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Date: 2016/0531 Category: グルメ
Posted by: Andy
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「銀座 篝(かがり)」に大手町店オープン、バターご飯~黒トリュフ醤油が絶品」で紹介した篝にまた行ってきました。

今回は大手町店限定だという「トリュフ魚介つけSoba」を頼んでみました。前回サイド・オーダーで頼んだ「バターご飯~黒トリュフ醤油」がとてもよかったので、トリュフを安く味わえるかなと思ったのです。
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つけ麺はスープが冷たくなってしまうのがいやなので、「あつもり」にしてもらっています。

トリュフ魚介つけSoba

来ました! 麺の上の付け合わせは前回の鶏白湯SOBAと大体同じです。一番の違いは海苔が乗っていることかな。

さっそくいただきます。

熱々の麺をスープに浸して食べてみると…魚介系の出汁がとても濃厚です。

あれ、トリュフは……?

あ、飲み込むときにトリュフの香りが軽く抜けて行きました。

前回のバターご飯~~黒トリュフ醤油と比べるとトリュフ度はかなり控えめです。隠し味といってもいいくらい。それよりも魚介系の出汁のうまみが強烈です。

とても美味しいのですが、トリュフに関してはもうちょっと欲しい感じがしました。まあ、1000円しないラーメンですから、そこまで望むのは酷かもしれませんが。

というわけでトリュフの風味を楽しみたいなら、前回の鶏白湯SOBAとバターご飯~~黒トリュフ醤油の組み合わせの方がおすすめです。1200円を超えてしまうのは難点ですが。



Date: 2016/0530 Category: グルメ
Posted by: Andy
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土曜日の朝、寝坊していたら宅配便が来て起こされてしまったのです。で、届いたのがこんな箱。
こんな箱がきた

横のカップヌードルは大きさ比較用ね、念のため。
中を開けると
ソルティバニラ&キャラメルとバニラ
ハーゲンダッツのアイスがなんと12個も! うち6個は6月7日に発売するというソルティバニラ&キャラメルです。先行体験のモニターに当選したのでした。


私、実は(というほどのことではないですが)塩キャラメルが大好きです。
塩キャラメル
これはフランスのですが、とても美味しかった。また食べたい。

普段は森永の塩キャラメル食べています。これもまあまあ美味しいんだけど、一粒が小さいのか、口の中で大事に溶かしているのにすぐになくなってしまうのがちょっと残念なところ。

というわけで、塩キャラメル味のアイス、とても楽しみでした。
さっそくいただきます。
ソルティバニラ&キャラメル

蓋にも塩キャラメルが描かれています。いいですね。

一見バニラ

開けると一見バニラです。

下にはキャラメルが

すくってみると、下からキャラメルが出てきました。みかけだとキャラメル感が少ないようですが、食べてみるとキャラメル感かなり濃いです。森永の塩キャラメルよりもキャラメルしているかも。

バニラにロレーヌ岩塩が使ってあって、濃厚だけど甘ったるくならないのが塩キャラメルのいいところです。

1個食べたら、かなり満足感高いです。森永の塩キャラメルにすると4つくらい食べたような感じ。

というわけで、塩キャラメル好きな人は、ぜひお試しくださいませ。6月7日から期間限定だそうですよ。
Date: 2016/0529 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋にロアーの2014年ものが入荷しています。シャルドネ、ピノ・ノワールはもちろんのこと、めったにみないヴィオニエまでもが入っています。

ヴィオニエは生産量わずか132ケース。日本への輸入は9ケースだそうです。

シャルドネとピノ・ノワールはいずれもサンタ・ルシア・ハイランズのAVAもの。とはいえ、ロアーのオーナーであるゲイリー・フランシオーニの畑のブドウ100%ですから、内容的には単一畑ものと同レベルです。

Date: 2016/0529 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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IPOB活動終了についての質問回答第2段はヴァーナーのボブ・ヴァーナーとリオコのマット・リックライダーです。リオコはIPOBの中心的ワイナリーの1つであり、2014年にもラジャ・パーと来日してIPOBについてセミナーを開催していました。

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【ボブ・ヴァーナー編】
――IPOBは失敗だったと思いますか?
まったくそうは思わない。IPOBの様々なイベントを通じて、カリフォルニアのシャルドネとピノ・ノワールがカリフォルニアにおける畑を表現するように表現できるようになってきたことを伝えられた。2016年にはロンドンのイベントとProwein(デュッセルドルフで開かれたワイン業界イベント)にIPOBとして参加しましたが、どちらも非常によく受け入れられたし、来場した人の多くはカリフォルニアでバランスの取れたシャルドネやピノ・ノワールが作られていることを知らなかった。

――今がIPOBをやめるいいタイミングだと思いますか?
いつやめるかという問題については様々な要素が絡んでいると思う。自分としてはジャスミン・ハーシュとラジャ・パーの判断を尊重したい。彼等は今が別の方法で議論を続けるタイミングになったと考えたのだろうと思う。

――この5年間で「バランスがとれた」ワインを飲む人は増えましたか?
バランスが取れたワインを飲みたいと思う人が増えたのは間違いない。このトレンドはIPOBということではなくしばらく前からあったと思う。

――IPOBに参加した目的は何でしたか?
僕ら兄弟(ヴァーナーは双子の兄弟で運営)は、僕ら自身や僕らのワインを米国や世界中の人たちに紹介できると思って参加した。日本では多くのすばらしい人に会えて特に楽しかった。

――昨年の日本ツアーのあと、日本での認知は進みましたか?
日本でのイベントの後で特に変わったとは思わない。それ以前からバランスが取れたワインだと思われていたと思うからだ。ただ、多くの人達が我々のワインを知ってくれたとは思う。

――IPOBがなくなった後、バランスが取れたワインの啓蒙活動をどのようにしていくつもりですか。
僕らは今後も多くの人達が僕らのワインを味わう機会を持って行きたいと考えている。そして、僕らのワインが本当にバランスが取れていれば、そのメッセージはみなに伝わると思う。
ボブ・ヴァーナー

【マット・リックライダー編】
――IPOBは失敗だったと思いますか?
IPOBはまったくもって失敗ではない。東京、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、コペンハーゲンにいたるまで、世界中の最高のワインリストを見ればそれがわかる。IPOBのワイナリーが最高のリストにおけるカリフォルニアのシャルドネやピノ・ノワールで主流になっている。

――今がIPOBをやめるいいタイミングだと思いますか?
一番いいときにやめるというのは、信じられないほどのパワーが必要だ。エル・ブリやペイトン・マニング、レッド・ツェッペリンを見ればわかるだろう。

――この5年間で「バランスがとれた」ワインを飲む人は増えましたか?
もちろん。前述のように、世界の重要なワイン・マーケット、特にニューヨークの一番いいレストランのリストを見ればそれがよくわかる。5年前はニューヨークのレストランではそもそもカリフォルニアワインが置いてなかった。今ではIPOBのワインが置かれるようになっている。

――IPOBに参加した目的は何でしたか?
リオコは毎年参加してきたが、それは数の力を信じているからだ。リオコだけを東京の数人のバイヤーに見せるのと、同じ志を持つ20数個のワイナリーを数百人のバイヤーやジャーナリストに見せるのでは全く違う。そのミッションはカリフォルニアにおけるバランスが取れたワインについて議論を始めることであり、実際に多くのワイナリーがそれを既に達成できていることだ。今や世界がそれを知ったので、ミッションは達成したと言える。

――昨年の日本ツアーのあと、日本での認知は進みましたか?
はい。日本での販売は増えたし、リオコのワインが日本とカリフォルニアの間のANAのフライトすべてに乗っている。

――IPOBがなくなった後、バランスが取れたワインの啓蒙活動をどのようにしていくつもりですか。
今後もそれぞれソムリエやバイヤー、ジャーナリストに味わってもらう機会を作りたい。
マット・リックライダー



Date: 2016/0528 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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昨年のIPOB日本ツアーの際にお会いしたワイナリーの方々に、IPOBの解散について質問してみました。どれだけ回答が返ってくるかわかりませんが、その都度、報告したいと思います。

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最初に返ってきたのはスティーブ・マサイアソン。2014年にはSFクロニクルのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したほどの才人です。

スティーブ・マサイアソン

IPOBの解散は確かに悲しいニュースだった。だけど、IPOBの主目的は達成できたという点については同意している。この5年で非常に多くのことが変わった。ほとんどがいい方向への変化だ。

――IPOBは失敗だったと思いますか?
IPOBは目覚ましい成功だった。カリフォルニアのテロワールにおいてリッチでアルコール度数が高いワインだけでなく、うまみやミネラルがあり、フレッシュな味わいでアルコール度数が中庸で熟成によってよくなっていき、食事に合うワインができるということ、そのように非常に多様なワインが作られるという一部の人達が忘れていたことを思い出させてくれた。

――今がIPOBをやめるいいタイミングだと思いますか?
IPOBはとても小さな団体で、予算も少なく、運営しているのは、自らの生計もたてていかないといけない忙しいワイナリーの人たちだ。できることには限りがある。IPOBは議論を始めるのを手助けした。まだいろいろなことができただろうが、そろそろ運営の人たちがほかのことに目を向けるタイミングだということだろう。

――この5年間で「バランスがとれた」ワインを飲む人は増えましたか?
もちろん。バランスがとれたワインへの認知と愛好は爆発的に増えた。

――IPOBに参加した目的は何でしたか?
私は自分のワインのニッチなマーケットを探すのに苦労していた。そこでIPOBに参加すれば、その波に乗れるのではないかと考えた。そして、カリフォルニアでバランスが取れたワインのために奮闘しているワイナリーがあることを知ってもらう活動に参加したいと思ったのだ。

――昨年の日本ツアーのあと、日本での認知は進みましたか?
はい。ただ、これは一気に進むものではない。業界やワインの専門家にはよく届いたと思う。しかし一般のコンシューマーにまでそれを広げるのには時間がかかる。

――IPOBがなくなった後、バランスが取れたワインの啓蒙活動をどのようにしていくつもりですか。
まずは、自分のワインをバランスの取れたものに作るのが一番。そしてワインがそれ自身で語ってくれるようになると思う。

ご回答ありがとうございました。
Date: 2016/0527 Category: グルメ
Posted by: Andy
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先日、リトライの会に出たときに、同席した方が「カリフォルニアワインガーデン(CWG)はよかった」という話をしていました。今はシャトー・イガイタカハで知られている杉本さんが、2002年から2012年まで麻布十番で開いていたレストランです。

CWGの料理

確かに、料理は美味しかったし、持ち込みもできたし、もちろん置いてあるワインも素晴らしかったです。

その方はそれに代わるレストランがないと嘆いていたのですが、東京(あるいは関東)で、カリフォルニアワインが飲めて料理が美味しいレストランというとどこがあるのでしょうねえ。

僕自身はあまり外食はしないですし、ワイン会のときはカリフォルニアワインとは関係ない店ですることが最近は多い(神田のヴィラ ドゥーエとか、新橋のピアット デル ベオーネあたりが定番でしょうか)ので、あまりレストランは分かりません。

関西だったらWassy'sさんのスープル(その方も関西いったら必ずスープルに行くと言っていました)がありますが、関東・東京だとどこでしょう?

個人的に気になっているのは千葉和外さんのルエ ヴェル ロールです。

ここがお薦めというレストランがあったら教えてくださいませ。
Date: 2016/0526 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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コパンのピノ・ノワール ウェンツェル・ヴィンヤードが終売で特価になっています。インポーターの希望価格9200円が5000円(税抜き)。廉価版のトゥス・アンサンブルのピノ・ノワールでも5000円近くしますから大特価です。

ただ、コパンが日本の市場から消えてしまいそうなのは寂しいなあ。個人的にはシラーのトゥス・アンサンブルもお薦めです。

Date: 2016/0526 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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リッジといえば、ちょうど40周年を迎えたパリ・テイスティングに参加していた実力派ワイナリーであり、ジンファンデルの単一畑や古木を使ったワインでもパイオニアです。そのリッジがジンファンデルの伝統を追い求めるべく新たな試みを始めています(Extending Zinfandel’s California Legacy – 4488: A Ridge Blog)。

モンテ・ベッロ

ジンファンデルの祖先を巡っては、当初イタリアのプリミティーボ説が有力であり、1990年代には遺伝子的に同じであることがわかりました。ただ、実際の祖先はイタリアではなくクロアチアであることが10年ほど前の研究で明らかになっており、Pribidrag(プリビドゥラッグ)という名前のブドウが祖先であるということになっています。

リッジはこのプリビドゥラッグの枝をクロアチアから輸入し、モンテ・ベッロの畑に植えました。

今後このブドウがどう育っていくのか興味深いです。
Date: 2016/0525 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ドン・シャペレー
ナパのプリチャード・ヒルを世界でも最高のカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出す土地として有名にした立役者であるシャペレー(Chappellet)。その創設者であるドン・シャペレーが84歳で亡くなりました(Pritchard Hill Pioneer and Chappellet founder Donn Chappellet Dies ...)。

ドン・シャペレーはロスアンゼルスでコーヒーの自動販売機の会社を興し、全米で3位にまで育てました。その後1967年にナパに移住し、ワイナリーを始めました。

プリチャード・ヒルという名前はシャペレーが権利を保有しており、そのためワインにプリチャード・ヒルの名前を付けられるのはシャペレーだけになっています。

シャペレーのフラグシップであるカベルネ・ソーヴィニヨンはWine Advocate誌では最高99+、Wine Spectatorでは最高96点と高く評価されています。2007年から2009年は連続してWine Spectatorで年間トップ30に入っています。

シャペレーは家族経営を続けており、現在は息子のシリルが後を継いでいます。

まだナパのヴァレー・フロアでさえ十分に開発されていなかった1970年代にプリチャード・ヒルを開拓したというのはまさにパイオニアだと思います。ご冥福をお祈りします。
Date: 2016/0524 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Date: 2016/0524 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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バランス追求派のワイナリーグループ「IPOB」(In Pursuit of Balance)が2016年内で活動を終了することになりました。創設者であるラジャ・パー(Rajat Parr、サンディ、ドメーヌ・ドゥ・ラ・コート)とジャスミン・ハーシュ(Jasmine Hirsch、ハーシュ・ヴィンヤーズ)が発表しました(In Pursuit of Balance to Cease Operations at the End of 2016)。

IPOBは2011年に結成されました。いわゆるパーカニゼーションされたような濃くてパワフルなワインへのアンチテーゼとして、アルコール度数が低く、食事に合わせやすいワインを作ることを提唱し、賛同するワイナリーを集めました。参加を希望するワイナリーは年に1回、サンプルを提出し、IPOBだと認められたワイナリーだけが参加できるという形でグループを運営してきました。

また、サンフランシスコを始めとして各地でテイスティング・イベントやセミナーを開催してカリフォルニアにおけるバランス追求派の動きをPRしてきました。日本では2015年の春に大阪と東京でセミナーとテイスティング・イベントを開いています。また、今年は初めて欧州(ロンドン)でセミナーとテイスティング・イベントを開きました。

ジャスミン・ハーシュは、「IPOBができるまでは、バランスについて人が語ることはほとんどなかった。我々は皆が公の場でバランスについて議論するようになるといったことを達成した」とIPOBの活動をやめる理由を説明しています。

なんだか今やめてしまうのはもったいないし、まだまだ啓蒙活動は必要な気がしますが…。

最後の公の活動としては、11月にサンフランシスコでテイスティング・イベントを開催します。

関連記事:
IPOB解散――メンバーはどう受け止めたか(スティーブ・マサイアソン)
IPOB解散――メンバーはどう受け止めたか(ボブ・ヴァーナー、マット・リックライダー)
IPOB解散――メンバーはどう受け止めたか(ニック・ペイ)

以下は昨年の東京での写真からの抜粋です。
IPOBセミナー


テイスティング会場

ジャスミン・ハーシュさんへのインタビュー
Date: 2016/0523 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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昨年12月に「リトライのシャルドネ/ピノ・ノワールを9種類試飲、個人的ダントツトップはやはり…」という記事を書きましたが、その続編?として再びリトライの会に参加してきました。

今回は白が3種類2014年、ピノ・ノワールが4種類でいずれも2013年です。
5月21日のLittorai

ちょっと珍しいのが白のシュナン・ブラン ヘイヴン・ヴィンヤード2014。ワイナリーのサイトにも載っていないワインです。第一印象は酸が勝った感じなのですが、だんだんそれが落ち着いてくるとミネラルというか塩っぽいニュアンスとか、オレンジの風味とかが出てきてなんだか癖になる味わい。一口目から圧倒するようなワインではないですが、ついついお代わりしたくなるワインでした。

残りの白はシャルドネでTributary VineyardとMays Canyon Vineyard。Tributary Vineyardはかなり酸が強く、これも「ミネラル」を感じるタイプのワイン。Mays Canyonはそれよりも丸さを感じるシャルドネでした。

どちらのシャルドネも最初は少し閉じた印象がありましたが、時間が経つとだんだん開いてきました。最低1時間くらいはかけてゆっくり飲みたいワインです。

ピノ・ノワールはセリース(Cerise)、メイズ・キャニオン(Mays Canyon)、ピボット(Pivot)、ハーシュ(Hirsch)の4種。いずれも前回2012年のものを試飲しています。

セリースはこの中では一番薄旨タイプ。果実味で押してくるワインではありませんが、骨格は意外としっかりしています。2012年より好印象だったかも。

メイズ・キャニオンは鰹節のような旨味を強く感じるピノ・ノワール。これも2012年より好印象。

ピボットはやわらかな味わいで、後から酸を感じます。すごい特徴的なワインというわけではないのですが、ずっと飲んでいたいような安心して飲めるワインでした。

最後はハーシュ。前回はハーシュが他を圧倒している感がありましたが、今回はそこまでの印象ではありませんでした。若干ジャミーで、酸が2012年よりも弱かったような気がします。それでもどれが好きかと言われれば、僕はやっぱりこれが好き。この日のワインの中でもこれが一番最初にボトルが空きましたので、やっぱり訴えかけるものがあるのでしょう。

2012年はセリーズが薄旨組、メイズ・キャニオンとピボットが中間組、ハーシュがやや濃い組という感じでした。今回はセリーズとメイズ・キャニオンが薄旨組、ピボットとハーシュがやや濃い組と、組分けの印象が少し変わった感じがしました。面白いものです。
Date: 2016/0522 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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フィリップ・メルカ初来日セミナーの続きです。

前半は「フィリップ・メルカ初来日、昼夜の寒暖差が少ない畑のメリットとは?

前半ではナパのメティス、ソノマのメケラを説明しました。ちなみに自社畑はナパのモンブルーとソノマのメケラの2つと言っていました。

メルカの第3のワインがマジェスティック(Majestique)。現在はパソ・ロブレスのシラーとフランスのサンテミリオンのワインがあります。パソロブレスのパデレフスキー・ヴィンヤード(Paderewski Vineyard)は、表土近くから石灰岩がある、カリフォルニアでは貴重な石灰岩の地層があります。

サンテミリオンのワインは、サンテミリオンで醸造、瓶詰めまで行い、米国に輸入して販売しているそう。日本には輸入されていません。

最後のワインがCJ。ワイナリーを始めた1996年に生まれた長女のクロエ(Cloe)と、その2年後に生まれた長男のジェレミー(Jeremy)の頭文字を取ったワイン(カベルネ・ソーヴィニヨン)。これだけは複数の畑のブレンドになっています。メインになるのはナパのソーダ・キャニオンにある2つの畑。ソーダ・キャニオンはAVAではなく、スタッグス・リープとアトラス・ピークに挟まれたあたり。若いうちから飲みやすいワインを目指しています。
今回のワイン
さて、メルカのワインというと前回も書いたように「眼」のデザインが強烈な印象ですが、以前は上の写真の一番右のようなラベルでした。

メルカの眼

現在のラベルに変えたのはマーケティング的な理由だとのこと。シカゴのデザイン・ハウスから提案を受けて採用したそうです。写真を撮ったときはシカゴで飲み過ぎていて、二日酔いだったとのこと。

眼のデザインには2つの意味が隠されています。1つはメルカが隅から隅まで目を行き届かせて作ったワインであること。もう1つはメルカが見る将来のビジョンを表しています。

また、このラベルにしたことで、それまではメティス以外のワインがメルカのワインであることをアピールしにくかったのが、だれが見てもメルカのワインだと分かるようになったという副次的な効果もあったそうです。

奥さんのシェリーさんは「クレイジー・アイボール」(笑)と言っていましたが、良きにしろ悪しきにしろ、とにかく印象に残り覚えてもらえるのは事実だそうです。

正直、これまでこのラベルで敬遠していた面がないわけでもなかったのですが、今回のセミナーでそれは払拭されました。また、フィリップ・メルカ本人はラベルと比べて非常に穏やかで優しい方でした。

さて、いよいよ試飲です。

最初は唯一の白ワイン。メケラのプロプライエタリー・ホワイトです。ソーヴィニヨン・ブランが97%で残りはミュスカデル。

これは、これまでのソーヴィニヨン・ブランの常識を覆すようなワインでした。驚くほどに濃厚で香気高いワイン。ヴァニラやライチの風味を感じます。果実の甘みと酸が一体となってうっとりするよう。余韻がすごく長いワインです。

このワイン、リーからエキスを十分に抽出できるように細長い(葉巻型と呼んでいました)特別な樽で熟成させています。

素晴らしいワインですが、価格も3万円も極めて高いです。メルカが作るもう1つのハイエンドのソーヴィニヨン・ブランであるレイルのジョージアと飲み比べてみたく思いました。

2番めは同じメケラのプロプライエタリー・レッド。2012年はWine Advocate誌で98点とメルカのワインでは過去最高評価を得ています。カベルネ・フランが51%、メルローが49%。シュヴァル・ブランを意識して作っているワインだそうです。

非常にシルキーでふくよかなワイン。若いワインでタンニンもしっかりとしているのですが、尖ったところをまるで感じさせないワイン。これは素晴らしいです。

と、いきなり最初の2つのメケラでノックアウトされてしまいました。

3番めはCJ。非常にきれいなワインで、若いうちから飲みやすい味わい。スパイスの風味もあり、高級感ある味わいです

4番めはマジェスティックのシラー。1/5だけ除梗なしで作っているそうです。意外なほどタニックで引き締まった味わい。カリフォルニアのシラーっぽくはなく酸が伸びてくる感じがします。

5番めはメティスのジャンピング・ゴート。2012年はカベルネ・ソーヴィニヨンが62%でメルローが27%、プティ・ヴェルドが11%という構成。セパージュの比率は年によってかなり変わるそうです。カベルネ・ソーヴィニヨン系としてはかなりエレガントで赤系の果実をかなり強く感じます。タンニンも強く、数年熟成させてから飲みたいワインです。

6番めは今回特別に提供された2006年のメティス。83%がカベルネ・ソーヴィニヨンということでブルーベリーなど青系の果実を2012年よりは強く感じました。とてもきれいに熟成しています。

試飲のワイン

今回はメティスも美味しいのですが、それ以上に最初のメケラの2本でクラクラきてしまいました。



Date: 2016/0521 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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JALのファーストクラスのワインとしても採用されたシャトー・イガイタカハの「園」。Vin du 268で限定12本が送料無料です。

Vin du 268楽天ウェブサービスセンター
[2014] シャトー・イガイタカハ ソノ ピノノワール サンタリタヒルズ Ch.igai Taka… …
10692円(税込み,送料込み)
Ch.igai Takaha Pinot Noirのフラッグシップ 2014年を12本のみご紹介 しかも10%OFF すみません、お一人様1本限りで ピノ・ノワールというブドウからだけでここまでの味わいが生み出せることに一つの驚きと感動を隠せない。 タイプ…


シャトー・イガイタカハの一気試飲、「侍」「園」はさすがの美味しさ、「美夜」のパワーにビックリ」で試飲レポートを書いていますが、文句なしの美味しさのピノ・ノワールです。

サンタ・リタ・ヒルズの最良のピノの1つと言っていいと思います。

Date: 2016/0521 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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無人のヘリコプター、いわゆるドローンの技術では米国が進んでいる印象がありますが、こと産業用、特に農業用のものに関しては日本の方がはるかに使われています。

2015年にようやく農薬散布などに無人ヘリコプターを使うことが認められた米国で、その実用の最初の基点としてナパが選ばれ、ヤマハ発動機がオフィスを構えました(Napa gets first U.S. crop-spraying drones | North Bay Business Journal)。

RMAX

初回としてはSilverado Farming Companyという会社の依頼で防カビ剤を散布しました。今は実証実験の段階とのことで、UC Davisの研究者が様々な測定をおこなっているようです。

日本の技術がナパで役立つといいですね。
Date: 2016/0520 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパでも有名なワインメーカーの一人であるフィリップ・メルカ(Philippe Melka)がチェリー夫人とともに初来日しました。前後編でセミナーと試飲をレポートします。

(メルカの経歴についてはワインメーカーの系譜(9)――フィリップ・メルカ「アメリカンドリームを目指してフランスを飛び出す」 を参照)
フィリップ・メルカ夫妻

今では約20ものワイナリーのコンサルタントをしているというメルカですが、今回は自身のワイナリーであるメルカ・ワインズのワインを中心に解説をしました。

セミナー中

ボルドー出身のメルカは、ボルドーでシャトー・ペトリュスなどで働き、ペトリュスのオーナーであるムエックスによって、ドミナスで働くためにカリフォルニアに派遣されました。

奥さんのシェリーはカリフォルニアのリッジなどで働いていましたが、二人は結婚し、1996年にメルカ・ワインズを始めています。メルカ・ワインズの精神としてはカリフォルニアのワインにフランスのスピリットやフィロソフィーを入れたワインを作ることだそうです。

メルカのワインは大きく4つにわかれています。メインになるのがメティス(Metisse)。ナパの単一畑でテーマカラーはブラウン。メケラ(Mekerra)はソノマのナイツ・ヴァレーのワイン。テーマカラーはブルー。マジェスティック(Majestique)はそれ以外の地域で、現在はパソ・ロブレスのシラーとフランスのサンテミリオンがあります。

このほか、子供の名前の頭文字を取ったCJというワインがあり、メルカの中では一番の普及ラインになっています。こちらはナパのソーダ・キャニオンのブドウを使っています。

メティスは現在ナパの二つの畑から単一畑のボルドー系ブレンドを作っています。ジャンピング・ゴート(Jumping Goat)はセント・ヘレナの西側の斜面、スポッツウッドの隣にあります。川が近く、ボルドーのグラーヴのような石ころ混じりの土壌があることが、ここを選んだ理由。フランス流にブドウの木を密植させています。また、ここはセント・ヘレナのダウンタウンから近く、ボルドーの街の近くにあり、街の熱で夜間の気温が上がるというオーブリオンの環境にちょっと似ているそうです。

もう一つのモンブルー(Montbleu、フランス語っぽい名前ですが、奥さんの旧姓だそう。自分よりフランスっぽい苗字だったとメルカ氏は笑っていました)。ここは自社畑で、隣接した土地に現在ワイナリーを建築中だとのこと。ここは2012年から醸造と新しい畑で、最初の年はわずか80ケースしかできなかったとのこと。ここは火山性の地層で、ガラスのようなキラキラした成分を含んでいるとか。かつては先住民族が、そのガラスで装飾品をつくっていたそうです。水の層が深く、根も深く張るので、ほとんど灌漑なしの栽培ができるそうです。ここもセント・ヘレナですが、谷の東側で軽い西向き斜面になっています。

二つめがメケラ。ソノマのナイツ・ヴァレーといえばピーター・マイケルが有名ですが、それよりもさらに標高が高いところにある畑です。標高750mというからかなり高いところですね。小さな畑ですが、粘土質の土壌と火山性のところがあり、粘土質にはソーヴィニヨン・ブランやメルローを、火山性の土地にはカベルネ・フランやシャルドネを植えています。

ここの畑の特徴は昼と夜の温度差が小さいこと。霧が届かない土地なので、夏の朝7時に20℃くらいと、比較的高い気温です。標高が高いので、昼間はさほど温度が上がらず、夜も下がりません。ブドウの実が一定のスピードで熟成するので、ピンポイントで収穫日を決められるとか(収穫日は1日ずれてもダメだそうです。大学で収穫日の研究をしたそうで、このあたりはかなりこだわりがありそうでした)。

よく、「この畑は昼夜の寒暖差が大きくて、ブドウが酸を保ったまま成熟する」などといった話を聞きますが、寒暖差が少ないことを「売り」にするのは珍しいと思います。この点については「どちらがいい悪いではなく、スタイルの違い」だとメルカは言います。温度差がある方が濃いワインにはなるようです。メルカの目指すエレガントなスタイルには、こちらの方が合っているのかもしれません。実際メケラのワインは素晴らしかったので(詳しくは後編で)、こういうスタイルもあるのだなと勉強になりました。カベルネ・ソーヴィニヨンではなくメルローやカベルネ・フランであることも関係するのかもしれませんが、その点については質問できませんでした。

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さて、メルカのワインというとラベル上部の「眼」が印象的です。2007年から採用しているこのラベルの眼はメルカ自身のものですが、メティスが茶色い眼なのに対して、メケラはブルーの眼になっています。メケラのテーマカラーであるブルーに合わせて加工したのだそうです。

眼の話は後編で、もっと詳しく取り上げます。

サインをするメルカさん
おまけで、船橋・山城屋の積田さんがSFジャイアンツのジャージにサインをもらっているところです。山城屋さんのサイト「Cheers!カリフォルニアワイン」にはジャージの写真がたくさん載っていますが、サインをしているところの写真はレアではないかと。
Date: 2016/0520 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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オーパス・ワンが生産量倍増などの許可を得ました(Opus One wins expansion approval | Local News | napavalleyregister.com)。住環境への影響なども取りざたされていましたが、まずはめでたしといったところです。
Opus One

オーパス・ワンが許可を得ている生産量は11万ガロン。しかし近年は17万ガロンも生産している年もありました。今回は25万ガロンまでの製造許可を得ています。

このほか8万平方フィートのワイナリーを5万1906平方フィート拡大する許可も得ています。さらにビジターの数も現在の週最大1200名から1450名に増やすとのこと。

これらの変化により、交通渋滞などナパの住環境に悪影響を与える可能性があります。今回は、大きな変化はないということで許可されましたが、塵も積もれば山となるで、どこで許可と非許可の線引きをするのかは難しい問題です。
Date: 2016/0519 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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コパンのジャクソン・ファミリーへの売却がニュースになったと思ったら、翌日にはナパのファー・ニエンテ・グループが株式の大半をGIパートナーズという投資家グループに売却すると発表がありました(Winery Sales Continue at Brisk Pace - Wines & Vines)。売却額は120億ドル!
Far Niente
ファー・ニエンテ・グループは、高級なカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを作るファー・ニエンテ(Far Niente、3万ケース)のほか、単一畑のカベルネ・ソーヴィニヨンに特化したニッケル&ニッケル(Nickel & Nickel、2万ケース)、デザートワインのドルチェ(Dolce、1500ケース)、ソノマでピノ・ノワールとシャルドネを作るアンルート(EnRoute、1万ケース)、ナパでカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドにこだわるベラ・ユニオン(Bella Union)があります。今回はこれらすべてが対象になります。

創設者のジル・ニッケルの家族などはワイナリーに残ります。

相次ぐワイナリーの買収ですが、経営がうまくいかずに売却したというところはあまりないようです。後継者の問題だったり、流通業者の合併により、ワイナリー側にも規模が必要になってきたり、といった要因があります。

流通の問題はかなり重要なようで、昨年クロ・ペガス、スワンソン、BRコーン、ヴィアンサなどを買い取ったヴィンテージ・ワイン・エステートのパット・ローニーによると、「150万ケースでも流通業者にとっては十分な量とは言えない」そうです。

昨今、消費者への直売が増えていることが話題になっていますが、流通業者を通さない、こういった販売を中心にするワイナリーには興味が無いと、パット・ローニーは語っています。

また、買う側にとってはカベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワールで名前が売れたワイナリーは喉から手が出るほどほしいようです。自力でブランドを確立するのがかなり大変な領域だからです。

といったようなことで、今後もワイナリーの買収ニュースは続きそうな雰囲気です。
Date: 2016/0518 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマを中心にケンダル・ジャクソンを初めとした数多くのワイナリーを所有するジャクソン・ファミリー・ワインが、アンダーソン・ヴァレーを中心に良質なピノ・ノワールやシラーなどを作るコパン(Copain)を買収することが判明しました(Jackson Family Wines purchases boutique winery Copain - SFGate)。

コパンのウェルズ・ガスリーさん

ジャクソン・ファミリーはコパンのブランドと在庫を購入し、ワイナリーと畑は対象になっていません。コパンのワインメーカーであるウェルズ・ガスリー(上の写真)はジャクソン・ファミリーの社員となり、ワイナリー設備をジャクソン・ファミリーにリースする形でワインを作ります。ブドウについてもジャクソン・ファミリーに売る契約になっています。

ジャクソン・ファミリーはピノ・ノワールのプロデューサーとして以前からラ・クレマを持っており、2015年にはシドゥーリを買収しています。2016年になってからもオレゴンのペナー・アッシュを買収しており、近年ピノ・ノワールに特に力を入れています。コパンはこれらの中でもハイエンドの位置づけになります。

コパンについては
Copain Wines: 様々な地域のブドウから優秀なシラー、ピノを作る
IPOBミニインタビューその2――ウェルズ・ガスリー/コパン・ワインズ
もご覧になってください。
Date: 2016/0517 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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シリコン・バレー・バンクと、ワイン・ビジネス・マンスリーによるテイスティング・ルームについての調査結果が出ています(Tasting Room Survey Discloses Disparities - Wines & Vines)。

JOH_8778

839ものワイナリーが回答したこの調査によると、ワイナリーの売上の約6割が消費者への直接販売によるもの。年間生産量が2500ケース未満の小さなワイナリーではこれが74%以上になり、逆に25万ケース以上のワイナリーではわずか15%にとどまっています。

消費者への直接販売のうち47%はテイスティング・ルームでの販売、33%はメーリングリスト・メンバーへの販売などとなっています。

このほか、ナパでは一人あたりの平均売上が246ドルなど、いろいろな数字が出ています。
Date: 2016/0516 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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優勝賞金2万ドル、さらに8万ドルの予算を使ってワインが作れる権利がもらえるというワインメーカーにとっては夢の様なコンテストが開催中です(The Truth About Wine Winemaker Fantasy - Win a $20k prize plus $80k in funding to make your dream wine - The Truth About Wine)。

Trophy Image
Image courtesy of AscensionDigital at FreeDigitalPhotos.net

応募は簡単で、2分以内のビデオを投稿するだけ。優勝者3名が選ばれ、最新設備のワイナリーでやりたいようにワインが作れる権利をもらえます。

どうしてこんなことができるのかというと、いわゆるクラウドファンディングみたいなもので、このサイトのサポーター(エンジェル・インヴェスター)が9万人以上おり、彼等が毎月40ドルをサイトに支払っているのです。それを原資にして、才能あるワインメーカーを選んでワインを造らせようというものなのです。

応募は日本からも可能です。ただし英語に堪能であることは必要です。

われこそはと思うワインメーカーはぜひ挑戦を。
Date: 2016/0515 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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IPOBの中心的ワイナリーであり、サンタ・バーバラで高品質なシャルドネとピノ・ノワールを作るサンディ(Sandhi)から、オーナーのチャールズ・バンクスが離れました(Santa Barbara Pinot and Chardonnay Star Sandhi Wines Finds New Owner | News | News & Features | Wine Spectator)。

新しいオーナーは、サンディのワインメーカーであるラジャ・パー(Rajat Parr)とサシ・ムーアマン(Sashi Moorman)、それからテキサスのベンチャー・キャピタリストであるスティーブ・ウェブスター。ウェブスターはオレゴンのイヴニングランドのオーナーでもあり、バンクスとラジャ・パー、サシ・ムーアマンはそちらにもかかわっていました。バンクスは、イヴニングランドからも手を引くことになり、完全に袂を分かつ格好になります。

Rajat Parr
Sashi Moorman
Date: 2016/0514 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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モンダヴィ一族は大きく分けると、ロバート・モンダヴィの長男であるマイケル・モンダヴィ、次男のティム・モンダヴィ、そしてロバートの弟で先日なくなったチャールズ・クリュッグ(Charles Krug)のピーター・モンダヴィの子供や孫たちと、3系統あります。

この中でも一家の団結力が強いのがピーター・モンダヴィ系。現在チャールズ・クリュッグのオーナーであるマーク(Marc)・モンダヴィには4人の娘がおり、それぞれワイン業界で活躍しています。例えば次女のアリシア(Alycia)が作るAloftなど…。

そして、この4人が協力して作っているのがダーク・マターというワイナリーです(Dark Matter Wines)。
Dark MatterのWebサイト

オドロオドロしいデザインですが、作っているワインはしごくまっとう。カベルネ・ソーヴィニヨンとジンファンデルを、家族の畑のブドウから作っています。畑の管理は有名なジム・バーバー(Jim Barbour)。

ワインメーカーを務めるのは長女のアンジェリナ。アンジェリナはマイケル・モンダヴィの息子のロブとFourth Leafというワイナリーもやっています。

ただし、生産量は非常に少なくカベルネ・ソーヴィニヨンで85ケース。入手はかなり困難なワインのようです。

モンダヴィ一族のワインは、ずいぶん増えてややこしくなったので、一度整理しないといけないですね。
Date: 2016/0513 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Rose Wine in iittala Glasses
カリフォルニアのロゼを10本紹介する記事がデカンター誌に出ていました(Ten of the best California rosé wines)。

ワイナリーベースで見ると、サンディ(Sandhi)、アルノー・ロバーツ(Arnot-Roberts)、クッチ(Kutch)、ベッドロック(Bedrock)、ハイツ(Heitz)、マサイアソン(Mattiason)と、日本に入荷しているワイナリーが多く入っていますが、残念ながら、ロゼで入荷しているものはなさそうです。

Ultramarine, Sparkling Rosé of Pinot Noir 2011
Sandhi, Sparkling Pinot Noir Rosé 2012
County Line Vineyards, Rosé 2015
Arnot-Roberts, Rosé 2015
Belharra, Rosé of Syrah 2015
Kutch, Pinot Noir Rosé 2015
Bedrock Wine Co., Ode to Lulu Old Vine Rosé 2015
Cenyth, Rosé 2015
Heitz Cellar, Grignolino Rosé 2015
Matthiasson, Rosé 2015

特に冒頭のスパークリング・ロゼ2本が気になります。中川ワインさん、お願いします(ほかのも合わせて)。
Date: 2016/0512 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国のソムリエなどが訪れるべき国内のワイン栽培地域11選を選んでいます(AMERICA'S BEST WINE REGIONS TO VISIT, RANKED BY SOMMELIERS)。
IMG_4230 Ridge Winery, Sonoma County, CA
選んだのは以下の面々。

Heath Porter, owner/operator of Uvaggio, one of Miami’s best wine bars
David Boyle, head sommelier at Chandlers Steakhouse (the best steakhouse in Idaho!)
Wes Narron, chief wine ambassador of City Wine Tours in Boston and New York City
Brian Grandison, head sommelier at Hakkasan at the Fontainebleau Miami Beach
Ryan Robinson, sommelier at Ruth's Chris Steak House
Patrick Olds, sommelier at the Four Seasons St. Louis
Daniel Toral, wine director at 50 Eggs, Inc. restaurant group

カリフォルニアではソノマが3位、ナパは4位とソノマの後塵を拝しました。

1位、2位はどこかというと、ニューヨークのフィンガーレイクとオレゴンのウィラメット・ヴァレー。

このほか6位はサンタ・バーバラ、9位がパソ・ロブレスとカリフォルニアが入っています。

逆に言うと11位中カリフォルニア以外が7つあったわけで、ちょっとびっくりしました。カリフォルニアももっと頑張って欲しいです。
Date: 2016/0511 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Eighty Four Wine

シェーファー(シェイファー)のダグ・シェーファーとワインメーカーを長年勤めているイライアス・フェルナンデスが作ったワイナリーが84(Eighty Four)です。独立したワイナリーというよりも、シェーファーのサブブランド的な位置づけといったらいいでしょう。

シェーファーでは扱っていないようなマイナー品種のワインを中心に作っています。今のラインナップはアルバリーニョ、プチ・シラー、マルベック)となっています。

アルバリーニョはスペイン系の白品種。2012年にカーネロスに畑を作り、2015年ヴィンテージからワインを作っています。

マルベックはボルドー系ブレンドではしばしば使われますが、ここでは100%です。2012年のヴィンテージから作っています。

プチ・シラーだけは昔からナパで作られていますが、濃いだけのワインにならないために、樽で4年、ボトルで1年熟成させてから出荷しています。2009年、2010年のものはともにWine Spectatorで94点とプチ・シラーとしては非常に高い評価です。2010年はWine Advocate誌でも90+点。25年以上熟成するとしています。

なお、84というのは二人が一緒に仕事をするようになったのが1984年だったからだそうです。

ワインはメーリングリストで買えるほか、シェーファーのワイナリーでも販売しているとのこと。
Date: 2016/0510 Category: 技術系
Posted by: Andy
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アイロボット ファン プログラムのモニターで3カ月使ったルンバとさよならしました。半ば友達のようになじんでいたので寂しいものです。結局、モノが多い我が家では留守中に予約掃除をしてもらう機能は使わなかったのですが、それでも掃除の時短には十分に役立ちましたし、テーブルの下にホームベースを置いたので、邪魔にもなりませんでした。

最後に、ルンバを使ってよくできていると思ったことと、ここがもっと良くなればと思ったことを書いておきます。

まず、よくできていると思ったことの一つ目は、バーチャルウォールの機能。付属するデバイスを置くことで、ルンバをそこから先にいかないようにする壁が作れます。これがあるので部屋ごとの掃除などが楽に指示できました。

もう一つはメンテナンス。普通の掃除機のローラーって髪の毛が絡んで取るのが結構大変ですよね。以前の掃除機はそれで結局ローラーが回らなくなってしまいました。

ルンバはゴミを集めるローラー部が下の写真のようになっています。

ローラー部
ここにブラシがないせいか、ここには毛が絡まないのです。

では毛はどこに行くのかというと、ローラーの端っこに固まるのです。

image

ローラーの端っこに毛の塊があるのがわかるでしょうか。これは簡単に取れます。
image
こんな感じに丸まっています。これはなかなか優秀だなあと思いました。

一方、良くなってほしいと思ったのは、どこを掃除したのかわからないこと。ルンバが掃除している間、別の部屋を掃除していると思いの外早くルンバが掃除をやめてしまうことがあります。そのときにどこを掃除したのか分かると安心できるのですが。

ダイソンのロボット掃除機にはそういう機能があるらしいので、ぜひルンバにも搭載してほしいと思いました。

ルンバ君、バイバイ。

Date: 2016/0509 Category: グルメ
Posted by: Andy
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銀座で行列するラーメン屋として知られており、ミシュランのピブグルマンにも掲載された「篝(かがり)」が大手町に5月9日オープンしたフィナンシャルシティグランキューブに支店を出しました。

オープン初日、混んでいるかと思ったら1時半過ぎでならびはほとんどなかったので入ってみました。

メニュー1

一番人気だという鶏白湯SOBAに、バターご飯〜黒トリュフ醤油というのを付けてみました。

メニュー2

こちらにはいろいろと食べ方の指南が。トッピング用の生姜とフライドオニオンも来ます。テーブルには様々な調味料も。ちょっと洋風のテイストがあります。

調味料類
5分ほど待って、いよいよラーメンか到着です。

鶏白湯SOBA

スープの見た目はポタージュスープのようです。野菜は、ヤマイモやベイビーコーン、三つ葉など。薄ピンクの鶏が綺麗です。女性受けしそうなビジュアル。

麺はやや細めのストレート麺

麺が見えないので手繰ってみると、やや細めのストレート麺。スープにはしっかりと絡みます。量はやや少なめでしょうか。

スープは鶏ベースですが、雑味なくかつ濃厚。濃厚な割にはくどくないのは、野菜の出汁も入っているのでしょうか。

トッピングの野菜はどちらかというと、歯ごたえの変化のためのようなきがしました。

そして鶏肉。脂身がなくしっとりと柔らか。胸肉にジックリと火を入れたのでしょうか。これもレベル高いです。

途中からはメニューに書いてある味変を試しましたが、個人的には味変しなくても、軽く食べきれます。

味変の中では生姜ですっきりさせるのが一番良かったかな。

そしてそして、サイドオーダーのバターご飯〜黒トリュフ醤油です。

バターご飯~黒トリュフ醤油

こちらも鶏が乗っています。黒トリュフ醤油は自分でかける形。

そしてこれがトリュフの香りがしっかりして美味しいのです。レンゲに黒トリュフ醤油をかけたご飯を乗せ、ラーメンのスープに浸して食べたらさらに絶品。
それだけでなく、味玉と一緒に食べると至福です。ちなみに味玉をかじって、半熟の黄身にちょっと黒トリュフ醤油かけてみたら、それだけで天国に行けそうでした。トリュフと玉子ですから合わないふずがないですよね。

サイドオーダー、ちょっと高いですが注文する価値はあります。

大手町は1時を過ぎると人がほとんどいなくなりますから狙い目かもしれません。

再訪記事もどうぞ「大手町・篝(かがり)再び、大手町限定のリュフ魚介つけSobaを食べてみた



Date: 2016/0509 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ロバート・パーカーがカリフォルニアのロウダイ地区トップの生産者として、わざわざ独立した記事まで作ったマイケル・デイビッド。そこが作る限定品(元)が日本に入荷しています。

このインクブロットシリーズは、主にブレンドで使われるマイナー品種を使って作るもので、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、タナの3品種のものが出ています。元々はメーリングリスト限定のワインだったとのこと。

2013年のものはパーカーの評価でカベルネ・フランは92点、プティ・ヴェルドが89+点、タナが90+。タナはよくしらない品種ですが、フランスの南西部で主に作られているようです。パーカーのレビューによるとタンニンも強いが、それを上回る果実味があるとのこと。2030年まで熟成するとしています。

プティ・ヴェルドはパーカーでさえ「単独で成り立つとはあまり思っていなかった」品種ですが、このワインを飲んだら信じざるをえなくなったとのこと。ブルーベリーやブラックベリー、特徴的な花の香りがあるそうです。

カベルネ・フランはパーカーによるとロウダイでこのレベルのものは初めて飲んだとのこと。10年は熟成するようです。

個人的にはカベルネ・フランがかなり気になります。どれもパワフルでリッチなワインのようなので、エレガントなのが好きという人には向かないかもしれません。

Date: 2016/0508 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパのワイントレインに4つのワイナリーでのツアーと試飲を含んだプラン「クアットロ・ヴィーノ」(Quattro Vino)が新たに登場しました(Quattro Vino - Wine Train)。

ワイントレイン

ワイントレインはナパを起点とし、セントヘレナまで往復しますが、基本は列車から降りずに中で食事やワインを楽しむ形になっています。近年は、レイモンド、ガーギッチ・ヒルズなどの中からワイナリー1つだけを見学できる(その後は列車ではなくバスでナパまで戻る形になります)ツアーができていました。

今回は、ロバート・モンダヴィ(Robert Mondavi)、チャールズ・クリュッグ(Charles Krug)、メリヴェール(Merryvale)、Vサトゥイ(V. Sattui)の4つのワイナリーでの試飲とツアーというワイナリーツアーが充実した内容になっています。

その代わりに、従来のようなフルコースの食事はつかず、食事は軽食3品のみとなっています。

また、通常が4時間コースなのに対して、このツアーは10時から16時まで6時間のツアーとなっています。

ワイントレインはこのツアーのための専用の車両を購入したとのこと。2016年6月1日から開始します。価格は249ドルからと、従来の1ワイナリーのツアーと同じです。

ツアーにいろいろな選択肢が増えるのはいいですね。
Date: 2016/0506 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国の酒販小売大手ベブモ(Bevmo!)がおとり広告を行っているとして集団訴訟されました(Is BevMo! Engaging In A ‘Bait-And-Switch’ With Wine? Suit Claims It Is)。

CBSニュースより

元記事によると、ベブモは店頭のポップで、「2012年の~~が91点」などと書いてあるのに、実際に並んでいるワインが2013年だったり、逆にポップよりも古いワインが出ているなど、ポップに表示したレイティングと販売しているワインのヴィンテージで不一致が数多くあるとのこと。同様に、様々な品評会の結果についても、販売しているヴィンテージと違うケースが多々あるそうです。

元記事の映像にある店の担当者の弁(これは隠しカメラで撮影されていたもの)によると、「ポップは早すぎたり遅すぎたりしているが、間違いではない。値段はそのまま現行ヴィンテージに適用される」としています。

また、こういった不一致は店頭だけでなくオンラインでもあるとのこと。CBSによると2010年までそういった例を遡って証拠として保存したそうです。

今後どのような展開になるのでしょうか。

また、日本でも似たような宣伝文句は以前はときどき見受けられました。最近はあまりチェックしていませんが、どうでしょうか。
Date: 2016/0505 Category: グルメ
Posted by: Andy
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日帰りで山中湖まで行ってきました。夜中雨が降った後の強風で、雲1つない晴天。こんなにきれいな富士山はもう二度と見れないかも、と思うくらいきれいでした。

富士山とチューリップ

お目当てはチューリップ畑だったのですが、そこで食べた信玄餅アイスとクレープが絶品でした。
信玄餅アイスとクレープ

特においしかったので「プレミアム桔梗信玄餅アイス」。黒蜜ときなこ、お餅といった構成は大ブームとなって一瞬で売り切れてしまったハーゲンダッツの「華もち『きなこ黒みつ』」と同じですが、はっきり言ってこっちの方がさらにおいしいです。
image
これ、コンビニで売ってくれないかなあ…

桔梗屋のオンラインショップには売っているようです。
トップページ|桔梗屋
Date: 2016/0504 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマで第2回めとなるソノマ郡バレル・オークション(Sonoma County Barrel Auction)が開かれました。落札総額は69万3800ドル。昨年実績の46万1700ドルから1.5倍となりました(昨年については「初開催のソノマ郡業界向けバレル・オークション、46万ドルの寄付を集める」を参照)。

このオークションはナパで言うと春先に行われるプルミエ・ナパ・ヴァレー・オークション(Premiere Napa Valley Auction)に相当するもので、参加者は業界関係者のみ。ワイナリーはこのオークション用に特別なワインを作り、専用のラベルを付けます。

今年のトップ・ロットはコスタ・ブラウンのエリクシール(Elixir)というワイン。これはワイナリーに運び込まれたブドウを圧搾する前に自然に流れ出る果汁(フリーランよりも前のもの)だけを使って作られた特別なもの。これが10ケースで4万6000ドル。1本あたり約383ドルとなりました。
Kosta Browne Elixir
昨年のトップ・ロットは2万4000ドルでしたが、それは20ケースのもの。1本あたり100ドルでした。それと比べると今回はかなり高額での落札になっています。

なお、オークションに出された総量で見ると、昨年は590ケースで今年は570ケースとほぼ同量です。したがって1本当たりの落札額も1.5倍程度になっています。

2番めの落札額だったのはウィリアムス・セリエムの35周年記念ロット。10ケースで4万ドルでした。

今年40周年となる「パリスの審判」にちなんだワインも出展されました。シャルドネでトップだったシャトー・モンテレーナにブレンドされていたバチガルピ(Bacigalupi)という畑がソノマにあったのです。そこがゲイリー・ファレルなどと作ったシャルドネが20ケースで1万5000ドル。1本あたり62.5ドルですから意外とお買い得な感じです。白ワインではこれがトップ・ロットでした。

全体で見ると1本あたり50ドル程度で落札されたワインが多く、ナパに比べるとまだまだ庶民的な感じがします。

日本からの参加者がいたのかどうかは不明です。
Date: 2016/0503 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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京橋ワインが15周年のセールをしています。セット物が中心ですが、シャトー・イガイタカハのシャルドネ「美夜」(みや)も500円引きになっています。

シャトー・イガイタカハの漢字ラベル・シリーズはブリュワー・クリフトンのグレッグ・ブリュワーが醸造したもの。畑もブリュワー・クリフトンの畑です。シャルドネのフラグシップはJALのファーストクラスでも採用された「侍」ですが、万人好みの侍に対して、美夜は個性的。じゃじゃ馬のような印象のワインです。

その代わり、うまく熟成したら、素晴らしい味わいになると思います。個人的なイメージとしてはスカーレット・オハラのようなワインです。


Date: 2016/0502 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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「元祖カルト」ワインとも呼ばれるグレース・ファミリーがウメムラで特価になっています。2003~2006年がいずれも3万円台。今まで5万円以下で見たことはなかったと思うので、かなりの安さです。

当初はケイマスの「グレース・ファミリー・ヴィンヤード」として人気を博し、その後はランディ・ダンなどをワインメーカーとして迎える輝かしい歴史を持っています。

チャリティ活動に力を入れていることでも知られています。

評論家の評価よりもエモーションに訴えかけてくるワインのように思っています。

Date: 2016/0501 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日紹介した、超掘り出し物のヴァレンタイン・ヴィンヤード。オーナーが亡くなってワイナリーとしては廃業してしまったところの在庫を発掘してきたワインです。蔵出し熟成だからコンディションもこれ以上はないはず。

カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが出ていましたが、加えてカベルネ・ソーヴィニヨンの単一ブロックものが出ています。

オンラインWassy'sのブログでは、スタッフのトリイさんと同じ名前ということで盛り上がっているようです(スタッフtoryのワインが新発売?! | オンラインWassy's ワシ等の日々。)。

Valentine



Wassy'sはAmazonでも販売しています。