パリ16区の年末特別セールにDuMolが出ています。DuMolは国内のみならず米国でも入手困難な銘柄であり,しかも国内の価格はかなり高いことが多いですが,パリ16区の値段はほぼ現地価格。非常に良心的です。
ピノ・ノワールはAidan 2004とRussian River Valley 2006の2種だけが現状残っています。シャルドネはRussian River Valley 2005あたりがお買い得でしょう。
ピノ・ノワールはAidan 2004とRussian River Valley 2006の2種だけが現状残っています。シャルドネはRussian River Valley 2005あたりがお買い得でしょう。
かわばた酒店にPatz & Hallの単一畑シャルドネが安く入っています。2000年のHydeが5500円,Dutton Ranch(これは正確には複数の畑から成っています)が4500円。現地価格の最安並みでかなり安いです。HydeがWAで92点,Dutton Ranchが91点です。ただし,ヴィンテージが少し古いですから,なるべく早く飲んだほうがいいと思います。
またWine Advocate #180からのネタですが,某ワインショップと同じことを書くのは芸がないので,珍しくOpus Oneのことでも書いてみます。
私は,Opus Oneについては否定的なことを書いたり言うことが多いですが,それはこれだけ有名で人気があるこのワインが,その人気に応えるだけの品質を維持できておらず,また日本における価格の高さにも疑問を持っていたからです。ですからOpus Oneなら全部だめというわけではなく,今でもセラーには1本だけですが90年代半ばのOpus Oneを持っています(90ドルくらいで買ったもの)。
1997年のヴィンテージ以降低迷を続けていたこのワイン,どうやらついに復活してきたようです。WA #180によると2005が95+,2006が94,2007が94-97。例えば同じヴィンテージのInsigniaは95,94-96,95-97,Shafer Hillside Selectが97,93-95,98-99,Araujoが98,92-93,95-97と,若干見劣りする部分はあっても,ほぼトップクラスに返り咲いたと言って過言ではないでしょう。参考までにこれまでのWine Advocate誌の評価をグラフにしてみましたが,2005の95+というのは過去最高の評価です(グラフ内では95+は95,94-97は94と表示)。
ロバート・パーカーのレビューを年代別に見ていっても面白いです。96年は「これまでで最高のOpus Oneの一つ」と書いていたのが97~2000年はどんどん辛らつになります。
97年:「ヴィンテージを考えれば,このワインがどうあるべきかは言うにおよばず,がっかりするできだった」
98年:「ボルドーが悪い年に値段を下げるのにどうしてカリフォルニアの生産者は同じことができないのだろう」
99年:「ナパの最も割高なワインとして一票を投じる」
2000年:「ナパの最も割高なワインとして一票を投じる」
2001年と2002年は辛らつながらやや表現が優しくなります。
01年:「みかけだけでどうしようもなかった2000年と比べると大きな進歩だ」
02年:「最近のヴィンテージと比べると進歩しているが,かなり高すぎるワインの一つであるのは変わっていない」
それに対して2005年は「熟成したボルドーの最高のヴィンテージのような味わいだが,カリフォルニアで作られたものだ。今後20~25年飲めるだろう。ブラボー」と激賞した上「新しいワイン作りのチームになり,モンダヴィ家の影響がなくなった今,Opus Oneがこれまで最高の3部作を作ったことは皮肉である。このワインは常に実質よりも当てこすりにまみれてきた。トップワインを作っているときもあるのに,そうでないときには凝縮感が欠けていると貶められてきた。その批判はこの3ヴィンテージに対しては当てはまらないだろう」と書いています(訳は自信なし,間違っていたらごめんなさい)。
というわけで2005年は長い低迷からついに復活したようです(パーカーの言に乗るのはあまり芸が無いかもしれませんが,少なくとも1996~2002年までの評価は当たっていると思うので,2005以降についても基本的には信用しています)。
また,日本での価格は最近下がっており,以前のような米国価格の2倍を大きく超えるというところまで行きません。例えば2005年は米国でおおむね税抜き150ドル。日本は安いところで税抜き2万円を切ります。ほかのワインの近年の値上がりと比べたらむしろ格安な部類に入りそうです。
というわけで2005年のオーパス・ワンは,オーパスワン史上最も日本での価格が安く最も高品質になった可能性があります。今回の高評価でまた値段が上がる前にとっとと買うのが正解かもしれません。
私は,Opus Oneについては否定的なことを書いたり言うことが多いですが,それはこれだけ有名で人気があるこのワインが,その人気に応えるだけの品質を維持できておらず,また日本における価格の高さにも疑問を持っていたからです。ですからOpus Oneなら全部だめというわけではなく,今でもセラーには1本だけですが90年代半ばのOpus Oneを持っています(90ドルくらいで買ったもの)。
1997年のヴィンテージ以降低迷を続けていたこのワイン,どうやらついに復活してきたようです。WA #180によると2005が95+,2006が94,2007が94-97。例えば同じヴィンテージのInsigniaは95,94-96,95-97,Shafer Hillside Selectが97,93-95,98-99,Araujoが98,92-93,95-97と,若干見劣りする部分はあっても,ほぼトップクラスに返り咲いたと言って過言ではないでしょう。参考までにこれまでのWine Advocate誌の評価をグラフにしてみましたが,2005の95+というのは過去最高の評価です(グラフ内では95+は95,94-97は94と表示)。
ロバート・パーカーのレビューを年代別に見ていっても面白いです。96年は「これまでで最高のOpus Oneの一つ」と書いていたのが97~2000年はどんどん辛らつになります。
97年:「ヴィンテージを考えれば,このワインがどうあるべきかは言うにおよばず,がっかりするできだった」
98年:「ボルドーが悪い年に値段を下げるのにどうしてカリフォルニアの生産者は同じことができないのだろう」
99年:「ナパの最も割高なワインとして一票を投じる」
2000年:「ナパの最も割高なワインとして一票を投じる」
2001年と2002年は辛らつながらやや表現が優しくなります。
01年:「みかけだけでどうしようもなかった2000年と比べると大きな進歩だ」
02年:「最近のヴィンテージと比べると進歩しているが,かなり高すぎるワインの一つであるのは変わっていない」
それに対して2005年は「熟成したボルドーの最高のヴィンテージのような味わいだが,カリフォルニアで作られたものだ。今後20~25年飲めるだろう。ブラボー」と激賞した上「新しいワイン作りのチームになり,モンダヴィ家の影響がなくなった今,Opus Oneがこれまで最高の3部作を作ったことは皮肉である。このワインは常に実質よりも当てこすりにまみれてきた。トップワインを作っているときもあるのに,そうでないときには凝縮感が欠けていると貶められてきた。その批判はこの3ヴィンテージに対しては当てはまらないだろう」と書いています(訳は自信なし,間違っていたらごめんなさい)。
というわけで2005年は長い低迷からついに復活したようです(パーカーの言に乗るのはあまり芸が無いかもしれませんが,少なくとも1996~2002年までの評価は当たっていると思うので,2005以降についても基本的には信用しています)。
また,日本での価格は最近下がっており,以前のような米国価格の2倍を大きく超えるというところまで行きません。例えば2005年は米国でおおむね税抜き150ドル。日本は安いところで税抜き2万円を切ります。ほかのワインの近年の値上がりと比べたらむしろ格安な部類に入りそうです。
というわけで2005年のオーパス・ワンは,オーパスワン史上最も日本での価格が安く最も高品質になった可能性があります。今回の高評価でまた値段が上がる前にとっとと買うのが正解かもしれません。
かわばた酒店のデイリー・セールでAu Bon ClimatのIsabelle 2006とKnox Alexander 2005が安いです。円高の現在,現地価格よりは少し高いですが,国内の価格としては多分最安価ではないかと思います。日本で「カリピノ」の先駆けとして人気があったこのワイナリ。一時はカレラ ジェンセンかABCのイザベルかと言われていましたが,人気復活を果たしたカレラに対してABCは話題に上がることは減ってしまいました。その代わり,価格は以前の半額程度まで落ちてありがたいことです。
また,ここのシャルドネでカルト的な人気があるニュイ・ブランシュも安くなっています(ヴィンテージは2005)。ただし,別ヴィンテージですが,もっと安く売っている店もあります。
また,ここのシャルドネでカルト的な人気があるニュイ・ブランシュも安くなっています(ヴィンテージは2005)。ただし,別ヴィンテージですが,もっと安く売っている店もあります。
柳屋のピノ特集に今日はRoarが出ています。2002のRosella'sと2006のPisoni。Rosella'sとGarys'のオーナー(Garys'は共同オーナー)であるGary Franscioni氏のワイナリであるRoarはいわば本家の一つであり,評価も高いです。特に2006のPisoniは公開されたばかりのWine Advocate誌#180で96点を取ってRobert Parkerに“Pinot Noir of the Vintage”の候補の一つと評価されています。
it boasts a deep plum/ruby color as well as a gorgeous bouquet of roasted herbs, truffles, underbrush, forest floor, black cherries, black currants, raspberries, and sweet earth. The complex aromatics are followed by a prodigiously concentrated palate, silky tannins, broad, expansive, multilayered flavors, and a sumptuous finish. This decadently rich, complex Pinot Noir should drink nicely for 5-7 years.
パリ16区で2008年最後のカリフォルニアとオレゴンのセールが始まっています。セール対象になっているのは
■ハーシュ・ヴィンヤーズ(Hirsch)
■コルギン(Colgin)
■ルイス・セラーズ(Lewis)
■サクソン(Saxum)
■ゴースト・ブロック(Ghost Block)
■ソーター(Soter)
■ハーラン・エステイト(Harlan Estate)
■ミューラ(Miura)
■シフレット(Shifflett)
■クリストム・ヴィンヤーズ(Cristom)
の10ワイナリ。目玉としてはハーラン・エステートの2003,2004がかなりの本数あること。後はいつもながら現地価格より安いSaxumとか,MiuraのPisoniやGarys'が1万円を大幅に切る値段で出ているあたり。
■ハーシュ・ヴィンヤーズ(Hirsch)
■コルギン(Colgin)
■ルイス・セラーズ(Lewis)
■サクソン(Saxum)
■ゴースト・ブロック(Ghost Block)
■ソーター(Soter)
■ハーラン・エステイト(Harlan Estate)
■ミューラ(Miura)
■シフレット(Shifflett)
■クリストム・ヴィンヤーズ(Cristom)
の10ワイナリ。目玉としてはハーラン・エステートの2003,2004がかなりの本数あること。後はいつもながら現地価格より安いSaxumとか,MiuraのPisoniやGarys'が1万円を大幅に切る値段で出ているあたり。
ちょうど柳屋にAugust West(オーガスト ウェスト)が出ていてちょっとびっくりしました。日本国内への入荷は初めてでしょうか? ここのRosella'sのピノは一番好きなピノの一つです。Parkerの掲示板でもピノの人気投票で必ず名前が挙がるワイン。もし飲んだことがなかったらこの機会にお試しください。
同時にKosta BrowneのRosella'sも出ていますが,値段3倍ですね。ちょっと高すぎな気もしますが,それほどおいしいのでしょうか?
ちなみに柳屋の説明には「扱う品種はピノノワール "だけ"」と書いてありますが,このブログで紹介しているように,年間数十ケースという規模ながらシャルドネとシラーも作っています。本数が少なすぎるので普通の流通に乗ることはないでしょうけど。
同時にKosta BrowneのRosella'sも出ていますが,値段3倍ですね。ちょっと高すぎな気もしますが,それほどおいしいのでしょうか?
ワイン&地酒 TODAの超特売コーナーが安いというのをトモさんに教えていただきました。カリフォルニアは少ないですが,L'AventureのOptimusが税抜き3990円,アイアン・ホースのウェディング・キュベが2640円など激安です。
ラヴェンチュールのオプティマスはこのワイナリの赤ワインでは一番安く,米国では35ドルくらいから売っていますが,日本の参考価格は1万2000円。3990円はほぼ現地価格。2005年はシラー51%,カベルネ44%,プチ・ヴェルド5%のブレンド。Wine Advocate誌では94点が付いています。
アイアン・ホースのウェディング・キュベは先月の柳屋のセールでも3500円。2640円は現地価格以下です。日本でこれ以上安く出ることはまずないでしょう。
Kongsgaardのシャルドネ2006は11940円。米国の価格は80~150ドル。中心価格は90~100ドル程度なので,それよりはちょっと高いですが日本では安い値段。Wine Advocate誌では92-94点。試飲したじきがかなり早かったようなので,今後評価が変わる可能性はかなり高いです。
最後はKistlerのChardonnay Vine Hill 2005が14990円。米国の価格は80~280ドルとかなり幅があります。130ドルくらいが多いので,若干高い程度。ただKistlerのシャルドネ単一畑は日本では大体2万円が相場ですから,それよりはかなり安いです。Wine Advocate誌では94-96点。
値段調べてませんが,ボルドーとかもかなり安そうです。例えば1991年のディケムのハーフボトルは12430円でした。
ラヴェンチュールのオプティマスはこのワイナリの赤ワインでは一番安く,米国では35ドルくらいから売っていますが,日本の参考価格は1万2000円。3990円はほぼ現地価格。2005年はシラー51%,カベルネ44%,プチ・ヴェルド5%のブレンド。Wine Advocate誌では94点が付いています。
it offers classic chocolate, cassis, espresso, and subtle wood notes along with a dense ruby/purple hue, gorgeous concentration, and plenty of spice, cedar, and a Pauillac-like complexity and richness. This serious effort is more French than Californian. It should drink well for 6-10 years.
アイアン・ホースのウェディング・キュベは先月の柳屋のセールでも3500円。2640円は現地価格以下です。日本でこれ以上安く出ることはまずないでしょう。
Kongsgaardのシャルドネ2006は11940円。米国の価格は80~150ドル。中心価格は90~100ドル程度なので,それよりはちょっと高いですが日本では安い値段。Wine Advocate誌では92-94点。試飲したじきがかなり早かったようなので,今後評価が変わる可能性はかなり高いです。
最後はKistlerのChardonnay Vine Hill 2005が14990円。米国の価格は80~280ドルとかなり幅があります。130ドルくらいが多いので,若干高い程度。ただKistlerのシャルドネ単一畑は日本では大体2万円が相場ですから,それよりはかなり安いです。Wine Advocate誌では94-96点。
A crisp, elegant yet powerful, mineral-dominated effort, the 2005 Chardonnay Vine Hill Vineyard is reticent at present, exhibiting scents of lemon oil, white currants, peaches, and orange rind. With striking intensity, great elegance, richness, precision, and delineation, this beautiful Chardonnay brought to mind a top-notch French Corton-Charlemagne.
値段調べてませんが,ボルドーとかもかなり安そうです。例えば1991年のディケムのハーフボトルは12430円でした。
タカムラで,ソノマ・コーストのKeller Estate(ケラー・エステート)のピノ・ノワール・セットを売っています。この7本セットのユニークなのはヴィンテージも畑も皆同じで,クローン(元になった樹)だけが違うこと。畑の中のメソ・クライメートやマイクロ・クライメートは同じなのかどうかまで言い出したら切りがないですが,基本的にはクローンの違いだけを味わえるわけです。
クローンはDijon系の115,667,777,828。それから「ラ・ターシュ」クローンというのは,説明ページにはスーツケース・クローンと書いてありますからPisoniのクローンでしょうか? あと,カリフォルニアでは比較的広く植えられているSwan(Joseph Swan由来)クローンの6種。最後の1本はこれらのブレンドになっています。
昨日,CWFCのワインを紹介した際に畑を紹介するビデオを埋め込みましたが,この中でもクローンの説明があり,Dijon 828は比較的新しいクローンで,多くのワインメーカーが興味を持っていると言っていました。また,もう一つ昨日のビデオと共通するのは畑がSonoma CoastのPetaluma Valleyという,太平洋沿岸の山脈の切れ目Petaluma Gapの影響を強く受けるところにあるところ。太平洋からの風と霧が直接来るため非常に冷涼な気候になるそうです。
というわけでいろいろ興味深いこのセット。ピノマニアの人はぜひどうぞ。自分もお金があったら買いたいです。
クローンはDijon系の115,667,777,828。それから「ラ・ターシュ」クローンというのは,説明ページにはスーツケース・クローンと書いてありますからPisoniのクローンでしょうか? あと,カリフォルニアでは比較的広く植えられているSwan(Joseph Swan由来)クローンの6種。最後の1本はこれらのブレンドになっています。
昨日,CWFCのワインを紹介した際に畑を紹介するビデオを埋め込みましたが,この中でもクローンの説明があり,Dijon 828は比較的新しいクローンで,多くのワインメーカーが興味を持っていると言っていました。また,もう一つ昨日のビデオと共通するのは畑がSonoma CoastのPetaluma Valleyという,太平洋沿岸の山脈の切れ目Petaluma Gapの影響を強く受けるところにあるところ。太平洋からの風と霧が直接来るため非常に冷涼な気候になるそうです。
というわけでいろいろ興味深いこのセット。ピノマニアの人はぜひどうぞ。自分もお金があったら買いたいです。
「カリフォルニアワインのファンクラブ」(CWFC)ブランドのワインがついに発売されました。Crushpadで醸造しており,シャルドネ,ピノ・ノワールともにSplit Rock(旧Gaps Crown)Vineyardのブドウを使っています。リアルワインガイドではzoukさんが「今飲んで 90,ポテンシャル 92+,飲み頃予想 2009~2016」と評価しています。
上のビデオはこの畑の紹介で,日本語キャプション付き。冷涼な気候やスペーシングなどを説明しています。Split Rockは先日紹介したCh. Igai Takahaのワインも使っているので,どう違うのか,飲み比べてみるのも面白いかもしれません。
上のビデオはこの畑の紹介で,日本語キャプション付き。冷涼な気候やスペーシングなどを説明しています。Split Rockは先日紹介したCh. Igai Takahaのワインも使っているので,どう違うのか,飲み比べてみるのも面白いかもしれません。
柳屋でもKistlerのセールが始まりました。どうも今年はネタがかぶりますね。値段はWassy'sと同じくらいですが,シャルドネの単一畑が数多く出ています。
Wassy'sでKistler(キスラー)のKistler VineyardやCuvee Catherine(キュヴェ・キャサリン)のピノが複数ヴィンテージ入荷しています。米国の価格と比べると高いのですが,普通のKistler Vineyardは米国で100ドル台前半まで下落しているので,どうせ買うなら高いですが,価格差1万円くらいで評価が高いキュヴェ・キャサリンでしょう。いずれも1,2本なので多分明日には売り切れるだろうと思います。早い者勝ち。
2003~2005と並ぶ中,一押しは2005年。評価も高いですし,キスラーのピノは熟成を楽しむのが難しく,若いうちに飲んだほうが楽しめそうだからです。ちなみにRobert Parkerのコメントは
ちなみにレイティングは2005が96,2004が94-95,2003が94-96です。
2003~2005と並ぶ中,一押しは2005年。評価も高いですし,キスラーのピノは熟成を楽しむのが難しく,若いうちに飲んだほうが楽しめそうだからです。ちなみにRobert Parkerのコメントは
2005年
The 2005 Pinot Noir Kistler Vineyard Cuvee Catherine Occidental Station boasts a dark ruby/purple-tinged color as well as gorgeous aromas reminiscent of a DRC Grands Echezeaux. Spring flower, blueberry, raspberry, cherry, and forest floor aromas soar from the glass of this medium to full-bodied Pinot. With superb finesse, elegance, and the grace of a ballerina, this beauty can be enjoyed over the next 10-12 years.
2004年
The 2004 Pinot Noir Kistler Vineyard Cuvee Catherine Occidental Station boasts a glorious dark ruby/purple-tinged color as well as an extraordinary nose reminiscent of a Comte de Vogue Musigny Vieilles Vignes. Aromas of crushed rocks, violets, raspberries, sweet cherries, and a distinctive terroir character are present in this full-bodied effort. With oodles of vivacious fruit as well as wonderful freshness and palate penetration, this superb Pinot Noir should drink well for 10-12 years
2003年
The 2003 Pinot Noir Cuvee Catherine has a ruby/purple color, a big, ripe, framboise and currant fruit nose with some floral notes, forest floor, and a touch of new oak. The wine has great purity, medium to full body, and a long finish with good acidity.
ちなみにレイティングは2005が96,2004が94-95,2003が94-96です。
SF Chronicleの記事でスパークリングについては簡単に触れただけだったので,12月ということもあるし,たまには全体を整理しておきます。パーカーの掲示板でも関連するスレッドがあったのでご参考に。
米国でスパークリングを専業あるいはメインでやっているワイナリというと,ナパのSchramsberg(シュラムスバーグ)やDomaine Chandon,Mumm Cuvee Napa,Domaine Carneros,ソノマのIron Horse,J,Gloria Ferrer,Korbel,Anderson ValleyのRoederer Estate,オレゴンのArgyle(アーガイル)あたりが有名です。このほか,Cliff Lede(S. Anderson)やArtesa(Codorniu Napa)はかつてはスパークリングを結構作っていましたが,今はほとんどやっていないと思います。また,オレゴンのSoterはピノが中心ですが,スパークリングの評価も高く,ソノマのSchug(シュグ)は珍しい赤(ピノ・ノワール)のスパークリングを作っています。また,Gruet(グリュエ)というニューメキシコにあるワイナリが近年注目を高めているようです。
不思議なことにセントラル・コーストではあまりスパークリングを作っているところはないようです。
米国でスパークリングを専業あるいはメインでやっているワイナリというと,ナパのSchramsberg(シュラムスバーグ)やDomaine Chandon,Mumm Cuvee Napa,Domaine Carneros,ソノマのIron Horse,J,Gloria Ferrer,Korbel,Anderson ValleyのRoederer Estate,オレゴンのArgyle(アーガイル)あたりが有名です。このほか,Cliff Lede(S. Anderson)やArtesa(Codorniu Napa)はかつてはスパークリングを結構作っていましたが,今はほとんどやっていないと思います。また,オレゴンのSoterはピノが中心ですが,スパークリングの評価も高く,ソノマのSchug(シュグ)は珍しい赤(ピノ・ノワール)のスパークリングを作っています。また,Gruet(グリュエ)というニューメキシコにあるワイナリが近年注目を高めているようです。
不思議なことにセントラル・コーストではあまりスパークリングを作っているところはないようです。
» 続きを読む
書いている間に売れきれそうですが,一応載せておきます。柳屋でMarcassinのPinot Noir Marcassin Vineyard 2003が出ています。Wine Advocate誌で99点。パーカーは
と書いています。ちなみにここで言及されているBlue Slide Ridgeは98点でした。また,過去同誌で99点が付いているカリフォルニアのピノノワールはほかに2000年と2005年のKistler Cuvee Elizabethだけ。98点以上は1999年のKistler Cuvee Elizabethが(98-100)だったほかは,Marcassin Marcassinが1998年と2002年,Marcassin BSRが1998,1999
,2003年だけです。
また,米国の現在の市場価格は350~600ドルなので,今回の値段は決して高くありません。さすがに安旨カテゴリーに入れるのは気が引けますが…
販売ページ
PS. やっぱりすぐに売り切れました。
The 2003 Pinot Noir Marcassin Vineyard borders on perfection. Gorgeous floral notes intermixed with steak tartare, black raspberry, sweet cherry, plum, earth, and spice characteristics almost overwhelm the olfactory senses. Full-bodied with good acidity, sweet but present tannin, and a long, 50-second finish, this is a magnificent Pinot Noir. It’s hard to choose between this cuvee and the Blue Slide Ridge 2003 Pinot. Bottom line ... life is too short not to have both.
と書いています。ちなみにここで言及されているBlue Slide Ridgeは98点でした。また,過去同誌で99点が付いているカリフォルニアのピノノワールはほかに2000年と2005年のKistler Cuvee Elizabethだけ。98点以上は1999年のKistler Cuvee Elizabethが(98-100)だったほかは,Marcassin Marcassinが1998年と2002年,Marcassin BSRが1998,1999
,2003年だけです。
また,米国の現在の市場価格は350~600ドルなので,今回の値段は決して高くありません。さすがに安旨カテゴリーに入れるのは気が引けますが…
販売ページ
PS. やっぱりすぐに売り切れました。
CWFCのナパ会長こと杉本隆英さんが,Crushpadで作るシャルドネとピノのブランドCh. Igai Takahaの最新作(2007ヴィンテージもの)がVin du 268(ヴァン・デュ・ニロヤ)に入荷しています。ほかに,同じくCrushpadで作るDainのAmerican Beautyなども。
Ch. Igai Takahaの2007ヴィンテージはシャルドネがSleepy HollowとSplit Rockの2種,ピノがAmber RidgeとSplit Rock,Sleepy Hollowの3種です。Split Rockは以前Gap's Crownといtっていた畑。Sonoma Coastにあり,Kosta BrowneやFlowersなどが使っているそうです。Sleepy HollowはMontereyのSanta Lucia Highlandsにあり,この地域がPisoniで大ブレークする前から有名だった畑。Testarossaなどが知られています。また,Amber RidgeはSiduri,Kosta Browneといった人気ワイナリや上記のDainなどがピノの供給元として使っています。
価格はシャルドネが4980円,ピノが5980円(いずれも税抜き)とかなりリーズナブル。例えば米国でAmber Ridgeのピノを探すと,Siduriで50ドル前後~,DainのAmerican Beautyが60~90ドル,Kosta Browneが90ドル~といった価格帯になります。
品質も折り紙つき。おすすめです。
Ch. Igai Takahaの2007ヴィンテージはシャルドネがSleepy HollowとSplit Rockの2種,ピノがAmber RidgeとSplit Rock,Sleepy Hollowの3種です。Split Rockは以前Gap's Crownといtっていた畑。Sonoma Coastにあり,Kosta BrowneやFlowersなどが使っているそうです。Sleepy HollowはMontereyのSanta Lucia Highlandsにあり,この地域がPisoniで大ブレークする前から有名だった畑。Testarossaなどが知られています。また,Amber RidgeはSiduri,Kosta Browneといった人気ワイナリや上記のDainなどがピノの供給元として使っています。
価格はシャルドネが4980円,ピノが5980円(いずれも税抜き)とかなりリーズナブル。例えば米国でAmber Ridgeのピノを探すと,Siduriで50ドル前後~,DainのAmerican Beautyが60~90ドル,Kosta Browneが90ドル~といった価格帯になります。
品質も折り紙つき。おすすめです。
カリフォルニアワインあらかるとでArista(アリスタ)の単一畑のピノが出ています。米国で60ドルするのが5760円(税抜き)と現地価格以下です。Wine Enthusiast誌で94点,Wine Spectator誌で90点を取っているそうです。
このワイナリ,全然知らなかったので少し調べてみました。Parkerの掲示板でいくつか情報がありました。このスレッドでは「Arista seriously is a tremendously kept secret on Westside Road」と書かれていますから,米国のワイン・ファンの間でもまだ知られざるワイナリのようです。ワイナリはRRVのWestside沿いでよさそうなところにあります。
CellarTrackerのテイスティング・ノートはこちら。日本でも飲んでいる人がいました。
この値段ならかなりいいのではないでしょうか。
ちなみにRussian River Valleyの方は現地価格40ドルくらいです。
このワイナリ,全然知らなかったので少し調べてみました。Parkerの掲示板でいくつか情報がありました。このスレッドでは「Arista seriously is a tremendously kept secret on Westside Road」と書かれていますから,米国のワイン・ファンの間でもまだ知られざるワイナリのようです。ワイナリはRRVのWestside沿いでよさそうなところにあります。
CellarTrackerのテイスティング・ノートはこちら。日本でも飲んでいる人がいました。
この値段ならかなりいいのではないでしょうか。
ちなみにRussian River Valleyの方は現地価格40ドルくらいです。
おととしまでとは打って変わって入手しにくなってしまったSea Smokeのピノ。今楽天では柳屋のSea Smoke TenとFoxenが作るSea Smokeの二つしかなさそうです。シャルドネはBrewer-Cliftonが作るものがWassy'sなどいくつかで。
2006年のSea Smoke TenはWine Enthusiast誌では96点という高得点。Wine Advocateでは2002が93,2003が96,2004が94点以降レビューがありません。Sea Smokeの三つのピノの中で一番コストパフォーマンスが高いのは間違いなく最廉価のBotellaですが,数年の熟成をするならやはりTenも捨てがたいところです。また,FoxenのSea SmokeはTenをさらに濃厚にしたような感じ。濃いの好き派にはたまらないワインでしょう。こちらはWine Advocateで2004が96,2005が89+です。
2006年のSea Smoke TenはWine Enthusiast誌では96点という高得点。Wine Advocateでは2002が93,2003が96,2004が94点以降レビューがありません。Sea Smokeの三つのピノの中で一番コストパフォーマンスが高いのは間違いなく最廉価のBotellaですが,数年の熟成をするならやはりTenも捨てがたいところです。また,FoxenのSea SmokeはTenをさらに濃厚にしたような感じ。濃いの好き派にはたまらないワインでしょう。こちらはWine Advocateで2004が96,2005が89+です。
タイトルが紛らわしかったらごめんなさい。Richard Sanfordといえば,Santa Barbara地域を切り開いてきたワイナリSanfordの元オーナーとして知られていますが,現在はAlma Rosaというワイナリを経営しています。NapaにおけるRobert Mondaviとまでは行きませんが,Santa Barbaraを代表する生産者であり精神的支柱の一つだと思います。
そのAlma Rosaのピノとシャルドネがカリフォルニアワインあらかるとで安いです。いずれも現地価格と同等か,ちょっと安いくらい。ピノが3480円,シャルドネが2090円(いずれも税抜き)。シャルドネの方が価格的なお得感は上です。どちらも飲んだことはないのですが,Sanfordのスタンダードのピノとシャルドネがハイレベルだったことを考えると,これも期待できそうに思います。
ところでこの一週間くらい,楽天のワインショップのメルマガがほとんど届きません。柳屋のピノ特集のメールもなし。迷惑メールに分類されてもいないので,楽天側のシステム的な問題ではないかと疑っています。まあ,カリフォルニアワインを中心に扱うところは少ないから巡回してもそんなに手間ではないのですけど。
そのAlma Rosaのピノとシャルドネがカリフォルニアワインあらかるとで安いです。いずれも現地価格と同等か,ちょっと安いくらい。ピノが3480円,シャルドネが2090円(いずれも税抜き)。シャルドネの方が価格的なお得感は上です。どちらも飲んだことはないのですが,Sanfordのスタンダードのピノとシャルドネがハイレベルだったことを考えると,これも期待できそうに思います。
ところでこの一週間くらい,楽天のワインショップのメルマガがほとんど届きません。柳屋のピノ特集のメールもなし。迷惑メールに分類されてもいないので,楽天側のシステム的な問題ではないかと疑っています。まあ,カリフォルニアワインを中心に扱うところは少ないから巡回してもそんなに手間ではないのですけど。
Gary Pisoniのワイナリの下位版Luciaのシャルドネが柳屋の月間セールになっています。このワイン,ワイナリの価格は40ドルが4580円(税抜き)と,ほとんど変わらない価格。生産量は467ケースとかなり少ないです。
ワインに畑名は付いていませんが,Pisoni Vineyardの三つの小ブロックからできているということです。LuciaのピノはPisoni,Garys'を中心に他のSanta Lucia Highlandsの畑のブドウも使っていますが,これはPisoniだけ。生産量もピノの半分ということで,かなりお得感があります。
Pisoniの畑のシャルドネはまだ飲んだことありませんが,同じ地域のRosella'sはAugust Westのものを飲んだことがあり,かなりおいしかったです。Luciaも期待できそうです。
なお,3本買うと同梱12本まで送料無料というのも見逃せないところ。
ワインに畑名は付いていませんが,Pisoni Vineyardの三つの小ブロックからできているということです。LuciaのピノはPisoni,Garys'を中心に他のSanta Lucia Highlandsの畑のブドウも使っていますが,これはPisoniだけ。生産量もピノの半分ということで,かなりお得感があります。
Pisoniの畑のシャルドネはまだ飲んだことありませんが,同じ地域のRosella'sはAugust Westのものを飲んだことがあり,かなりおいしかったです。Luciaも期待できそうです。
なお,3本買うと同梱12本まで送料無料というのも見逃せないところ。
カリフォルニアワインあらかるとにトニー・ソーターのロゼのスパークリングが入荷しています。ソーターのピノと同じく「ビーコン・ヒル」のブドウを使ったこのロゼ,Wine Advocate誌のJay Millerは92点という高得点を与えています。
と,「ドンペリ」や「クリスタル」のロゼよりはるかに安いけど,その代替になりえるという評価です。先日紹介した,Iron HorseのWedding Cuveeの3倍近い値段ですが,クリスマスなのでちょっと高級な泡を,というのならこれもありでしょう。
The 2004 Beacon Hill Brut Rose is salmon pink-colored with a persistent stream of tiny bubbles, an attractive mousse, and aromas of rose petals and strawberries. Crisp, lively, and concentrated, this flavorful bubbly should drink well for several years.
If our economic doldrums have caused you to forego Dom Perignon Rose and Roederer Cristal Rose, keep in mind that for the price of one bottle of those stellar Champagnes, you could purchase an entire case of Tony Soter’s Beacon Hill Brut Rose.
と,「ドンペリ」や「クリスタル」のロゼよりはるかに安いけど,その代替になりえるという評価です。先日紹介した,Iron HorseのWedding Cuveeの3倍近い値段ですが,クリスマスなのでちょっと高級な泡を,というのならこれもありでしょう。
故Robert Mondaviの次男Tim Mondaviの新しいワイナリContinuum(コンティニュアム)のデビュー・ヴィンテージが日本に入ってきました(過去記事1,過去記事2)。米国で最安120ドル弱なのが約2万円なのでちょっと高いですが,やっぱりOpus One価格なのでしょうか?
評論家の評価は高く,Robert Parkerは95+というレイティングを付けています。
これを下に示すOpus Oneへのコメント(最新は2002年ヴィンテージに対するもの)と比べると熱の入り方が全然違うのがよく分かります。
故Robert Mondaviの二人の息子のうち,もう一方の兄Michaelもこの秋に新しいブランド「M」を立ち上げたはず。こちらがどうなのかも気になるところではありますが,過去記事に示したように,Continuumは生前のRobertも参加していたということで,よりMondavi直系と言えるでしょう。
評論家の評価は高く,Robert Parkerは95+というレイティングを付けています。
this 2005 exhibits a dense ruby/purple color followed by a beautiful nose of lead pencil shavings intermixed with creme de cassis, subtle wood smoke, and hints of bay leaves as well as spring flowers. Full-bodied with lovely purity, nicely integrated wood, tannin, acidity, and alcohol, and a long finish reminiscent of a classic Bordeaux Pauillac, while accessible, it should age effortlessly for 15 or more years.
これを下に示すOpus Oneへのコメント(最新は2002年ヴィンテージに対するもの)と比べると熱の入り方が全然違うのがよく分かります。
it is excellent, possibly outstanding, but remains significantly over-priced vis a vis the finest wines in this price range.
故Robert Mondaviの二人の息子のうち,もう一方の兄Michaelもこの秋に新しいブランド「M」を立ち上げたはず。こちらがどうなのかも気になるところではありますが,過去記事に示したように,Continuumは生前のRobertも参加していたということで,よりMondavi直系と言えるでしょう。
柳屋ネタが続いて申し訳ないですが,めったに日本に入荷しないLoring Wine Companyのピノ。2004年のGarys'とRosella'sが追加されています。まあマニア向けですが…
今更の紹介ですが,クリスマス用のスパークリング・ワインを買っていないなら,今月中に柳屋でアイアン・ホースのウェディング・キュベ買うのがお勧めです。米国で安いところが30ドルを少し切る程度,40ドル近くで売っているところもありますからぜい抜き3500円はほぼ現地価格でしょう。
このスパークリング,このサイトを見ている人にはもう説明は要らないだろうと思いますが,通りすがりの人もいるかもしれないので一応ちゃんと書いておきます。シャンパーニュと同じ製法で作られ,3年間熟成してから出荷されます。ピノが約9割と主体で,ほのかなピンク色が付いているのが特徴。ロゼほどではありませんが,華やかな雰囲気を味わえます。料理も軽めの肉料理まで,かなり幅広くあうでしょう。とにかくするする飲めておいしいスパークリングです。
また,アーベンワインショップではクラシック・ヴィンテージ・ブリュットが3000円台。これもお買い得です。こちらはピノが2/3くらい入っており,4年の熟成を経て出荷されます。こちらの方が重厚なイメージがあります。
このスパークリング,このサイトを見ている人にはもう説明は要らないだろうと思いますが,通りすがりの人もいるかもしれないので一応ちゃんと書いておきます。シャンパーニュと同じ製法で作られ,3年間熟成してから出荷されます。ピノが約9割と主体で,ほのかなピンク色が付いているのが特徴。ロゼほどではありませんが,華やかな雰囲気を味わえます。料理も軽めの肉料理まで,かなり幅広くあうでしょう。とにかくするする飲めておいしいスパークリングです。
また,アーベンワインショップではクラシック・ヴィンテージ・ブリュットが3000円台。これもお買い得です。こちらはピノが2/3くらい入っており,4年の熟成を経て出荷されます。こちらの方が重厚なイメージがあります。
スポッツウッド(Spottswoode)のカベルネはナパの高級カベルネの中でも,比較的値上がりをせず,また日本でもリーズナブルな価格で入手できるワインです。それでいて,Wine Advocate誌では高評価を続けています。1999年以降のレイティングは90,91,95,97,94,91,96。96点を取った2005は,2006年の評価(91-94)を2007年に上方修正しています。コメントは
ピュアな果実と深み,バレリーナの優雅さというのはマルゴーに似ている(2006年のレビューでパーカーは「resemble a good vintage of Chateau Margaux」と書いています)というイメージと重なります。
前置きが長くなりましたが,米国での実売が130ドルくらいなのが柳屋は税抜き1万3800円。同等の高い評価を受けている他のカベルネと比べたらかなり安いと思います。
The prodigious 2005 Cabernet Sauvignon Estate may be Spottswoode’s strongest effort since their superb 2002 and 2001. A deep ruby/purple color is accompanied by a classic bouquet of violets, graphite, blueberries, and creme de cassis with hints of licorice and cedar. Stunningly pure and elegant as well as substantial and authoritatively flavored, this is a long, rich, concentrated wine with the grace of a ballerina. Give it 2-3 years of bottle age and consume it over the following 20-25+ years.
ピュアな果実と深み,バレリーナの優雅さというのはマルゴーに似ている(2006年のレビューでパーカーは「resemble a good vintage of Chateau Margaux」と書いています)というイメージと重なります。
前置きが長くなりましたが,米国での実売が130ドルくらいなのが柳屋は税抜き1万3800円。同等の高い評価を受けている他のカベルネと比べたらかなり安いと思います。
パシフィックワインセラーズでマルティネッリ(Martinelli)のピノが安いです。Zio Tony Ranchと7 Mulesがどちらも税込みで6750円。現地価格でもZio Tony Ranchは95ドル,7 Mulesは62ドルしますから,実質それより安いです。しかも送料無料で,今週21日9:59分までは楽天のポイントが10%付きますから実質6000円程度になります。はっきりいってこれはかなり安いです。
いつも書いていますがMartinelliのピノは全般に力強く濃いタイプ。好きな人はとても好きですが,繊細なピノや酸味の強いピノが好きな人にはあまり向きません。Zio Tony Ranchのパーカーのレビューは以下のよう。
また,パーカーは90点を付けていますが「ボトル詰め後すぐにテイスティングしたので,レイティングの点数はやや控えめになっているかもしれない」と書いています。ご参考まで。
いつも書いていますがMartinelliのピノは全般に力強く濃いタイプ。好きな人はとても好きですが,繊細なピノや酸味の強いピノが好きな人にはあまり向きません。Zio Tony Ranchのパーカーのレビューは以下のよう。
The 2004 Pinot Noir Zio Tony Ranch shows plenty of raspberry, soy, and fig notes along with hints of pomegranate and cherry. This spicy, full-bodied Pinot reveals nicely integrated oak, a savory, expansive palate, and a heady finish.
また,パーカーは90点を付けていますが「ボトル詰め後すぐにテイスティングしたので,レイティングの点数はやや控えめになっているかもしれない」と書いています。ご参考まで。
柳屋ではPisoniのPisoni,カリフォルニアワインあらかるとではフラワーズのキャンプ・ミーティング・リッジと,どちらもレアもののピノが出ています。Pisoniは2000年とヴィンテージ的にもレア。個人的にはどちらかというとPisoniを取りたい感じです。どちらも少量なので買いたいかたはお早めに。
ちなみに2000年はナパのカベルネはここ10年でおそらく最低だった年ですが,かなり離れているPisoniは,悪い年ではありません。WAではPisoniのPisoniは評価されていませんが,Arcadianが87,Testarossaが89,Patz & Hallが92,SiduriとOjaiが93点です。過去にWAにおけるSLHの畑のレイティングをまとめた記事がありますのでご参考にしてください。
ちなみに2000年はナパのカベルネはここ10年でおそらく最低だった年ですが,かなり離れているPisoniは,悪い年ではありません。WAではPisoniのPisoniは評価されていませんが,Arcadianが87,Testarossaが89,Patz & Hallが92,SiduriとOjaiが93点です。過去にWAにおけるSLHの畑のレイティングをまとめた記事がありますのでご参考にしてください。
【注】このワイン,2種類あることが分かりました。詳しくはこちらを。
dancyuの2008年12月号は「ワイン大賞」の特集でした。力が入っているようではありましたが,あまり琴線に触れる部分はなく…
その中でピノ・ノワール大賞5000円以下部門で優勝したのがカレラのマウント・ハーラン・キュベ2006。単一畑のブレンドで早飲みできるものを目指しています。ワイナリ価格が30ドルなのに対し,日本では安いところでは3000円台。格下のセントラル・コーストでも4000円台が普通であることを考えると,かなり割安です。
元々人気のカレラですし,安いところはすぐ売り切れると思うのでお早めに。
dancyuの2008年12月号は「ワイン大賞」の特集でした。力が入っているようではありましたが,あまり琴線に触れる部分はなく…
その中でピノ・ノワール大賞5000円以下部門で優勝したのがカレラのマウント・ハーラン・キュベ2006。単一畑のブレンドで早飲みできるものを目指しています。ワイナリ価格が30ドルなのに対し,日本では安いところでは3000円台。格下のセントラル・コーストでも4000円台が普通であることを考えると,かなり割安です。
元々人気のカレラですし,安いところはすぐ売り切れると思うのでお早めに。
Newton(ニュートン)というと数年前にブームになったシャルドネに代表される「Unfiltered」のラインが有名(シャルドネのほか,カベルネ・ソヴィニョン,メルローがある)ですが,その上にランクするPuzzle(パズル)というボルドーブレンドがあります。畑を112個の区画に分けて,それぞれ最適なときに収穫して小ロット専用の区画で別々に発酵,熟成させ,ここから最適なブレンドを決定するという凝ったワイン。パズルのようにブレンドを決め,できたものがそれぞれのパーツよりも良くなっているということからその名が付いたようです。
このワイン,2004年はWine Advocate誌で94-96点という過去最高の評価。パーカーは
と書いています。他のニュートンのワインと同様,飲むのはしばらく我慢した方が良さそうです。
米国での価格は65~100ドル。これがカリフォルニアワインあらかるとでは6000円台(税抜き),ワインダールでは「取り寄せ」扱いですがなんと5000円台と,現地価格より安くなっています。
特に後者は「激安」といっても過言ではないでしょう。この値段のうちに買っておいたほうが良さそうです。
【追記】柳屋にも入っていたので追加しました。
このワイン,2004年はWine Advocate誌で94-96点という過去最高の評価。パーカーは
The proprietary Bordeaux blend, the 2004 The Puzzle (70% Cabernet Sauvignon, 17% Merlot, and the rest Cabernet Franc) is a brilliant 1,000-case cuvee, showing the fabulous mountain terroir of the Newton Vineyard. This wine was still not in bottle when I tasted it, but by the time this report comes out, it will have been bottled unfiltered. Deep ruby/purple to the rim, with an exuberant display of aromatics consisting of black tea, creme de cassis, charcoal, incense, and again some truffle notes, the wine is full-bodied, with nicely integrated acidity, wood, tannin, and the influence of barriques kept well in the background. This is a big but impressively well-balanced wine that should come into its own in 3-4 years and last for 20-25 years.
と書いています。他のニュートンのワインと同様,飲むのはしばらく我慢した方が良さそうです。
米国での価格は65~100ドル。これがカリフォルニアワインあらかるとでは6000円台(税抜き),ワインダールでは「取り寄せ」扱いですがなんと5000円台と,現地価格より安くなっています。
特に後者は「激安」といっても過言ではないでしょう。この値段のうちに買っておいたほうが良さそうです。
【追記】柳屋にも入っていたので追加しました。
先日の記事では見落としていましたが,St. InnocentのPinot Noir Shea Vineyard 2006が柳屋にありました。St. Innocentは日本にほとんど入っていないと思っていたので調べていませんでした。
それにしても,今回Sheaのワイン(Shea Wine Cellarsのものと他のワイナリが作るSheaのもの)は14本掲載されているのですが,そのうち13本は90点以上,5本は93点以上と,非常に高評価です。ちなみに93点以上は全部で40本。1/8を占めていることになります。その中でもSt. InnocentのものはJay Millerが
とSheaの中でもトップクラスの評価です。
それにしても,今回Sheaのワイン(Shea Wine Cellarsのものと他のワイナリが作るSheaのもの)は14本掲載されているのですが,そのうち13本は90点以上,5本は93点以上と,非常に高評価です。ちなみに93点以上は全部で40本。1/8を占めていることになります。その中でもSt. InnocentのものはJay Millerが
The 2006 Pinot Noir Shea Vineyard is a candidate for Shea of the vintage as well as my choice in this portfolio. It is the richest, most concentrated, and complex as well as the best balanced, nicely concealing enough structure to evolve for 4-5 years, about as much as one can expect from this vintage. It should be at its best from 2012 to 2021.
とSheaの中でもトップクラスの評価です。
Sea Smokeのピノはおととしまでは米国よりも日本の方が値段が安く入手も容易だったのですが,昨年から日本への入荷が激減してしまいました。おそらく米国内での需要が大きすぎて輸出に回す余地がなくなってしまったのでしょう。2005のSouthingは柳屋のサイトにも書いてあるようにオークションを除けば100ドル以上が実売。国内の方が安いという点だけは前の通りです。
Botella,Southing,Tenと並ぶ中でちょっと中途半端な位置づけのSouthingですが,今の状況だとSea Smoke好きな人は贅沢言わずに手に入るときに買っておいた方がよさそうです。
なお,2001年~2004年のWAのレイティングは90,92,92,90+と安定して高得点です。
Botella,Southing,Tenと並ぶ中でちょっと中途半端な位置づけのSouthingですが,今の状況だとSea Smoke好きな人は贅沢言わずに手に入るときに買っておいた方がよさそうです。
なお,2001年~2004年のWAのレイティングは90,92,92,90+と安定して高得点です。
Wine Advocate誌の179号が発表されました。アメリカ関係ではオレゴンのワインがレビューされています。レビュワはJay Miller。最高得点はBergstrom(ベルグストロム)のBergstrom Vineyard Pinot Noir 2006で95点。BergstromはほかにSheaやThe Whole Cluster Selectionというピノが94点になるなど,高得点のオンパレードでした。
日本市場に入っているワインを探したのですが,元々入っているワインが少ないことや,全ヴィンテージ入ってきていないことが多いため,なかなかマッチするものがありません。91点以上のもので見つけたのはShea(シェイ,シェア)のPinot Noir Pommard Clone 2006が93点,同じくSheaのPinot Noir East Hillが92点でした。
Pommard Cloneの方は
East Hillは柳屋がPinot Report(RPと紛らわしいですがPRと略しています)で97点とったとして宣伝していたワイン。Jay Millerは
と書いています。
日本市場に入っているワインを探したのですが,元々入っているワインが少ないことや,全ヴィンテージ入ってきていないことが多いため,なかなかマッチするものがありません。91点以上のもので見つけたのはShea(シェイ,シェア)のPinot Noir Pommard Clone 2006が93点,同じくSheaのPinot Noir East Hillが92点でした。
Pommard Cloneの方は
The 2006 Pinot Noir Pommard Clone has lots of spice, opulent fruit on the palate, serious richness, and a long, fruit-filled finish. It will be at its best from 2012 to 2021.
East Hillは柳屋がPinot Report(RPと紛らわしいですがPRと略しています)で97点とったとして宣伝していたワイン。Jay Millerは
The 2006 Pinot Noir East Hill has darker fruits, more density, serious depth and several years of aging potential. Savory, layered, and sweet, it will drink well from 2010 to 2018.
と書いています。
今月いっぱい開催しているセールです。米国と同等,あるいはもっと安く売っているものもかなりあります。数が多いので米国での実売価格の安いもの(税抜きなので税込み価格と比べる場合は1割程度割り増して考える必要があります),Wine Advocate誌のレビューがある場合はそこからの抜粋を簡単に入れておきます。
米国実売:60ドル~
WA: 2005は90点
米国実売:エステートが100ドル~,リンデンハーストが80ドル~
WA:エステートが94点。The 2003 has a dense ruby/purple color and a beautiful nose of graphite intermixed with blueberry, creme de cassis, and acacia flower. The wine is full-bodied, has decent acidity, sweet, well-integrated tannin, and subtle wood. This is a beauty and certainly one of the more impressively constituted and elegant wines of the vintage.
リンデンハーストは90点。This is a very attractive alternative to the more expensive flagship wine. I thought the 2003 (700 cases) was even better than the 2002. A dark ruby/purple-colored wine with hints of road tar, black currant, flowers, and subtle oak, it possesses good texture, purity, and richness as well as a heady, ripe finish.
米国実売:175ドル~
WA:98点(サイトにある94-96は古い情報です)。An incredible dark purple color offers up notes of creosote, subtle charcoal embers, aged beef, fresh beef blood, black currants, sweet cherries, pepper, and tapenade. An incredibly complex, deep, full-bodied Syrah with expressive chocolatey notes in the mouth, this intense Syrah challenges just about every ounce of grey matter between the ears.
米国実売:プロプライエタリー360ドル~,シラー240ドル~
WA:プロプライエタリー95点。The 2003 IX Proprietary Red Wine, a blend of 64% Cabernet Sauvignon, 31% Merlot, and the rest Cabernet Franc and a dollop of Petit Verdot, demonstrates how fabulous the fruit from the estate vineyard can be. Beautiful scents of crushed rocks, spring flowers, licorice, charcoal, blackberries, and cassis are stunningly pure and complex. This opulent, intense, well-balanced, compelling, full-bodied wine appears to have softened considerably over the last year.
シラー96点。The floral-filled 2004 IX Syrah Estate (486 cases) offers super-pure blue and blackberries intermixed with hints of new saddle leather and meat. High but sweet tannins, powerful flavors, and an overall sense of poise characterize this stunning effort.
米国実売:100ドル~
WA:95+点。The 2005 James Berry Vineyard (70% Syrah, 20% Mourvedre, and 10% Grenache) exhibits the super precision, minerality, and clarity this site seems to provide. It is a dense, concentrated wine bursting with notes of creme de cassis, blackberries, smoke, earth, and jus de viande. This textured, French-styled 2005 can be drunk early or cellared for 10-12 years.
米国実売:100ドル~
WA:93+点。The 2004 Syrah Eddie’s Patch (400 cases) shares an opaque purple color in addition to notes of incense, blackberries, truffles, and spicy wood. It is a huge, dense, cool climate Syrah with a Pinot Noir-like sassafras character. Drink this big, earthy, terroir-driven effort over the next 10-12 years.
こうしてみるとシラーが多いですね。日本ではシラーの人気が低いということでしょうか。確かにシラー好きっていう人はあまり見たことがないような気もしますが,南仏好きな人は結構いそうだし,そのあたりはやっぱり別物なのでしょうか?
米国実売:60ドル~
WA: 2005は90点
米国実売:エステートが100ドル~,リンデンハーストが80ドル~
WA:エステートが94点。The 2003 has a dense ruby/purple color and a beautiful nose of graphite intermixed with blueberry, creme de cassis, and acacia flower. The wine is full-bodied, has decent acidity, sweet, well-integrated tannin, and subtle wood. This is a beauty and certainly one of the more impressively constituted and elegant wines of the vintage.
リンデンハーストは90点。This is a very attractive alternative to the more expensive flagship wine. I thought the 2003 (700 cases) was even better than the 2002. A dark ruby/purple-colored wine with hints of road tar, black currant, flowers, and subtle oak, it possesses good texture, purity, and richness as well as a heady, ripe finish.
米国実売:175ドル~
WA:98点(サイトにある94-96は古い情報です)。An incredible dark purple color offers up notes of creosote, subtle charcoal embers, aged beef, fresh beef blood, black currants, sweet cherries, pepper, and tapenade. An incredibly complex, deep, full-bodied Syrah with expressive chocolatey notes in the mouth, this intense Syrah challenges just about every ounce of grey matter between the ears.
米国実売:プロプライエタリー360ドル~,シラー240ドル~
WA:プロプライエタリー95点。The 2003 IX Proprietary Red Wine, a blend of 64% Cabernet Sauvignon, 31% Merlot, and the rest Cabernet Franc and a dollop of Petit Verdot, demonstrates how fabulous the fruit from the estate vineyard can be. Beautiful scents of crushed rocks, spring flowers, licorice, charcoal, blackberries, and cassis are stunningly pure and complex. This opulent, intense, well-balanced, compelling, full-bodied wine appears to have softened considerably over the last year.
シラー96点。The floral-filled 2004 IX Syrah Estate (486 cases) offers super-pure blue and blackberries intermixed with hints of new saddle leather and meat. High but sweet tannins, powerful flavors, and an overall sense of poise characterize this stunning effort.
米国実売:100ドル~
WA:95+点。The 2005 James Berry Vineyard (70% Syrah, 20% Mourvedre, and 10% Grenache) exhibits the super precision, minerality, and clarity this site seems to provide. It is a dense, concentrated wine bursting with notes of creme de cassis, blackberries, smoke, earth, and jus de viande. This textured, French-styled 2005 can be drunk early or cellared for 10-12 years.
米国実売:100ドル~
WA:93+点。The 2004 Syrah Eddie’s Patch (400 cases) shares an opaque purple color in addition to notes of incense, blackberries, truffles, and spicy wood. It is a huge, dense, cool climate Syrah with a Pinot Noir-like sassafras character. Drink this big, earthy, terroir-driven effort over the next 10-12 years.
こうしてみるとシラーが多いですね。日本ではシラーの人気が低いということでしょうか。確かにシラー好きっていう人はあまり見たことがないような気もしますが,南仏好きな人は結構いそうだし,そのあたりはやっぱり別物なのでしょうか?
カリフォルニア中心のオンラインワインショップ兼インポーターであるワインインスタイルがリニューアルして「i wine」(アイ・ワイン)になりました。従来のサイトよりも大分軽くなった感じがします。
ワインインスタイルはインポーターとしてメルヴィルやコッポラ,ハーン,サイクルズ・グラディエーター,ジラードなどの人気と実力を兼ねそろえたワイナリをラインナップにそろえています。普段は他の店と比べて特別安いわけではありませんが,おそらく状態は安心できるだろうと思います。また,セール時は思い切った値引きがあるのでチャンスです。
ワインインスタイルはインポーターとしてメルヴィルやコッポラ,ハーン,サイクルズ・グラディエーター,ジラードなどの人気と実力を兼ねそろえたワイナリをラインナップにそろえています。普段は他の店と比べて特別安いわけではありませんが,おそらく状態は安心できるだろうと思います。また,セール時は思い切った値引きがあるのでチャンスです。
ワイン王国の記事に触発されたのかどうか分かりませんが,「安旨」がワインショップのメルマガに目立つような気がします(自分が気にしているだけかも)。
中でも柳屋は今週もろに「安旨ピノ」特集をしていますが,残念ながら4日目までカリフォルニアはなし。最終日の今日,ようやくカリフォルニアが入っていました。
ワインはBishop's Peak Pinot Noir 2007。Bishop's Peakとはセントラル・コーストでピノの優良プロデューサーとして知られるTalleyの下位ブランドです。米国の価格が24ドルくらいのようなので,3500円というのはまあいいところでしょう。
中でも柳屋は今週もろに「安旨ピノ」特集をしていますが,残念ながら4日目までカリフォルニアはなし。最終日の今日,ようやくカリフォルニアが入っていました。
ワインはBishop's Peak Pinot Noir 2007。Bishop's Peakとはセントラル・コーストでピノの優良プロデューサーとして知られるTalleyの下位ブランドです。米国の価格が24ドルくらいのようなので,3500円というのはまあいいところでしょう。
カリフォルニアのピノ・ノワール・プロデューサーの中でもミステリアスな雰囲気を持つAdrian Fog。そもそもどうしてAdrian Fogという名前なのか。ネットで検索した範囲では分かりませんでした。ちなみにオーナーの名前は「Jane Farrell & Stewart Dorman」。ピノ・ノワールは,その土地らしさが感じられるものでなければならず,畑がすばらしいワインの生まれ故郷であるというアイディアから生まれたワイナリだということです。また,収穫はなるべく満月近くに行い,満月のときが一番Adrian Fogのワインを楽しめるとしています。このあたりもミステリアス。
Adrian FogではSavoy, Two Sisters, Oppenlanderといった畑のピノを作っているのですが,その廉価版?としてブレンドによるワインのブランドを造ったのがArissa Jane。さしずめエイドリアンの妹分といったところでしょうか。
これまでこのブログではエイドリアン・フォグのワインを紹介してこなかったのですが,理由は米国の価格(60ドル台)に対して日本の価格(1万円以上)が高すぎると感じているため。せめて自分で飲んだことがあっておいしいと思えばお勧めできるかもしれませんが,自分で買うのも躊躇する価格です。
今回のアリッサ・ジェーンは米国の価格が35ドルくらいであるのに対し,4980円とやや高いものの,まあまあの範囲。そこで今回紹介してみることにしました。
なお,エイドリアン・フォグのワイン,飲む人によって好き嫌いがかなりはっきり分かれるようです。形容詞としてよく使われるのが「seductive」(魅力的)。フルボディでメリハリの効いた味わいのようです。Alcoholic Armadilloのページあたりで雰囲気を察してください。
今回のアリッサ・ジェーンについてはPinotFileでは
とやや否定的なレビューが載っています。またワインショップWally'sのレビューはビデオで見られます(あまりたいしたこと言っていませんが)。
Adrian FogではSavoy, Two Sisters, Oppenlanderといった畑のピノを作っているのですが,その廉価版?としてブレンドによるワインのブランドを造ったのがArissa Jane。さしずめエイドリアンの妹分といったところでしょうか。
これまでこのブログではエイドリアン・フォグのワインを紹介してこなかったのですが,理由は米国の価格(60ドル台)に対して日本の価格(1万円以上)が高すぎると感じているため。せめて自分で飲んだことがあっておいしいと思えばお勧めできるかもしれませんが,自分で買うのも躊躇する価格です。
今回のアリッサ・ジェーンは米国の価格が35ドルくらいであるのに対し,4980円とやや高いものの,まあまあの範囲。そこで今回紹介してみることにしました。
なお,エイドリアン・フォグのワイン,飲む人によって好き嫌いがかなりはっきり分かれるようです。形容詞としてよく使われるのが「seductive」(魅力的)。フルボディでメリハリの効いた味わいのようです。Alcoholic Armadilloのページあたりで雰囲気を察してください。
今回のアリッサ・ジェーンについてはPinotFileでは
Shy dark stone fruits, shrooms, mowed grass, raisin and oak on the nose. Wild berry flavors are fine, but there is plenty of raisin and prune to ruin the experience. The penetrating acidity leads to a puckering finish.
とやや否定的なレビューが載っています。またワインショップWally'sのレビューはビデオで見られます(あまりたいしたこと言っていませんが)。
カリフォルニアのカベルネ・ソヴィニョンで何が最高のワインかと聞いてみたらおそらくハーランとかスクリーミング・イーグルといった声が上がるのでしょうが,シェイファー(Shafer)のヒルサイド・セレクト(Hillside Select)やアラウホ(Araujo)のアイゼル(アイズリー,エイゼルなどとも,Eisele)も実力では負けず劣らずのところにあります。
例えば,Shaferは2001年~2005年のWA誌の評価が99,100,95,97,(95-97),Araujoは97,(98-100),98,94+,98とどちらも平均97強。一方,Harlanは100,100,95,98,96+と98点弱,Screaming Eagleは98,99,95,95,97で97点弱です。
カリフォルニアワインあらかるとではShaferのHillside Select 2004が税抜き31990円。Araujo 2005が税抜き39800円。米国の価格はどちらも300ドル~400ドル程度なので,Shaferの方が割安ですが,日本国内ではAraujoの方がかなり珍しいです。また,WAの評価もAraujoが高いです。日本での入手しにくさも含めて,Araujoが一押し。
僕のこれまでの(ともに数回の)印象では,Hillside Selectはモダンなタイプのカベルネの典型。非常に端正なワインに感じました。一方Araujoはクラシックな感じ。ボルドー好きの人に非常に好評を得ています。
WAのレビューはShaferが
Araujoが
例えば,Shaferは2001年~2005年のWA誌の評価が99,100,95,97,(95-97),Araujoは97,(98-100),98,94+,98とどちらも平均97強。一方,Harlanは100,100,95,98,96+と98点弱,Screaming Eagleは98,99,95,95,97で97点弱です。
カリフォルニアワインあらかるとではShaferのHillside Select 2004が税抜き31990円。Araujo 2005が税抜き39800円。米国の価格はどちらも300ドル~400ドル程度なので,Shaferの方が割安ですが,日本国内ではAraujoの方がかなり珍しいです。また,WAの評価もAraujoが高いです。日本での入手しにくさも含めて,Araujoが一押し。
僕のこれまでの(ともに数回の)印象では,Hillside Selectはモダンなタイプのカベルネの典型。非常に端正なワインに感じました。一方Araujoはクラシックな感じ。ボルドー好きの人に非常に好評を得ています。
WAのレビューはShaferが
The 2004 Cabernet Sauvignon Hillside Select is showing even better than it did last year. A much sexier, opulent, flamboyant style of wine with notes of black currant liqueur intermixed with toasty new oak, charcoal, smoke, barbecue spices, and oodles of fruit, this wine has fabulous richness in an exuberant, sexy style, and a long, heady layered finish with nothing out of balance. The integration of acidity, tannin, wood, and alcohol are brilliant. This is a great wine to drink over the next two decades, if not longer.
Araujoが
The 2005 Cabernet Sauvignon Eisele (a blend of 91% Cabernet Sauvignon and the rest Cabernet Franc, Petit Verdot, and Merlot) shows wonderfully sweet black currant notes intermixed with some licorice, incense, crushed rock, and floral characteristics. It is deep, medium to full-bodied, with beautiful purity, virtually perfect integration of tannins, and extraordinary length which lasts over 60 seconds. This is an exceptional, seamless Cabernet Sauvignon that is the vinous equivalent of haute couture. This sensationally pure wine (actually the first vintage of the estate Cabernet to have a little Merlot in it, but only 2%) borders on perfection. This is a gorgeously proportioned wine with beautiful floral and black fruit notes intermixed with some mineral and gentle background oak.
雑誌「ワイン王国」の47号で,3000円以下のピノ・ノワールの特集をしていました。五つ星に選ばれたワイン,米国が一番多かったようです。カリフォルニアからはキャッスル・ロックのソノマとモントレー,それからロバート・モンダヴィのプライベート・セレクションが入っていました。オレゴンのウィラメット・ヴァレー・ヴィンヤードも五つ星。このワインは以前飲んでいます。キャッスル・ロックはピノではないですが,以前WSのカベルネ・ソヴィニョンのレイティングを分析した記事に関連してコスト・パフォーマンスが高いワインとして紹介しています。
【追記】このほか「ソノマ・クリーク」のピノというのが五つ星。全部で五つ星が10ワインのうち五つが米国産でした。残りはオーストラリアが3にニュージーランドが1,チリが1でヨーロッパは五つ星ゼロでした。
ニュージーランドのケーブル・ベイ・ヴィンヤーズ「カリー」も五つ星。これも過去記事をご参考に。個人的にはカリーが入るのなら「デルタ」も十分入る価値があるだろうと思います。
【追記】このほか「ソノマ・クリーク」のピノというのが五つ星。全部で五つ星が10ワインのうち五つが米国産でした。残りはオーストラリアが3にニュージーランドが1,チリが1でヨーロッパは五つ星ゼロでした。
ニュージーランドのケーブル・ベイ・ヴィンヤーズ「カリー」も五つ星。これも過去記事をご参考に。個人的にはカリーが入るのなら「デルタ」も十分入る価値があるだろうと思います。
Wine Advocate誌で2006年のNovyのシラーが高い評価を得ています。Napaが90点,Rosella'sが92点に加え,Garys'が94点です。このGarys'が柳屋で税抜き4980円。元の値段が33ドルなので,そんなに格安ではありませんが,評価の高さと311ケースという生産量を考えたら結構安いと思います。ちなみにWSでも93点という高評価です。Robert Parkerのコメントは
It boasts an inky/ruby/purple color in addition to a sumptuous perfume of blackberry liqueur, charcoal, incense, and spring flowers. With fabulous fruit purity, a full-bodied, voluptuous texture, and a long, heady, 40+ second finish, this is a compelling Syrah to drink over the next 7-8 years.
Wassy'sでいくつかのワインを特価販売しています。特にオーボンクリマ(Au Bon Climat)はヒルデガード,ニュイブランシュ,ノックス・アレキサンダー,イザベルと4種類が格安。中でも2006のイザベル(Isabelle)はワイナリ価格が50ドルなのが5800円とほとんど変わらない値段です。
オーボンクリマ以外ではノール(Nalle)のジンファンデルも安いです。米国の小売価格が30ドル程度なのが3000円。今の円高でも現地価格です。
オーボンクリマ以外ではノール(Nalle)のジンファンデルも安いです。米国の小売価格が30ドル程度なのが3000円。今の円高でも現地価格です。
リアル・ワイン・ガイドの23号で「旨安ワイン大特集」という企画があったのですが,そこで「旨安大賞」とされたのがハーン・エステートのカベルネ2006。既にさまざまなワインショップのメルマガなどで紹介されているので,今さらここで書かなくてもと思っていたのですが,改めて記事を読んだら,このワインを推薦していたのは倉敷のワインショップ「おかじまや」さんだったので,ちょっとうれしくなってやっぱり書いておくことにしました。
まず,このワインですがハーン・エステートといえば近年コスト・パフォーマンスが高いワインを作ることで人気が高まったワイナリです。特に,低価格シリーズのRex-Goliathは一世を風靡し,同ブランドの売却後はCycles Gladiator(サイクルズ・グラディエーター)で,さらに評価が上がっています(ピノはRex-Goliathのときの方がおいしかったですが)。ハーン・エステートの名前が付いたワインは当然一ランク上の扱いですが,サイクルズ・グラディエーターとの価格差は500円程度。コスト・パフォーマンスはむしろ上かもしれません。
また,「おかじまや」の三木香奈さんは,その昔,San JoseのThe Wine Clubで働かれていたときに知り合った人。今ではかわいい娘さんを広島で育てながら,実家である「おかじまや」でも「コンセイエ」(フランス食品振興会=Sopexaが認定するワインのアドバイスをする人)として活躍しています。長距離通勤でいろいろ苦労もあるでしょう。というわけで応援しています。残念ながらオンラインショップはないので,中国地方方面の方はぜひ「おかじまや」でお買い求めください。
まず,このワインですがハーン・エステートといえば近年コスト・パフォーマンスが高いワインを作ることで人気が高まったワイナリです。特に,低価格シリーズのRex-Goliathは一世を風靡し,同ブランドの売却後はCycles Gladiator(サイクルズ・グラディエーター)で,さらに評価が上がっています(ピノはRex-Goliathのときの方がおいしかったですが)。ハーン・エステートの名前が付いたワインは当然一ランク上の扱いですが,サイクルズ・グラディエーターとの価格差は500円程度。コスト・パフォーマンスはむしろ上かもしれません。
また,「おかじまや」の三木香奈さんは,その昔,San JoseのThe Wine Clubで働かれていたときに知り合った人。今ではかわいい娘さんを広島で育てながら,実家である「おかじまや」でも「コンセイエ」(フランス食品振興会=Sopexaが認定するワインのアドバイスをする人)として活躍しています。長距離通勤でいろいろ苦労もあるでしょう。というわけで応援しています。残念ながらオンラインショップはないので,中国地方方面の方はぜひ「おかじまや」でお買い求めください。
しつこいですが,もう一つパリ16区のセールから。Saxum(サクソン,店によってはサクサムとも)は日本の価格が米国の流通か書くより安く,入手もしやすい大お得ワインですが,いくつかあるうち選ぶならどれかという話です(実は自分がさっき購入するときにいろいろ調べたのでついでに書くだけだったり)。
パリ16区に出ている(売り切れ品除く)のは
・2005 Proprietary Red Broken Stones \6280
・2005 Proprietary Red James Berry Vineyard \6980
・2004 Syrah Bone Rock James Berry Vineyard \8880
・2003 Syrah Bone Rock James Berry Vineyard \8880
の4種。
米国での実勢価格は上から66~90ドル,85~120ドル,70~120ドル,110~125ドル。
Wine Advocate誌のレイティングは94+,95+,93,95。
この中で一番時間が必要とみなされているのは2003のBone RockでWAの2005年のレビューでは飲み始めるまで2~3年必要と書いてありましたから,ようやく飲みごろに入ってくるころです。飲み頃の期間はBroken Stonesが7~10年で,あとは10~12年。
日米の価格差,WAの評価を中心に考えると一番お得なのは2005のPropriertary Red James Berry Vineyardになりそうです(ラベルもかっこいいし)。ということで,これだけレビューを紹介しておきます。
パリ16区に出ている(売り切れ品除く)のは
・2005 Proprietary Red Broken Stones \6280
・2005 Proprietary Red James Berry Vineyard \6980
・2004 Syrah Bone Rock James Berry Vineyard \8880
・2003 Syrah Bone Rock James Berry Vineyard \8880
の4種。
米国での実勢価格は上から66~90ドル,85~120ドル,70~120ドル,110~125ドル。
Wine Advocate誌のレイティングは94+,95+,93,95。
この中で一番時間が必要とみなされているのは2003のBone RockでWAの2005年のレビューでは飲み始めるまで2~3年必要と書いてありましたから,ようやく飲みごろに入ってくるころです。飲み頃の期間はBroken Stonesが7~10年で,あとは10~12年。
日米の価格差,WAの評価を中心に考えると一番お得なのは2005のPropriertary Red James Berry Vineyardになりそうです(ラベルもかっこいいし)。ということで,これだけレビューを紹介しておきます。
The 2005 James Berry Vineyard (70% Syrah, 20% Mourvedre, and 10% Grenache) exhibits the super precision, minerality, and clarity this site seems to provide. It is a dense, concentrated wine bursting with notes of creme de cassis, blackberries, smoke, earth, and jus de viande. This textured, French-styled 2005 can be drunk early or cellared for 10-12 years.
ワインセラーパリ16区の楽天5周年セールのラインナップにハーランとデュモルが入っていました。ハーランは2003(WA95)が75800円で2004(WA98)が99800円。2004はもっと安い店がありますが,2003の値段は国内では最安かもしれません。パーカーのレビューは
で,ハーランよりもレア度では高そうなのがDuMol(デュモル)。シャルドネ,ピノ・ノワール,シラー,ヴィオニエを作っていますが,WAで軒並み90点を超えており,パーカーが「DuMol is one of my favorite wineries」と言っています。米国でも入手困難なワインですが,パリ16区の価格はほぼ現地価格と同程度。例えば2005のChardonnay RRV(WA92-94)は米国で60ドル程度が6980円。このワイン,単一畑ではありませんがブドウはHeintz,Ritchie,Duttonという名だたる畑のもの。Parkerは
パリ16区のページを見ると売れ行きはピノがいいみたいですが,パーカーのレビューを読む限りではシャルドネが一番おいしそう。値段もこなれています。まあ,とにかくどれも国内では著しく入手困難なので,気になっている人はこの機会に買うことをお勧めします。今売り切れていないものだけで17種類もあるので,ここで紹介していないもので琴線に触れるのがあるかもしれません。
With a dark ruby/purple color, silky tannin, and abundant quantities of licorice, graphite, chocolate, espresso, black currant, truffle, and earthy characteristics, it comes across like a hypothetical blend of a top-notch Pauillac and Graves.
で,ハーランよりもレア度では高そうなのがDuMol(デュモル)。シャルドネ,ピノ・ノワール,シラー,ヴィオニエを作っていますが,WAで軒並み90点を超えており,パーカーが「DuMol is one of my favorite wineries」と言っています。米国でも入手困難なワインですが,パリ16区の価格はほぼ現地価格と同程度。例えば2005のChardonnay RRV(WA92-94)は米国で60ドル程度が6980円。このワイン,単一畑ではありませんがブドウはHeintz,Ritchie,Duttonという名だたる畑のもの。Parkerは
it boasts fabulous fruit along with hints of lemon oil, orange blossoms, tropical fruit, subtle smoky oak, and crushed rocks.と書いています。ちなみに,シャルドネでクロエやクレアというのがありますが,クロエはRitchie,クレアはHydeのブドウを使っています。クロエ2005はWA95。パーカーのレビューでは
This is a sensational Chardonnay with great minerality, a light greenish-hued gold color, and a stunning nose of orange blossoms, guava, nectarine, honeysuckle, and lemon oil. The wine displays white currant and floral notes, super full body, and superb structure due to the acidity levels.
パリ16区のページを見ると売れ行きはピノがいいみたいですが,パーカーのレビューを読む限りではシャルドネが一番おいしそう。値段もこなれています。まあ,とにかくどれも国内では著しく入手困難なので,気になっている人はこの機会に買うことをお勧めします。今売り切れていないものだけで17種類もあるので,ここで紹介していないもので琴線に触れるのがあるかもしれません。
まずハーシュのエステイト・ピノ・ノワール2006。米国の価格で60~70ドルが6980円と現地価格以下といっていい水準です。2005のWAでレビュー(90点)を読むとかなり獣っぽいようなのでブルゴーニュ好きの方が喜ぶかも。
高級カベルネ系もおしなべて安いのですが,まずアワーグラスの2004が米国で150~200ドルに対して17800円。WAでは94点。コングスガードのカベルネは米国で135~200ドルに対して15800円。コルギンのIXプロプライエタリー・レッド 2003は225~300ドルが29800円。WAでは95点。同じくIXの2004シラーは270~375ドルが24800円と現地価格以下。これはWA96点です。
ターリーのセダーマン2005は米国で35~80ドルが5280円。WAでのレイティングは一頃ほど高くないですが,それでも90-92がついています。ターリーのジンファンデルはジンファンデルの中でも,ターリーとしかいいようがない独自の味わい。飲んだことなければ一度は試してみたほうがいいと思います。はまる人ははまります。
高級カベルネ系もおしなべて安いのですが,まずアワーグラスの2004が米国で150~200ドルに対して17800円。WAでは94点。コングスガードのカベルネは米国で135~200ドルに対して15800円。コルギンのIXプロプライエタリー・レッド 2003は225~300ドルが29800円。WAでは95点。同じくIXの2004シラーは270~375ドルが24800円と現地価格以下。これはWA96点です。
The floral-filled 2004 IX Syrah Estate (486 cases) offers super-pure blue and blackberries intermixed with hints of new saddle leather and meat. High but sweet tannins, powerful flavors, and an overall sense of poise characterize this stunning effort.
ターリーのセダーマン2005は米国で35~80ドルが5280円。WAでのレイティングは一頃ほど高くないですが,それでも90-92がついています。ターリーのジンファンデルはジンファンデルの中でも,ターリーとしかいいようがない独自の味わい。飲んだことなければ一度は試してみたほうがいいと思います。はまる人ははまります。
パリ16区で楽天出店5周年セールをしています。以前からセール時の大胆さでは群を抜いているだけに,今回もすごいです。
目玉の一つはSine Qua Nonのアトランティス・シラー。例のWA100点ワインです。値段は従来と変わりませんが,もう入手もほとんど最後のチャンスでしょう。SaxumのBroken Stonesは米国で80ドル以上するのが6280円と「激安」。SpottswoodeのセカンドラベルLyndenhurstも4980円と,これもむちゃくちゃ安いです。既に売り切れもいろいろありますのでお早めに。
まだ価格をチェックできていないワインも多いので続報も予定。
目玉の一つはSine Qua Nonのアトランティス・シラー。例のWA100点ワインです。値段は従来と変わりませんが,もう入手もほとんど最後のチャンスでしょう。SaxumのBroken Stonesは米国で80ドル以上するのが6280円と「激安」。SpottswoodeのセカンドラベルLyndenhurstも4980円と,これもむちゃくちゃ安いです。既に売り切れもいろいろありますのでお早めに。
まだ価格をチェックできていないワインも多いので続報も予定。
柳屋にFoxen Sea Smoke 2006が入っています。その名のとおり,FoxenがSea Smokeの畑のブドウを使って作るこのピノ・ノワール,WAでは2004年が96点で2005年が89+点,いつもWAとは意見が合わないWSも2004年が94点で2005年が87点と,珍しく2004を非常に高く評価することで意見が一致しています。果たして2006は評価が高い年なのか低い年なのかが気になるところです。
ただしWAにおける2005年のレビューは
ということで,レイティングで想像してしまうような劣ったワインではないようです。2004年はSea SmokeのTenをさらに力強くしたような強い味わいのワインでしたから,Sea SmokeでTenよりBotellaが好きという人が結構多いように,Foxenでも2005の方が好きという人もいるような気がします。
で,肝心の2006ですが,テイスティングノートはまだほとんどなさそうです。K&L Winesのページには
柳屋の受け売りですが,Foxenの2005年はWAでの最高のレイティングが92点(Syrah Tinaquaic)だったのに対し,2006は既にSyran Toasted Ropeで95点を取っているなど,ここまでレイティングが公開された4本がすべて92点以上という高得点になっています。
肝心の価格ですが,米国では66~90ドルといったところ。1万2800円(税抜き)はちょっと高いですが,本家Sea Smokeが以前と違って日本で入手しにくくなってしまったので,買っておく価値はありそうな気がします。
ただしWAにおける2005年のレビューは
Foxen’s 2005 Pinot Noirs are more restrained, streamlined, and neither as powerful nor impressive as their 2004s, but they will be admired by those looking for more subtlety and elegance.
ということで,レイティングで想像してしまうような劣ったワインではないようです。2004年はSea SmokeのTenをさらに力強くしたような強い味わいのワインでしたから,Sea SmokeでTenよりBotellaが好きという人が結構多いように,Foxenでも2005の方が好きという人もいるような気がします。
で,肝心の2006ですが,テイスティングノートはまだほとんどなさそうです。K&L Winesのページには
Another small-production pinot noir from the folks at Foxen. The 2006 Sea Smoke Vineyard Pinot Noir is loaded with rich, juicy black fruit and supple tannins. Like a succulent black plum crossed with a blueberry spiked with cardamom and clove spice.とありましたが,2005年についてはコメントがなく2004年はパーカーのレビューを引用していたので比較対象にならず,なんとも言えないところです。
柳屋の受け売りですが,Foxenの2005年はWAでの最高のレイティングが92点(Syrah Tinaquaic)だったのに対し,2006は既にSyran Toasted Ropeで95点を取っているなど,ここまでレイティングが公開された4本がすべて92点以上という高得点になっています。
肝心の価格ですが,米国では66~90ドルといったところ。1万2800円(税抜き)はちょっと高いですが,本家Sea Smokeが以前と違って日本で入手しにくくなってしまったので,買っておく価値はありそうな気がします。
京橋ワイン(このショップはあまり紹介したくないのですが…)で,オレゴンのSineannの「自然派」ピノが割と安く出ています。
Resonanceという畑のもので,ここは完全に「ビオディナミ」の基準に則って作られており,認定も受けているそうです。ワイナリ自ら「自分たちのベスト」と呼ぶワイン。米国で50~60ドル程度のものが6480円(税抜き)なので,ほぼ現地価格です。
Resonanceという畑のもので,ここは完全に「ビオディナミ」の基準に則って作られており,認定も受けているそうです。ワイナリ自ら「自分たちのベスト」と呼ぶワイン。米国で50~60ドル程度のものが6480円(税抜き)なので,ほぼ現地価格です。
米国西海岸のピノノワール専門誌「Pinot Report」で97点がついたシェア(Shea)の「イースト・ヒル 2006」ピノが柳屋で6000円台(税抜き)です。米国での価格は約50ドルなので,値段もまあまあでしょう。
Sheaといえば,あのSine Qua Nonが2003年までここの畑のピノを作っており,2002年のHollerin’ MはWA誌で96点を得ています。またBrian Loring,Beaux Freres, Bergstrom,Auteur,Pani,Roessler,St. Innocentなどが採用しているオレゴンでは非常に有名な畑。こちらのページにはブロックの場所と使っているワイナリの一覧が載っています。
ちなみにEast Hillの2005年はWine Advocate誌で90点(レビュワはJay Miller)。レビュー中には2006年にも言及があり
ということです。
Sheaといえば,あのSine Qua Nonが2003年までここの畑のピノを作っており,2002年のHollerin’ MはWA誌で96点を得ています。またBrian Loring,Beaux Freres, Bergstrom,Auteur,Pani,Roessler,St. Innocentなどが採用しているオレゴンでは非常に有名な畑。こちらのページにはブロックの場所と使っているワイナリの一覧が載っています。
ちなみにEast Hillの2005年はWine Advocate誌で90点(レビュワはJay Miller)。レビュー中には2006年にも言及があり
he 2006 Shea Pinot Noirs tasted from barrel reflect a totally different style of vintage. They are riper, more fragrant, more alcoholic, softer, and user-friendly. They lack the muscle, acidity, and tannin of 2005 but seem to be significantly better balanced.
ということです。
コストパフォーマンスの高いワインの特集だったWA178。発刊時にも記事を書きましたが,そのときにどこの店にもなかったタブラス・クリークのコート・ド・タブラスが柳屋に入っています。レイティングは91点。
Tablas Creek’s Cotes du Rhone effort is the exceptional 2005 Cotes de Tablas, a blend of 43% Grenache, 24% Mourvedre, 18% Syrah, and 15% Counoise. There are 3,900 cases of this delicious, deep ruby/purple-hued offering. Aromas of smoke, roasted herbs, meat juices, black currants and cherries are followed by a medium to full-bodied wine displaying beautiful purity, fruit, and depth. Drink it over the next 5-6 years.
先日,「買い」でしょうと書いたGirardのシャルドネ,柳屋などほかのショップでも出ています。柳屋はちょっと値段上ですが,ジラードのワイン6本で送料無料。取り置きも可能なので,送料節約したい向きにはいいかもしれません。
カリフォルニアワインあらかるとでGirard(ジラード)のシャルドネが税抜き2890円で出ています。米国の小売価格で20~26ドル程度なので,やや高めの方とはいってもほとんど変わらないレベル。いい値段だと思います。
というかGirardはこれまでジンファンデルと,ソヴィニョン・ブランは何回も飲んでいるのですが,シャルドネはあることすら知りませんでした。ワイナリはナパ東方のプリチャード・ヒルにあるのですが,シャルドネはソノマのRussian River Valleyから購入しているそうです。Wine Advocate誌で90点付いています。パーカーのコメントは
ジラードはジンファンデルもソヴィニョン・ブランも非常にいいできのワインを作っています。特にジンファンデルはここ1~2年の僕の一押し。このシャルドネも間違いのないところでしょう。
ついでといっては何ですが,昨日紹介したFood & Wineの賞を受けたワインからA to ZのピノとShaferのメルローを載せておきます。パシフィック・ワイン・セラーズは送料無料で木曜日朝9:59まで楽天のポイント10倍。買うなら今日のうちに。
というかGirardはこれまでジンファンデルと,ソヴィニョン・ブランは何回も飲んでいるのですが,シャルドネはあることすら知りませんでした。ワイナリはナパ東方のプリチャード・ヒルにあるのですが,シャルドネはソノマのRussian River Valleyから購入しているそうです。Wine Advocate誌で90点付いています。パーカーのコメントは
This brilliant Chardonnay was barrel-fermented in French oak and aged sur-lie for ten months. It boasts abundant amounts of honeysuckle and tropical fruits in a medium-bodied, pure, crisp format. Only a light touch of wood is noticeable
ジラードはジンファンデルもソヴィニョン・ブランも非常にいいできのワインを作っています。特にジンファンデルはここ1~2年の僕の一押し。このシャルドネも間違いのないところでしょう。
ついでといっては何ですが,昨日紹介したFood & Wineの賞を受けたワインからA to ZのピノとShaferのメルローを載せておきます。パシフィック・ワイン・セラーズは送料無料で木曜日朝9:59まで楽天のポイント10倍。買うなら今日のうちに。
麻布十番のレストランCWG(California Wine Garden)でCrushpadで作られたシャルドネ3種,ピノ・ノワール3種が格安で提供されます。
シャルドネは
2005 CH.igai Takaha
Santa Maria Valley, "Jewel Wish"
2005 Niholls Wine
Santa Maria Valley, "Unfiltered"
2006 Tabby's
Santa LuciaHighlands SleepyHollow"UnOaked"
の3種。ピノは
2005 CH.igai Takaha
Sonoma,RRV, Amber Ridge,"Divine Wish"
2005 Nicholls Wine
Santa Maria Valley, "Unfiltered"
2006 Dain Wines
RRV, Amber Ridge, "AmericanBeauty"
の3種でいずれも8880円。例えばDainのAmerican BeautyはVin du 268における価格が7650円。米国の小売価格でも50ドル近くします。日本のレストランだと小売の2倍は当たり前,3倍も普通といった感じですから,CWGの値段ははるかに格安です。
さらにメルマガ登録者は予約していくと8880円から8000円にと,もう1割下がります。小売価格とほとんど同じという安さです。これはお勧め。
シャルドネは
2005 CH.igai Takaha
Santa Maria Valley, "Jewel Wish"
2005 Niholls Wine
Santa Maria Valley, "Unfiltered"
2006 Tabby's
Santa LuciaHighlands SleepyHollow"UnOaked"
の3種。ピノは
2005 CH.igai Takaha
Sonoma,RRV, Amber Ridge,"Divine Wish"
2005 Nicholls Wine
Santa Maria Valley, "Unfiltered"
2006 Dain Wines
RRV, Amber Ridge, "AmericanBeauty"
の3種でいずれも8880円。例えばDainのAmerican BeautyはVin du 268における価格が7650円。米国の小売価格でも50ドル近くします。日本のレストランだと小売の2倍は当たり前,3倍も普通といった感じですから,CWGの値段ははるかに格安です。
さらにメルマガ登録者は予約していくと8880円から8000円にと,もう1割下がります。小売価格とほとんど同じという安さです。これはお勧め。
サンフランシスコ・クロニクル紙の「次世代カルト」でも取り上げられたFuto(フトー)が,日本に入ってきています。しかも米国ではオークションで300ドル以上でないと買えないのに税抜き2万8350円と,それより安い値段。【追記】柳屋には税抜き2万9800円で入っています。
このFuto。名前はオーナーの苗字ですが,畑はHarlanから石が転がって落ちるくらいのところと至近にあり,かのDavid Abreuが畑を管理,さらにMark Aubertがワインを作るという,なんとも贅沢なワインです。
この2005年のWAでの評価は95+。いわゆるカルト的な,濃くて早くから飲みやすい作りより,抑制された味わいだそうです。20~25年は持つとのこと。
このFuto。名前はオーナーの苗字ですが,畑はHarlanから石が転がって落ちるくらいのところと至近にあり,かのDavid Abreuが畑を管理,さらにMark Aubertがワインを作るという,なんとも贅沢なワインです。
この2005年のWAでの評価は95+。いわゆるカルト的な,濃くて早くから飲みやすい作りより,抑制された味わいだそうです。20~25年は持つとのこと。
The 2005, which is again a wine dominated by Cabernet Sauvignon, has a dense purple color, gorgeous structure, good acidity, but full-bodied power, a layered mouthfeel, and sweet oak (mostly Taransaud) that integrates beautifully into the black currant and blackberry fruit intermixed with espresso, licorice, and spice. This is another beauty, slightly more restrained and less flamboyant compared to 2004, but built for the long haul. This wine should age for 20-25 years.
Wine Advocate誌の178号が公表されました。カリフォルニアは「バリュー・ワイン」(コストパフォーマンスの高いワイン)の特集。このテーマでの特集はもしかして初めてでは? 主として25ドル以下のワインが集められています。
中でも92点以上の高得点が付いたのが以下のもの。
この中でMelvilleの2本が目立ちますが,実はこれは前号でもレビューされています。コストパフォーマンスが高いので再掲された格好。どうやら今回の特集のために取材をしたというよりも,過去のテイスティングからコスト・パフォーマンスが高いものを集めて作ったという感じのようです。
残念ながら上位のワインで日本に入ってきているものはなさそうです。シャトー・セント・ジーンとかRosenblumとかカーライルとかタブラス・クリーク,バリューワインでは必ず名前が挙がるワイナリが,上に示した以下にもたくさん出てくるのですが日本にはわずかしか入ってなかったり値段が高かったり,上位のラインしかないことが多いように感じます。
その中でありました。これは,というワインが。
中でも92点以上の高得点が付いたのが以下のもの。
この中でMelvilleの2本が目立ちますが,実はこれは前号でもレビューされています。コストパフォーマンスが高いので再掲された格好。どうやら今回の特集のために取材をしたというよりも,過去のテイスティングからコスト・パフォーマンスが高いものを集めて作ったという感じのようです。
残念ながら上位のワインで日本に入ってきているものはなさそうです。シャトー・セント・ジーンとかRosenblumとかカーライルとかタブラス・クリーク,バリューワインでは必ず名前が挙がるワイナリが,上に示した以下にもたくさん出てくるのですが日本にはわずかしか入ってなかったり値段が高かったり,上位のラインしかないことが多いように感じます。
その中でありました。これは,というワインが。
» 続きを読む
Wassy'sがピノ専門ショップとして立ち上げたピノノワール・オンラインで,カリフォルニアのセールをしています。全品送料無料なので1本でも試せます。一番お買い得なのはMartinelliのZio Tony RanchとSeven Mulesの2004。7200円というのはどちらも米国の実勢価格より安いです。
Caleraも安くなっていますがワイナリ価格が50ドルのReed 2005が8880円になっているのよりはワイナリ価格25ドルのシャルドネMt. Harlanが3500円の方がお買い得度は上です。
Carneros Creekのリザーブ・ピノ2006は37%オフで3129円というのはちょっと元の値段が高い感じがします。米国の実勢価格は15ドル程度。これ買うならがんばってマルティネッリ買う方が魅力があります。
Caleraも安くなっていますがワイナリ価格が50ドルのReed 2005が8880円になっているのよりはワイナリ価格25ドルのシャルドネMt. Harlanが3500円の方がお買い得度は上です。
Carneros Creekのリザーブ・ピノ2006は37%オフで3129円というのはちょっと元の値段が高い感じがします。米国の実勢価格は15ドル程度。これ買うならがんばってマルティネッリ買う方が魅力があります。
Wassy'sのセールで90年代ものが出ていることを書いたばかりですが,柳屋では90年代(一部80年代あるいは2000年)のものばかりを集めたセールを始めました。
オールド・ヴィンテージ・セール
シャルドネなどもあり,カリフォルニアのシャルドネがどれだけ熟成力があるのか気になるところ。個人的に気になったのは白ではパッツ・アンド・ホールのアルダー・スプリングス・シャルドネ2000とロキオリのエステート・シャルドネ1998。Patz & HallのAlder Springsはこのワイナリのシャルドネの中でも一番長熟型なので,これはまだまだいけそうな気がします。
赤ではシルバー・オークのナパ・ヴァレー1989とモンダヴィのリザーブ・カベルネ1996。Silver Oakは熟成力があるのかどうか疑問視されることもありますが,ナパ・ヴァレーものはアレキサンダー・ヴァレーよりも長熟型なので20年でも行けるだろうという気がします(WAでの表現は「at least a decade」となっています)。
一方,Mondaviは鉄板でしょう。1996年といえばOpus Oneも高い評価を得たMondavi絶頂の年ですし。ちょっと気になるのは1996年のCabernet Reserveには30 Anniversaryというのが付くのと付かないのがあること。付くほうはWAで95点。飲み頃は2005-2030とまだまだ若いワイン。付かないほうは2002-2025とちょっと短くなりますが,それでもまだ「early」とされてますから,まだまだセラーに置いておきたいものです。
オールド・ヴィンテージ・セール
シャルドネなどもあり,カリフォルニアのシャルドネがどれだけ熟成力があるのか気になるところ。個人的に気になったのは白ではパッツ・アンド・ホールのアルダー・スプリングス・シャルドネ2000とロキオリのエステート・シャルドネ1998。Patz & HallのAlder Springsはこのワイナリのシャルドネの中でも一番長熟型なので,これはまだまだいけそうな気がします。
赤ではシルバー・オークのナパ・ヴァレー1989とモンダヴィのリザーブ・カベルネ1996。Silver Oakは熟成力があるのかどうか疑問視されることもありますが,ナパ・ヴァレーものはアレキサンダー・ヴァレーよりも長熟型なので20年でも行けるだろうという気がします(WAでの表現は「at least a decade」となっています)。
一方,Mondaviは鉄板でしょう。1996年といえばOpus Oneも高い評価を得たMondavi絶頂の年ですし。ちょっと気になるのは1996年のCabernet Reserveには30 Anniversaryというのが付くのと付かないのがあること。付くほうはWAで95点。飲み頃は2005-2030とまだまだ若いワイン。付かないほうは2002-2025とちょっと短くなりますが,それでもまだ「early」とされてますから,まだまだセラーに置いておきたいものです。
Wassy'sの8周年セールでバイロンのモニュメント・ヒル・ピノ・ノワール 1998が7000円と,米国で見つかる80ドルよりも安くなっています。カリフォルニアで10年経ったピノを飲む経験はあまりありませんが,この価格で飲めるのは大いにチャンスだと思います。
なお,3万円以上は送料無料とのこと。ほかにもコリソンのカベルネやBeringerのカベルネ・リザーブなど1990年代のワインに出物があります。
なお,3万円以上は送料無料とのこと。ほかにもコリソンのカベルネやBeringerのカベルネ・リザーブなど1990年代のワインに出物があります。
柳屋で「レーヴェンスウッド ジンファンデル "オールド・ヴァイン" ロダイ 2005」が格安です。米国の店頭価格が11~19ドルなので,税抜き1500円は現地価格と言っていいでしょう。柳屋では格下なのに値段が上になってしまった「ヴィントナーズ・ブレンド」の扱いを一時停止してこちらを売り込んでいます。ただし60本限定ということなので,買うなら早めに頼んだほうがいいかもしれません。
Lodi(現地の発音はロウダイ)はMondaviのWoodbridge本拠地があるところ。高品質でリーズナブルな価格のZinfandelも輩出しています。
Lodi(現地の発音はロウダイ)はMondaviのWoodbridge本拠地があるところ。高品質でリーズナブルな価格のZinfandelも輩出しています。
Wassy'sの8周年セールでシェーファーのシラー(リレントレス),カベルネ(ワン・ポイント・ファイブ),シャルドネ(レッド・ショルダー・ランチ)が格安で出ています。どれも米国の小売価格最低ライン+1000円くらいですから,かなりお買い得です。
WA誌で100点がついてあっという間に売り切れてしまったSine Qua NonのAtlantis Syrah。柳屋に少数再入荷しています。
ついでに入手困難さではAtlantisの上をいくかもしれないコスタ・ブラウンの単一畑ピノも入っています。
ついでに入手困難さではAtlantisの上をいくかもしれないコスタ・ブラウンの単一畑ピノも入っています。
柳屋でDominusのオールド・ヴィンテージを8月18日午前10時までの限定で予約販売しています。目玉はなんといっても1994年。Wine Advocate誌で99点を取っており,1991年の同ワインと並んで1990年代前半を代表するカリフォルニアワインと呼んでも過言ではないでしょう。
2004年,2005年と3000円台という破格の値段だった同ワインですが,2006年は4000円台の後半からと,大分値上がりしました。とはいえ,米国の小売価格が40~55ドルですから,現地価格と同等かそれ以下と言ってもいい安さであることは変わりません。
ただし,このシャルドネ,カリフォルニアには珍しいほどの長熟型。ロバート・パーカーが2007年に1991年の同ワインを飲んだときもすばらしかったそうです(このワインはかつてWAで92点を取っています)。今のワインも,買ってすぐ飲んでは真価が分からないでしょう。少なくとも5年くらいは置くつもりで買った方がいいと思います。そういう点を考えると,値上がりした最新ヴィンテージに飛びつくより,残っている前ヴィンテージを買う方が値段も安く賢明だと思います。Wassy'sには1999年ヴィンテージのものもあり,これはまさに飲み頃に入っていると思います(パーカーのレビューでは飲み頃は7~10年,レイティングは91)。
1999年(WA91)
2005年(WA96)
2006年
ただし,このシャルドネ,カリフォルニアには珍しいほどの長熟型。ロバート・パーカーが2007年に1991年の同ワインを飲んだときもすばらしかったそうです(このワインはかつてWAで92点を取っています)。今のワインも,買ってすぐ飲んでは真価が分からないでしょう。少なくとも5年くらいは置くつもりで買った方がいいと思います。そういう点を考えると,値上がりした最新ヴィンテージに飛びつくより,残っている前ヴィンテージを買う方が値段も安く賢明だと思います。Wassy'sには1999年ヴィンテージのものもあり,これはまさに飲み頃に入っていると思います(パーカーのレビューでは飲み頃は7~10年,レイティングは91)。
1999年(WA91)
2005年(WA96)
2006年
VinographyのPinot Daysの記事で9点以上を取ったワインの中から国内で売っているものを紹介しておきます。ヴィンテージまで同じものだけに限定しています。
約9.5点という最高評価を得た6本の中ではDerbesのLes Pinots 2004というピノ・ノワールとピノ・ムニエのブレンドとCalera Ryan 2005が購入可能です。ライアンの5700円というのは割と安い値段だと思います。
9~9.5点ではフリーマンのアキコズ・キュベ2006,Calera Mills 2005があります。
約9点のグループではフリーマンのノーマルの2006,セインツベリーのBrown Ranch 2006,メルヴィルのエステート・ピノ2006,パパピエトロ・ペリーのLeras Family 2006。
約9.5点という最高評価を得た6本の中ではDerbesのLes Pinots 2004というピノ・ノワールとピノ・ムニエのブレンドとCalera Ryan 2005が購入可能です。ライアンの5700円というのは割と安い値段だと思います。
9~9.5点ではフリーマンのアキコズ・キュベ2006,Calera Mills 2005があります。
約9点のグループではフリーマンのノーマルの2006,セインツベリーのBrown Ranch 2006,メルヴィルのエステート・ピノ2006,パパピエトロ・ペリーのLeras Family 2006。
Wassy'sの別プロジェクトでニュージーランドやオーストラリア,一部カリフォルニアのワインを売っているパシフィック・ワイン・セラーズでラベル不良ワインの30%オフセールをやっています。中身は通常のものと同じなので自宅用にお勧めです。カリフォルニアはあまり出ていませんが,ニュージーランドのキム・クロフォードなど有名どころもあります。
ラベル不良ワイン30%オフセール
ラベル不良ワイン30%オフセール
神楽坂のレストランs.l.o(スロー)で「真夏の夜の夢」と題して8月17日まで,ワインを大幅値下げして提供しています(詳しくはこちら)。
なんといっても最大の目玉はKongsgaardのシャルドネ。カリフォルニアのシャルドネ最高峰の一つJudgeではありませんが,Wine Advocate誌では94点。米国で120ドル以上,国内では別ヴィンテージ(2005)で1万4000円程度するのが1万1850円という激安です(リンク先は1万2850円となっていますが50%引きの1万1850円が正しいそうです)。ちなみにロバート・パーカーのコメントは
2003のポートフォリオもワインショップでは2万5000円以上するのが22050円。ご存知の方も多いと思いますが,ワインメーカーはOpus One全盛期のワインメーカーだったGenevieve Janssenss氏。ラベルはご主人が描いています。
20%引きアイテムの中でも2003のStag's Leap Fayが1万2700円,2001のShafer Relentlessが1万円など市価や米国のショップ価格と変わらない値段のものが見つかります。お盆期間も営業中だそうなので,ぜひどうぞ。「売り切れごめん」なので,お目当てのワインがある場合は,在庫を確認の上訪れた方がいいと思います。
なお,「お勝手口を見た」,「Andyさんのブログを見た」などと伝えると,更なるメリットが…
ということはありませんが,おいしい自家製パンがお代わりできます(伝えなくてもできます,^^;)。
なんといっても最大の目玉はKongsgaardのシャルドネ。カリフォルニアのシャルドネ最高峰の一つJudgeではありませんが,Wine Advocate誌では94点。米国で120ドル以上,国内では別ヴィンテージ(2005)で1万4000円程度するのが1万1850円という激安です(リンク先は1万2850円となっていますが50%引きの1万1850円が正しいそうです)。ちなみにロバート・パーカーのコメントは
The 2004 Chardonnay shows that wonderful liquified rockiness, as if someone took a couple of boulders, threw them in a Cuisinart, and was able to extract some liquid, interwoven with tangerine oil, nectarine, quince, pear, and popcorn and honey. Quite layered, full-bodied, but with terrific acidity and vibrancy, this is a sensational Chardonnay that is set for 8-10 years of life.
2003のポートフォリオもワインショップでは2万5000円以上するのが22050円。ご存知の方も多いと思いますが,ワインメーカーはOpus One全盛期のワインメーカーだったGenevieve Janssenss氏。ラベルはご主人が描いています。
20%引きアイテムの中でも2003のStag's Leap Fayが1万2700円,2001のShafer Relentlessが1万円など市価や米国のショップ価格と変わらない値段のものが見つかります。お盆期間も営業中だそうなので,ぜひどうぞ。「売り切れごめん」なので,お目当てのワインがある場合は,在庫を確認の上訪れた方がいいと思います。
なお,「お勝手口を見た」,「Andyさんのブログを見た」などと伝えると,更なるメリットが…
ということはありませんが,おいしい自家製パンがお代わりできます(伝えなくてもできます,^^;)。
暑い日が続きますが,皆さんお元気でしょうか。僕は梅雨の間はSauvignon Blancモードだったのですが,なぜだか梅雨明けからは赤ワインが飲みたくなっています。昨日はMelvilleのPinot。ちょっと苦味があって大人のピノの雰囲気があります。詳しくは後日。
というわけで,Vin du 268でオレゴン・ピノのセットが安いのがかなり気になっています。4本で10500円と書いてありますが,消費税も送料もコミコミです。送料にはクール便の分も含まれているという有難さ。しかも4本のピノのワイナリ価格の合計は約93ドル(約というのは1本は古いヴィンテージの価格しか出ていないため)。ほぼ同等といっていい安さです。
夏の暑さにはカリフォルニアのピノよりも,どこかしらひんやりとした感じがするオレゴンのピノの方が向いているかもしれません。これはお勧め。
以下は,別に記事を書くほどのことでもないので余談。柳屋で今月フランシスカンが安くなっているようですが,税込みで2800円台の店もあります。1本当たり294円お得。柳屋は6本買うと送料無料ですが,こちらはクール便で840円なので6本買ったときでもこちらの方が安くなります。1,2本買ってお店にピックアップに行く場合だけ柳屋の方がお得という計算です。
というわけで,Vin du 268でオレゴン・ピノのセットが安いのがかなり気になっています。4本で10500円と書いてありますが,消費税も送料もコミコミです。送料にはクール便の分も含まれているという有難さ。しかも4本のピノのワイナリ価格の合計は約93ドル(約というのは1本は古いヴィンテージの価格しか出ていないため)。ほぼ同等といっていい安さです。
夏の暑さにはカリフォルニアのピノよりも,どこかしらひんやりとした感じがするオレゴンのピノの方が向いているかもしれません。これはお勧め。
以下は,別に記事を書くほどのことでもないので余談。柳屋で今月フランシスカンが安くなっているようですが,税込みで2800円台の店もあります。1本当たり294円お得。柳屋は6本買うと送料無料ですが,こちらはクール便で840円なので6本買ったときでもこちらの方が安くなります。1,2本買ってお店にピックアップに行く場合だけ柳屋の方がお得という計算です。
どれも値段は高めなので,もろ手を挙げてお勧めとまではいかないのですが,入手困難銘柄ばかりなので,希少価値はかなりあります。まとまったのを機会に紹介しておきます。
まずはカレラのジェンセン入りパック。ジェンセン単体で同じくらいの値段の店もありましたから,まずまずお買い得な部類かもしてません。1セットのみ追加されています。ジェンセンは世界的に入手難になってしまったようです。数年前にやまやで3000円台で出ていて「誰か飲まない」と誘ったのに全く無反応だったのが遠い昔のように思い出されます。
次に,2000年のヴィンテージ以来の入荷だというミウラ(Miura)。もっと入っているような気がしていたのでやや意外でしたが,確かに入っていないようです。初日で売り切れていたピゾーニが再入荷しています。また,ミウラ・オーナーの別プロジェクト「アンティクィス」(Antiqv2s)という猛烈に綴りが覚えにくいところではピゾーニのシラーがあります。これも相当レアもののはず。たぶんお買い得度も一番上でしょう。
最後に,これも名前を覚えにくいパパピエトロ・ペリー(Papapietro Perry)の単一畑ものLeras Family Vineyard 2006。RP(Robert Parker)と紛らわしい書き方を柳屋が意図してか偶然かしているPR(Pinot Report)が94点を付けているそうです。パーカーの掲示板あたりでは,ここのワインは間違いなくカリフォルニアなのだけどエレガントだといった感じだそうです。
まずはカレラのジェンセン入りパック。ジェンセン単体で同じくらいの値段の店もありましたから,まずまずお買い得な部類かもしてません。1セットのみ追加されています。ジェンセンは世界的に入手難になってしまったようです。数年前にやまやで3000円台で出ていて「誰か飲まない」と誘ったのに全く無反応だったのが遠い昔のように思い出されます。
次に,2000年のヴィンテージ以来の入荷だというミウラ(Miura)。もっと入っているような気がしていたのでやや意外でしたが,確かに入っていないようです。初日で売り切れていたピゾーニが再入荷しています。また,ミウラ・オーナーの別プロジェクト「アンティクィス」(Antiqv2s)という猛烈に綴りが覚えにくいところではピゾーニのシラーがあります。これも相当レアもののはず。たぶんお買い得度も一番上でしょう。
最後に,これも名前を覚えにくいパパピエトロ・ペリー(Papapietro Perry)の単一畑ものLeras Family Vineyard 2006。RP(Robert Parker)と紛らわしい書き方を柳屋が意図してか偶然かしているPR(Pinot Report)が94点を付けているそうです。パーカーの掲示板あたりでは,ここのワインは間違いなくカリフォルニアなのだけどエレガントだといった感じだそうです。
ピノ・ノワールで注目されるワイナリのひとつMacPhailがいくつかのワインショップに入っています。ソノマ・コーストが安いのはアサヒヤワインセラー。
カリフォルニアワインあらかるとは,値段は高いですが単一畑があります。
Wine Advocate誌では2005年ものの単一畑でToulouseが90点などの評価を得ています。
カリフォルニアワインあらかるとは,値段は高いですが単一畑があります。
Wine Advocate誌では2005年ものの単一畑でToulouseが90点などの評価を得ています。
【7/24再追記ここから】
残りわずかになりましたが,このセールは買わないともったいないくらい安いのでしつこく紹介。白で残っているのはSofia Blanc de Blancsのボトルと,同じくコッポラのダイヤモンドシリーズ・シャルドネ,それとドメーヌ・セント・ジョージのホワイト・ジンファンデル。やっぱりお勧めはソフィアでしょうね。気の置けないスパークリングでいいと思います。
赤ではオーストラリアのリトル・レベル・ピノ・ノワールというのが安い。1155円というのはオーストラリア現地価格(15米ドルくらい)よりも大分安いです。もちろん国内価格よりも。何より1000円ちょいのピノなんていまどき見つからないですから。それとハーン・エステートのカベルネとメルローが残っています。ハーンはサイクルズ・グラディエーターの上級ブランドですから,それが普通のサイクルズ・グラディエーターよりも安いというのはお買い得。米国でもほぼ同価格です。
【ここまで】
ワインインスタイルで,半期に一度,恒例のアウトレット・セールです。ラベルがはがれたりしていますが,格安なので自宅用でお使いください。今回は種類はやや少ないですが,白ではGirardのソヴィニョン・ブラン1368円やメルヴィルのシャルドネ2231円などが,赤ではメルヴィルのピノが2231円とか,ターンブルのエステート・カベルネが4252円など,いずれもほかで買うのの半額程度という安さです。5000円以上で送料無料になるので,必ず5000円を超えるようにするのがポイントです。
白ワインはこちら
赤ワインはこちら
【7/22追記分】
現状残っているのでめぼしいのはまずはターンブルのエステート・カベルネ。これは米国で40ドル,日本では8000円くらいします。下に参考のために楽天の価格を載せておきます。サイクルズ・グラディエーターは元々安価なワインですが,それでも1500円程度。945円はまとめ買いしたいような価格です。
白ではソフィアのブラン・ド・ブランがボトルも缶も残っています。どちらも国内の普段の価格より1000円安。缶は夏のBBQなどにもお勧め。
残りわずかになりましたが,このセールは買わないともったいないくらい安いのでしつこく紹介。白で残っているのはSofia Blanc de Blancsのボトルと,同じくコッポラのダイヤモンドシリーズ・シャルドネ,それとドメーヌ・セント・ジョージのホワイト・ジンファンデル。やっぱりお勧めはソフィアでしょうね。気の置けないスパークリングでいいと思います。
赤ではオーストラリアのリトル・レベル・ピノ・ノワールというのが安い。1155円というのはオーストラリア現地価格(15米ドルくらい)よりも大分安いです。もちろん国内価格よりも。何より1000円ちょいのピノなんていまどき見つからないですから。それとハーン・エステートのカベルネとメルローが残っています。ハーンはサイクルズ・グラディエーターの上級ブランドですから,それが普通のサイクルズ・グラディエーターよりも安いというのはお買い得。米国でもほぼ同価格です。
【ここまで】
ワインインスタイルで,半期に一度,恒例のアウトレット・セールです。ラベルがはがれたりしていますが,格安なので自宅用でお使いください。今回は種類はやや少ないですが,白ではGirardのソヴィニョン・ブラン1368円やメルヴィルのシャルドネ2231円などが,赤ではメルヴィルのピノが2231円とか,ターンブルのエステート・カベルネが4252円など,いずれもほかで買うのの半額程度という安さです。5000円以上で送料無料になるので,必ず5000円を超えるようにするのがポイントです。
白ワインはこちら
赤ワインはこちら
【7/22追記分】
現状残っているのでめぼしいのはまずはターンブルのエステート・カベルネ。これは米国で40ドル,日本では8000円くらいします。下に参考のために楽天の価格を載せておきます。サイクルズ・グラディエーターは元々安価なワインですが,それでも1500円程度。945円はまとめ買いしたいような価格です。
白ではソフィアのブラン・ド・ブランがボトルも缶も残っています。どちらも国内の普段の価格より1000円安。缶は夏のBBQなどにもお勧め。
柳屋にWine Advocate誌で100点が付いたSine Qua Non Atlantis Syrahが再入荷しています。現時点で残り2本。買い忘れていた方はお早めに。ちなみに米国で買っても300ドル以上しますから,お買い得です。
毎年書いているような気がしますが,Martinelliのワインの中で一番好きなのはジンファンデルです。Giuseppe & Luisa,Jackass,Jackass Hillというラインナップで,後ろの方ほど上級という扱いですが,Wine Advocate誌での評価は概ねどれも同じ。市場価格で見ると米国ではJackass Hillが高く,日本ではJackassとJackass Hillが高価。Giuseppe & Luisaは米国で70ドル台,日本でも7000円台とほぼ同価格で,倍近くの値段になってしまうジャッカスと比べると大幅にお買い得感があります。
2006年はWAで95点という過去最高得点を取ったこともあり,日本への入荷は極めてわずからしいです。というわけでお好きな方はお早めに。なお,別のショップでは税込み7500円で2005年があります(WA94点)。これは明らかに現地価格以下。Wassy'sもちょっと高いですがあります。
ちなみにパーカーのコメントを見ると2006年は
2005年は
ただ,MarinelliのジンファンデルはWAの評価はおしなべて高い一方で,パーカーの掲示板あたりでは評価が真っ二つに割れるワインでもあります。好きな人はとことん好きだし,嫌いな人にとっては耐えられないワインらしい。アルコール度の高さを許容できるかどうかが分かれ目でしょう。僕は好きです。
柳屋では日本向けに作ったワインだというこれも気になる。
2006年はWAで95点という過去最高得点を取ったこともあり,日本への入荷は極めてわずからしいです。というわけでお好きな方はお早めに。なお,別のショップでは税込み7500円で2005年があります(WA94点)。これは明らかに現地価格以下。Wassy'sもちょっと高いですがあります。
ちなみにパーカーのコメントを見ると2006年は
The 2006 Zinfandel Giuseppe & Luisa (730 cases) is a full-throttle Zin that tips the scales at 16.4% alcohol. Briery, roasted herb, kirsch, coffee bean, mincemeat, pepper, and a strawberry-like note emerge from this complex wine that tastes like a big southern Rhone. It should drink nicely for 5-7 years.
2005年は
The 2005 is a blockbuster, with deep ruby/purple color and a big, sweet nose of ripe figs, strawberry and cherry jam, mincemeat, and peppery spices. It is full-bodied, heady, opulent, and ideal for drinking over the next 5-7 years, although I suspect it will last a lot longer.
ただ,MarinelliのジンファンデルはWAの評価はおしなべて高い一方で,パーカーの掲示板あたりでは評価が真っ二つに割れるワインでもあります。好きな人はとことん好きだし,嫌いな人にとっては耐えられないワインらしい。アルコール度の高さを許容できるかどうかが分かれ目でしょう。僕は好きです。
柳屋では日本向けに作ったワインだというこれも気になる。
CWFCが始まってまだそれほど経っていないときだと思いますから,もう7~8年前でしょうか。CWFC掲示板で,「カリフォルニアでゲヴェルツトラミナーだったら?」といった話題がありました。僕はそのころゲヴェルツをほとんど飲んだことがなかったので答えられませんでしたが,何人かが異口同音にナヴァーロを勧めていたと思います。僕もそれを見てナヴァーロのゲヴェルツを入手。ワイン会に供したこともありました。比較的手ごろな値段でしたし,おいしく,「これがゲヴェルツかあ」と思ったものでした。
最近,見かけないなあと思っていたところ「カリフォルニアワインあらかると」に入荷。「4年間入っていなかった」旨書かれていました。ふーん,なるほど。
ここのワイン,値段をあまり上げないことで,米国でも知られています。「カリフォルニアでゲヴェルツなんて」と思っている人こそぜひ飲んでみてほしいワインです。
別の店ですが2005年ものもありました。インポータが違うのでしょうか?
最近,見かけないなあと思っていたところ「カリフォルニアワインあらかると」に入荷。「4年間入っていなかった」旨書かれていました。ふーん,なるほど。
ここのワイン,値段をあまり上げないことで,米国でも知られています。「カリフォルニアでゲヴェルツなんて」と思っている人こそぜひ飲んでみてほしいワインです。
別の店ですが2005年ものもありました。インポータが違うのでしょうか?
カリフォルニアのピノ・ノワールの中でも入手のしにくさで言えば,群を抜いているのがコスタ・ブラウン(Kosta Browne)。ここに来て2006年のAVA(Russian River Valley,Sonoma Coast)ものが,1万円以下という米国と同等の価格で出ています。
2本両方買うなら柳屋の方が少し安いです。
値段はやや張りますが,単一畑ものも「ワインコミュニティ」でMilon,Kanzler,Koplenが,「プレミアワインクラブ」でもKoplenが出ています。後者は税込み3万円弱とそんなに割高ではありません。
2本両方買うなら柳屋の方が少し安いです。
値段はやや張りますが,単一畑ものも「ワインコミュニティ」でMilon,Kanzler,Koplenが,「プレミアワインクラブ」でもKoplenが出ています。後者は税込み3万円弱とそんなに割高ではありません。
柳屋のクンデ(Kunde)・ジンファンデルが最終約30本になっています。2本で送料無料というありがたさに加え,ワイン自体この価格帯ならば十分な味わいです。同梱12本まで送料無料になりますので,合わせて何か買っておくのがお勧め。
こういう重宝なワインがなくなるのは残念ですね。
こういう重宝なワインがなくなるのは残念ですね。
Vin du 268で売り切れていたクラッシュパッド製のワイン「ニコルス」「タビーズ」が入っています。ニコルスはカベルネ以外の3種,タビーズはシャルドネです。タビーズにはブランド・オーナーである大滝夫妻のインタビューも掲載されており,面白いです。特に猫好きの方はどうぞ。
米国でも入手困難なLittorai,Brewer-Cliftonも入荷しています。Littoraiは特にレアだと思います。米国でも価格もわかりませんでした。
米国でも入手困難なLittorai,Brewer-Cliftonも入荷しています。Littoraiは特にレアだと思います。米国でも価格もわかりませんでした。
7/4だけと書きましたが,今日までの間違いでした。いやあ惚けてますね。
独立記念日の今日1日限定で10%割引です。残念ながらシン・クア・ノン アトランティスはさすがに売り切れてしまいましたが,ほかにもいろいろあります。一覧はこちらから。
WA177関連で言えばSaxumのジェイムズ・ベリー プロプライエタリー・レッド(70%シラーなのでほとんどシラーと言ってもいいのですが)が95+という点が付いています。
先日紹介したスター・レーンもあります。この機会にいかがでしょう。
独立記念日の今日1日限定で10%割引です。残念ながらシン・クア・ノン アトランティスはさすがに売り切れてしまいましたが,ほかにもいろいろあります。一覧はこちらから。
WA177関連で言えばSaxumのジェイムズ・ベリー プロプライエタリー・レッド(70%シラーなのでほとんどシラーと言ってもいいのですが)が95+という点が付いています。
The 2005 James Berry Vineyard (70% Syrah, 20% Mourvedre, and 10% Grenache) exhibits the super precision, minerality, and clarity this site seems to provide. It is a dense, concentrated wine bursting with notes of creme de cassis, blackberries, smoke, earth, and jus de viande. This textured, French-styled 2005 can be drunk early or cellared for 10-12 years. The bottled 2005s are all performing well.
先日紹介したスター・レーンもあります。この機会にいかがでしょう。
Wine Advocate誌の177号が発表されました。カリフォルニア関係ではローヌ・レンジャーの特集です。上位は下図のようにSine Qua NonとAlbanが独占。以下,L'Aventure,Saxumなどが登場します。
中でも注目はやっぱり日本にも正式輸入されたAtlantis Syrahでしょう。それまでの暫定得点ではグルナッシュが96-98,シラーが95-97だったのでショップでの売れ行きはグルナッシュが上だったようですが,たぶんこれでシラーがすぐに売りきれるでしょう。米国でも既にグルナッシュが650ドル,シラーが345ドル~595ドルと出ていますから,国内の価格は格安です。
ちなみに同じく100点がついたデザートワインのMr. Kストローマンですが,日本のショップに今あるのは前ヴィンテージの2004です(それも100点ですが)。で,このMr. Kのシリーズ,それに大きく貢献していたAlois(Luis) Kracherが亡くなったことにより,このシリーズは終了することになりそうです。というわけでデザートワイン好きな人はこれもぜひどうぞ。僕も飲んでみたいですが,まだデザートワインに3万円を投じる覚悟ができていないので…
中でも注目はやっぱり日本にも正式輸入されたAtlantis Syrahでしょう。それまでの暫定得点ではグルナッシュが96-98,シラーが95-97だったのでショップでの売れ行きはグルナッシュが上だったようですが,たぶんこれでシラーがすぐに売りきれるでしょう。米国でも既にグルナッシュが650ドル,シラーが345ドル~595ドルと出ていますから,国内の価格は格安です。
ちなみに同じく100点がついたデザートワインのMr. Kストローマンですが,日本のショップに今あるのは前ヴィンテージの2004です(それも100点ですが)。で,このMr. Kのシリーズ,それに大きく貢献していたAlois(Luis) Kracherが亡くなったことにより,このシリーズは終了することになりそうです。というわけでデザートワイン好きな人はこれもぜひどうぞ。僕も飲んでみたいですが,まだデザートワインに3万円を投じる覚悟ができていないので…
WAの177号でこれまでの95-97という暫定評価から100点に変わりました。ご購入はお早めに。
携帯からでリンクが入れられないので右サイドのサイト検索でsine qua nonと入れるのが早いと思います。
携帯からでリンクが入れられないので右サイドのサイト検索でsine qua nonと入れるのが早いと思います。
コメントにトモさんが書いてくれたようにWassy'sはもっと安かったです。カリフォルニアワインあらかるとはやはり一瞬で売り切れました。ということでWassy'sを新たに載せておきます。
Kosta Browneの2006Russian River ValleyとSonoma Coastがいずれも9280円です。書いている間にも売り切れるかもしれませんが,一応載せておきます。
PS. 買おうかどうしようか激しく迷い中。しばらく金欠なのだけど…
Kosta Browneの2006Russian River ValleyとSonoma Coastがいずれも9280円です。書いている間にも売り切れるかもしれませんが,一応載せておきます。
PS. 買おうかどうしようか激しく迷い中。しばらく金欠なのだけど…
Wassy'sとカリフォルニアワインあらかるとでカレラが出ています。Wassy'sはReedの1997。カリフォルニアワインあらかるとはSelleckの2002。米国のThe Wine News誌の記事によるとJosh Jensenは
と語ったそうな。つまりDRCあるいはデュジャックかと言われる,ブルゴーニュから持ち帰った苗木(現在はこれについては否定していますが,認めると伐採しなくてはいけなくなる恐れがあるからだろうと私は思っています)をReedとSelleck,Jensenの1/3についてはそのまま植え,Jensenの2/3ではカリフォルニアのルートストックを使っているということです。
ちなみにRobert Parkerの2003年のレビューではReed 1997は87点。
パーカーの趣味ではないようですが,今は飲み頃としていい時期。ピノ・ファンなら納得できるものだと思います。一方Selleck 2002は89+点。
Selleckのアーシーというのは,うなづけます。
"Two-thirds of the Jensen Vineyard was planted with California nursery grafts," he explains, "but all of Reed, Selleck and one-third of Jensen were planted with wood from the 'mother block' because much of the pinot noir planted in California at that time was of uncertain pedigree, and I felt more secure going with true Burgundian cuttings."
と語ったそうな。つまりDRCあるいはデュジャックかと言われる,ブルゴーニュから持ち帰った苗木(現在はこれについては否定していますが,認めると伐採しなくてはいけなくなる恐れがあるからだろうと私は思っています)をReedとSelleck,Jensenの1/3についてはそのまま植え,Jensenの2/3ではカリフォルニアのルートストックを使っているということです。
ちなみにRobert Parkerの2003年のレビューではReed 1997は87点。
Mint, white chocolate, spice box, cherry, and plum aromas emerge from the bouquet of this medium-bodied, attractive, well-made, but generally unexciting Pinot. Consume it over the next 5-6 years.
パーカーの趣味ではないようですが,今は飲み頃としていい時期。ピノ・ファンなら納得できるものだと思います。一方Selleck 2002は89+点。
The 2002 Pinot Noir Selleck Vineyard displays more earth, Allspice, and plum characteristics than the Mills Vineyard, along with plenty of cherry and raspberry fruit. It is a distinctively earthy-styled Pinot that should evolve for a decade.
Selleckのアーシーというのは,うなづけます。
人気のピノ・メーカーTantaraのGarys'がカリフォルニアワインあらかるとに出ています。はっきりいって値段は高いですが,タンタラ好きやGarys好きの人には貴重なワインだろうと思います。僕はどちらかというとRosella'sが好きなのであまりそそられませんが。力強いタイプのワインが好きな人にはGarys'やPisoniがいいでしょうね。
ヴィノムなどは5%程度と小幅の値上げですが,ソムリエ・シリーズなどハンドメイドのものは20~30%ほどもの値上げになるそうです。「夏のボーナスで」と考えているならお早めに。
我が家もリーデルは,スパークリング用とヴィノムのボルドーしかないので(1脚だけあったブルゴーニュは割ってしまいました^^;),ピノ用のグラスが欲しいなあとおもう今日この頃です。「O」(オー)も結構よさげですが,2脚(これの場合は客?)セットでなくてもなあと思わなくもありません。
自分へのご褒美(何のご褒美だ?)で買うか?
下のリストで「ワインシリーズ」は「O」の脚付きという感じ? でも「O」の説明にはヴィノムをベースって書いてありますね。ヴィノムとワインシリーズはどう違うんでしょう?
我が家もリーデルは,スパークリング用とヴィノムのボルドーしかないので(1脚だけあったブルゴーニュは割ってしまいました^^;),ピノ用のグラスが欲しいなあとおもう今日この頃です。「O」(オー)も結構よさげですが,2脚(これの場合は客?)セットでなくてもなあと思わなくもありません。
自分へのご褒美(何のご褒美だ?)で買うか?
下のリストで「ワインシリーズ」は「O」の脚付きという感じ? でも「O」の説明にはヴィノムをベースって書いてありますね。ヴィノムとワインシリーズはどう違うんでしょう?
アップついでに,これも書いておきましょう。というのはこのクウィルシーダ・クリーク,どこかで売り出されても瞬く間に売り切れるのが通例。滅多に書くこともできないので,2本残っている今,書いておきます。Wine Advocate誌では2001年以降98点,100点,100点,99点,という圧倒的な高得点を続けているワイン(レビュアは2003年までがPierre Rovani,2004年がJay Miller)。パーカーの掲示板などでも極めて高く評価されています。米国で買っても200ドル以上します。カベルネ好きなら一度は飲みたいワインの一つ。
先日のAu Bon Climatに続いてQupe(キュペ)の90年代のもののセールです。一番高いビエン・ナシッド・リザーブ・シラー1999で2500円(米国での流通価格は30ドル以上)と,破格の安さです。これもだまされたと思って買っていいだろうと思います。
前にも書いたとおり,柳屋で送料を抑えるには送料無料品と組み合わせるのが吉です。先日紹介したクンデのジンファンデルもいいですが,ニュージーランドのドッグ・ポイント ソヴィニョン・ブラン セクション94 2006(WAで94点)なんていうのもこの夏お勧めかも(Dog Pointのレギュラーの方で送料無料だったらもっとうれしいのに…)。
前にも書いたとおり,柳屋で送料を抑えるには送料無料品と組み合わせるのが吉です。先日紹介したクンデのジンファンデルもいいですが,ニュージーランドのドッグ・ポイント ソヴィニョン・ブラン セクション94 2006(WAで94点)なんていうのもこの夏お勧めかも(Dog Pointのレギュラーの方で送料無料だったらもっとうれしいのに…)。
カリフォルニアワインあらかるとでドミナス1994が5万9800円で出ています。この値段はっきり言って高いですが,国内ではほぼ入手不可能なワインであり,カリフォルニアのカベルネの中でも間違いなく最高峰,歴史に残るワインの一つでしょう。ぽっと出のワインに3万,4万出したり,Opus Oneを2本買うよりも,これ1本買うほうがいいと思います。パーカーがこれまでに5回コメントを付けているというのも珍しいところ。
Dominusは2001年からもWAで95,96,95点と高得点を取っています。国内価格も1万円台で比較的お買い得です。
The 1994 is a strikingly thick, compellingly rich wine with the texture of a great Pomerol, despite being made primarily from Cabernet Sauvignon. The wine exhibits a dense purple color, and an incredibly fragrant nose of jammy black fruits, spice, smoke, and loamy, truffle-like scents. In the mouth, it is full-bodied, with thrilling levels of extract and richness, but no sense of heaviness or harshness. This seamless Dominus possesses no hard edges, as its acidity, tannin, and alcohol are beautifully meshed with copious quantities of ripe fruit.
Dominusは2001年からもWAで95,96,95点と高得点を取っています。国内価格も1万円台で比較的お買い得です。
柳屋でクンデのジンファンデルが2本で同梱12本まで送料無料です。「もう注文しちゃったよ」という場合も,後からこれを追加して前の送料をキャンセルしてもらうことも可能です。ただし前の注文が発送された後ではだめですよ(当たり前)。このワイン自体,米国で17ドルのものが2380円。そこそこのコスト・パフォーマンスです。
柳屋でAu Bon ClimatのJim Clendenen来日記念として1999年の単一畑ピノが税別2980円という破格で出ています。ブドウはオレゴンのモンティノアという畑のものです。まあ,この値段だったらだまされたと思って買ってみてもいいだろうと思います。限定120本で既に半分以下。お早めに。
イタリア系品種専門のイル・ポデレの「テレルロゴ」という品種のワインも1980円とかなり安いです。
イタリア系品種専門のイル・ポデレの「テレルロゴ」という品種のワインも1980円とかなり安いです。
6月20日午前9時59分購入分まで送料1円セールです。ワインで安いのを探すと,まずピノの注目株の一つPeay(ペイ)。レアもので米国でも60ドルくらいするのが5580円なので,間違いなくお買い得。セゲシオのジンファンデルも米国とほぼ同価格。2000円台でWine Spectator誌で90点です。ターリーのドゥシもそんなに安いわけではないけど米国の実売とそんなに変わらない価格。まずはこのあたりでしょうか。
ここ二日ほどサイトがアクセスできない状態だったようなので,復活記念に上げておきます。
Brewer-Clifton,Melville,Coppolaなどの輸入元であるワインインスタイルが自社サイトのリニューアルで,セールをしています。下のリンクからセールのページがあるほか,「アメリカ」カテゴリーのワインは20%オフになっています(特価と書いてあるのが20%オフになった価格です)。例えば楽天では4500円以上するMelvilleのEstate Pinot Noirが3000円台になります。
なお5000円以上購入すれば送料は無料です。これはありがたいですね。
Brewer-Clifton,Melville,Coppolaなどの輸入元であるワインインスタイルが自社サイトのリニューアルで,セールをしています。下のリンクからセールのページがあるほか,「アメリカ」カテゴリーのワインは20%オフになっています(特価と書いてあるのが20%オフになった価格です)。例えば楽天では4500円以上するMelvilleのEstate Pinot Noirが3000円台になります。
なお5000円以上購入すれば送料は無料です。これはありがたいですね。
SF Chronicleで「次世代カルト」に挙げられたTor Kenward(トワーと読むのはいかがなものかという気もしますが)やGhost Block(ゴースト・ブロック)もありますが,本サイトとしてお勧めは「日本初登場」だというBarlow(バーロー)。今回出ているのはメルローですが,ほかにカベルネやZinなども作っていて,パーカーの掲示板では「ナパで一番コストパフォーマンスが高いのではないか」という意見が出ていました。Loring Wine CompanyのBrian Loringも「大ファンだ」と書いています。
と,書いたそばから完売しているし orz
と,書いたそばから完売しているし orz
パシフィックワインセラーズで今月の特価になっているのがオレゴンのChehalem(チュヘイラム)。Ridgecrest(リッジクレスト) Pinot Noir 2003は米国の実勢価格で税抜き47ドル以上するのが税込み5460円。さらに月曜日(6/9)の朝9:59まではポイント10倍で実質4000円台ですから,実際にはこっちの方が安いくらいです。Wine Advocate誌ではPierre Rovaniが86点を付けています。
Appealing aromas of dark cherries immersed in spices are found in the nose of the 2003 Pinot Noir Ridgecrest Vineyards. This firm, tannic, brooding wine has impressive fruit, yet is rustic enough to merit serious concern. Coal, blackberries, dark cherries, and pepper are found in this foursquare effort’s character.
柳屋で出ているSaxumのJames Berry Vineyard 2005が安いです(といってもパリ16区よりちょっとだけですが,パリ16区の方が安いことが多いので)。税込みで8379円ですが,米国では90ドルくらい必要です(税抜きで)。この畑,Robert Parkerが「one of the truly great vineyard sites in California」と言っています。Saxumではこのワイン以外にRocket Block,Bone Rockといったワインも同じ畑のぶどうで作っていますが,そちらはさらに入手困難+値段も高くなります。
先日紹介したWindwardのピノ。ワイナリ価格が64ドルが税抜き3980円です。Wassy'sのメルマガによると輸入停止による割引だそうです。値段はパシフィック・ワイン・セラーズ(こちらもWassy's関連)と一緒。ただ,パシフィック・ワイン・セラーズは送料無料が魅力です。ほかの何と組み合わせて買うかでショップを選んではいかがでしょうか。
柳屋にはインシグニア1995,カリフォルニアワインあらかるとにはコルギンとカルト・オンパレードの今日です。
どちらもWAで97点ですが,10年前の97点の方が価値が高かったような気がするのは僕だけでしょうか。インシグニア好きなんですよねえ… Araujoと並んで「はずさないワイン」という感じがします。ちなみにタカムラでは同じワイン2万円台で売っています。
2000年以前のインシグニアというと,もうこれくらいしか手に入らないかも。
ちなみに先日紹介した「次世代カルト」に入っていたTor Kenwardのワインもあります。
ただし,96-100点が付いたBeckstoffer To-Kalonのワインではありません。Beckstoffer To-Kalonといえば,以前飲んだことがあるPaul Hobbsもおいしかったなあ…
トカロンで検索したら,こいつは安いです。米国の実勢価格で400ドル近いのが2万円台前半。
ちょっと妄想・連想モードに入ってしまいました。
どちらもWAで97点ですが,10年前の97点の方が価値が高かったような気がするのは僕だけでしょうか。インシグニア好きなんですよねえ… Araujoと並んで「はずさないワイン」という感じがします。ちなみにタカムラでは同じワイン2万円台で売っています。
2000年以前のインシグニアというと,もうこれくらいしか手に入らないかも。
ちなみに先日紹介した「次世代カルト」に入っていたTor Kenwardのワインもあります。
ただし,96-100点が付いたBeckstoffer To-Kalonのワインではありません。Beckstoffer To-Kalonといえば,以前飲んだことがあるPaul Hobbsもおいしかったなあ…
トカロンで検索したら,こいつは安いです。米国の実勢価格で400ドル近いのが2万円台前半。
ちょっと妄想・連想モードに入ってしまいました。
Windwardというワイナリはほとんど知りませんでしたが,Paso Roblesではピノ専門のワイナリとしてそれなりに人気があるようです。1993年からピノ専業としてやっている,なかなか珍しいワイナリでもあります。ショップのメールには「苗木のクローンはDRCのサン・ヴィヴァン」などと書いてありましたが,これは本当かどうかは分かりません。
バレル・セレクト・ピノ・ノワール2002はワイナリ価格が64ドルする,ここの上級キュベ。4179円は安いでしょう。
バレル・セレクト・ピノ・ノワール2002はワイナリ価格が64ドルする,ここの上級キュベ。4179円は安いでしょう。
Sine Qua Nonで新たに「Mr.K・ザ・ストローマン・ヴァン・ド・パイユ 2004」というデザートワインが入荷しています。このワイン,このワイナリには珍しく2000年から毎年作っています(2004年もののリリースが今)。Wine Advocateの点数を見ると,呆気に取られてしまうほどの高得点。2000年から順に99,97,98,97,そして2004年が100点です。
はっきり言って僕にはこのワインの味は想像できません。未熟ものなのでデザートワインに3万円を投じる勇気もありません(Atlantis買ったばかりだし)。飲ませてくれなんてやぼなことは言わないので,どなたか買って飲んだ感想だけでも教えて欲しいものです。
Astounding notes of marmalade, creme brulee, and a liqueur of roasted nuts are accompanied by fabulous acidity, which provides uplift and vibrancy in spite of its enormous richness and unctuosity. The only thing I can say is you must taste it to believe it! I have no idea how long these sweeties will keep, but they should easily last for two decades or more.
はっきり言って僕にはこのワインの味は想像できません。未熟ものなのでデザートワインに3万円を投じる勇気もありません(Atlantis買ったばかりだし)。飲ませてくれなんてやぼなことは言わないので,どなたか買って飲んだ感想だけでも教えて欲しいものです。
KundeといえばZinfandelの優良プロデューサーとして知られていますが,残念ながら輸入中止だそうです。中でもShaw Vineyardは1882年に植えられたもので,ソノマでもWilliam Hillと並んで最古の畑の一つと考えられています。うそ偽りなくCenturyの名にふさわしいワインです。
今日柳屋に出ていた「Morlet Family Pinot Noir "Coteaux Nobles" 2006」(モレ ピノノワール "コトー・ノーブルズ" ソノマコースト 2006)。ピーター・マイケルの元のワインメーカーが作ったワイナリだそうです。パーカーのコメントは
2006がデビューリリースで93点。パーカーの掲示板で,ある業界人が書いていたコメントによると,このワインのブドウはMarcassin Vineyardのものだそうです。ワイナリのリリース価格が75ドルで,現在の実勢最安が80ドル。9900円というのは結構安いと思います。来年以降はプレミアムが付く可能性も高そうですし。
【追記】白のLa Proportion Doree(ラ・プロポーション・ドーレ)も相当おいしそうです。Sauvignon BlancとSemillonのブレンドというのはカリフォルニアでは珍しいですが,パーカーは94点を付けています。
ちなみに他に2種のピノと1種のシラーも作っています。パーカーのレイティングだけ紹介するとen Familleというピノが93点で,Joli Coeurというピノが94点。Bouquet Garniというシラーが92点。
Morlet, who comes from a Champagne family, obviously loves Pinot Noir, and his 2006 Pinot Noir Coteaux Nobles has that wonderfully fragrant forest floor and floral note that always reminds me of a DRC Richebourg or Grands Echezeaux. This dark ruby/purple wine reveals beautifully sweet raspberry and black cherry fruit, with a floral note well-displayed. It is broad, rich, intense, yet light on its feet. There are 350 cases of this gorgeously complex Pinot to drink over the next decade.
2006がデビューリリースで93点。パーカーの掲示板で,ある業界人が書いていたコメントによると,このワインのブドウはMarcassin Vineyardのものだそうです。ワイナリのリリース価格が75ドルで,現在の実勢最安が80ドル。9900円というのは結構安いと思います。来年以降はプレミアムが付く可能性も高そうですし。
【追記】白のLa Proportion Doree(ラ・プロポーション・ドーレ)も相当おいしそうです。Sauvignon BlancとSemillonのブレンドというのはカリフォルニアでは珍しいですが,パーカーは94点を付けています。
ちなみに他に2種のピノと1種のシラーも作っています。パーカーのレイティングだけ紹介するとen Familleというピノが93点で,Joli Coeurというピノが94点。Bouquet Garniというシラーが92点。
Flowersのピノ・ブレンドPerennialが柳屋で税抜き4980円です。同じワインがWassy'sでは6000円でしたし,現地価格では2,3ドルしか変わらないPinot Noir Sonoma Coastも国内では6000円前後ですから,結構割安な価格だと思います。なお米国価格は40ドル弱といったところ。
Perennial,以前飲んだことありますが,当時はピノにZinfandelなどが入ったかなり“変態的”なブレンドだったように思います。2005年はピノが85%。シラー13%,ピノ・ムニエとシャルドネが各1%とピノが中心。ラベル上ピノノワールと名乗れるようになりました。
Perennial,以前飲んだことありますが,当時はピノにZinfandelなどが入ったかなり“変態的”なブレンドだったように思います。2005年はピノが85%。シラー13%,ピノ・ムニエとシャルドネが各1%とピノが中心。ラベル上ピノノワールと名乗れるようになりました。
「古葡萄」にも入荷しています。税込み26250円だから安い方です。ラベルごとに販売ページが違うので,一応全部載せておきます。
昨日紹介したシン・クア・ノンの初正式入荷品Atlantis,ほかにもいくつかのショップに入っています。
ついでに過去記事を紹介しておくと「Sine Qua Nonのシラーは9年間で3倍近くに値上がり」や「Sine Qua Nonを作ったマンフレッド・クランクルのサクセス・ストーリー」があります。
それから,オークションサイトWineBidでの価格を見ても,ビッドのスタートが250ドルなので,確実に今買う方が安いです。
もう一つついでにパーカーのコメントにある
となっています。ちょっと訳がいまいちですね。↓こんな感じ?
ショップによっては売り切れでも別のラベルが残っていることがあるのでご確認ください。
ついでに過去記事を紹介しておくと「Sine Qua Nonのシラーは9年間で3倍近くに値上がり」や「Sine Qua Nonを作ったマンフレッド・クランクルのサクセス・ストーリー」があります。
それから,オークションサイトWineBidでの価格を見ても,ビッドのスタートが250ドルなので,確実に今買う方が安いです。
もう一つついでにパーカーのコメントにある
To reiterate, it is a challenge to analyze these wines. I know they are distinctive, and I think I am beginning to understand why they are so much greater than just about every other Syrah or Grenache-based wine in California. In short, it is talent and incredibly meticulous hard work. No one works as hard or is as maniacal about a vineyard’s viticulture and winemaking as Manfred Krankl. Take that, add in exceptional talent, humility, top-notch vineyards, and I believe I understand the fundamentals of why these wines are so special.のところですが,ワインショップの宣伝文句には
何度も繰り返すが、これらのワインを解析することは難解である。そして私はこれらのワインが独特であり、何故ほかのカリフォルニアのシラーやグルナッシュと比べてこれほどに偉大なのかを理解し始めたと思う。要するに、その偉大さは、信じられないほどの才能と細心のハードワークである。マンフレッド・クランクルは狂ったように畑仕事やワイン造りに力を注ぐか、そうでないかであり、特別な才能に加え、謙遜や超一流の葡萄畑こそが、これらのワインが非常に特別である理由の基礎を築いていると私は信じている。
となっています。ちょっと訳がいまいちですね。↓こんな感じ?
何度も繰り返すが、これらのワインを解析することは難解である。個性的であることは確かだ。そして、ここのシラーやグルナッシュが、ほかのカリフォルニアのシラーやグルナッシュと比べてどうしてこれほどすごいのかがやっと分かってきたのだ。要するに、これは才能と信じられないほどの細心のハードワークのたまものである。マンフレッド・クランクルほど激しく,狂ったかのように畑仕事やワイン造りに力を注ぐ人はいない。それに加え、特別な才能、謙遜や超一流の葡萄畑。それらによって、このワインは非常に特別なものになっているのだと理解したのだ。
ショップによっては売り切れでも別のラベルが残っていることがあるのでご確認ください。
米国でも超入手困難で知られるシン・クア・ノンが少量ながら日本に代理店経由で入荷しています。値段は高いですが米国でもオークション以外ではほとんど買えないのでもっと高くなる可能性が高いです。名前はAtlantis。Fe2O3-1a~cがシラー,Fe2O3-2a~cがグルナッシュです。
シラーはWAで95-97。パーカーさんのコメントは
グルナッシュは96-98。コメントは
さらに次のようにオーナーのManfred Kranklを褒め称えています。
悪いこと言わないのでこれだけは買っておいた方がいいと思います。
シラーはWAで95-97。パーカーさんのコメントは
An inky/blue/black/purple hue is followed by sweet blackberry, charcoal, and chocolate aromas, graphite and blackberry flavors, full body, decent acidity, and a stunningly long finish. This terrific effort should turn out to be one of the most French-styled Syrahs Krankl has yet produced. It reveals the great intensity and purity of California fruit superimposed on a European structure and sense of harmony
グルナッシュは96-98。コメントは
The aromas reveal a distinctive chocolatey note along with the tell-tale blackberry, cassis, kirsch, licorice, camphor, and floral characteristics. Deep, complex, and full-bodied with a roasted meat-like flavor, despite its size and richness, the overall impression is one of elegance and phenomenal definition.
さらに次のようにオーナーのManfred Kranklを褒め称えています。
To reiterate, it is a challenge to analyze these wines. I know they are distinctive, and I think I am beginning to understand why they are so much greater than just about every other Syrah or Grenache-based wine in California. In short, it is talent and incredibly meticulous hard work. No one works as hard or is as maniacal about a vineyard’s viticulture and winemaking as Manfred Krankl. Take that, add in exceptional talent, humility, top-notch vineyards, and I believe I understand the fundamentals of why these wines are so special.
悪いこと言わないのでこれだけは買っておいた方がいいと思います。
じゃないけど,やっぱりカリフォルニアのピノは高い(特に日本で)ので,コスト・パフォーマンスの高そうなニュージーランドを少し飲んでみようかと思っています。とりあえず買ってみたのはDeltaの2007とRipponの2004。やっぱりよく分からないので評論家の評価を当てにしています。
Rippon2004のレイティングは95点。レビューは
Ripponは2006も95点を得ているので気になるところです(2005は91点)。
Delta2007のレイティングは90点。前年の86点から大分アップしています。レビューは
ちなみに前にも書きましたがWine Advocate誌におけるNZのレビュアはNeal Martin氏。パーカーポイントとかRPとかって書くのは本来おかしいので,ここはWAに統一して欲しいところです>各ショップ担当者様
飲んだら報告します。またNZならこれがいいよというのもあったらよろしくお願いします。
Rippon2004のレイティングは95点。レビューは
The real excitement starts with the 2004 Pinot Noir, one of the stars of the vintage, fermented with 12% whole bunches and matured for 16 months in 25% new French barrels. It is graced with a beautiful, sophisticated nose with light red cherries, rose petals and even a touch of musk. A caressing mouthfeel and with an effortless quality to it, this is a serious Pinot Noir that rekindled memories of those glorious Burgundy 2005’s!
Ripponは2006も95点を得ているので気になるところです(2005は91点)。
Delta2007のレイティングは90点。前年の86点から大分アップしています。レビューは
The 2007 Pinot Noir is much better, quite a high extraction on the nose with dark cherry and plum with a touch of mulberry, the palate soft and supple with a plush finish tinged with white pepper.
ちなみに前にも書きましたがWine Advocate誌におけるNZのレビュアはNeal Martin氏。パーカーポイントとかRPとかって書くのは本来おかしいので,ここはWAに統一して欲しいところです>各ショップ担当者様
飲んだら報告します。またNZならこれがいいよというのもあったらよろしくお願いします。
Wassy'sの兄弟ショップパシフィック・ワイン・セラーズで在庫一層セールをやっています。オレゴンのピノや,カリフォルニアのピノ以外など,いろいろお買い得です。送料も無料。
オレゴンのピノで有名な畑の一つがShea Vineyard。カリフォルニアでもかのSine Qua NonやLoringなど,ここのブドウに魅せられてブドウを購入しているワイナリがあるほどです。Shea Wine Cellars Pinot Noir Block23 2004は米国では54ドルで売っているところを見つけましたが,基本的には入手困難。6600円というのはいい値段でしょう。
同じ畑のブドウを使ったJ.K. Carriere Pinot Noir Shea 2003も75ケースと極めて少量の生産。米国で68ドルで売っているところがありましたが,これも入手困難です。7490円は希少価値からすればかなりお買い得です。
BergstromのArcus Vineyard Pinot Noir 2003はさらに入手困難。今は売っているショップがない上,2004ヴィンテージからは作っていません。ワイナリで売っている2000年と2002年のものは125ドルですから14990円というのはいい値段でしょう。Wine Advocateではエレガントさや調和に欠けるとして88点にとどまっていますが,深みや凝縮感はほめています(評者はPierre Rovani)。
続いてカリフォルニアからはエチュードの2002カベルネ。Etude好きなんです。以上。
Hendry Primitivo Block24 2004は米国では30ドル弱なので4820円というのはお買い得度はちょっと低いかもしれません。ZinfandelではなくPrimitivoというのが渋いところ。(ZinfandelとPrimitivoはかなり近い品種です。一時はPrimitivoがZinfandelの祖先といわれていたことも)
Francis Tannahill Syrah Mason Dixon2002も30ドル台で売っているところがあるので5800円はそんなに安くありません。ただ,WAで93点と高得点であり,Rovaniのレビューを見るとかなりおいしそうです。
もう一つおまけで兄弟ショップのWassy'sではニュージーランドのDelta Pinot Noir 2007が2000円。これは世界的に見ても安い値段ですしWA誌では90点がついています。なおショップのページにはパーカー90点と書いてありますが,NZのレビュアはNeal MartinなのでWA90と書くべきです。これ,飲んでみたいですねえ。Pacific Wine Cellarsで売ってくれないかなあ(送料無料になるし,ほかのも一緒に買える)。
オレゴンのピノで有名な畑の一つがShea Vineyard。カリフォルニアでもかのSine Qua NonやLoringなど,ここのブドウに魅せられてブドウを購入しているワイナリがあるほどです。Shea Wine Cellars Pinot Noir Block23 2004は米国では54ドルで売っているところを見つけましたが,基本的には入手困難。6600円というのはいい値段でしょう。
同じ畑のブドウを使ったJ.K. Carriere Pinot Noir Shea 2003も75ケースと極めて少量の生産。米国で68ドルで売っているところがありましたが,これも入手困難です。7490円は希少価値からすればかなりお買い得です。
BergstromのArcus Vineyard Pinot Noir 2003はさらに入手困難。今は売っているショップがない上,2004ヴィンテージからは作っていません。ワイナリで売っている2000年と2002年のものは125ドルですから14990円というのはいい値段でしょう。Wine Advocateではエレガントさや調和に欠けるとして88点にとどまっていますが,深みや凝縮感はほめています(評者はPierre Rovani)。
続いてカリフォルニアからはエチュードの2002カベルネ。Etude好きなんです。以上。
Hendry Primitivo Block24 2004は米国では30ドル弱なので4820円というのはお買い得度はちょっと低いかもしれません。ZinfandelではなくPrimitivoというのが渋いところ。(ZinfandelとPrimitivoはかなり近い品種です。一時はPrimitivoがZinfandelの祖先といわれていたことも)
Francis Tannahill Syrah Mason Dixon2002も30ドル台で売っているところがあるので5800円はそんなに安くありません。ただ,WAで93点と高得点であり,Rovaniのレビューを見るとかなりおいしそうです。
Its terrific aromas are packed with notes of candied black raspberries and roasted spices. On the palate, this medium to full-bodied wine is thick, toothsome, deep, and long. Smoked bacon, black raspberries, dark cherries, cassis, and jammy blackberries make up its prolonged and hedonistic character.
もう一つおまけで兄弟ショップのWassy'sではニュージーランドのDelta Pinot Noir 2007が2000円。これは世界的に見ても安い値段ですしWA誌では90点がついています。なおショップのページにはパーカー90点と書いてありますが,NZのレビュアはNeal MartinなのでWA90と書くべきです。これ,飲んでみたいですねえ。Pacific Wine Cellarsで売ってくれないかなあ(送料無料になるし,ほかのも一緒に買える)。
Talbot(タルボット)の低価格ラインであるKali Hart(カーリ・ハート)は,米国でもQPR(quality price ratio)が高いワインとして知られています。パーカーの掲示板などでのQPRスレッドでは常に名前が挙がるところ。柳屋では最新ヴィンテージの2006がピノもシャルドネも税抜き2980円。米国の実売ではシャルドネが15ドル弱,ピノが20ドル弱なのでピノの方がお買い得感があります。
米国での実売が同じくらいで,同じ柳屋で税抜き2380円のKundeもかなりお買い得。Kunde2本で同梱12本まで送料無料なので,合わせて買うと,送料なしでお得感が増えると思います。
米国での実売が同じくらいで,同じ柳屋で税抜き2380円のKundeもかなりお買い得。Kunde2本で同梱12本まで送料無料なので,合わせて買うと,送料なしでお得感が増えると思います。
先日紹介したスター・レーンがほかのショップにも出ています。宣伝文句はどれもインポーターのものなのでしょうね。Wine Enthusiastでは93点というのがどこでも出ています。
CellarTrackerの評価はまあまあというところですね。前述のようにワイナリ価格は50ドルなのでなかなかお買い得です。
CellarTrackerの評価はまあまあというところですね。前述のようにワイナリ価格は50ドルなのでなかなかお買い得です。
楽天のワインランキングを見ていたら5位に「Star Lane」という聞きなれないワインが入っているので調べてみました。
このワイン,ピノを中心に作っているDierbergというワイナリが新たに作ったブランド。ディアバーグは日本ではタンタラにシャルドネやピノノワールを提供している畑の名前として知られています。
ショップの販売ページの宣伝によると,「オーパス・ワンに、なんと初ヴィンテージで勝ってしまった怪物級のカリフォルニア・ワイン」「『ワイン・エンスージスト』の中でも93点を獲得」といった文句が並んでいます。これについても調べてみました。
オーパス・ワンうんぬんの方は,これに相当するワイン・コンクールが何かは分かりませんでした。なお,ワイナリのページにもそれについての言及はありません。関係ありそうなものでラスベガスで開かれたブラインド・テイスティングの結果がありましたが,これは一般のコンクールではなくStar Laneが主催したものです。なお,ここではHourglass 2004,Caymus 2003,100 Acres 2004,Opus One 2005を交えた5本のブラインドで2位に入ったとあります。後の順位は先に挙げた順番です。
また,Wine Enthusiast誌の方は93点ではなく92点のようです。こちらはワイナリのページに引用がありました。このほかWine&Spirits誌で94点,Stephen Tanzer's International Wine CellarではExcellent & Recommendedと評価されています。Tanzerは「2005 Star Lane Cabernet Sauvignon, Santa Ynez Valley. Ruby-red. Inky cherry and dark berry preserve aromas are complemented by sexy vanillin oak and baking spices. Plush dark fruit flavors verge on liqueur-like, with soft tannins adding gentle grip. Finishes with a good wallop of vanillin oak. As rich and sweet as this is, there's good structure and focus.」と書いています(この方がOpus Oneに勝ったというより箔があるように思うのは僕だけでしょうか)。
このほか,特筆すべきなのはコンサルティング・ワインメーカーとしてDavid Rameyが参加していること。Rameyについては先日紹介しています。
最後にワイナリ価格は50ドル。米国での実売で45ドル程度です。税込み5980円は実質的にはほぼ同等と言ってもよく,なかなか安いと思います。
結論としては,宣伝文句に疑問は残るが,品質は悪くなく値段も現地価格に近いと言えそうです。
なお,余談ですがSyrahはArcadian,Bonaccorsiにブドウを提供しています。こちらの方がおいしそうかも。
このワイン,ピノを中心に作っているDierbergというワイナリが新たに作ったブランド。ディアバーグは日本ではタンタラにシャルドネやピノノワールを提供している畑の名前として知られています。
ショップの販売ページの宣伝によると,「オーパス・ワンに、なんと初ヴィンテージで勝ってしまった怪物級のカリフォルニア・ワイン」「『ワイン・エンスージスト』の中でも93点を獲得」といった文句が並んでいます。これについても調べてみました。
オーパス・ワンうんぬんの方は,これに相当するワイン・コンクールが何かは分かりませんでした。なお,ワイナリのページにもそれについての言及はありません。関係ありそうなものでラスベガスで開かれたブラインド・テイスティングの結果がありましたが,これは一般のコンクールではなくStar Laneが主催したものです。なお,ここではHourglass 2004,Caymus 2003,100 Acres 2004,Opus One 2005を交えた5本のブラインドで2位に入ったとあります。後の順位は先に挙げた順番です。
また,Wine Enthusiast誌の方は93点ではなく92点のようです。こちらはワイナリのページに引用がありました。このほかWine&Spirits誌で94点,Stephen Tanzer's International Wine CellarではExcellent & Recommendedと評価されています。Tanzerは「2005 Star Lane Cabernet Sauvignon, Santa Ynez Valley. Ruby-red. Inky cherry and dark berry preserve aromas are complemented by sexy vanillin oak and baking spices. Plush dark fruit flavors verge on liqueur-like, with soft tannins adding gentle grip. Finishes with a good wallop of vanillin oak. As rich and sweet as this is, there's good structure and focus.」と書いています(この方がOpus Oneに勝ったというより箔があるように思うのは僕だけでしょうか)。
このほか,特筆すべきなのはコンサルティング・ワインメーカーとしてDavid Rameyが参加していること。Rameyについては先日紹介しています。
最後にワイナリ価格は50ドル。米国での実売で45ドル程度です。税込み5980円は実質的にはほぼ同等と言ってもよく,なかなか安いと思います。
結論としては,宣伝文句に疑問は残るが,品質は悪くなく値段も現地価格に近いと言えそうです。
なお,余談ですがSyrahはArcadian,Bonaccorsiにブドウを提供しています。こちらの方がおいしそうかも。
Robert Mondavi Cabernet Sauvignon 1996 Reserveが11000円です。米国の小売価格では80ドルから160ドルくらい。中心価格は130ドル程度。ワイナリリリース時の価格は90ドルですから,実質的には同じくらい。なかなか安いと思います。
Wine Advocateでは92点。「The color is opaque purple, and the wine reveals more vanillin, a touch of mint, and plenty of black currant fruit in its moderately intense aromatics. Some of the vintage's dry tannin (from this year's stressed vineyard conditions) is present in the wine's finish. A more stylish, restrained, less exuberant example than the 1996 Oakville, it is an outstanding offering that should be consumed between 2002-2025.」と評されています。
Wine Advocateでは92点。「The color is opaque purple, and the wine reveals more vanillin, a touch of mint, and plenty of black currant fruit in its moderately intense aromatics. Some of the vintage's dry tannin (from this year's stressed vineyard conditions) is present in the wine's finish. A more stylish, restrained, less exuberant example than the 1996 Oakville, it is an outstanding offering that should be consumed between 2002-2025.」と評されています。
柳屋でレイミー(Ramey)を割と安く売っています。現地価格よりは高いですが,1~2割増しくらいなので,国内価格としてはかなりいい線でしょう。何よりも近年はWAを筆頭に評論家の評価も高まっています。今出ているものでは,ChardonnayのHyde 2005とRitchie 2005が95点,Pedregal Proprietary Red 2005が96点です。Pedregalの96は(96-100)という評価になっており,今後入手が難しくなる可能性もあります。
個人的にはHydeに一番惹かれます。Parkerのコメントは「A stunning effort, the 2005 Chardonnay Hyde Vineyard boasts great intensity along with huge tropical fruit notes interwoven with notions of spring flowers, orange marmalade, white peaches, and steely minerals」。一方同得点のRitchieは「The 2005 Chardonnay Ritchie Vineyard shows crushed rock, white currant, citrus oil, pineapple, peach, and apricot characteristics.」。HydeはKistlerやPatz & Hallといった90年代からの人気ワイナリが,RitchieはAubertやPaul Hobbsといった2000年代の人気ワイナリが作っているので,ミーハー的にはRitchieも飲んでみたいものですが(笑)。
レイミーのAVAランクのものはカリフォルニアワインあらかるとで割と安く売っています。
個人的にはHydeに一番惹かれます。Parkerのコメントは「A stunning effort, the 2005 Chardonnay Hyde Vineyard boasts great intensity along with huge tropical fruit notes interwoven with notions of spring flowers, orange marmalade, white peaches, and steely minerals」。一方同得点のRitchieは「The 2005 Chardonnay Ritchie Vineyard shows crushed rock, white currant, citrus oil, pineapple, peach, and apricot characteristics.」。HydeはKistlerやPatz & Hallといった90年代からの人気ワイナリが,RitchieはAubertやPaul Hobbsといった2000年代の人気ワイナリが作っているので,ミーハー的にはRitchieも飲んでみたいものですが(笑)。
レイミーのAVAランクのものはカリフォルニアワインあらかるとで割と安く売っています。
いまや自身のブランドDiatom(Ch. Igai Takaha Samurai Beautyもここ製のワイン)でも知られるようになったGreg Brewerがワインメーカーを勤めるメルヴィルは良質かつ安定的な品質のピノやシラー,ヴィオニエなどを良心的な価格で作っています。当然のことながら米国でも大人気。日本での価格は現地価格並みとまではいきませんが,現地価格+1000円程度とまずまずお買い得の部類に入ります。なかでもEstateのPinotはこの価格帯ではベストの一つでしょう。いろいろな店に入っていますが遠からず売り切れる可能性が大です。
なお,一緒に紹介した2005のシラーVerna'sは3000円台でRP90点。Melvilleのワインの中でもお買い得度が高い一品。
なお,前の前の記事で紹介したワイン・イン・スタイルのGirardのセットは4月中で終了です。お早めにどうぞ。
なお,一緒に紹介した2005のシラーVerna'sは3000円台でRP90点。Melvilleのワインの中でもお買い得度が高い一品。
なお,前の前の記事で紹介したワイン・イン・スタイルのGirardのセットは4月中で終了です。お早めにどうぞ。
ジラードのZinfandelが柳屋で税抜き2000円台で出ています。2004年のビンテージのものは以前紹介していますが,ここ2年くらいに飲んだZinfandelではTurleyの次くらいによかったです。ブログに書いていませんが2005も飲んでます。この値段なら圧倒的にお勧め。
輸入元のワインインスタイルではGirardの5本で1万8000円のセットを売っています。
リンク先からトピックの「Girard」をクリックしてください。
輸入元のワインインスタイルではGirardの5本で1万8000円のセットを売っています。
リンク先からトピックの「Girard」をクリックしてください。
柳屋にアイアンホースのウェディング・キュベなど3種のスパークリングが入っています。久しぶりですね。値段はちょっと高めですが,人気のワインですぐに売り切れると思うのでお早めに。3種のスパークリング計6本購入で送料無料です。
ついでといってはなんですが,シャトー・スーヴェランの1998年カベルネが税抜き2980円。実はここのカベルネ好きなんです。ヴィンテージによる当たり外れも少ないワイナリです。もっと新しいヴィンテージで,もうちょっと安く売っているところもありますが,僕も年のせいか,だんだん若いカベルネが飲めなくなってきているので,こちらに惹かれます。これも限定本数なのでお早めに。
ついでといってはなんですが,シャトー・スーヴェランの1998年カベルネが税抜き2980円。実はここのカベルネ好きなんです。ヴィンテージによる当たり外れも少ないワイナリです。もっと新しいヴィンテージで,もうちょっと安く売っているところもありますが,僕も年のせいか,だんだん若いカベルネが飲めなくなってきているので,こちらに惹かれます。これも限定本数なのでお早めに。
最近カリフォルニアのバック・ヴィンテージをよく入れているワールドリカーショップに1990年代のBryant Family Cabernet Sauvignonが3本入っています。いずれも高いですが,米国の実勢価格とそれほど乖離しているわけではありません。いずれもHelen Turleyの“全盛時代”のワインと呼んでも過言ではないでしょう。
目玉は1994年。WAでは98点ですが「the Bryant Family Vineyard's 1994 should evolve into one of California's legendary Cabernets. It will age effortlessly for 25-30 years.」と褒め称えています。93年は当初WAで95点と付けたものが97点に上がったワイン。「It exhibits an opaque purple/black color, and a huge, fragrant, penetrating bouquet of minerals, licorice, toast, and remarkable layers of black fruits. Although extremely full-bodied, the wine's hugeness and massive concentration come across as beautifully poised, balanced, and delineated.」と評しています。92年はちょっとランクが落ちて91点です。
目玉は1994年。WAでは98点ですが「the Bryant Family Vineyard's 1994 should evolve into one of California's legendary Cabernets. It will age effortlessly for 25-30 years.」と褒め称えています。93年は当初WAで95点と付けたものが97点に上がったワイン。「It exhibits an opaque purple/black color, and a huge, fragrant, penetrating bouquet of minerals, licorice, toast, and remarkable layers of black fruits. Although extremely full-bodied, the wine's hugeness and massive concentration come across as beautifully poised, balanced, and delineated.」と評しています。92年はちょっとランクが落ちて91点です。
パリ16区でスポッツウッド,ジョーンズ・ファミリー,アワーグラス,コングスガード,フォクセン,ロバート・モンダヴィ,アルカディアン,ジェリコ・キャニオン,ダン・ヴィンヤーズ,バイロンの10ワイナリのセールをやっています。とりあえずお勧めは以下の五つ。
スポッツウッドのセカンドラベル,リンデンハーストです。ワイナリ価格が多分50ドルくらいなので5380円は実質同程度。MLで買っても送料やら税金やらで結局8000円程度にはなってしまうことを考えたらかなりお買い得。米国での小売価格は80ドルくらいするところもあります。WAで90点。スポッツウッドが満を持して作ったセカンドなので品質的にもお墨付き。
コングスガードのシャルドネ2005は,ショップのページにはWAで92-94+と書かれていますが,最新の評価では95点に上がっています。「the 2005 Chardonnay boasts copious notes of floral, honeysuckle, and orange oil offered in a full-bodied white. It possesses terrific acidity, a striking terroir-based minerality, and beautiful delineation as well as purity. This is a large-scaled yet remarkably fresh wine with the balance and grace of a world-class ballerina.」とのコメント。熟成も楽しめそうです。米国の小売価格は95~200ドルなので,1万2800円はかなり安い部類。
アルカディアンのピゾーニ2004はWAで90点。Parkerは酸を重視するArcadianのピノはスタイル的に好みではないと言っていますが,その中でこれだけは琴線に響いたようです。恐らくPisoniのよさとArcadianのよさが共に出ているのではないでしょうか。米国での小売価格は80ドル程度です。
飲み頃がなかなかこないことで知られるDunnのカベルネですが,WAでは2009-2024と比較的短めの評価。いつもの年よりもむしろ飲みやすいできになっているようです。過熟と高アルコールを批判するRandy Dunnの渾身の作品。米国での小売価格は80-120ドル程度。
バイロンのNielson Vineyard Pinot Noir 1999。WAでの評価は87とあまりよくなく,飲み頃も2002-2006となっていますが,ワイナリ価格が45ドルであり,3000円台はそれより安くなっています。
スポッツウッドのセカンドラベル,リンデンハーストです。ワイナリ価格が多分50ドルくらいなので5380円は実質同程度。MLで買っても送料やら税金やらで結局8000円程度にはなってしまうことを考えたらかなりお買い得。米国での小売価格は80ドルくらいするところもあります。WAで90点。スポッツウッドが満を持して作ったセカンドなので品質的にもお墨付き。
コングスガードのシャルドネ2005は,ショップのページにはWAで92-94+と書かれていますが,最新の評価では95点に上がっています。「the 2005 Chardonnay boasts copious notes of floral, honeysuckle, and orange oil offered in a full-bodied white. It possesses terrific acidity, a striking terroir-based minerality, and beautiful delineation as well as purity. This is a large-scaled yet remarkably fresh wine with the balance and grace of a world-class ballerina.」とのコメント。熟成も楽しめそうです。米国の小売価格は95~200ドルなので,1万2800円はかなり安い部類。
アルカディアンのピゾーニ2004はWAで90点。Parkerは酸を重視するArcadianのピノはスタイル的に好みではないと言っていますが,その中でこれだけは琴線に響いたようです。恐らくPisoniのよさとArcadianのよさが共に出ているのではないでしょうか。米国での小売価格は80ドル程度です。
飲み頃がなかなかこないことで知られるDunnのカベルネですが,WAでは2009-2024と比較的短めの評価。いつもの年よりもむしろ飲みやすいできになっているようです。過熟と高アルコールを批判するRandy Dunnの渾身の作品。米国での小売価格は80-120ドル程度。
バイロンのNielson Vineyard Pinot Noir 1999。WAでの評価は87とあまりよくなく,飲み頃も2002-2006となっていますが,ワイナリ価格が45ドルであり,3000円台はそれより安くなっています。
オレゴン産のピノで2000円台で入手できるという“貴重”なウィラメット・バレー・ヴィンヤーズ。
色は明るくクリア。ベリー系の香り。味わいもミドルボディでベリー系をやや感じます。やや控えめながら酸味もあり,バランスがなかなかいいです。アルコール度数が14.5%とわりと高いのですが,そういった感じはほとんどありません。どちらかというとさわやかな感じ。これは値段からしたら,かなりいいピノだと思います。やや単調なのは否めませんが,二日後まで味わいはほとんど変化しませんでした。お勧め。
色は明るくクリア。ベリー系の香り。味わいもミドルボディでベリー系をやや感じます。やや控えめながら酸味もあり,バランスがなかなかいいです。アルコール度数が14.5%とわりと高いのですが,そういった感じはほとんどありません。どちらかというとさわやかな感じ。これは値段からしたら,かなりいいピノだと思います。やや単調なのは否めませんが,二日後まで味わいはほとんど変化しませんでした。お勧め。
ナパのカベルネは値段が高くなってしまい,今では50ドル以下というのは安価な部類に入ってしまいます。SFクロニクル紙が120本の50ドル以下ナパ・カベルネをテイスティングした結果を発表しています。
元ページにはテイスティング・ノートが付いていますが,ここではリストだけ。また,星の数順に並べてみました(元記事はアルファベット順)。最高の三ツ星はフローラ・スプリングスとトゥルチャードの二つ。フローラ・スプリングスはコスコ(コストコ)にたまに入っていますが,これはあったかどうか不明(先日行ったとき,上位のTrilogyはありました)。
このほか日本国内で買えそうなのを見ると,フロッグス・リープとメリヴェイルのスターモントがあります。スターモントは国内でも3000円台で割とお買い得感があります。このほかヴィンテージ違いでビューラーとロング・メドゥ・ランチもありました。ロング・メドゥ・ランチは安価なランチ・ハウス・レッドを以前飲んで好印象でした。
☆☆☆
2004 Flora Springs Napa Valley Cabernet Sauvignon ($35)
2004 Truchard Vineyards Carneros Cabernet Sauvignon ($35)
☆☆★
2005 Buehler Vineyards Papa's Knoll Napa Valley Cabernet Sauvignon ($45)
2004 Cedar Knoll Vineyard Co. Napa Valley Cabernet Sauvignon ($45)
2005 Green Lion Napa Valley Cabernet Sauvignon ($20)
☆☆
2005 Bell Wine Cellars Napa Valley Cabernet Sauvignon ($40)
2005 Bennett Family Reserve Napa Valley Cabernet Sauvignon ($27)
2005 Chiarello Vineyards Bambino Napa Valley Cabernet Sauvignon ($35)
2005 Egret Napa Valley Cabernet Sauvignon ($25)
2005 Frog's Leap Napa Valley Cabernet Sauvignon ($39)
2004 Gott 4 Sarah's Metier Napa Valley Cabernet Sauvignon ($40)
2004 Judd's Hill Napa Valley Cabernet Sauvignon ($42)
2004 Long Meadow Ranch Napa Valley Cabernet Sauvignon ($42)
2003 McKenzie-Muller Vineyards and Winery Napa Valley Cabernet Sauvignon ($45)
2004 Merryvale Starmont Napa Valley Cabernet Sauvignon ($27)
2006 Pavilion Napa Valley Cabernet Sauvignon ($14)
2004 Sensorium Napa Valley Cabernet Sauvignon ($36)
2004 Sequoia Grove Napa Valley Cabernet Sauvignon ($34)
2005 Summers Adrianna's Cuvee Napa Valley Cabernet Sauvignon ($25)
元ページにはテイスティング・ノートが付いていますが,ここではリストだけ。また,星の数順に並べてみました(元記事はアルファベット順)。最高の三ツ星はフローラ・スプリングスとトゥルチャードの二つ。フローラ・スプリングスはコスコ(コストコ)にたまに入っていますが,これはあったかどうか不明(先日行ったとき,上位のTrilogyはありました)。
このほか日本国内で買えそうなのを見ると,フロッグス・リープとメリヴェイルのスターモントがあります。スターモントは国内でも3000円台で割とお買い得感があります。このほかヴィンテージ違いでビューラーとロング・メドゥ・ランチもありました。ロング・メドゥ・ランチは安価なランチ・ハウス・レッドを以前飲んで好印象でした。
パリ16区で,カリフォルニアワインの各種残り1本セールをやっています。1980年代のワインもあり,なかなかユニークなラインナップ。一見の価値があります。中でも無条件でお勧めできそうなのはDunn Cabernet Sauvignon 1996と,Etude Cabernet Sauvignon 1997。値段もそれぞれ12800円,13800円といいところ。
DunnはWAで94点。Etudeは96点です。Dunnについては「The opaque blue/purple-colored 1996 Cabernet Sauvignon Napa boasts an exceptional nose of creme de cassis, minerals, and spice. It takes at least a decade for wines such as this to begin to reveal more identity and vintage character. The cassis/blackberry liqueur-like fruit are present, as are mouthsearing levels of tannin and impressive extract. This blockbuster should be at its peak between 2010-2040.」とのこと。まだ飲み頃が始まってもいません。
Etudeは「Don't miss it! Opaque purple-colored, with a gorgeously seamless personality, this unfined/unfiltered wine exhibits classic aromas of cassis, licorice, chocolate, and toast.」こちらは既に飲み頃でしょう。これは間違いなくおいしいと思います。
すべて1本限りなのでお早めに。
DunnはWAで94点。Etudeは96点です。Dunnについては「The opaque blue/purple-colored 1996 Cabernet Sauvignon Napa boasts an exceptional nose of creme de cassis, minerals, and spice. It takes at least a decade for wines such as this to begin to reveal more identity and vintage character. The cassis/blackberry liqueur-like fruit are present, as are mouthsearing levels of tannin and impressive extract. This blockbuster should be at its peak between 2010-2040.」とのこと。まだ飲み頃が始まってもいません。
Etudeは「Don't miss it! Opaque purple-colored, with a gorgeously seamless personality, this unfined/unfiltered wine exhibits classic aromas of cassis, licorice, chocolate, and toast.」こちらは既に飲み頃でしょう。これは間違いなくおいしいと思います。
すべて1本限りなのでお早めに。
湘南ワインセラーでフラワーズのソノマコースト・ピノノワールとシャルドネがそれぞれ5280円,4980円(税抜き)で出ています。どちらも米国での小売価格は43ドルくらいから。現地価格に近いといってもいいでしょう。
ウメムラで1989年のDominusが14800円(税抜き)で出ています。米国の現在の小売価格で120ドル~200ドルくらいなので,現地価格でも安い方と言えそうです。ショップのページにはRobert Parkerのテイスティング・ノートが載っています(92点)。よく言われることですが,Dominusは国もセパージュも違うのに,ペトリュスに似ているそうです。僕はペトリュスは飲んだことないので評価できませんが。一緒に出ているMondavi Cabernet Reserve 1995の1万2000円もなかなか安いと思います。
いつのまにかいろいろ補充されていました。ブリュワー・クリフトンのシー・スモーク・シャルドネが7200円なんて,いいところではないでしょうか。時間がないので,ぱっと目に付いたものだけ挙げておきます。
まだライアンとミルズ,それとMt. Harlan Cuveeだけみたいですが,ぼちぼちでてきていますね。30周年ということでラベルに「Thirtieth Anniversary Vintage」と入っています。
カレラがいいと思う方はぜひジェンセン以外にも目を向けてほしいと思います。
カレラがいいと思う方はぜひジェンセン以外にも目を向けてほしいと思います。
柳屋で「当店2000円台ベスト・USピノ」と書いているウィラメット・ヴァレー・ヴィンヤーズのピノノワール2006。ワイナリ価格は25ドルなので,それよりも安くなっています。米国の小売だと16ドルくらいのところもありますが,この価格なら御の字でしょう。またVin du 268,葡萄館ではさらにもう少し安く売っているのでこれも紹介しておきます。テイスティング・ノートを見る限り,チャーミングで飲みやすいタイプのようです。
シー・スモークの中でもコスト・パフォーマンスの高さで人気が高いBotella(ボテーラ)が京橋ワインに出ています。昨ヴィンテージまでと違い,Botellaはあまり出回っていないので,入手したい人はお早めに。
下の記事で飲んだマルティネッリですが,ブルー・スライド・リッジはさすがにないですが,他のピノやシャルドネは意外と安く買えたりします。今も4000円台で変えるのがいくつか。4000円台だったらピノもシャルドネもかなりお買い得(というか現地価格よりやすいくらい)です。
インサイダーからの垂れ込み(笑)によると,2007年のSamurai BeautyはGregが作るのを忘れていたそうです(爆)。ということで,次のビンテージが登場するのは早くて来年2009年です。2006年ものを今のうち買っておくことをお勧めします。
パーカーが「ミッシェル・ニーロンのバタール・モンラッシェを思い出させる」と94点を付けている,Brewer-CliftonのChardonnay Mt. Carmel 2005が6980円(税抜き)と,ほぼ米国価格(53~79ドル)と同等で出ています。Mt. Carmelは現在はBrewer-Cliftonの専用の畑。ピノもBrewer-Cliftonのラインナップの中で一番おいしいという説があります。
とりあえずお勧めは前回紹介したとおり。それ以外ではまずMartinelliのZinfandel Giuseppe and Luisa。以前にも書いたと思いますが,MartinelliのZinfandelラインナップはWAの評価などは割と横ならびなのに,日本ではGiuseppe and Luisaだけが突出して安くなっています。2005年はWAで94点。「The 2005 is a blockbuster, with deep ruby/purple color and a big, sweet nose of ripe figs, strawberry and cherry jam, mincemeat, and peppery spices.」とあります。7880円でも米国の流通価格より安いですが,10%引いたら文句なしにお買い得。
BondはMelburyとVecinaの2003,Melburyの2002だけが残っています。この中ではMelburyがWAで96点と評価が突出しています。「An exquisite effort, the 2002 Melbury Proprietary Red boasts a dense purple color to the rim along with a sweet perfume of acacia flowers, blueberry pie, licorice, and a hint of hot rocks. A wine of great intensity, tremendous voluptuousness and opulence, fabulous purity, low acidity, and silky tannin, this stunning 2002 can be drunk now and over the next 15-20 years.」とパーカーは書いています。米国でも約300ドルからなので,10%引けば間違いなくお買い得でしょう。
FoxenのSea Smoke 2005はWAでは2004年の96点とは打って変わって89点という低い評価ですが,パーカーのコメントを読むと「Foxen’s 2005 Pinot Noirs are more restrained, streamlined, and neither as powerful nor impressive as their 2004s, but they will be admired by those looking for more subtlety and elegance.」ということで,濃いワインにへきえきしてしまう人にはむしろ2004よりもおいしく感じられるかもしれません。パーカーは「this beauty」という表現も使っており,決して悪いワインではなくパーカーの好みに合っていないというだけだと思います。
BondはMelburyとVecinaの2003,Melburyの2002だけが残っています。この中ではMelburyがWAで96点と評価が突出しています。「An exquisite effort, the 2002 Melbury Proprietary Red boasts a dense purple color to the rim along with a sweet perfume of acacia flowers, blueberry pie, licorice, and a hint of hot rocks. A wine of great intensity, tremendous voluptuousness and opulence, fabulous purity, low acidity, and silky tannin, this stunning 2002 can be drunk now and over the next 15-20 years.」とパーカーは書いています。米国でも約300ドルからなので,10%引けば間違いなくお買い得でしょう。
FoxenのSea Smoke 2005はWAでは2004年の96点とは打って変わって89点という低い評価ですが,パーカーのコメントを読むと「Foxen’s 2005 Pinot Noirs are more restrained, streamlined, and neither as powerful nor impressive as their 2004s, but they will be admired by those looking for more subtlety and elegance.」ということで,濃いワインにへきえきしてしまう人にはむしろ2004よりもおいしく感じられるかもしれません。パーカーは「this beauty」という表現も使っており,決して悪いワインではなくパーカーの好みに合っていないというだけだと思います。
店長ハダノリさんの誕生日だということで3900円均一のセールです。目玉はRavenswoodのOld Hill ZinfandelとFlowersのPerennialでしょうか。前者は40ドル近く,後者も36ドルくらいが最安価格です。
ただしこのOld Hill,WAの評価は(85-88)とあまりよくありません。同じくセールで出ているBelloniの方が(88-90)とまだ高くなっています。一方で,濃いワインの評価が低いGary Vaynerchukは「COLOR-dark; NOSE-very Cotton Candy, but polished; but not fake; TASTE-massive wine; big tannins; well structured; a Monster, explosive, big wine for a big night (a Smith & Wolensky steak w/ mashed potatoes); tremendous effort; it contains its' fruit within it's structure & tannins; it's got great structure, polish & beautiful fruit; an absolute "darling" of a wine;」と92点という高得点を付けています。また,FlowersのPerennialは「ピノノワール85%、シラ-13%、ピノムニエ1%、シャルドネ1%」というユニークなブレンド。以前はジンファンデルも入っていたと思いますが,それよりはまだ「普通」っぽくなったようです。
なお,Wassy'sは決算セールも続行中でラインナップが増えています。目玉っぽいのはTurleyの単一畑2本Dusi 2004が7000円とPesenti 2003が5200円。どちらも米国の流通価格より低いです。DusiもPesentiもWA(89-91)。Pesentiはかなりおいしそうなのですが,フィニッシュが気に入らなかったよう。Dusiは「well-made, but not one of the top wines of this portfolio.」というそっけないレビューが付いています。
追記:Turleyの2本って既に書いていましたね。自分の書いたものなのに失念していました。
ただしこのOld Hill,WAの評価は(85-88)とあまりよくありません。同じくセールで出ているBelloniの方が(88-90)とまだ高くなっています。一方で,濃いワインの評価が低いGary Vaynerchukは「COLOR-dark; NOSE-very Cotton Candy, but polished; but not fake; TASTE-massive wine; big tannins; well structured; a Monster, explosive, big wine for a big night (a Smith & Wolensky steak w/ mashed potatoes); tremendous effort; it contains its' fruit within it's structure & tannins; it's got great structure, polish & beautiful fruit; an absolute "darling" of a wine;」と92点という高得点を付けています。また,FlowersのPerennialは「ピノノワール85%、シラ-13%、ピノムニエ1%、シャルドネ1%」というユニークなブレンド。以前はジンファンデルも入っていたと思いますが,それよりはまだ「普通」っぽくなったようです。
なお,Wassy'sは決算セールも続行中でラインナップが増えています。目玉っぽいのはTurleyの単一畑2本Dusi 2004が7000円とPesenti 2003が5200円。どちらも米国の流通価格より低いです。DusiもPesentiもWA(89-91)。Pesentiはかなりおいしそうなのですが,フィニッシュが気に入らなかったよう。Dusiは「well-made, but not one of the top wines of this portfolio.」というそっけないレビューが付いています。
追記:Turleyの2本って既に書いていましたね。自分の書いたものなのに失念していました。
ワインセラーパリ16区で3月12日いっぱいまで全商品10%引きだそうです。購入後にショップから送られるメールで修正した金額を引かれるという方法なので,サイトに出ている額から10%引きということです。
せっかく10%を生かすのなら高いのを買うというのもありかも。例えばShaferのHillside Select 2003は29800円ですが,この10%引きだとなかなか出てこない価格です。Bondあたりも値引きが少ないから狙い目でしょう。元々安いSpottswoodeとかも気になります。ピノだったらWilliams SelyemとVision Cellarsあたりでしょうか。先日紹介したSaxumもあそこから10%引きだとかなり安いです。
せっかく10%を生かすのなら高いのを買うというのもありかも。例えばShaferのHillside Select 2003は29800円ですが,この10%引きだとなかなか出てこない価格です。Bondあたりも値引きが少ないから狙い目でしょう。元々安いSpottswoodeとかも気になります。ピノだったらWilliams SelyemとVision Cellarsあたりでしょうか。先日紹介したSaxumもあそこから10%引きだとかなり安いです。
ワイナリ価格の12ドルと比べると高いですが。インポーターさんにはもうちょっとがんばってほしいところ。
トモさんが指摘してくださったAriettaはWA95点で,米国の実売90ドル以上だったのが6300円という安さでした。これは確かに安かったですね。それ以外で後,目に付くのはStaglinのCabernet 2002。これは米国の実売が140ドルが1万4000円。WA(92-94)です。Anticipated maturity: 2009-2020とのことなので,熟成を待つのが良さそうなワインです。
Wassy'sで3月の決算セールが始まりました。まず目に付いたのはDominus 2001が1万3650円。Opus Oneの約半額ですが,2001年以降で見ればDominusの方がずっと高く評価されています。
例えばWAのレイティングだと
Dominus Opus One
2001 95 87
2002 96 89
2003 95
2004 94
2005 96
2006 (94-96)
Opus Oneの2003以降も特によくなったという話はないので,Dominusの安定性が光っています。米国価格も100ドル超なのでほぼ同等です。
今は時間がないのでとりあえずこれだけ紹介。後で時間が合ったらまた調べて書きます。
ああ,あとターリーの単一畑ものや先日書いたPremiereオークションものもお買い得だと思うので紹介しておきます。多分このあたりはほとんど利益なしの放出ではないかと思います。
例えばWAのレイティングだと
Dominus Opus One
2001 95 87
2002 96 89
2003 95
2004 94
2005 96
2006 (94-96)
Opus Oneの2003以降も特によくなったという話はないので,Dominusの安定性が光っています。米国価格も100ドル超なのでほぼ同等です。
今は時間がないのでとりあえずこれだけ紹介。後で時間が合ったらまた調べて書きます。
ああ,あとターリーの単一畑ものや先日書いたPremiereオークションものもお買い得だと思うので紹介しておきます。多分このあたりはほとんど利益なしの放出ではないかと思います。
WAで96点を取ったNewton Chardonnay Unfiltered 2005が国内では安いところで税込み3000円台と,米国より安く売られていますが,さすがに輸入元値上げだそうです。在庫がある間は今の値段だと思いますが,その後は1000円以上上がる可能性が高いです。元々早飲み型のシャルドネではないので,買い貯めておいてもいいかもしれません。
ちなみにWAのレビューによると「One of California’s most glorious Chardonnays」であり,このヴィンテージは「another wine that has the capacity in certain vintages to evolve for 8-10 years.」だとのこと。さらに91年の同ワイン(レイティングは92点)を2007年に飲んだら「stunning」だったとのエピソードがあり「The 2005 is fabulous, and one of the best examples of this cuvee made at Newton.」とまで書いています。
ちなみにWAのレビューによると「One of California’s most glorious Chardonnays」であり,このヴィンテージは「another wine that has the capacity in certain vintages to evolve for 8-10 years.」だとのこと。さらに91年の同ワイン(レイティングは92点)を2007年に飲んだら「stunning」だったとのエピソードがあり「The 2005 is fabulous, and one of the best examples of this cuvee made at Newton.」とまで書いています。
サクサム(サクソン),柳屋にも入荷しています。値段はパリ16区より高めですが,WAで96-98点のロケット・ブロックが4本あるので,買い損ねていた方は狙い目でしょう。2004のボーン・ロックも少し安いです。
デイヴィッド・レイミーはDominus,Rudd Estateなどで力を奮ったワインメーカー。現在は自身のブランドRameyで知られています。Jericho Canyonなどのカベルネ系ブレンド,シャルドネ,シラー,いずれも高く評価されており,例えばWine Advocate誌による2005年の評価では,PedregalというCabernet Sauvignonが96点,HydeとRitchieのシャルドネが95点,Rodger's Creekというシラーが94点といった具合です。Wine Advocate誌では「One of Northern California’s most successful winemakers/consultants, David Ramey’s personal winery continues to go from strength to strength.」と書かれています。Rameyのワインは日本でも比較的値付けが安めでしたが,今回は95点のHydeが7000円台(税抜き)。ワイナリ価格の60ドルと比べて同程度とはいいませんが,かなり近い線の値段で出ています。
Hyde以外はClaret 2005が税抜き4950円。これはワイナリ価格38ドルでWAでは88点付いています。比較的早飲みタイプのカベルネ系ブレンド。2006のChardonnay CarnerosとSonoma Coastも同値段。これはまだWAのレビューはありませんが,2005年のものは両方とも91点を得ています。ワイナリ価格はどちらも38ドル。この価格帯ではいいシャルドネだろうと思います。
Hyde以外はClaret 2005が税抜き4950円。これはワイナリ価格38ドルでWAでは88点付いています。比較的早飲みタイプのカベルネ系ブレンド。2006のChardonnay CarnerosとSonoma Coastも同値段。これはまだWAのレビューはありませんが,2005年のものは両方とも91点を得ています。ワイナリ価格はどちらも38ドル。この価格帯ではいいシャルドネだろうと思います。
サンタバーバラの名門ワイナリの一つByronの1998,1999年のピノノワールをパリ16区が販売しています。1998年のモニュメント・ヒルが税込み7580円。以前Wassy'sのセールで紹介したのよりも1600円も安い価格。米国で80ドルで売っているところがありましたから,それと比べても大分安いです。同じワインの日本語でのテイスティング・ノートも見つけました。
ほかの二本も実質現地価格より安いです。うち,1999年のネルソンはWine Advocate誌でレビューされています。87点で飲み頃は2002~2006年。酸が比較的強いワインのようなので,どちらかというと酸っぱいピノ好きの人向きかもしれません。
ところで,今Byronの所有ってどうなっているんでしょう。1990年にMondaviが買収して2004年まではMondavi傘下だったことがはっきりしているのですが,2004年に一部を売却したという報道があったきり,どうなっているか不明です。どなたかご存知だったら教えてください。
"おお、湿った土などスーボア、こやし系、あんず、赤い果実、柔らかくこなれて旨味をしっかりと感じる。果実が濃くてジャミー、カカオや樽香も。91-3
カリピノはまあ5~15年で飲んじゃうのが正解。こちらもあと4、5年以内が飲み頃でしょう。もちろん果実味が落ちていっても楽しめそうです。"
『古窯』のお節と10年カリピノ - ワインのある贅沢な日常
ほかの二本も実質現地価格より安いです。うち,1999年のネルソンはWine Advocate誌でレビューされています。87点で飲み頃は2002~2006年。酸が比較的強いワインのようなので,どちらかというと酸っぱいピノ好きの人向きかもしれません。
ところで,今Byronの所有ってどうなっているんでしょう。1990年にMondaviが買収して2004年まではMondavi傘下だったことがはっきりしているのですが,2004年に一部を売却したという報道があったきり,どうなっているか不明です。どなたかご存知だったら教えてください。
昨日紹介したサクソンの2005年ものがあっという間になくなったので(ここを見て買った人がどれだけいるか分かりませんが),パリ16区の方も載せておきます。Rocket Block以外は残っており,値段はほぼ同じです。
リカーショップヒラオカでサクソン(ショップによってはサクサムとも)の2005年が5種類一気に出ます。1,2本のものもあるのでねらい目があるならお早めに。価格はどれも米国の流通価格以下です。なお,Parkerが(96-100)を付けたBone Rockだけは2004年ものしかありません(そちらは93点)。
上からWine Advocate誌のレビューを元に簡単に紹介しておきます。Rocket Blockは2003が98点,2004が92-94,2005が96-98。「A wine of fabulous intensity, broad multi-dimensional flavors, and a texture built like a skyscraper, the wine has sensational definition, intensity, and an amazing finish.」と,すごいという以外によく分からない表現がされています。これだけ1本なので早い者勝ち状態。
Heartstoneは2004年から,Bookerは2005年からのもので,どちらも数年置いてから飲んだ方がよさそうなワイン。Heartstoneの方はローヌのスタイルに一番近いそうです。
James Berryは「カリフォルニアで真に偉大な畑の一つ」とParkerは書いています。これも数年置かないと本領を発揮しないタイプ。20年は持つということなので,子供のバース・ヴィンテージ用とかに買っておくのはよいかも。
Broken Stonesは2002が96点,2003が95点,2004が92点,2005が94点と非常に安定して高得点を続けているワイン。一番芳醇なタイプで,今飲むならこれがよさそうです。
2004のBone Rockはフルボディでありながらエレガントなワイン。これも今飲むのによさそうです。もちろん熟成もOK。
上からWine Advocate誌のレビューを元に簡単に紹介しておきます。Rocket Blockは2003が98点,2004が92-94,2005が96-98。「A wine of fabulous intensity, broad multi-dimensional flavors, and a texture built like a skyscraper, the wine has sensational definition, intensity, and an amazing finish.」と,すごいという以外によく分からない表現がされています。これだけ1本なので早い者勝ち状態。
Heartstoneは2004年から,Bookerは2005年からのもので,どちらも数年置いてから飲んだ方がよさそうなワイン。Heartstoneの方はローヌのスタイルに一番近いそうです。
James Berryは「カリフォルニアで真に偉大な畑の一つ」とParkerは書いています。これも数年置かないと本領を発揮しないタイプ。20年は持つということなので,子供のバース・ヴィンテージ用とかに買っておくのはよいかも。
Broken Stonesは2002が96点,2003が95点,2004が92点,2005が94点と非常に安定して高得点を続けているワイン。一番芳醇なタイプで,今飲むならこれがよさそうです。
2004のBone Rockはフルボディでありながらエレガントなワイン。これも今飲むのによさそうです。もちろん熟成もOK。
Wassy'sの別プロジェクト「Pacific Wine Cellars」で決算前セールです。目玉はAraujo Cabernet Sauvignon Estate 1998です。税込み2万円。1998年は決していい年ではありませんが,こういう年にこそ強いのがこういったBlue Chipと呼ばれるような名門ワイナリ。1998年にありがちな薄っぺらなワインではありません(これは実際に飲んだ経験から)。いい年のAraujoだったら4万円はくだらないと思うので,この値段でAraujoが買える機会は日本ではそうそうないと思います(米国では最安139ドルで売っているところがありましたが)。
もう一つは,久々にみたSanta Barbara WineryのデザートワインZinfandel Essense 2003。このワインの最終ヴィンテージで1年くらい前には結構紹介した記憶があります。税込み4000円という値段はワイナリ価格である34ドルとそん色ないところ。日本でこの値段は珍しいし,もう残っているところも少ないのではないかと思います。これも何回か飲みましたが,おいしいです。お勧め。
もう一つは,久々にみたSanta Barbara WineryのデザートワインZinfandel Essense 2003。このワインの最終ヴィンテージで1年くらい前には結構紹介した記憶があります。税込み4000円という値段はワイナリ価格である34ドルとそん色ないところ。日本でこの値段は珍しいし,もう残っているところも少ないのではないかと思います。これも何回か飲みましたが,おいしいです。お勧め。
Opus Oneのオールド・ヴィンテージものがWassy'sで出ています。Opus Oneの全盛期であった1990年~1996年の中で1991年~1994年のものを取り揃えています。最近のものに2~3万円出すのなら,これらに4万円払うほうがはるかに価値があると思います。米国でも安いところで200ドル前後で出ているところはありますが,300~400ドルの店も少なからずあるので,値段よりも店を信頼できるかどうかで考えたほうがいいと思います。
1991~1994年の中でどれを選ぶかは悩ましいところですが,Wine Advocate誌のレビューを見る限り,今飲むなら15年以上持つと書かれた1991年,あるいは1992年。もうしばらく置きたいなら18~20年持つと書かれた1994年でしょうか(1993年はレビューなし)。
なお,これらより古い1985年というのもありますが,これについてはParkerは1995年の時点で「90年代のもの方がずっと品質が上がっているように思われる」と書いているので,あまりお勧めではありません(WA88点)。
1991~1994年の中でどれを選ぶかは悩ましいところですが,Wine Advocate誌のレビューを見る限り,今飲むなら15年以上持つと書かれた1991年,あるいは1992年。もうしばらく置きたいなら18~20年持つと書かれた1994年でしょうか(1993年はレビューなし)。
なお,これらより古い1985年というのもありますが,これについてはParkerは1995年の時点で「90年代のもの方がずっと品質が上がっているように思われる」と書いているので,あまりお勧めではありません(WA88点)。
京橋ワインは楽天市場のワインショップの中でも「煽り文句」の強烈なところで,普段は避けて通っているのですが,珍しく(?)煽り文句以上にちゃんとしていそうなワインを見つけました。ワイナリ価格が30ドルで米国の小売で22ドル程度なのが税込み2184円ですから文句なく格安です。
ショップのページには書いてありませんが,このワインWine Advocate誌できちんとレビューされています。
ということでしごくまっとうなワインであることが分かります。飲み頃は2007年くらいまでとのことなので,置いておくよりもすぐに飲んでしまった方がいいでしょう。今日(2月15日)までは全品送料無料だそうです。
ショップのページには書いてありませんが,このワインWine Advocate誌できちんとレビューされています。
"A textbook Merlot, this medium-bodied 2001 offers aromas of dried herbs, coffee beans, and cherry cola in a soft, easy-to-drink as well as understand style. Enjoy it over the next 3-4 years."
From Wine Advocate # 150, Dec 2003
ということでしごくまっとうなワインであることが分かります。飲み頃は2007年くらいまでとのことなので,置いておくよりもすぐに飲んでしまった方がいいでしょう。今日(2月15日)までは全品送料無料だそうです。
カレラのセントラルコースト・ピノノワール2006ハーフボトルが柳屋で税抜き1980円で出ています。米国での値段を調べると12~16ドルくらい。そんなに変わらないといえば変わらない値段なのですが,実はフルボトルでも20ドルくらいで買えてしまうところをどう見るか。フルボトルで2500円くらいだったら文句なく一押しなのになあ,と思ってしまうのです。でもハーフボトルは手ごろだし,そこそこの価格ではあるので悪くはないと思います。
どっちかというとシャルドネの1600円台の方が魅力的に感じます。
どっちかというとシャルドネの1600円台の方が魅力的に感じます。
ワインではなく泡盛ですが,昨年末に出た山川酒造の「かねやま1967」。40年というすごい古酒(くーすー)です。限定100本出荷で価格は30万円!。泡盛の古酒を造るとき,通常途中で蒸発した分を新しい酒で補っていく「しつぎ」というのをするのですが,この泡盛は全くしつぎをせず1967年以前から貯蔵していることを確認した泡盛だけを使っているとのこと。最終的には100年ものを目指すため,今回は一部だけ販売するそうです。
いやあ,いいですね。欲しいです。
もっと入手しやすいものでは15年ものが約1万2000円。高いですがアルコール度数がワインの3倍あるので,3倍楽しめると考えたら,案外割安かもしれません。
「飲みやすさではなく飲みごたえのある泡盛」を目指しているというのも好感が持てます。
いやあ,いいですね。欲しいです。
もっと入手しやすいものでは15年ものが約1万2000円。高いですがアルコール度数がワインの3倍あるので,3倍楽しめると考えたら,案外割安かもしれません。
「飲みやすさではなく飲みごたえのある泡盛」を目指しているというのも好感が持てます。
カリフォルニアワインに力を入れているワインショップの1つVin du 268(にろや)が生まれ変わるそうです。
とのこと。並々ならぬ決意だと思います。記念にCh. Igai Takahaのワインをいろいろ売り出しています。クラッシュパッド製ではないですが,RP95のSamurai Beautyもセットで割安であります(単体は売り切れ)。
Vin du 268は、今まで「おいしくたのしく」をモットーにお楽しみ頂けるワインを皆さんにご紹介して参りました。
昨年11月15日、Crushpadの日本進出を機に、ワインを造るという楽しみも皆さんにお届けするため、クラッシュパッド株式会社と合意。
今までのVin du 268としてのワイン販売は、クラッシュパッド株式会社 Vin du 268事業部として引き継いで行きます。
そして、ワインを造るという新しい楽しみも皆さんにお届けするクラッシュパッド株式会社として更に進化して参ります。
とのこと。並々ならぬ決意だと思います。記念にCh. Igai Takahaのワインをいろいろ売り出しています。クラッシュパッド製ではないですが,RP95のSamurai Beautyもセットで割安であります(単体は売り切れ)。
オーボンクリマといえばかつてはカレラと並び賞されたワイナリですが,一時のカレラと同様,最近日本では影が薄くなってしまったようです。ワイン評論家からの評価も,他のサンタ・バーバラ地域のワイナリがめきめき伸びているのと比べるとちょっと停滞気味。
ここのピノの特徴は酸が強いこと。昨秋のカリフォルニアワイン グランド テイスティングでいくつか試飲したときも,その特徴は変わっていないように感じました。これを是と取るか非と取るかで評価が大きく分かれそうです。
今回柳屋でサンタマリアヴァレーの「ミッションラベル」ピノが税抜き2980円という価格で出ています。これは日本専用のボトリングなので米国の価格と比較できないのですが,これより1ランク落ちると考えられる(AVAでなくカウンティ表記の)サンタバーバラ・カウンティものがワイナリ価格で21.50ドルですから,おそらくお買い得といっていいのだろうと思います。
フラグシップのイザベルも7800円と値引きされていますが,これはワイナリ価格50ドルなのでもうちょっとのがんばりを期待したいところ。
ここのピノの特徴は酸が強いこと。昨秋のカリフォルニアワイン グランド テイスティングでいくつか試飲したときも,その特徴は変わっていないように感じました。これを是と取るか非と取るかで評価が大きく分かれそうです。
今回柳屋でサンタマリアヴァレーの「ミッションラベル」ピノが税抜き2980円という価格で出ています。これは日本専用のボトリングなので米国の価格と比較できないのですが,これより1ランク落ちると考えられる(AVAでなくカウンティ表記の)サンタバーバラ・カウンティものがワイナリ価格で21.50ドルですから,おそらくお買い得といっていいのだろうと思います。
フラグシップのイザベルも7800円と値引きされていますが,これはワイナリ価格50ドルなのでもうちょっとのがんばりを期待したいところ。
Wassy'sの兄弟ショップパシフィック・ワイン・セラーズで,訳あり品のセールをしています。ラベルに傷があるなどのものですが,ワインの中身には影響ありません。自家用であれば全く問題ないはずです。価格はどれも現地価格並みと言っていいです。
昨年も書きましたが,ヴァレンタインだからカロン・セギュールというのはいかにも芸がない感じ。やっぱりカリフォルニアから選びましょう,ということでヴァレンタイン向けワインを三つ。
気の置けない人へのプレゼントにも使えそうなのが,安い店では1000円台というカジュアルな価格帯のイル・クオーレ。ラベルはダン・リジーというアーティストによるもので,なかなかポップです。
ヴァレンタインさんという人がオーナーなのがValentine Vineyards。Wassy'sでは2000年が2700円。ワイナリ価格は2000年は16ドルですが,2001年からは28ドル以上するので,なかなか安いです。
オーナーのお父さんがヴァレンタインという名前だったことから名づけられたのはTerra Valentine。サンジョヴェーゼ・ブレンドのAmoreはラベルもおしゃれです。
気の置けない人へのプレゼントにも使えそうなのが,安い店では1000円台というカジュアルな価格帯のイル・クオーレ。ラベルはダン・リジーというアーティストによるもので,なかなかポップです。
ヴァレンタインさんという人がオーナーなのがValentine Vineyards。Wassy'sでは2000年が2700円。ワイナリ価格は2000年は16ドルですが,2001年からは28ドル以上するので,なかなか安いです。
オーナーのお父さんがヴァレンタインという名前だったことから名づけられたのはTerra Valentine。サンジョヴェーゼ・ブレンドのAmoreはラベルもおしゃれです。
ウメムラの「社長のセラーから」というページにViaderの1997年が出ていました。Wine Spectatorで2000年に年間2位(1位はSolaia 1997)を取ったワインです。WSのレイティングは97,Wine Advocateでは92点です。Robert Parkerは「It is a wine of exceptional finesse and elegance, yet undeniable richness and intensity.」と書いています。濃いCabが苦手な人にとってもこれはおいしいと思います。飲み頃は2001~2018年ということなので,まだまだいけるでしょう。
米国ではハーフボトルで100ドル,フルボトルで150ドル以上が現在の市場価格ですから,それよりもちょっと割安です。
米国ではハーフボトルで100ドル,フルボトルで150ドル以上が現在の市場価格ですから,それよりもちょっと割安です。
KistlerのChardonnayDurell 2003が税抜き16000円で出ています。米国の小売価格は90~150ドルなので一番高いレンジと同じくらいですが,国内ではかなり安いほうではないでしょうか。Wine Advocate誌のレイティングは(90-93)。
シマウマ柄のラベルで日本でも人気があったHarrison。オーナーのリンジー・ハリソンさんは2002年を最後にカリフォルニアでのワイン作りをやめ,故郷のニュージーランドに帰っていました(以前の記事)。そちらで新しく作ったピノ・ノワールがリリースされています。ラベルはやっぱりシマウマ(笑)。好きなんですねえ。
下二つはカリフォルニア時代のワインです。
下二つはカリフォルニア時代のワインです。
ナパにロング・メドゥ・ランチというワイナリがあります。日本ではあまり知られていませんが,ナパのワインが高騰してしまった今,50ドル程度のカベルネの中では良質なものを作っているとパーカーの掲示板あたりでも評価されています。Wassy'sのメルマガにそこのことが載っており,僕もあまりよく知らなかったので,大幅に引用させていただきます(太字は引用者)。
ワインに付いて言えば,前述のようにカベルネは50ドル程度の価格帯の中では高く評価されており,ランチハウス・レッドというカベルネブレンドも19ドルという価格で「上級デイリーワイン」として評価されています(CellarTrackerの検索結果)。そして,Wassy'sの値段もほぼ現地価格の2280円。ソーヴィニヨンブランもワイナリ価格が18ドルのものが2100円。
話題の「ビオディナミ」ではありませんが,良心的な生産者に,良心的な価格の「自然派ワイン」。いいのではないかと思います。僕もポチッとしました。
まず、耳慣れない言葉ですよね、[メドゥ]Meadow:牧草地という意味です。そして、[ランチ]これはLunch:昼食ではありません。Ranch:大牧場、大農場を意味するんです。
そう、ここはワインだけを作っているのではなく、その広大な農地の中でブドウを栽培し、ワインも作っているんです。
そして、完全オーガニック。アメリカのオーガニック団体の認定も受けています。この牧草地の安全な草のみを食べて育った牛やにわとり(そしてその卵)は大人気で、アメリカ中の一流シェフがわざわざ指定してここの食材を使用する程です。超こだわり食材ってヤツですね。
何より私がびっくりしたのは、2005年に導入した、ソーラー・パワーシステム(太陽パワー)!!!なんと、650エーカーの農場に加え、ワイナリーの総ての電力をこの自家ソーラーシステムで賄ってるそうです。
農場や、ワイナリーって皆さんが思っている以上に電力を使用するんです!!(私も昔、働いていたヴィンヤードの電気代をどないかして安くあげられナイか悩んだもんです。)
そして、それだけじゃない、農場&ヴィンヤードで使う農機具の燃料は今話題のバイオ・オイル!!!(えーーー、知らへんのー?さぁ、すぐに検索してっっ!コレは知っとかなアカンよ。) ヴィンヤードの霜防止ヒーターも灯油は使わずプロパンを使う念の入れ様!
また、野生の動物保護にも力をいれ、広大な敷地内では鷲やコヨーテきつねやアライグマなどが見られるそうです。スゴイなそれ!
日本ではイマイチ知名度の低いこのワイン(あ。言うたらあかんかった?)ですが、アメリカの有名シェフ達にはとにかく大人気なのです。
美味しい農園でそだったブドウから作るワインは美味しいです。この逆はありえませんから。
では、ここで元オーガニック農婦からのお願い。自分で環境保護の運動を始めるのは面倒かもしれません。でもこういった活動をしてる人達のワインを楽しむ事で環境保護に参加してる事になるんです。そして働いてる人達がそれを励みにがんばるものなのです。オーガニック農業とかしんどいからねぇ(T_T)
ワインに付いて言えば,前述のようにカベルネは50ドル程度の価格帯の中では高く評価されており,ランチハウス・レッドというカベルネブレンドも19ドルという価格で「上級デイリーワイン」として評価されています(CellarTrackerの検索結果)。そして,Wassy'sの値段もほぼ現地価格の2280円。ソーヴィニヨンブランもワイナリ価格が18ドルのものが2100円。
話題の「ビオディナミ」ではありませんが,良心的な生産者に,良心的な価格の「自然派ワイン」。いいのではないかと思います。僕もポチッとしました。
RavenswoodのZinfandelは日本でも有名どころの中では入手しやすい方です。ただ,単一畑ものになるとかなり入手困難だし,値段も高くなります。Vin du 268でRavenswoodの単一畑Zinfandel4種がいずれも3580円。米国の実売は20ドル強くらいからなのでそれよりはやや高いですが,中心的な価格帯は29ドルくらいなので,それと比べれば結構安くなっています。参考のためWine Advocate誌で一番評価が高いのはTeldeschiの89-91点です。
また,Wassys'ではRavenswoodのフラグシップであるOld HillのZinfandelがこれも現地価格に近い5000円と格安。ただしRobert Parkerのレイティングは85-88。「The motto at Ravenswood used to be “no wimpy wines,” but with this cuvee, one has to ask “where’s the beef?”」などとかなり厳しく書かれています。
また,Wassys'ではRavenswoodのフラグシップであるOld HillのZinfandelがこれも現地価格に近い5000円と格安。ただしRobert Parkerのレイティングは85-88。「The motto at Ravenswood used to be “no wimpy wines,” but with this cuvee, one has to ask “where’s the beef?”」などとかなり厳しく書かれています。
1000円台のカリフォルニア・ピノ・ノワールとしてはレックス・ゴライアスが「最強」の名を欲しいままにしていたわけですが,製造元だったHahn Estateがブランドを売却。その後は本命不在が続いています(自分的に)。そこへHahnが新ブランドCycles Gladiatorで殴りこみ?をかけてきました。
サイクルズ・グラディエーターは既に1年以上前から国内で販売されていますが,カベルネがメイン。ピノもわずかに入っていましたが,今のところ飲むチャンスはありませんでした。
今回は湘南ワインセラーに6本入荷。安定的に入手できそうなら飲んでみるのですが,まだちょっと迷い中(というかカベルネを買ったまま飲んでいないので,まずはそちらを飲んでからかな)。
ちなみに,米国での評価を見ると,値段の割にはかなり高い評価と言っていいと思います(CellarTracker,Parkerの掲示板)。
追記:ほかにも売っている店があったので追加しました。
サイクルズ・グラディエーターは既に1年以上前から国内で販売されていますが,カベルネがメイン。ピノもわずかに入っていましたが,今のところ飲むチャンスはありませんでした。
今回は湘南ワインセラーに6本入荷。安定的に入手できそうなら飲んでみるのですが,まだちょっと迷い中(というかカベルネを買ったまま飲んでいないので,まずはそちらを飲んでからかな)。
ちなみに,米国での評価を見ると,値段の割にはかなり高い評価と言っていいと思います(CellarTracker,Parkerの掲示板)。
追記:ほかにも売っている店があったので追加しました。
カレラのセントラル・コースト・シャルドネがWassy'sと柳屋で税抜き1500円台になっています。これは米国の13ドル台の価格とほぼ同等です。いわゆるカレラの伝説とは関係ない,購入したブドウで作られるワインですが,質は悪くありません。この値段なら納得でしょう。ちなみに柳屋の方が少し高いですが,これを12本以上買ったら同梱含めてすべて送料無料になります。
August Westで2008年の申し込みが始まりました。共同購入を希望される方は来週末までにメールやmixiのメッセージ,あるいはここのコメントで申し込んでください。
2006 August West Graham Family Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大12本)
2006 August West Rosella's Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大8本)
2006 August West Rosella's Vineyard Syrah 42ドル(最大2本)
2006 August West Rosella's Vineyard Chardonnay 42ドル(最大2本)
このほか米国内の税金,日本での関税,日本への送料などが別途必要になります。
August WestはFreemanやRoarなどのワインメーカーであるEd Kurtzman氏とMontereyのSanta Lucia HighlandsにGary's,Rosella'sの人気畑を持つGary Franscioni氏,SonomaのRussian River ValleyにGraham Vineyardを持つHoward Graham氏の共同プロジェクトです。Parkerの掲示板の「好きなピノ」スレッドには必ずといっていいほど名前が出てくる人気ワイナリであり,僕もここのピノは大好きです。
2005のシャルドネについては以前に感想を書いています。GrahamとRosella'sの二つのピノですが,Grahamがどちらかというとビッグなタイプ,Rosella'sが繊細なタイプです。2005のGrahamについてはBrian Loringが絶賛していますが,2006はどちらかというと2004に似ているそうです(2004のTNはこちら)。また,2005のRosella's Pinot Noirについてはこちらのホリゾンタル・テイスティングが参考になるでしょう。2005のシラーについてはCellarTrackerをご参考に。
2006 August West Graham Family Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大12本)
2006 August West Rosella's Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大8本)
2006 August West Rosella's Vineyard Syrah 42ドル(最大2本)
2006 August West Rosella's Vineyard Chardonnay 42ドル(最大2本)
このほか米国内の税金,日本での関税,日本への送料などが別途必要になります。
August WestはFreemanやRoarなどのワインメーカーであるEd Kurtzman氏とMontereyのSanta Lucia HighlandsにGary's,Rosella'sの人気畑を持つGary Franscioni氏,SonomaのRussian River ValleyにGraham Vineyardを持つHoward Graham氏の共同プロジェクトです。Parkerの掲示板の「好きなピノ」スレッドには必ずといっていいほど名前が出てくる人気ワイナリであり,僕もここのピノは大好きです。
2005のシャルドネについては以前に感想を書いています。GrahamとRosella'sの二つのピノですが,Grahamがどちらかというとビッグなタイプ,Rosella'sが繊細なタイプです。2005のGrahamについてはBrian Loringが絶賛していますが,2006はどちらかというと2004に似ているそうです(2004のTNはこちら)。また,2005のRosella's Pinot Noirについてはこちらのホリゾンタル・テイスティングが参考になるでしょう。2005のシラーについてはCellarTrackerをご参考に。
以前紹介したRavenswoodのLodi(ロダイと書いてありますが,本当の発音はロウダイ)のジンファンデルが,柳屋で再入荷しています。内容は前と同じなので,前の記事をコピペしておきます。
"人気がないらしいジンファンデルですが,比較的安価でまあまあの品質のものが手に入りやすいという意味では,割と重宝する品種だと思います。これもその1本。Ravenswood(カタカナ表記はレイヴェンズウッド,レーヴェンズウッドなど)のLodiは同ワイナリがCountyシリーズと呼ぶ中級レベルのもの。別ヴィンテージものは飲んだことがありますが,スパイスと甘み,酸味のバランスがよく,飲みやすくておいしいワインでした。ワイナリ価格15ドルで,リテールでは11ドルくらいでもありますが,税抜き1000円台は健闘している価格でしょう。"
ワイナリ価格15ドルのRavenswoodが1000円台
柳屋のメルマガによると,メルヴィルのエステート ピノやシャルドネが2006ヴィンテージで600円ほど値上がりするそうです。2005は実売4000円程度ですが定価5000円超になるので,実売はおそらく4000円台後半でしょう。というわけで今の値段で買いたい方はお早めに(柳屋は売り切れていました。輸入元も完売だそうです)。
SFクロニクル紙のライターだったW. Blake Gray氏が12ドル以下のワインの中でお勧めのものを記事に書いています(ワイン一覧はこちら)。奥様が日本語にまとめたものもあるので,こちらが分かりやすいと思います(その1,その2)。
挙げられているのは以下のワイン(アルファベット順)。
2006 Charles Shaw California Shiraz ($2)
2003 Columbia Crest Grand Estates Columbia Valley Shiraz ($11)
2006 Columbia Crest Two Vines Columbia Valley Gewurztraminer ($8)
2005 Cycles Gladiator California Cabernet Sauvignon ($10)
2006 Dry Creek Vineyard Clarksburg Dry Chenin Blanc ($11.50)
2006 Edna Valley Vineyard Paragon San Luis Obispo Chardonnay ($12)
NV Frontier Red Lot No. 71 California Red Wine ($10)
2006 Geyser Peak California Sauvignon Blanc ($12)
NV Hangtown Red El Dorado County Lot 35 ($10)
NV Korbel California Brut Rosé ($12)
2006 McManis Family Vineyards California Pinot Grigio ($10)
2006 McManis Family Vineyards California Zinfandel ($11)
2004 Napa Ridge Napa Valley Cabernet Sauvignon ($12)
2006 Pomelo California Sauvignon Blanc ($10)
2006 Sobon Estate Amador County Old Vines Zinfandel ($12)
面白いのはノンヴィンテージでブレンドもロットによって変わるFrontier RedとHangtown Redが入っていること。前者はSanta BarbaraのFess Parkerが作るワインで,ここのワイナリはSidewaysでマイルスがスピット・バケツからワインを飲むシーンで使われています。記事ではこのワインの中身はこのスピット・バケツのように何でもぶちこんだブレンドだと書いていますが,意外にも味はいけるとのこと。
また,KorbelやNapa Ridgeといったワインマニアには鼻の先で笑われてしまいそうなワインが入っているのもなかなか面白いです。Korbelは安スパークリングを作るワイナリで,いまだにブランドにChampagneと入れているあたりにいまいち感が溢れ出ているのですが,意外に味は悪くないようです。Napa Ridgeはナパのブドウを使っていないのにブランド名でNapaと称しているということで裁判になったワイン。裁判のせいもあって,ネガティブ・イメージでとらえがちですが,実は裁判の決着後,メーカーのFranzia(Two Buck Chuck=Charles Shawもここのワイン)はナパのブドウでワインを作るように変えたとのこと。内容もよくなっているようです。
挙げられているのは以下のワイン(アルファベット順)。
2006 Charles Shaw California Shiraz ($2)
2003 Columbia Crest Grand Estates Columbia Valley Shiraz ($11)
2006 Columbia Crest Two Vines Columbia Valley Gewurztraminer ($8)
2005 Cycles Gladiator California Cabernet Sauvignon ($10)
2006 Dry Creek Vineyard Clarksburg Dry Chenin Blanc ($11.50)
2006 Edna Valley Vineyard Paragon San Luis Obispo Chardonnay ($12)
NV Frontier Red Lot No. 71 California Red Wine ($10)
2006 Geyser Peak California Sauvignon Blanc ($12)
NV Hangtown Red El Dorado County Lot 35 ($10)
NV Korbel California Brut Rosé ($12)
2006 McManis Family Vineyards California Pinot Grigio ($10)
2006 McManis Family Vineyards California Zinfandel ($11)
2004 Napa Ridge Napa Valley Cabernet Sauvignon ($12)
2006 Pomelo California Sauvignon Blanc ($10)
2006 Sobon Estate Amador County Old Vines Zinfandel ($12)
面白いのはノンヴィンテージでブレンドもロットによって変わるFrontier RedとHangtown Redが入っていること。前者はSanta BarbaraのFess Parkerが作るワインで,ここのワイナリはSidewaysでマイルスがスピット・バケツからワインを飲むシーンで使われています。記事ではこのワインの中身はこのスピット・バケツのように何でもぶちこんだブレンドだと書いていますが,意外にも味はいけるとのこと。
また,KorbelやNapa Ridgeといったワインマニアには鼻の先で笑われてしまいそうなワインが入っているのもなかなか面白いです。Korbelは安スパークリングを作るワイナリで,いまだにブランドにChampagneと入れているあたりにいまいち感が溢れ出ているのですが,意外に味は悪くないようです。Napa Ridgeはナパのブドウを使っていないのにブランド名でNapaと称しているということで裁判になったワイン。裁判のせいもあって,ネガティブ・イメージでとらえがちですが,実は裁判の決着後,メーカーのFranzia(Two Buck Chuck=Charles Shawもここのワイン)はナパのブドウでワインを作るように変えたとのこと。内容もよくなっているようです。
最新号のWine Advocate誌で96点が付いたNewton Chardonnay Unfiltered 2005。カリフォルニアのシャルドネとしては異例の長熟型で,同じ号には91年を最近飲んで素晴らしかった(92点)とRobert Parkerが評しています。できたら早飲みするより5年以上寝かして飲みたいワインです。日本では現地価格の最低ラインよりも安い4000円前後で売られていてかなりお買い得。2004年はWine Adovocate誌ではレビューされていませんが,ワインダールでは税込み3675円とさらにお買い得。