイン、特に亜硫酸塩を加えていないものは、ヒスタミンを多く含んでいることが分かっています。

そこで、UCデーヴィスではこの問題を解くための研究資金を調達するため、クラウドファンディングを開始しました(Red Wine Headaches Under the Microscope | Wine-Searcher News & Features)。

UC Davis
本来は米国国立衛生研究所(NIH)などから資金を調達するところですが、NIHはもっと危険な病気などで忙殺されており、頭痛の研究に対しては協力的ではないのだそうです。そこでクラウドファンディングを使うことにしました。

目標は2万5000ドルと、医学の研究としては慎ましやかなものとなっています。実際にはその倍は必要なのだそうですが、これだけあれば研究に取り掛かることは十分にできるといいます。

募集期間は2月いっぱいとなっています。ただ、現時点では1240ドルとやや低調ではあります。

クラウドファンディングのページはこちら。
UC Davis | Uncovering the Source of Red Wine Headaches

Donor WallでInternationalを見ると国別の寄付件数がわかります。日本がゼロというのもちょっと悲しいのでささやかながら寄付してきました。何ドルからでも寄付できますので、みなさまもぜひ。
Date: 2022/0209 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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タブラスクリーク
パソ・ロブレスの老舗ワイナリー「タブラス・クリーク(Tablas Creek)」が95ドルの箱ワインを発表しました(Tablas Creek Vineyard Blog: Why we believe the time is right for a $95 box of wine)。容量は3リットルで、ワインは2021 Patelin de Tablas Rosé。1本28ドルのロゼワインです。中身は4本分に相当しますからガラス瓶だと112ドル、箱ワインの方が17ドル分安いことになります。

箱ワインを投入する最大の理由はカーボンフットプリント。二酸化炭素の排出量を減らすためです。California Sustainable Winegrowing Alliance(CSWA)の調査によると、ワインのカーボンフットプリントの約半分はパッケージングによるものです。
チャート
ガラス瓶は製造時に高温を必要とし、輸送にも大きなエネルギーがかかります。軽量なボトルを使うことで1割くらいの削減が可能ですが、3リットルの箱ワインを使えば4割削減できるのです。

箱ワインは高級化が進んでいますが、それでも4リットルで30ドル程度がこれまでの上限。タブラスクリークのワインは安いものでも1本25ドルですから、だいぶ価格帯が違います。

一方で箱ワインは中にビニールの袋が入っていて、開封後もワインは空気に触れないので、冷蔵庫に入れれば数週間から数カ月保存できます。収納スペースでも有利ですし、トータルの重さも軽くなります。そういったメリットも考えて、今回テスト的に販売(トタル100ケース)を決めたそうです。

逆に箱ワインは長期熟成には向きませんから、熟成して飲むタイプではないロゼワインを最初に投入することになりました。

先日もガラス瓶の問題を取り上げましたが、ワイン業界でも二酸化炭素排出量を減らすことは今後大きな課題になることが予想され、そのときにガラス瓶問題はより重要になってくるでしょう。熟成させるワイン以外ではある程度箱ワインなどが増える可能性は高いのではと思っています。
Date: 2022/0208 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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サンタ・バーバラで銘醸畑というとオー・ボン・クリマのお膝元であり、数々のワイナリーが素晴らしいワインを造っているサンタ・マリア・ヴァレーのビエン・ナシードが一番有名ですが、それと肩を並べるのがサンタ・リタ・ヒルズのサンフォード&ベネディクト・ヴィンヤードです。1971年に植樹されたサンタ・リタ・ヒルズで最も古いブドウ畑であり、サンフォードやオー・ボン・クリマなどが素晴らしいワインを造っています。

実はオー・ボン・クリマで一番高価なピノ・ノワール「ラーム・ド・クラップ」もサンフォード&ベネディクトのブドウを使ったワイン。茎まで熟成した年だけに全房発酵で造られるレアワイン。2001年と2005年に造られた以降は2016年まで10年以上も造られなかったという幻のワインです。

このサンフォード&ベネディクトのピノ・ノワールを造るワイナリーの一つがサンディ(Sandhi)。今やサンタ・リタ・ヒルズで最高のピノ・ノワールを造っているといっても過言ではないドメーヌ・ド・ラ・コート(Domaine de la Cote)の姉妹ワイナリーです。著名なソムリエであるラジャ・パーと日系2世のワインメーカーであるサシ・ムーアマンによるワイナリーで、自社畑のブドウを使ったワインをドメーヌ・ド・ラ・コート、買いブドウを使ったワインをサンディとしています。

サンディのサンフォード&ベネディクトは以前は1万円したのですが、価格改定でなんと6000円台に突入。かといって評価が低いわけではなく、今回の2017年はパーカー93+、ヴィナスで94点、ワイン・エンスージアストで93点と後方家です。この価格ながら実は184ケースしか造っていないレアワインでもあります。こんなワインが日本に入ってきているだけでもありがたいと思う今日このごろです。


Date: 2022/0207 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日、NHKの「あさイチ」で激安ワインを簡単にグレードアップする方法が紹介されていました。紹介した人は、葉山考太郎さん。ソムリエと書かれていたけど葉山さんてソムリエなのかな? というのは置いておいて、試飲のグラスには「ACADEMIE DU VAN」の文字。アカデミー・デュ・ヴァンで撮影したんですね。
葉山

で、肝心のその方法。番組ではクイズでしたがそこは端折って、解答は「割り箸を折ってボトルに突っ込む」というもの。




そのまま10分くらい置いておくと、木のフレーバーがついて高級感がでてくるそうです。「甘みがあって、しかもバニラの香りがする」「ちょっと高級感のあるワインに仕上がっています」と葉山さんは語ってます。

ちょっと乱暴では、という気もしましたが、安ワインだからこその技でしょうね。ワンコインくらいの凝縮感に欠けたワインならこうやって風味をつけるのも面白そうと思います。

ちなみに、割り箸の材質は4種類くらいあるそうで、それによる風味の違いも紹介されていました。

一番ポピュラーなのが、このホワイトポプラなのだそうです。




葉山さんによると、ホワイトポプラは「1500円くらいの味」、竹は「1800円くらいの味」、杉は「2000円くらいの味」、ひのきは「2500円くらいの味」と、ヒノキが一番いいらしいです

そのうち試してみようと思います。
Date: 2022/0205 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日も紹介したシリコンバレーバンクによる業界年間レポートでは、サプライチェーンの問題も取り上げています。トラックドライバーが足りないなど、様々な局面で足りない問題が出てきていますが、アンケートの結果によると、76%と圧倒的に多くの回答が出ているのがガラス瓶不足です。

Short Supply

必要なときに必要なところでガラス瓶が手に入らないことで、ワインの生産にも大きな影響が出ています。

一方で、これに対して「ガラス・パッケージング協会」の会長は「ボトルが足りないというのは迷信だ」という声明を出しています。
Wine Bottle Shortage Is A Myth Says Glass Packaging Institute President | Wine Industry Insight
ガラスの材料も調達できているし、ガラスが足りなくなったことはない、というのがその主張です。

実際にはシリコンバレーバンクのレポートもちゃんと読むと、ガラス瓶不足は海外メーカーへの過剰な依存が原因の一つとして挙げられています。おそらくガラス・パッケージング協会の会長も、それをわかった上でもっと米国産のボトルを使えということを暗に言っているのではないかと思います。

カーボン・ニュートラルやサスティナブルもワイナリーにとって大きなテーマですが、ボトルの輸送はワイン生産における二酸化炭素排出の中でもかなりの部分を占めています。そういった問題の解消も含めて、国産ボトルへの回帰ということが起こってきそうです。
Date: 2022/0204 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアワイン協会が主催する認定制度「キャップストーン」の初級レベル1に合格しました。

名前が文字化けしてしまってますが、そこはご愛嬌ということで。

講座の内容は地理や歴史、土壌、栽培や醸造などファンダメンタルな部分もかなり多く、予想以上に濃いものでした。ただ、認定テスト自体はそれほど難しいわけではなく、習ったことを一通り理解していれば合格は問題なくできると思います。また、テストに不合格だったとしてもオンラインで好きなだけ再テストできますから、一発勝負で成績が決まるわけではありません。

半面、今回の初級レベル1だけではカリフォルニアがわかったという感じにはあまりならないかもしれません。例えば各地域の説明については4回の講義のうち最後の回の1時間ちょっとの説明でしたから、本当に一通りさらっと見る程度です。このあたりは次のレベル以降に期待したいと思います。

最後に、リアルの講座を受けるか、オンラインで受講するかですが、オンラインでは講義内容のスライドを自分で見て覚えていかないといけないので、ちょっと退屈なところはあるかもしれません。その代わり、場所を問わず、好きなときに受講できるのは大きなメリットです。また、テイスティングの講習はリアルでしかできません(認定テストにはテイスティングは含まれません)。リアルの講座を受けられるならば、そちらがお薦めですが、1月開始講座は既に募集終了しています。春ごろにはまた次の講座が開くと思いますが、それを待つ必要があります。


Date: 2022/0203 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパヴァレー・ヴィントナーズと日本ソムリエ協会が行う、ナパヴァレー・ワイン・エキスパートの認定試験が行われ、ベスト・ソムリエ・アンバサダーとしてコンラッド東京の富滿勇希氏が選ばれました。


1月17日にオンラインで開催された一次試験では受験者の20%にあたる55名が合格。そのうちソムリエ以上の資格保有者の成績上位5名が二次試験に進んでベスト・ソムリエ・アンバサダーが選出されました。富滿さんは一次試験で最高得点を取り、二次試験でも最も好成績だったとのこと。二次試験に進んだのは以下の5人でした。

市川朋依 氏 (株式会社榎本)
稲吉矜持 氏 (株式会社KEY PIECE)
沖中亮真 氏 (株式会社ジェイアール東海ホテルズ)
須藤亜希 氏 (ヨシミチ)
富滿勇希 氏 (コンラッド東京)

一次試験ではワイン教育に携わる人の中からナパヴァレー・ワイン・エデュケーター3名(当日受験者の1%)も選ばれました。こちらの二次試験は、体調不良による欠席者がいたため延期されています。

富滿さん、おめでとうございます!
Date: 2022/0202 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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昨年、「【比較試飲】大人気ブレッド&バターに対抗するシャルドネは?」という記事で紹介したように、今日本で一番売れているカリフォルニアワインの白はブレッド&バターです。樽がこってりと効いていて、バターの風味も濃厚なまさに「ブレッド&バター」な味わいです。

ブレッド&バターは2014年に設立された、まだ非常に若いワイナリーですが、オバマ大統領のランチミーティングで使われ、ニールセンの急成長企業に選ばれるなど米国でもすごい勢いで成長しています。

このヒットに触発されて、似たようなワインを造るところも増えてきました。

昨日、Twitterで知ったのがこのワイン。

モンダヴィよ、お前もか、という感じです。

1990年代にはこういったバタリーなシャルドネの全盛期だったわけですが、当時生まれた言葉が「Anything But Chardonnay」、略してABCです。こういったシャルドネに辟易したワインファンが「コテコテのシャルドネ以外のものを飲ませてくれ」ということで造った言葉です。

この20年間は、カリフォルニアのシャルドネは基本的にはエレガントな方向に向かっていっていっていて、近年では逆に樽のこってり効いたシャルドネの方が少ないのではないかという印象でした。昔のスタイルを残しているロンバウアーが、ある意味残存者利益のような形で人気を集めてはいましたが。

それがここにきてのバタリーシャルドネ人気。

誤解があるといけないのですが、バタリーなシャルドネを好む人を否定する気など全くありませんし、良くないワインだとも思っていません。ワインはあくまで嗜好品ですから、好きなものを好きな人が飲めばいいわけで。ただ、一度あれだけ否定されたものがまた人気になってくるという時代の巡りが面白いなあと思って見ています。ファッションのリバイバル人気みたいなものでしょうかね。

話はちょっとずれますが、ある人がワインについて「イノベーションのジレンマ」のことを書いていましたが、嗜好品についてはイノベーションのジレンマはあまり当たらないかなあとも思っています。

イノベーションのジレンマは、「これまでの製品より品質は少し落ちるけれども便利なものがでてきたときに、従来の製品のメーカーが新しいものを品質が落ちるということで否定し、その間にそちらの品質がどんどん上がって市場を席巻してしまう」というのが基本構図です。アナログレコードからCDへの変化とか、まさにその例の一つだったわけですが、音楽を聴くツールが嗜好品にまでいたったことで、今では逆にアナログレコードの方が売れるといったことがおきています。「写ルンです」の再ヒットみたいなものもそうですね。便利さや画質で言えばスマホのカメラの方が圧倒的に上なのに、面白さで売れる。

おそらくABCの時代はカリフォルニアワインがまだまだ発展途上で、栽培的にも醸造技術的にも試行錯誤も多かった、ということも多様性よりも分野の否定につながったということがあったのではないかと思います。

バタリーなシャルドネのヒットは、カリフォルニアワインの成熟が生んだ新たな姿なのかもしれません。
Date: 2022/0201 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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しあわせワインクラブにピゾーニ・ヴィンヤードのピノ・ノワール(通称ピゾーニ・ピゾーニ)の2008年と2009年が入荷しています。国内入荷は年間数十本というレア物。毎年争奪戦になっています。

2008年は特にワイン・アドヴォケイトで98点と過去最高得点を取った年です。

売り切れていたらすみません、



Wassy'sには2019年のマグナムが残っています。