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Date: 2013/0419 Category: グルメ
Posted by: Andy
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ナパさんこと杉本隆英さんが作るワインCh. Igai Takaha。その新作ワイン会が5月18日に東京で開かれます。主催は昨年12月のパーティと同じくG.G. Wineさん。会場は東京ミッドタウンのcanoviano cafe。今回はディナーではなくランチ会です。

詳しくはこちらをどうぞ。ワインは…。なお、今回は私は残念ながr欠席です。

1. Takaha Rose Ji Yoon 2012
2. Takaha SB Crossed Wing 2012
3. Takaha CH "Jewel Wish" 2011
4. Takaha CH "Samurai Beauty" 2011 侍
5. Takaha PN "Divine Wish" 2011
6. Takaha PN "Emerald Beauty" 2011 園

また、5月16日には名古屋でワイン会があります。会場は和食の店「円居」さん。こちらのラインナップは

Ch.igai Takaha Spakling Blanc de Noirs ¥5,800
Diatom Chardonnay 2011 鼓動 ¥ 5,300
Ch.igai Takaha Pinot Noir Emerald Beauty 2011 ¥ 8,800
Ch.igai Takaha Cabernet Sauvignon Dragon Beauty 2008 ¥ 9,800
Hilliard Bruce Chardonnay 2010 ¥ 6,800

Hilliard Bruce Pinot Noir 2010 sun ¥ 7,800

Date: 2009/0107 Category: グルメ
Posted by: Andy
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神楽坂のレストラン「s.l.o」(スロー,麻布十番CWGの姉妹店)が今月3周年を迎えるということでCh. igai takahaのワインが安いです。

2007 Ch. igai Takaha, Sonoma Coast, Sprit Rock Vyd, Jewel Wish
2007 Ch. igai Takaha, Santa Lucia highland, Sleepy Hollow Vyd, Long Life Riku
の2種類のシャルドネが4980円。

2007 Ch. igai Takaha, Sonoma, Russian River Valley, Amber Ridge, Divine Wish
2007 Ch. igai Takaha, Sonoma Coast, Split Rock Vyd, Divine Wish
2007 Ch. igai Takaha, Santa Lucia highland, Sleepy Hollow Vyd, Charming Wing
の3種類のピノが5980円。

この値段,Vin du 268の販売価格と一緒。送料も持ち込み料も要らないのだから実質的にはもっと安いです。

1月限定,予約客のみなので,必ず予約して行ってください。
TEL 03-6806-1206

PS. さらにディナーで使った場合,利用金額の30%をディナー・クーポンとして還元してくれるそうです(予約のみ)。
PS. もう一つ追加で,月火水のディナーではコルケージ(持ち込み料)が無料になるそうです(条件あり,予約のみ)

いいなあ,行きたいなあ,今月はどう考えても行けないんですけど,しくしく。
Date: 2012/1128 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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昨年「神の雫」で大きく取り上げられて話題になったDiatomの漢字ラベル・ワイン。このワインの誕生に大きく関わっているのが杉本夫妻です。このブログの読者ならカリフォルニアワインのファンクラブ(CWFC)会長、あるいはCalifornia Wine Gardenの元オーナーであるナパさん夫妻といった方がすぐに分かるかもしれないですね。

この杉本さんのワイナリがCh. igai Takaha。ワイナリといっても自身の畑や醸造設備があるわけではなく、カリフォルニアのワイナリと協力して作るワインです。当初は破綻してしまったCrushpadでワインを作っていましたが、その後、様々なワイナリと直接協力体制を築き上げ、上記のDiatomで作るシャルドネSamurai Beautyなどの傑作を世に出しています。

近年では2012年5月に行われた「日本で飲もう最高のワイン」 でDragon Beauty カベルネ・ソヴィニョン2008が専門家と愛好家両方で最高評価のプラチナを得た唯一のワインとして注目されました。

現在は、Ch. igai Takahaに専念している杉本さん。そのワインをまとめて飲めるパーティが12月20日に神田のG’s Dropで開かれます(詳しくは「【募集】G.G.Wine x Ch. igai Takaha スペシャルクリスマスパーティ!|Girlie Girls Wine_KanaのハッピーワインDiary♪」)。

Samurai Beautyもありますし、Dragon Beatyの新ヴィンテージもあります。パーティをプロデュースするのはG.G. Wineのカナさん。楽しいのは間違いないので、ワインを味わいに来るもよし、クリスマスパーティとして楽しむもよし。ぜひ参加してください。

不肖私Andyも末席に加えさせていただく所存です。
Date: 2015/1127 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ポール・ラトーとワインライフ株式会社の杉本さんがコラボして作るポール・ラトーの「心」シリーズ。最初の年のシャルドネとピノ・ノワールが大成功した後、2年めは品種も5種類に増えました。ソーヴィニヨン・ブラン、ロゼ、シラー/グルナッシュです。

現在、ワインライフ株式会社のサイト「takaha.jp」では5種類のセットが約1万5000円引きの格安になっています。

ポール・ラトーですから、どれもはずれはないでしょう。高品質のワインを買いたい方にはお薦めです。

Ch.igai Takaha / Paul Lato 心 5種セット
Date: 2013/0919 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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漫画『神の雫』で2回にわたって大きく紹介され、人気の高いDiatom(ダイアトム)の漢字ラベルワイン。2011年が最終ヴィンテージになるというのは以前の記事でお伝えしました。

2012年からどうなるかは当時、ラベルを奥様が書いた杉本隆英さんから「10月には発表」とだけ伺っていたのですが、ついにそれが明らかになりました(Ch.igai Takaha Chardonnay 2012)。

結論としてはCh. Igai Takaha(シャトー・イガイ・タカハ)から、これらのワインが出されます。醸造はもちろんこれまで通りGreg Brewer(グレッグ・ブリューワー)。

これまでと違うのは、シャルドネだけでなく、ピノ・ノワールとヴィオニエも作られること。

美夜と波紋はシャルドネで2013年11月リリース。風音と鼓動はピノ・ノワールで、2014年2月リリース。そして2013ヴィンテージから花偲がヴィオニエとして2014年初夏のリリース予定です。

これまで以上に日本人の味覚に合ったものが作られる可能性があるわけで、これは楽しみですね。
Date: 2012/0801 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日閉店したCWGのオーナー杉本さんのプライベートブランド「シャトー・イガイタカハ」のサイトができたそうです(Ch.igai Takaha | シャトー・イガイタカハ)。

最初はCrushpadで作るピノ・ノワールで始まったシャトー・イガイ・タカハですが,Brewer-CliftonのGreg Brewerによるサムライ・ビューティや,同ワイナリのSteve CliftonのPalminaで作るイタリア系品種のワインなど,今では多くのワイナリとのコラボレーションでワインの幅も広がっています。

先日はRutherfordのGeorges 3 Vineyardから供給を受けたカベルネ・ソヴィニョンDragon Beautyが「日本で飲もう最高のワイン2012」で専門家と愛好家の両方からプラチナ賞を受賞するといった栄誉もありました。

今後のワインにもますます期待できそうです。
Date: 2007/1203 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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さすがに初日で売り切れた「Samurai Beauty」。メモとして残す意味を含めてRAQ(rarely asked questions)を記しておきます。

1. Wine AdvocateではDiatom Samurai Vineyardって書いてあるけど?
パーカーさんの勘違いです。醸造はDiatomでしていますが,あくまでもCh. Igai Takaha ”Samurai Beauty”です。

2. Samurai Vineyardっていう畑があるの?
ありません。畑はHuberです。

3. パーカーさんは「These are brilliant tour de force Chardonnays that show what can be achieved with ripe, pure fruit, and no oak.」って書いているけど…
これもパーカーさんの勘違いです。Samurai BeautyはHuberを古い樽を使って作ったものです。このあたりはご当人のブログを参照してください。

4. Ch. Igai Takahaって何?
CWFCのナパさんのブランドです。家紋である違鷹羽(正確には“ちがいたかのは”と読むそうです)をローマ字で書いたChigai Takahaの最初のChをシャトーの略称に見立てたものです。

5. ナパさんてピノも作ってなかったっけ?
はい。Ch. Igai Takaha Pinot Noir Russian River Valley,Amber Ridge "Divine Wish"です。シャルドネでもCh.igai Takaha Chardonnay Santa Maria Valley "Jewel Wish"というのもあります。詳しくはこちら
この二つはDiatomとは無関係で,Crushpadで作っています。

6. "Divine Wish"とか "Jewel Wish"とか不思議な名前だけど?
ナパさんのお嬢様二人の名前から取っています。

7. じゃあSamurai Beautyは?
分かりません。ナパさんの思いつきではないかという気がします。ただ「Beauty」のところは奥様から字を取っているのかもしれません(^。^)。

8. Samurai Beautyは米国でも買えるの?
買えません。Wine Advocateが出た後,Greg Brewerのところにたくさん問い合わせがきたそうですが,Gregは「あれはナパさんのだから」ということで,米国の流通には出していないとのことです。

9. Wine Advocateで95点てすごいんですか?
すごいです。例えば,今カリフォルニアのChardonnayで一番珍重されているといってもいいAubertの場合,2005年の評価でLauren, Ritchie, ReulingがそれぞれRP95-97+, RP94-96, RP95-97と95点近辺の評価になっています。パーカーさんは96点以上だと「An extraordinary wine of profound and complex character displaying all the attributes expected of a classic wine of its variety. Wines of this caliber are worth a special effort to find, purchase, and consume.」だと書いていますが,そこに非常に近いということになります。

Date: 2014/1011 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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以前「Paul Latoの新作は「心」、シャルドネとピノ・ノワールを試飲」という記事で紹介したポール・ラトーの「心」。ワインライフの杉本さんとのコラボで作ったワインなので、これだけは輸入元がいつものilovecalwineではなくワインライフになっています。

赤白600本ずつの生産ですが、米国用の360セットはわずか2時間で売り切れ。国内でも春に発売した120セットは1週間で売り切れました。今回は10月17日までの限定で36セットの販売です。

Ch.igai Takaha / 杉本セレクションNo.1

Wine Advocate誌ではシャルドネが96点、ピノ・ノワールが93点という高評価。特にシャルドネは同ヴィンテージのポール・ラトーのシャルドネの中で一番の高得点。「incredible」と書かれています。

私も、今年飲んだシャルドネの中ではこれが今のところ一番です。
Date: 2014/1001 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Ch.igai Takaha | シャトー・イガイタカハのサイトがオンラインショッピグに対応しました。

割引も多少ありますが、それよりも独自のポイントが15%分も付くとのこと。

また、リニューアル記念として、Divine Wish "Another Story" Amber Ridge 2009 Jewel Wish "Old California" Durell Vineyard 2010 をセットで、5%ディスカウントして販売しています。

California Wine Gardenのサイトもあるので、どちらで買うのがいいのかちょっと悩んでしまいそうです。
Date: 2018/0216 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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シャトー・イガイタカハに大吟醸の日本酒が追加」で紹介した『シャトー・イガイタカハ 作 波紋 純米大吟醸』が大人気です。総生産量2000本のところ、レストランなどの事前の引き合いでほとんど売れてしまい、小売りはわずか390本とのこと。

作

2018年2月17日(土)午前10時から、シャトー・イガイタカハのサイトでこの390本の先行予約を受け付けます。追加生産などは一切ない製品なので、まずは「Ch.igai Takaha / ご利用規約」から会員登録をすることをお薦めします。

7500円というのは、日本酒としてはかなり高額ですが、それがこれだけ人気というのはすばらしいですね。日本酒はいいものでも安すぎると言われていますから、その状況を変える一石としても面白いと思います。「ワインラバーに飲ませたい日本酒」、どういう仕上がりなのでしょうね。
Date: 2008/0908 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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麻布十番のレストランCWG(California Wine Garden)でCrushpadで作られたシャルドネ3種,ピノ・ノワール3種が格安で提供されます

シャルドネは
2005   CH.igai Takaha
      Santa Maria Valley,  "Jewel Wish"
2005  Niholls Wine
      Santa Maria Valley, "Unfiltered"
2006  Tabby's
      Santa LuciaHighlands SleepyHollow"UnOaked"

の3種。ピノは
2005 CH.igai Takaha
     Sonoma,RRV, Amber Ridge,"Divine Wish"
2005 Nicholls Wine
     Santa Maria Valley,   "Unfiltered"
2006 Dain Wines
     RRV, Amber Ridge, "AmericanBeauty"
の3種でいずれも8880円。例えばDainのAmerican BeautyはVin du 268における価格が7650円。米国の小売価格でも50ドル近くします。日本のレストランだと小売の2倍は当たり前,3倍も普通といった感じですから,CWGの値段ははるかに格安です。



さらにメルマガ登録者は予約していくと8880円から8000円にと,もう1割下がります。小売価格とほとんど同じという安さです。これはお勧め。
Date: 2017/0519 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマを中心に数多くのワイナリーを所有するジャクソン・ファミリーがサンタ・リタ・ヒルズのブリュワー・クリフトンを買収しました(Exclusive: Jackson Family Wines Purchases Santa Barbara)。金額は明らかになっていません。

買収にはワイナリーのほか自社畑やダイアトムの権利も含まれるとのこと。

ワインメーカーのグレッグ・ブリュワーは今後もワイン造りを担当するとのこと。

すぐに体制に大きな変化が出ることはないと思いますが、今後が気になります。特にここのブドウを使っているシャトー・イガイタカハの漢字シリーズに関しては、今後はジャクソン・ファミリーとの契約になるのでしょうから心配が残ります。

【追記】
シャトー・イガイタカハの杉本さんは、以下のように書いています。
まず一番最初に感じたのは、あの『Jackson Family』がようやく『STA. Rita Hills』の素晴らしさに気付いんたんだな。という事。LOKOYAを筆頭に、彼らの買収により飛躍的に発展したワイナリーも多く、今回の買収は、Greg Brewer、STA Rita Hillsにとって素晴らしい事だと思います。
漢字ワインに関しては、Greg氏から
『I'm really happy and look forward to continuing with our Ch.igai Takaha wines here in the same way that we always have..』
というメッセージを事前にもらっており、なんの心配もしていません。『our Ch.igai Takaha wines』という言葉に全ての意味が込められていると感じています。
ひょっとしたら、Jackson Familyが、侍、園を気に入り、もっと全世界に販売していきたいとなるかも知れません。笑
まぁ、そんな事にはならないと思いますが、Gregと美代子女将と僕の3人が漢字ワインで表現したかったのは『STA. Rita Hills』のぶどうを使った『日本人の舌、感性に合うワイン』を提供するという事であり、この気持ちに変化はありませんし、今回の買収によって影響を受けるものではありません。ご心配なく。
また『Diatom』のワインは僕が輸入する事が決定しており、今、神戸港に向かって太平洋上を進んでいます。6月後半か7月にはリリースできると思います。ご期待下さい。
Date: 2007/1201 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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パーカーがDiatom Samurai Vineyardとして95点を付けたCh. Igai Takaha "Samurai Beauty"がついに市販です。おそらく本数から言ってこれが最初で最後になるのではないでしょうか。

Date: 2011/0409 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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麻布十番のカリフォルニアワインガーデンで開かれたCWFCのワイン会に出席しました。ワインリストは

0. Mumm DVX
1. Palmina PG 2009
2. Magnifica5 CH 2008(郷ひろみオリジナルワイン)
3. Takaha CH Samurai Beauty 2009
4. Heart O' the Mountain PN 2008
5. Heart O' the Mountain PN (Pommard Clone) 2008
6. Takaha PN Divine Wish Split Rock 2009
7. Takaha Cab Dragon Beauty 2008
8. Takaha Syrah Transcendence 2007

2番,6番,7番,8番はCrushpadで作ったワイン。3は以前紹介しましたがGreg BrewerのDiatomで作っているワインです。4番と5番はSanta Cruzにあるワイナリのものでどちらも畑は同じ。4番が複数のクローンを使っているのに対し,5番はポマール・クローンだけというややマニアックな違いです。

白ではSamurai Beautyがやっぱりおいしい。赤ではカベルネ・ソヴィニョンのDragon Beautyが実は一番気に入りました。最近カベルネはあまり飲まないのですが,これはすばらしくバランスがいいワイン。ラベルにはRutherfordとだけ記されていますが,実はRutherfordにある有名畑のブドウを使っているそうです(そこのブドウを使っているワイナリとの兼ね合いで名前が出せないとか)。

会では久しぶりにお会いする人多数。終わった後もちょっと名残り惜しく,残った4人でもう一本飲んでしまいました。最後に飲んだのはCh. Igai TakahaのPinot Noir Divine Wish Doctor's Vineyard。サンタルシアハイランズの畑です。SLHのピノはやっぱり好きです。

最後に料理とワインの写真を載せておきます。

前菜は手前が生しらす。右奥が桜えびのフライ,左奥が玉ねぎのキッシュ。生しらす食べられてうれしい
前菜

アイナメのソテーです。菜の花,空豆添え。淡白なアイナメとちょっと苦味のある野菜が好マッチ
アイナメ

パスタはトマトの冷製。トマトが甘くておいしい
パスタ

地鶏のロースト。きのこソース。文句なくおいしい。写真は一口食べた後です
チキン

デザートはチーズケーキといちご
デザート

ワイン
ワイン
Date: 2014/1214 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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アントニオ・ガッローニのVinousでサンタ・バーバラの特集記事が出ています(レイティングは会員オンリー)。そこでシャトー・イガイ・タカハのワインがこぞっと高評価を得たとのことです。

94点 2013 Pinot Noir SONO 園
93点 2013 Pinot Noir KAZAOTO 風音
93点 2013 Pinot Noir KODO 鼓動
93点 2013 Chardonnay SAMURAI 侍
92点 2013 Chardonnay MIYA 美夜
92点 2013 Chardonnay HAMON 波紋
92点 2013 Chardonnay HANASHINOBU 花偲
91点 2013 Crossed Wing Chardonnay
91点 2013 Crossed Wing Pinot Noir

これを記念してシャトー・イガイ・タカハのサイトでは、2014年12月31日までの期間限定特別セールを開催しています。
Ch.igai Takaha / 杉本セレクションVinous高得点セット(2013Kanji)
Ch.igai Takaha / 杉本セレクションVinous高得点セット(Crossed Wing)

一つ前のお薦めワインの記事で2013「園」が「現在の漢字シリーズのピノ・ノワールの中でも1ランク上の味わい」と書きましたが、ガッローニも同じ評価で僕も嬉しいです(笑)。その記事では「波紋」も紹介したので「侍」はやめておいたのですが、侍も白の中では一番と評価していたことを付け加えておきます。

以前、ダイアトムの「サムライ・ビューティ」にロバート・パーカーから95点の評価が出たことがありましたが、今回は名実ともに「シャトー・イガイ・タカハ」としての評価。嬉しいことです。

Date: 2008/0430 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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いまや自身のブランドDiatom(Ch. Igai Takaha Samurai Beautyもここ製のワイン)でも知られるようになったGreg Brewerがワインメーカーを勤めるメルヴィルは良質かつ安定的な品質のピノやシラー,ヴィオニエなどを良心的な価格で作っています。当然のことながら米国でも大人気。日本での価格は現地価格並みとまではいきませんが,現地価格+1000円程度とまずまずお買い得の部類に入ります。なかでもEstateのPinotはこの価格帯ではベストの一つでしょう。いろいろな店に入っていますが遠からず売り切れる可能性が大です。

なお,一緒に紹介した2005のシラーVerna'sは3000円台でRP90点。Melvilleのワインの中でもお買い得度が高い一品。



なお,前の前の記事で紹介したワイン・イン・スタイルのGirardのセットは4月中で終了です。お早めにどうぞ。
Date: 2011/0613 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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先日紹介したCh. Igai Takahaがいわき市の復興用にとチャリティで提供していたワイン2種を飲みました。どちらもPalminaで作っているイタリア系品種のワインです。

白のSamurai Bellezioはトカイ・フリウラーノ100%。アルコール度11.5%というのはカリフォルニアでは異例の低さです。華やかで優しいワイン。敢えて言えばViognierに近いような感じ。ほのかな甘みを酸がほどよくバランスを取っています。

赤のNadeshiko BellezioはNebbioloとSangioveseのブレンド。Sangioveseっぽさは表にはあまり現れず,Nebbioloの力強さを感じるワインでした。ただ,パワフルでぐいぐい押してくるというより複雑さを中に保った感じ。おいしいです。こういう味わいはカリフォルニアではかなり珍しいと思います。

Date: 2015/0618 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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シャトー・イガイタカハで知られるワインライフ株式会社の杉本さんが、ポール・ラトーC(Paul Lato)とコラボして作ったワインが「心」シリーズです。ポール・ラトーの他のワインと異なるのは、基本的に畑のブレンドであること。初年度となった2012年のものは、Wine Advocate誌でシャルドネが96点、ピノ・ノワールが93点と非常に高い評価を得ました。

参考:Paul Latoの新作は「心」、シャルドネとピノ・ノワールを試飲
20140521-paullato-kokoro.jpg

このほど販売が始まった新ヴィンテージでは、ピノ・ノワールは秋のリリースに移り、その代わりといってはなんですが、ソーヴィニヨン・ブラン2014とロゼ2014が加わっています。ソーヴィニヨンとロゼはそれぞれ600本(ケースじゃないですよ)の生産量すべてが日本でだけ販売されます。シャルドネ2013は1200本生産のうち360本が日本向け。米国内の840本は既にメーリング・リストで全部売れてしまっています。

シャルドネについては、2012年のブレンド比率がSierra Madre(50%)、Hilliard Bruce(30%)、Pisoni(20%)だったのに対して、Sierra MadreとPisoni
の2つのブレンドに変わっています。実は単一畑も含めて2013年からはHilliard Bruceはなくなったしまったそうです。

ポール・ラトーとしては初(多分)のソーヴィニヨン・ブランはGrimm's Bluffというサンタ・バーバラのハッピー・キャニオンにある畑が中心。いわゆるソーヴィニヨン・ムスクがメインになっているそうです。

ロゼはDrumCanyon、John Sebastiano、Zotovichを中心にPisoniを少量加えたもの。品種はピノ・ノワールです。

販売はCh.igai Takaha | シャトー・イガイタカハのサイトから。
Date: 2015/0222 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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焼き鳥屋「鳥幸」など30あまりのレストランを運営する東京レストランツファクトリーは、2015年9月にニューヨークにオープンする新店のためにシャトー・イガイ・タカハと包括的業務提携したと発表しました(東京レストランツファクトリー、ワイナリー「Ch.igai Takaha」と包括的業務提携。|外食ニュース | FDN フードリンクニュース)。

ニューヨーク新店のほか、鳥幸や、今後オープンする予定のピッツァ店(聖林館柿沼氏との業務提携によるもの)などでもシャトー・イガイ・タカハのワインを提供すします。

東京レストランツファクトリーは「JAPAN QUALITY」を世界に発信することを目指しており、カリフォルニアワインでありながら日本の「侘び・寂び」を感じられるシャトー・イガイ・タカハは、その戦略に合うワインとして選ばれたもようです。

シャトー・イガイ・タカハはこれまで生産のほとんどを日本で販売(ハワイでも一部販売)してきましたが、これを機会に米国本土でも展開していく予定だといいます。

シャトー・イガイ・タカハ、特に漢字シリーズのワインはアントニオ・ガッローニにVinousでも総じて90点を超える評価を受けており、ワインの品質的には十二分にやっていけると思います。

日本文化の発信とうまく呼応できるといいですね。
Date: 2022/0929 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ブリュワー・クリフトン(Brewer-Clifton)やダイアトム(Diatom)のワインメーカーとして知られるグレッグ・ブリュワーが、杉本隆英・美代子夫妻のブランド「シャトー・イガイタカハ(Ch.Igai Takaha)」創設以来続けていた「漢字ワイン」のワインメーカーを退任しました。

グレッグ・ブリュワーは1995年にスティーブ・クリフトンとブリュワー・クリフトンを設立。サンタ・リタ・ヒルズ(当時はまだAVA設立前)の様々な畑から、すべて同じレシピでシャルドネとピノ・ノワールを作るというテロワールを表現したワイン造りを行い、大人気となりました。また、ダイアトムでは樽熟成をしないシャルドネに特化して独自のワインを作りました。

2004年には杉本夫妻が東京の麻布十番に持っていたレストラン「カリフォルニアワインガーデン」でブリュワー・クリフトンのワインメーカーディナーを開き、以来夫妻とグレッグ、スティーブとの交友が続きました。
復刻:2004年のBrewer-Cliftonワイン会実録

2006年には杉本夫妻がグレッグにに「ダイアトムを樽熟成させたら、より和食に合う美しいワインになるのでは?」と提案し、それに賛同したグレッグがニュートラルな樽を使った「Samurai Beauty」を作り、「シャトー・イガイタカハ」のワインとしてリリースしました。このワインがワイン・アドヴォケイトで95点という高評価を得て一躍注目を集めました。
Ch. Igai Takaha "Samurai Beauty"についてのRAQ

これをきっかけに2010年ヴィンテージからはダイアトムの5つのワインに杉本美代子さんの書による「漢字ラベル」を採用して絆は深まっていきました。このダイアトム時代の漢字ワインは漫画『神の雫』にも取り上げられています。
今週の「神の雫」にDiatomの「波紋」が登場
神の雫のダイアトム続編

さらにシャトー・イガイタカハでもシャルドネの「侍」、ピノ・ノワールの「園」という2つのフラッグシップのワインをグレッグが作るようになりました。その後、グレッグは一時的にダイアトムをやめることになり、「シャトー・イガイタカハ」ブランドで、5つの漢字ワインも引き継ぐことになりました。こうして、シャトー・イガイタカハの漢字ワインはグレッグの手により作られてきました。2016年からは「園」がJALの国際線ファーストクラスのワインに採用され、今も使われ続けています。

2017年にはブリュワー・クリフトンをジャクソン・ファミリーが買収。それ以来、漢字ワインは「侍」と「園」の2つに絞ることになりました。また2020年にはグレッグがワイン・エンスージアストのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。非常に喜ばしいことでしたが、グレッグのジャクソン・ファミリーにおける重要さが増したことで、他社向けのワインを作るのが難しくなったということもあるようです。

「侍」と「園」は2022年のヴィンテージ以降はバブコックなどで修行したケネス・ガミア(Kenneth Gummere)氏が担当します。2011年からシャトー・イガイタカハにも携わっている優秀なワインメーカーです。

また、花偲・美夜・風音・鼓動の4種の漢字ワインについては、著名なポール・ラトー(Paul Lato)氏がワインメーカーに就任。「カリフォルニアのテロワールを表現する。産地を限定することなく、カリフォルニアの多様性を感じられる自由な発想と更なる進化を
目指したワイン造りを行う」としています。
イガイタカハ
2022年11月にはポール・ラトー氏による新たな漢字ワインの出荷が始まる予定です。

長く続いてきた杉本夫妻とグレッグのビジネス上の絆が、切れてしまうのは残念ですが、グレッグは日本の文化にも造詣が深く、きっとこれからも日本のことを大事に思ってくれるでしょう。それに友人としての絆は今後も続いていくと思います。また、新たなワインメーカーも才人ばかり。今後のワインにも大変期待ができます。

今後のシャトー・イガイタカハにもますます期待したいと思います。
Date: 2007/0604 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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CWFC会長ナパさんのオリジナル・ワイン「Ch. igai Takaha」の第3弾はなんと,Brewer-Clifton/Melville/DiatomのGreg Brewerが自ら醸造するというChardonnayです。その名も「Samurai Beauty」。前2作がお嬢様の名前から取ったのと比べると,名称からも「ナパ趣味」へのこだわりが感じられます(笑)。米国でのお披露目に続き,日本でのお披露目会が6/2,神楽坂のs.l.oで開かれました。

ワインリストは以下の通り。
1. 2006 Melville inox, Chardonnay
2. 2006 Diatom Clos Pepe, Chardonnay
3. 2006 Ch. igai Takaha Samurai Beauty
4. 2002 Brewer-Clifton Kimberly, Pinot Noir
5. 2005 Brewer-Clifton Mount Carmel, Pinot Noir
6. Blind Tasting
7. 2005 Melville Carrie's Pinot Noir
8. 2005 Melville Syrah Donna's
ワインリスト

1,2ともに果実のフレッシュさを感じさせるようなChardonnay。どちらかというと2の方がクリスプな感じでした。甲乙付け難いです。

今日のメインの3はDiatomのHuber(100%ステンレス)を古い樽を使って熟成させたもの。アルコール度16.8%ということもあり,香りにボリュームが感じられます。新樽を使っていないせいか,押し付けがましくなく,おいしくまとまっていると思いました。抜栓後二日たっているとのことで,飲み頃は少し先になりそうです。

4のKimberlyは暴漢に襲われて亡くなったというグレッグのいとこを偲んで作るワイン。このワインの売上はNorth County Rape Crisis & Child Protection Centerに寄付されています。畑はMelvilleの1区画ですが,ここだけ極端な急斜面+極端な密植になっています。
このワインは何と言っても香りが素晴らしいです。グラスがテーブルに置いてあるときから,いちごやラズベリーなど赤系の果実の香りがぷんぷんとしてきます。味わいはエレガント。ちょっと味が弱いのではという意見もありましたが,それを補って余りある香りに敬意を表して,今日の一番に挙げておきます。

5のMount Carmelもすばらしかったです。ただKimberlyの印象が強すぎて,ちょっと記憶が…

ブラインドは今回はかすりもせず。Byronとは意表を突かれました。

7もおいしい。これがこの日の中では一番カリフォルニア・スタイルっぽいピノです。Melvilleのワインの方が,醸造方法に自ら制限をかけているBrewer-Cliftonよりも安定感があるかもしれません。まだややタンニンが強く感じられましたが,いいワインだと思います。

よくSyrahのようなピノといった言い方がありますが,8はピノのようなSyrah。Syrah独特の癖がなく
すいすい飲めてしまいます。これもおいしい。

神楽坂s.l.oの今回の料理は、

Amuse
生しらすとフレッシュトマトのブルスケッタ(写真なしです,ごめんなさい)
Appetizer
穴子と夏野菜のテリーヌ バルサミコソース
テリーヌ
Pasta
鴨モモ肉のラグーソース “リガトーニ”
パスタ
Main dish
和牛いちぼのロースト 緑胡椒ソース
いちぼ
Dessert
ガトーショコラとバニラアイス
デザート

アミューズはさっぱりさわやか。ちょっとアンチョビを使っているのでしょうか。塩気がワインとよく合います。
テリーヌは味がよくしみたナスがおいしかったです。
パスタはB-Cのピノによく合いました。
メインディッシュは絶品。イチボは脂が乗りながら,きちんと肉の味もし,しっかりした噛み応え。それに胡椒がときおりアクセントを付けます。付け合せの野菜もおいしい。おいしいくてワインが進みます。B-CよりMelvilleのPinotやSyarhにマッチしています。

ワインも料理もとてもレベルが高く,素晴らしい会でした。
Greg Brewer

はみこさんの記事はこちら。takuyaさんの記事はこちら
Date: 2008/0104 Category: 業界ニュース
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前記事の続きです。

5位:Crushpadの注目高まる
いわゆる「Wine 2.0」的な動きの中でも,圧倒的に注目度と存在感が高いのがCrushpad。自分のワインを作るというワイン好きにとっての一番の夢を,これまでより圧倒的に低いしきいで実現できるのですから気にならないはずがありません。しかも自分のワインであれば質は問わないというのではなく,ワイン評論家に高く評価されるワインも次々に出てくるのですから,夢はさらに広がります。Crushpadで作られたワインが2006年ころから出てくるようになって,ただの宣伝文句ではなく本当に夢がかなうことが明らかになってきました。記事ではいろいろ取り上げているので,検索結果をどうぞ。

4位:ブショネ
【保存版】ブショネのワインを救う方法の記事は単独の記事としてはかなり多くのアクセスを集めました。検索語でも上位に入っています。ブショネのワインをサランラップで救済するという方法を紹介したもので,いろいろな人の実験によると,実際にかなりの効果があるようです。記事一覧はこちら

3位:カレラ再注目
5月にテレビ番組で取り上げられたのをきっかけに「1万円で飲めるロマネ・コンティ」としてカレラ・ジェンセンが再び注目を集めました。1990年代末はワインショップに朝から行列して買ったりしたものですが,今度はオンラインショップで争奪戦が繰り広げられました。本ブログでもカレラのオファーありますや,カレラ ジェンセンありますなどの記事が大分アクセスされました。カレラの再評価は日本だけのことではなく,米国でもWine Advocate誌で2004のSelleckが96点を取ったり(Jensenは94点),他のオンラインメディアでもCaleraの記事が出たりしました。SFクロニクル紙はWinemaker of the YearにJosh Jensen氏を選んでおりトップ100にMt. Harlan CuveeとRyanを選出しています。

2位:Gary Vaynerchuk
Wine Library TVのGary Vaynerchukが旋風を巻き起こしました。彼もWine 2.0の担い手の一人と目されていますが,それ以上にワインを多くの人になじみやすいものにしたことに意味があると思います。彼は視聴者に向かって「自分の味覚を信じよう」とか「You, with a little bit of me, are changing the wine world」と呼びかけます。「私の舌を信じろ」といったタイプのRobert Parkerとは大きく違います。NBCの「Late Night with Conan O'Brien」に出演して土をかじらせるなど,エンタテインメント性もすばらしいです。これも記事が多いので検索結果をどうぞ。ちなみにこの検索結果には入っていませんが,初出はこちらです。

1位:Ch. Igai Takaha
やっぱり2007年の1位はこれしかないでしょう。Wine Advocate誌で95点を取ったというのは歴史に残ることといっても過言ではないと思います。Crushpadで作ったピノやシャルドネも高品質です。これも検索結果でどうぞ。

番外:このほか,アクセスが多かった記事の中には飛行機の機内にワインを持ち込むための箱の話や,ナパのセミヌード・カレンダーの話がありました。
Date: 2006/1203 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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神楽坂のs.l.oで開かれたCWFC7周年ワイン会に出席してきました。久しぶりに夫婦で参加したのですが,考えてみれば6年ぶり。1周年記念の椿山荘以来です。

今回は着席のワイン会で,いつもよりも落ち着いた雰囲気で料理とワインを楽しみました。せっかくカメラを買ったので,料理の写真なども撮りましたが,やはり料理を撮るのは僕には向いていないようです。皿が運ばれてきた瞬間から,食べることしか考えていないのですから。同じテーブルのヒロさんに「写真,写真」と言われてようやく撮る始末でした。

Wine:Ch. igai Takaha Chardonnay Jewel Wish 2005 (Welcome Wine)
ナパさん,オリジナルワインの白。Bien Nacidoのブドウを使っています。まだちょっと堅い感じがしましたが,きれいないいピノシャルドネです。

アミューズ:フルーツトマトと自家製ハムのサラダ
写真ありません(^^;)。フルーツトマトが甘くておいしい。
代わりに自家製パンの写真を掲載
パン

Wine:Iron Horse Sparkling Wedding Cuvee 2002 (Kampai)
定番です。おいしい。

前菜:ホタテ・ムール貝・ズワイガニとちぢみほうれん草のキッシュ
アミューズ
カリッと焼けたホタテがおいしい。キッシュはそれほど好きじゃないけどこれはよかったです。

Wine:Rochioli South River CH 1998
6年経っているだけに,色は黄金色,味はややひねた感じが出ています。時間が経つとひねた感じが落ち着いて,よりおいしくなりました。

Blind(白):Babcock Chardonnay 2004 Santa Rita Hills
Jewel WishにかけてBien Nacidoのワインを出してくるだろうという読みはもろくも外れました。レモンのようなさわやかな香りと,濃い果実味が共存しているおいしいシャルドネ。

パスタ:地鶏モモ肉とゴボウの“ミッレリーゲ(リガトーニ)"ビアンコ
パスタ
ゴボウがおいしい,さっぱりしたパスタ。鶏も地鶏モモとは思えないほど柔らかい。
ワインはここから赤
Wine:Ch. igai Takaha Pinot Noir Divine Wish 2005
ナパさんのワイン第2弾。RRVのAmber Ridgeのブドウを使ったピノ。ワインメーカーはBrian Loring!。これはとてもおいしい。香りがすばらしいし,きれい。2005年でもうこれだけおいしいとはちょっとびっくり。

Wine:Sea Smoke Pinot Noir Botella 2004
これは濃い~ピノ。カベルネのごとくしっかりしています。さすが人気のピノだけあって,これもおいしい。Sea Smokeのラインナップでは一番下ですが,そんなことはみじんも感じさせません。

Blind(赤):Foxen Pinot Noir Sea Smoke 2004
一口飲んで,前のSea Smokeをさらに濃く,強くしたような感じがしました。この時点でピンポイントでこのワインに決定。最後ジャンケンに負けてしまったのが残念でした。

メイン:鴨のローストゆず風味のソース
     群馬県ホシノ農家さんの作るお野菜のグリル添え
メイン
抑え目にゆずを効かせた鴨もおいしいし,ホシノさんの野菜も微妙な火の通し加減で野菜自体の味が引き立っていました。ボリュームもたっぷり。これはおいしい。

Wine:Portfolio 2002
カベルネとしてはとてもおいしいと思います。ただ,今日のラインナップでは前のピノ三つの魅力が大きく,ちょっと影が薄くなってしまったのが可哀想でした。

デザート:青森りんごのタルトタタン
デザート
デザートワイン:Santa Barbara Zinfandel Essense 2003
このブログでも何度も紹介したデザートワインですが,酸味と甘みのバランスがよく,デザートのタルトタタンともよくマッチしていました。

ワイン
Date: 2015/1105 Category: 業界ニュース
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ワインライフ株式会社の杉本隆英さんがグレッグ・ブリュワーをワインメーカーとして作るのがシャトー・イガイタカハの「漢字シリーズ」です。その中でもシャルドネのフラグシップである「侍」2013年がWine Enthusiast誌で高い評価を受けました(Ch.igai Takaha 2013 Samurai Chardonnay (Sta. Rita Hills) - Wine Enthusiast Buying Guide)。

レイティング94というのもすごいですが、それ以上にすごいのが2015年の「セラー・セレクション」に選ばれていること。セラー・セレクションとは、今すぐ飲むには適していないが、セラーに置いて熟成させて飲みたいワインということです。これの年間トップ100の96番に選ばれています。

セラー・セレクション

これはすごい名誉なことです。杉本さん、おめでとうございます。

なお、侍はこのほかWine Advocate誌では92点、Vinousでは93点と、代表的な評論家からいずれも高い評価を得ています。

Date: 2010/0909 Category: グルメ
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先日,お世話になった人の送別会で白金高輪にあるビストロ「kif-kif」で食事とワインを楽しんできました。ここは区民センター(図書館や区役所の出張所がある)の一部になっており,かなりリーズナブルな価格で本格的なフレンチが楽しめます。また,シェフのオススメコースを頼むとワインは無料で持ち込めるというメリットもあります。

前菜はサンマのソテーと夏野菜のグリル。
サンマのソテーと夏野菜のグリル
サンマのソテーには肝のソースがかかっており,その苦味が魚だけでなく野菜ともよく合います。野菜はオクラやピーマンなどまさに夏の野菜。

ワインはCWFCのナパさんがPalminaで作る「Ch.igai Takaha Samurai Bellezzio Tocai Friulano Honea Vineyard」。アルコール度が11.5%とカリフォルニアワインとしては異例の低さ。主賓があまりアルコールに強くないため,このワインにしてみました。以前飲んだPalminaのフリウラーノはちょっと優しい甘さがありましたが,今回のはかなりきりっと酸味が効いています。

次はポルチーニ茸のスープにエスカルゴ。ポルチーニの濃厚な味わいが癖になりそうです。エスカルゴもアクセントになって美味。
ポルチーニのスープとエスカルゴ

その次はこの店のスペシャルでもあるトリュフのリゾットにフォアグラのソテーを載せたもの。
トリュフのリゾットとフォアグラソテー
トリュフのリゾットは香りがたまりません。ここのシェフの以前の店でランチのトリュフリゾットは食べたことがありますが,それとは濃厚さが段違い。さらにフォアグラのソテーと合わせて食べると香りと味わいが二重奏でやってきます。

実はトリュフのリゾットはコースに入っているだろうと思い,事前にツイッターでどんなワインが合いそうか聞いてみたところ,コルトン・シャルルマーニュとか,薄めの赤といった意見をいただき,今回はダービースのシャルドネ・カーネロス2003を持って行きました。ふくよかで熟成によるちょっと紹興酒のようなニュアンスも出始めており,悪くないマッチングだったと思います(Derbesのワインの購入はこちら,安いです)。Kistlerとかのシャルドネでもよかったかもしれません。

赤だったら何がいいでしょうねえ…酸の少なめのピノとか?Pisoniあたりだったらどうでしょう?

さて,これがメインのような感じではありますが,さらにメインディッシュが来ます。かなりのボリューム。鴨肉のソテーです。
鴨肉のソテー
これは周りがカリッと焼いてあり,中はほどよく火が通っているといて,その対照がおもしろいです。奥にあるナスもテクスチャが絶妙。

ワインは再びCh. Igai TakahaからBarberaです。ちょっとフレンチのどっしり感には負けていたかもしれません。和食とかもうちょっとあっさりした食事に合うワインでした。

デザートはキャラメル味のムースなど。
デザート

いやいやおいしゅうございました。
Ch. Igai Takahaのワイン

ビストロ kif-kif フレンチ / 白金高輪駅泉岳寺駅白金台駅
夜総合点★★★★ 4.0

Date: 2008/1217 Category: おすすめワイン
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「カリフォルニアワインのファンクラブ」(CWFC)ブランドのワインがついに発売されました。Crushpadで醸造しており,シャルドネ,ピノ・ノワールともにSplit Rock(旧Gaps Crown)Vineyardのブドウを使っています。リアルワインガイドではzoukさんが「今飲んで 90,ポテンシャル 92+,飲み頃予想 2009~2016」と評価しています。



上のビデオはこの畑の紹介で,日本語キャプション付き。冷涼な気候やスペーシングなどを説明しています。Split Rockは先日紹介したCh. Igai Takahaのワインも使っているので,どう違うのか,飲み比べてみるのも面白いかもしれません。


Date: 2008/1210 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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CWFCのナパ会長こと杉本隆英さんが,Crushpadで作るシャルドネとピノのブランドCh. Igai Takahaの最新作(2007ヴィンテージもの)がVin du 268(ヴァン・デュ・ニロヤ)に入荷しています。ほかに,同じくCrushpadで作るDainのAmerican Beautyなども。

Ch. Igai Takahaの2007ヴィンテージはシャルドネがSleepy HollowとSplit Rockの2種,ピノがAmber RidgeとSplit Rock,Sleepy Hollowの3種です。Split Rockは以前Gap's Crownといtっていた畑。Sonoma Coastにあり,Kosta BrowneやFlowersなどが使っているそうです。Sleepy HollowはMontereyのSanta Lucia Highlandsにあり,この地域がPisoniで大ブレークする前から有名だった畑。Testarossaなどが知られています。また,Amber RidgeはSiduri,Kosta Browneといった人気ワイナリや上記のDainなどがピノの供給元として使っています。

価格はシャルドネが4980円,ピノが5980円(いずれも税抜き)とかなりリーズナブル。例えば米国でAmber Ridgeのピノを探すと,Siduriで50ドル前後~,DainのAmerican Beautyが60~90ドル,Kosta Browneが90ドル~といった価格帯になります。

品質も折り紙つき。おすすめです。

Date: 2010/0809 Category: テイスティング・ノート
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先日シャトー・イガイ・タカハのビアンコを飲みましたが,これはその醸造元であるPalminaのPinot Grigioです。Igai Takahaのビアンコは半分はこのピノ・グリで半分がトカイ・フリウラーノという構成でした。

柑橘系の酸味がはっきりした味わいのこのワイン,アフターアタックで割と強めの苦味が来ます。酸味と苦味でグレープフルーツ的ではありますが,ソヴィニョン・ブランのような青っぽさとはちょっと違う感じ。全体に癖は少なく,おいしく飲みやすいワインです。

夏向きのワインとしてお勧めです。Igai TakahaのBiancoと比べるとIgai Takahaの方がトロピカルフルーツのフレーバーが強く,酸味はちょっと弱めでバランスの取れた味わい。こちらは酸がくっきりと強く,トロピカルフルーツの味わいはあまりありません。シチュエーションに応じて飲み分けたいワインです。

Date: 2015/1029 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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サンタ・リタ・ヒルズの人気ワイナリー メルヴィル(Melville)のワインメーカーであるグレッグ・ブリュワーが、2015年暮れにメルヴィルを辞めることが明らかになりました(Last Vintage: Winemaker Greg Brewer to Leave Melville)。

Greg Brewer

グレッグは、ブリュワー・クリフトンを立ち上げた1997年の後、ロン・メルヴィルと出会い、メルヴィル・ワイナリーの立ち上げ時から協力してきました。1999年が最初のヴィンテージです。

2002年のピノ・ノワール「テラス」(Terraces)がWine Advocate誌で95点と評価されるなど、2000年台半ばまでにサンタ・リタ・ヒルズを代表するワイナリーになりました。サンタ・リタ・ヒルズのAVAができたのが2001年ですから、ブリュワー・クリフトンやシー・スモークなどと並んでこのAVAのブランドに大きく貢献したのは間違いありません。

グレッグは、メルヴィルを辞めた後もブリュワー・クリフトンは続けます。またワインライフ株式会社の杉本さんと手掛けるシャトー・イガイタカハ(Ch.igai Takaha)のワインメーカーも引き続き担当します。2016年2月にはシャトー・イガイタカハのワインメーカーとしての来日も予定されています。

また、メルヴィルのワインメーカーは創設者ロン・メルヴィルの息子であるチャド・メルヴィルが担当する予定です。チャド・メルヴィルは自身のブランド「サムサラ」(Samsara)も手がけています。
Date: 2016/0629 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインライフ株式会社の杉本隆英さんがプロデュースする「シャトー・イガイタカハ」。グレッグ・ブリュワーがワインメーカーを勤める漢字シリーズ(ラベルに漢字をあしらったもの)が有名ですが、それ以外に、ワイナリー名の元となった家紋「違い鷹羽」を使った「家紋」シリーズもあります。

家紋シリーズはさまざまなワインメーカーに依頼して作っていますが、その新作「Tokimeki」はなんとポール・ラトー(Paul Lato)作。家紋シリーズの大部分は白地をベースにしていますが、これは黒地。黒地のものは漢字シリーズと並ぶフラグシップの位置付けだそうです。

Tokimeki

今やグレッグ・ブリュワーと並んでサンタ・リタ・ヒルズ、あるいはセントラル・コーストを代表するワインメーカーになったと言っても過言ではないポール・ラトー。これまで、自身のワイナリー以外にはヒリアード・ブルース(Hiliard Bruce)を手がけていましたが、現在は離れてしまったようです。

今は、それ以外にソーヴィニョン・ブラン専業のGrimm's Bluffというワイナリーや、2、3のレストラン向けにワインを作っているようですが、日本で買えるのはポール・ラトーブランド以外はこれだけになります。

これまでもポール・ラトーでは杉本さんとのコラボで「心」ワインを作って来ましたが(参考:Paul Latoの新作は「心」、シャルドネとピノ・ノワールを試飲ポール・ラトーの「心」に新ヴィンテージ、ソーヴィニヨン・ブランとロゼを追加)、今回は一歩進んでシャトー・イガイタカハ名義でのワインになったわけです。

さて、今回のTokimekiはシャルドネとピノ・ノワールでどちらもヴィンテージは2014年。シャルドネが、シエラ・マードレ(Sierra Madre)とマシャド(Machado)、ピノ・ノワールがジョン・セバスティアーノ(John Sebastiano)とゾトヴィッチ(Zotovich)の畑のブドウを使っています。どちらもニュートラルフレンチオークで16カ月樽熟しています。

このうちマシャドはブリュワー・クリフトンの自社畑で、ポール・ラトーとしてはおそらく初めての扱いです(参考:漢字ワインはエモーショナルなんです――グレッグ・ブリュワー インタビュー後編)。それ以外は、これまでポール・ラトーの単一畑ものとして作られていたり、シエラ・マードレとゾトヴィッチは「心」でも使われていたりします。

出荷は2016年7月1日からでシャルドネが8000円、ピノ・ノワールが1万円。現在、予約特価になっています(Ch.igai Takaha / Tokimeki)。ポール・ラトーのシャルドネ/ピノ・ノワールとしては、安価ですので、この機会に買われることをおすすめします。

なお、杉本さんは、グレッグ・ブリュワーとポール・ラトーのワイン作りについて、以下のようにコメントしています。ご参考まで。

『漢字ワイン』を手掛けるGreg Brewer氏が『何もしない事をする引き算のワインメイク』とするならば、『TOKIMEKI』を手掛けるPaul Lato氏は『出来る限りの事をする施しのワインメイク』と言えるでしょう。
Date: 2011/1114 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Vin du 268(ヴァン・デュ・ニロヤ)でCh. igai Takaha Chardonnay Charming Wing 2010が2本セット5800円(税抜き、送料込み)の特別価格で出ています。1本なら3420円+送料なので1500円以上の割引です。

畑はSanta Rita HillsのZotovich。Foley、Melvilleというこの地域を代表するワイナリに挟まれたところにあります。シャルドネのほか、Pinot Noir、Syrah、Viognier、Docetto、Barberaを作っています。Brewer-CliftonにPinot Noir、PalminaにDolcettoとBarbera、Paul LatoにPinot Noirなどを提供しています。

このワインも醸造はPalminaのSteve Clifton。ニュートラルな樽を使うことで、柔らかな味わいを実現しているそうです。

このほかSplit Rockのピノとシャルドネもかなり安く出ているので要チェックです。

Date: 2013/1028 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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タイトルは「倍返し」使ってみたかっただけです。しかも、もう古いですよね。

先日、Paul LatoによるPisoniの白の記事を書きました(極めて貴重な白ピゾーニ!)。Pisoni家以外の手によるPisoniのシャルドネとしては、おそらく10年ぶりくらいのものになる上、その作り手が今をときめくPaul Latoということで、レア×レアの組み合わせだったわけです。

今回はVin du 268(CWGでも)の「杉本セレクション」として、これにPaul LatoによるPisoniのピノ・ノワールLancelotとのセットが出ています。Paul Latoの中でも一番人気のLancelot。レア×レア×レアで3倍返しです。

とはいっても、単にレアを売りにしたいわけではないのです。ちょっと長いけど販売ページから引用させていただきます。
Paul Latoとの出会いは、2008年のWorld of Pinot Noirだったと思う。

 Au Bon Climatで開催された持ち込みワインのディナーに、僕は、Ch.igai Takaha Chardonnay Samurai Beauty 2006を、彼は発売前(だったと思う)のPaul Lato Pinot Noir Gold Coast 2006を持ち込んでいた。

 お互いのワインを飲み合って、お互い『ぶったまげた』

 それから、あれよあれよという間に、彼はCaliforniaを代表するWine Makerに。


 彼と話していると『心』という日本語が頻繁に出てくる。
Wine Makingは『技術』じゃない。『心』なんだと。。。
 彼の『心』をPisoni VineyardのChardonnayとPinot Noirで感じて欲しい。

というわけで、「杉本セレクション」としての心を受け取ってほしいセットなのでした。

Date: 2016/0521 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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JALのファーストクラスのワインとしても採用されたシャトー・イガイタカハの「園」。Vin du 268で限定12本が送料無料です。

Vin du 268楽天ウェブサービスセンター
[2014] シャトー・イガイタカハ ソノ ピノノワール サンタリタヒルズ Ch.igai Taka… …
10692円(税込み,送料込み)
Ch.igai Takaha Pinot Noirのフラッグシップ 2014年を12本のみご紹介 しかも10%OFF すみません、お一人様1本限りで ピノ・ノワールというブドウからだけでここまでの味わいが生み出せることに一つの驚きと感動を隠せない。 タイプ…


シャトー・イガイタカハの一気試飲、「侍」「園」はさすがの美味しさ、「美夜」のパワーにビックリ」で試飲レポートを書いていますが、文句なしの美味しさのピノ・ノワールです。

サンタ・リタ・ヒルズの最良のピノの1つと言っていいと思います。

Date: 2018/0108 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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日本人がワイン造りに携わっているワイナリーをまとめておきたいと思います。

●ソノマ

幻ワイン

Maboroshi Vineyard & Wine Estates - Pinot Noir
Maboroshi Vineyard & Wine Estates: 日本人ワインメーカーが作る「幻の」ワイン
私市(きさいち)友宏さんのワイナリーです。ロシアン・リバー・ヴァレーでピノ・ノワールを中心にワインを作っています。自社畑の「Maboroshi Vineyard」のブドウはDeLoach(デローシュ)でも単一畑のピノ・ノワールとして造られています。

Nakai Vineyard

Nakai Vineyards: 30年後しの夢を叶えた日本人
中井章恵(なかいあきよし)さんは1960年代に米国に移住した、日本人のワイナリーとしては古株です。ロシアン・リバー・ヴァレーに畑を購入したのは1980年。ただ、当初はブドウを他のワイナリーに卸すだけで、自分でワインを造り始めるまではそれから長くかかりました。現在はソーヴィニヨン・ブランやシャルドネ、メルロー、ピノ・ノワールなどを作っています。

フリーマン

Welcome - Freeman Winery
Freeman Vineyard & Winery: アキコさんが作るデリケートなピノとシャルドネ
フリーマン夫妻
Freeman夫妻のワイナリーで、ワインは奥さんのアキコさんが造っています。オーガスト・ウエストなどで知られるエド・カーツマンが当初はワイン造りを担当していましたが、エドさんから教わる形でアキコさんが引き継いでいます。ホワイトハウスの晩餐会でもワインが使われました。ピノ・ノワールとシャルドネ、ロゼを造っています。ピノ・ノワールの最上級キュベは「アキコズ・キュベ」とアキコさんの名前が入っています。

アーサー・セラーズ

カリフォルニアワイン専門店 アーサーセラーズ ワインブティック
エド・カーツマンと二人の日本人の弟子 « カリフォルニアワインのお勝手口
桃井隆宏さんのワイナリー。ソノマに分類しましたが、実際にワインを作っているのはサンフランシスコです。当初はピノ・ノワールだけを造っていましたが、シャルドネも始めました。「日本で飲もう最高のワイン」では2015年から2017年まで3年連続プラチナ、2016年はベストワイン賞と、とても高く評価されています。桃井さんもエド・カーツマンの弟子です。

ノリア(中村セラーズ)

Noria Wines
Nakamura Cellars (Noria): 中村さんの作る日本食に合いやすいワイン
中村倫久(のりひさ)さんのワイナリー。ワイナリー自体はナパにありますが、これまではソノマのブドウを使ってワインを造っているので、ソノマに分類しました。和食に合う味わいのピノ・ノワールやシャルドネを造っています。

●ナパ

ダラ・ヴァッレ

www.dallavallevineyards.com |
Dalla Valle: 日本人オーナーの作るカルトワイン
スキューバ・ダイビングの器具で有名なスキューバプロを造ったグスタフ・ダラ・ヴァッレが奥さんのナオコさんと造ったワイナリー。1995年にグスタフ氏が亡くなってからはナオコさんがオーナーとして続けています。娘の名前を取った「Maya」はカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランを約半々でブレンドしたワイン。90年代の「カルトワイン」ブームで有名になりました。

クロ・ペガス

Clos Pegase Winery, Calistoga - Napa Valley
Clos Pegase Winery: 芸術の香り高きワイナリ
創設者のオーナーの奥さんが「ミツコ」さんという日本人女性でした。ミツコさんは2011年に亡くなってしまい、現在はオーナーも変わりましたが、「Mitsuko's Vineyard」のシャルドネは今も造られています。

Kenzo Estate

KENZO ESTATE (ナパ, カリフォルニア) |最高のワインを一人でも多くの人に
Kenzo Estate: カプコンCEOが開いた野心的ワイナリ
ゲームメーカーとして有名なカプコンの辻本憲三代表取締役会長が造ったワイナリー。ナパの東、ワイルドホース・ヴァレーにあります。デイビッド・エイブリュー、ハイジ・バレットといった著名なヴィンヤード・マネージャーとワインメーカーを採用し、お金をかけたワイン造りをしています。当初は成金の道楽的に見られていましたが、近年はソーヴィニヨン・ブランなど高く評価されるようになっています。

Y by Yoshiki

これはワイナリーではなく、ブランドですが、X JapanのYoshikiが携わるワインです。ロバート・モンダヴィの長男マイケルのところでカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを造っています。これまでカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネとも2回のヴィンテージで造られています。ブレンドには本人が携わっているそうです。

●その他の地域

リッジ

https://www.ridgewine.com
Ridge Vineyards: シリコンバレーを見下ろす高級ワイン・メーカ
大塚食品がオーナーとなっているワイナリーです。1976年の「パリ・テイスティング」に参加したワイナリーの1つでもあり、また古木の畑のジンファンデルのパイオニアでもあります。ワインメーカーなどは日本人ではありませんが、日本からも醸造担当などでワイン造りにかかわっています。

Kula Vineyards

Kula Vineyards & Winery || Small production California-styled Rhone wines
パソ・ロブレスにある新しいワイナリー。グルナッシュ・ブランなど、ローヌ系のブドウを使ったワインを造っています。オーナー夫妻の奥さんがAyakoさんという日本人です。

Sierra Moon

Sierra Moon Vineyards - Northern California, Sierra Nevada Wine
シエラフットヒルズにあるワイナリー。オーナー夫人は市ノ瀬千代さんという日本人です。ローヌ系のワインを造っています。

Ch. Igai Takaha

Ch.igai Takaha | シャトー・イガイタカハ
ワイナリー設備を持たない、いわゆる「バーチャル」ワイナリーの1つで、ブリュワー・クリフトンなどでワインを造ってもらっています。ラベルに漢字を使った「漢字シリーズ」のシャルドネとピノ・ノワールは、ブリュワー・クリフトンのグレッグ・ブリュワーが醸造を担当。畑もブリュワー・クリフトンのものを使っています。JALのファーストクラスのワインに使われたり、「神の雫」で取り上げられたりと、非常に高く評価されているワインです。ラベルに家紋「違い鷹羽」(ワイナリー名はこれに由来しています)をあしらった家紋シリーズではさまざまな品種のワインを造っており、それぞれオーナーである杉本さんの家族に関係する名前を付けているのも面白いところです。ポール・ラトーが造る「心」シリーズというワインもあります。
Date: 2007/0831 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Library TVのGary Vaynerchukが大発表をすると,随分前から予告していたのがついに明らかになりました。



参加者とともにオリジナルのNapaのCabernet Sauvignonを作るというもので,ワイン作りはCrushpadで行います(埋め込んだビデオはその説明のところから入ります)。参加者はクラッシュや,ブレンディング,リリース・パーティなどに参加できます。500ケース作るそうですが,コストなどについては明らかにしていなかったような。

もっと意外な線があるのかと思ったら,割と予想範囲内の発表でした。ただ,Garyはこのプロジェクトに相当思い入れがあるようです。最近のWine Library TVを見たことがある人はご存知だと思いますが,ショウの最後は「You, with a little bit of me, are changing the wine world」で締めくくられます。このほかにもコメントをくれと毎回言うこと,視聴者自身の舌を信頼するように言うことなど,ユーザーの参加によってワインの世界が変わっていくということを彼は強く意識しています。

そういった意味で,やはりCrushpadというのは1つの大きな解なのでしょう。Crushpad Japanができたり,ナパさんのCh. Igai Takaha Samurai Beauty(Diatom Samurai Vineyard)が高評価を得たりと,確かに日本でも何かが変わりつつあるのかもしれません。

ところでmixiにWine Library TVのコミュを作ってみました。作るだけじゃなくてちゃんと管理しろって? はい,ごもっともです。
Date: 2012/1222 Category: イベント
Posted by: Andy
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12月20日に東京・神田のG'Dropで開催されたG.G.Wine × Ch. Igai Takahaのパーティに参加しました。

Ch. Igai Takahaは当ブログでも何度も紹介していますが、元CWFC(カリフォルニアワインのファンクラブ)会長のナパさんこと杉本さんの作るワインのブランド。当初は、今は破綻してしまったCrushpadでワインを作っていましたが、その後さまざまなワイナリと直接提携を始め、Greg BrewerのDiatomで作るSamurai Beauty(2006年のものはWine Advocate誌で95点の高評価でした)などのワインが生まれました。なお、Diatomが現在作っているワインの漢字ラベルは杉本さんの奥様美代子さんの筆によるものです。

また、昨年は「日本で飲もう最高のワイン」第2回でカベルネ・ソヴィニョンのDragon Beaury 2008がベストワインに選ばれています。

昨日のラインナップは
1. Pinot Grigio Bianco 2009 Honea Vineyard
2. Sparkling ing3 2009 Blanc de Noirs
3. Chardonnay Jewel Wish 2009 Split Rock Vineyard
4. Chardonnay Samurai Beauty 2010 侍
5. ブラインド
6. Pinot Noir Divine Wish 2009 Split Rock Vineyard
7. Pinot Noir Emerald Beauty 園 2010
8. Cabernet Sauvignon Dragon Beaury 2009 Rutherford
9. Zinfandel Long Life Riku 2008 Beatty Ranch Howell Mountain

どれもしっかりと個性をもっており、いいワインでした。個人的な好みでいうと、白では3番のJewel Wish 2009 Split Rock Vineyardがピカ一。酸が豊かで引き締まった味わいでした。赤では7番のPinot Noir Emerald Beauty 園 2010。これはGreg BrewerがMelvilleとBrewer-Clifton以外で作る唯一の赤ワインですが、Santa Rita Hillsらしい華やかさがあって、Sea Smokeの全盛期を彷彿とさせる味わいでした。

ところで、今回の主催のG.G.Wineの三木香奈さんとは、彼女がカリフォルニアのワインショップに勤めていたときからの付き合いであり、CWFCにも初期から参加してもらっていました。そんなこんなの縁で、今回もご一緒でき、最後は杉本さんを含め3人で写真を取ってもらいました。美男・美女と並んで見劣りするのは致し方ないところですが、記念に載せておきます。

3shot
Date: 2013/0502 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとにCh. Igai Takahaのサムライ・ビューティ2011が入荷しています。これまでと同様、Greg Brewerの手によるシャルドネですが、名義上はこれまでのDiatomではなく、Brewer-Cliftonからということになります(樽を使っているので、樽を使わないDiatomの決まりから外れてしまうのが理由だそうです)。

1樽限りの醸造(約300本)なので、これを逃すと入手は難しいかもしれません。

また、同時に「オフクロ・ビューティ」も入荷。これはCh. Igai Takahaのナパさんこと杉本さんがご自身のお母様にプレゼントするために作ったワイン。Brewer-Clifton、PalminaのSteve Cliftonが醸造したピノ・ノワールです。畑はBrewer-CliftonやPaul Latoが単一畑のピノ・ノワールを作っているZotovich Vineyardですから、品質は折り紙つき。

Date: 2013/0609 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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日本で飲もう最高のワイン2013の審査が先日行われ、結果が発表されました。

専門家と一般の愛好家が採点して一番おいしいワインを探すというこのイベント、昨年はCh. Igai TakahaのDragon Beauty Cabernet Sauvignonが赤ワインのフルボディ部門で、18点以上の「プラチナ」を専門家・愛好家両方で勝ち取り、ベストワインの1つにも選ばれました。

今年はCh. Igai Takahaのワインライフが輸入するSmall VinesのRussian River Valleyピノ・ノワール2008が同じ部門でダブル・プラチナを獲得。7月に発表されるベストワインにも選ばれる可能性が極めて高くなりました(赤ワインで他にダブル・プラチナは1本だけ。ベストワインは赤白3本ずつ選ぶことになっています)。

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(写真はヴィンテージ違いです)

スモールヴァインズのピノ・ノワールは私も別ヴィンテージを飲んだことがありますが、旨みたっぷりでとても美味しかった記憶があります。ワイナリの概要については紹介記事をご覧ください。

ほかにもワインライフのワインでCh. Igai TakahaのCrossed Wineソヴィニョン・ブランが専門家のゴールド、Ofukuro Beautyピノ・ノワールが専門家のゴールド、タレントの郷ひろみさんのMagniCA5シャルドネが専門家シルバーに入っています。

Date: 2014/0527 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインのインポーターインタビュー第一弾として、ワインライフ株式会社の杉本隆英社長を取り上げます。

このブログの古くからの読者はよくご存知だと思いますが、杉本さんと筆者とは15年近くの付き合いがあります。私が1999年8月に「カリフォルニアワインの玄関口」を立ち上げたとき最初にメールをくれたのが杉本さんでした。杉本さんは同年12月、カリフォルニアワインのファンクラブ(CWFC)を立ち上げ、会長として活躍。掲示板は特に活気があり、カリフォルニアワインの交流の場となっていました。また、多くのワイン会を開いてリアルの交流も盛んでした。

CWFCと並行して2002年には麻布十番にレストラン「カリフォルニア・ワイン・ガーデン(CWG)」を開店。2012年に閉店するまで日本のカリフォルニアワイン・シーンの中心として活躍しました。CWGの名前は現在、ワインライフのオンラインショッピング・サイトで使われています。

一方、杉本さんは2005年ころから米国で立ち上がったカスタムワイン醸造サービスCrushpadでワインを作り始めました。さらにはBrewer-Cliftonのグレッグ・ブリュワー、スティーブ・クリフトンなど、ワインメーカーとの交流でCrushpad外でも独自のワイン作りを始めました。

こうしてできたブランドが「シャトー・イガイ・タカハ」です。独特の家紋のラベルが特徴です。また、以前グレッグ・ブリュワーの個人ワイナリDiatomのワインだった「波紋」「美夜」「侍」などの漢字ラベルのものも、現在はシャトー・イガイ・タカハのワインとなっています。

ちょっと前置きが長くなりましたが、以下で杉本さんとのインタビューをお届けします。
ワインライフ 杉本隆英社長

――これまでの経緯を簡単に教えてください。
杉本:カリフォルニアワインにはまったのは、以前勤めていたシリコンバレーの会社で、ご褒美としてロバート・モンダヴィのWoodbridgeカベルネ・ソヴィニョンをもらったのがきっかけでした。それから1999年にCWFCを立ち上げ、2002年にCWGを始めました。
 米国でクラッシュパッドが始まり、ワインを作り始めました。そこで作ったワインを日本で売れるようにするために酒販免許が必要になり、Vin du 268(兵庫県三田市のワインショップ)を買収し、株式会社クラッシュパッドを立ち上げました。2007年11月15日が設立の日です。米国のクラッシュパッドは最終的にうまくいかなかったが、未だにホテルや会社の周年記念でワインを作りたいという話は来ます。一定の需要があることは分かりました。
 その後、2012年10月1日に社名をワインライフにして現在に至ります。

――ワインライフの理念はどのようなものですか。
杉本:まずはシャトー・イガイ・タカハをちゃんとすることが大事だと思っています。また、ワインの輸入だけでなく、楽しみ方を広げることに重きをおいています。ワインライフという会社名はワインで生活を豊かにする会社にしたいという意味を込めたものです。また、ソムリエなどにもっとよく知ってもらう活動もしています。

――イガイ・タカハ以外ではどのようなワイナリを取り扱っていますか。
杉本:Palmina、Transcendence、Reuling、Hilliard Bruce、Small Vines、Soliste、Tatomer、Sea Smoke、Paul Lato 心などがあります(注:Paul Lato心については「Paul Latoの新作は「心」、シャルドネとピノ・ノワールを試飲」を参照)。タカハの関係から輸入するようになったところが中心です。
 ワイナリの地域としてはサンタ・バーバラが多くなっています。ナパやソノマは既に大手のインポーターが扱っているワイナリが多く、小規模なインポーターでは食い込むのが難しいです。サンタ・バーバラはそこまで競争が厳しくない、というのが理由の1つです。もう1つの理由は、私自身サンタ・バーバラのワインのミネラル感が好きだからです。

――力を入れているワイナリや、ここがお薦めというのはありますか。
杉本:正直に言って、あまり有名でないワイナリのワインを売るのは難しいです。ワインの輸入というのは輸送にかかるコストなどがあり、なかなか儲かるものではありません。現在は8割方、イガイ・タカハのワインが占めている状況です。なのでタカハだけで会社がやっていけるような形にしたいと思います。

――タカハのワイン会を積極的にいろいろなところで開催していますね。
杉本:今は地方を開拓しています。地方でワインは売れないと言われていましたが、ワイン会をやると、すごく喜んでもらえます。47都道府県すべてでワイン会をやり、ワインを売るショップやレストランを作るのが目標です。

――読者のアンケートによると3000円~5000円のワインへの興味が一番多いようです。この価格帯のワインでお薦めはありますか。
杉本:イガイ・タカハの中でCrossed Wingというシリーズがあります。2012年にグレッグ・ブリュワーと、もっと親しみやすい価格のワインを作りたいと意気投合して始めたものです。また、ワインをより楽しくということで、人気ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロとコラボしており、ジェイクが「Crossed Wing」という曲を作ってくれました。ジェイクの演奏とワインを楽しむイベントも開きました。
 Crossed Wingでは2013年にまず2860円のソヴィニョン・ブランを出し、その後ピノ・ノワール、アルネイス、ドルチェットと計4種類のワインを発売しました。
 2014年には、Crossed Wingのワインとしてイタリア系ブレンドの白と赤を追加します。白はKEA KEA、赤はULA ULAという名前になります。これらはハワイでも販売する予定です。

――カリフォルニアワインをやっていて良かったことを教えてください。

杉本:いろいろな人に出会えたことが一番ですね。最近、グレッグ・ブリュワーがBrewer-Clifton、Melvilleと並んでタカハのワインメーカーであることを名刺に入れてくれてるんです。それも嬉しかったです。

関連サイト:
ワインライフ株式会社 | Wine Life
California Wine Garden

Ch.igai Takaha | シャトー・イガイタカハ

インタビューを終えて
杉本さんの活動を見ていると、かつてのCWFCのワイン会や、CWG、現在の各都道府県でのワイン会など、リアルでの人との結びつきを大事にしていることがよく分かります。ほかのインポーターとは大きく違ったインポーターですが、唯一無二の存在として際立っています。
Date: 2008/0421 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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「自分で」ワインを作れるサービスとして人気が上がっているCrushpadで作られたワインをVin du 268でいろいろ扱い始めました。「自分で」といっても,畑は地域でも有名なところを取り揃えているし,実際の作業はCrushpadのプロが行ってくれるので,決して素人くさいワインではなく,評論家に高評価されるものも出てきています。

以前から販売しているCh. Igai TakahaのDivine Wish,Jewel Wish,Dragon Beautyのほか,今回はTabby'sのシャルドネ,Dainのピノ,Nichollsのシャルドネやピノなど4種を売り始めました。

Tabby'sは樽を使っていない,最近流行の「すっぴん」タイプ。猫のラベルもかわいいです。DainのピノAmerican Beautyは,Ch. Igai TakahaのDivine Wishと同様,Amber Ridgeの畑のブドウを使ったもの(0906も同じ畑)。2006ヴィンテージはRobert Parkerが91点を付けています。「The light ruby-hued 2006 Pinot Noir American Beauty Amber Ridge is a full-bodied, luscious effort offering red currant, sweet cherry, anise, forest floor, and subtle background oak characteristics. Enjoy this opulent, fleshy Pinot for its sheer pleasure and beautiful varietal character over the next several years.」というのがパーカーのコメント。NichollsのピノもSan Francisco Chronicle紙のワイン・コンペティションでゴールド・メダルをもらったというもの。

Date: 2013/0101 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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みなさま、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年末は大掃除で忙殺され、更新もできなかったのですが、今年はがんばりたいと思います。

で、毎年恒例の10大ニュースを最初の記事で取り上げます。

10位。カリフォルニアにバランスの時代が到来か?
IPOB(In Pursuit of Balance)というグループができたことに象徴されるように、カリフォルニアでもパワー一辺倒からバランスの時代へと変革が始まったような気がします。Wine Advocate誌のカリフォルニア担当がロバート・パーカーからアントニオ・ガローニに代わったことも影響しているのかもしれません(関連記事)。

9位。Inglenook、45年ぶりの復活
Coppolaが旧Inglenookのワイナリを買い取ったのが1975年。そのときからの悲願だったInglenookブランドを36年ぶりに2011年に買い取り、2012年にはInglenookを冠したワインが登場しました。ワイナリ名も変更し、新時代が到来しようとしています(関連記事)。

8位。Kenzoがいよいよ本領発揮か
David AbreuにHeidi Barrettという現在考えられる最高のメンバーでワイナリを始めたKenzo Estate。当初は日本人の成金が…みたいな印象もありましたが、2012年にはWine Spectator誌で注目のニューフェースに選ばれたり、念願のエステート・ボトルがリリースされたりと、いい話が増えている感じです(関連記事)。

7位。ついに景気上昇か
リーマン・ショック以降ワイン業界も高額ワインが売れないなど、難しい時期が続いていましたが、2012年にはついに反転に転じた感じです。さらに、2011年の収穫が少なかったこともあり、ブドウ不足による値上げという話も出てきています(関連記事)。

6位。Shafer RelentlessがWS誌のWine of the Year
Shafer Relentlessはシラー飲まず嫌いの人に飲んでほしいシラーです。まじで美味しいです。なのでWine of the Yearは理解できるのですが、このワイン、柳屋でしばらくセールになっていたのです。5000円台ですよ、5000円台。このブログでも2回くらい紹介しましたから、この値段でも瞬殺ではなかったようです。というわけでこのブログのお薦めに乗っておくといいことがある(かもしれない)ということです(関連記事)。

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Date: 2013/0120 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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かなり豪華なワイン会に出ました。年に2回の贅沢です(前回はこちら)。場所は前回と同じく麻布台のアフェット。ワイン1本1本に合わせて料理を作ってくださいました。

ワイン
ワインリストは
Ch. Igai Talaha Charming Wing Blanc de Noirs
Schramsberg 03 J.Schram
Ridge Monte Bello Chardonnay 06
Marcassin Chardonnay Marcassin Vineyard 2000
Littorai Pinot Noir Savoy Vineyard 05
Melville Pinot Noir Carrie's 01
Dunn Vineyards Napa Valley Cabernet Sauvignon 86
Joseph Phelps Insignia 95

最初のCh. Igai Takahaのブラン・ド・ノワールは年末のワイン会でも飲んだもの。フレッシュさとブラン・ド・ノワールの芳醇さが生きたいいスパークリングです。

シュラムスバーグはスパークリング専業ワイナリで、J.Schramはここのトップキュベ。2003年のものが現行最新ヴィンテージです。ナッツの香りが出てきていい感じ。先日飲んだIron Horseのように、もっと熟成させて飲んでみたいワインです。

RidgeのMonte Bello ChardonnayはSanta Cruz Mountainsらしいピュアな酸味とパワーが合わさったすばらしいシャルドネ。最近はこういうシャルドネが大好きです。

次は「白猪」ことマーカッサン(マーカッシン)のMarcassin Vinyeard。ここのワイナリのラベルはイノシシの絵の入ったものと文字だけのがありますが、こちらはイノシシ版。自社畑だけこのラベルということでいいのかな?
これはさすがのワイン。香りが素晴らしく、グラスから30cm離れていても香ってきます。他の方の感想にもあるように、塩味(いわゆるミネラルっぽさでしょうか?)を感じます。

ここからは赤です。
Littoraiのピノはとてもきれいなワイン。カリフォルニアらしい果実味も豊かです。人気があるのがよく分かります。

MelvilleのCarrie'sは、10年以上経っていることを感じさせない果実味をまだ持っていました。これも美味しいのですが、ちょっとLittoraiに食われてしまったかも。

Dunnは長熟型のカベルネ・ソヴィニョンで有名なワイナリ(詳しくはこちら)。25年以上経っていますが、まだヘタっていません。きれいに熟成してきています。最近のカベルネと比べると酸味を重視した作りになっているような気がしました。素晴らしい。

PhelpsのInsignia 95はInsigniaらしいInsignia。Dunnよりかなり色が濃いです。黒系の果実を強く感じます。インクのような味わい。力強いワインです。さすが。

今回もおいしい料理とワイン、堪能しました。
Date: 2016/0503 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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京橋ワインが15周年のセールをしています。セット物が中心ですが、シャトー・イガイタカハのシャルドネ「美夜」(みや)も500円引きになっています。

シャトー・イガイタカハの漢字ラベル・シリーズはブリュワー・クリフトンのグレッグ・ブリュワーが醸造したもの。畑もブリュワー・クリフトンの畑です。シャルドネのフラグシップはJALのファーストクラスでも採用された「侍」ですが、万人好みの侍に対して、美夜は個性的。じゃじゃ馬のような印象のワインです。

その代わり、うまく熟成したら、素晴らしい味わいになると思います。個人的なイメージとしてはスカーレット・オハラのようなワインです。


Date: 2008/0213 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインに力を入れているワインショップの1つVin du 268(にろや)が生まれ変わるそうです。
 Vin du 268は、今まで「おいしくたのしく」をモットーにお楽しみ頂けるワインを皆さんにご紹介して参りました。
 昨年11月15日、Crushpadの日本進出を機に、ワインを造るという楽しみも皆さんにお届けするため、クラッシュパッド株式会社と合意。
 今までのVin du 268としてのワイン販売は、クラッシュパッド株式会社 Vin du 268事業部として引き継いで行きます。

 そして、ワインを造るという新しい楽しみも皆さんにお届けするクラッシュパッド株式会社として更に進化して参ります。

とのこと。並々ならぬ決意だと思います。記念にCh. Igai Takahaのワインをいろいろ売り出しています。クラッシュパッド製ではないですが,RP95のSamurai Beautyもセットで割安であります(単体は売り切れ)。
Date: 2006/1215 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Crushpadが絶好調のようです。3年目の今年までトータルで1万5000ケースのワインを作り,ブランド数は400超。一番ブランド数が多いワイナリになったそうです。
"This represents over 400 distinct wines, making Crushpad the world's leader in wine brand creation."

Crushpad Breaks Land Speed Record for Wine Brand Creation

年間300トンのブドウを処理するというのですからかなりのもの(のような気がします)。ナパさんのCh. Igai Takahaもここで作っていますが,品質は相当高いと思います。

お金があったらいつかは作ってみたいですねえ。
Date: 2007/1218 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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麻布十番のCWG(California Wine Garden)でCh. Igai Takahaのワインを12月25日まで格安提供中です。

Samurai Beautyが通常14700円のところを9500円,2005年の“Jewel Wish” Chardonnayが6000円,2005年2006年の“Divine Wish” Pinot Noirがどちらも7000円,また新たにラインナップに加わったPinot Blancを使ったデザートワイン“Dragon Beauty”(ハーフボトル)が7000円です。

また,オンラインWassy'sでも“Jewel Wish”,“Divine Wish”2005,“Dragon Beauty”を販売中です。Samurai Beautyも販売予定だとか。

Date: 2012/0930 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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この夏は暑すぎて、ワインを味わうというよりも、ただ喉を潤すためにワインを飲んでいた感がありましたが、やっとちょっと涼しくなり、ちょっといいワインを開けてみました。

Ch. Igai Takahaのワインは最近多岐にわたっているので全貌は私もよく分かりませんが、これはソノマコーストのSplit Rock Vineyardのブドウを使ったシャルドネ。同畑のピノ・ノワールもあります。ヴィンテージは2009。

このシャルドネは樽を使っていない「すっぴん」系のもの。柑橘系のアロマが素晴らしく、これなら樽はない方がいいな、と思いました。酸もとても豊かで引き締まった味わいであり、料理にも合いやすいワインです。

ダイアトムの漢字ラベルワインを美味しいと思った人は、ぜひこれも飲んでみてください。樽なしのシャルドネの中でも魅力的なワインの1つだと思います。

Date: 2013/0525 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Melville、Brewer-Clifton、Diatomと押しも押されぬワイナリでワインを作るGreg Brewerが、より親しみやすい価格でワインを提供したいとして始めた新プロジェクト。以前の記事で紹介しましたが、国内でも販売が始まりました。

日本では、Gregが懇意にしている杉本氏のCh. Igai Takahaブランドの1つとしてCrossed Wingという名前になります。ブドウはHappy Canyonの畑から提供を受けるソヴィニョン・ブランです。

Date: 2010/0809 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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キャスター宮川俊二のやさいな生活[blog]|野菜の予約販売サイト、野菜マルシェによると,先日東京で行わた石田純一・東尾理子夫妻の披露宴(ではなく青山迎賓館での二次会だそうです)のワインで,Ch. Igai Takahaが使われたようです。

写真のラベルを見る限りではDivine Wishというシリーズのどれか。これはCrushpadで醸造しているピノ・ノワールに付けている名前です。とはいえそれだけでもSanta Lucia HighlandsのDoctor's VineyardにSilacci Vineyard,ソノマのSplit Rockと三つあり,さすがにどれかまではわかりません。なんとなくSplit Rockではないかと思っているのですが,結婚式だと名前にSplitが入るのはどうかという気もするし。きっとそのあたりはそのうちナパさんがコメントしてくれるのではないかと期待しています。

【追記】Vin du 268のページに情報がありました。Split Rockのシャルドネとピノ・ノワールだそうです。

Date: 2011/0607 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Ch. Igai TakahaがGreg BrewerのDiatomに醸造してもらっているシャルドネのSamurai Beauty。普通のカリフォルニアのシャルドネの概念を覆すほど繊細でエレガントなワインです。残り少ない数本がカリフォルニアワインあらかるとに入荷していました。本家のVin du 268はまだ在庫ありますが,無くなる前にどうぞ。