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Date: 2007/0807 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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知り合いの名前がプレスリリースに載っているのなんて,何千回と見ているはずですが,こういう形で載るのはなんだか新鮮。面白いです。
"To launch the new unit, Crushpad turned to two professionals intimately familiar with the sense of personal expression and accomplishment that comes with making your own luxury wine -- current customers Takahide Sugimoto and Makoto Kanda."

Crushpad Japan Brings California Wine Making to Asia

Mr. Kandaのコメントも載ってます。かっこいいねえ(笑)。
Date: 2007/0209 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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オーダーメイドでワインを作るサービスを提供するCrushpadが350万ドルの調達に成功したそうです。2007年には生産量を倍の2万5000ケースに拡張し,SNSサイトのcrushnet.comを充実させるとのこと。
"Crushpad, the consumer-powered winery, today announced that the company has finalized $3.5 million in equity and debt financing. This financing enables Crushpad to double its production in 2007 to over 25,000 cases, dramatically expand its social networking site (http://www.crushnet.com) and set the stage for national expansion into new urban locations."

Crushpad Completes $3.5 Million Financing Round

記事中にはCrushpadがはやりの「user generated media」(一般にはCGM=consumer generated mediaの方がよく使われると思います)だ,なんて話も書いてありますが,そんな「御託」はいいとして,自分のワインを作るというのは,ワイン好きにとっては夢の一つであるのは間違いありません。いつか自分が作るときまではサービス続いてほしいと思います(笑)。
Date: 2011/0413 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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オリジナル・ワインを作れるサービスとして人気があるCrushPadが昨年移転したNapaから,今度はSonomaに移転することになりました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - CrushPad Will Move to Sonoma)。

これは数々のワイナリを持っているWilliam Foley氏の出資に伴うもの。出資比率は明らかになっていませんが,「かなりの」出資ではあるものの「過半数」ではないとのことです。Bill Foleyが以前買収したSebastianiを間借りすることになります。Sebastianiはハイエンドへのシフトで生産量を減らしており,スペースが余っていたとのことであり,そこをCrushPadが使うことになります。

日本人に人気が高いピノの畑は多くがSonomaですから朗報かもしれません。
Date: 2006/1215 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadが絶好調のようです。3年目の今年までトータルで1万5000ケースのワインを作り,ブランド数は400超。一番ブランド数が多いワイナリになったそうです。
"This represents over 400 distinct wines, making Crushpad the world's leader in wine brand creation."

Crushpad Breaks Land Speed Record for Wine Brand Creation

年間300トンのブドウを処理するというのですからかなりのもの(のような気がします)。ナパさんのCh. Igai Takahaもここで作っていますが,品質は相当高いと思います。

お金があったらいつかは作ってみたいですねえ。
Date: 2008/0523 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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サンフランシスコにあるCRUSHPADでオープンハウスが行われます。
"Happy Anniversary! Crushpad is celebrating 5 years of making wine in San Francisco. Join us."

CRUSHPAD™- Make Your Own Custom Wine With Our Luxury Wine Making Service

とあるように,もう5周年なんですね。本サイトではCRUSHPADができたころから記事を書いてきましたが,当初想像した以上に人気が高く,しかも高品質のワインを生み出しています。しっかり軌道に乗ったのではないかと思います。

僕もいつになるかは分かりませんが,「いつかは」と思い続けています。

もっと近々に作りたいと考えている人は,このような機会に直接CRUSHPADに触れてみるのがいいのではないでしょうか。要予約ですが,無料のようです。ワインメーカーにも会えます。
Date: 2009/0831 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国で暮らしたときに驚いたことの一つが寄付金集め(fundraising)が実に頻繁に行われることでした。ラジオのCMなどでも頻繁にFundraisingが登場します。例えばオバマ大統領の就任で集めた寄付金だけでも5300万ドルというから驚きです。

当然,募金を集める方法もいろいろあるのですが,Crushpadがその一つに加わろうと新しいサービスを発表しています(Crushpad to Enable Thousands of Non-Profits to Profit in Difficult Economy)。

資金集めをしたいグループは,ワインを選び,ラベルをデザインし,それをオンラインで売ることで寄付金を募れます。このサービス専用のページもできています。いかにもアメリカらしいサービスですね。

【追記】既にこれを使って寄付金集めをしている学校があります(via: kanchan)。
Date: 2010/0803 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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というつぶやきを@crushpadがしていたので,リンク先を見てみたところ,結構おもしろい数字がいろいろ出ていました。

Gallupによる消費者調査で,これによると2010年の調査ではアルコールを飲むことがある人が67%と昨年より3ポイントアップ。1985年以来の高水準でした。

年齢層別に見ると18~34歳と35~54歳は72%がアルコールを飲み55歳以上では59%と低くなっています。若い人はアルコール飲まなくなっているのかと思っていたのですがそうではないようです。このほか学歴が高い方が飲む率は高く,年収が多い方が飲む率が高いというのも興味深いところ。

肝心の最初の質問の答えは2005年で,この年だけワインを好む人が39%でビールの36%を上回りました。今年はビール41%に対してワインは32%と9ポイントの差。

性別・年齢層別に見ると男性はビール57%に対してワイン17%と圧倒的にビール派が多く,女性はビール27%に対してワイン48%とワイン派が優勢です。年齢層別では若いほどビール派が多く,年を取るほどワイン派が増えます。50歳未満の男性は59%がビール派と圧倒し,女性の50歳以上では58%がワイン派。

男女差がここまで大きいのはちょっと意外でした。日本でのこういう調査はあるのかな?
Date: 2010/0809 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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キャスター宮川俊二のやさいな生活[blog]|野菜の予約販売サイト、野菜マルシェによると,先日東京で行わた石田純一・東尾理子夫妻の披露宴(ではなく青山迎賓館での二次会だそうです)のワインで,Ch. Igai Takahaが使われたようです。

写真のラベルを見る限りではDivine Wishというシリーズのどれか。これはCrushpadで醸造しているピノ・ノワールに付けている名前です。とはいえそれだけでもSanta Lucia HighlandsのDoctor's VineyardにSilacci Vineyard,ソノマのSplit Rockと三つあり,さすがにどれかまではわかりません。なんとなくSplit Rockではないかと思っているのですが,結婚式だと名前にSplitが入るのはどうかという気もするし。きっとそのあたりはそのうちナパさんがコメントしてくれるのではないかと期待しています。

【追記】Vin du 268のページに情報がありました。Split Rockのシャルドネとピノ・ノワールだそうです。

Date: 2009/0129 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadがナパにあるフルサービスのカスタム・クラッシュ・サービス「Bin to Bottle」との提携を発表しました。Bin to Bottleは2006年に設立された新しいカスタム・クラッシュ・ワイナリですが,従来のカスタム・クラッシュと異なり,流通や法的文書の整備,e-コマースなど,ワイナリの業務全般を請け負うというユニークなところです。CrushpadのMichael Brill CEOは次のように語っています。
"Choosing to partner with Bin to Bottle was probably the easiest decision we've ever made. Their proven capabilities, flexibility and 100% commitment to their customer success is a great cultural fit for us. I know our existing larger clients and the new clients we attract are in good hands."

Crushpad And Bin To Bottle Partner To Create 'Winery in a Box'

商用ワイナリ向けのサービスはCrushpadのビジネスの7割を占めているとのことで,今後はここがビジネスの核になっていきそうな感じです。
Date: 2010/0315 Category: 技術系
Posted by: Andy
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Crushpadの日本法人クラッシュパッドが2010年のぶどう畑一覧を公表しました(PDF)。

パッと見やっぱりピノが充実しているような気がします。Alma RosaのLa Encantadaなんかも入っていてちょっとびっくり。
Date: 2008/0730 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpad関係のニュースを続けます。VentureBeatというベンチャー系のニュースサイトに出ていたのはCrushpadが900万ドルの資金調達をしたという記事。書いているのは元Wall Street Journalの記者で,その後San Jose Mercuryに移籍し,昨年そこをやめたDean Takahashi記者です。

資金調達というと普通は銀行やベンチャー・キャピタルを使うわけですが,今回は極めてユニーク。なんとCrushpadの顧客に資金調達を募りました。
"“We had a venture deal with a better valuation,” he said. “But we’re a unique business. The customers have money. Originally, we were going to raise $5 million, then we raised it to $9 million and the deal was still oversubscribed. We figured this was better because these people are spreading our gospel.”"

Crushpad raises $9 million from its own wine-making fans VentureBeat

さすがにワインを作ろうという人たちなのでお金持ちもかなり多いようです。500万ドルの目標が900万ドルに達してしまったというのですから,うらやましく思う人も多いでしょうね。

これまで調達した1250万ドルすべてベンチャー・キャピタルを通さないもので,これによって「株主の中で心中違う興味を持っている人がいない」というメリットがあるそうです。

今回調達した資金は設備の拡張やコミュニティ・サービスCrushnetの強化,遠隔地のユーザーのためのサービスといったことに充てられるということで,日本のユーザーにとってもメリットがありそうです。

もう一つのニュースはサンフランシスコで「Community Crush」というものを始めたこと。地域ごとのオリジナル・ワインを作るといった形でサンフランシスコ市民に「恩返し」しようというものです。地図で住んでいる場所を選んでクリックするとメール・アドレスが入れられます。人数限定だそうなのでSFに住んでいる方は登録してみたらいかがでしょうか。
Date: 2010/0209 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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サンフランシスコにワイナリを構えていたCrushpadがナパに引っ越すことになりました。最大の理由は「顧客にワイン作り以外の経験を提供しやすくする」ことだそう。例えば畑作業や他のブドウ栽培者やワインメーカーなどの講習などを考えているとか。テイスティング・ルームも構えるそうです。

場所はOak KnollのSilverado Trail Wine Studioというところ。回りを元々Premier Pacific VineyardsというCrushpadへの最大のブドウ提供者である会社が持っているものだそうです。

これまでのような小規模ロットだけでなく,大容量でのワイン作りも行うとのこと。より低価格のサービスをラインナップに入れるためだそうです。

ベイエリアの人たちは行くのが遠くなりますね。
Date: 2012/0811 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadの資産の競売が行われ、CastleGateという会社が顧客のワインなどすべてを含んで65万4866ドルで落札しました(New Crushpad Owners Ask Customers to Pay More | News | News & Features | Wine Spectator)。

ただ、サービスに必要な費用のすべてを賄うことはできないとし、今後ワインのボトル詰めなどに追加費用を要求することになりそうです。

現在の顧客数は約500ですが、既に支払っている料金の中にボトル詰めなども含まれていることになっていたため、「ワインを人質に取る気か」という怒りの声も上がっているようです。
Date: 2008/0513 Category: 技術系
Posted by: Andy
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ワインに溺れてみたい - ドリームエクスペリエンス.jp -世界初の夢を売るサイト-というページを発見。これってクラッシュパッドですよね? 畑一覧にも載っている畑だし。

ただ「ソマノ郡」というのはいただけないなあ。もし関係者の方がごらんになっていたら直してください。
Date: 2010/1201 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパに移転したCrushpadがインターンを募集しています(Career Opportunities At Our Winery In Napa - Crushpad Custom Wine Making)。期間は半年。給料はほとんど支払われませんが10ケースのワインを自分で作れるようです。なお,日本から応募した場合にビザの面倒などを見てくれるかどうかは不明です。やる気があったら頑張って交渉しましょう。

と,厳しいことづくめのようですが,その代わりワイン作りやスタートアップの活気を体験できるのですから,これからワイン作りに進みたいと思っている人にとっては貴重すぎる経験になるだろうと思います。

ちなみに求められている人材像は
・すばらしいプロジェクト管理スキル
・手取り足取り説明せずに実行する能力
・他人とのコミュニケートが上手
・半年間燃え尽きずに働けること
・てきぱき働けること
・スタートアップの環境で働くことを心地良く感じられること。物事は急速に変わっていくので,あいまいな状況でものを実行できること
・Web2.0に堪能なこと
とかなりの高スキル。
若かったら挑戦したいところですが…
Date: 2012/0804 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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一般向けのカスタムワイン造りのパイオニアだったCrushpadが財政的に行き詰っています。来週には資産が競売にかけられる予定(Crushpad in financial crisis, selling assets | PressDemocrat.com)。

2004年に誕生したCrushpadは「Wine2.0」の旗手的存在でした。自分自身のワインを作るというワイン愛好家なら一度は夢見ることを実現可能なレベルで提供してくれるそのサービスはかなり魅力的でした。

とはいえ1樽作るとやはり300万円近くの支出になりますから、そうそうたやすく手を出せるものではありません。米国ではリーマンショックの後、作る人が急減してしまったようです。近年はサンフランシスコからナパ、さらには新オーナーとなったBill Foleyの持つソノマのSebastianiへの移転などで再起を図っていましたが、いろいろ難しかったようです。

なお、日本で現在ワインを作っている途中の顧客はゼロとのことです。また、先ごろ閉店したCWGや兵庫県のワインショップVin du 268のオーナーであるクラッシュパッドは米国とは資本的に無関係です。ボルドーでのオペレーションは既に他社に譲り渡しているようです。
Date: 2009/0812 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadが自宅でカベルネのブレンドができるキット「Fusebox」を販売していますが(過去記事),現在80ドルのこのキットを今週水曜日(米国太平洋時間=PDTの午前10時)に50キット限定で1ドルで販売します。開始時間はカウントダウンのページを参照のこと。

また,プロモーションコードはTwitterで公開されるようです。
Date: 2007/0613 Category: 技術系
Posted by: Andy
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高品質のオリジナル・ワインが手ごろな価格で作れることで,ワイン・マニアから熱い視線を浴びるCrushpad。今度はオンライン・コミュニティを立ち上げ「Wine2.0」のリーダーとして走っているようです。

オンラインコミュニティはCrushnet。Wikiあり,Forumあり,ブログありと流行り物は全部取り入れている格好(^^)。A.P.VinのAndrew P. Vingiello氏がリーダーを務めるPinot Daysのグループもあったりします。

興味深かったのはメンバー検索のところ。現在2189人のメンバーがいますが,おそらくほとんどはCrushpadでワインを造っている人でしょう。仮に一人25ケース(1樽分)だとしても5万ケースくらいになるわけで,結構な量です。
Date: 2011/0622 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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SonomaのダウンタウンにあるSebastiani Wineryに移転したCrushpadですが,ワイナリ設備に加えてビジター・センターを設立することが表明されており,設計をStrening Architects社が請け負うそうです(Crushpad Hires Strening Architects to Design Innovative Visitor Center Venue at New Sonoma Headquarters)。

Strening Architects社はこれまでRochioliなどのワイナリを作ってきており,サイトを見る限り,シンプルながらモダンな感じの設計を得意としているようです。

Crushpadのビジター・センターではワインの販売,テイスティングのほか,100人規模でのセミナーやブレンディングの体験などができるようになるとのことです。

場所も便利ですし,ソノマのワイナリ観光の一大拠点になっていきそうな気がします。夏以降ソノマに行かれるかたはぜひ。
Date: 2011/0803 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カスタムのワイン作りサービスとして知られているCrushPadが2011年8月1日,新しいCEOとしてPeter Ekmanを採用しました(CrushPad Names Peter Ekman CEO)。

Peter EkmanはLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)で6年働いた後,Wine.comのCEOを勤め,その後Ascentia Wine Estatesというベンチャーを立ち上げてExecutive Vice Presidentを勤めていました。Ascentiaでは2億3800万ドルを集めてConstellation Brandsから8つのブランドを取得しています。

CrushPadの創設者でこれまでのCEOだったMichael Brillは国際的なパートナーシップや,新製品の開発に専念するとのこと。

創設者のCEOが開発系に専念するために,ビジネス経験豊かなCEOを外部から招くというのは,米国ではよくあるパターンですね。よく知られている例だと,かつてAppleがジョン・スカリーを招いたときとか(Macintosh発表1年前のことでした)。とはいえ,スカリー-ジョブズのように,喧嘩別れしてしまうケースも珍しくないような。新しい体制がうまくいくことを期待します。
Date: 2007/1221 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日紹介したナパさんのワイン「Jewel Wish」や「Divine Wish」,以前飲んだかんちゃんのワイン「0906」,さらには「世界バリバリバリュー」でも紹介されたという島田紳助さんのワイン「Dear Friends」(中身は0906と同じもの)と,オリジナルのワインを作るサービス「Crushpad」の注目が日本でも上がってきているようです。実際,このサイトにクラッシュパッドで検索してくる人も増えてきています(以前はCrushpadでの検索が多かったのがカタカナでの検索に変わりつつあるのが現状)。

これまでオリジナルのラベルを付けるようなサービスはあっても自分でブドウや醸造方法など一から選んで作れるなんていうのはなかったですし,できたワインがいいかげんなものでなく,ワイン評論家が高評価を与えることも珍しくないという本格的なものであることも魅力的です。

ただ,実際の手順など,よく分からないことも多いのは確か。特に日本から利用しようとなるとコミュニケーションなど不安になる部分もあるでしょう。

そこでクラッシュパッド・ジャパンでは日本語の資料を作っており,今回代理店になったWassy'sで資料を予約できるようになっています。Wassy'sでもクラッシュパッドでワインを作っているということなので,こちらも楽しみにできそうです。

Date: 2007/0729 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadに日本支社「クラッシュパッドジャパン」ができました。日本で醸造するのではなく,本社の窓口として日本向けのサポートをすることになります。代表はご存知,CWFCのナパ会長こと杉本隆英さん。CWGの菅原さん,SHIP2Uのかんちゃんも協力するとのことです。
"自分仕様のワイン造りの文化を日本にも浸透させたい。 そんな想いでCrushpad Japanを設立いたしました。 ブドウ選びから、瓶詰めまで。。。あなたもワイン造りの喜びを現実にしてみませんか?"

クラッシュパッド For Wine Lovers

CWFCでは,これを記念して,CWFC会員向けの特別ワインを作るそうです。一口5万円でChardonnay6本とPinot Noir6本。Kosta BrowneやFlowersも使っているGap's Crown Vineyardのブドウを使うそうです。

ワイン作りがだんだん身近になりそうです。
Date: 2007/0607 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国では最近「Wine 2.0」なる言葉が取り沙汰されるようになってきています。6/1にはサンフランシスコでWine 2.0というイベントも開催されました(このイベントは昨年11月に続き2回目)。

Wine 2.0といわれてもイメージできないと思いますが,まずはこのイベントに参加する会社やブログの一覧を見てください。ここからWine 2.0のイメージを膨らませてみましょう。

例えばCrushpadがあります。ご存知のように,ここはだれでも“そこそこの”お金を出せば自分のワインが作れるというサービスです。Wine Library TVはここでも何回か取り上げていますが,Vlog(Video Blog)の代表例です。Provinaも以前紹介しましたが自宅でワインを作るキットを発売しています。RadCruは,小規模生産のワインに限定して紹介するWebサイトです。

ここから伺えるのは「自分のワイン」であったり「自分のコンテンツ」です。これまでのように少数のワイン評論家が評価したワインを皆が同じように買うのではなく,ワインの流通・情報などの経路が多様になってくる,というのがWine 2.0の本質だと思います。Pinotbloggerのようにワイナリを作る過程から公開してしまうといった例もあります。

こういった動きが日本にどう影響を与えるのかについては,また別に書きます。少なくともCrushpadは日本からでも利用できますし,日本も大きく見ればその流れに乗っていくのでしょうけれど,今のところはそれが見えていない感があります。
Date: 2011/0208 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインのファンクラブ」会長のナパさんこと杉本さんが作る「シャトー・イガイ・タカハ」で3年ぶりにシャルドネ・サムライ・ビューティがラインナップされました。

シャトー・イガイ・タカハのワインは基本的にクラッシュパッドで作っていますが,このサムライ・ビューティだけは例外。Santa Rita HillsのDiatomで醸造しており,前回の2006年のものはWine Advocate誌で95点という高い評価を得ています。

ちなみにDiatomはMelvilleのワインメーカーであり,Brewer-Cliftonの共同経営者でもあるGreg Brewerの個人ワイナリ。シャルドネ専門でピュアなワインを作るため,極端なワインの作り方をしています。具体的には非常に低い温度で発酵させ,マロラクティック発酵はさせず,自己消化が起こるぎりぎりまでそのまま置いてボトルに詰めるそうです。この努力に対してRobert Parkerは「No one else in California is doing anything remotely like what Greg Brewer has achieved with Diatom.」とほめたたえています。なお,サムライ・ビューティは古樽を使ってわずかに樽のフレーバーを付けているところが,Diatomの他のワインと違うところ(であってますか?>ナパさん)。

ただし,前回の2006年がHuber Vineyardだったのに対して,今回の2009 サムライ・ビューティはClos Pepe。畑のソースは変わっています。2009年のClos Pepeは酸がかなり強いということでWine Advocate誌では90点というDiatomの中では低い評価ですが,Stephan TanzerのInternational Wine Cellar誌では92点と点の辛いこの人にしては高い点になっています。

シャルドネ好き,特にピュアなワイン好きにはぜひ飲んで欲しい,というか飲みたいワインです。

Date: 2006/0405 Category: イベント
Posted by: Andy
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来る2006年5月2日,Paso Roblesの38軒のワイナリがサンフランシスコのCrushpadで試飲会を開きます。業界向けが中心ですが,夕方5時半~7時半はコンシューマ向けです。
"CONSUMER TASTING Wine and Food Tasting: 5:30 - 7:30 p.m. This is your chance to experience Paso Robles Wine Country in San Francisco. Meet the producers and taste wines from 38 Paso Robles wineries while sampling an array of foods. Purchase your $40 ticket in advance at www.pasowine.com."

Paso Robles Winemakers Host First San Francisco Tasting on May 2; Event at Crushpad Also Features Live Reality TV Show Casting Call

チケットは40ドル。Webサイトから予約してください。
Date: 2011/0120 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ペンギンのラベルが印象的なワイン「0906」の国内販売が始まりました。Ship2UのかんちゃんがCrushPadで作っているピノ・ノワールです。畑はSonoma CoastのTwo Pisces。Petaluma Gapと呼ばれる現在注目されているエリアにあります。この地域は,太平洋からの霧が通過する谷になっており,Sonomaでも冷涼な地域です。

かんちゃんは,果汁はフリーランだけ,樽はニュートラルなものを使うなどブドウ本来の風味を失わない繊細なワイン作りを心がけています。カリフォルニアのピノとしては非常にエレガントなワインだと思います。

元々25ケースしかないワインなので販売量はわずか。お早めに。

【追記】コルクを使わない「Zork」バージョンの販売も始まっています。Zorkについては下の動画を見てください。スクリューキャップと比べるとコルクっぽい高級感があるところが魅力でしょうか。



Date: 2007/0713 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadが切り開いた「マイワイン作り」のムーブメントは,ますます大きくなっていくようです。Wine Spectatorの記事によるとCrushpadの今年のクライアントは5月の時点で既に2006年を超えているそうです。またソノマにも「Sonoma Grapemasters」という似たようなサービスができ,既に十数人の顧客が付いているとのこと。
"There's this new American dream," said Michael Brill, founder of Crushpad, which after only three years in business has more than 2,500 clients in more than 30 states—and even a few other countries—making anywhere from 25 to 1,200 cases of their own wine. "People … want to have that wine-country life. But the reality is, they can't. They live in New York, and have a spouse and kids and a job."

Wine Spectator | Articles | Wanna Be a Winemaker?

Crushpadの創設者であるMichael Brillは,これを「新しいアメリカン・ドリーム」だと言っています。

また,コマーシャルにワインを売るサービスを使っている人も10分の1ほどいるとのこと。中にはWine Spectatorで92点を取ったDain WinesJean Edwardsといったワイナリもあります。

mixiのCrushpadコミュもよろしく(^^)。
Date: 2009/0612 Category: ワイナリ訪問
Posted by: Andy
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ワイナリへの予約をネット上で済ませられるシステムをVinovisit.comが始めようとしています。米国では1998年に始まったレストラン予約のOpenTableが着実に業績を伸ばしており,今年5月にはこの不況下で上場を成功させており,そのモデルにあやかろうということのようです。
"Inspired by the success of Open Table, which lets individuals make reservations at restaurants, and the similar Golf Now, Iannetta and Campbell a year ago teamed up with technical expert Dan Lintz, former commerce director at San Francisco's Crushpad, to create vinovisit.com."

Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Online Tasting Reservation System Works 24/7

まだシステムはテスト中の段階だそうですが,Chappellet Artesaが使っているとのことです。

Chappelletの場合,ナパ・ヴァレーから山を越えたPritchard Hillにあるため,訪問者が来る機会を逃しているのではないかというのがVinovisitを使う主な理由だそうです。また,訪問する側にとってはワイナリが開いている9時~4時というのは通常は業務中であり,その時間に連絡を取るのは難しいということも考慮しているとのこと。

また,Artesaの場合は予約なしでも訪問できるのですが,予約を取ることで事前に顧客とコミュニケーション取れることをメリットと見ています。例えばスペシャル・テイスティングの時間を案内することで,「知っていたらそれに合わせてきたのに」といった機会損失を防げるという考えです。

本格的に使えるようになれば,英語で電話予約するのに不安を感じることが多い日本人にとってもいいシステムだろうと思います。
Date: 2007/0831 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Library TVのGary Vaynerchukが大発表をすると,随分前から予告していたのがついに明らかになりました。



参加者とともにオリジナルのNapaのCabernet Sauvignonを作るというもので,ワイン作りはCrushpadで行います(埋め込んだビデオはその説明のところから入ります)。参加者はクラッシュや,ブレンディング,リリース・パーティなどに参加できます。500ケース作るそうですが,コストなどについては明らかにしていなかったような。

もっと意外な線があるのかと思ったら,割と予想範囲内の発表でした。ただ,Garyはこのプロジェクトに相当思い入れがあるようです。最近のWine Library TVを見たことがある人はご存知だと思いますが,ショウの最後は「You, with a little bit of me, are changing the wine world」で締めくくられます。このほかにもコメントをくれと毎回言うこと,視聴者自身の舌を信頼するように言うことなど,ユーザーの参加によってワインの世界が変わっていくということを彼は強く意識しています。

そういった意味で,やはりCrushpadというのは1つの大きな解なのでしょう。Crushpad Japanができたり,ナパさんのCh. Igai Takaha Samurai Beauty(Diatom Samurai Vineyard)が高評価を得たりと,確かに日本でも何かが変わりつつあるのかもしれません。

ところでmixiにWine Library TVのコミュを作ってみました。作るだけじゃなくてちゃんと管理しろって? はい,ごもっともです。
Date: 2008/0104 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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前記事の続きです。

5位:Crushpadの注目高まる
いわゆる「Wine 2.0」的な動きの中でも,圧倒的に注目度と存在感が高いのがCrushpad。自分のワインを作るというワイン好きにとっての一番の夢を,これまでより圧倒的に低いしきいで実現できるのですから気にならないはずがありません。しかも自分のワインであれば質は問わないというのではなく,ワイン評論家に高く評価されるワインも次々に出てくるのですから,夢はさらに広がります。Crushpadで作られたワインが2006年ころから出てくるようになって,ただの宣伝文句ではなく本当に夢がかなうことが明らかになってきました。記事ではいろいろ取り上げているので,検索結果をどうぞ。

4位:ブショネ
【保存版】ブショネのワインを救う方法の記事は単独の記事としてはかなり多くのアクセスを集めました。検索語でも上位に入っています。ブショネのワインをサランラップで救済するという方法を紹介したもので,いろいろな人の実験によると,実際にかなりの効果があるようです。記事一覧はこちら

3位:カレラ再注目
5月にテレビ番組で取り上げられたのをきっかけに「1万円で飲めるロマネ・コンティ」としてカレラ・ジェンセンが再び注目を集めました。1990年代末はワインショップに朝から行列して買ったりしたものですが,今度はオンラインショップで争奪戦が繰り広げられました。本ブログでもカレラのオファーありますや,カレラ ジェンセンありますなどの記事が大分アクセスされました。カレラの再評価は日本だけのことではなく,米国でもWine Advocate誌で2004のSelleckが96点を取ったり(Jensenは94点),他のオンラインメディアでもCaleraの記事が出たりしました。SFクロニクル紙はWinemaker of the YearにJosh Jensen氏を選んでおりトップ100にMt. Harlan CuveeとRyanを選出しています。

2位:Gary Vaynerchuk
Wine Library TVのGary Vaynerchukが旋風を巻き起こしました。彼もWine 2.0の担い手の一人と目されていますが,それ以上にワインを多くの人になじみやすいものにしたことに意味があると思います。彼は視聴者に向かって「自分の味覚を信じよう」とか「You, with a little bit of me, are changing the wine world」と呼びかけます。「私の舌を信じろ」といったタイプのRobert Parkerとは大きく違います。NBCの「Late Night with Conan O'Brien」に出演して土をかじらせるなど,エンタテインメント性もすばらしいです。これも記事が多いので検索結果をどうぞ。ちなみにこの検索結果には入っていませんが,初出はこちらです。

1位:Ch. Igai Takaha
やっぱり2007年の1位はこれしかないでしょう。Wine Advocate誌で95点を取ったというのは歴史に残ることといっても過言ではないと思います。Crushpadで作ったピノやシャルドネも高品質です。これも検索結果でどうぞ。

番外:このほか,アクセスが多かった記事の中には飛行機の機内にワインを持ち込むための箱の話や,ナパのセミヌード・カレンダーの話がありました。
Date: 2007/1203 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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さすがに初日で売り切れた「Samurai Beauty」。メモとして残す意味を含めてRAQ(rarely asked questions)を記しておきます。

1. Wine AdvocateではDiatom Samurai Vineyardって書いてあるけど?
パーカーさんの勘違いです。醸造はDiatomでしていますが,あくまでもCh. Igai Takaha ”Samurai Beauty”です。

2. Samurai Vineyardっていう畑があるの?
ありません。畑はHuberです。

3. パーカーさんは「These are brilliant tour de force Chardonnays that show what can be achieved with ripe, pure fruit, and no oak.」って書いているけど…
これもパーカーさんの勘違いです。Samurai BeautyはHuberを古い樽を使って作ったものです。このあたりはご当人のブログを参照してください。

4. Ch. Igai Takahaって何?
CWFCのナパさんのブランドです。家紋である違鷹羽(正確には“ちがいたかのは”と読むそうです)をローマ字で書いたChigai Takahaの最初のChをシャトーの略称に見立てたものです。

5. ナパさんてピノも作ってなかったっけ?
はい。Ch. Igai Takaha Pinot Noir Russian River Valley,Amber Ridge "Divine Wish"です。シャルドネでもCh.igai Takaha Chardonnay Santa Maria Valley "Jewel Wish"というのもあります。詳しくはこちら
この二つはDiatomとは無関係で,Crushpadで作っています。

6. "Divine Wish"とか "Jewel Wish"とか不思議な名前だけど?
ナパさんのお嬢様二人の名前から取っています。

7. じゃあSamurai Beautyは?
分かりません。ナパさんの思いつきではないかという気がします。ただ「Beauty」のところは奥様から字を取っているのかもしれません(^。^)。

8. Samurai Beautyは米国でも買えるの?
買えません。Wine Advocateが出た後,Greg Brewerのところにたくさん問い合わせがきたそうですが,Gregは「あれはナパさんのだから」ということで,米国の流通には出していないとのことです。

9. Wine Advocateで95点てすごいんですか?
すごいです。例えば,今カリフォルニアのChardonnayで一番珍重されているといってもいいAubertの場合,2005年の評価でLauren, Ritchie, ReulingがそれぞれRP95-97+, RP94-96, RP95-97と95点近辺の評価になっています。パーカーさんは96点以上だと「An extraordinary wine of profound and complex character displaying all the attributes expected of a classic wine of its variety. Wines of this caliber are worth a special effort to find, purchase, and consume.」だと書いていますが,そこに非常に近いということになります。

Date: 2009/0224 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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クラッシュパッドが2009年の醸造で契約可能な畑の一覧を公表しています(リンク先は日本語のPDF)。

以下で畑の名前と,AVA,12ケースの料金をずらっと書いておきます。
Pinot Noir
Amber Ridge, RRV, \918,000
Bohemian, RRV/Sonoma Coast, \918,000
Brosseau, Chalone/Monterey, \918,000
Doctor's, Santa Lucia Highlands, \896,400
Floodgate, RRV, \918,000
Hayley(Annahala), Anderson, \918,000
Hook, Santa Lucia Highlands, \896,400
La Encantada(完売), SRH, \961,200
Lone Oak, Santa Lucia Higlhands, \918,000
Split Rock(Gap's Crown), Sonoma Coast, \972,000

Cabernet Sauvignon
Carrefour, Napa/Coombsville, \1,036,800
Coombsville, Napa/Coombsville, \1,177,200
Georges III, Napa/Rutherford, \1,501,200
Godspeed, Napa/Mt. Veeder, \1,177,200
Ink Grade, Napa/Howell Mountain, \1,036,800
McFadden, Napa, \1,036,800
Neal3, Napa/St.Helena, \1,036,800
Rafael, Napa/Oak Knoll, \1,177,200
Reverence, Napa/Coombsville, \1,177,200
River Run, Napa/St.Helena, \1,036,800
Stagecoach, Napa/Pritchard Hill, \1,036,800

Merlot
Alder Springs, Mendocino, \885,600
Coombsville, Napa/Coombsville, \918,000
Lake Cynthia, Napa, \885,600

Syrah
Alder Springs, Mendocino, \885,600
Parmlee HIll, Sonoma, \842,400
Premiere Coastal, Santa Maria Valley, \842,400
Stolpman, Santa Barbara, \842,400
Thompson, Santa Barbara, \842,400
White Hawk, Santa Barbara, \842,400

Zinfandel
Beatty Ranch, Napa/Howell Mountain, \885,600
Grist, Dry Creek Valley, \885,600
Teldeschi, Dry Creek Valley, \842,400

Petite Syrah
Eaglepoint Ranch, Mendocino, \842,400
Teldeschi, Dry Creek Valley, \842,400

Sangiovese
Stolpman, Santa Barbara, \810,000
White Hawk, Santa Barbara, \777,600

Chardonnay
Alder Springs, Mendocino, \842,400
Durell, Sonoma, \842,400
Split Rock(Gap's Crown), Sonoma Coast, \777,600

Viognier
Catie's Corner, RRV, \680,400

Sauvignon Blanc
Galleron Road, Napa/Rutherford, \615,600

Marsanne, Rousanne
Alder Springs, Mendocino, \810,000
Saralee's, RRV, \615,600
Westerly(McGinley), Santa Ynez, \745,200
Date: 2006/0802 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でかなり珍しいワインが入っていました。Donkey and GoatというワイナリのシラーMcDowell Valleyです。米国の価格が約40ドルで5500円ですから,値段的にはそこそこの感じですが,生産量55ケースで日本入荷はわずは84本ということなので,希少性を考えれば安いかもしれません。

このワイナリ,醸造はCrushpadでやっているそうです。パーカーの掲示板でもかなり高評価。特にMcDowellは評判高そうです。

●ア ドンキー アンド ゴート シラー V.V.
マクドゥエル ヴァレー アンフィルタード 2004
ヤナギヤ特価5,500円 (税込5,775円) 送料別



もう一本は,なんとなく紹介しそびれていたWolf FamilyのCabernet 2002。WA96点で米国の実勢価格は120ドル近くに達しているのに,ほぼワイナリ価格の6980円ですから安いです。

●ウルフ ファミリー カベルネソーヴィニヨン 2002
ヤナギヤ特価6,980円 (税込7,329円) 送料別


Date: 2007/0219 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Vignographyで知ったワイナリですが,なかなかユニークです。その名は「San Sakana」,すなわち「三魚」です。日本語としてどうなのよ,という向きもあるでしょうが,その辺はご容赦を。ちなみにラベルは鯉のような魚が3匹泳いでいます。Webサイトを見ると俳句のページなどもあり,そこから日本趣味に入っていっているようです。
"We started San Sakana to take our love of wine and winemaking to the next level - turning Rhone style grapes into wines that we would be thrilled to share with our friends!"

San Sakana Cellars

ちなみにワインはViognierとSyrah,Mourvedreとローヌ系。SyrahはLos Madres VineyardのものがVinographyで8.5/9,Trioという三つの畑のブレンドがSF Chronicleで星二つと,なかなか高評価。ワイナリのWebサイトから直売のほか,ベイエリアのいくつかのレストランやOakville Groceryで購入できます。

それと忘れてはいけないのはこのワイン,Crushpadで作ってます。Crushpadすごいですね。

PS.全く余談ですが,以前はこのカテゴリの記事,結構書いていましたが久々でしたね。カテゴリがなかったので「お買い得ワイン」に入れてしまいましたが。ほかにも2,3気になるところはあるのでそのうち紹介します(ちなみに「気になるワイン」ではSea Smokeを2003年7月に紹介しています。ML登録したけど買わなかったような気が。詰めが甘いですね>自分)。
Date: 2007/0628 Category: イベント
Posted by: Andy
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今作っている人も,これから作る予定の人も,いつかは作りたい人(含む自分,笑)もどうぞ。

Crushpadでワインを作りたい
Date: 2007/0730 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadが注目される今日このごろ,ワイナリを持つのか持たないのかというのに関係ある記事がたまたま二つありました。1つは,設備を持たないで「ワイナリ」ができることが,カリフォルニアワインのこの10年の発展を支えてきたというような話。米国では一般に「Custom Crash」(Crushpadもこの1つという見方もあります)と呼ばれている施設を使うことで,畑を持たない「Vineyards」,ワイナリを持たない「Winery」が成り立っています。

もう1つは,Napaに「(リアルの)ワイナリを持ちたい」という人のための「ガレージスト」ができるという話。最大12個のワイナリが入れるそうで,なんとなくロンポックの「ワインゲットー」を意識しているのかな,という気がしました。こちらは3500~6500スクエアフィート(約325~600平米)で,テイスティング・ルーム兼販売所としても使えるとのこと。場所はAmerican Canyonでナパ空港の少し南になるようです。

ちなみに月額年額レンタル料は1スクエア・フット当たり2.5ドルとのことで,3500スクエアフィートで約9000ドル,100万円を超えます。正直言って,こんな辺鄙なところでこれだけかかるということはやはりワイナリを持つというのは大変だなあと思いました。

《追記》コメント欄でshinさんに教えていただいたように,レンタル料は月額ではなく,年額でした。その後ろも書き直そうかどうか悩んだのですが,年額100万円でも場所を考えたらやっぱり結構高い気がしたので,そのままにしました。
Date: 2007/0908 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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ナパさんのPinotとChardonnay,かんちゃんのPinot,ギャブゥさんのChardonnay,このほかSan SakanaのSyrahとかDain WinesのPinotなどワイン会やるだけの数はありそう。もちろんほとんど今から買ったり送ってもらったりしないといけないから少なくとも何週間か先になるけどね。

開催できそうなのは火曜日しかないのがどうでしょうか。興味ある人はコメントか直メールでお願いします。
Date: 2007/0926 Category: ワイナリ訪問
Posted by: Andy
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ビリーズ・ブートキャンプで日本でも「キャンプ」が軍隊生活の意味だというのは浸透してきたと思いますが,米国ではいろいろなCampがあります。CrushpadCRUSHCAMPという体験プログラムをやっています。

火曜日の夕方5時半からと土曜日の10時から。1回2時間半です。参加は多分無料。Crushpadのワイン作りって具体的にどういうことをやるのだろうと,知りたい人は参加してみてはいかがでしょう。人数はかなり限られているので要予約です。
Date: 2007/1002 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadでワインを作ってみたり,ブドウ畑でブドウをいじってみたりしたいなあ,と思っても元手がないのが悩みの種。そういった方にお勧めなのが「Adopt a Grape」というサイト。お金を全くかけずにブドウ畑とワイン作りをした「気」にさせます。

登録時に畑とブロックを選びます。そうすると,毎週アップデートの写真やビデオを送ってきてくれます。

サイト上でもいくつかのビデオが見られますが,画像もきれいで癒されます。
Date: 2007/1004 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパでカスタム・クラッシュが増えているそうです。カスタム・クラッシュとはブドウを持ち込んでプレス,醸造,さらには貯蔵やボトリングまで行う設備のこと。ワイナリ設備を持たない小さなワイナリが使います。ワイナリの機器は高価なので,共有のものを使うことでコストが抑えられるわけです。Crushpadも一種のカスタム・クラッシュです。
"Custom crush is booming in Napa Valley."

Wines & Vines - News Headlines - Custom Crush Boom in Napa
ナパのカスタム・クラッシュはCrushpadのような素人相手中心のものではなく,ワイナリが顧客。それだけ小さいワイナリが増えているということなのでしょうね。

以前,Wine 2.0という話を書きましたが,ワインの世界でもロングテール(書籍などの世界で小部数のものの積み重ねが一部の大部数のものの部数に匹敵する量になるといわれていること。部数の多いものから棒グラフで並べていくと,右側の低く長い「尻尾」の部分がそういった小部数の積み重ねに相当することから名付いた)が起きているのだと思います。確かにインターネットの掲示板などで話題になるワインは,大量生産のものよりも,マイナーなものが多いですよね。

余談になりますが,こういったロングテールの世界ではワイナリとユーザーが直接取引して購入するスタイルが中心になります。一方で,Wine 2.0の雄の一人であるGary Vaynerchukは,ワインショップ「Wine Library」のディレクタが本職。Wine 2.0でワインショップの位置付けがどう変わっていくのかいかないのか,興味深いところですが,Wine Libraryがこの世界にどう適応してくのかも興味あります。
Date: 2007/1107 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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以前「気になるワイン――俳句に触発されたパロアルトのワイナリ」という記事で紹介したSan Sakana。もっとよく知ってほしいということで,ワインのサンプルをいただきましたので,CWGでワイン会を開きました。ほかの人の記事はこれこれこれ

飲んだワインは次の四つ
・Catie’s Corner Viognier 2006 (36ドル)
・Las Madres Syrah 2005 (45ドル)
・Trio Syrah 2005 (45ドル)
・White Hawk Syrah 2005 (52ドル)
です。
San Sakana

Catie's CornerはRussian River Valley,Las MadresはCarneros,TrioはLas Madresが40%,Teldeschiという畑が40%に加えて,Cabernet SauvignonとCabernet Francが計20%入っています。White HawkはSanta BarbaraのLos Alamos Hillsというところの畑。900フィートという高台で砂地の畑。White HawkのSyrahはほかにOhaiやAndrew Murray,Sine Qua Nonなどが使っているそうです。また,White HawkはWine Spectator誌で90点をもらっています。

まず最初に飲んだのはCatie's Corner Viognier。ヴィオニエは,これまでの乏しい経験では花の香りがすてきなものの,ちょっと味がべたっとして平板かなあと思うことがありました。今回はどうでしょうか。

まずは香り。すみれの花,白桃,蜂蜜。完熟した香りというよりは背筋が伸びた清楚な感じ。口に含むと予想以上に舌をピリピリ刺す刺激。味わいは酸味は弱く,やわらかな甘さを感じますが,飲み込むときにはまた苦味が通っていきます。時間が経って温度が上がってくると,ピリピリした感じが減り,やわらかさが前面に出てきます。もう少し酸があれば,言うことありませんが,べたっとした感じがないので,ヴィオニエはちょっと,という人でも大丈夫でしょう。シーザーズサラダに合うような気がしました。

Syrahはせっかくなので三つ並べてテイスティング。メンバーもいつになく真剣で,しばらく会話が全くなかったくらいです。

色は全部同じくらいの濃さ。カベルネにやや透明感を加えたくらいな感じです。

まずはCarnerosのLas Madresから飲みました。インクのような香り。酸がきれいでバランスがいいです。Syrahもやや癖があるイメージでしたが,これは素直でのびのびしたワイン。するする飲んでしまいそう。シラーみたいなピノという表現がありますが,言うならばこれはピノみたいなシラーです。

次はTrio。香りはLas Madresより少し強め。Cabernet/Francが20%入っているだけあって骨格が強い感じ。後味はすっきりしていていやみを感じさせません。Cabernetは飲みなれているけど,Syrahはちょっと,という人ならこれが一番合うでしょう。

三つ目はWhite Hawk。これは前の二つと比べてやや癖があります。インク感が強く,動物っぽい香り。口に含むと,むせ返りそうになるくらいの勢いを感じますが,ふくよかなやわらかさもあります。個人的にはこれが一番好き。ゆっくり時間をかけて飲んでいくと,次第に癖がおさまり,バランスも整っていきました。

一通り味わった後は食事に合わせて飲んでいきましたが,やはりWhite Hawkはほほ肉の煮込みのような強い味の料理によく合いました。TrioやLas Madresも肉が一番ですが,合う料理の幅はもっと広そうです。

番外:0906 Amber Ridge Pinot Noir Russian River Valley 2006
うえはらさんの差し入れで,最後にかんちゃん・ゆみたちの0906をいただきました。San Sakanaと同様,これもCrushpadで作ったワインです。これは優しいワイン。作った人が見えてくる気がします。ありがとう。
Date: 2007/1115 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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CNN.comにGary Vaynerchukを中心とした「Wine 2.0」の記事が出ていました。Wine 2.0というとCrushpadに代表されるようなワインの「個」対応といった文脈で語られることが多いですが,この記事では20代の新しい世代向けといった捉え方をしているのが,なかなか興味深いです。
Of a "wild and gamey" red from Rioja, Spain, Vaynerchuk says, "Hit a deer on the road. Throw a bunch of cherries on it. Take out your knife, cut the deer. Bite it. That's the flavor profile."

Wine 2.0: Internet changes wine appreciation - CNN.com

これまでの評論家やワイン雑誌,例えばRobert ParkerやWine Spectatorには「エリート意識」「スノッブ」といったものがどうしても見え隠れします。特にWine Spectatorはその傾向を強く感じます。それに対して,Wine 2.0では「iGen」(Internet Generation)がしきいを感じずにワインに触れられるのが特徴だとのこと。例としてはWine Library TVのほか,同じくGaryが持つCorkd,CellarTracker,SavorEachGlass.com,Vine Sugar.comといった名前が並んでいます。

こういうテーマだと,どうしても「では日本はどうなんだろう」ということを考えてしまうのですが,「エリート意識」とまではいかないものの,このサイトも含めて,年令層はやはり高そうです。

mixiあたりのワイン関連コミュがもしかしたら,若い世代にとってはとっつきやすいところなのかもしれません。ただ,そういったところも「若さ」はあまり感じないのが事実。どちらかというと「バレンタインだったらカロンセギュール」的な画一的な返答が目立つような気さえします。

ワインはお金がけっこうかかるものだし,20歳以上でないといけないため,大学生あたりが入ってくるのは確かに難しいと思います。先日,某カレーサイトの主がmixiの日記で「若い人に読んでもらうにはどうしたらいいか」(彼もまだ若いのですが)といった悩みを書いていましたが,ワインの世界はもっとそのあたりが遅れている感じがします。

Gary Vaynerchukの日本版みたいな人は出てこないのでしょうか。

追記:コミック「モーニング」を読んでいて思ったこと。日本では『神の雫』がエリート主義,スノッブさをさらに助長しているような気がします。
Date: 2007/1205 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadが家庭でワインのブレンドを実践できるキットFuseboxを発売しました。375mlのボトル6本(Cabernet Sauvignon×2,Merlot,Petit Verdot,Malbec,Cabernet Francすべてナパ産)と4人分のピペット,シリンダー,評価用カードなどが付属します。また,「Mystery Wine」と称する375mlのボトルも添付。これは買った人がブレンドを当てるためのものです。

価格は120ドルと案外手ごろ。クリスマスプレゼントにいかがでしょうか(間に合わなかったらごめん)。
Date: 2008/0209 Category: イベント
Posted by: Andy
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サンフランシスコのクラッシュパッドでは各種セミナーを開催しています。2月27日はラベルデザインのワークショップ,2月28日はシラーのテイスティングが予定されています。お近くの型でクラッシュパッドでワインを作ることを考えておられる方はぜひどぞ。

クラッシュパッドねたでもう1つ。サンフランシスコ・クロニクル紙で高評価を得たワインを公表しています。ゴールドあるいはダブルゴールドを取ったワインは以下の通り。
* Damian Rae Winery 2005 Napa Valley Cabernet Sauvignon - Double Gold
* Sol Rouge 2005 Santa Barbara Syrah - Double Gold
* Bohemian Vineyards 2006 Pinot Noir - Gold
* Nicholls Wine 2005 Santa Maria Valley Pinot Noir - Gold
* Sol Rouge 2006 Russian River Valley Viognier - Gold
* Vie Winery 2006 Les Amours Santa Barbara Syrah - Gold
* Vie Winery 2006 L'Entranger Zinfandel / Syrah Blend - Gold
* Vie Winery 2006 Mendocino Alder Springs Syrah - Gold

Date: 2008/0213 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインに力を入れているワインショップの1つVin du 268(にろや)が生まれ変わるそうです。
 Vin du 268は、今まで「おいしくたのしく」をモットーにお楽しみ頂けるワインを皆さんにご紹介して参りました。
 昨年11月15日、Crushpadの日本進出を機に、ワインを造るという楽しみも皆さんにお届けするため、クラッシュパッド株式会社と合意。
 今までのVin du 268としてのワイン販売は、クラッシュパッド株式会社 Vin du 268事業部として引き継いで行きます。

 そして、ワインを造るという新しい楽しみも皆さんにお届けするクラッシュパッド株式会社として更に進化して参ります。

とのこと。並々ならぬ決意だと思います。記念にCh. Igai Takahaのワインをいろいろ売り出しています。クラッシュパッド製ではないですが,RP95のSamurai Beautyもセットで割安であります(単体は売り切れ)。
Date: 2008/0219 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインメーカーになることを目指して男女ペア6組12人が競う番組「The Wine Makers」が今春からPBSで放映予定です。日本でも以前やっていた「サバイバー」みたいなものです。撮影は2006年から始まっており,今年2月で終了予定だそう。YouTubeにビデオがいくつかあがっています



ワイン好きとしてはもちろん興味をそそられるところではあるのですが,番組でワインメーカーにならなくてもCrushpadみたいな選択肢がある今,テーマ自体がどこまで興味を持たせられるのか,ちょっと気になるところではあります。

まあ,ブドウ畑やワイナリの風景や実際の作業などはふんだんに登場するでしょうから,ワイン好きにとってはやっぱり必見なのでしょう。
Date: 2008/0229 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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San Jose Mercury紙記者のVindu Goel氏がクラッシュパッドでワインを作った経験を記事に書いています。
"When I look at the two cases of 2006 Juice Crew Red that now sit in my dining room, I still can't believe it: I helped make that wine."

Vindu

クラッシュパッドでワインを作るときの最低本数は300本(1樽)なのですが,この人は「Basic Juice Crew」というグループを作ることで一人当たりの本数を減らしており,最終的に自分の分になったワインは2ケースだったとのこと。また1本あたりのコストは20ドルにもいかなかったとのことです。

日本でもこうやってグループを作ってワインを作る動きが出てくるとクラッシュパッドのしきいがさらに下がるだろうと思います。今はmixiのコミュニティも32人なので,もっと増えてほしいですね。

というわけで,クラッシュパッドでワインを作ってみたいと思っている人は,周りの人を引きずりこみましょう。
Date: 2008/0421 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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「自分で」ワインを作れるサービスとして人気が上がっているCrushpadで作られたワインをVin du 268でいろいろ扱い始めました。「自分で」といっても,畑は地域でも有名なところを取り揃えているし,実際の作業はCrushpadのプロが行ってくれるので,決して素人くさいワインではなく,評論家に高評価されるものも出てきています。

以前から販売しているCh. Igai TakahaのDivine Wish,Jewel Wish,Dragon Beautyのほか,今回はTabby'sのシャルドネ,Dainのピノ,Nichollsのシャルドネやピノなど4種を売り始めました。

Tabby'sは樽を使っていない,最近流行の「すっぴん」タイプ。猫のラベルもかわいいです。DainのピノAmerican Beautyは,Ch. Igai TakahaのDivine Wishと同様,Amber Ridgeの畑のブドウを使ったもの(0906も同じ畑)。2006ヴィンテージはRobert Parkerが91点を付けています。「The light ruby-hued 2006 Pinot Noir American Beauty Amber Ridge is a full-bodied, luscious effort offering red currant, sweet cherry, anise, forest floor, and subtle background oak characteristics. Enjoy this opulent, fleshy Pinot for its sheer pleasure and beautiful varietal character over the next several years.」というのがパーカーのコメント。NichollsのピノもSan Francisco Chronicle紙のワイン・コンペティションでゴールド・メダルをもらったというもの。

Date: 2008/0528 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Robert Mondaviが亡くなったときは旅行中だったというGary Vaynerchukが彼に捧げるショーを公開しました(Robert Mondavi Tribute Show - Episode #472)。いつもより短く5分36秒ですので,時間があまりない方もどうぞ。

Robert Mondaviは言うならばカリフォルニアワインを無の状態から1の状態にまで引き上げました。Robert ParkerやWine Spectatorも明らかにその世代のものです。一方,Gary VaynerchukやCrushpadは次の世代。これら「Wine 2.0」はRobert Mondaviが成し遂げたほどの革命を引き起こせるのでしょうか。Robertが亡くなったことは一時代の終わりを告げるものであり,今後がますます興味深くなってきたとも言えると思います。

“You, with a little bit of me, are changing the wine world”というのはGary Vaynerchukのお決まりのせりふですが,もしかしたらRobertも40年前,同じようなことを言っていたかもしれないなあ,なんて思いました。

Date: 2008/0730 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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1976年の「パリ・テイスティング」を題材にした映画の一つ「Bottle Shock」が8月から全米で公開されることになり,ナパで試写会が開催されました。(記事1記事2)。

アラン・リックマンがパリ・テイスティングを開催したスティーブン・スパリエ役として主演するこの映画,白ワインでトップを取ったChateau Montelenaが話の核になります。赤でトップを取ったStag's Leap Wine Cellarsはエンドロールでその旨書かれるだけ,Montelenaでワインを造ったMike Grgichはまったく登場しないなど,ノンフィクションというより,史実を題材にしたフィクション色の強いものになっているようです。

昨年のSundanceフィルム・フェスティバルで公演したときはあまり評判がよくなかったようですが,ナパでの試写会はおおむね好評だったようです。映画の効果でChateau Montelenaに注目が集まるのかどうか。そのあたりも興味深いところです。

【追記】サンフランシスコのCrushpadでは,公開初日の8月6日の6時半からパリ・テイスティングを再現する試飲会と映画観覧をパックにしたイベントを開くそうです。参加費は75ドル。試飲会ではそれぞれ投票できます。また「Chat with the people for whom the movie is based 」と書いてあるのでたぶんBo Barrettなどが参加するのでしょう(Mike Grgichは絶対に来ないと思いますが)。詳しくはこちら