故Robert Mondaviの1歳下の弟であるPeter Mondaviが99歳の誕生日を迎えました。記念のパーティにはRobertの長男Michaelと次男Timも出席。普段疎遠な2人が同席する貴重なパーティになりました(Peter Mondavi Sr. is 99: Mondavis Come Together, Celebrate)。
Mondavi家は1943年にナパのCharles Krug Wineryを購入。家族で経営していましたが、1965年にRobertとPeterの路線の違いで対立。Robertは勘当され、1966年にRobert Mondavi Wineryを作ったのでした。その後、RobertはCharles Krugを訴えて勝訴。その賠償金がRobert Mondavi Wineryの発展につながる一方で、Charles Krugは苦しい時期を過ごすことになり、溝は深まったのでした。
Robertの長男Michaelと次男TimもRobert Mondavi Wineryの売却後は別の道を進んでおり、MichaelはMichael Mondavi、TimはContinuumのブランドを作っています。
今回のパーティには、Michael、Timも参加。RobertとPeterが最後に共に作ったワインである1965年のCharles Krug、MichaelとTimが共に作った1974年のRobert Mondaviという2本の歴史的ワインが供されました。ワインを選んだのはMichaelだとのことです。
これが雪解けにつながるのかどうかは分かりませんが、天国のRobertも喜んでいるのではないでしょうか。
Mondavi家は1943年にナパのCharles Krug Wineryを購入。家族で経営していましたが、1965年にRobertとPeterの路線の違いで対立。Robertは勘当され、1966年にRobert Mondavi Wineryを作ったのでした。その後、RobertはCharles Krugを訴えて勝訴。その賠償金がRobert Mondavi Wineryの発展につながる一方で、Charles Krugは苦しい時期を過ごすことになり、溝は深まったのでした。
Robertの長男Michaelと次男TimもRobert Mondavi Wineryの売却後は別の道を進んでおり、MichaelはMichael Mondavi、TimはContinuumのブランドを作っています。
今回のパーティには、Michael、Timも参加。RobertとPeterが最後に共に作ったワインである1965年のCharles Krug、MichaelとTimが共に作った1974年のRobert Mondaviという2本の歴史的ワインが供されました。ワインを選んだのはMichaelだとのことです。
これが雪解けにつながるのかどうかは分かりませんが、天国のRobertも喜んでいるのではないでしょうか。
楽天のオークションで12月1日21:59までポイント10倍のキャンペーンをやっています。オークションは、なかなか薦めにくいのですが、今回はこれだけでもお得になるので、紹介しておきます。
以前から、カリフォルニアのかなりいいワインをオークションでよく出しているのがワインスタイル。現在も、このキャンペーンに合わせて20ロット出品しています。
お得度が高いのは、デリンジャーのピノ・ノワール「アルタモン」の2010年。3ロット出ていて4999円からの入札となっています。通常価格より2000円安く、米国の価格と比べてもかなり安いです。
1994年のHarlan Maidenなんていうのも気になるところですが、それ以上にお得感があるのがBondの2009年単一畑の5本セット。当然木箱入り。139,999円からの入札です。この価格で落札できたら、実質12万円台となって、かなりお買い得。そもそも、ボンドの箱入りセットは、そうそう出回るものじゃありません。
現在のところはいずれも入札ゼロ。このまま終わってしまってはもったいない感じがします。
まずはこちらからエントリーしてください。
オークションポイント10倍エントリー
デリンジャー ピノ・ノワール "アルタモン・ヴィンヤード"
[1995]ハーラン・エステート ザ メイデン
[2009]ボンド 5本木箱入り アソートメントセット
以前から、カリフォルニアのかなりいいワインをオークションでよく出しているのがワインスタイル。現在も、このキャンペーンに合わせて20ロット出品しています。
お得度が高いのは、デリンジャーのピノ・ノワール「アルタモン」の2010年。3ロット出ていて4999円からの入札となっています。通常価格より2000円安く、米国の価格と比べてもかなり安いです。
1994年のHarlan Maidenなんていうのも気になるところですが、それ以上にお得感があるのがBondの2009年単一畑の5本セット。当然木箱入り。139,999円からの入札です。この価格で落札できたら、実質12万円台となって、かなりお買い得。そもそも、ボンドの箱入りセットは、そうそう出回るものじゃありません。
現在のところはいずれも入札ゼロ。このまま終わってしまってはもったいない感じがします。
まずはこちらからエントリーしてください。
オークションポイント10倍エントリー
デリンジャー ピノ・ノワール "アルタモン・ヴィンヤード"
[1995]ハーラン・エステート ザ メイデン
[2009]ボンド 5本木箱入り アソートメントセット
オークション・ハウスのサザビーズはこのほど600本のオーパス・ワンのセットを16万5000ドルで売り出しました(Instant Collection of Opus One Sold For $165,000 | Wine News & Features)。5日間の販売期間中に売れなかったらバラで売る予定でしたが、中国のバイヤーが購入したそうです。
このコレクションは1997年から2005年のオーパス・ワン100ケース(600本)。これまででオーパス・ワンのコレクションとしては最大のものだったとか。
1本あたりで換算すれば275ドルですから、300ドルを超える現在の価格とくらべて割安感はありますね。
このコレクションは1997年から2005年のオーパス・ワン100ケース(600本)。これまででオーパス・ワンのコレクションとしては最大のものだったとか。
1本あたりで換算すれば275ドルですから、300ドルを超える現在の価格とくらべて割安感はありますね。
しばらく前に中川ワインの試飲会に伺ったとき、印象的だったことの1つが、IPOB(In Pursuit of Balance)グループのワインがフィーチャーされていたことでした。
IPOBについては過去記事「IPOBって知ってますか? 知らなかったら覚えておきましょう」で書いておりますが、ワインのバランスを追求するという趣旨のグループです。
そのグループの1ワイナリであるSandhi(サンディ)がいくつかのショップに入荷しています。
サンディはScreaming EagleなどのオーナーだったCharles Banksと、サンフランシスコの有名レストランRubiconなどで修行し、Michael Minaグループでワインディレクターを務めるRajat Parrがサンタ・リタ・ヒルズに作ったワイナリ。Sandhiというのはサンスクリット語で連声といった意味があるようです。Rajat Parrがインドの生まれであることから付けたのでしょう。
日本にはシャルドネ5種とピノ・ノワール1種が入っています。どれもいいワインなので
、まずは一番安いカウンティものから試していただくのがいいのではないかと思います。
IPOBについては過去記事「IPOBって知ってますか? 知らなかったら覚えておきましょう」で書いておりますが、ワインのバランスを追求するという趣旨のグループです。
そのグループの1ワイナリであるSandhi(サンディ)がいくつかのショップに入荷しています。
サンディはScreaming EagleなどのオーナーだったCharles Banksと、サンフランシスコの有名レストランRubiconなどで修行し、Michael Minaグループでワインディレクターを務めるRajat Parrがサンタ・リタ・ヒルズに作ったワイナリ。Sandhiというのはサンスクリット語で連声といった意味があるようです。Rajat Parrがインドの生まれであることから付けたのでしょう。
日本にはシャルドネ5種とピノ・ノワール1種が入っています。どれもいいワインなので
、まずは一番安いカウンティものから試していただくのがいいのではないかと思います。
先週、Insigniaの記事を発表したロバート・パーカーが今週はBrewer-Cliftonの記事を書いています。本来はJef Dunnuckの担当であるセントラル・コーストの中で、わざわざパーカーが選んで書いた記事であり、読み応えがあってかなり面白いです(しつこいですが、読めるのは会員だけです)。
この記事でパーカーは過去ヴィンテージとして、Sweeney Canyonのシャルドネ1996年~2011年、Mt. Carmelのシャルドネ2000年~2011年、Cargasacchiのピノ・ノワール2002年~2011年、Melvilleのピノ・ノワール2000年~2011年を試飲してテイスティング・ノートとレイティングを記しています。
特に、シャルドネは安定して高得点、しかも長熟を認められているのが目立ちます。例えば、1996年のSweeney Canyonは97点で、まだ10~15年熟成するとしています。シャルドネの熟成期間を割と短く見積もるパーカーにしては、珍しい記述だと思います。
また、2006年のSweeney Canyonシャルドネは99点。これはセントラル・コーストのシャルドネとしては過去最高得点です。
ピノ・ノワールではCargasacchi 2007年が97点と高評価。以前のコメントでは1990年のロマネ・コンティに似ていると記していましたが、その要素は今回は見つからなかったと正直に書いています。それはともかくとして、カリフォルニアで最高のピノ・ノワールの1つとしています。2007年はMelvilleのピノ・ノワールも96点という評価でした。
ただ、悲しい知らせもあります。これら4種のシャルドネとピノ・ノワール、2011年で生産終了だそうです。理由は自社畑のワインに専念するため。
今後は3-D Vineyard(シャルドネと一部ピノ・ノワール)、Gnesa Vineyard(シャルドネのみ)、Machado Vineyard(ピノ・ノワールと一部シャルドネ)の3つの畑だけになります。全部で29エーカーの畑であり、生産量も減るのではないかと思います。
この中ではGnesa Vineyardが興味深いです。1976年に植えられた自根のシャルドネがあるそうです。わずか4エーカーの畑ですが、これからどのような素晴らしいワインを作り出すのでしょうか。
この記事でパーカーは過去ヴィンテージとして、Sweeney Canyonのシャルドネ1996年~2011年、Mt. Carmelのシャルドネ2000年~2011年、Cargasacchiのピノ・ノワール2002年~2011年、Melvilleのピノ・ノワール2000年~2011年を試飲してテイスティング・ノートとレイティングを記しています。
特に、シャルドネは安定して高得点、しかも長熟を認められているのが目立ちます。例えば、1996年のSweeney Canyonは97点で、まだ10~15年熟成するとしています。シャルドネの熟成期間を割と短く見積もるパーカーにしては、珍しい記述だと思います。
また、2006年のSweeney Canyonシャルドネは99点。これはセントラル・コーストのシャルドネとしては過去最高得点です。
ピノ・ノワールではCargasacchi 2007年が97点と高評価。以前のコメントでは1990年のロマネ・コンティに似ていると記していましたが、その要素は今回は見つからなかったと正直に書いています。それはともかくとして、カリフォルニアで最高のピノ・ノワールの1つとしています。2007年はMelvilleのピノ・ノワールも96点という評価でした。
ただ、悲しい知らせもあります。これら4種のシャルドネとピノ・ノワール、2011年で生産終了だそうです。理由は自社畑のワインに専念するため。
今後は3-D Vineyard(シャルドネと一部ピノ・ノワール)、Gnesa Vineyard(シャルドネのみ)、Machado Vineyard(ピノ・ノワールと一部シャルドネ)の3つの畑だけになります。全部で29エーカーの畑であり、生産量も減るのではないかと思います。
この中ではGnesa Vineyardが興味深いです。1976年に植えられた自根のシャルドネがあるそうです。わずか4エーカーの畑ですが、これからどのような素晴らしいワインを作り出すのでしょうか。
1976年にパリ・テイスティングで赤ワインのトップになったワインが米国のスミソニアン博物館に展示されるようになりました(1976 Judgement of Paris wines enter US hall of fame | decanter.com)。
このワインはStag's Leap Wine CellarsのS.L.V.1973。リンカーン大統領の山高帽や月に最初に着陸したニール・アームストロングの宇宙服などと並んで、米国の歴史を飾る101のアイテムの1つに選ばれました。
このワインはStag's Leap Wine CellarsのS.L.V.1973。リンカーン大統領の山高帽や月に最初に着陸したニール・アームストロングの宇宙服などと並んで、米国の歴史を飾る101のアイテムの1つに選ばれました。
「Wine From Here」というドキュメンタリーフィルムが作られています。
映画のサイト
Wino Brothersというカナダ人の兄弟が撮ったもので、カリフォルニアにおける自然派ワインの台頭を、さまざまな人のインタビューから追いかけています。
インタビューに登場するワインメーカーの中にはRidgeのPaul DraperやCaleraのJosh Jensen、LittoraiのTed Lemonといった有名人も含まれています。
ワイナリの情報を調べていると、自然派(オーガニックやサステイナブル、ビオディナミ)は、もう当たり前といってもいいほど浸透しているような気がします。自然派を実践しているけど、マーケティング的には使っていないというワイナリも珍しくありません。
カリフォルニアワインの今を切り取ったフィルムという点で貴重な作品です。
映画のサイト
Wino Brothersというカナダ人の兄弟が撮ったもので、カリフォルニアにおける自然派ワインの台頭を、さまざまな人のインタビューから追いかけています。
インタビューに登場するワインメーカーの中にはRidgeのPaul DraperやCaleraのJosh Jensen、LittoraiのTed Lemonといった有名人も含まれています。
ワイナリの情報を調べていると、自然派(オーガニックやサステイナブル、ビオディナミ)は、もう当たり前といってもいいほど浸透しているような気がします。自然派を実践しているけど、マーケティング的には使っていないというワイナリも珍しくありません。
カリフォルニアワインの今を切り取ったフィルムという点で貴重な作品です。
ロバート・パーカーがJoseph Phelps Insigniaの全ヴィンテージ1974年~2012年までを試飲したレポートを発表しました。
ワイナリにとっても特別なイベントであると同時に、パーカーにとっても非常に意義深い印象に残る試飲だったようです。こういう試飲には珍しく、ビデオも公開されています。
試飲のレポートも、通常のWine Advocate誌に掲載するものよりも詳しく、その年の気候について詳しく触れると同時に、品種別のブレンド比率や畑の選択なども説明されています。これらを読むだけでも、とても勉強になります(読めるのはWine Advocate誌の読者だけです)。
特に印象的だったのは最初のヴィンテージの1974年。パーカーはWine Advocate創刊以前の1970年代にこのワインを飲み、おいしいがそれほど長熟ではないと評価。1994年の同誌における評価では94点とさほど高くない点でしたが、今回は99点というほぼ満点のスコア。改めてこのワインがカリフォルニアワインに残した軌跡の大きさに気付かされました。
なお、Insigniaのレイティングはこれまで2001年の99点が最高で、100点が付いたことはありませんでした。今回1991年、1997年、2002年に満点が付き、最新号のDominusやSpottswoodeといった、古くからの有名ワイナリに追いつき、追い越した形になりました。
日本ではブルータス誌で「玄人のオーパス・ワン」と書かれたことがあり、マニア向けにはオーパス・ワンと並ぶ人気だったこともあります。そこで、Wine Advocate誌のオーパス・ワンのレイティングと並べてみました。
オーパス・ワンの方は、リリースころの試飲による評価がほとんどですから、横並びに比較することはできませんが、Insigniaが非常に高い評価を保っているワインであることはよく分かります。
この85年の1万円台ってすごくお買い得なような(状態にもよりますが)。今回の評価は95点です。
ワイナリにとっても特別なイベントであると同時に、パーカーにとっても非常に意義深い印象に残る試飲だったようです。こういう試飲には珍しく、ビデオも公開されています。
試飲のレポートも、通常のWine Advocate誌に掲載するものよりも詳しく、その年の気候について詳しく触れると同時に、品種別のブレンド比率や畑の選択なども説明されています。これらを読むだけでも、とても勉強になります(読めるのはWine Advocate誌の読者だけです)。
特に印象的だったのは最初のヴィンテージの1974年。パーカーはWine Advocate創刊以前の1970年代にこのワインを飲み、おいしいがそれほど長熟ではないと評価。1994年の同誌における評価では94点とさほど高くない点でしたが、今回は99点というほぼ満点のスコア。改めてこのワインがカリフォルニアワインに残した軌跡の大きさに気付かされました。
なお、Insigniaのレイティングはこれまで2001年の99点が最高で、100点が付いたことはありませんでした。今回1991年、1997年、2002年に満点が付き、最新号のDominusやSpottswoodeといった、古くからの有名ワイナリに追いつき、追い越した形になりました。
日本ではブルータス誌で「玄人のオーパス・ワン」と書かれたことがあり、マニア向けにはオーパス・ワンと並ぶ人気だったこともあります。そこで、Wine Advocate誌のオーパス・ワンのレイティングと並べてみました。
オーパス・ワンの方は、リリースころの試飲による評価がほとんどですから、横並びに比較することはできませんが、Insigniaが非常に高い評価を保っているワインであることはよく分かります。
この85年の1万円台ってすごくお買い得なような(状態にもよりますが)。今回の評価は95点です。
『無敵のカリフォルニアワイン講座《ナパ編》』 、これまでAmeroad、文楽、Kindleで販売していましたが、koboは対象外でした。
本を買うなら、今はkoboが安い!と宣伝しながら置いていないのもおかしいと思い、koboでの出版方法を調べてみたところ、意外と簡単そうだったので、登録してみました。
『無敵のカリフォルニアワイン講座《ナパ編》』 kobo版
ぜひ40%引きなどのメリットを生かして買ってください。
なお、電子書籍の読み方など、総合的な情報は
ワイン本「無敵のカリフォルニアワイン講座《ナパ編》」、ついに発売です
をご参考に。
Kindle版
Ameroad
文楽での有料版
本を買うなら、今はkoboが安い!と宣伝しながら置いていないのもおかしいと思い、koboでの出版方法を調べてみたところ、意外と簡単そうだったので、登録してみました。
『無敵のカリフォルニアワイン講座《ナパ編》』 kobo版
ぜひ40%引きなどのメリットを生かして買ってください。
なお、電子書籍の読み方など、総合的な情報は
ワイン本「無敵のカリフォルニアワイン講座《ナパ編》」、ついに発売です
をご参考に。
Kindle版
Ameroad
文楽での有料版
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが所有するフランスのシャトー・ミラヴァル。ここを購入したのは2008年に遡りますが、2013年3月にジョリー・ピット&ペリン(ペリン家はワイン作りを担当)というブランドを始めて話題を呼びました。
そのロゼが2013年のWine Spectator誌年間トップ100で84位に入っています。ワイナリによると、ロゼがトップ100に入ったのは同誌の歴史上初めてとのこと。
もし、これが本当であれば画期的ですね。近年存在感が高まっているロゼ・ワインの追い風にもなりそうです。
ネットで販売を始めたところ、たちまち売り切れてしまったといった話もありましたが(Brad Pitt and Angelina Jolie wine sells out in hours | decanter.com)、いくらかは国内にも入ってくるようです。
ロゼ・ワイン、華やかなのでクリスマスのワインなどにもいいですね。米国で27ドルが日本でも2700円程度で買えるので、結構割安です。
入荷量もそんなに多くないでしょうし、話題にもなるでしょうから、多分買うなら今のうちですよ。
そのロゼが2013年のWine Spectator誌年間トップ100で84位に入っています。ワイナリによると、ロゼがトップ100に入ったのは同誌の歴史上初めてとのこと。
もし、これが本当であれば画期的ですね。近年存在感が高まっているロゼ・ワインの追い風にもなりそうです。
ネットで販売を始めたところ、たちまち売り切れてしまったといった話もありましたが(Brad Pitt and Angelina Jolie wine sells out in hours | decanter.com)、いくらかは国内にも入ってくるようです。
ロゼ・ワイン、華やかなのでクリスマスのワインなどにもいいですね。米国で27ドルが日本でも2700円程度で買えるので、結構割安です。
入荷量もそんなに多くないでしょうし、話題にもなるでしょうから、多分買うなら今のうちですよ。
2014年1月4日にナパ・ヴァレー・ワイン・トレインのVINTNER'S LUNCHとして、Kenzo Estateが登場します。Kenzo Estateはゲーム会社カプコン創業者である辻本憲三氏がナパに作ったワイナリ。近年はWine Spectator誌などで高い評価を受けるようになっています。
Kenzoのワインメーカーは数々の有名なワインを手がけたハイジ・バレット。彼女もこのVINTNER'S LUNCHに参加するとのことで、貴重な機会になりそうです。
ワイントレインのページから日付を選んで予約ページに行くとKenzo Vintners Lunchが選べます。価格は一人214ドル。サンフランシスコからフェリー経由での往復チケットが48ドル。
また、サンフランシスコのさまざまなホテルからバスで直接行けるツアーもあります。こちらの価格は314ドル。
ナパバレー・ワイントレイン ケンゾー・エステイト・ワイナリーのワイン醸造家との特別企画日帰りランチ・イベント
また、日本では東京の広尾と、大阪の梅田にKenzoのショップ/バーがありますが、11月22日には六本木ヒルズ店もオープンします。
KENZO ESTATE ROPPONGI-HILLS 2013.11.22 OPEN 先行予約開始|KENZO ESTATE (ナパ, カリフォルニア)
カリフォルニアには行けない!という人はこちらをどうぞ。
Kenzoのワインメーカーは数々の有名なワインを手がけたハイジ・バレット。彼女もこのVINTNER'S LUNCHに参加するとのことで、貴重な機会になりそうです。
ワイントレインのページから日付を選んで予約ページに行くとKenzo Vintners Lunchが選べます。価格は一人214ドル。サンフランシスコからフェリー経由での往復チケットが48ドル。
また、サンフランシスコのさまざまなホテルからバスで直接行けるツアーもあります。こちらの価格は314ドル。
ナパバレー・ワイントレイン ケンゾー・エステイト・ワイナリーのワイン醸造家との特別企画日帰りランチ・イベント
また、日本では東京の広尾と、大阪の梅田にKenzoのショップ/バーがありますが、11月22日には六本木ヒルズ店もオープンします。
KENZO ESTATE ROPPONGI-HILLS 2013.11.22 OPEN 先行予約開始|KENZO ESTATE (ナパ, カリフォルニア)
カリフォルニアには行けない!という人はこちらをどうぞ。
三角形のラベルで知られるAu Bon Climat(オー・ボン・クリマ)は、サンタ・バーバラを切り開いたワイナリとして知られており、1990年代には日本で一番人気があるカリフォルニア・ワインの1つでした。
人気を駆り立てたのは堀賢一さんが、ブラインド・テイスティングで多くのソムリエがオー・ボン・クリマのピノ・ノワール「イザベル」をロマネ・コンティと間違えたというエピソードを披露したからだったと思います。堀賢一さんが当時監修していた漫画『ソムリエ』ではカレラ・ジェンセンをロマネ・コンティと間違えそうになるという話があり、人気を分けあっていました。
オー・ボン・クリマではフラグシップのワインに青色のラベルを使っています。上記のイザベル(オーナーの娘の名前)、同じくピノ・ノワールのノックス・アレクサンダー(オーナーの息子の名前)、白ワインのブレンドのヒルデガード、そしてシャルドネのニュイ・ブランシュの4つが、そのワインです。
ニュイ・ブランシュは樽をあまり効かせないワインが好みだというオーナーのジム・クレンデネンが、こういうワインも作れるんだよというのを示すために始めたといった話があったかと思います。以前は「新樽200%」とかって言っていたような気がしますが、現在は新樽は60%になっています。100%マロラクティック発酵も行う、クラシックなスタイルのシャルドネです。日本ではイザベル以上にレアで手に入りにくいワインとして人気があったこともあります。
そのニュイ・ブランシュが2010年で30ヴィンテージ。記念にラベルにXXXの文字が入っています。多くのシャルドネが収穫から2年あるいは1年で出荷されるのに対し、これは3年経ってからの出荷ということで、それだけ時間と手間をかけて作っているワインです。
ワイナリ価格40ドルが日本で3920円(税抜き)というのは、かなりのお買い得。このワイン以外もオー・ボン・クリマのワインは最近、ものすごくお買い得度が上がっています。ぜひ試していただきたいワインです。
人気を駆り立てたのは堀賢一さんが、ブラインド・テイスティングで多くのソムリエがオー・ボン・クリマのピノ・ノワール「イザベル」をロマネ・コンティと間違えたというエピソードを披露したからだったと思います。堀賢一さんが当時監修していた漫画『ソムリエ』ではカレラ・ジェンセンをロマネ・コンティと間違えそうになるという話があり、人気を分けあっていました。
オー・ボン・クリマではフラグシップのワインに青色のラベルを使っています。上記のイザベル(オーナーの娘の名前)、同じくピノ・ノワールのノックス・アレクサンダー(オーナーの息子の名前)、白ワインのブレンドのヒルデガード、そしてシャルドネのニュイ・ブランシュの4つが、そのワインです。
ニュイ・ブランシュは樽をあまり効かせないワインが好みだというオーナーのジム・クレンデネンが、こういうワインも作れるんだよというのを示すために始めたといった話があったかと思います。以前は「新樽200%」とかって言っていたような気がしますが、現在は新樽は60%になっています。100%マロラクティック発酵も行う、クラシックなスタイルのシャルドネです。日本ではイザベル以上にレアで手に入りにくいワインとして人気があったこともあります。
そのニュイ・ブランシュが2010年で30ヴィンテージ。記念にラベルにXXXの文字が入っています。多くのシャルドネが収穫から2年あるいは1年で出荷されるのに対し、これは3年経ってからの出荷ということで、それだけ時間と手間をかけて作っているワインです。
ワイナリ価格40ドルが日本で3920円(税抜き)というのは、かなりのお買い得。このワイン以外もオー・ボン・クリマのワインは最近、ものすごくお買い得度が上がっています。ぜひ試していただきたいワインです。
悪いワインの状態としては、ブショネと熱劣化が知られています。ブショネの方は製造段階の問題ですが、熱劣化は流通段階。流通経路や保存状況などによって起こります。長期保存にワインセラーが必要というのは、熱劣化を防ぐのが第一の理由です。
熱劣化というと、高い熱にワインがさらされることによって化学的な変化が生じるものと思っていたのですが、最近の実験によると、どうやらそうではないという話が有力になってきたようです。
古くからのワインの友人であるshuzさんが、これについてブログに一連の記事を書いています。また、詳しくはリアルワインガイドに書く予定とのことです。
ワインの保存に関する考察2013~その1
ワインの保存に関する考察2013~その2
ワインの保存に関する考察2013~その3
ワインの保存に関する考察2013~その4
ワインの保存に関する考察2013~その5(追記あり)
ワインの保存に関する考察2013~その6
ワインの保存に関する考察2013~その7
ワインの保存に関する考察2013~その8
ワインの保存に関する考察2013~その9
ワインの保存に関する考察2013~その10
熱劣化というと、高い熱にワインがさらされることによって化学的な変化が生じるものと思っていたのですが、最近の実験によると、どうやらそうではないという話が有力になってきたようです。
古くからのワインの友人であるshuzさんが、これについてブログに一連の記事を書いています。また、詳しくはリアルワインガイドに書く予定とのことです。
ワインの保存に関する考察2013~その1
ワインの保存に関する考察2013~その2
ワインの保存に関する考察2013~その3
ワインの保存に関する考察2013~その4
ワインの保存に関する考察2013~その5(追記あり)
ワインの保存に関する考察2013~その6
ワインの保存に関する考察2013~その7
ワインの保存に関する考察2013~その8
ワインの保存に関する考察2013~その9
ワインの保存に関する考察2013~その10
» 続きを読む
生意気盛りの高校生のころ、何のときだったか、担任(現国の教師)が「伊達で教師やってんじゃねえんだ」と啖呵を切ったことがありました。おそらく、教師を馬鹿にするような発言を平気でしていた僕らに、抑えていたものが爆発したのでしょうが、普段おとなしく見えていた先生だったので、ちょっとビックリもし、リスペクトも生まれたのでした。
このサイトではOpus One(オーパス・ワン)は年に1度は書くネタではありますが、必ずしもいいことばかりを書いているわけではありません。むしろ、有名だからこそ辛口になる場合もありました。
今回、オーパス・ワンのプレス・ディナーでいろいろ話を伺う機会をいただきました。カリフォルニアワインとしては孤高の地位を維持する努力を知り、改めてその底力を感じると同時に、リスペクトの気持ちも強くなりました。伊達じゃないな、と思い、冒頭のエピソードを紹介した次第です(分かりにくい!)。また、最新の2010年を含む3ヴィンテージを飲んで、その魅力も再発見したように感じました。
このサイトではOpus One(オーパス・ワン)は年に1度は書くネタではありますが、必ずしもいいことばかりを書いているわけではありません。むしろ、有名だからこそ辛口になる場合もありました。
今回、オーパス・ワンのプレス・ディナーでいろいろ話を伺う機会をいただきました。カリフォルニアワインとしては孤高の地位を維持する努力を知り、改めてその底力を感じると同時に、リスペクトの気持ちも強くなりました。伊達じゃないな、と思い、冒頭のエピソードを紹介した次第です(分かりにくい!)。また、最新の2010年を含む3ヴィンテージを飲んで、その魅力も再発見したように感じました。
» 続きを読む
コングスガードといえば、ナパ産シャルドネの最高峰であるThe Judgeが有名ですが、価格3分の1のナパ・ヴァレー・シャルドネも高品質。それが、Wine Spectator誌の年間トップ100ワインで5位に入りました。
同誌での評価は95点。Wine Advocate誌でも94点という高評価。米国の75ドルに対して日本では1万円超とちょっと高くなりますが、Judgeの片鱗を味わうという意味でも価値があるワインでしょう。
ちなみに柳屋の店長は、こう書いています。
余談ですが、Wine Spectatorのトップ100、以前よりもコスト・パフォーマンスの評価が低くなっている(高価格のワインが中心になっている)ような気がするのは僕だけでしょうか(と思ったら、このワインの発表ページでも似たような議論が出ていました)。
同誌での評価は95点。Wine Advocate誌でも94点という高評価。米国の75ドルに対して日本では1万円超とちょっと高くなりますが、Judgeの片鱗を味わうという意味でも価値があるワインでしょう。
ちなみに柳屋の店長は、こう書いています。
例年、私イナムラ@てんちょからは「ジャッジと比較しても、価格ほどの味わい差は感じられない筈です」とお伝えしております。コングスガード二種のシャルドネはどちらの品質も素晴らしく、共に極みの領域の中にあると思います。今年のWA誌上での評価も一点差であり、踏み込んだ「あと1歩」の差に対価を支払える方のみジャッジを手にして頂ければ良いと思っております。このナパ・シャルドネで感激の享受は十二分に事足ります。
余談ですが、Wine Spectatorのトップ100、以前よりもコスト・パフォーマンスの評価が低くなっている(高価格のワインが中心になっている)ような気がするのは僕だけでしょうか(と思ったら、このワインの発表ページでも似たような議論が出ていました)。
Wine Spectator誌のTim Fish氏が、西海岸のワイナリが静かに売りに出ているという記事を書いていました(West Coast Wineries Are Up for Sale—Quietly)。
2013年にはQupe、Araujo、Clos Pegase、Mayacamasといった著名なワイナリが売却されました。こういった動きは今後も続く可能性が高いようです。Mayacamasを4月に、Qupeを10月に買収したCharles Banks(元Screaming Eagleオーナー)によると「今ほど多くのワイナリがカリフォルニアで売りに出ている状況は見たことがない」とのこと。Banksは30%~50%のワイナリが財政的に困難な状況に陥っているか、かつてほど利益を上げていないだろうと見積もっています。
1980年代から90年代のブーム期にワイナリを始めたオーナーは引退の時期を迎えており、跡継ぎがいなかったり、拒まれたりするケースも増えています。また、年産5000ケースから1万5000ケースほどのワイナリは中途半端な位置づけになって、ワインを売るのが難しい状況です。
これらのワイナリはBanksのような投資家が買収するケースが多数ですが、近年では中国からの投資も目立つようになっているそうです。今後中国資本のワイナリが増える可能性もありそうです。
2013年にはQupe、Araujo、Clos Pegase、Mayacamasといった著名なワイナリが売却されました。こういった動きは今後も続く可能性が高いようです。Mayacamasを4月に、Qupeを10月に買収したCharles Banks(元Screaming Eagleオーナー)によると「今ほど多くのワイナリがカリフォルニアで売りに出ている状況は見たことがない」とのこと。Banksは30%~50%のワイナリが財政的に困難な状況に陥っているか、かつてほど利益を上げていないだろうと見積もっています。
1980年代から90年代のブーム期にワイナリを始めたオーナーは引退の時期を迎えており、跡継ぎがいなかったり、拒まれたりするケースも増えています。また、年産5000ケースから1万5000ケースほどのワイナリは中途半端な位置づけになって、ワインを売るのが難しい状況です。
これらのワイナリはBanksのような投資家が買収するケースが多数ですが、近年では中国からの投資も目立つようになっているそうです。今後中国資本のワイナリが増える可能性もありそうです。
今年買った本で考えると既に電子書籍の方が紙の本よりも多くなっています。読みやすさで言えば、まだ紙の方がいいとは思うのですが、何よりも場所を取らないというのが電子書籍のいいところ。売れ筋の小説など、以前だったら図書館で1年くらい予約待ちして借りていた本も、電子書籍でちょっと安めになっていたりすると、ついつい買ってしまいます。積ん読が見えないだけに、いつのまにか本がたまってしまうことも。
というわけで、iPhoneには電子書籍のアプリがたくさん入っています。一時期はKindleの本を中心に買っていましたが、最近は楽天のkoboで買うことが増えています。
理由は単純に本が安いから。
例えば、「半沢直樹」シリーズの第3弾『ロスジェネの逆襲』は、紙の単行本だと1575円。これが電子書籍だとどこでも大体1200円になります。Kindleもkoboの定価も同様です。
同じ定価ならKindleを選ぶという人が多そうですが、koboが強いのはここからです。割引クーポンがたくさんあるのです。
例えば今なら
文言書17,000作品がクーポンで最大50%引
というキャンペーンでこの本は600円になります。単行本と比べたら実に975円引き。この本、文庫になってから買おうと思っていたのですが、600円なら文庫と変わらないのでポチってしまいました。
これだけでなく、どの本でも40%や50%引きで使えるクーポンが、週に2,3回送られてきます。このあたりをうまく使えば、月に10冊くらいは40%引きや50%引きで買えるだろうと思います。
まとめ買いのキャンペーンなどポイント還元のプログラムもいろいろあるので、賢く買えばかなり節約できることは間違いありません。旅行に行く前のまとめ買いなどにもいいと思います。
僕は、koboの本を読むときもiPhoneを使うことが多いですが(初代kobo端末も持っています)、これだけ割引があれば、端末を買ってもすぐにもとが取れるでしょう。
というわけで、iPhoneには電子書籍のアプリがたくさん入っています。一時期はKindleの本を中心に買っていましたが、最近は楽天のkoboで買うことが増えています。
理由は単純に本が安いから。
例えば、「半沢直樹」シリーズの第3弾『ロスジェネの逆襲』は、紙の単行本だと1575円。これが電子書籍だとどこでも大体1200円になります。Kindleもkoboの定価も同様です。
同じ定価ならKindleを選ぶという人が多そうですが、koboが強いのはここからです。割引クーポンがたくさんあるのです。
例えば今なら
文言書17,000作品がクーポンで最大50%引
というキャンペーンでこの本は600円になります。単行本と比べたら実に975円引き。この本、文庫になってから買おうと思っていたのですが、600円なら文庫と変わらないのでポチってしまいました。
これだけでなく、どの本でも40%や50%引きで使えるクーポンが、週に2,3回送られてきます。このあたりをうまく使えば、月に10冊くらいは40%引きや50%引きで買えるだろうと思います。
まとめ買いのキャンペーンなどポイント還元のプログラムもいろいろあるので、賢く買えばかなり節約できることは間違いありません。旅行に行く前のまとめ買いなどにもいいと思います。
僕は、koboの本を読むときもiPhoneを使うことが多いですが(初代kobo端末も持っています)、これだけ割引があれば、端末を買ってもすぐにもとが取れるでしょう。
元Wine Advocate誌のアントニオ・ガッローニがナパのレポートを発表しています(2011 Napa Valley Cabernet Sauvignon: Terroir Matters (Nov 2013) | Vinous - Explore All Things Wine)。
記事では2011年から2013年のナパのヴィンテージについて分析しています。
一般に、雨が多く不作だった2011年はあまりいいヴィンテージではなく、コンディションに恵まれた2012年は2007年以来のいいヴィンテージという見方がありますが、ガッローニによると2012年は意外と当たり外れがありそうです。
理由は2010、2011と収穫が少ない年が続き、2012年は質よりも量に走ってしまった生産者がいるため。また、あまりにも豊作だったため、収穫後に醸造に使うタンクが足りなくなって右往左往した生産者もいた模様です。
それに比べると2013年は5月から6月の開花時期に雨がほとんどなかったため、ブドウの実が小さく、収穫量が自然と抑えられたとのこと。その分、安定していい収穫だった生産者が多かったようです。まだ結論を出すには早すぎますが、2013年の方が2012年よりも質的には安定したヴィンテージになっていそうです。
また、ガッローニはヴィンテージでワインを選ぶよりも、生産者で選んだ方がいいとしています。ヴィンテージを選ぶ必要があるというのは、よいヴィンテージが少なく、ひどいヴィンテージが多かった過去の話であり、ほとんどのヴィンテージがそこそこ以上になった現在には当てはまらないとのこと。
それはそうだな、と思います。
記事では2011年から2013年のナパのヴィンテージについて分析しています。
一般に、雨が多く不作だった2011年はあまりいいヴィンテージではなく、コンディションに恵まれた2012年は2007年以来のいいヴィンテージという見方がありますが、ガッローニによると2012年は意外と当たり外れがありそうです。
理由は2010、2011と収穫が少ない年が続き、2012年は質よりも量に走ってしまった生産者がいるため。また、あまりにも豊作だったため、収穫後に醸造に使うタンクが足りなくなって右往左往した生産者もいた模様です。
それに比べると2013年は5月から6月の開花時期に雨がほとんどなかったため、ブドウの実が小さく、収穫量が自然と抑えられたとのこと。その分、安定していい収穫だった生産者が多かったようです。まだ結論を出すには早すぎますが、2013年の方が2012年よりも質的には安定したヴィンテージになっていそうです。
また、ガッローニはヴィンテージでワインを選ぶよりも、生産者で選んだ方がいいとしています。ヴィンテージを選ぶ必要があるというのは、よいヴィンテージが少なく、ひどいヴィンテージが多かった過去の話であり、ほとんどのヴィンテージがそこそこ以上になった現在には当てはまらないとのこと。
それはそうだな、と思います。
「ダイアトムの漢字ラベル・ワイン、2012年はシャトー・イガイ・タカハから装い新たに登場へ」という記事で以前、紹介したように、Greg Brewer(グレッグ・ブリューワー)がDiatomから手を引くことになり、人気の「漢字」ラベル・ワインはシャトー・イガイ・タカハのブランドで作られることになりました。
その第1弾として2012年の「波紋」と「美夜」そして従来からイガイ・タカハだった「侍」が発売されました。
これを記念して、CWGとVind du 268では「杉本セレクション」としてこの3本のセットが出ています。送料無料に加えて「侍」の文字の入ったソムリエナイフ「KATANA」が付属します。このソムリエナイフだけで5000円で売っているものです。刃物の町である岐阜県関市で作られている逸品とのこと。
以前から、このソムリエナイフ気になっていたので、迷わずポチりましたよ。
ワインはもちろん単品販売もあるので、とりあえず1つ試してみたいかたは単品でどうぞ。この中では「波紋」が万人受けしやすいワインだと思います。
その第1弾として2012年の「波紋」と「美夜」そして従来からイガイ・タカハだった「侍」が発売されました。
これを記念して、CWGとVind du 268では「杉本セレクション」としてこの3本のセットが出ています。送料無料に加えて「侍」の文字の入ったソムリエナイフ「KATANA」が付属します。このソムリエナイフだけで5000円で売っているものです。刃物の町である岐阜県関市で作られている逸品とのこと。
以前から、このソムリエナイフ気になっていたので、迷わずポチりましたよ。
ワインはもちろん単品販売もあるので、とりあえず1つ試してみたいかたは単品でどうぞ。この中では「波紋」が万人受けしやすいワインだと思います。
先月「グラスワインに革命起こすCoravin、米国以外でも購入可能に、ただし日本は含まれず」という記事を書きました。26カ国への輸出が開始されましたが、日本は入っていませんでした。
輸入元の調整関係か何かかと想像していたのですが、Coravin社に問い合わせてみたところ、別の理由があることが分かりました。
Coravinは、ワインを注ぐときに、代わりにボトル内に不活性ガスであるアルゴンを注入するようになっています。Coravinの本体に、このガスを圧縮密封したカートリッジを付けて使います。
こにカートリッジが危険物として日本への輸入許可が下りていないのだそうです。機内への持ち込みもできませんから、旅行中に買って帰ることも無理です。
何か奥の手はないものでしょうか?
輸入元の調整関係か何かかと想像していたのですが、Coravin社に問い合わせてみたところ、別の理由があることが分かりました。
Coravinは、ワインを注ぐときに、代わりにボトル内に不活性ガスであるアルゴンを注入するようになっています。Coravinの本体に、このガスを圧縮密封したカートリッジを付けて使います。
こにカートリッジが危険物として日本への輸入許可が下りていないのだそうです。機内への持ち込みもできませんから、旅行中に買って帰ることも無理です。
何か奥の手はないものでしょうか?
【追記】2013年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(年間トップなど、高評価続くオーパス・ワン2013)
【追記】2012年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(オーパス・ワン2012年は2007、2010と並ぶ高評価)
【追記】2011年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(オーパス・ワン2011年の評価は?)
相変わらずの人気を誇るカリフォルニアワインがOpus One(オーパス・ワン)です。特に、ロバート・モンダヴィとワイン作りやマーケティングの体制を分けたこの数年はブランド・イメージの回復著しく、ワインの値段も急上昇しています。
90年代末から2000年代前半のオーパス・ワンは国内での価格が概ね3万円程度。米国では90~150ドルくらいだったので、ときには3倍程度の日米の価格の違いがありました。
その後、日本での価格はどんどん下がりました。
2005年~2007年あたりのヴィンテージのオーパス・ワンは日本での価格が概ね2万円以下でした。2007年の売り出しが2010年ですから3年くらい前までということになります。2006年のものは1万7000円台で売っていたこともありました。米国での価格も150~200ドル程度でしたから、日米の価格差もあまりなく、かなりお買い得感のあるワインでした。
2008年のものは2万円台に戻り、2009年も出始めの時期に「送料込みで税込み21,980円」というのがありましたが、今では3万円程度にまで上がっています。
出荷が始まったばかりの新ヴィンテージ2010年では安いところでも3万円超。海外でも最低200ドル程度と上がっていますが、特に日本の値上がりは激しいようです。
【追記】2012年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(オーパス・ワン2012年は2007、2010と並ぶ高評価)
【追記】2011年ヴィンテージの評価についてはこちらの記事をご覧ください(オーパス・ワン2011年の評価は?)
相変わらずの人気を誇るカリフォルニアワインがOpus One(オーパス・ワン)です。特に、ロバート・モンダヴィとワイン作りやマーケティングの体制を分けたこの数年はブランド・イメージの回復著しく、ワインの値段も急上昇しています。
90年代末から2000年代前半のオーパス・ワンは国内での価格が概ね3万円程度。米国では90~150ドルくらいだったので、ときには3倍程度の日米の価格の違いがありました。
その後、日本での価格はどんどん下がりました。
2005年~2007年あたりのヴィンテージのオーパス・ワンは日本での価格が概ね2万円以下でした。2007年の売り出しが2010年ですから3年くらい前までということになります。2006年のものは1万7000円台で売っていたこともありました。米国での価格も150~200ドル程度でしたから、日米の価格差もあまりなく、かなりお買い得感のあるワインでした。
2008年のものは2万円台に戻り、2009年も出始めの時期に「送料込みで税込み21,980円」というのがありましたが、今では3万円程度にまで上がっています。
出荷が始まったばかりの新ヴィンテージ2010年では安いところでも3万円超。海外でも最低200ドル程度と上がっていますが、特に日本の値上がりは激しいようです。
» 続きを読む
カリフォルニアワインあとりえに、Wine Advocate誌の最新号でロバート・パーカーが100点を付けたColgin(コルギン)のIX Estate 2010(ナンバーナイン・エステート)が入荷しています。
税抜きで53,980円は、楽天では最安。さらに7日午前1時59分まえの楽天セール中ならば、あとりえでポイントが2倍付くのに加え、「買い回り」でのポイント追加も可能です。例えば、他店で1000円のものを買ったら、コルギンのポイントも1倍分増えるので539ポイントのアップ。実質400円台で1000円のものを買えるという計算になります。
つまり高額なものと安いもの(ただし1000円以上)を組み合わせるのがお得ということです。
税抜きで53,980円は、楽天では最安。さらに7日午前1時59分まえの楽天セール中ならば、あとりえでポイントが2倍付くのに加え、「買い回り」でのポイント追加も可能です。例えば、他店で1000円のものを買ったら、コルギンのポイントも1倍分増えるので539ポイントのアップ。実質400円台で1000円のものを買えるという計算になります。
つまり高額なものと安いもの(ただし1000円以上)を組み合わせるのがお得ということです。
11月3日、第8回湘南国際マラソンでフルマラソンの部に参加しました。
フルマラソンは前回、今年の3月に次いで2回目です。前回は35kmまでは快調に走ったものの、その後脱水症状に陥ってしまい、41km手前で倒れてしまうという体たらく。40kmまではネットで3時間40分というサブフォー(4時間切り)ペースでしたが、最終的にゴールしたのは4時間35分を超えてしまいました。
湘南はそのリベンジをと勢い込んだのですが、前にも書いたように8月に練習中転んで骨折。その後6週間ギブス生活で練習をストップせざるを得なくなりました。ようやく練習を再開できたのは10月12日。わずか3週間での準備で、本番に臨みました。
結果、ネットで4時間9分36秒という記録(速報値)。満足はしていませんが、納得はしています。今の自分としては、力を出し切ったと言ってもいいのかと思います。
振り返ってみましょう。
フルマラソンは前回、今年の3月に次いで2回目です。前回は35kmまでは快調に走ったものの、その後脱水症状に陥ってしまい、41km手前で倒れてしまうという体たらく。40kmまではネットで3時間40分というサブフォー(4時間切り)ペースでしたが、最終的にゴールしたのは4時間35分を超えてしまいました。
湘南はそのリベンジをと勢い込んだのですが、前にも書いたように8月に練習中転んで骨折。その後6週間ギブス生活で練習をストップせざるを得なくなりました。ようやく練習を再開できたのは10月12日。わずか3週間での準備で、本番に臨みました。
結果、ネットで4時間9分36秒という記録(速報値)。満足はしていませんが、納得はしています。今の自分としては、力を出し切ったと言ってもいいのかと思います。
振り返ってみましょう。
» 続きを読む
まずはこちらからポイントアップの登録を
楽天日本一大セール
追加した記事です「WA100点のコルギン最安値、買うなら楽天セール中に」
カリフォルニアワインあとりえでは全品ポイント倍付けに加え、Simi(シミー)のワインが安くなっています。シャルドネ1000円台は安いです。6本買えば送料無料になります。
同店ではフランシスカンも安くなっています。ソノマのシミ、ナパのフランシスカン、コスト・パフォーマンスの高さでいい勝負です。敢えて選ぶなら、個人的にはシャルドネはシミ、カベルネはフランシスカンでしょうか。
パシフィックワインセラーズでは先日紹介した6本セットがお買い得。
スパークリングは4割引(ID pacificwine パスワード rakuten)
楽天日本一大セール
追加した記事です「WA100点のコルギン最安値、買うなら楽天セール中に」
カリフォルニアワインあとりえでは全品ポイント倍付けに加え、Simi(シミー)のワインが安くなっています。シャルドネ1000円台は安いです。6本買えば送料無料になります。
同店ではフランシスカンも安くなっています。ソノマのシミ、ナパのフランシスカン、コスト・パフォーマンスの高さでいい勝負です。敢えて選ぶなら、個人的にはシャルドネはシミ、カベルネはフランシスカンでしょうか。
パシフィックワインセラーズでは先日紹介した6本セットがお買い得。
スパークリングは4割引(ID pacificwine パスワード rakuten)
Wine Advocate誌が209号を発表しました。カリフォルニアではナパのレビューが含まれています。例年は12月にナパの評価が出ていましたが、どうしたのでしょう?
多くのワイナリが秋に新ヴィンテージを売り出しますから、年末にかけて一番ワインが売れる時期に、既に評価が出ているというのは、販売上は歓迎なのだろうと思います。
さて、今回のレビューはもちろんロバート・パーカーによるもの。過去2ヴィンテージ、アントニオ・ガッローニの評価だったことを考慮してか、2010~2012の3ヴィンテージにわたったレビューが載っています。その結果、1469本の評価と、例年の1000本程度に比べても圧倒的なボリュームになりました。
評価を見ると、かなりの大盤振る舞い系。新たに12本の100点ワインが登場しています。意外な名前はあまりありませんが、あまり聞いたことがなかったワイナリや、カベルネ・ソヴィニョン以外のワインもあります。
100点12本のうち2009年が1つ(Hundred AcreのDeep Time)、2011年が1つ(Bevan CellarsのTin Box)。残りは10本は2010年です。
まずは馴染みのある名前から紹介します。
Spottswoodeは初の100点。99点だった2007年以降は日本への入荷がほとんどなくなってしまったのが残念なワインです。ガッローニの95+という評価から大幅アップ。
Dominusも初の100点。1994、2002、2008と3回の99点がありましたが、ついに100点です。これもガッローニの96+から大幅アップ。このあたりがガッローニとパーカーのテイストの違いでしょうか。日本における最新ヴィンテージがまだ2007なのは不思議なところです。
Shafer Hillside Selectは2001~2003以来の100点。このワインも日本に入ってくるときは意外と安いのですが、入荷状況がまばらなのが気になるところ。このヴィンテージは入ってくるのでしょうか。これもガッローニの95-97から大きく上がっています。
おそらく今回の一番のサプライズがTurnbull。Fortuna Vineyardが100点です。定価75ドルという安さのワインです。ほかにもPerra Vineyardが98点、Fortunaのメルローが95点。Turnbullは過去の最高評価が94点でしたから、今頃ワイナリは大騒ぎでしょう。買うなら今のうち、と言いたいところですが、残念ながら日本に入っているのはほとんどがOld Bull。今回の評価対象外でした。
Colginは一挙3本100点。IX Estate(ナンバー・ナイン・エステート)とIXのシラー、そしてCariad。先日試飲したIX Estateが入っています(残り2つは2009ヴィンテージでした)。確かにこれは、試飲時にもひときわおいしいワインでした。
後は名前だけ紹介。Screaming Eagleは97、2007に続く3回め。Hundred Acreは今回2本めのFew and Far Between。HallのExzellenzも初100点。Hallもこの畑は日本未入荷です。
100点以外の話は後日報告します。
多くのワイナリが秋に新ヴィンテージを売り出しますから、年末にかけて一番ワインが売れる時期に、既に評価が出ているというのは、販売上は歓迎なのだろうと思います。
さて、今回のレビューはもちろんロバート・パーカーによるもの。過去2ヴィンテージ、アントニオ・ガッローニの評価だったことを考慮してか、2010~2012の3ヴィンテージにわたったレビューが載っています。その結果、1469本の評価と、例年の1000本程度に比べても圧倒的なボリュームになりました。
評価を見ると、かなりの大盤振る舞い系。新たに12本の100点ワインが登場しています。意外な名前はあまりありませんが、あまり聞いたことがなかったワイナリや、カベルネ・ソヴィニョン以外のワインもあります。
100点12本のうち2009年が1つ(Hundred AcreのDeep Time)、2011年が1つ(Bevan CellarsのTin Box)。残りは10本は2010年です。
まずは馴染みのある名前から紹介します。
Spottswoodeは初の100点。99点だった2007年以降は日本への入荷がほとんどなくなってしまったのが残念なワインです。ガッローニの95+という評価から大幅アップ。
Dominusも初の100点。1994、2002、2008と3回の99点がありましたが、ついに100点です。これもガッローニの96+から大幅アップ。このあたりがガッローニとパーカーのテイストの違いでしょうか。日本における最新ヴィンテージがまだ2007なのは不思議なところです。
Shafer Hillside Selectは2001~2003以来の100点。このワインも日本に入ってくるときは意外と安いのですが、入荷状況がまばらなのが気になるところ。このヴィンテージは入ってくるのでしょうか。これもガッローニの95-97から大きく上がっています。
おそらく今回の一番のサプライズがTurnbull。Fortuna Vineyardが100点です。定価75ドルという安さのワインです。ほかにもPerra Vineyardが98点、Fortunaのメルローが95点。Turnbullは過去の最高評価が94点でしたから、今頃ワイナリは大騒ぎでしょう。買うなら今のうち、と言いたいところですが、残念ながら日本に入っているのはほとんどがOld Bull。今回の評価対象外でした。
Colginは一挙3本100点。IX Estate(ナンバー・ナイン・エステート)とIXのシラー、そしてCariad。先日試飲したIX Estateが入っています(残り2つは2009ヴィンテージでした)。確かにこれは、試飲時にもひときわおいしいワインでした。
後は名前だけ紹介。Screaming Eagleは97、2007に続く3回め。Hundred Acreは今回2本めのFew and Far Between。HallのExzellenzも初100点。Hallもこの畑は日本未入荷です。
100点以外の話は後日報告します。
Wassy's傘下のパシフィックワインセラーズでカリフォルニア・ワインの6本セットが3割引かつ送料無料になっています。税込みで11,466円と1本2000円足らず。
こういった安いセットって、よく見るとワインもちょっとなんだかなあということが多いのですが、これは一味違います。
●キングスリー ノースコースト ブリュット NV
●スーヴェラン ソーヴィニヨンブラン 2010
●フォックスグローブ シャルドネ 2011
●ディストリクト7 ピノノワール 2011
●ドメーヌ・テール ルージュ イーストン "H" ハウス 2008
●ヘス・コレクション セレクト カベルネソーヴィニヨン 2010
というラインナップ。フォックスグローブは2000円台のシャルドネの中では個人的に一押しの銘柄。2000円切っていたら「買い」です。スーヴェランはコスト・パフォーマンスの高さで知られるワイナリ。今まで期待を裏切られたことがありません。ヘス・コレクションの「ヘス・セレクト」もいいワイン。
後の3つは飲んだことがない銘柄ですが、少なくとも6本中3本は外れがないでしょうから、残りも期待できます。
さらに、楽天イーグルスが優勝したらキャンペーンセールによるポイントアップも。キャンペーンには事前登録可能なので、忘れないうちにやっておきましょう。
楽天イーグルス優勝キャンペーン登録ページ
こういった安いセットって、よく見るとワインもちょっとなんだかなあということが多いのですが、これは一味違います。
●キングスリー ノースコースト ブリュット NV
●スーヴェラン ソーヴィニヨンブラン 2010
●フォックスグローブ シャルドネ 2011
●ディストリクト7 ピノノワール 2011
●ドメーヌ・テール ルージュ イーストン "H" ハウス 2008
●ヘス・コレクション セレクト カベルネソーヴィニヨン 2010
というラインナップ。フォックスグローブは2000円台のシャルドネの中では個人的に一押しの銘柄。2000円切っていたら「買い」です。スーヴェランはコスト・パフォーマンスの高さで知られるワイナリ。今まで期待を裏切られたことがありません。ヘス・コレクションの「ヘス・セレクト」もいいワイン。
後の3つは飲んだことがない銘柄ですが、少なくとも6本中3本は外れがないでしょうから、残りも期待できます。
さらに、楽天イーグルスが優勝したらキャンペーンセールによるポイントアップも。キャンペーンには事前登録可能なので、忘れないうちにやっておきましょう。
楽天イーグルス優勝キャンペーン登録ページ