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Date: 2013/0429 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパの観光協会であるVisit Napa Valleyがこのほど発表した2012 Napa Valley Economic Impact Studyによると、2012年にナパを訪れた観光客は294万人だったそうです(Studies: 3 million annual Napa Valley visitors spend $1.4B – North Bay Business Journal - North San Francisco Bay Area, Sonoma, Marin, Napa counties - Archive)。観光客がナパで消費した金額は14億ドル。そのうち3分の2は食事とワイン・テイスティングだったとのこと。ナパの住民一人当たりで換算すると1万27ドルに上るとのことで、「ディズニーランドの次」といわれる観光地としての底力は大したものです。


(画像はVisit Napa Valleyによる)

観光客がナパに滞在した「人日」で見ると2005年が470万人日だったのに対し、2012年は490万人日と向上。うち、200万人が日帰りだったそうです。

実際に消費した額でみると、小売が4億9400万ドルと35.4%を占めてトップ。次いで宿泊が3億2700万ドルで23.6%、食事が3億100万ドルで21.6%でした。

また、観光客がナパで好むものは「景色の美しさ」が37.3%でトップ、次いでワインが34.9%。アウトドアのアクティビティも人気でした。

観光客のうち92.9%が「多分」「確実に」また来るとしており、満足度が非常に高いことが伺えます。


ナパに行く際は本書を忘れずに…

Date: 2013/0428 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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紆余曲折を経て、Wine Adovocate誌最新号でアントニオ・ガッローニによるソノマ・レポートが掲載されました。レビュー掲載本数は812本。昨年の約2割増です。

今回は、2011年のワインのレビューが加わっています。2011年はカリフォルニアでは珍しいほどの低気温だった年。収量は少なく、ワインの品質も懸念されていました。

結果としては、やはり全体的にアルコール度数が低く、酸が強いワインが多くなっているようです。しかし、ワインの出来が悪いわけではなく、2010年よりもいい出来のワイナリも少なからずあるとのこと。例えばガッローニは、Kistlerのピノは2010年よりも2011年の方が良くなりそうだとしています(ちなみに今回Marcassinのレビューはありません)。

レイティングを見ると96点以上は3本と少なく、ちょっと寂しさは否めないのですが、95点のところには興味深いワインが勢揃いしています。

中でも興味深かったものの1つが、最近日本への輸入が始まったKutch(クッチ)。2011年のピノ・ノワールがこぞって90点以上と高く評価されています。95点と一番店が高かったMcDougall Ranchは日本未輸入ですが、Savoyが93点、Sonoma Coastが90点。どれも2010年より2011年の方が点が高くなっています。2011年は除梗なしのブドウの比率を上げ、樽熟成の期間を18ヶ月から10ヶ月へと短くしたのが功を奏したようです。ただ、残念なことにSavoyの2011年はこのワインの最終ヴィンテージ。代わりに2012年からはHirschが、2013年からはAlder Springsが加わるとのことです。



Date: 2013/0425 Category: グルメ
Posted by: Andy
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以前紹介した讃岐のきつねうどん。大きくてふわふわで甘いきつねがたまらないのですが、期間限定のため今月いっぱいで販売終了です。

ただいま、この店全品ポイント10倍中なので、今月中に忘れずに注文するのが吉です。でないと来年の3月まで食べられません。

1セット4食分。2セット買うと送料無料になりますよ。

Date: 2013/0422 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Melvilleのワインメーカーであり、Brewer-Clifton、DiatomといったプロジェクトでSta. Rita Hillsを代表するピノ・ノワールやシャルドネを作ってきたGreg Brewer(グレッグ・ブリュワ)の新プロジェクトが判明しました。

Diatomの「漢字」ラベルやシャルドネSamurai Beautyなどでグレッグと親しいナパサンこと杉本隆英さんによると、これまでよりもリーズナブルな価格で楽しめるワインを作ることで意見が合ったとのこと。

その結果できたのはSanta BarbaraはSanta Barbaraでも海から一番遠く、ボルドー品種に向いたHappy Canyonのソヴィニョン・ブランでした。畑はHappy Canyonの実力派ワイナリStar Laneだそうです。

生産量は120ケース。半分をグレッグが米国で売り、半分を杉本さんが日本で売ります。

米国のワイナリ名は「Tako」。「蛸」です。
Tako

日本でのワイン名は「Crossed Wing」。Ch.igai Takahaの1ワインという位置づけになります。価格は2860円の予定。5月18日に販売を開始します。同日開かれるワイン会がお披露目になります。
Crossed Wing

米国のTakoは既に販売が始まっているようです。
Date: 2013/0419 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋で3ヶ月ぶりのアウトレット市が始まっています。ラベル損傷ものや、輸入停止による処分ものなどで格安のもの。今回はちょっとびっくりするようなワインが並んでいます。

まずは、2002年のDalla Valle Maya(ダラ ヴァッレ マヤ)。なんとWine Advocate誌で100点のものが7万5000円。もちろん1本限り。

写真が載っていますが、ラベルにかなり大きな傷があります。ただ、中身は変わりません。プレゼントにするのでなければOKでしょう。



もう1つラベルにキズありのものですが、アイアンホースのウェディングキュベが4500円。普通セールには出ないワインです。



三つ目はアリエッタのオン・ホワイト・キーズ2011。ソヴィニョン・ブラン約80%とセミヨンのブレンド。このヴィンテージはセミヨンに貴腐菌が付いたそうです。Wine Advocateでは93点。米国で80ドルするのが5000円を切るビックリ価格です。ラベルの傷もなく、輸入停止による価格。五線譜のラベルは音楽する人へのプレゼントにもいいでしょう。



このほかウォルター・ハンゼルやシャスール、フォックスグローブ(個人的には超お薦め)などもあります。ともかく全部売り切れごめんなので、お早めにどうぞ。
Date: 2013/0419 Category: グルメ
Posted by: Andy
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ナパさんこと杉本隆英さんが作るワインCh. Igai Takaha。その新作ワイン会が5月18日に東京で開かれます。主催は昨年12月のパーティと同じくG.G. Wineさん。会場は東京ミッドタウンのcanoviano cafe。今回はディナーではなくランチ会です。

詳しくはこちらをどうぞ。ワインは…。なお、今回は私は残念ながr欠席です。

1. Takaha Rose Ji Yoon 2012
2. Takaha SB Crossed Wing 2012
3. Takaha CH "Jewel Wish" 2011
4. Takaha CH "Samurai Beauty" 2011 侍
5. Takaha PN "Divine Wish" 2011
6. Takaha PN "Emerald Beauty" 2011 園

また、5月16日には名古屋でワイン会があります。会場は和食の店「円居」さん。こちらのラインナップは

Ch.igai Takaha Spakling Blanc de Noirs ¥5,800
Diatom Chardonnay 2011 鼓動 ¥ 5,300
Ch.igai Takaha Pinot Noir Emerald Beauty 2011 ¥ 8,800
Ch.igai Takaha Cabernet Sauvignon Dragon Beauty 2008 ¥ 9,800
Hilliard Bruce Chardonnay 2010 ¥ 6,800

Hilliard Bruce Pinot Noir 2010 sun ¥ 7,800

Date: 2013/0419 Category: グルメ
Posted by: Andy
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フレンチプレス
写真提供:wickenden
写真はイメージであり、スターバックスで提供しているものとは異なります

4月16日の日経朝刊にコーヒーをプレス式で入れるのが広がりつつあるという記事がありました。プレス式は試してみたいと以前から思っていたのですが、記事の中に
大手のスターバックスコーヒージャパンの店舗でも「顧客から要望があれば、プレス式での提供に応じる」という。

とあり、トライしてみることにしました。

レジで恐る恐る「プレス式でお願いしたいのですが」と伝えたところ、さすがに珍しい注文なのか、店長らしき人を呼んできました。そこでわかったことは、サイズは選べずTallサイズで390円。豆の種類は自由に選べるようなのですが、何があるかよくわからず、結局その日のドリップコーヒーで出していた「スリー リージョン ブレンド」を選びました。また、テイクアウトするかどうかは聞かれなかったので、そのオプションもないようです。
レシート

席で待つこと5分あまり。フレンチプレスの抽出器具と大ぶりのカップ、そして小さな紙コップが運ばれてきました。紙コップは最初に注ぐときにそちらに入れるためのもの。多分最初はカスが多いのでしょう。

コーヒーをカップに注ぎ、飲んでみます。まず分かるのは香りの高さ。特に普通のドリップよりも香りの種類も多いように感じました。味わいも普通よりも芳醇です。

コーヒーの入れ方もさることながら、香りにはカップの要素も大きいように思いました。ワインもそうですが、大ぶりなものの方が香りを感じるのには適しています。

飲んでいる途中で店長さん(らしき人)が同じコーヒーをドリップで入れたものを紙コップで少し持ってきてくれました。比較用です。

比べるとドリップのほうが味も香りも平板な感じがしました。明らかに違いはあります。

なかなかいいです。プレス式。時間に余裕があるときは、また注文してみようと思います。豆も選ばないとね。心なしか、店を出るときも「コーヒー通」っぽく見られているような気がしました(笑)。
Date: 2013/0418 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wines & Vines誌はこのほど2012年における米国のワイナリの消費者への直接出荷についてのレポートを公開しました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Annual Report on Direct Wine Shipping Available)。それによると2012年の直接出荷の出荷額は14億7000米ドルと、輸出額の14億3000米ドルを上回り、順調に伸びているようです。

ワイナリのサイズで見ると年間5000ケース以上50000ケース未満の小規模ワイナリが出荷額の約半分を占めました。小規模ワイナリの生産量は全体の5%しかないことを考えると、直接出荷が小規模ワイナリにとっては非常に大きな要素であることが分かります。ただ、2011年と2012年の出荷額を比較すると中規模や大規模のワイナリの方が伸び率が大きくなっています。大きなワイナリにとっても、少しずつ直接出荷の波が来ているのでしょうか。

ぶどう品種別で見ると、出荷量ではカベルネ・ソヴィニョンが20.4%でトップ。次いでピノ・ノワールが16.1%、赤のブレンドが15.3%と、この3種で過半数に達します。さらに、出荷額ではカベルネが31.8%、赤ブレンドが19.0%とこの2つだけで過半数。カベルネの単価の高さが伺えます。またピノ・ノワールの16.6%を加えると全体の3分の2を占めます。

また、地域別ではカリフォルニアが出荷量の82%と大半ですが、さらにナパだけで33%、ソノマも21%とこの2地域で過半数です。ボトルの平均単価が56.87ドルと高いナパは、出荷額では49%に上ります。

ソノマではピノ・ノワールがトップ。前年より26.9%増と全体を牽引しています。
Date: 2013/0416 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Advocate誌が、前同誌のレビュアAntonio Galloniを契約不履行と名誉毀損で訴えるとしていた件で両者が和解しました。

過去記事「ロバート・パーカー、アントニオ・ガッローニを提訴へ、ソノマ・レポートの問題で」で記したように、2013年2月にWine Advocate誌をやめたアントニオ・ガッローニは2月末発行の同誌にソノマのレポートを掲載することになっていました。それが棚上げになって、アントニオ・ガッローニは自身のサイトに掲載する意向を示したことから、提訴するとしていました。

ロバート・パーカーによると、4月末の同誌でソノマ・レポートを掲載。5月にはイタリアのピエモントのレポートもサイトに載せるとのこと。

ガッローニのテイスティング能力の高さについては衆目が一致するところであり、こじれた形で両者が別れることには懸念していた人も多いと思います。今回の和解は両者にとって最善だったのではないでしょうか。

なお、ガッローニ側からは和解についてのアナウンスは出ていません。
Date: 2013/0416 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Sine Qua Non(シン・クワ・ノン)は米国のワイナリの中でも孤高の存在です。ロスアンゼルス近郊のVenturaという街にワイナリを構え、異常なほどのこだわりを持ってワインを作っています。これまでWine Advocate誌で得た100点ワインの数が13というのはハーラン+ボンドの9本を超えて圧倒的な多さです。

シン・クワ・ノンには毎年ワインの名前やラベルを変えるという特徴もあるのですが、その中でもデザートワインMr. Kのシリーズだけは別扱い。これはシン・クワ・ノンのオーナーであるマンフレッド・クランクルとアロイス・クレイチャーという人との共同プロジェクトだったのです。

Mr. Kにはシャルドネをベースにしたノーブルマン、セミヨンをベースにしたストローマンなどがあります。Mr. Kの中でも100点を2回取っていますが、残念ながらアロイス・クレイチャー氏が亡くなったことで2006年を最後に作られなくなってしまいました。

今回は、そのMr. Kの2002年のノーブルマン。Wine Advocate誌で94点というのはこのシリーズの中ではそれほど高い方ではありませんが、それでも十分なレベルです。米国では100ドル以上が当たり前ですが8280円というのは激安。ワイナリ価格の85ドルを実質上回っています。デザートワイン、あまり飲む機会はないかもしれませんが、これは抑えておいた方がいいワインです。

Date: 2013/0414 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニア在住の日本人「かんちゃん」こと神田真さんが作る「0906」のピノ・ノワール。2011年のヴィンテージが登場しています。

2011年はRussian River Valley(RRV)のRetrospectという畑のブドウを使っています。2006/2007年はRRVのAmber Ridge、2008/2009年はSonoma CoastのTwo Pisces、2010年はSonoma CoastのBohemianという畑でした。今回の畑はAmber Ridgeにほど近いところ。Sonoma Coastに比べると少しあたたかいのではないかと思いますが、アルコール度は13.8%と抑えめな作りになっています。

Date: 2013/0414 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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シェールガス/オイルは、エネルギー産業に大きな影響を与えていますが、ワイン業界にもとばっちりが来るかもしれないという話があります(Fracking Impacts Wine Industry - Central Coast News KION/KCBA)。

カリフォルニアのセントラル・コーストの沿岸のシェール層にも150億ガロンにも上る原油が埋蔵されているとのことで、その開発に期待する向きも多いようです。この埋蔵量は現在シェールガス/オイルの主な産地になっているテキサス州やノースダコタ州を超えて、米国最大のものだとか。

ただ、シェールガス/オイルの発掘で使う「水圧破砕」法は、地下水の汚染につながる懸念があります。実際、シェールガス/オイルを発掘しているところの近くでは水道水にメタンガスが混入するなどの現象が生じているとの話もあります。

カリフォルニアではブドウの生育期に雨がほとんど降らないため、灌漑を行うところも少なくありません。このときに使う水が汚染されると、どういうことになるのか。これまでのところ、影響自体がきちんと評価されていない状況のようです。

拙速に進むのは、怖い感じがします。
Date: 2013/0411 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Eコマースにもいろいろありますが、ワイナリに出資してワインを安く買えるサービスNaked Wineが英国で健闘しているようです(「クラウドファンディング方式」で成功したワイン販売ECサイト「Naked Wines」|海外ECサイト事例に学ぶ、売上アップのノウハウ|ネットコンシェルジェ)。

詳しくは紹介記事を見ていただきたいところですが、「エンジェル」と呼ばれる出資者はワインを25%以上のディスカウントで買えたり、1ケース買うとおまけのワインが1本もらえたりするというメリットがあります。出資額は毎月20ポンド(約3000円)。解約時には積立の残った分はすべて返金されるのでリスクはありません。すでに10万人を超えるエンジェルがいるとのことで、顧客満足度が高いことが伺えます。

集めた資金は、ワイナリへの購入保証に使うことで価格を下げたり、ワイナリがよりよいブドウや樽などを使えるようにするために使われたりしています。

サイトを見るとワインごとに「リピート買いしたい比率」を公開しているなど、情報をいろいろとオープンにしているようです。それが人気に結びついているような気がします。
Date: 2013/0410 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋にスクリーミング・イーグルのセカンドワイン「Second Flight」が入荷しています。今回リリースされた2006~2009のヴィンテージがそれぞれ2本。

5万9800円という価格はワイナリ価格の225ドルと比べると高いですが、正規代理店の価格が6万2500円とのこと。少なくともオークションなどで入手したものを販売している並行輸入品が8万円超なのよりは大分安いです。

ちなみにWine Advocate誌での評価は2006と2007が94、2008が92、2009が94です。1stのワインよりもメルローの比率が高いとのことですが、スクリーミング・イーグルらしさも十分にあるそうです。レビューを書いたアントニオ・ガッローニは2006年を「スーパーインプレッシブ」と評しています。

売り切れてたらごめんなさい。

Date: 2013/0410 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Advocate誌をやめて自サイトに専念するアントニオ・ガッローニが3月末にナパを訪問。2012年ヴィンテージの第一印象を述べています(Napa Valley 2012 - A First Look - Antonio Galloni)。

昨年秋の収穫ですから、まだ当然ワインは最終ブレンドまでは行っておらず、ワイナリによって段階もやり方もバラバラな時期。テイスティングで得られるものもワイナリによって大きく違うようです。例えば、Bondでは畑ごとの特徴を感じとり、HarlanやOvidではブレンド前のコンポーネントを味わいとるとのこと。

また、Abreuでは収穫を18回に分けて行いましたが、ここでは収穫単位で醸造しているとのこと。同じブロックのカベルネ・ソヴィニョンを収穫時期ごとに違う樽から試飲することによって、新たな知見が得られるとしています。

2012年は、近年でも珍しいほど何も問題がなかったヴィンテージと言われています。フルボディでビッグなワインになっているかというと、現在のところそうでもないようです。きめ細かいタンニンと洗練された味わいを今のところ感じるとのこと。

次は4月末にナパを訪問するとのこと。
Date: 2013/0408 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wineglass
毎年春の風物詩、カリフォルニアワインの「バイザグラス」が始まっています(カリフォルニアワイン バイザグラスプロモーション|ゴールデン・ステート -カリフォルニア ワイン-)。

このキャンペーン、レストランにカリフォルニアワインをグラスでサーブしてもらうもの。参加レストランには覆面の審査員が訪れ、評価します。上位10店は秋にカリフォルニア旅行が得られるので店側もがんばります。

顧客にとっては、いつもよりも多くの種類のグラスワインがサーブされることで、いろいろなワインを少しずつ楽しむといった飲み方が可能になります。

参加は関東・関西合わせて約250軒。上記サイトより確認ください。また、店舗によって開催期間が異なることがあります。5月だけ開催といったところもあるので注意してください。

それにしても、このキャンペーンももう18回目になるとのこと。すごいですねえ。
Date: 2013/0406 Category: ワイン本
Posted by: Andy
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ソノマのRussian River Valleyで重要なワイナリの2つ、KistlerとKosta Browneの紹介記事を書きました。

Kistler Vineyards: 高級ピノ/シャルドネの代名詞
Kosta Browne Winery: ピノ時代の寵児になった21世紀的ワイナリ

どちらも結構がんばって書いたつもりです。足りない点や誤認などありましたらご指摘ください。
Date: 2013/0406 Category: グルメ
Posted by: Andy
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Andyの写真 - ミイル(miil)
Andyの写真 - ミイル(miil)
昨年、神保町の「丸香」で食べてから、さぬきのきつねうどんのファンになりました。お揚げがとにかく大きくてふっくらとしているのです。これまでのきつねうどん観を完全に覆されました。

いつも、半生うどんを取り寄せている亀城庵でもきつねうどんを期間限定で売っているので、今回初めて買ってみました。太打ちうどんとかけだしとお揚げが4人分で2580円。1人前640円だから、丸亀製麺できつねうどん食べるよりもちょっと高いです。

果たして味はどうでしょうか?

上の写真でわかるように、お揚げの大きさは十分。下のうどんが全く見えません。端をかじって、その穴からうどんを引き出しつつ食べます。うどんもここのはおいしいと思います。多分これまで20~30回くらいは買っているはず。香川県出身の知り合いもここで買うと言ってましたから、クオリティは保証付です。

うどんをちゅるちゅる、きつねをはむはむ。きつねはかなり甘い味付けですが、それがかけだしと相まって、おいしいです。ちなみにかけだしも化学調味料不使用とのことで、とても品のいい味です(ここの店の安いつゆはそんなに美味しくないのですが、これは別格)。丸亀製麺できつねうどん食べるよりずっといいです。ちゅるちゅる、はむはむ、ごくごくで、あっという間に完食。結構お腹いっぱいになりました。

家族からも、これはまた買ってくれというリクエストが入りました。4月いっぱいまで限定なので早めに買わなければ…

なお、2セット買うと5000円以上になるので送料無料になります(最初から2セット買えば良かった^^;)。

Date: 2013/0405 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Miuraというと「三浦」としか思い浮かばない皆さんこんにちは。

ランボルギーニの「ミウラ」を思い出す人もいるかもしれませんが、実はそちらが正解です。ランボルギーニのミウラも、こちらのMiuraも語源は同じ。スペインの有名な闘牛牧場の名前です。Miuraを作ったエマニュエル・ケミジ氏はスペイン育ち。父親が闘牛に関わっていたことから付けた名前だといいます。

このケミジ氏、リッツ・カールトンでワインのディレクタなどをしていた人ですが、1989年にマスターソムリエの試験に一回で合格したという才人。なんでも1回で合格した人はこれまで7人しかいないそうです。また、同年にCalifornia Restaurant Writers Associationからはソムリエ・オブ・ザ・イヤーの称号を受けています。

ケミジ氏が1995年に、Saintsburyのワインメーカーのバイロン・コスギ氏の協力を得て作ったのがMiuraです。バイロン・コスギ氏は2001年にSaintsburyをやめ、その後自身のブランドを立ち上げましたが、今でもMiuraのコンサルタントを続けています。

Miuraはシャルドネとメルローとピノ・ノワールを作っていますが、中でも中心はピノ・ノワール。Garys'、Pisoniといったサンタルシアハイランズの畑のものを得意としています。ここのフルボディタイプのピノのスタイルにPisoniが合っているのでしょう。例えばWine Advocate誌では2008年のPisoniが94+と評価されています。

前置きが長くなりましたが、今回かわばた酒店では2009年のPisoniが税込みで9009円。日本ではPisoniというと1万円を超えるのが通例ですから、かなり安い価格です。エッチングを使った印象的なボトルデザインも秀逸です。

Date: 2013/0404 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアのStag's Leap Wine Cellarsなども保持する、ワシントン州最大のワイナリがシャトー・サン・ミシェルです。質量ともに名門の名に恥じないワイナリです。

そこのプレミアムワインがCol Solare。イタリアのAntinoriとの合弁によるボルドー系ブレンドのワインです。シャトー・サン・ミシェルがカリフォルニアにおけるロバート・モンダヴィのような立場であり、言わばこのワインはカリフォルニアにおけるオーパス・ワンのようなものです。

日本への輸入は少なく、たまに売り出されるても1万円台の後半が当たり前でしたが、今回は1万円を切る価格。ワシントン州のカベルネ・ソヴィニョンはQuilceda Creekを筆頭に、非常に高く評価されていますから、カリフォルニアワイン・ファンとしても気になるところです。

Date: 2013/0404 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ソノマのワイナリからもう1つ紹介しておきましょう。Vérité(ヴェリテ)はKendall-Jacksonを擁するJackson Familyの一員。ソノマ・ヴァレーを除くソノマでは珍しい、ボルドー系ワインの専業メーカーです(詳しくは「Vérité Winery: ボルドー系ソノマ・ワインの雄」)。

Wine Advocate誌で100点のワインが7種というのは、ソノマでは最多。ほかに100点を取ったのはシャルドネで5本100点になったMarcassinがあるだけです。

Véritéのワインは日本にも少量輸入されていますが、近年のものは5万円近くとさすがに高価になっています。また、極めて長熟型のワインなので、評価が高いからといって新しいヴィンテージのものを買うのが賢明かどうかは、悩ましいところです。

ウメムラには1999年のLa Muse(ラ・ミュゼ)が入荷しています。メルロー中心のポムロール・スタイルのワイン。Wine Advocate誌では97点の評価です。価格は税込みでも1万円台と、今後は出そうにない安さです。

Date: 2013/0403 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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最近、ソノマのワイナリ情報をがんばって更新しています。ブログには更新情報を流していないので「カリフォルニアワインの玄関口」のトップページで確認していただけたらと思います。

昨晩更新した中で興味深かったのがGeorge Wine Company。全くワイン作りと関係のないニューヨークのトレーダーから転身したGeorge氏の奮闘ぶりに心打たれました。

年間800ケースも作っていないのに、300ものレストランのリストに乗っているという人気のワイン。小売にはほとんど出回らないのは当然です。

それでも日本にわずかながら入荷しているわけですから、日本にいることをありがたく思いましょう。

Date: 2013/0403 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Antonio Galloniが退任してから空白だったWine Advocate誌のカリフォルニア担当がようやく決まりました。

新しいレビュアは3人予定されていますが、うち1人が今回決定。Jeb Dunnuckというエアロスペースのエンジニアで「The Rhône Report」というローヌ系ワインのレポートをWebで発行しているそうです。

ローヌはこれまでロバート・パーカーが担当しており、パーカーが最も得意とする分野の1つでしたが、今回はパーカー自身がJebに惚れ込み、ローヌ担当を明け渡すことになりました。Jebはこのほか南仏、ワシントン、そしてカリフォルニアのセントラル・コーストと南カリフォルニアを担当します。セントラル・コーストの記事は8月末の予定です。

一方、北カリフォルニアについては、パーカー自身が示唆していたように、パーカーが返り咲きます。ただし、ペンディングになっていたソノマのレポートについては白紙のまま、パーカーによる次回のレポートは12月末の予定となっています。これに伴い、従来12月だったナパのレビューは10月になります。

なお、イタリアを担当する予定の新しいレビュアとスペイン・チリ・アルゼンチンを担当する新しいレビュアについては、今回は公表されませんでした。
Date: 2013/0402 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Patz & Hallが創立25周年を迎え、記念のビデオを制作しています。ビデオの内容はほとんどジョークみたいなものですが、ワイナリを作った4人全員出演。Donald Patzさん以外は、これまであまり見たことがなかったのでなかなかおもしろかったです。また、Gary PisoniやLee Hudsonなど、著名な畑のオーナーも友情出演しています。畑のオーナーとの関係が良好であることを示しているようです。



個人的にはPatz & Hallのワインを初めて飲んだのは1999年のことでした。1998年のNapa Valleyのシャルドネでしたが、ピュアな果汁に感激したのを今でも覚えています。当時はまだ米国にいたときでしたが、日本に帰ってからも、一時はセラーの半分近くがここのワインで埋まるほど買っていました。

今は、自分の興味も分散しているため、たまに買う程度ではありますが、やはり好きなワイナリの1つであることは間違いありません。

(蛇足)昔、冗談でパッツ・アンド・ホール・アンド・オーツなんて言っていたことがありましたが、ビデオ見て、同じようなことを考える人はいるもんだなと思いました(笑)。
Date: 2013/0401 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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お買得ワイン2本まとめて紹介します。

1つは言わずとしれた「ドミナス」。セカンドワインのナパヌックではなく1stの方です。良ヴィンテージとして知られる2002年でWine Advocate誌ではドミナス最高タイの99点を取っているヴィンテージ。米国でも225ドル以上するのが1万8000円という激安。ちなみに99点のレビューが書かれたのは昨年のこと。それまでは96点の評価でした。パーカーによると「virtually perfect」とのこと。飲み頃は2032年ころまで。今飲んでも美味しいでしょうけど、熟成させて飲んでみたいものです。



もう1つはダイアトムが作る「サムライ・ビューティ」。ダイアトムのシャルドネに特注で古い樽を使って、マロラクティック発酵を加えた、日本向け専用のキュベです。ダイアトムでは樽を使わないというのがポリシーなので、実際には別のワイナリの名前が記されているはずです。どこだか分かりますか?
2011年のヴィンテージは生産量24ケースとごくわずか。入手はお早めに。