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Date: 2015/0228 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Paul Latoの新作は「心」、シャルドネとピノ・ノワールを試飲」という記事で最初に紹介したポール・ラトーのワイン「心」、Wine Advocate誌ではシャルドネが96点、ピノ・ノワールが93点と高く評価されています。シャルドネは個人的にも昨年飲んだものの中でベストと思っています。先日も知り合いが「これを飲めばブルゴーニュは…」などとFacebookに記していました。

このワイン、これまで国内ではセット販売しかありませんでしたが、Wassy'sで単品販売されています。米国ではメーリング・リストであっという間に売り切れたワイン。味わいだけでなく、希少性でも貴重です。

Date: 2015/0226 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワイナリー観光といえばナパやソノマが有名ですが、カリフォルニアにはそれ以外にも、たくさんのワイナリー観光ができる地域があります。それら8つを紹介する記事がありました(8 Alternative Wine Trails of California | Wine Folly)。

取り上げているのは
・メンドシーノ
・レイク郡
・ソノマ・コースト(太平洋岸)
・シエラ・フットヒルズ
・ロウダイ
・サンタ・ルシア・ハイランズ
・パソ・ロブレス
・サンタ・リタ・ヒルズ

それぞれ、地域の案内へのリンクが付いています。

個人的には、すべて行ってみたいですが、あまり馴染みのないシエラ・フットヒルズやレイク郡あたりが面白そうに感じます。
Date: 2015/0225 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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著名なワインメーカーであるデビッド・レイミーが普及価格帯向けワインを作るワイナリーをオープンしました(Winemaker David Ramey to introduce affordable, fun wines | The Press Democrat)。

レイミーは自身のレイミー・ワイン・セラーズのほか、数多くのワイナリーでコンサルティングをしており、ソノマで一番忙しいワインメーカーではないかと言われるほどの人。特にレイミー・ワイン・セラーズのシャルドネはカリフォルニアでもトップクラスの一つと目されています。また、ナパでドミナスの立ち上げに携わったことでも知られています。

今回、新たに作ったサイドバー・セラーズには、レイミーの長女も参加。若い世代に向けた、より普及価格帯のワインを提供します。

最初に売り出すワインは3種類。ロウダイのケルナー(ドイツワインでよく使われる品種)、レイク・カウンティーのソーヴィニヨン・ブラン、ロシアン・リバー・ヴァレーのシラーを使ったロゼ。いずれもビンテージは2014で、価格は25ドル。今後はグルナッシュなども追加する見込み。

以前にもガロによるコンシューマーの調査を掲載しましたが、米国の若者の嗜好は、これまでとは大きく違うように感じます。日本の若者のワイン嗜好がどうなのかも気になります。

Date: 2015/0224 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパの春の訪れを祝う、プレミア・ナパ・ヴァレー・オークションがオープンし、昨年の記録を塗り替えました(Premiere Napa Valley Barrel Auction Slips Through to New Record of $6 Million
20150223-dsc_2589.jpg

落札総額は600万ドル。昨年の590万ドルの記録をかろうじて上回りました。ボトルあたりの平均額は286ドル。

例年通り、中川ワインが上位の落札者に名前を連ねています。

それにしても、すごい価格ですね。以前はプレミア・オークションもののワインがショップで販売されてきたりしていましたが、もう難しいでしょうね。

Date: 2015/0223 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2014年末に、マクドナルドでフライドポテトに使うポテトが足りなくなり、Sサイズしか販売しなくなったことがあったのは覚えている方も多いでしょう。

マクドナルドのことだからワインには無関係なように思ってしまいがちですが、実はポテトが足りなくなったのは米国の港湾における労働者のストライキのせい。これによって、米国からのワインの輸入もかなり滞っており、インポーターにとっては胃の痛むことが多かったようです。

労使交渉がなかなか進まずストライキが長期化していましたが、ようやく暫定合意に達したというニュースが出ていました(米港湾労使交渉が暫定合意 西海岸、物流停滞解消へ)。
西海岸の各港湾では既に大量の積み荷が滞留しており、仮に最終合意に達してもしばらくは輸送の遅れは続きそうだ。

とのことで、すぐに問題解決とはいかなさそうですが、ようやく先が明るくなってきたように感じます。ただ、積み荷が港湾に滞留しているということは、ワインのコンディションも心配です。

余談ですが、マクドナルドでポテトが足りない期間に販売していたカーリーフライが美味しかったので、ぜひ復活して欲しいと思ってます。
Date: 2015/0223 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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冬は、ブドウ畑の労働者にとっては剪定の期間です。各地で剪定コンテストも開かれますが、これはソノマのもの(Speed, precision on display at Sonoma County Pruning | The Press Democrat)。



剪定のビデオを見るといつも思うのは、これって本当に力仕事だな、ということ。畑で働くみなさん、お疲れ様です。
Date: 2015/0222 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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焼き鳥屋「鳥幸」など30あまりのレストランを運営する東京レストランツファクトリーは、2015年9月にニューヨークにオープンする新店のためにシャトー・イガイ・タカハと包括的業務提携したと発表しました(東京レストランツファクトリー、ワイナリー「Ch.igai Takaha」と包括的業務提携。|外食ニュース | FDN フードリンクニュース)。

ニューヨーク新店のほか、鳥幸や、今後オープンする予定のピッツァ店(聖林館柿沼氏との業務提携によるもの)などでもシャトー・イガイ・タカハのワインを提供すします。

東京レストランツファクトリーは「JAPAN QUALITY」を世界に発信することを目指しており、カリフォルニアワインでありながら日本の「侘び・寂び」を感じられるシャトー・イガイ・タカハは、その戦略に合うワインとして選ばれたもようです。

シャトー・イガイ・タカハはこれまで生産のほとんどを日本で販売(ハワイでも一部販売)してきましたが、これを機会に米国本土でも展開していく予定だといいます。

シャトー・イガイ・タカハ、特に漢字シリーズのワインはアントニオ・ガッローニにVinousでも総じて90点を超える評価を受けており、ワインの品質的には十二分にやっていけると思います。

日本文化の発信とうまく呼応できるといいですね。
Date: 2015/0221 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインの劣化の中でも代表的なのが「ブショネ(コルク臭)」。一般に、コルクに由来するTCAという物質によって引き起こされるとされています。2000年代には、この問題を避けるために、スクリューキャップに代表される非コルクの栓が次々と使われるようになり、現在ではかなりのシェアを占めるようになりました。特にオーストラリアやニュージーランドではスクリューキャップの比率が高くなっています。

個人的にも、もうコルクの時代は終わるのではないかと思っていましたが、近年は品質が向上したコルクが増え、思ったほどのコルク離れは起きていないように感じます。

という流れを後押しするかのように、コルク関連の記事が2つ出ていたので紹介します。

1つは、コルクがワインの熟成にポジティブな効果を与えているという説(Cork releases beneficial phenolics to wine)。コルクがワインと接することによって生じる化合物が、樽と同様の熟成の効果を与えているという説です。Amorimというコルクの会社の研究者が述べているものですが、まだ証明されたものではありません。個人的にはちょっと眉につばを付けておいた方がいいのかも、という気もします。

【追記】本記事公開後、上のリンクの記事は消されてしまったようです。やっぱり大分怪しげな感じがします。

もう1つはコルク利用を謳うことが、販売促進につながるというもの。100%コルクというコルクの宣伝基金がボーグル、コッポラ、ガーギッチ・ヒルズ、ジョーダン、ラザフォード・ランチの5つのワイナリーと組んで調査しました。

それによると、サンフランシスコ・ベイエリアでコルクを使ったラジオ宣伝とインターネット広告を行ったところ、同地区での売り上げが6.4%増加したとのこと。同じ期間にトップ200のブランドで見ると5%下がっているので、コルクの宣伝が大きな効果をもたらしたと考えられます。

Wineries Increase Sales When Promoting Their Use of Cork
Date: 2015/0220 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日「隠れた名門タリーのローズマリー、WA98点が国内入荷」で紹介したタリーのピノ・ノワール・ローズマリー・ヴィンヤード2012が柳屋にも入荷しています。価格は同じです。

信濃屋の方が在庫が多いので、柳屋が売り切れた際はチェックしてみることをお薦めします。


Date: 2015/0220 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sで実店舗の倉庫に眠っていたカリフォルニアワインをオンライン店長のハダノリさんが発券。オンラインWassy'sで販売しています。なかなか見つからない1990年代のワインもあります。どれも現品限り。値段は結構張るものが多いですが、その価値はあります。

フォアマン カベルネソーヴィニヨン[1994]はナパの初期からの有名ワインメーカーであるリック・フォーマンによるワイン。今が熟成のピークでしょう。


バッチオデヴィーノ ナパヴァレー[1998]はサンジョベーゼが26%入ったユニークなブレンド。今では日本輸入ありません。


パオレッティ ノンプラス ウルトラ[1998]は、ワシントンの雄です。


オーベールのお宝ワインがいろいろあります。

ローレンはむちゃくちゃおいしいです。

リッチーももちろん。



キャプサンディのこれはメルロー主体。メルローやフランが好きな方ならはまるかも。

Date: 2015/0219 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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昨年秋にオートバイで事故を起こした、シネ・クア・ノンのマンフレッド・クランクル。

参考:Sine Qua Nonのマンフレッド・クランクルがバイクで大事故、一命を取り留める

その後は順調に回復して、このほど退院。自宅療養に切り替わったそうです(
Sunday News Shorts: Krankl Recovering and Supreme Fatigue
)。

何はともあれ、順調なようでよかったです。

Date: 2015/0218 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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元NFLヘッドコーチのディック・バーミールが、著名ワインメーカーであるトーマス・リバーズ・ブラウンとコンサルタント契約をしたことを明らかにしました(Unfiltered: Coach Dick Vermeil Teams Up with Winemaker Thomas Brown | Unfiltered | News & Features | Wine Spectator)。

過去には「ディック・バーミールがナパに新テイスティング・ルームを開設」という記事で取り上げていますが、ディック・バーミールは2009年からワイナリーを運営しています。

また、今回アウトポストのワインメーカーだったアンディ・ジョーンズもバーミール・ワインに参加しました。本気で取り組んでいる感じがします。
Date: 2015/0217 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Vin du 268(ヴァン・デュ・にろや)でトランセンデンスのシラーが2月23日までポイント10倍です。税込4384円ですから、実質3000円台。お得です。

しかも、このワイン、店長のリキさんが試飲して、美味しくなっているのでポイント10倍にした、というありがたいものです。

少々長いですが、試飲コメントを引用させていただきます。
 ミントに赤い小さな果実と鉄分などミネラル感を予感させる香り。
 迷いを少々感じた香りは、口に含んでみると一掃させる。コーヒー、ブラックカラント、なめし皮で温もりを感じ滋味に溢れ、香りに感じたミントは幻であったかのようで、まろやかさは後頭部から暖めてくれるような、飲み心地を楽しませてくれる。
 余韻には、高級なスピーカーから流れる超重低音な心地よいリズムを感じるようだ。
 そこそこ美味しかったアヒルがまるで白鳥になったかのようだ。
 少々助走が長く必要で、抜栓後30分以上放置かデキャンターの後にお楽しみいただく事をお勧め致します。
 美味しいワインを飲むには手間を惜しまない、まさにその見本のようなワインです。強くお勧めいたします。




ほかのポイント10倍ワインはこちら
Date: 2015/0216 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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アントニオ・ガッローニが主宰するワイン・メディアVinous(ヴィナス)。先日はステファン・タンザーのIWC(インターナショナル・ワイン・セラー)を買収したことで話題になりました。

ロバート・パーカーのWine Advocate誌と同様、有料会員向けのワインレビューを中心としていますが、動画などは無料で見られます。

埋め込みはできないので、最近の動画からソノマのアップデートとLittorai(リトライ)のテッド・レモンへのインタビューへのリンクを紹介します。
Sonoma Update | Vinous - Explore All Things Wine
Littorai’s Ted Lemon on 2013 and 2014 | Vinous - Explore All Things Wine

恐らく、消費者としてより興味深いのはソノマの方でしょうか。ナパに比べてカベルネ・ソーヴィニヨンのコスト・パフォーマンスが優れていることや、2013年のヴィンテージなどについて語っています。2013年は概ね良好なヴィンテージですが、ピノ・ノワールに関しては、出来不出来の差が大きくなっているとのこと。個々のワインのレビューを参考にした方が良さそうです。また、シャルドネは総じて素晴らしい出来になっているようです。
Date: 2015/0215 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Spectatorのカリフォルニアワイン担当であるジェイムス・ローブがブリュワー・クリフトンのサンタ・リタ・ヒルズ・ピノ・ノワールを2007年から2013年まで垂直試飲した記事を書いています(A Vertical Tasting of Brewer-Clifton Pinot Noirs | James Laube)。

ブリュワー・クリフトンについては、先日オーナーシップの交代のニュースがありましたが、グレッグ・ブリュワーがその報告とともに、今回の試飲のワインを持っていったとのこと。

ブリュワー・クリフトンのワイン作りの特徴は、除梗をしないことと、新樽を使わないことにありますが、近年のワインでは、スタイルがより洗練されているとのこと。

グレッグ・ブリュワーによると、ワイン作りが変わったのではなく自社畑への移行によって、土地にあったクローンが分かってきたことにあるそうです。クローンの違いは非常に重要で、それによって味に丸みがまし、官能的な味わいになってきたそうです。

2012年のサンタ・リタ・ヒルズ・ピノ・ノワールはWine Spectator誌で94点を取り、昨年の年間8位になりましたが、2013年も93~95点と、2012年に匹敵する美味しさのようです。

日本では入手困難なブリュワー・クリフトンのワインですが、同じ畑で同じ作り手のワインとしてシャトー・イガイ・タカハの漢字シリーズがあります。特に、2013年の「園」は除梗なしで作られているのでブリュワー・クリフトンにより近いかもしれません。昨年私が試飲した中ではピカイチのワインでした。
Date: 2015/0214 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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前回のインポーター・インタビュー「好きなワインを選んでいったら自然派に行き着きました――オーシャンワイン 早坂恵美社長」の後、早坂さんから紹介されたのは、カリフォルニアワイン・ファンの桑田士誉(あきたか)さんでした。1980年代から様々なカリフォルニアワインを飲んでこられた桑田さんは、ホテルやレストランのビジネスで豊富な経験を持つ方。イタリアン・レストランでカリフォルニアワインを売りまくったり、幻ワインの私市さん(Maboroshi Vineyard & Wine Estates: 日本人ワインメーカーが作る「幻の」ワイン)のワインメーカー・ディナーを開いたりと、本業でもカリフォルニアワインに深く接してきました。

2014年からはネオ・エモーションという会社の社長として、神奈川や沖縄を中心に回転すしチェーンを切り盛りされています。

桑田さんに、カリフォルニアワインにまつわる思い出などを語っていただきました。
桑田士誉(あきたか)さん

――桑田さんのワイン歴を教えてください
桑田:1985年にホテルニューオータニに就職をし、1989年にメインダイニングのトゥールダルジャンで働いていました。そのときに米国のホテルでの研修があり、サンフランシスコのノブヒルにあるスタンフォード・コートに1ヶ月半滞在しました。

当時、スタンフォード・コートのフォルノーズオーブン(Fournou’s Ovens)というレストランに、ピーター・グラノフというマスターソムリエがいました。彼は、後に最初のインターネット・ワインショップであるVirtual Vineyardsを立ち上げます。

この人にワインを教えてもらって、飲むようになりました。今でも覚えているのが、最初にコストプラスというスーパーで買ったワインで1987年のモントレーのLoganというシャルドネでした。値段は9ドル66セント。ラベル剥がしを持っていなかったので、自分でペンでラベルに書かれていることを写しとっていました。
Logan
そのレストランでは常時10数種類のカリフォルニアワインをグラスで出していました。仕事が終わったあとに、それらを試飲させてもらい、アイアン・ホースやときにはBVのプライベート・リザーブを経験しました。また、ナパに一緒に行き、当時モンダヴィ傘下に入ったばかりのヴィションのハーベスト・セレモニーでワインメーカーのマイケル・ワイズ(現在はGrothのワインメーカー)やティム・モンダヴィ(現在はContinuumのオーナー・ワインメーカー)に紹介してもらって、一緒に写真を撮ってもらいました。10年くらいたって、その写真を見て、こんなすごい人と写真を撮ってもらったのかとあらためて思いました。

ピーター・グラノフには、ブドウの味を教えてもらったり、土地について教えてもらうなど、いろいろ勉強をさせてもらいました。

日本に帰った後、2年間はイタリアンのレストランで、イタリアワインに没頭しました。その後、辻調理師専門学校に転職しました。ここではヒュー・ジョンソンのポケット・ワインブックの翻訳を出していました。私はホテル学校の職員だったのですが、米国に学校を作るというので、志願してワシントン州に行きました。1992年1月のことです。

それから2年間の滞在中は飲みまくりの日々でした。近所のスーパーやコストコなどはもちろん、サンフランシスコやロスアンゼルスのショップなどでもワインを物色して歩いていました。ポケット・ワインブックの翻訳をしているチームから質問を受けると、そのワイナリーについて調べて答えていました。ピーター・グラノフさんのところにも、ときどき遊びに行きました。

ピーターに教わって、モンダヴィが作り始めたスパークリングワインを買ったり、ロバート・シンスキーのピノ・ノワールを飲んだりしました。

ヴィンテージのワインを飲んでみようと思ったのもそのころです。ナパのオーベルジュ・デュ・ソレイユで1976年のジョセフ・フェルプス・インシグニアを飲みました。オリがすごいワインでした(笑)。それをきっかけにジョセフ・フェルプスのワインをオタク的に飲んでいました。

ピーターから「どうせカリフォルニアワインを勉強するなら、もっと珍しいものも飲んでみたらいいよ」と言われてレイト・ハーベストのワインもいろいろ飲みました。

カフマン恵美子さんを紹介してもらったのもそのころです。彼女の書いた「カリフォルニアワイン・パスポート」は、バイブルのように、読み漁り、丸暗記しては飲み、丸暗記しては飲みを繰り返していました。

2004年からは東京の高田馬場でイタリアンとフレンチのレストランをやっていたのですが、カリフォルニアワインを仕入れまくっていました。インポーターのワイン・リストに知っているワイナリーの名前を見つけると、うれしくてうれしくて、どんどん入れていました。

――イタリアンやフレンチの店でカリフォルニアワインを売るのは難しくないですか?
桑田:そこはやっぱりウェイターの力なんです。イタリアのワインも置いていますが、「何かお薦めは」と聞かれたときに、イタリアワインのこれが好きなら、カリフォルニアのこれはどうだろうなどと想像して薦めます。

また、初めての場合はスタッグス・リープ・ワイナリーのワインをよく薦めていました。オーナーのカルロス・ドマーニについて「イタリアの大ボスみたいな人がカリフォルニアワインを作っていまして、この人のプチ・シラーが美味しいんですよ」などと言って飲んでもらっていました。ドマーニの娘さんが、ナパの有名なレストラン「テラ」の曽根さんの奥さんなので、その話題を出しつつ、さらにいろいろなワインを薦めていました。

ソノマでワインを作っている私市さんの「マボロシ」も、インポーターのデプト・プランニングさんから仕入れて、かなり売りました。それをきっかけで私市さんなどワインメーカーを呼んだワイン・イベントもいろいろやりました。

その後、ヒルトン東京の責任者になりました。中国料理のレストランが有名なのですが、そこで私市さんのワインを出しました。料理にワインを合わせるのではなく、ワインに合わせて料理を考えて出すといったことをしていました。

――一番思い出に残っているワインは何ですか?
桑田:やっぱり最初に自分のお金で買って飲んだLoganのシャルドネですね。開けて飲んだときに、味がよくわからなかったんですよ。今思えばあんな味だったんだろうなと思うのですが、当時は樽の香りも強いしスパイシーだというくらいしか感じなかったのですが。

それ以外にワインではないですが、初めて収穫したシャルドネの実を食べたときの甘さや、赤ワインの実を食べた時の渋みなどは鮮烈に覚えています。

日本人が一生懸命作ったワインを飲むのも嬉しいです。私市さんの2005年のピノ・ノワールは衝撃的な出会いでした。それから、ソノマでワインを作っている中井さんは高校の先輩なんです。

――好きなブドウの品種は何ですか。レイト・ハーベストがお好きなようですが。
桑田:レイト・ハーベストは冷蔵庫でキンキンに冷やして飲んだりといった、一人のときに飲むのが好きです。

品種ではヴィオニエがいいです。独特の感じが好きなんです。特にワイナリーにはこだわらないのですが。ヴィオニエを見かけるとついつい買ってしまいます(笑)。
一時期はピノ・ノワールにはまっていました。特にトニー・ソーターが作っていたエチュードのワインは好きでした。エチュードではピノ・ブランもよく飲みました・オレゴンのボー・フレールやドゥルーアンなども好きでした。

――今のお店ではワインは出していませんか。
桑田:今は出していません。もし出すとしたら国産ワインがいいかなあと思っています。

――思い出深いワイナリーはどこですか?
桑田:タリー・ヴィンヤーズに行ったときのことはよく覚えています。畑を案内してもらったあと、ワイナリーに行くと、違うラベルを貼った樽がいくつもありました。オー・ボン・クリマとかフィドルヘッドとか。その後、ロスアンゼルスのワインショップでそれらのワインが実際に店頭に並んでいるのを見て、ここで取れたブドウがこうなるのか、と思いました。

このほか、ナパに行ったときに、一人で畑にちょっと入ったら、顔の長いおじいさんに「そこは入っちゃだめだよ」と叱られたことがあります。後から考えたら、あれはロバート・モンダヴィさんだったなあ、というのを覚えています。

関連サイト:
和ダイニング/回転寿司のネオ・エモーション|三浦三崎港直送のマグロ・鮮魚をお楽しみください

インタビューを終えて:
カリフォルニアワイン・ファンの方とお酒を酌み交わすことはもちろんよくありますが、このように思い出を深く語っていただくことは意外とないものです。非常に楽しく、貴重な経験をさせていただきました。思い出に残るワインは、パーカーが高得点を付けたワイン…などではなく、やはり「体験」なのだな、ということを改めて思いました。
私がこのサイトを続けている最大の理由は、カリフォルニアワインのファンを増やしたいということなのですが、このような「体験」をもっと多くの人に持ってもらうにはどうしたらいいだろうかと、自問しています。

過去のインタビュー記事
全都道府県でワイン会をやっていきたい――ワインライフ 杉本隆英社長
4000円以下で美味しいワインを紹介していきたい――アイコニック アンドリュー・ダンバー社長
顔の見えるオンラインショップでありたい――Wassy's鷲谷社長、波田店長
ソノマの美味しいワインを日本に紹介したい――ソノマワイン商会 金丸緑郎社長
神様が背中を押してくれているような気がしました――ilovecalwine 海老原卓也社長
ワインとの“出会い”を大事に――ミライズ 清家純社長
好きなワインを選んでいったら自然派に行き着きました――オーシャンワイン 早坂恵美社長
Date: 2015/0212 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワインセラーパリ16区で16周年の記念セールをやっています。最近はあまり派手な値付けをしていませんが、以前は大胆なセールをやっていたこのショップ。狙い目のワインは2005年かそれよりも前あたり。

特に、1万円前後のサクサムは、もうここくらいしか残っていないでしょう。デュモルの品揃えもよく、単一畑ものが1万円前後です。

ほかにも、古いものでは掘り出し物がありそうです。

Date: 2015/0212 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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これまで紹介しそこなっていたのですが、柳屋に入荷しているメルヴィルのピノ・ノワール「サンディーズ」2012年が在庫限りとなったそうです。Wine Advocate誌で96点のものが、税抜き7000円台と格安です。

メルヴィルの2012年は高評価の連発。シラーの「ドンナ」が99点、ピノ・ノワールの「ブロックM」が97点と、メルヴィルとしては、これらの品種の最高評価を得ています。「サンディーズ」の96点も2004年の「テラス」以来の得点。

レビューを見るとサンディーズは、一番果実味が全面に出ており、60%除梗しているとのこと。飲み頃の記載はありませんが、若い時期から美味しいタイプのピノ・ノワールと思われます。

スモール・ロット・コレクションと呼んでいる、生産量の少ないワイン。400ケース足らずなので、日本にはよく入荷してくれたという感じです。

Date: 2015/0211 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ニールセンの調べによると米国のワイン市場でトップの品種はシャルドネで変わりませんが、初めてその伸びがとまったそうです(Sauvignon Blanc and Pinot on the Rise in U.S. | Wine News & Features)。

代わりに伸びている品種はソーヴィニョン・ブラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンだそうです。

ただし、品種に限定しないと赤ワインブレンドが最高でした。昨年は2013年から11.7%も成長しているといいます。ただし、市場全体を広げる力はなく、メルローのシェアを奪った結果と思われます。
Date: 2015/0210 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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スーパーボウルネタ引きずります。

スーパーボウル、ゲームも何年に一度というくらい素晴らしかったのですが、それ以上に話題になっているのが、ケイティ・ペリーのハーフタイムショー。

といってもケイティ・ペリー自身ではなく、途中の曲でバックダンサーとして登場したサメの着ぐるみダンサーのコンビです。特に、左側のサメはそのちょっとずれた踊りで「Left Shark」としてGoogleの急上昇キーワードで米国6位になるほど。
20150209-googletrendleftshark.png

こちらがハーフタイムショーのパフォーマンス。これ以外もすごく面白かったです。


テレビ番組にまで出演しています。
Date: 2015/0210 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋にもWine Advocate誌で99点のシャルドネ、ピーター・マイケルのマ・ベルフィーユが入荷しています。セット売りではなく単品販売。税込み1万円台は現地価格以下です。

ワインについて詳しいことは前記事「ピーター・マイケル99点シャルドネ入りセットで実質現地価格以下」で書いたので、そちらをご覧ください。

ともかく、すぐ売り切れると思うのでお早めに。

Date: 2015/0209 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあとりえで、ピーター・マイケルのシャルドネ「マ・ベルフィーユ」2012のセットが出ています。

ピーター・マイケルは現在カリフォルニアでは唯一ピノ・ノワールとシャルドネでWine Advocate誌の100点を取ったワイナリー。100点のワインは日本入荷なしあるいは既に売り切れの状態です。マ・ベルフィーユ2012は99点と、わずかに100点には及びませんが、ほぼそれに迫る内容。

2種類のセットはいずれもカベルネ・ソーヴィニヨン系とのペア。1つのペア相手は従来からのナイツ・ヴァレーの自社畑レ・パヴォ2011。もう1つのペア相手は、2011年に新たに加わったピーター・マイケルとしては初めてのナパのワイン「オー・パラディ」。ダッラ・ヴァッレのMayaの畑に近いカベルネ・フランが24%加わっているのが特徴。珍しさからか、市場価格はこちらの方が上です。

今回のセット、どちらも税抜き3万9000円ですが、米国の価格だと340~360ドル以上。今の為替レートだとこちらの方が安くなります。

セット数は1~2セットなので、早い者勝ちです。

Date: 2015/0208 Category: グルメ
Posted by: Andy
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魚は刺し身も煮魚も焼き魚も好きです。中でも西京焼きはときどきすごく食べたくなります。特に京都・一の傳の西京漬けは美味しい。東京だと魚久もいいですが、一の傳の方が品がいい味がするような気がします。

とはいえ、一の傳はちょっと値段が高いのが難点なのですが、福袋を期間限定個数限定で販売しています。

やや小ぶりの西京漬けの詰め合わせ(一番人気の銀だらが必ず入っています)に加えて、一の傳特製の「うまいもん」2種以上が入って、定価6000円以上のものが3900円とかなりお得です。

AからFまで6種類のセットがあります。どのセットに何が入るかは秘密。またひとり1つまでの注文です。

以前、この福袋買ったことありますが、「うまいもん」もどれも外さない味わいでした。

Date: 2015/0208 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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1月にはコスタ・ブラウンで出資者の変更、シドゥーリのケンダル・ジャクソンへの売却と、カリフォルニアの著名なピノ・ノワール・ブランドで大きな変更がありました。それに続いて今度はブリュワー・クリフトン(Brewer-Clifton)でもオーナーの3人が株式の70%を売却したというニュースが出ていました(Brewer-Clifton Founders Sell Majority Share in Santa Barbara Winery | News | News & Features | Wine Spectator)。

株式を購入したのは著名なレストラン「チャーリー・トロッター」などでソムリエをしていたケン・フレドリクソンらのグループ。これまでのオーナーだったグレッグ・ブリュワー、スティーブ・クリフトン、クリスタル・クリフトン(スティーブの妻でセールスを担当)は10%ずつの株式を持ちます。

株式売却後もワイン作りなどの体制には影響はありません。グレッグは「売却によって畑の開発が続けられるとともに、新しい出資者の経験を活用できる」としています。

ブリュワー・クリフトンのサンタ・リタ・ヒルズ・ピノ・ノワール2012は2014年のWine Spectator誌トップ100の8位に入っており、おそらくセールス的には困っていなかったのではないかと思われます。前向きな売却であることを期待するばかりです。

なお、スティーブ・クリフトンはイタリア系品種を手がけるパルミナ(Palmina)でもワインを作っています。またグレッグ・ブリュワーはメルヴィル(Melville)のワインメーカーを勤めるとともに、シャトー・イガイ・タカハのワインメーカーとしても活躍しています。
Date: 2015/0208 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ケイネズ(Knez)はアンダーソン・ヴァレーにあるワイナリー。ワインメーカーのアンソニー・フィルベルティはオレゴンのペナー・アッシュやベルグストロムで働いた後、カリフォルニアのウィリアムズ・セリエムにで働き、その後はこのワイナリーと、ソノマのアントヒル・ファームズでワインを作っています。

アントヒル・ファームズについては「ウィリアムズ・セリウム出身の3人が作るコスパ高いピノ/シラー」という記事で紹介していますが(ケイネズにもちょっと触れています)、ラベルのデザインなど、ケイネズにかなりよく似ています。

AVAものは3000円台のピノ・ノワールですが、自社畑のブレンド。アントニオ・ガッローニのVinousでは90点。非常にコスト・パフォーマンスが高いワインです。


自社畑「セリーズ」のピノ・ノワールはVinousで94点。5000円台はお買い得です。
Date: 2015/0207 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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今年のスーパーボウルはアリゾナ州フェニックスで開かれましたが、いつもフードをかぶっているニューイングランド・ペイトリオッツのベリチック・コーチがさすがにフードをしていませんでした。それだけ暖かいところがアリゾナであり、夏場ともなれば華氏で100°以上、摂氏に換算すると38°を超える最高気温が当たり前といった地域であります。

このブログでもかつて「パーカー認定,一番「ホット」なアメリカのワイナリはどこ?」という記事でアリゾナのワイナリーを紹介したことがあります(以前のブログでも紹介した記憶がありますが、データが残っていません)。

こんな地域ではありますが、ワイナリーの数は増え続けています。2004年に9ワイナリーだったものが2012年には60、現在は83にまで達したとのことです(A mile high, bone dry and thriving: Arizona’s growing wine industry)。Sonoitaというのが州内の唯一のAVAです。
Date: 2015/0205 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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タリー(Talley)についてはワイナリーの名前を聞いたことがあっても、案外飲んだことがある人は少ないのではないでしょうか。恐らく、アロヨ・グランデというちょっとマイナーな地域に位置していることが、ついつい見逃してしまう理由なのでしょう。私にしても、もう10年くらい飲んでいない銘柄ではありますが、実はセントラル・コーストの隠れた名門です。

タリーのフラグシップとなる自社畑がリンコンとローズマリー。特にローズマリーは非常に高く評価されています。Wine Advocate誌では2005年から2012年のピノ・ノワールで95点以上が6回、同期間のシャルドネも同じく95点以上が6回となっています。

中でも良ヴィンテージの2012年はピノ・ノワールが98点、シャルドネは95点。ピノ・ノワールについてはWine Advocate誌のジェブ・ダナックが「このヴィンテージのトップの1つ(賭けてもいいが、これまでカリフォルニアで作られたピノの中でもトップの1つだと思う)」としています。ピノ・ノワールで新樽比率が30%、シャルドネでは20%ですから、濃いだけのワインでないことは容易に想像できます。どちらも生産量は400ケース台。多くの入荷は望めないので、購入はお早めに。当然ながら既にワイナリーでも売り切れです。



2007年のピノ・ノワールは95+の評価。

Date: 2015/0205 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパの初夏を彩る大イベント「オークション・ナパ・ヴァレー2015」のチケットが発売になりました(Auction Napa Valley 2015 Tickets Now On Sale)。

開催は6月4日~7日。
4日(木)がウェルカム・パーティ
5日(金)がバレル・オークションとディナー
6日(土)がライブ・オークション(メインイベント)
7日(日)がワイナリーのオープンハウス
となっています。

チケットはバレル・オークションだけ参加できる限定チケット(4月15日発売)が500ドル。木曜日のパーティと金曜日のバレル・オークション、日曜日のオープンハウスに参加できるチケットが1500ドル。土曜日のライブ・オークション(前後の食事やダンス・パーティを含む)と日曜日のオープンハウスに参加できるチケットが1700ドル。

全イベントに参加できるチケットが3000ドルで、最後に木曜日と金曜日のメドウッド・リゾートへの宿泊や送り迎えなどを含むVIPチケットがカップルで1万5000ドルとなっています。

ナパで一番派手なイベント。参加すれば一生ものの経験ができるのではないかと思います。

チケット申し込みはこちらから

昨年のオークション結果報告はこちら
Auction Napa Valley、落札総額が2年連続の最高値更新
Date: 2015/0204 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアの「バランス追求派」(IPOB=In Pursuit of Balance)のグループが2015年4月に大阪と東京で試飲会およびセミナーを開催することが発表されました。

*IPOBについては以下の過去記事をご参考に:
IPOBって知ってますか? 知らなかったら覚えておきましょう
全カリフォルニアが注目するIPOB、創設者ラジャ・パーが語る
IPOBのLiocoとSandhi、Domane de la Côteを試飲
読書感想――「The New California Wine」ジョン・ボネ、バランス追求派はカリフォルニアワインを変えるのか

大阪は4月14日(火)にリッツ・カールトン・ホテル大阪で、東京は4月16日(木)に東京アメリカンクラブで試飲会を行います。時間はどちらも19時~21時。参加費は8000円。「IPOBの生産者と語り合いながら、ワイン約100種類を、ビュッフェスタイルの軽食とともにお楽しみ頂けるフリー・テイスティング形式のパーティです」とのことです。

お申し込みは以下のリンクから。
大阪会場
東京会場

参加予定のワイナリーは以下となっています。
Au Bon Climat Winery, Big Basin Vineyards, Ceritas, Chanin Wine Company, Cobb Wines, Copain Wine Cellars, Domaine de la Cote, Failla, Flowers Vineyard & Winery, Hanzell Vineyards, Hirsch Vineyards, LIOCO, Littorai Wines, Lutum Wines, Matthiasson Family Vineyards, Mount Eden Vineyards, Native9 Wines, Ojai Vineyard, Peay Vineyards, Red Car, Sandhi Wines, Twomey Cellars, Tyler Winery, Varner, Wind Gap Wines, Ceritas

IPOB発起人の一人であるHirsch Vineyardsのジャスミン・ハーシュさんも来るのが楽しみです。
Date: 2015/0204 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Instituteはこのほど、米国のワイン輸出市場について資料をまとめました(Mixed Bag for U.S. Wine Exports - Wines & Vines - Wine Industry News Headlines)。

それによると、2013年の輸出相手先トップはEU(合計)。6億1725万ドルで31%も上昇しました。2位はカナダで4億5357万ドル。こちらも12%増えています。

日本は3位で1億159万ドルでしたが前年比7%減。4位の香港も12%減です。ただし、香港への輸出は実質的には中国市場に流れており、香港と中国を合計すると1億5476万ドルで日本を大きく上回ることになります。

前年急上昇したベトナムは12%減の1億2728万ドルで9位。
Date: 2015/0202 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2月2日(米国では2月1日日曜日)はスーパーサンデー。スーパーボウルが開催される日です。なので今週はワインとは全く関係なく、スーパーボウルのテレビCMを紹介。

ハンバーガー・チェーンCarl's JrのCMはひたすらアメリカンにゴージャス。ハンバーガーもむちゃくちゃでかいですが、「オール・ナチュラル」が売りだそうな。食べてみたい。


バドワイザーのCM。動物が受けるのは日本だけではありません。


スーパーボウルのCMを集めたサイトも多数登場します。日本のテレビ中継ではCMが見られないのが残念です。
Date: 2015/0201 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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楽天のワインショップ、ヴェリタスも本日誰でもポイント10倍(エントリー不要)。楽天の全ショップポイント5倍(要エントリー)と合わせれば、15%のポイントが還元されます。

ここはカリフォルニアワインはあまり置いていないショップですが、オーパス・ワンには力を入れています。15%還元を入れれば税抜き実質3万円を切ります。

全ショップ5倍はこちらからエントリー

Date: 2015/0201 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2月1日は楽天でポイント全ショップ5倍(要エントリー)。さらに京橋ワインでは全商品ポイント10倍ということで、合計すると実質15%分のポイントが付く大盤振る舞いです。4000円のワインでも600円分のポイントですから、かなり大きいです。

全ショップ5倍はこちらからエントリー

京橋ワインはカリフォルニアワインのイメージあまりないかもしれませんが、近年はシャトー・イガイ・タカハのワインやilovecalwine輸入のワインなど、ピノ・ノワールやシャルドネ系を中心に、結構いいものを入れるようになっています。

いくつかお薦めのワインを挙げておきます。

ベッドロックは最新の2013ではなく、輸入元完売の2012が残っています。もし飲んだことなければこの機会にぜひ。ロレンツォは長熟型、オールド・ヴァインはどちらかというと早飲み型です。



先日激安で紹介したマリマー・トーレス。そのときの価格よりは高いですが15%を考慮したらほぼ同等です。


近年、Wine Spectator誌で98点などのワインを輩出しているオレゴンのイヴニング・ランド。これもWSで93点、WAで90点。しかも現地価格より安いです。


マルティネリのピノ。15%引かなくても現地価格以下です。ボンディ・ホーム・ランチはWAで93点。


15年熟成していてニューリリースという変態的なワインを出しているカリン・セラーズ。セミヨンは一番人気です。WAで93点。


シャトー・イガイ・タカハのワイン、特に漢字シリーズはセールアイテムにはめったになりません。


最後は1本だけ1万円超のワインから。コブのピノ・ノワールはその価値があるワインです。